学術機関リポジトリ構築連携⽀援事業の今後について学術機関リポジトリ構築連携...

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学術機関リポジトリ構築連携⽀援事業の今後について “⼤学共同利⽤機関におけるリポジトリ”に関する情報交換会 平成24年10⽉25⽇(⽊) 国⽴情報学研究所 国⽴情報学研究所 学術基盤推進部 学術コンテンツ課 <1>

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Page 1: 学術機関リポジトリ構築連携⽀援事業の今後について学術機関リポジトリ構築連携 援事業の今後について “ 学共同利 機関におけるリポジトリ”に関する情報交換会

学術機関リポジトリ構築連携⽀援事業の今後について

“⼤学共同利⽤機関におけるリポジトリ”に関する情報交換会

平成24年10⽉25⽇(⽊)

国⽴情報学研究所国⽴情報学研究所学術基盤推進部

学術コンテンツ課

<1>

Page 2: 学術機関リポジトリ構築連携⽀援事業の今後について学術機関リポジトリ構築連携 援事業の今後について “ 学共同利 機関におけるリポジトリ”に関する情報交換会

ポ⼤学共同利⽤機関と機関リポジトリ

「⼤学共同利⽤機関法⼈及び⼤学共同利⽤機関の今後の在り⽅について」H24 9「⼤学共同利⽤機関法⼈及び⼤学共同利⽤機関の今後の在り⽅について」H24.9

4.機構法⼈及び⼤学共同利⽤機関の機能強化のための具体的⽅策

(1)⼤学と双⽅向の連携による世界最⾼⽔準の共同研究(2)⼤学共同利⽤機関法⼈(機構⻑)のイ シアテ ブによる新たな学問領域の創成(2)⼤学共同利⽤機関法⼈(機構⻑)のイニシアティブによる新たな学問領域の創成(3)優れた研究環境を活⽤した⼤学院教育(4)社会・国⺠との信頼関係の構築(パブリック・リレーションズ)

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu4/toushin/1325443.htm

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ポ学術機関リポジトリ構築連携⽀援事業

1) CSI委託事業 2) リポジトリ構築1) CSI委託事業・ 領域1:コンテンツ構築⽀援

領域 先導的プ ジ クト⽀援

2) リポジトリ構築

・ JAIRO Cloud(システム基盤提供)・ 領域2:先導的プロジェクト⽀援・ 領域3:コミュニティ⽀援

・ WEKO(機関リポジトリソフト)

3) システム連携 4) コミュニティ形成・ メタデータ標準化(junii2)・ JAIRO(CiNii連携)・ IRDBコンテンツ分析システム

・ CSI委託事業報告交流会等の実施・機関リポジトリ担当者の⼈材育成等

IRDBコンテンツ分析システム

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委託事業CSI委託事業

第1期(H17-19),第2期(H20-21)領域 機関リポジトリ 更なる普及と ン ンツ 拡充• 領域1 機関リポジトリの更なる普及とコンテンツの拡充

• 領域2 リポジトリ相互の連携による新たなサービスの構築

第3期(H22 24)第3期(H22-24)• 領域1 コンテンツ構築⽀援• 領域2 先導的プロジェクト⽀援

領域 学術情報流通 ミ 活動⽀援

第1期 第2期 第3期

• 領域3 学術情報流通コミュニティ活動⽀援

区分 第1期 第2期 第3期H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24

領域1 19 57 70 68 74 24 31 34領域2 2 22 14 21 21 8 8 7領域3 - - - - - 5 4 4

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IRDB/JAIRO(CiNii連携)JAIRO

学術機 ポ 積IRDB

国内の学術機関リポジトリに蓄積された学術情報を横断的に検索できるサービス*約140万件のデータが対象(2012.9時点)

リポジトリの詳細情報及びコンテンツ内容のコンテンツ種別、機関別等の統計分析情報を提供するサービス計分析情報を提供するサ ス

http://jairo.nii.ac.jp/http://irdb.nii.ac.jp/analysis/index.php

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コミュニティ形成機関リポジトリ担当者の⼈材育成等DRF(デジタルリポジトリ連合)による機関

CSI委託事業報告交流会DRF(デジタルリポジトリ連合)による機関リポジトリ新任担当者研修 等の⽀援(CSI領域3)。

委託事業の翌年度に、受託機関からの成果報告を主⽬的として報告交流会を開催。国内での機関リポジトリ関連のイベントとし

は最⼤規模ては最⼤規模。

http://drf lib hokudai ac jp/drf/index php?traininghttp://www.nii.ac.jp/irp/event/

http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/index.php?training

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NIIの機関リポジトリ⼀覧

国⽴情報学研究所で維持管理している⽇本国内の機関リポジトリ⼀いる⽇本国内の機関リポジトリ覧リスト。

2012 10時点で 194機関リポジ2012.10時点で、194機関リポジトリ(共同リポジトリ含む)が登録されている。

http://www.nii.ac.jp/irp/list/

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Page 8: 学術機関リポジトリ構築連携⽀援事業の今後について学術機関リポジトリ構築連携 援事業の今後について “ 学共同利 機関におけるリポジトリ”に関する情報交換会

ポ機関リポジトリ構築機関数の推移

255

289300 国⽴ 公⽴ 私⽴ 短期 ⾼専 ⼤共 その他・核融合科学研究所

国⽴⺠族学博物館

199

230

200

250 ・国⽴⺠族学博物館・国際⽇本⽂化研究センター

機関数 145150

57

102100

2 10

5750

※ 各年度3⽉末時点の数値(H24年度は9⽉末時点)

0H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24

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コンテンツ登録数

収録コンテンツ本⽂あり件数:1,049,439件 核融合科学研究所

4,927件16%

4%5%

14%

7%8%

4%

50%

4% 85%

学術雑誌論文 学位論文 紀要論文 5%

国⽴⺠族学博物館

3,713件会議発表論文 会議発表用資料 図書

テクニカルレポート 研究報告書 一般雑誌記事

プレプリント 教材 データ・データベース

ソフトウェア その他90%

出典:IRDBコンテンツ分析システムhttp://irdb.nii.ac.jp/analysis/index.php(参照:2012/10/01)p jp y p p

<9>

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科学技術 学術審議会 学術分科会科学技術・学術審議会 学術分科会研究環境基盤部会 学術情報基盤作業部会

「学術情報の国際発信・流通⼒強化に向けた基盤整備の充実について」H24.7

4.機関リポジトリの活⽤による情報発信機能の強化について(登載すべき情報の在り⽅)

各 学等が保有 ク 資 や他 流 づ 資 登載各⼤学等が保有するユニークな資料や他では流通しづらい資料の登載にも⼒を注ぐなど、独⾃性を意識した展開も重要。

どのようなコンテンツを重点的かつ網羅的に整備するか、また、オープンアクセスにするかを判断しつつ、コンテンツの充実・発信に努めるべき。

(⽀援の⽅向性)(⽀援の⽅向性)学協会等に著作権ポリシーの早急な検討・公表を促すとともに、ユーザーの

利活⽤を促進させるため、NIIが提供する共⽤リポジトリの積極的な展開、機関リポジトリのソフトウェアの⾼度化・機能標準化など、情報発信機能や運⽤関リポジトリのソフトウェアの⾼度化 機能標準化など、情報発信機能や運⽤体制の強化に寄与するサービスの充実に努めることが必要。http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu4/toushin/1323857.htm

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Page 11: 学術機関リポジトリ構築連携⽀援事業の今後について学術機関リポジトリ構築連携 援事業の今後について “ 学共同利 機関におけるリポジトリ”に関する情報交換会

学術機関リポジトリ構築連携⽀援事業の今後について

基本⽅針(H24.10.22 図書館連携作業部会)

公募による委託事業は実施しない。

機関リポジトリの推進を下⽀えする基盤的な取り組みは、NIIと⼤学図書館との連携により、今後も継続して⾏う。

JAIRO Cloud(共⽤リポジトリサービス)の推進を重点的に⾏う。

⼤学図書館との協定書に基づき、「連携・協⼒推進会議」の下に設置される、今後の機関リポジトリの推進を統括する委員会の活動に協⼒する動に協⼒する。

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Page 12: 学術機関リポジトリ構築連携⽀援事業の今後について学術機関リポジトリ構築連携 援事業の今後について “ 学共同利 機関におけるリポジトリ”に関する情報交換会

JAIRO Cloud(共⽤リポジトリサービス)の概要

各機関はオンデマンドで

利⽤◆ 背景

• ⼤学等の教育研究成果を発信する機関リポジトA⼤学

運⽤機関

⼤学等の教育研究成果を発信する機関リポジトリの構築を推進し,オープンアクセスの進展を図るため,独⾃の構築・運⽤が難しい機関に対し機関リポジトリのシステム環境を提供

B共同利⽤機関

運⽤機関(NII)

し機関リポジトリのシステム環境を提供

• 多様な機能を実現するとともに収録規模の拡充,システムの分散化,コンテンツの⻑期保存を図

C⼤学ハードとソフトはNIIが構築・運⽤

,る

◆ 内容が開発 た機関リポ トリ トウ 「 (ウ ) を• NIIが開発した機関リポジトリソフトウェア「WEKO(ウェコ)」をベースに,

機関リポジトリのシステム環境を構築◆ ⽬標

• 平成27年度までに200機関の新規構築を⽬標とする• 既構築機関(約200機関)と併せて合計約400機関となり,

博⼠後期課程を持つ⼤学はほぼカバー博⼠後期課程を持つ⼤学はほぼカバ

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ビJAIRO Cloudのサービス内容

・当

・対

・正 当

⾯、利

対象は、

正式運⽤

⽤料は無

新規構築

開始︵平 無

償築機関

平成

24年4⽉〜︶

<13>

Page 14: 学術機関リポジトリ構築連携⽀援事業の今後について学術機関リポジトリ構築連携 援事業の今後について “ 学共同利 機関におけるリポジトリ”に関する情報交換会

JAIRO Cloud コミュニティサイト

<14> https://community.repo.nii.ac.jp/

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JAIRO Cloudの現状

機関数 内訳 うち公開利⽤状況

機関数 うち公開機関数国⽴⼤学 公⽴⼤学 私⽴⼤学 短期⼤学 その他

77 1 6 60 6 4 30※平成24年10月17日時点(申請は随時受付中)

平成24年11⽉21⽇(⽔) 図書館総合展DRF9で現況報告説明会等の開催予定

平成24年11⽉28⽇(⽔) 福島⼤学平成24年12⽉03⽇(⽉) 岡⼭⼤学平成24年12⽉11⽇(⽕) ⻑崎⼤学平成25年01⽉10⽇(⽊) 国⽴情報学研究所

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神⼾市外国語⼤学 < https://kobe-cufs.repo.nii.ac.jp/ > ⼋⼾⼤学 < https://hachinohe-hachitan.repo.nii.ac.jp/ >

⻑野⼤学 < https://nagano.repo.nii.ac.jp/ > ⾚⼗字リポジトリ <https://redcross.repo.nii.ac.jp/>

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H23 11 1H23 12 21H24 2 9H24 3 30H24 5 19 H24 7 8H24 8 27H23.11.11申請受付開始 H24.4.2本格運⽤開始 H24.10.05

システム環境引渡しから公開までの期間

01 [0756]02 [0020]03 [0024]

H23.11.1H23.12.21H24.2.9H24.3.30H24.5.19 H24.7.8H24.8.27申請受付開始 本格運⽤開始 H24.10.05時点

[ ]04 [0251]05 [1290]06 [0150]07 [0231]08 [6648]09 [0109]10 [1445]11 [0340]12 [0011]

[ ]

公開機 最短 7 ⽇12 [0011]

13 [0187]14 [0091]15 [2699]16 [0145]

内はコンテン

機関︵申請

最短 7 ⽇(平均69⽇)

16 [0145]17 [0566]18 [0030]19 [0115]20 [0030]

ンツ数

請順︶

21 [0875]22 [0186]23 [0147]24 [0061]25 [0078]26 [0770]27 [0002]28 [0011]29 [0110]29 [0110]30 [0112]

申請からシステム環境引渡しまでの期間システム環境引渡しから公開までの期間

<17>

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JAIRO Cloudの今後の課題

WEKOは機能拡張の⽅向WEKOは機能拡張の⽅向年数回程度のバージョンアップを予定

次回(12⽉)追加機能:著者への統計通知機能、PDFカバーページ機能次回(12⽉)追加機能:著者への統計通知機能、PDFカバ ペ ジ機能他

業績データベース等、他システムとの連携について検討CSI領域2の成果等の組み込みについて検討

対象機関の範囲拡⼤について検討

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学術機関リポジトリ構築連携⽀援事業

1) CSI委託事業 2) リポジトリ構築・ 領域1:コンテンツ構築⽀援・ 領域2:先導的プロジェクト⽀援

・ JAIRO Cloud(システム基盤提供)・ WEKO(機関リポジトリソフト)

・ 領域3:コミュニティ⽀援

→公募による委託は実施しない →JAIRO Cloudの推進

3) システム連携 4) コミュニティ形成・ メタデータ標準化(junii2)・ JAIRO(CiNii連携)・ IRDBコンテンツ分析システム

・ CSI委託事業報告交流会等の実施・機関リポジトリ担当者の⼈材育成等

IRDBコンテンツ分析システム

→継続して提供→内容⾒直しの上、実施を検討

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その他の話題提供?

データリポジトリ?

ISO16363⻑期保存キュレーション?

学位論⽂等の義務化?

copyright <tagxedo.com/>

の義務化?

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