設計施工マニュアル(案) [ 道路橋編 ] 新 旧 対 比 …h...第2編 橋梁一般...

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設計施工マニュアル(案) [ 道路橋編 ] 第1編 橋梁計画 ・・・・・・・・・・・・・・・ 1 第2編 橋梁一般 ・・・・・・・・・・・・・・・ 第5編 コンクリート橋 ・・・・・・・・・・・・ 第6編 下部構造 ・・・・・・・・・・・・・・・ 14 第7編 基礎構造 ・・・・・・・・・・・・・・・ 15 第8編 補修・補強 ・・・・・・・・・・・・・・ 17 平成 29 年 3 月 24 日版

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Page 1: 設計施工マニュアル(案) [ 道路橋編 ] 新 旧 対 比 …H...第2編 橋梁一般 新旧対比表 項目 現行マニュアル 追加・改訂内容 適 用 第3章

設計施工マニュアル(案) [ 道路橋編 ]

新 旧 対 比 表

第1編 橋梁計画 ・・・・・・・・・・・・・・・ 1

第2編 橋梁一般 ・・・・・・・・・・・・・・・ 2

第5編 コンクリート橋 ・・・・・・・・・・・・ 6

第6編 下部構造 ・・・・・・・・・・・・・・・ 14

第7編 基礎構造 ・・・・・・・・・・・・・・・ 15

第8編 補修・補強 ・・・・・・・・・・・・・・ 17

平成 29 年 3 月 24 日版

Page 2: 設計施工マニュアル(案) [ 道路橋編 ] 新 旧 対 比 …H...第2編 橋梁一般 新旧対比表 項目 現行マニュアル 追加・改訂内容 適 用 第3章

◆ 第1編 橋梁計画 新旧対比表

項目 現行マニュアル 追加・改訂内容 適 用

第2章

2-11 剥落防止

の必要な橋梁

P.1-31

短繊維混入コンクリートの採用が

困難なケースもあることより、他

の工法の採用も可能なように表現

を変更

- 1 -

Page 3: 設計施工マニュアル(案) [ 道路橋編 ] 新 旧 対 比 …H...第2編 橋梁一般 新旧対比表 項目 現行マニュアル 追加・改訂内容 適 用 第3章

◆ 第2編 橋梁一般 新旧対比表

項目 現行マニュアル 追加・改訂内容 適 用

第3章

3-1 設計の基本

P.2-32

横変位拘束構造の設置が必要とな

る箇所を「橋軸直角方向の回転が

可能な橋」を基準に整理

第4章

4-4 剛性防護柵

P.2-50

図 2-40 図 2-43

図 2-40 図 2-43

図 2-40 解説文変更

配力筋はひび割れ誘発目地にて切

断するため、文章を変更

図 2-43 寸法標記削除

第4章

4-6 設置位置

P.2-51

現在では、2 次製品による防護柵

が主流であるため、図 2-45 に示さ

れていた地覆端面と防護柵背面側

の離隔( 小離れ)を削除

第4章

4-6 設置位置

P.2-52

一律に端部からの離れを決めるの

ではなく、アンカーの抵抗面積を

考慮して離れを決めるように変更

- 2 -

Page 4: 設計施工マニュアル(案) [ 道路橋編 ] 新 旧 対 比 …H...第2編 橋梁一般 新旧対比表 項目 現行マニュアル 追加・改訂内容 適 用 第3章

項目 現行マニュアル 追加・改訂内容 適 用

第7章

7-2 排水ます

P.2-62

小排水ます間隔を 5mとするこ

とを明示

中央分離帯側の通水断面を車線の

一部までとする理由を明示

第7章

7-2 排水ます

P.2-63

中央分離帯側の路肩折れ部の排水

ます間隔のみ記述を全ての路肩折

れ部へ適用するように変更

第7章

7-2 排水ます

P.2-65

横断勾配変曲点付近への排水ます

配置の考え方を一般国道と高規格

幹線道路に区分して明記

合わせて図 2-64 を変更

第9章

9-1 橋梁検査路

P.2-84

防護柵壁面へ設けるステップにつ

いて、検討にあたっての留意事項

を明記

- 3 -

Page 5: 設計施工マニュアル(案) [ 道路橋編 ] 新 旧 対 比 …H...第2編 橋梁一般 新旧対比表 項目 現行マニュアル 追加・改訂内容 適 用 第3章

項目 現行マニュアル 追加・改訂内容 適 用

第9章

9-3 落下物防止柵

P.2-87

こ線橋とこ道橋の混在する記述を

分割

落下物防止柵の設置を協議により

決定することを明示

第10章

10-4 凍結抑制剤

散布の影響を受ける

橋の対策

P.2-94

「第5編 コンクリート橋」との

用語を統一

第10章

10-5 耐久性向上

のための構造細目

P.2-96

塗装仕様の鋼橋桁端部周辺に耐久

性向上へ配慮し、下塗り塗装を 1

層多くすることを明示

第10章

10-6 コンクリート構造

物の耐久性向上のた

めの設計・施工上の

留意事項

P.2-100

竪壁及び柱といった部材名称を削

- 4 -

Page 6: 設計施工マニュアル(案) [ 道路橋編 ] 新 旧 対 比 …H...第2編 橋梁一般 新旧対比表 項目 現行マニュアル 追加・改訂内容 適 用 第3章

第10章

10-6 コンクリート構造

物の耐久性向上のた

めの設計・施工上の

留意事項

P.2-101

使用するセメントに関する内容を

追記

第10章

10-6 コンクリート構造

物の耐久性向上のた

めの設計・施工上の

留意事項

P.2-101

配合にあたっての空気量に関する

考え方を明示

- 5 -

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項 目 現 行 マ ニ ュ ア ル 追 加 ・ 改 訂 内 容 適 用

第 1章

1-5 PC 橋

P.5-6

1-5 PC橋

PC橋は、凍害や塩害による損傷が発生した場合、補修・補強することが困難となる場合

があり、新設時にこれらの損傷に対応できる性能を有していることが望まれる。

よって、これまでの海岸からの飛来塩分による塩害のほか、凍害、ASRに対する配慮と

ともに、橋面に散布された凍結抑制剤に起因する塩害に対しても配慮する必要がある。

これらに対応した仕様については「3-1 PC橋の仕様」を参照のこと。

1-5 PC橋

PC橋は、凍害や塩害による損傷が発生した場合、補修・補強することが困難となる場合

があり、新設時にこれらの損傷に対応できる性能を有していることが望まれる。

よって、これまでの海岸からの飛来塩分による塩害のほか、凍害、ASRに対する配慮と

ともに、橋面に散布された凍結抑制剤に起因する塩害に対しても配慮する必要がある。

これらの損傷要因のうち、主に塩害や凍害に対応した仕様については「3-1 PC橋の仕様」

を参照のこと。

・文言の修正

・ASRに対する具体的な

配慮は、試験施工中である

ことを踏まえ、記述を避け

た。

- 6 -

◆ 第5編 コンクリート橋 新旧対比表

Page 8: 設計施工マニュアル(案) [ 道路橋編 ] 新 旧 対 比 …H...第2編 橋梁一般 新旧対比表 項目 現行マニュアル 追加・改訂内容 適 用 第3章

項 目 現 行 マ ニ ュ ア ル 追 加 ・ 改 訂 内 容 適 用

第 3章

3-1 PC 橋

の仕様

P.5-12

表 5-4 プレテンション方式PC橋における環境条件とその仕様

表 5-4 プレテンション方式PC橋における環境条件とその仕様

・鋼材 小かぶりの部位

細分化

・プレテンスラブ橋のコンクリート

空気量変更

・参考資料の更新とそれに

伴う桁種別の呼び名変更

※青字が修正箇所

環境条件 仕様 参考資料等桁種別①

― 採用は望ましくない。

プレテンション方式  高耐久PC桁(一般)

(1)主桁 ・鋼材最小かぶり(mm)(上面,側面,下面):25,25,25 ・主ケーブル:被覆PC鋼材 ・鉄筋:塗装鉄筋(桁端部コンクリート塗装範囲のみ) ・コンクリート:空気量 4.5%±1.5%、水セメント比 45%以下 ・桁端部処理:コンクリート塗装(2)横組工 ・鋼材最小かぶり(mm)(床版上面,床版下面,横桁側面・下面):30,30,35 ・横締ケーブル:被覆PC鋼材+PEシース ・鉄筋:塗装鉄筋(桁端部コンクリート塗装範囲のみ) ・コンクリート:空気量 4.5%±1.5%、水セメント比 45%以下 ・PC鋼材定着部:定着部かぶり確保、防錆処理

飛来塩分影響地域(対策区分 Ⅲ)

プレテンション方式 高耐久PC桁(海岸線)

・道路橋用橋げた設計・製造便覧 JIS A 5373(H16.3 PC建協)・高耐久PC桁設計施工のポイント [プレテンションけた橋げた編]【第二版】 (H28.2 PC建協東北支部)

プレテンシ

ョン方式T桁橋

プレテンション方式 高耐久PC桁(海岸線)

一般地域(桁種別①)に同じ飛来塩分影響地域(対策区分 Ⅲ)

飛来塩分影響地域(対策区分 Ⅱ)

プレテンション方式 高耐久PC桁(海岸線)

(1)主桁 ・鋼材最小かぶり(mm)(上面,側面,下面):25,35,35 ・主ケーブル:被覆PC鋼材 ・鉄筋:塗装鉄筋(桁端部コンクリート塗装範囲のみ) ・コンクリート:空気量 4.5%±1.5%、水セメント比 45%以下 ・桁端部処理:コンクリート塗装(2)横組工 ・鋼材最小かぶり(mm)(床版上面,床版下面,横桁側面・下面):30,50,50 ・横締ケーブル:被覆PC鋼材+PEシース ・鉄筋:塗装鉄筋(桁端部コンクリート塗装範囲のみ) ・コンクリート:空気量 4.5%±1.5%、水セメント比 45%以下 ・PC鋼材定着部:定着部かぶり確保、防錆処理

飛来塩分影響地域(対策区分 S,Ⅰ)

一般地域

・同上・同上・塩害に対するプレキャストPC桁の 設計・施工資料(H17.3 PC建協)

(1)主桁 ・鋼材最小かぶり(mm)(上面,側面,下面):25,25,35 ・主ケーブル:被覆PC鋼材 ・鉄筋:塗装鉄筋 ・コンクリート:空気量 6.0%程度(4.5%~6.9%)、水セメント比 40%以下 ・桁端部処理:コンクリート塗装(2)間詰部 ・鋼材最小かぶり(mm):50 ・横締ケーブル:被覆PC鋼材+PEシース ・コンクリート:空気量 4.5%±1.5%、水セメント比 45%以下 ・PC鋼材定着部:定着具のかぶり確保、防錆処理

・同上・同上・塩害に対するプレキャストPC桁の 設計・施工資料(H17.3 PC建協)

プレテンシ

ョン方式スラブ橋

一般地域 プレテンション方式  高耐久PC桁(一般)

飛来塩分影響地域(対策区分 S)

プレテンション方式 高耐久PC桁(海岸線)

飛来塩分影響地域(対策区分 Ⅰ)

プレテンション方式 高耐久PC桁(海岸線)

飛来塩分影響地域(対策区分 Ⅱ)

プレテンション方式 高耐久PC桁(海岸線)

(1)主桁 ・鋼材最小かぶり(mm)(上面,側面,下面):25,25,25 ・主ケーブル:被覆PC鋼材 ・鉄筋:塗装鉄筋 ・コンクリート:空気量 6.0%程度(4.5%~6.9%)、水セメント比 40%以下 ・桁端部処理:コンクリート塗装(2)間詰部 ・鋼材最小かぶり(mm):35 ・横締ケーブル:被覆PC鋼材+PEシース ・コンクリート:空気量 4.5%±1.5%、水セメント比 45%以下 ・PC鋼材定着部:定着具のかぶり確保、防錆処理

・道路橋用橋げた設計・製造便覧 JIS A 5373(H16.3 PC建協)・高耐久PC桁設計施工のポイント [プレテンションスラブ橋げた編]【第二版】 (H28.2 PC建協東北支部)

(1)主桁 ・鋼材最小かぶり(mm)(上面,側面,下面):25,25,70 ・主ケーブル:被覆PC鋼材 ・鉄筋:塗装鉄筋 ・コンクリート:空気量 6.0%程度(4.5%~6.9%)、水セメント比 40%以下 ・桁端部処理:コンクリート塗装(2)間詰部 ・鋼材最小かぶり(mm):70 ・横締ケーブル:被覆PC鋼材+PEシース ・コンクリート:空気量 4.5%±1.5%、水セメント比 45%以下 ・PC鋼材定着部:定着具のかぶり確保、防錆処理

(1)主桁 ・鋼材最小かぶり(mm)(上面,側面,下面):25,25,50 ・主ケーブル:被覆PC鋼材 ・鉄筋:塗装鉄筋 ・コンクリート:空気量 6.0%程度(4.5%~6.9%)、水セメント比 40%以下 ・桁端部処理:コンクリート塗装(2)間詰部 ・鋼材最小かぶり(mm):70 ・横締ケーブル:被覆PC鋼材+PEシース ・コンクリート:空気量 4.5%±1.5%、水セメント比 45%以下 ・PC鋼材定着部:定着具のかぶり確保、防錆処理

一般地域(桁種別④)に同じ

環境条件 仕様 参考資料等桁種別①

― 採用は望ましくない。

プレテンション方式       標準桁

(1)主桁 ・鋼材最小かぶり(mm)(上フランジ上面・側面,その他):25,25 ・主ケーブル:被覆PC鋼材 ・鉄筋:塗装鉄筋(桁端部コンクリート塗装範囲のみ) ・コンクリート:空気量 4.5%±1.5%、水セメント比 45%以下 ・桁端部処理:コンクリート塗装(2)横桁・床版(場所打ち部) ・鋼材最小かぶり(mm)(横桁上面・床版上面,その他):30,35 ・横締ケーブル:被覆PC鋼材+PEシース ・鉄筋:塗装鉄筋(桁端部コンクリート塗装範囲のみ) ・コンクリート:空気量 4.5%±1.5%、水セメント比 45%以下、膨張コン ・PC鋼材定着部:定着部かぶり確保、防錆処理

飛来塩分影響地域(対策区分 Ⅲ)

プレテンション方式     塩害対策桁

・道路橋用橋げた設計・製造便覧 JIS A 5373(H16.3 PC建協)・東北地方の凍結抑制剤散布地域に おけるプレテンション橋げた設計施工 のポイント[プレテンションけた橋げた編] (H29.3 PC建協東北支部)

プレテンシ

ョン方式T桁橋

プレテンション方式     塩害対策桁

一般地域(桁種別①)に同じ飛来塩分影響地域(対策区分 Ⅲ)

飛来塩分影響地域(対策区分 Ⅱ)

プレテンション方式     塩害対策桁

(1)主桁 ・鋼材最小かぶり(mm)(上フランジ上面・側面,その他):25,35 ・主ケーブル:被覆PC鋼材 ・鉄筋:塗装鉄筋(桁端部コンクリート塗装範囲のみ) ・コンクリート:空気量 4.5%±1.5%、水セメント比 45%以下 ・桁端部処理:コンクリート塗装(2)横桁・床版(場所打ち部) ・鋼材最小かぶり(mm)(横桁上面・床版上面,その他):30,50 ・横締ケーブル:被覆PC鋼材+PEシース ・鉄筋:塗装鉄筋(桁端部コンクリート塗装範囲のみ) ・コンクリート:空気量 4.5%±1.5%、水セメント比 45%以下、膨張コン ・PC鋼材定着部:定着部かぶり確保、防錆処理

飛来塩分影響地域(対策区分 S,Ⅰ)

一般地域

・同上・同上・同上・塩害に対するプレキャストPC桁の 設計・施工資料(H17.3 PC建協)

(1)主桁 ・鋼材最小かぶり(mm)(下面外側,その他):35,25 ・主ケーブル:被覆PC鋼材 ・鉄筋:塗装鉄筋 ・コンクリート:空気量 4.5%±1.5%、水セメント比 45%以下 ・桁端部処理:コンクリート塗装(2)間詰め部 ・鋼材最小かぶり(mm):50 ・横締ケーブル:被覆PC鋼材+PEシース ・コンクリート:空気量 4.5%±1.5%、水セメント比 45%以下、膨張コン ・PC鋼材定着部:定着具のかぶり確保、防錆処理

・同上・同上・同上・塩害に対するプレキャストPC桁の 設計・施工資料(H17.3 PC建協)

プレテンシ

ョン方式スラブ橋

一般地域 プレテンション方式       標準桁

飛来塩分影響地域(対策区分 S)

プレテンション方式     塩害対策桁

飛来塩分影響地域(対策区分 Ⅰ)

プレテンション方式     塩害対策桁

飛来塩分影響地域(対策区分 Ⅱ)

プレテンション方式     塩害対策桁

(1)主桁 ・鋼材最小かぶり(mm)(下面外側,その他):25,25 ・主ケーブル:被覆PC鋼材 ・鉄筋:塗装鉄筋 ・コンクリート:空気量 4.5%±1.5%、水セメント比 45%以下 ・桁端部処理:コンクリート塗装(2)間詰め部 ・鋼材最小かぶり(mm):30 ・横締ケーブル:被覆PC鋼材+PEシース ・コンクリート:空気量 4.5%±1.5%、水セメント比 45%以下、膨張コン ・PC鋼材定着部:定着具のかぶり確保、防錆処理

・道路橋用橋げた設計・製造便覧 JIS A 5373(H16.3 PC建協)・東北地方の凍結抑制剤散布地域に おけるプレテンション橋げた設計施工 のポイント[プレテンションスラブ橋げた編] (H29.3 PC建協東北支部)

(1)主桁 ・鋼材最小かぶり(mm)(下面外側,その他):70,25 ・主ケーブル:被覆PC鋼材 ・鉄筋:塗装鉄筋 ・コンクリート:空気量 4.5%±1.5%、水セメント比 45%以下 ・桁端部処理:コンクリート塗装(2)間詰め部 ・鋼材最小かぶり(mm):70 ・横締ケーブル:被覆PC鋼材+PEシース ・コンクリート:空気量 4.5%±1.5%、水セメント比 45%以下、膨張コン ・PC鋼材定着部:定着具のかぶり確保、防錆処理

(1)主桁 ・鋼材最小かぶり(mm)(下面外側,その他):50,25 ・主ケーブル:被覆PC鋼材 ・鉄筋:塗装鉄筋 ・コンクリート:空気量 4.5%±1.5%、水セメント比 45%以下 ・桁端部処理:コンクリート塗装(2)間詰め部 ・鋼材最小かぶり(mm):70 ・横締ケーブル:被覆PC鋼材+PEシース ・コンクリート:空気量 4.5%±1.5%、水セメント比 45%以下、膨張コン ・PC鋼材定着部:定着具のかぶり確保、防錆処理

一般地域(桁種別④)に同じ

- 7 -

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項 目 現 行 マ ニ ュ ア ル 追 加 ・ 改 訂 内 容 適 用

第 3章

3-1 PC 橋

の仕様

P.5-12

※ 上記仕様は、東北地方整備局管内の直轄国道に架かる橋梁におけるこれまでの損傷事例

に基づき定めたものであるが、今後の橋梁点検結果を踏まえ、その仕様を変更すること

がある。

※ 海岸線からの飛来塩分の影響による対策区分は、道路橋示方書・同解説 Ⅲ コンクリー

ト橋編に示される海岸線からの距離に基づき設定する。

※ 上表において赤文字とした仕様は、各桁断面の一般地域における桁の仕様(桁種別①,④)

と異なる項目を示す。

※ プレテンション方式T桁橋に対するコンクリートの空気量は、耐凍害性の観点より、JIS 規格の範囲内

で可能な限り 6%に近づけるのがよい。

※ 上記仕様は、東北地方整備局管内の直轄国道に架かる橋梁におけるこれまでの損傷事例

に基づき定めたものであるが、今後の橋梁点検結果を踏まえその仕様を変更することがあ

る。

※ 海岸線からの飛来塩分の影響による対策区分は、道路橋示方書・同解説 Ⅲ コンクリー

ト橋編に示される海岸線からの距離に基づき設定する。

※ 上表において赤文字とした仕様は、各桁断面の一般地域における桁の仕様(桁種別①,④)

と異なる項目を示す。

※ コンクリートの荷卸し時空気量は、耐凍害性の観点より、JIS 規格の範囲内で 5.0%程度を目標

とするのがよい。

・コンクリート空気量の注記修正

※青字が修正箇所

- 8 -

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項 目 現 行 マ ニ ュ ア ル 追 加 ・ 改 訂 内 容 適 用

第 3章

3-1 PC 橋

の仕様

P.5-13

表 5-5 ポストテンション方式場所打ち桁橋における環境条件とその仕様

※ 上記仕様は、東北地方整備局管内の直轄国道に架かる橋梁におけるこれまでの損傷事例

に基づき定めたものであるが、今後の橋梁点検結果を踏まえ、その仕様を変更すること

がある。

※ 海岸線からの飛来塩分の影響による対策区分は、道路橋示方書・同解説 Ⅲ コンクリー

ト橋編に示される海岸線からの距離に基づき設定する。

※ 上表において赤文字とした仕様は、一般地域における桁の仕様(桁種別①)と異なる項目

を示す。

※ コンクリートの空気量は、耐凍害性の観点より、JIS 規格の範囲内で可能な限り 6%に近づける

のがよい。

表 5-5 ポストテンション方式場所打ち桁橋における環境条件とその仕様

※ 上記仕様は、東北地方整備局管内の直轄国道に架かる橋梁におけるこれまでの損傷事例

に基づき定めたものであるが、今後の橋梁点検結果を踏まえその仕様を変更することが

ある。

※ 海岸線からの飛来塩分の影響による対策区分は、道路橋示方書・同解説 Ⅲ コンクリー

ト橋編に示される海岸線からの距離に基づき設定する。

※ 上表において赤文字とした仕様は、一般地域における桁の仕様(桁種別①)と異なる項目

を示す。

※ 上表の飛来塩分影響地域における鋼材の 小かぶりは、直接外気に触れる箇所の値を示

すが、箱桁内、床版上面・側面等、直接外気に触れない箇所は、一般地域と同様の 小か

ぶりでよい。

※ コンクリートの荷卸し時空気量は、耐凍害性の観点より、JIS 規格の範囲内で 5.0%程度を目標

とするのがよい。

・参考資料の追加

・鋼材 小かぶりに関する

注記の追加

・コンクリート空気量の注記修正

※青字が修正箇所

環境条件 仕様 参考資料等

・同上

飛来塩分影響地域(対策区分 Ⅲ)

ポストテンション方式 場所打ち塩害対策桁

一般地域(桁種別①)に同じ ・同上

飛来塩分影響地域(対策区分 S)

ポストテンション方式 場所打ち塩害対策桁

 ・鋼材最小かぶり:70mm ・主ケーブル(内):被覆PC鋼材+PEシース、防錆仕様グラウトキャップ ・主ケーブル(外):二重被覆PC鋼材 ・横締めケーブル:プレグラウトPC鋼材 ・鉄筋:塗装鉄筋 ・コンクリート:空気量 4.5%±1.5%、水セメント比 45%以下 ・PC鋼材定着部:定着部かぶり確保、防錆処理 ・桁端部処理:コンクリート塗装

・同上

ポストテンシ

ョン方式場所打ち桁橋

一般地域 ポストテンション方式  場所打ち標準桁

 ・鋼材最小かぶり:35mm ・主ケーブル(内):普通PC鋼材+PEシース、防錆仕様グラウトキャップ ・主ケーブル(外):二重被覆PC鋼材 ・横締めケーブル:プレグラウトPC鋼材 ・鉄筋:普通鉄筋、塗装鉄筋(桁端部コンクリート塗装範囲のみ) ・コンクリート:空気量 4.5%±1.5%、水セメント比 45%以下 ・PC鋼材定着部:定着部かぶり確保 ・桁端部処理:コンクリート塗装

・H24道示Ⅲコンクリート橋編

飛来塩分影響地域(対策区分 Ⅰ)

ポストテンション方式 場所打ち塩害対策桁

 ・鋼材最小かぶり:70mm ・主ケーブル(内):被覆PC鋼材+PEシース、防錆仕様グラウトキャップ ・主ケーブル(外):二重被覆PC鋼材 ・横締めケーブル:プレグラウトPC鋼材 ・鉄筋:普通鉄筋、塗装鉄筋(桁端部コンクリート塗装範囲のみ) ・コンクリート:空気量 4.5%±1.5%、水セメント比 45%以下 ・PC鋼材定着部:定着部かぶり確保 ・桁端部処理:コンクリート塗装

・同上

飛来塩分影響地域(対策区分 Ⅱ)

ポストテンション方式 場所打ち塩害対策桁

 ・鋼材最小かぶり:50mm ・主ケーブル(内):普通PC鋼材+PEシース、防錆仕様グラウトキャップ ・主ケーブル(外):二重被覆PC鋼材 ・横締めケーブル:プレグラウトPC鋼材 ・鉄筋:普通鉄筋、塗装鉄筋(桁端部コンクリート塗装範囲のみ) ・コンクリート:空気量 4.5%±1.5%、水セメント比 45%以下 ・PC鋼材定着部:定着部かぶり確保 ・桁端部処理:コンクリート塗装

桁種別

環境条件 仕様 参考資料等

・同上

飛来塩分影響地域(対策区分 Ⅲ)

ポストテンション方式 場所打ち塩害対策桁

一般地域(桁種別①)に同じ ・同上

飛来塩分影響地域(対策区分 S)

ポストテンション方式 場所打ち塩害対策桁

 ・鋼材最小かぶり:70mm ・主ケーブル(内):被覆PC鋼材+PEシース、防錆仕様グラウトキャップ ・主ケーブル(外):二重被覆PC鋼材 ・横締めケーブル:プレグラウトPC鋼材 ・鉄筋:塗装鉄筋 ・コンクリート:空気量 4.5%±1.5%、水セメント比 45%以下 ・PC鋼材定着部:定着部かぶり確保、防錆処理 ・桁端部処理:コンクリート塗装

・同上

ポストテンシ

ョン方式場所打ち桁橋

一般地域 ポストテンション方式  場所打ち標準桁

 ・鋼材最小かぶり:35mm ・主ケーブル(内):普通PC鋼材+PEシース、防錆仕様グラウトキャップ ・主ケーブル(外):二重被覆PC鋼材 ・横締めケーブル:プレグラウトPC鋼材 ・鉄筋:普通鉄筋、塗装鉄筋(桁端部コンクリート塗装範囲のみ) ・コンクリート:空気量 4.5%±1.5%、水セメント比 45%以下 ・PC鋼材定着部:定着部かぶり確保 ・桁端部処理:コンクリート塗装

・H24道示Ⅲコンクリート橋編・東北地方の凍結抑制剤散布地域におけるポストテンション橋げた施工のポイント[ポストテンション方式(場所打ち桁・プレキャスト桁)](H29.3 PC建協東北支部)

飛来塩分影響地域(対策区分 Ⅰ)

ポストテンション方式 場所打ち塩害対策桁

 ・鋼材最小かぶり:70mm ・主ケーブル(内):被覆PC鋼材+PEシース、防錆仕様グラウトキャップ ・主ケーブル(外):二重被覆PC鋼材 ・横締めケーブル:プレグラウトPC鋼材 ・鉄筋:普通鉄筋、塗装鉄筋(桁端部コンクリート塗装範囲のみ) ・コンクリート:空気量 4.5%±1.5%、水セメント比 45%以下 ・PC鋼材定着部:定着部かぶり確保 ・桁端部処理:コンクリート塗装

・同上

飛来塩分影響地域(対策区分 Ⅱ)

ポストテンション方式 場所打ち塩害対策桁

 ・鋼材最小かぶり:50mm ・主ケーブル(内):普通PC鋼材+PEシース、防錆仕様グラウトキャップ ・主ケーブル(外):二重被覆PC鋼材 ・横締めケーブル:プレグラウトPC鋼材 ・鉄筋:普通鉄筋、塗装鉄筋(桁端部コンクリート塗装範囲のみ) ・コンクリート:空気量 4.5%±1.5%、水セメント比 45%以下 ・PC鋼材定着部:定着部かぶり確保 ・桁端部処理:コンクリート塗装

桁種別

- 9 -

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項 目 現 行 マ ニ ュ ア ル 追 加 ・ 改 訂 内 容 適 用

第 3 章

3-1 PC 橋

の仕様

P.5-14

表 5-6 ポストテンション方式プレキャスト桁橋における環境条件とその仕様

表 5-6 ポストテンション方式プレキャスト桁橋における環境条件とその仕様

・鋼材 小かぶりの部位

細分化

・参考資料の追加

※青字が修正箇所

環境条件 仕様 参考資料等

(1)主桁 ・鋼材最小かぶり(mm)(上面,側面,下面):35,35,70 ・主ケーブル:被覆PC鋼材+PEシース、防錆仕様グラウトキャップ ・鉄筋:塗装鉄筋 ・コンクリート:空気量 4.5%±1.5%、水セメント比 45%以下 ・桁端部処理:コンクリート塗装(2)間詰工 ・鋼材最小かぶり(mm):70 ・横締ケーブル:被覆PC鋼材+PEシース ・コンクリート:空気量 4.5%±1.5%、水セメント比 45%以下 ・PC鋼材定着部:定着部かぶり確保、防錆処理

一般地域(桁種別⑥)に同じ

スラブ橋桁

飛来塩分影響地域(対策区分 Ⅲ)

⑬ ポストテンション方式 プレキャスト塩害対策桁

一般地域(桁種別⑥)に同じ

・同上・同上・塩害に対するプレキャストPC桁の 設計・施工資料(H17.3 PC建協)

・同上・塩害に対するプレキャストPC桁の 設計・施工資料(H17.3 PC建協)

飛来塩分影響地域(対策区分 Ⅱ)

⑫ ポストテンション方式 プレキャスト塩害対策桁

(1)主桁 ・鋼材最小かぶり(mm)(上面,側面,下面):35,35,50 ・主ケーブル:普通PC鋼材+PEシース、防錆仕様グラウトキャップ ・鉄筋:塗装鉄筋(桁端部コンクリート塗装範囲のみ) ・コンクリート:空気量 4.5%±1.5%、水セメント比 45%以下 ・桁端部処理:コンクリート塗装(2)間詰工 ・鋼材最小かぶり(mm):50 ・横締ケーブル:被覆PC鋼材+PEシース ・コンクリート:空気量 4.5%±1.5%、水セメント比 45%以下 ・PC鋼材定着部:定着部かぶり確保、防錆処理

飛来塩分影響地域(対策区分 Ⅰ)

⑪ ポストテンション方式 プレキャスト塩害対策桁

(1)主桁 ・鋼材最小かぶり(mm)(上面,側面,下面):35,35,70 ・主ケーブル:被覆PC鋼材+PEシース、防錆仕様グラウトキャップ ・鉄筋:塗装鉄筋(桁端部コンクリート塗装範囲のみ) ・コンクリート:空気量 4.5%±1.5%、水セメント比 45%以下 ・桁端部処理:コンクリート塗装(2)間詰工 ・鋼材最小かぶり(mm):70 ・横締ケーブル:被覆PC鋼材+PEシース ・コンクリート:空気量 4.5%±1.5%、水セメント比 45%以下 ・PC鋼材定着部:定着部かぶり確保、防錆処理

一般地域 ⑨ ポストテンション方式  プレキャスト標準桁

(1)主桁 ・鋼材最小かぶり(mm)(上面,側面,下面):35,35,35 ・主ケーブル:普通PC鋼材+PEシース、防錆仕様グラウトキャップ ・鉄筋:塗装鉄筋(桁端部コンクリート塗装範囲のみ) ・コンクリート:空気量 4.5%±1.5%、水セメント比 45%以下 ・桁端部処理:コンクリート塗装(2)間詰工 ・鋼材最小かぶり(mm):35 ・横締ケーブル:被覆PC鋼材+PEシース ・コンクリート:空気量 4.5%±1.5%、水セメント比 45%以下 ・PC鋼材定着部:定着部かぶり確保、防錆処理

・H24道示Ⅲコンクリート橋編

(1)主桁 ・鋼材最小かぶり(mm)(上面,側面,下面):35,50,50 ・主ケーブル:普通PC鋼材+PEシース、防錆仕様グラウトキャップ ・鉄筋:塗装鉄筋(桁端部コンクリート塗装範囲のみ) ・コンクリート:空気量 4.5%±1.5%、水セメント比 45%以下 ・桁端部処理:コンクリート塗装(2)横組工 ・鋼材最小かぶり(mm)(床版上面,床版下面,横桁側面・下面):30,50,50   ただし、コンポ橋のPC板上の場所打ち床版下面は30mm ・横締ケーブル:被覆PC鋼材+PEシース ・鉄筋:塗装鉄筋(桁端部コンクリート塗装範囲のみ) ・コンクリート:空気量 4.5%±1.5%、水セメント比 45%以下 ・PC鋼材定着部:定着部かぶり確保、防錆処理(3)PC板(コンポ橋) ・鋼材最小かぶり(mm)(上面,下面):25,35 ・PCケーブル:被覆PC鋼材

(バルブ

)T桁

、コンポ橋

飛来塩分影響地域(対策区分 Ⅱ)

⑦ ポストテンション方式 プレキャスト塩害対策桁

桁種別

飛来塩分影響地域(対策区分 Ⅲ)

⑧ ポストテンション方式 プレキャスト塩害対策桁

ポストテンシ

ョン方式プレキ

ャスト桁橋

飛来塩分影響地域(対策区分 S)

⑩ ポストテンション方式 プレキャスト塩害対策桁

・H24道示Ⅲコンクリート橋編・道路橋橋げた用セグメント 合成床版用プレキャスト版 JIS A 5373(H16.3 PC建協)

飛来塩分影響地域(対策区分 S,Ⅰ)

― 採用は望ましくない

一般地域 ⑥ ポストテンション方式  プレキャスト標準桁

(1)主桁 ・鋼材最小かぶり(mm)(上面,側面,下面):35,35,35 ・主ケーブル:普通PC鋼材+PEシース、防錆仕様グラウトキャップ ・鉄筋:塗装鉄筋(桁端部コンクリート塗装範囲のみ) ・コンクリート:空気量 4.5%±1.5%、水セメント比 45%以下 ・桁端部処理:コンクリート塗装(2)横組工 ・鋼材最小かぶり(mm)(床版上面,床版下面,横桁側面・下面):30,30,35 ・横締ケーブル:被覆PC鋼材+PEシース ・鉄筋:塗装鉄筋(桁端部コンクリート塗装範囲のみ) ・コンクリート:空気量 4.5%±1.5%、水セメント比 45%以下 ・PC鋼材定着部:定着部かぶり確保、防錆処理(3)PC板(コンポ橋) ・鋼材最小かぶり(mm)(上面,下面):25,25 ・PCケーブル:被覆PC鋼材

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項 目 現 行 マ ニ ュ ア ル 追 加 ・ 改 訂 内 容 適 用

第 3章

3-1 PC 橋

の仕様

P.5-14

※ 上記仕様は、東北地方整備局管内の直轄国道に架かる橋梁におけるこれまでの損傷事例

に基づき定めたものであるが、今後の橋梁点検結果を踏まえ、その仕様を変更すること

がある。

※ 上記仕様は、プレキャストセグメント桁(工場製作桁)を基本としている。

※ 海岸線からの飛来塩分の影響による対策区分は、道路橋示方書・同解説 Ⅲ コンクリー

ト橋編に示される海岸線からの距離に基づき設定する。

※ 上表において赤文字とした仕様は、各桁断面の一般地域における桁の仕様(桁種別⑥,⑨)

と異なる項目を示す。

※ コンクリートの空気量は、耐凍害性の観点より、JIS 規格の範囲内で可能な限り 6%に近づける

のがよい。

※ コンポ橋の PC 板上の場所打ち床版下面における鋼材 小かぶりは、PC板により直接外気に

触れない箇所のため、一般地域における鋼材 小かぶりと同様とした。

※ 上記仕様は、東北地方整備局管内の直轄国道に架かる橋梁におけるこれまでの損傷事例

に基づき定めたものであるが、今後の橋梁点検結果を踏まえ、その仕様を変更すること

がある。

※ 上記仕様は、プレキャストセグメント桁(工場製作桁)を基本としている。

※ 海岸線からの飛来塩分の影響による対策区分は、道路橋示方書・同解説 Ⅲ コンクリー

ト橋編に示される海岸線からの距離に基づき設定する。

※ 上表において赤文字とした仕様は、各桁断面の一般地域における桁の仕様(桁種別⑥,⑨)

と異なる項目を示す。

※ コンクリートの荷卸し時空気量は、耐凍害性の観点より、JIS 規格の範囲内で 5.0%程度を目標

とするのがよい。

※ コンポ橋の PC 板上の場所打ち床版下面における鋼材 小かぶりは、PC板により直接外気に

触れない箇所のため、一般地域における鋼材 小かぶりと同様とした。

・コンクリート空気量の注記修正

※青字が修正箇所

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項 目 現 行 マ ニ ュ ア ル 追 加 ・ 改 訂 内 容 適 用

第 3章

3-2

使用材料

3-2-2

PC 鋼材

P.5-19

(3) 内ケーブル(縦締め、横締め)に樹脂等で被覆された防錆仕様PC鋼材を用いる際は、被

覆鋼材の規格や定着具の有無などを確認の上、市場にある規格(線径、強度、リラクセー

ション等)のものを用いる。また、防錆仕様のPC鋼材の選定は、「道路橋示方書」、「本

マニュアル」及び「高耐久PC桁設計施工のポイント」の他に下記資料を参考とし、基準お

よび資料等に示される以外のPC鋼材を用いる場合には、基準および資料等に示された性能

と同等以上の性能を有することの確認を行うこととする。

・「コンクリートライブラリ 133 エポキシ樹脂を用いた高機能PC鋼材を使用するプレ

ストレストコンクリート設計施工指針(案) 平成22年 8月 公社)土木学会」

・「高強度PC鋼材を用いたPC構造物の設計施工指針 平成23年 6月 社)プレストレスト

コンクリート技術協会」

プレキャスト桁の横締めなどに用いる太径のシングルストランド(SWPR19 1S21.8mm,

1S28.6mm など)は、現時点でエポキシ樹脂被覆された製品がない。この代替品として、高

強度 PC鋼材を使用した製品も開発されているため、市場性等を確認の上、使用鋼材を選

定する必要がある。

(3) 内ケーブル(縦締め、横締め)に樹脂等で被覆された防錆仕様PC鋼材を用いる際は、被

覆鋼材の規格や定着具の有無などを確認の上、市場にある規格(線径、強度、リラクセー

ション等)のものを用いる。また、防錆仕様のPC鋼材の選定は、「道路橋示方書」、「本

マニュアル」及び「東北地方の凍結抑制剤散布地域におけるプレテンション橋げた設計施工のポ

イント」および「東北地方の凍結抑制剤散布地域におけるポストテンションン橋げた施工のポイン

ト」の他に下記資料を参考とし、基準および資料等に示される以外のPC鋼材を用いる場合

には、基準および資料等に示された性能と同等以上の性能を有することの確認を行うこと

とする。

・「コンクリートライブラリ 133 エポキシ樹脂を用いた高機能PC鋼材を使用するプレ

ストレストコンクリート設計施工指針(案) 平成22年 8月 公社)土木学会」

・「高強度PC鋼材を用いたPC構造物の設計施工指針 平成23年 6月 社)プレストレスト

コンクリート技術協会」

プレキャスト桁の横締めなどに用いる太径のシングルストランド(SWPR19 1S21.8mm,

1S28.6mm など)は、現時点でエポキシ樹脂被覆された製品がない。この代替品として、高

強度 PC鋼材を使用した製品も開発されているため、市場性等を確認の上、使用鋼材を選

定する必要がある。なく、代替品として高強度 PC鋼材を使用した製品が開発されている

が、低リラクセーション品は存在しない。よって、プレキャスト桁の横締めに用いるリラ

クセーション値およびセットロス量は、現時点では通常品の値を用いる。

・参考資料の更新

・プレキャスト桁の横締め

に用いる鋼材のリラクセーショ

ン値等の考え方を追記

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項 目 現 行 マ ニ ュ ア ル 追 加 ・ 改 訂 内 容 適 用

第 3章

3-7 T 桁橋

3-7-3

主桁の

据付け

P.5-45

2)両勾配の場合は、縦断勾配の低い側の桁端部に、輪荷重に対応する導水パイプを設置す

る。

2)両勾配の場合は、縦断勾配の低い側の桁端部に導水パイプを設置する。この場所に設置

される導水パイプが、車道を横断して配置されるため、輪荷重に対しても潰れにくい製品を

用いるものとする。

横断方向の導水パイプにつ

いて表現を変更

2)両勾配の場合は、縦断勾配の低い側の桁端部に導水パイプを設置する。この場所に設置される

導水パイプは、車道を横断して設置されるため、輪荷重に対しても潰れにくい製品を用いるも

のとする。

桁上面

排水ます、床板排水孔

導水パイプ(橋軸方向)

導水パイプ(橋軸直角方向,輪荷重対応型)

図5-36 両勾配のときの導水パイプ配置

床版排水孔 (橋軸直角方向)

2)両勾配の場合は、縦断勾配の低い側の桁端部に、輪荷重に対応する導水パイプを設置する。

桁上面

排水ます、床板排水孔

導水パイプ(橋軸方向)

導水パイプ(橋軸直角方向,輪荷重対応型)

図5-36 両勾配のときの導水パイプ配置

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◆ 第6編 下部構造 新旧対比表

項目 現行マニュアル 追加・改訂内容 適 用

第3章

3-7 構造細目

P.6-67

配力鉄筋の 小鉄筋量に関する記

述に合わせ、文章の表現を変更

第3章

3-7 構造細目

P.6-68

配力鉄筋としての鉄筋径を「道

路橋示方書・同解説 Ⅳ 下部構

造編」に合わせて変更し、文章の

表現を変更

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◆ 第7編 基礎構造 新旧対比表

項目 現行マニュアル 追加・改訂内容 適 用

第2章

2-2 斜面上の直

接基礎

P.7-14

置換え基礎高の上限について補足

説明を追記

第4章

4-11 構造細目

P.7-64

フーチング下面から基礎径の 2 倍

の範囲における帯鉄筋配置のける

中心間隔を明示

第4章

4-11 構造細目

P.7-64

組杭深礎基礎とフーチングの接合

部における鉄筋の定着長を「斜面

上の深礎基礎設計施工便覧」に準

じて変更

第4章

4-11 構造細目

P.7-65

組杭深礎基礎及び柱状体深礎基礎

における帯鉄筋の考え方を明示

第4章

4-11 構造細目

P.7-65

組杭深礎基礎とフーチングの接合

部における鉄筋の定着長を「斜面

上の深礎基礎設計施工便覧」に準

じて変更

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Page 17: 設計施工マニュアル(案) [ 道路橋編 ] 新 旧 対 比 …H...第2編 橋梁一般 新旧対比表 項目 現行マニュアル 追加・改訂内容 適 用 第3章

第4章

4-11 構造細目

P.7-66

レベル 2 地震動における押抜きせ

ん断に対する照査の考え方を変更

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項目 現行マニュアル 追加・改訂内容 適 用

第 8編

2-2 橋脚の

耐震補強設計

2-2-2 補強

設計の考え方

解説

P.8-10

図 8-3 鉄筋コンクリート橋脚の基本的な耐震補強設計の流れ

図 8-3 鉄筋コンクリート橋脚の基本的な耐震補強設計の流れ

基礎の照査手順フローの修正

(赤破線囲み部)

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◆ 第8編 補修・補強 新旧耐意表

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項目 現行マニュアル 追加・改訂内容 適 用

第 8編

2-5

既設橋の落橋

防止システム

の設計

2-5-1 基本方針

解説文

P.8-27

(以下略)

(2) H24 道示による落橋防止構造

の省略規定を、既設橋梁に適用す

る場合の留意点の説明文章の表現

を見直し、解説(3)として明示

(国総研資料第 700 号 既設橋の

耐震補強設計に関する技術資料

4.4)

(4) H14 道示による落橋防止構造

の省略規定を、既設橋梁に適用す

る場合の留意点の記事を追記

(国総研資料第 700 号 既設橋の

耐震補強設計に関する技術資料

4.4)

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