事業者のためのごみ減量セミナー等支援業務委託 報告書 · oa...

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平成 26 年度 港区委託事業 事業者のためのごみ減量セミナー等支援業務委託 報告書 平成 27 加藤商事株式会社

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平成 26年度

港区委託事業

事業者のためのごみ減量セミナー等支援業務委託

報告書

平成 27年1月

加藤商事株式会社

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目 次

第1章 事業の背景と目的

1.1 港区における事業系ごみの現状

1.2 本事業の目的 ····················································································· 1

1.3 事業内容 ··························································································· 1

第2章 大規模事業所における実態調査

2.1 調査概要 ··························································································· 2

2.1.1 調査方法 ······················································································ 2

2.1.2 調査対象事業者 ············································································· 2

2.1.3 調査期間 ······················································································ 2

2.2 調査結果

2.2.1 一般廃棄物(再生資源含む)の収集運搬委託契約等の状況について ······· 2

2.2.2 分別状況及び“ミックスペーパー”について ······································ 3

2.2.3 事業所(建物)内における環境等に対する取組について ······················ 6

2.2.4 延べ床面積別等の傾向 ···································································· 10

第3章 事業者のためのごみ減量セミナー

3.1 セミナーの概要 ·················································································· 13

3.1.1 第1回セミナー ············································································· 15

(1)信栄製紙(三栄レギュレーター)株式会社 ······································ 15

(2)八洲電機株式会社 ······································································· 26

(3)株式会社田町ビル ······································································· 34

3.1.2 第2回セミナー ············································································· 44

(1)株式会社アイネス ······································································· 44

(2)パナソニック株式会社 ································································· 53

3.2 アンケート結果 ·················································································· 66

3.2.1 第1回セミナー ············································································· 66

3.2.2 第2回セミナー ············································································· 68

第4章 まとめ

4.1 考察 ································································································· 70

資料編 ····································································································· 72

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第1章 事業の背景と目的

1.1 港区における事業系ごみの現状

都心に位置する港区には数多くの事業所があり、区内で発生するごみの 80%以上を

事業系ごみが占めている。また、区内の事業系建築物の約7割をオフィス系ビルが占めて

おり、そのオフィスから排出される紙類が多いのが特徴である。その多くが清掃工場で焼

却処理されており、区内事業者の紙ごみの減量が事業系ごみ減量化の大きな鍵を握ってい

る。このため、平成 26 年度も引き続き「紙類」を重点的に取り上げ、「紙ごみ減量・紙類

リサイクル」に特化したセミナーを企画・実施する。

1.2 本事業の目的

港区内の事業者から排出される紙ごみの減量を目的に、事業者のためのごみ減量セミナ

ーを実施する。

本セミナーを通じて、各事業者に「紙ごみの減量・紙類のリサイクル」に不可欠な知識

やノウハウを提供し、事業所における“ごみ減量のための効果的な仕組み作り”をサポートす

る。

1.3 事業内容

本事業を行うにあたって、大きく以下の2つの業務を行った。

① 大規模事業所における実態調査

② 事業者のためのごみ減量セミナー(合計2回開催)

大規模事業所における実態調査では、「紙類」の中でも、排出量が多く資源化率が低いミ

ックスペーパーに関する設問を設けた。

※ミックスペーパーとは、いわゆる「古紙」(単体で分別される、新聞・雑誌・段ボール・

OA 紙など)を除く、汚れのついていない資源化できる紙類(メモ紙・封筒・包装紙・紙製

容器など)を、品目別に分けず一つの分別区分としたものである。

事業者のためのごみ減量セミナーでは、「港区ごみ減量優良事業者等表彰」受賞者及び

リサイクル処理業者の方々を講師にお招きし、優れた取組みの実例(そこに至るまでの

苦労・苦心含む)やミックスペーパーのリサイクル処理施設等のお話をして頂いた。

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第 2 章 大規模事業所における実態調査

2.1 調査概要

事業所の現状を把握し、課題解決に役立つセミナーとするため、セミナーに先立って大

規模事業所における紙ごみの排出実態調査を実施する。

調査結果は、セミナーで一部報告し、紙ごみ減量の対策を行う際などの参考データとす

る。調査票は資料編に記載している。

2.1.1 調査方法

港区の対象事業者に紙ごみについてのアンケート用紙を送付し、返送されてきたアンケ

ート結果を集計する。返送は、折り返し封筒もしくは FAX にて提出して頂いた。

2.1.2 調査対象事業者

港区が無作為に抽出した 3,000 ㎡以上の事業用建築物 596 件

2.1.3 調査期間

平成 26 年 10 月 1 日(水)~15 日(水)

2.2 調査結果

回収率:411 件/596 件(69.0%)

※調査期間後の提出分も含む集計

2.2.1 一般廃棄物(再生資源含む)の収集運搬委託契約等の状況について

(1) 契約方法(一般廃棄物及び再生資源)について

図-1は、契約方法について示したものである。単価契約(その他の単価契約含む)が約

73%を占めており、残りは定額契約が約 23%を占めている。

(2) 一般廃棄物の単価(A)とミックスペーパー(B)の単価の金額の差(A-B)について

図-2は、一般廃棄物の単価(A)とミックスペーパー(B)の単価の金額の差(A-B)について示

したものである。一般廃棄物とミックスペーパーの単価の差は、11 円以上が全体の約 43%

を占めている。

(3) 排出量の把握方法について

図-3は、排出量の把握方法について示したものである。収集業者が実量を測定する事業

所が一番多い。続いて建物側で測定する場合が多い。

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3

品目毎の

重量(kg

)による

単価契約

64.2%その他の

単価契約8.7%

月極によ

る定額契約

23.4%

その他

3.7%

5円以下

13.2%

6円~10

円以下

30.7%11円~15

円以下

20.0%

16円以上22.9%

その他(算

出不能、マイナス

等)13.2%

79

212

4566

12

0

50

100

150

200

250

建物側(清掃員等含

む)で実量を測定

収集業者が実量を測

定・報告

建物側が定めた換算

表に基づき算出

収集業者による換算

表による報告

未確認・不明

2.2.2 分別状況及び“ミックスペーパー”について

(1) ミックスペーパーのリサイクル可能認知

図-4は、ミックスペーパーのリサイクル可能認知を示したものである。リサイクルでき

ることをほとんどの社員・テナント従業員が知っていると回答した事業所の割合は、約 33%

を占めている。

(402 件回答) (205 件回答)

図-1 契約方法について

図-3 排出量の把握方法

(414 件回答・複数回答可)

図-2 単価の差について

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4

ほとんど

(9割以上)

知っている33.3%

半分程度41.9%

一部(3割)

程度14.9%

わずかし

か知らない9.9%

新聞・雑誌・

OA紙・ミックス

ペーパー(4種以上)

52.8%

新聞・雑誌・

OA紙(3種)25.4%

古紙(新聞・

雑誌)系(1

種)13.2%

その他8.7%

新聞・雑

誌・OA紙・

ミックスペーパー

(4種以上)60.9%

新聞・雑

誌・OA紙

(3種)18.8%

古紙(新

聞・雑誌)

系(1種)11.5%

その他8.8%

分別してい

る65.0%

分別してい

ない35.0%

(2) ミックスペーパーの分別割合について

図-5は、ミックスペーパーの分別割合を示したものである。ミックスペーパーの分別を

実施している事業所は、約 65%である。

(3) 当該建物内における紙資源の分別容器と場所ごとの分別区分について

図-6は、各階フロアー・テナントと、保管場所での分別区分を示したものである。各階

フロアー・テナント、保管場所共にミックスペーパーを含む4種以上で分別を行っている

事業所の割合は5割以上を占めている。このことから、保管場所だけで無く、各階フロア

ーにおいてもミックスペーパーの分別容器を設置している事業所が半数以上を占めている

ことがわかる。

(403 件回答)

図-4 ミックスペーパーの

リサイクル可能認知

図-5 ミックスペーパーの分別割合

図-6 場所ごとの分別区分

<各階フロアー・テナント> <保管場所>

(393 件回答) (399 件回答)

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42.0% 58.0%

0% 50% 100%

1

57.2% 42.8%

0% 50% 100%

1

いいえ はい

各階の収

集段階で実施21.1%

保管場所

で実施

54.6%

実施して

いない

24.3%

(4) ミックスペーパーの分別見本表示について

図-7は、ミックスペーパーの分別を実施している事業所で、場所ごとのミックスペーパ

ー分別見本表示の掲示状況を示したものである。各階フロアー・テナントでは、約 58%、

保管場所では約 43%ミックスペーパーの分別表示を実施している。

(5) 清掃員による2次分別について

図-8は、清掃員による2次分別の実施状況について示したものである。ここでいう2次

分別とは、可燃ごみに混在するミックスペーパーの再分別等を指す。約 75%の事業所で2

次分別が行われており、そのうち約 55%が保管場所、約 21%が各階の収集段階で実施して

いる。多くの事業所では、社員や従業員・テナントによる手元分別が不完全であるために、

清掃員の方による2次分別が実施されていると考えられる。

(6) ミックスペーパーの分別予定について

図-9は、現在ミックスペーパーの分別を実施していない事業所が、今後ミックスペーパ

ーの分別についてどう考えているかを示したものである。ミックスペーパーの分別に取り

組みたいという事業所は、約 59%である。検討中の事業所も含めると、8割以上の事業所

図-7 場所ごとのミックスペーパー分別見本表示の掲示状況

(205 件回答) <各階フロアー・テナント>

<保管場所>

図-8 清掃員による2次分別の状況

(237 件回答)

(412 件回答)

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6

現在検討

中である27.1%

今後取り

組みたい58.7%

取り組む

予定はない

14.2%

44

16 6

0

10

20

30

40

50

取得 取得予定 検討中 取得履歴

所有者60

5 8

0

10

20

30

40

50

60

70

取得 取得予定 検討中 取得履歴

管理会社

で、ミックスペーパーの分別を考えていることがわかる。反対に、約 14%の事業所は、取

り組む予定がないと答えている現状である。取り組みたくても取り組めない要因として、

以下のような回答がある。

・オーナーの指示がない・不特定多数の人が利用する為、細かい手元分別は難しい

・テナントの負担を増やすのは難しい・現状では予算化されていないため

・飲食店のため少量しか出ない 等 ※調査票回答原文(一部加筆)

2.2.3 事業所(建物)内における環境等に対する取組について

(1) ISO14001 の認証取得状況について

図-10 は、ISO14001 の認証取得状況について示したものである。所有者 44、管理会社 60

の事業所が取得をしている。検討中の事業所も数件あるが、未回答の事業所が多い。

図-9ミックスペーパーの分別予定

(155 件回答)

取り組む予定がない理由

(57 件回答)

図-10 ISO14001 の認証取得状況

(73 件回答)

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すべてのテナ

ントが取得している5.8%

半分以上のテ

ナント4.6%

半分未満のテ

ナント12.0%

取得している

テナントはない

4.6%

テナントにつ

いては不明73.0%

実施して

いる81.4%

実施して

いない18.6%

(2) テナントの ISO14001 の認証取得状況について

図-11 は、テナントの ISO14001 の認証取得状況について示したものである。テナントの

状況を把握していない事業所が約 73%を占めており、大半が把握していない状況である。

(3) 社員・テナントへの啓発について

図-12 は、廃棄物管理責任者が、従業員やテナントに対して廃棄物等について啓発等を実

施しているか示したものである。社員・テナントへの啓発は、約 81%の事業所で実施して

いる。

図-11 テナントの ISO14001 の認証取得状況について

(259 件回答)

(388 件回答)

図-12 社員・テナントへの啓発状況

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1752

155 143

0

50

100

150

200

専用の定例会

別の会議(例

防災会議等)の

ついでに打ち合

わせ

チラシの掲示

や配布

何かあれば個

別に文章又は

口頭で実施

13

21

10

21

0

5

10

15

20

25

業務の引き継ぎ事項

に入っていない

連絡事項等がない

指示がない

社員・テナントの協力

を得る事が難しい

(4) 啓発の方法について

図-13 は、社員・テナントへの啓発方法について示したものである。チラシの掲示や配布、

個別に文章又は口頭で実施する場合が多くを占めている。専用の定例会を設けている事業

所は少なく、別の会議の際についでに廃棄物や資源についての啓発を行っている事業所の

方が多い。

(5) 社員・テナントへの啓発をしていない理由

図-14 は、社員・テナントへの啓発をしていない理由を示したものである。最も多かった

のは、「連絡事項等がない」、「社員・テナントの協力を得ることが難しい」である。

図-14 社員・テナントへの啓発をしていない理由

(65 件回答)

図-13 社員・テナントへの啓発方法

(367 件回答)

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9

179

118

72

28

020406080

100120140160180200

区ホームページに

よる情報提供の充

廃棄物管理責任者

講習会の充実

(DVD

貸与含む)

個別訪問等による

アドバイス

その他

(6) 他事業所より優れている取り組み

廃棄物に関する取り組みで、他事業所より優れていると思える取り組み、または他事業

所に誇れる取り組みとして、以下のような回答があった。

・各事務所から排出される一般ごみを 14 種類に分別している。ビルから排出

される紙ごみの約 98%、生ごみを含んだ一般ごみ (生ごみ+紙ごみ)の約 94%を

リサイクルしている。

・OA 用紙の使用削減策として複合機へ部署別使用枚数のランキングを表示している。

・各階ごみ置き場等にごみ分別ルールを表示、ごみ箱表示はリサイクルを踏まえた

表示にしている。

・全館を対象としたオフィス運動に関してごみ分別状況等の抜き打ち調査の実施。

・3R推進セミナーの実施。

※調査票回答原文(一部加筆)

(7) 廃棄物管理責任者の業務を円滑に進めるために区に求めるもの

図-15 は、廃棄物管理責任者の業務を円滑に進めるために区に求めるものを示したもので

ある。区ホームページによる情報提供の充実と、廃棄物管理責任者講習会の充実(DVD 貸

与含む)の二つが回答件数の多い項目である。続いて、個別訪問等によるアドバイスや、

その他の意見として、区、または東京都としての啓発文書、条例の強制化、相談窓口の開

設(電話)、区からテナントへ直接指導等といった回答がある。

優れている取り組み例

図-15 廃棄物管理責任者の業務が円滑に進めるために区に求めるもの

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3000㎡以上

5000㎡未満

25.8%

(106件)

5000㎡以上

10000㎡未満

33.1%

(136件)

10000㎡以上

41.1%(169件)

分別している

56.0%

分別していない

44.0%

3,000㎡以上5,000㎡未満(100件回答)

分別している

60.6%

分別していない

39.4%

5,000㎡以上10,000㎡未満(127件回答)

分別している

70.1%

分別していない

29.9%

10,000㎡以上(164件回答)

2.2.4 延べ床面積別等の傾向

図-16 は、延べ床面積別の事業所の割合を示す。アンケート調査にご協力頂いた事業所の

延べ床面積の割合は、10,000 ㎡以上が約 41.1%を占めており最も多い。5,000 ㎡以上 10,000

㎡未満は約 33.1%、3,000 ㎡以上 5,000 ㎡未満は約 25.8%である。

図-17 は、延べ床面積別のミックスペーパーの分別状況を示したものである。3,000 ㎡以

上 5,000 ㎡未満では約 56.0%、5,000 ㎡以上 10,000 ㎡未満では約 60.6%、10,000 ㎡以上では

70.1%と、延べ床面積が大きい事業所の方が、小さい事業所と比較してミックスペーパーの

分別をしている割合が高いことがわかる。

※注)3 つの区分の回答件数合計(図-17 及び図-18)が 411 件(図-16)にならないのは、該

当項目で未回答があるため。

(411 件回答)

図-16 延べ床面積別の事業所の割合

図-17 延べ床面積別のミックスペーパー分別状況

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実施している

73.3%

実施していな

26.7%

3,000㎡以上5,000㎡未満(101件回答)

実施している

81.1%

実施していな

18.9%

5,000㎡以上10,000㎡未満(127件回答)

実施している

86.9%

実施していな

13.1%

10,000㎡以上(160件回答)

図-18 は、延べ床面積別の社員・テナントへの啓発状況を示したものである。ミックスペ

ーパーの分別状況と同様に、3,000 ㎡以上 5,000 ㎡未満では約 73.3%、5,000 ㎡以上 10,000 ㎡

未満では約 81.1%、10,000 ㎡以上では 86.9%と、延べ床面積が大きい事業所の方が、小さい

事業所と比較して社員・テナントへの啓発を実施している割合が高いことがわかる。

図-18 延べ床面積別の社員・テナントへの啓発状況

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分別している

79.5%

分別していな

20.5%

所有者(44件回答)

分別している

66.7%

分別していな

33.3%

管理会社(60件回答)

分別している

76.9%

分別していな

23.1%

所有者及び管理会社(13件回答)

図-19 は、ISO14001 を取得している所有者、管理会社別にミックスペーパーの分別状況

を示したものである。図-17 と比較すると概ね分別している割合は高く、所有者と管理会社

では、ISO14001 を取得している所有者の方が管理会社よりもミックスペーパーの分別に取

り組んでいることがわかる。

図-19 ISO14001 取得状況別のミックスペーパーの分別状況