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1 非飛散性アスベストの除去作業 に係る届出について 沖縄県 環境部 環境保全課 1 目次 ①アスベストについて及び現行の法規制 について ②沖縄県生活環境保全条例の改正内容 について 2

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Page 1: 非飛散性アスベストの除去作業 に係る届出について...資料1 2 ①アスベストについて及び 現行の法規制について 3 • 天然に産する繊維状けい酸塩鉱物の総称

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非飛散性アスベストの除去作業に係る届出について

沖縄県 環境部 環境保全課

1

目次

①アスベストについて及び現行の法規制

について

②沖縄県生活環境保全条例の改正内容

について

2

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資料1
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長方形
Page 2: 非飛散性アスベストの除去作業 に係る届出について...資料1 2 ①アスベストについて及び 現行の法規制について 3 • 天然に産する繊維状けい酸塩鉱物の総称

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①アスベストについて及び

現行の法規制について

3

• 天然に産する繊維状けい酸塩鉱物の総称

• 現在、6種類の石綿が規制されている。クリソタイル(白)・アモサイト(茶)・クロシドライト(青)トレモライト・アクチノライト・アンソフィライト

*石綿をその重量の0.1%を超えて含有しているもの

画像

蛇紋石系の鉱物

クリソタイル

(太さ0.02~0.03μm)

石綿とは(いしわた、せきめん、アスベスト)

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・代表的な疾病:石綿肺、肺がん、中皮腫

※石綿を吸引量と中皮腫や肺がんなどの発病との間には相関関係が認められているが、どの程度以上の石綿を、どのくらいの期間吸い込めばという閾値は明らかになっていない。

さらに、石綿を暴露後、長期間の潜伏期間を経て発症。

出典:石綿と健康被害 石綿による健康被害と救済給付の概要〈第7版〉より

10 20 30 40

石綿の健康被害

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と言われている。

現在では・・・

除去時の発じんの度合いによる作業レベル

レベル1(吹付石綿)

・発じん性が著しく高い作業

レベル2(石綿含有保温材等)・発じん性が高い作業

レベル3(石綿含有成形板等)・発じん性が比較的

低い作業

大防法、安衛法、石綿則の各法令に規定あり。

作業基準等の規定がない

◇作業内容の掲示◇作業場の養生し、作業場の出入口に前室を設置

◇石綿含有建材の湿潤化◇作業場及び前室の負圧化、HEPAフィルタを付けた集じ ん排気装置の設置

◇作業前に、集じん排気装置及び負圧化の確認

など

【マニュアル等に記載】◆開口部の養生◆石綿含有建材の湿潤化◆手ばらしによる除去

建材の種類 法令の規定 法令の作業内容

大防法:大気汚染防止法,安衛法:労働安全衛生法,石綿則:石綿予防規則のこと。 6

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・問題点①石綿が使用された建築物の解体工事の増加石綿が使用されている建築物の解体等工事は、今後、平成40年をピークに増加すると推計されている。

石綿に係る問題点について

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民間建築物の年度別解体棟数(推計)

平成25年約55,000棟

平成40年約100,000棟

<国土交通省 社会資本整備審議会建築分科会アスベスト対策部会資料>

・問題点②非飛散性石綿が使用されている建築物の解体等工事における対応非飛散性石綿は、法令での規制がないが、作業方法によっ

ては飛散することから、非飛散性石綿の作業方法について、対応する必要がある。

石綿に係る問題点について

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一般名 製品名 部位内外区分

平均石綿濃度

(本/L)作業方法

石綿含有断熱材 屋根用折板裏石綿断熱材 屋根 内 1.8手ばらし前日に薬剤により固定

石綿含有断熱材 屋根用折板裏石綿断熱材 屋根 内 15.0手ばらし前日に薬剤により固定

石綿含有断熱材 屋根用折板裏石綿断熱材 屋根 内 10.2 手ばらし

石綿含有断熱材 屋根用折板裏石綿断熱材 屋根 内 29.9 手ばらし

石綿含有成形板 石綿含有スレート波板 屋根 外 2.7 手ばらし

石綿含有成形板 石綿含有スレート波板 外壁 外 2.2 手ばらし

石綿含有成形板 石綿含有スレートボード 天井 内 78.0 ケレン棒破砕

石綿含有成形板 石綿含有フロア材 床 内 22.3 ケレン(電動)

石綿含有建材解体時特定粉じん等環境濃度測定結果(散水なし)

出典:環境省 建築物の解体等における石綿飛散防止検討会報告書

レベル2

レベル3

参考:特定粉じん発生施設の敷地境界基準: 10本/L(大気汚染防止法18条の5) 9

問題点の解決方法

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今後の解体工事等からの石綿の飛散防止対策が重要であり、県民の健康を保持する観点から一層の対策強化が求められている。

生活環境保全条例を改正し、非飛散性石綿に係る規制を追加

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②沖縄県生活環境保全条例の

改正内容について

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条例で規制する石綿が含有する建築材料について

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〇条例(第2条)(10) 特定粉じん排出等作業 石綿含有成形板その他の特定粉じんを発生し、

又は飛散させる原因となる建築材料で規則で定めるもの(以下「特定建築材料」という。)が使用されている建築物その他の工作物(以下「建築物等」という。)を解体し、改造し、又は補修する作業のうち、その作業の場所から排出され、又は飛散する特定粉じんが大気の汚染の原因となるもので規則で定めるものをいう。

特定建築材料⑴ 石綿含有成形板(石綿を含有する板状に成形された建築材料をいう。)⑵ 石綿含有成形板以外の石綿含有建材(大気汚染防止法施行令(昭和43年政令第329号)第3条の3各号及び前号に掲げる以外の建築材料をいう。)

石綿含有成形板(天井材) 石綿含有成形板(床材 Pタイル) 石綿含有成形板(屋根材)

出典:目で見るアスベスト建材〈第2版〉より(国土交通省)

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〇非飛散性石綿の排出等作業に関する規制① 作業基準を追加。② 特定粉じん排出等作業の実施の届出を追加。※規則で届出の規模要件を規定。③ 事前調査の実施及び調査結果の掲示を追加。④ 作業基準の遵守義務を追加。⑤ 計画変更命令、作業基準適合命令を追加。⑥ 発注者の配慮義務を追加。⑦ 立入調査等の権限及び罰則規定を追加。〇飛散性石綿及び非飛散性石綿の排出等作業に関する規制⑧ 特定粉じん等排出等作業の完了届出を追加。※規制内容は大気汚染防止法を参考にしている。

改正条例の規制内容について

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・解体する作業(改造し、改修する作業も同様) 規則で制定

・災害時等で事前に除去することが困難な場合〇建築物に散水するか、これと同等以上の作業

①作業基準について

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周辺を事前に養生

薬液等による湿潤化

〇条例(第23条の2)特定粉じん排出等作業に係る規制基準(以下「作業基準」という。)は、特定粉じんの種類及び特定粉じん排出等作業の種類ごとに、特定粉じん排出等作業※の方法に関する基準として、規則で定める。

周辺を養生することにより、周辺環境への飛散を防止するとともに、他の建材への石綿の付着を防止する。

建材を湿潤化することにより、作業中に発生する粉じん量を抑制する。

隔離シートの撤去の際、除去した石綿が飛散しないように作業場内を清掃する。

作業場内の清掃・処理

※特定粉じん排出等作業とは、非飛散性石綿の除去工事のことをいう。

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①作業場の養生①外周を養生材で囲う

②プラスチックシート等による密閉

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作業基準①

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② 特定建築材料の湿潤化

◇除去する特定建築材料の飛散を防止するため、薬液等で湿潤化する。

作業基準②

散水による湿潤化飛散抑制剤(左図)を噴霧器(右図)を用いて、特定建築材料に散布する。

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③ 作業場内の清掃◇粉砕された石綿含有成形板は飛散させないよう、湿らせたおが屑等とともにはき集める。◇粉じんの飛散が多い場合は、噴霧器等により、薬液等を散布し、高性能真空掃除機にて掃除する。

作業基準③

飛散抑制剤の散布(左図)及び作業場内の清掃状況(右図)

◆除去後(条例範囲外)

石綿含有産業廃棄物を廃掃法に基づき、適正に処理する。

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②特定粉じん排出等作業の実施の届出について

〇条例(第23条の3)特定粉じん排出等作業を伴う建設工事(以下「特定工事」という。)の発注者(建設工事(他の者から請け負ったものを除く。)の注文者をいう。以下同じ。)又は特定工事を請負契約によらないで自ら施工する者(次項において「特定工事の発注者等」という。)は、特定粉じん排出等作業の開始の日の14日前までに、規則で定めるところにより、次に掲げる事項を知事に届け出なければならない。ただし、災害その他非常の事態の発生により特定粉じん排出等作業を緊急に行う必要がある場合は、この限りでない。⑴ 氏名又は名称及び住所並びに法人にあっては、その代表者の氏名⑵ 特定工事を施工する者の氏名又は名称及び住所並びに法人にあっては、その代表者の氏名⑶ 特定工事の場所⑷ 特定粉じん排出等作業の種類⑸ 特定粉じん排出等作業の実施の期間⑹ 特定粉じん排出等作業の対象となる建築物等の部分における特定建築材料の種類並びにその使用箇所及び使用面積⑺ 特定粉じん排出等作業の方法2 前項ただし書の場合において、当該特定粉じん排出等作業を伴う特定工事の発注者等は、速やかに、同項各号に掲げる事項を知事に届け出なければならない。3 前2項の規定による届出には、当該特定粉じん排出等作業の対象となる建築物等の配置図その他の規則で定める事項を記載した書類を添付しなければならない。

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②特定粉じん排出等作業の実施の届出について

作業届出の提出 平成28年4月1日以降に除去工事を実施

14日前までに届出

1(金) 2(土) 3(日) 4(月) 13(水) 14(木) 15(金) 16(土)

14日届出期日※「14日前まで」が閉庁日の場合は、それ以前の開庁日が届出期日となります。

作業開始

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②特定粉じん排出等作業の実施の届出について

延べ面積80㎡以上が対象

耐火・準耐火建築物は80㎡未満でも対象

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③事前調査及び調査結果の掲示について

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※非飛散性石綿の事前調査は、既に石綿障害予防規則で義務とされていることから、受注者に対する過度な負担となることはないと考えている。

〇条例(第23条の5)建築物等を解体し、改造し、又は補修する作業を伴う建設工事(当該建設工事が特定工事に該当しないことが明らかなものとして規則で定めるものを除く。以下「解体等工事」という。)の受注者(他の者から請け負った解体等工事の受注者を除く。次項及び第53条第1項において同じ。)は、当該解体等工事が特定工事に該当するか否かについて調査※を行うとともに、規則で定めるところにより、当該解体等工事の発注者に対し、当該調査の結果について、規則で定める事項を記載した書面を交付して説明しなければならない。この場合において、当該解体等工事が特定工事に該当するときは、第23条の3第1項第4号から第7号までに掲げる事項その他規則で定める事項を書面に記載して、これらの事項について説明しなければならない。

2 前項前段の場合において、解体等工事の発注者は、当該解体等工事の受注者が行う同項の規定による調査に要する費用を適正に負担することその他当該調査に関し必要な措置を講ずることにより、当該調査に協力しなければならない。3 解体等工事を請負契約によらないで自ら施工する者(第53条第1項において「自主施工者」という。)は、当該解体等工事が特定工事に該当するか否かについて調査を行わなければならない。

4 第1項及び前項の規定による調査を行った者は、当該調査に係る解体等工事を施工するときは、規則で定めるところにより、当該調査の結果その他規則で定める事項を、当該解体等工事の場所において公衆に見やすいように掲示しなければならない。

③事前調査及び調査結果の掲示について

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※非飛散性石綿の事前調査は、既に石綿障害予防規則で義務とされていることから、受注者に対する過度な負担となることはないと考えている。

事前調査 発注者に説明(書面)

※事前調査対象外施設・平成18年9月1日以降に設置等の工事に着手した建築物・耐火・準耐火以外の延べ面積80㎡未満の建築物

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③事前調査及び調査結果の掲示について

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建築物等の解体等の作業に関するお知らせ

事業の名称 ○○ 発注者 ○○調査終了年月日 ○○調査方法 ○○調査結果 ○○防止対策 ○○

掲示板に掲示

※大きさの基準はありませんが、すぐに見て分かるような大きさにしてください。

③事前調査及び調査結果の掲示について

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レ ベ ル 1 レ ベ ル 2 レ ベ ル 3 石 綿 な し

大防法

事前調査結果

特定工事該当の掲示

(法第18条の17) 条例で掲示

するよう義務付ける

工事該当なしの掲示

作業

方法等

作業基準の掲示

(法規則第16条の4)

石綿則

事前調査結果

石綿ありの掲示

(石綿則)

石綿無掲示(石綿則)

近隣向けの掲示(事前調査結果・作業内容)

大防法:大気汚染防止法石綿則:石綿障害予防規則

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④作業基準の遵守義務について

〇条例(23条の6)

特定工事を施工する者は、当該特定工事における特定粉じん排出等作業について、作業基準を遵守しなければならない。

養生及び手ばらしの状況 湿潤化用噴霧器

出典:「建築物の解体等に係る石綿飛散防止対策マニュアル」より

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⑤計画変更命令及び作業基準適合命令について

〇条例(第23条の4)計画変更命令

知事は、前条第1項の規定による届出があった場合において、その届出に係る特定粉じん排出等作業の方法が作業基準に適合しないと認めるときは、その届出を受理した日から14日以内に限り、その届出をした者に対し、その届出に係る特定粉じん排出等作業の方法に関する計画の変更を命ずることができる。

〇条例(第23条の7)作業基準適合命令

知事は、特定工事を施工する者が当該特定工事における特定粉じん排出等作業について作業基準を遵守していないと認めるときは、その者に対し、期限を定めて当該特定粉じん排出等作業について作業基準に従うべきことを命じ、又は当該特定粉じん排出等作業の一時停止を命ずることができる。

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①計画変更命令発注者に対して、届出内容が作業基準を遵守していないと認められる場

合、作業基準に遵守するよう作業計画の変更を命じる。

②作業基準適合命令施工者に対して、作業基準を遵守していないと認められる場合に、期限

を定めて作業基準に従うよう命じ、又は、作業の停止を命ずることにより、不適正な特定粉じん排出等作業を是正することを目的としている。

県工事計画等の是正

適正な除去工事

①命令

発注者

施工者

計画変更〇イメージ図

②命令作業方法の変更

⑤計画変更命令及び作業基準適合命令について

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⑥発注者の配慮義務について

〇条例(第23条の8)特定工事の発注者は、当該特定工事を施工する者に対し、施工方法、工期、工事費その他当該特定工事の請負契約に関する事項について、作業基準の遵守を妨げるおそれのある条件を付さないように配慮しなければならない。

・規定の趣旨

非飛散性石綿の除去工事を施工する者が改正条例の規定を遵守するためには、工事の発注者が条例の規定を理解し、施工契約が条例の規定の遵守が可能な内容(施工方法、工期、施工に要する費用等)で結ばれる必要があることから、配慮義務を規定する。

※この条文は、契約自由の原則のもと、個々の契約への配慮に関する規定となっている。

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⑦立入調査等の権限及び罰則規定について

〇条例(第53条)立入調査等の権限知事は、この条例の施行に必要な限度において、規則で定めるところにより、ばい煙発生施設等を設置している者、解体等工事の発注者若しくは受注者、自主施工者若しくは特定工事を施工する者に対し、ばい煙発生施設等若しくはばい煙処理施設の状況、ばい煙若しくは汚水等の処理の方法、解体等工事に係る建築物等の状況、特定粉じん排出等作業の状況その他必要な事項に関し報告を求め、又はその職員に、ばい煙発生施設等を設置している者、解体等工事の発注者若しくは受注者、自主施工者若しくは特定工事を施工する者の工場若しくは事業場若しくは解体等工事に係る建築物等若しくは解体等工事の現場に立ち入り、ばい煙発生施設等若しくはばい煙処理施設、解体等工事に係る建築物等その他の物件を検査させ、若しくは関係人に対する指示若しくは指導を行わせることができる。

〇条例(第58条(抜粋))罰則規定次の各号のいずれかに該当する者は、3月以下の懲役又は30万円以下の罰金に処する。⑵ 第23条の4又は第23条の7の規定による命令に違反した者

〇条例(第59条(抜粋))罰則規定次の各号のいずれかに該当する者は、20万円以下の罰金に処する。⑴ 第9条第1項、第19条第1項若しくは第3項、第20条第1項、第23条の3第1項又は第26条の規定による届出をせず、又は虚偽の届出をした者

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⑦立入調査等の権限及び罰則規定について

解体等工事に係る建築物へ立入調査

県へ報告

報告書

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⑦立入調査等の権限及び罰則規定について

計画変更命令、作業基準適合命令違反

3ヵ月以下の懲役又は30万円以下の罰金(計画変更命令:発注者)

(作業基準適合命令:施工者)

作業の実施届出の届出をしなかった場合若しくは虚偽の届出

20万円以下の罰金(発注者)

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⑧特定粉じん排出等作業等の完了届出について

〇条例(第23条の9)第23条の3の規定による届出をした者又は大気汚染防止法第18条の15第1項若しくは第2項の規定により知事に届出をした者は、当該届出に係る作業が完了したときは、規則で定めるところにより、速やかに、次に掲げる事項を知事に届け出なければならない。⑴ 氏名又は名称及び住所並びに法人にあっては、その代表者の氏名⑵ 当該届出に係る作業の場所⑶ 当該届出に係る作業の実施の期間⑷ その他規則で定める事項

※特定粉じん等排出等作業届出①大気汚染防止法第18条の15による「特定粉じん排出等作業届出」 又は②改正条例(案)第23条の3による「特定粉じん排出等作業届出」 のことを言う。

①作業届出の提出 ②除去工事の施工 ③作業完了の届出

⑴ 特定粉じん排出等作業等の一連の作業の状況を示したもの⑵ 特定粉じん排出等作業等の工程を示した工程表⑶ 作業計画と実施した作業との相違点⑷ その他知事が必要と認める事項

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