耐電圧/絶縁抵抗試験器 tos9200 tos9201tos9200 gpib/rs-232c セットアップ 1-1 第1章...

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Part No. Z1-002-420, IB00288C Jul. 2018 GPIB/RS-232Cインターフェース 危険 本器は高電圧を発生します! ○ 操作を誤ると重大な事故の危険があります。 ○ 事故防止のため、必ずTOS9200/9201試験器の取 扱説明書の第2章「取り扱い上の注意」をお読みくだ さい。 ○ この取扱説明書は、作業者がいつでも読めるように 本器の近くにTOS9200/9201試験器の取扱説明 書と共に備えてください。 取扱説明書 耐電圧/絶縁抵抗試験器 TOS9200シリーズ TOS9200 TOS9201

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Part No. Z1-002-420, IB00288C

Jul. 2018

GPIB/RS-232Cインターフェース

危険本器は高電圧を発生します!○ 操作を誤ると重大な事故の危険があります。○ 事故防止のため、必ずTOS9200/9201試験器の取扱説明書の第2章「取り扱い上の注意」をお読みください。

○ この取扱説明書は、作業者がいつでも読めるように本器の近くにTOS9200/9201試験器の取扱説明書と共に備えてください。

取扱説明書耐電圧/絶縁抵抗試験器TOS9200シリーズ

TOS9200TOS9201

取扱説明書についてご使用の前に本書をよくお読みの上、正しくお使いください。お読みになったあとは、いつでも見られるように必ず 保管してください。また製品を移動する際は、必ず本書を添付してください。本書に乱丁、落丁などの不備がありましたら、お取り替えいたします。また、本書を紛失または汚損した場合は、新しい取扱説明書を有償でご提供いたします。どちらの場合もお買い上げ元または当社営業所にご依頼ください。その際は、表紙に記載されている「Kikusui Part No.」をお知らせください。本書の内容に関しては万全を期して作成いたしましたが、万一不審な点や誤り、記載漏れなどありましたら、当社営業所にご連絡ください。

輸出について特定の役務または貨物の輸出は、外国為替および外国貿易法の政令/省令で規制されており、当社製品もこの規制が適用されます。政令に非該当の場合でもその旨の書類を税関に提出する必要があり、該当の場合は経済産業省で輸出許可を取得し、その許可書を税関に提出する必要があります。当社製品を輸出する場合は、事前にお買い上げ元または当社営業所にご確認ください。

取扱説明書の一部または全部の転載、複写は著作権者の許諾が必要です。製品の仕様ならびに取扱説明書の内容は予告なく変更することがあります。

Copyright© 2001 菊水電子工業株式会社

TOS9200 GPIB/RS-232C I

1 000 V以上の高電圧を取り扱う箇所を示します。不用意に触れると、感電し死亡または重傷を負う恐れがあります。触れる必要がある場合は、安全を確保してから作業してください。

この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が死亡または重傷を負う危険が切迫して生じることが想定される内容を示します。

この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、物的損害のみの発生が想定される内容を示します。

禁止する行為を示します。

危険・警告・注意個所または内容を知らせるための記号です。本製品上にこのマークが表示されている場合は、本取扱説明書の該当箇所を参照してください。

保護導体端子を示します。

シャシ端子(フレーム端子)を示します。

この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が死亡または傷害を負う可能性が想定される内容を示します。

安全記号について製品を安全にご使用いただくため、また安全な状態に保つために取扱説明書および製品本体には、次の記号を表示しています。記号の意味をご理解いただき、各項目をお守りください。

または

危険DANGER

警告

WARNING

注意

CAUTION

II 取扱説明書の構成 TOS9200 GPIB/RS-232C

取扱説明書の構成

本書は以下のように構成されています。

第1章 セットアップ

この章では、GPIB/RS-232Cインターフェースでリモートコントロールする前の準備について説明しています。

第2章 GPIBとRS-232C

この章では、GPIB/RS-232Cインターフェースとデバイスメッセージについて説明します。

第3章 メッセージとレジスタ

この章では、デバイスメッセージとレジスタについて説明しています。

TOS9200 GPIB/RS-232C 目次 III

目 次

安全記号について ....................................................................................... I取扱説明書の構成 ......................................................................................II

第 1章 セットアップ ____________________________________ 1-1

1.1 GPIBコントロールの準備 1-21.1.1 GPIBケーブルの接続 1-21.1.2 GPIBアドレスの設定 1-2

1.2 RS-232C コントロールの準備 1-31.2.1 RS-232C ケーブルの接続 1-31.2.2 RS-232C の設定 1-3

第 2章 GPIBとRS-232C _________________________________ 2-1

2.1 インターフェース 2-12.1.1 GPIBインターフェース2-12.1.2 RS-232C インターフェース 2-2

2.2 メッセージとターミネータ 2-42.2.1 メッセージ2-42.2.2 ターミネータ 2-6

第 3章 メッセージとレジスタ _____________________________ 3-1

3.1 レジスタ関連と汎用メッセージ 3-2

3.2 AC耐電圧試験専用のメッセージ 3-10

3.3 DC耐電圧試験専用のメッセージ 3-22

3.4 絶縁抵抗試験専用のメッセージ 3-31

3.5 各試験共通のメッセージ 3-40

3.6 システム関連のメッセージ 3-44

3.7 メモリ関連のメッセージ 3-54

3.8 プログラム関連のメッセージ 3-65

3.9 レジスタについて 3-72

3.10 メッセージ一覧表 3-763.10.1 レジスタ関連と汎用メッセージ 3-763.10.2 AC耐電圧試験のメッセージ 3-773.10.3 DC耐電圧試験のメッセージ 3-783.10.4 絶縁抵抗試験のメッセージ 3-793.10.5 各試験共通のメッセージ 3-803.10.6 システム関連のメッセージ 3-813.10.7 メモリ関連のメッセージ 3-823.10.8 プログラム関連のメッセージ 3-84

索引 ......................................................................................................... I-1

IV 目次 TOS9200 GPIB

TOS9200 GPIB/RS-232C セットアップ 1-1

第 1章 セットアップ

本書は、耐電圧/絶縁抵抗試験器TOS9200シリーズをGPIBまたはRS-232Cインターフェースでリモートコントロールするときの取扱説明書で、デバイスメッセージを中心に説明しています。

TOS9200シリーズの取扱説明書をよくお読みになり、取り扱い上の注意を充分理解した上でご利用ください。

警告 ・ リモートコントロールは、外部からの信号により高電圧をON/OFFすることにな

り、場合によっては大変危険な状態となります。従って、不用意に高電圧が発生することのないよう、また、高電圧が発生しているときにはいかなる人も、被試験物、高電圧テストリード、高電圧プローブ、出力端子などに触れることができないように充分な安全対策を施してください。対策が施せない場合は、リモートコントロールを行わないでください。

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

注記 ・ GPIBまたはRS-232Cインターフェースでリモートコントロール中にAC入力電圧に異常があった場合、本器は入力電源監視のプロテクションを返します。ただし、電源ON時に既にAC入力電圧に異常がある場合、本器は入力電源監視のプロテクションを返すことはできません。

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

GPIB/RS-232C

耐電圧絶縁抵抗試験器TOS9200/9201

スキャナTOS9220/9221

パーソナルコンピュータ

CH1 CH2 CH3 CH4

スキャナTOS9220/9221

CH5 CH6 CH7 CH8

スキャナTOS9220/9221

CH9 CH10 CH11 CH12

スキャナTOS9220/9221

CH13 CH14 CH15 CH16

H.V

H.V

H.V

H.V

SCAN I/F

SCAN I/F

SCAN I/F

SCAN I/F

図1-1 システム構成例

1-2 セットアップ TOS9200 GPIB/RS-232C

1.1 GPIBコントロールの準備○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

注記 ・ アース導通試験TOS6200を本器から制御する設定になっている場合は、GPIBインターフェースでリモートコントロールすることはできません。詳しくは、本体取扱説明書「TOS6200の制御」の項を参照してください。

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

1.1.1 GPIBケーブルの接続

TOS9200シリーズを含めてGPIBシステムを構成するデバイスのPOWERスイッチをOFFにします。

TOS9200/9201の後面パネルにあるGPIBコネクタにGPIBケーブルを接続します。

1.1.2 GPIBアドレスの設定

GPIB インターフェースでリモートコントロールするには、TOS9200/9201 本体にGPIBアドレスを設定する必要があります。アドレスはシステム内で重複しないように設定してください。

GPIBアドレスは、インターフェース設定画面で設定します。

SHIFT+SYSTEM / I/F キー(SHIFT キーを押しながらSYSTEM キー)を押すと、SYSTEM/I/FキーのLEDが点灯してインターフェース設定画面(INTERFACE)になります。

GPIB SPEED DATA PARITY STOP

INTERFACEINTERFACEGPIB ADDRESS : 4

SPEED : 19200 PARITY : NONEDATA : 8bit STOP : 2bit

F1 F2 F3 F4 F5

0~ 30の範囲でTOS9200/9201のGPIBアドレスを設定します。○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

注記 ・ 設定したGPIBアドレスは、TOS9200/9201を再起動すると有効になります。○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

1. F1(GPIB)キーまたは キーでGPIB ADDRESSにカーソルを移動します。

2. ロータリノブでGPIBアドレスを設定します。

3. TOS9200/9201の POWERスイッチをOFFし、再びONにします。

TOS9200 GPIB/RS-232C セットアップ 1-3

1.2 RS-232Cコントロールの準備

1.2.1 RS-232Cケーブルの接続

TOS9200シリーズを含めてRS-232Cシステムを構成するデバイスのPOWERスイッチをOFFにします。

TOS9200/9201の後面パネルにあるRS-232CコネクタにRS-232Cケーブルを接続します。

1.2.2 RS-232Cの設定

各設定は、インターフェース設定画面で行います。

SHIFT+SYSTEM / I/Fキー(SHIFTキーを押しながら SYSTEMキー)を押すと、SYSTEM/I/FキーのLEDが点灯してインターフェース設定画面(INTERFACE)になります。

GPIB SPEED DATA PARITY STOP

INTERFACEINTERFACEGPIB ADDRESS : 4

SPEED : 19200 PARITY : NONEDATA : 8bit STOP : 2bit

F1 F2 F3 F4 F5

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

注記 ・ インターフェース設定を変更した場合は、TOS9200/9201を再起動すると有効になります。

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

RS-232Cインターフェース通信速度の設定

RS-232Cインターフェースの通信速度を次の3種類から選択することができます。

38400 bps19200 bps 9600 bps

1. F2(SPEED)キーまたは キーでSPEEDにカーソルを移動します。

2. ロータリノブで38400、19200または9600のいずれかを選択します。

1-4 セットアップ TOS9200 GPIB/RS-232C

RS-232Cインターフェースデータ長の設定

RS-232Cインターフェースのデータを次の2種類から選択することができます。

7 bit8 bit

1. F3(DATA)キーまたは キーでDATAにカーソルを移動します。

2. ロータリノブで7または8のいずれかを選択します。

RS-232Cインターフェースパリティの設定

RS-232Cインターフェースのパリティを次の3種類から選択することができます。

NONEODDEVEN

1. F4(PARITY)キーまたは キーでPARITYにカーソルを移動します。

2. ロータリノブでNONE、ODDまたはEVENのいずれかを選択します。

RS-232Cインターフェースストップビットの設定

RS-232Cインターフェースのストップビットを次の2種類から選択することができます。

1 bit2 bit

1. F5(STOP)キーまたは キーでSTOPにカーソルを移動します。

2. ロータリノブで1または2のいずれかを選択します。

TOS9200 GPIB/RS-232C GPIBとRS-232C 2-1

第 2章 GPIBとRS-232C

この章では、GPIB/RS-232Cインターフェースとデバイスメッセージについて説明します。

2.1 インターフェース本器は、GPIBとRS-232Cの2つのインターフェースを装備しています。どちらかのインターフェースを選択してください。

2.1.1 GPIBインターフェース

GPIB機能一覧表

機能 サブセット 内容

ソースハンドシェーク SH1 全機能ありアクセプタハンドシェーク AH1 全機能ありトーカ T6 トークオンリー機能を除く全機能あり拡張トーカ TE0 機能なしリスナ L4 リスンオンリー機能を除く全機能あり拡張リスナ LE0 機能なしサービスリクエスト SR1 全機能ありリモートローカル RL1 全機能ありパラレルポール PP0 機能なしデバイスクリア DC1 全機能ありデバイストリガ DT0 機能なしコントローラ C0 機能なしエレクトリカルインターフェース E1 オープンコレクタ

GPIBケーブルは、当社でも販売しています。お買い上げ元または当社営業所にお問い合わせください。

GPIBケーブル1m(品番:92080)GPIBケーブル2m(品番:92070)GPIBケーブル4m(品番:92090)

2-2 GPIBとRS-232C TOS9200 GPIB/RS-232C

2.1.2 RS-232Cインターフェース

RS-232Cインターフェースを使用するには、以下の項目を設定する必要があります。

設定方法は、「1.2.2 RS-232Cの設定」を参照してください。

・RS-232Cインターフェース通信速度・RS-232Cインターフェースデータ・RS-232Cインターフェースパリティ・RS-232Cインターフェースストップビット

RS-232Cにおける送受信は、フロー制御またはアクノリッジメッセージを使用する方法によって制御してください。一方的な送信では、正しく送受信できないことがあります。アクノリッジメッセージについては「 2.2.1 メッセージ」を参照してください。

RS-232Cケーブルは、D-sub 9ピン、メス-メス、ATタイプのクロスケーブルをご使用ください。

RS-232Cピン配置

1:CD(キャリア検出) 2:RXD(受信データ)

3:TXD(送信データ) 4:DTR(データ端末レディ)

5:GND(シグナルグランド)

6:DSR(データセットレディ) 7:RTS(送信要求)

8:CTS(送信可) 9:RI(リングインジケータ)

本器側

1 2 3 4 5 6 7 8 9

1 2 3 4 5 6 7 8 9

D-SUB 9ピン メス D-SUB 9ピン メス

クロスケーブルの例

図2-1 9ピンATタイプコネクタ

RS-232Cフロー制御

Xon/Xoffを行うことにより、本器の送受信を制御することができます。これらの制御コードは、DC(デバイスコントロール)コードで行います。

機 能 ASCIIコード

DC1 送信要求 11h

DC3 送信停止要求 13h

TOS9200 GPIB/RS-232C GPIBとRS-232C 2-3

DC3RXD DC1

TXD

本器はDC3受信後、3キャラクタ以内に送信を一時停止します。

3キャラクタ以内

一時停止 送信再開

RS-232Cターミナルから本器への送信制御

DC3TXD

RXD

RS-232CターミナルはDC3受信後、10キャラクタ以内に 送信を一時停止してください。

10キャラクタ以内

一時停止

本器からRS-232Cターミナルへの送信制御

DC1送信再開

図 2-2 RS-232Cターミナルと本器の送信制御

2-4 GPIBとRS-232C TOS9200 GPIB/RS-232C

2.2 メッセージとターミネータここでは、コンピュータ(コントローラ)と本器(デバイス)間の通信について本書での呼び方とその内容を説明します。図2-3を参照してください。

コマンド プログラム ヘッダ

クエリ プログラム ヘッダ

プログラム ヘッダ

レスポンス プログラム ヘッダ

レスポンス データ

プログラム データ

データ

プログラムメッセージ コマンド メッセージ

クエリ メッセージ

プログラム メッセージ ターミネータ

レスポンス メッセージ ターミネータ

レスポンスメッセージ

コントローラ

コントローラ

デバイス

デバイス

図 2-3 メッセージとターミネータ

2.2.1 メッセージ

コンピュータから本器へ送信される命令をプログラムメッセージと呼びます。また、本器からコンピュータに送信される応答をレスポンスメッセージと呼びます。

各メッセージは、プログラムヘッダ部とデータ部から構成されます。

プログラムメッセージ

プログラムメッセージには、さらにコマンドメッセージとクエリメッセージがあります。

コマンドメッセージは、本器の特定の機能を実行したり、設定を変更します。クエリメッセージは、本器の設定やステータスを問い合わせます。

プログラムメッセージの記述方法

・ プログラムヘッダ部とデータ部の間には、スペース(ASCII:20h)が必要です。

プログラムヘッダ スペース(ASCII:20h) データ

TOS9200 GPIB/RS-232C GPIBとRS-232C 2-5

・ データが複数ある場合は、","(ASCII:2Ch)によって連結します。

プログラムヘッダ スペース(ASCII:20h) データ

・ プログラムメッセージの連結は、";"(ASCII:3Bh)によって行います。

プログラムメッセージ

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

注記 ・ データを16進数で記述する場合は、"#H"を付けてください。

(例)10進数の10を 16進数で記述するときは、#H0Aとします。

・ GPIBインターフェースの場合、プログラムメッセージの末尾に"@"を付けることにより、そのメッセージの実行が完了するまでホールドオフ状態を保ちます。ただし、EOIだけのプログラムメッセージの場合は、"@@"としてください。

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

アクノリッジメッセージ(RS-232C)

アクノリッジメッセージは、RS-232Cインターフェースに固有のもので、本器からコントローラへ送る情報です。プログラムメッセージの処理が完了したことを知らせます。

アクノリッジヘッダ

アクノリッジメッセージは、ヘッダだけで構成される ASCII コードの文字列で、つぎの2種類があります。

・OK 正常終了・ERROR シンタックスエラーなどの異常発生

SILENTコマンドメッセージでアクノリッジメッセージを返すかどうか設定できます。

2-6 GPIBとRS-232C TOS9200 GPIB/RS-232C

2.2.2 ターミネータ

プログラムメッセージの終了を示す終結子をプログラムメッセージターミネータと呼びます。また、レスポンスメッセージの終了を示す終結子をレスポンスメッセージターミネータと呼びます。

・プログラムメッセージターミネータ

つぎのいずれでも使用することができます。あらかじめ設定する必要はありません。

CR+LF+EOI、LF、LF+EOI、EOI、CR+EOI

・レスポンスメッセージターミネータ

デフォルトはCR+LF+EOIです。TRMコマンドメッセージによってつぎのいずれかに変更することができます。EOIはGPIB専用です。

CR+LF+EOI、LF+EOI、EOI、CR+EOI

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

注記 ・ プログラムメッセージターミネータとレスポンスメッセージターミネータのEOIはGPIB専用です。

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

TOS9200 GPIB/RS-232C メッセージとレジスタ 3-1

第 3章 メッセージとレジスタ

本器がサポートしているプログラムメッセージとレスポンスメッセージを合わせてデバイスメッセージと呼びます。

本器がサポートしているデバイスメッセージについてひとつずつ説明していきます。

デバイスメッセージ名の( )内は、デバイスメッセージの省略形です。

特別な記号や文字

プログラムメッセージやレスポンスメッセージの記述のために本書で使用している特別な記号や文字について表のように定義します。

記号、文字 説 明

このカッコはプログラムデータを表します。実際のプログラムでは、このカッコを記述しないでください。このカッコに囲まれ、"|"で区切られた文字や数字はその中の1つを選ぶことを表します。実際のプログラムでは、このカッコを記述しないでください。

_ スペースを表します。

< >

{ }

3-2 メッセージとレジスタ TOS9200 GPIB/RS-232C

3.1 レジスタ関連と汎用メッセージ各レジスタのセット、リセットまたは問い合わせとターミネータの指定などの汎用デバイスメッセージおよび各モードでの共通メッセージについて説明します。

*CLS

ステータスバイトレジスタ、イベントステータスレジスタ、デバイスステータスレジスタ、プロテクションレジスタ1、プロテクションレジスタ2、フェイルレジスタ、インバリッドセッティングレジスタ、エラーレジスタをリセットします。

各レジスタについては、「3.9 レジスタについて」を参照してください。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:*CLS

*ESR

イベントステータスレジスタは*ESR?メッセージで読み出すことにより、リセットされます。

イベントステータスレジスタについての詳細は、「3.9 レジスタについて」を参照してください。

プログラムメッセージ

・構文

クエリメッセージ:*ESR?

レスポンスメッセージ

*ESR?に対してイベントステータスレジスタの内容を返してリセットします。

(例) イベントステータスレジスタのBit5がセットされている場合32を返します。

*IDN

本器の機種名とROMのバージョンを問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

クエリメッセージ:*IDN?

TOS9200 GPIB/RS-232C メッセージとレジスタ 3-3

レスポンスメッセージ

*IDN?に対して本器の機種名をつぎの表示例のように返します。

KIKUSUI ELECTRONICS CORP., TOS9200, 0, 1.00

バージョン番号

未使用

機種名社名

*RST

本器をイニシャライズ(工場出荷時の設定)します。ただし、インターフェース画面の設定内容はイニシャライズしません。

イニシャライズについての詳細は本体の取扱説明書を参照してください。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:*RST

*SRE

サービスリクエストイネーブルレジスタの各ビットをセットまたはリセットします。あるいは、レジスタの内容を問い合わせます。

サービスリクエストイネーブルレジスタについての詳細は、「3.9 レジスタについて」を参照してください。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:*SRE_<値>

クエリメッセージ:*SRE?

・プログラムデータ

データ形式:16進数または10進数

設定値: 00H~FFH(0~255)

分解能: 1H(1)

(例) サービスリクエストイネーブルレジスタを#50Hにセットする場合*SRE #H50

レスポンスメッセージ

*SRE?に対してサービスリクエストイネーブルレジスタの内容を返します。

(例) サービスリクエストイネーブルレジスタのBit5とBit6がセットされている場合96を返します。

3-4 メッセージとレジスタ TOS9200 GPIB/RS-232C

*STB

ステータスバイトレジスタの内容を問い合わせます。

ステータスバイトレジスタについての詳細は、「3.9 レジスタについて」を参照してください。

プログラムメッセージ

・構文

クエリメッセージ:*STB?

レスポンスメッセージ

*STB?に対してステータスバイトレジスタの内容を返します。

(例) ステータスバイトレジスタのBit5とBit6がセットされている場合96を返します。

CLR

全レジスタ(イネーブルレジスタを除く)をリセットし、STOPフラグを立てます。

GPIBバスラインメッセージのDCLまたはSDCを受けたときと同等な処理です。

また、RS-232CからのDCLと同等な処理を行うときにも使用します。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:CLR

DSE

デバイスステータスイネーブルレジスタの各ビットをセットまたはリセットします。あるいは、レジスタの内容を問い合わせます。

デバイスステータスイネーブルレジスタについての詳細は、「3.9 レジスタについて」を参照してください。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:DSE_<値>

クエリメッセージ:DSE?

・プログラムデータ

データ形式: 16進数または10進数

設定値: 00H~FFH(0~255)

分解能: 1H(1)

TOS9200 GPIB/RS-232C メッセージとレジスタ 3-5

(例) デバイスステータスイネーブルレジスタを01Hにセットする場合DSE #H01

レスポンスメッセージ

DSE?に対してデバイスステータスイネーブルレジスタの内容を返します。

(例) デバイスステータスイネーブルレジスタのBit5がセットされている場合32を返します。

DSR

デバイスステータスレジスタの内容を問い合わせます。

デバイスステータスレジスタについての詳細は、「3.9 レジスタについて」を参照してください。

プログラムメッセージ

・構文

クエリメッセージ:DSR?

レスポンスメッセージ

DSR?に対してデバイスステータスレジスタの内容を返します。

(例) デバイスステータスレジスタのBit5がセットされている場合

32を返します。

ERR

エラーレジスタはERR?メッセージで読み出すことにより、リセットされます。

エラーレジスタについての詳細は、「3.9 レジスタについて」を参照してください。

プログラムメッセージ

・構文

クエリメッセージ:ERR?

レスポンスメッセージ

ERR?に対してエラーレジスタの内容を返してリセットします。

(例) エラーレジスタのBit3がセットされている場合

8を返します。

3-6 メッセージとレジスタ TOS9200 GPIB/RS-232C

FAIL

フェイルレジスタの内容を問い合わせます。

フェイルレジスタについての詳細は、「3.9 レジスタについて」を参照してください。

プログラムメッセージ

・構文

クエリメッセージ:FAIL?

レスポンスメッセージ

FAIL?に対してフェイルレジスタの内容を返します。

(例) フェイルレジスタのBit4がセットされている場合16を返します。

FUNCTION (FUN)

各モード(設定画面)の移行または現在のモード(表示画面)を問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:FUNCTION_<値>

FUN_<値>

クエリメッセージ: FUNCTION?

FUN?

・プログラムデータ

データ形式: 整数

設定値: 0: ACW、1: DCW、2: IR、3: AUTO TEST、4: AUTO EDIT

5: SYSTEM、6: OFFSET ADJ、7:INTERFACE

(例) プログラムの内容を変更する場合(AUTO EDITにする場合)

FUN 4

レスポンスメッセージ

FUN?に対して現在のモードを返します。

(例) 現在のモードがAC耐電圧試験の場合0を返します。

INVALID (INV)

インバリッドセッティングレジスタの内容を問い合わせます。

インバリッドセッティングについての詳細は、「3.9 レジスタについて」を参照して

TOS9200 GPIB/RS-232C メッセージとレジスタ 3-7

ください。

プログラムメッセージ

・構文

クエリメッセージ: INVALID?

INV?

レスポンスメッセージ

INV?に対してインバリッドセッティングの内容を返します。

(例) インバリッドセッティングのBit3がセットされている場合8を返します。

LOCAL (LOC)

REMOTE状態からLOCALに戻します。○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

注記 ・ LOCAL メッセージ送信後、次のメッセージ送信まで、500 ms 以上の待ち時間が必要です。

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:LOCAL

LOC

PROTECTION (PROT)

プロテクションレジスタの1および2の内容を問い合わせます。

プロテクションレジスタについての詳細は、「3.9 レジスタについて」を参照してください。

プログラムメッセージ

・構文

クエリメッセージ: PROTECTION?

PROT?

レスポンスメッセージ

PROT?に対してプロテクションレジスタ1および2の内容を返します。

(例) プロテクションレジスタ1にBit3、プロテクションレジスタ2にBit5がセットされている場合8,32を返します。

3-8 メッセージとレジスタ TOS9200 GPIB/RS-232C

SILENT (SIL)

RS-232Cによる制御を行う場合に、レスポンスメッセージターミネータにより区切られたメッセージに対するアクノリッジメッセージを返すかどうかを設定します。また、SILENT?メッセージによりアクノリッジメッセージを返すかどうかの設定値を問い合わせます。

アクノリッジメッセージは、"OK"または "ERROR"の何れかを返します。

アクノリッジメッセージを受信する場合は、RS-232Cの設定を全二重通信の設定にします。

全二重通信: 2者間のデータ伝送において、データを常に両方向に流すことができる通信方式。全二重通信の設定はPCの取扱説明書を参照してください。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:SILENT_<{0|1}>

SIL_<{0|1}>

クエリメッセージ: SILENT?

SIL?

・プログラムデータ

データ形式: 整数

設定値: 0: アクノリッジメッセージを返す1: アクノリッジメッセージを返さない

(例) アクノリッジメッセージを返さないに設定する場合SIL 1

レスポンスメッセージ

SIL?に対してアクノリッジメッセージの設定値を返します。

(例) 現在の設定が「アクノリッジメッセージを返さない」の場合1を返します。

START

試験を開始します。

またはプログラム実行時、インターバルHOLDにより中断したステップから次のステップへの移行をします。

試験条件設定画面(ACW, DCW, IR)画面、オフセット測定(OFFSET)画面、プログラム(AUTO)画面のときのみ有効です。各画面への移行はFUNCTIONメッセージで行います。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:START

TOS9200 GPIB/RS-232C メッセージとレジスタ 3-9

STOP

試験を停止します。

またはFAIL、PASS(HOLD)、プロテクションの解除をします。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:STOP

TRM

レスポンスメッセージターミネータを設定、または設定値を問い合わせます。

なお、GPIBユニラインメッセージである"EOI"は、GPIBでの通信についてのみ有効です。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:TRM_<{0|1|2|3}>

クエリメッセージ:TRM?

・プログラムデータ

データ形式: 整数

設定値: 0: CR/LF+EOI、1: LF+EOI、2: EOI、3: CR+EOI

(例) レスポンスメッセージターミネータを LF+EOIに設定する場合TRM 1

レスポンスメッセージ

TRM?に対して現在設定されているレスポンスメッセージターミネータを返します。

(例) レスポンスメッセージターミネータが LF + EOIに設定されている場合1を返します。

3-10 メッセージとレジスタ TOS9200 GPIB/RS-232C

3.2 AC耐電圧試験専用のメッセージこの項では、AC耐電圧試験時の条件設定または設定内容の確認を行うためのメッセージについて説明します。

ACW:TESTV (A:TES)

AC耐電圧試験時の試験電圧を設定します。あるいは、現在の試験電圧の設定値を問い合わせます。

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

注記 ・ このメッセージは試験中でも有効ですが、大幅な電圧の変更は避け、微調整程度に抑えてください。大幅な電圧変更をすると本器の保護回路が働き、プロテクション状態になる場合があります。

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:ACW:TESTV_<電圧値 >

A:TES_<電圧値 >

クエリメッセージ: ACW:TESTV?

A:TES?

・プログラムデータ

データ形式: 実数

設定値: 0.00~ 5.20E3(または0~5 200)

分解能: 0.01

単位: V

(例) 試験電圧を5.00 kVにする場合

A:TES 5.00E3

レスポンスメッセージ

A:TES?に対して現在の試験電圧の設定値を返します。

(例) 現在の試験電圧の設定値が2.50 kVの場合2.50E3を返します。

TOS9200 GPIB/RS-232C メッセージとレジスタ 3-11

ACW:FREQUENCY (A:FREQ)

AC耐電圧試験時の試験周波数を設定します。あるいは、現在の試験周波数の設定値を問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:ACW:FREQUENCY_<{50|60}>

A:FREQ_<{50|60}>

クエリメッセージ: ACW:FREQUENCY?

A:FREQ?

・プログラムデータ

データ形式: キャラクタ

設定値: 50、60

単位: Hz

(例) 試験周波数を50 Hzにする場合

A:FREQ 50

レスポンスメッセージ

A:FREQ?に対して現在の試験周波数の設定値を返します。

(例) 現在の試験周波数が60 Hzの場合60を返します。

ACW:LOWER (A:LOW)

AC耐電圧試験時の下限基準値(LOWER)と下限判定のON/OFFを設定します。あるいは、現在の下限基準値と下限判定のON/OFFを問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:ACW:LOWER_<下限基準値 ,{ON|OFF}>

A:LOW_<下限基準値 ,{ON|OFF}>

クエリメッセージ: ACW:LOWER?

A:LOW?

・プログラムデータ<下限基準値>

データ形式: 実数

設定値: 0.01E-3~ 110E-3

分解能: 0.01E-3~ 9.99E-3: 0.01E-3、10.0E-3~ 99.9E-3: 0.1E-3、

100E-3~ 110E-3: 1E-3

単位: A

3-12 メッセージとレジスタ TOS9200 GPIB/RS-232C

・プログラムデータ <{ON|OFF}>

データ形式: キャラクタ

設定値: OFF(0)、ON(1)

(例) 下限基準値(LOWER)を10.0 mAにする場合

A:LOW 10.0E-3,ON

レスポンスメッセージ

A:LOW?に対して現在の下限基準値と下限判定のON/OFFを "下限基準値 ,1/0"の形で返します。

(例) 現在の下限基準値が5.00 mAで下限判定OFFの場合5.00E-3,0を返します。

ACW:UPPER (A:UPP)

AC耐電圧試験時の上限基準値(UPPER)を設定します。あるいは、現在の上限基準値を問い合わせます。

注意 ・ 上限基準値を50 mAを超えて設定する場合は、保護回路が働く場合がありますの

で、出力時間を30分以下に設定し、休止時間を出力時間以上設けてください。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:ACW:UPPER_<上限基準値 >

A:UPP_<上限基準値 >

クエリメッセージ: ACW:UPPER?

A:UPP?

・プログラムデータ

データ形式: 実数

設定値: 0.01E-3~ 110E-3

分解能: 0.01E-3~ 9.99E-3: 0.01E-3、10.0E-3~ 99.9E-3: 0.1E-3、

100E-3~ 110E-3: 1E-3

単位: A

(例) 上限基準値を50.0 mAにする場合

A:UPP 50.0E-3

レスポンスメッセージ

A:UPP?に対して現在の上限基準値を返します。

(例) 現在の上限基準値が80.0 mAの場合80.0E-3を返します。

TOS9200 GPIB/RS-232C メッセージとレジスタ 3-13

ACW:TIMER (A:TIM)

AC耐電圧試験時の試験時間(TEST TIME)とタイマー機能のON/OFFを設定します。あるいは、現在の試験時間とタイマー機能のON/OFFを問い合わせます。

注意 ・ 上限基準値を50 mAを超えて設定する場合は、保護回路が働く場合がありますの

で、出力時間を30分以下に設定し、休止時間を出力時間以上設けてください。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:ACW:TIMER_<試験時間 ,{ON|OFF}>

A:TIM_<試験時間 ,{ON|OFF}>

クエリメッセージ: ACW:TIMER?

A:TIM?

・プログラムデータ<試験時間>

データ形式: 実数

設定値: 0.3~ 999

分解能: 0.3~ 99.9: 0.1、100~ 999: 1

単位: s

・プログラムデータ <{ON|OFF}>

データ形式: キャラクタ

設定値: OFF(0)、ON(1)

(例) 試験時間を5 sにする場合

A:TIM 5,ON

レスポンスメッセージ

A:TIM?に対して現在の試験時間とタイマー機能のON/OFFを"試験時間,ON/OFF"の形で返します。

(例) 現在の試験時間が2.0 sでタイマー機能OFFの場合2.0,0を返します。

3-14 メッセージとレジスタ TOS9200 GPIB/RS-232C

ACW:OFFSET (A:OFF)

AC耐電圧試験時のオフセット機能のON/OFFを設定します。あるいは、現在のオフセット機能のON/OFFを問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:ACW:OFFSET_<{ON|OFF}>

A:OFF_<{ON|OFF}>

クエリメッセージ: ACW:OFFSET?

A:OFF?

・プログラムデータ

データ形式: キャラクタ

設定値: OFF(0)、ON(1)

(例) オフセット機能をONにする場合

A:OFF 1

レスポンスメッセージ

A:OFF?に対して現在のオフセット機能のON/OFFを返します。

(例) 現在のオフセット機能がOFFの場合0を返します。

ACW:STARTV (A:STAR)

AC耐電圧試験時のスタート電圧を設定します。あるいは、現在の試験開始電圧設定値を問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:ACW:STARTV_<スタート電圧 >

A:STAR_<スタート電圧 >

クエリメッセージ: ACW:STARTV?

A:STAR?

・プログラムデータ

データ形式: 整数

設定値: 0~99

分解能: 1

単位: %

(例) スタート電圧を試験電圧の10 %にする場合

A:STAR 10

TOS9200 GPIB/RS-232C メッセージとレジスタ 3-15

レスポンスメッセージ

A:STAR?に対して現在のスタート電圧設定値を返します。

(例) 現在のスタート電圧設定値が0 %の場合0を返します。

ACW:RISETIME (A:RTIM)

AC耐電圧試験時の電圧上昇時間(RISE TIME)を設定します。あるいは、現在のライズタイム設定値を問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:ACW:RISETIME_<電圧上昇時間 >

A:RTIM_<電圧上昇時間 >

クエリメッセージ: ACW:RISETIME?

A:RTIM?

・プログラムデータ

データ形式: 実数

設定値: 0.1~ 200

分解能: 0.1~ 99.9: 0.1、100~ 200: 1

単位: s

(例)電圧上昇時間を1 sにする場合

A:RTIM 1

レスポンスメッセージ

A:RTIM?に対して現在の電圧上昇時間設定値を返します。

(例) 現在の電圧上昇時間が2.0 sの場合2.0を返します。

3-16 メッセージとレジスタ TOS9200 GPIB/RS-232C

ACW:FALLTIME (A:FTIM)

AC耐電圧試験時の電圧降下時間(FALL TIME)を設定します。あるいは、現在の電圧降下時間設定値を問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:ACW:FALLTIME_<電圧降下時間 >

A:FTIM_<電圧降下時間 >

クエリメッセージ: ACW:FALLTIME?

A:FTIM?

・プログラムデータ

データ形式: 実数

設定値: 0.0~ 200

分解能: 0.0~ 99.9: 0.1、100~ 200: 1

単位: s

(例) 電圧降下時間を1 sにする場合

A:FTIM 1

レスポンスメッセージ

A:FTIM?に対して現在の電圧降下時間設定値を返します。

(例) 現在の電圧降下時間が2.0 sの場合2.0を返します。

ACW:VRANGE (A:VRAN)

AC耐電圧試験時の出力電圧レンジを設定します。あるいは、現在の出力電圧レンジを問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:ACW:VRANGE_<{0|1}>

A:VRAN_<{0|1}>

クエリメッセージ: ACW:VRANGE?

A:VRAN?

・プログラムデータ

データ形式: 整数

設定値: 0: AUTO、1: 5 kV

(例) 出力電圧レンジをAUTOに設定する場合A:VRAN 0

TOS9200 GPIB/RS-232C メッセージとレジスタ 3-17

レスポンスメッセージ

A:VRAN?に対して出力電圧レンジを返します。

(例) 現在の出力電圧レンジが5 kVの場合1を返します。

ACW:RESPONSE (A:RES)

AC耐電圧試験時の電流検出応答速度(RESPONSE)を設定します。あるいは、現在の電流検出応答速度設定値を問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:ACW:RESPONSE_<{0|1|2}>

A:RES_<{0|1|2}>

クエリメッセージ: ACW:RESPONSE?

A:RES?

・プログラムデータ

データ形式: 整数

設定値: 0: SLOW、1: MID、2: FAST

(例) 電流検出応答速度をFASTに設定する場合A:RES 2

レスポンスメッセージ

A:RES?に対して電流検出応答速度設定値を返します。

(例) 現在の電流検出応答速度がMIDの場合1を返します。

ACW:GND (A:GND)

AC耐電圧試験時のGNDのLOW/GUARDを設定します。あるいは、現在のGNDの設定を問い合わせます。

警告 ・ 被試験物および治具等が接地される可能性がある、あるいは不明な場合は、絶対

にGUARDを選択しないでください。

被試験物が接地されているにもか関わらず、GUARDを選択すると電流計が短絡され、電流を測定できないため大変危険です。図3-1(B)参照。

・ GUARDを選択する場合は、当社の高電圧デジタルボルトメータ149-10Aや電流校正器TOS1200のように、片側接地の測定器などを本器に接続しないでください。電流計を短絡することになります。図3-1(A)参照。

3-18 メッセージとレジスタ TOS9200 GPIB/RS-232C

GUARDに設定した場合

電流計

TOS9200/9201

149-10A

HIGH VOLTAGE端子

LOW端子

被試験物

(A) 149-10Aの接続

テストリード、治具などのストレー容量、絶縁抵抗

GUARDに設定した場合

電流計

TOS9200/9201

HIGH VOLTAGE端子

LOW端子

被試験物

(B) 被試験物が接地されているときのGUARDの選択

図3-1 危険な接続

注意 ・ アース導通試験TOS6200のHIGHまたはLOW端子と本器のLOW端子を接続す

る場合、GUARDに設定するとTOS6200内部の抵抗が本器の電流計に並列に接続され、電流計に誤差が生じます。TOS6200を使用する場合は、端子どうし接続しない、またはLOWに設定してください。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:ACW:GND_<{GUARD|LOW}>

A:GND_<{GUARD|LOW}>

クエリメッセージ: ACW:GND?

A:GND?

・プログラムデータ

データ形式: キャラクタ

設定値: LOW(0)、GUARD(1)

(例) GNDをGUARDにする場合

A:GND 1

TOS9200 GPIB/RS-232C メッセージとレジスタ 3-19

レスポンスメッセージ

A:GND?に対して現在のGNDの設定を返します。

(例) 現在のGNDの設定がLOWの場合0を返します。

ACW:SCAN (A:SCAN)

AC耐電圧試験時のスキャナチャンネルのHIGH、LOW、OPENを設定します。あるいは、現在の高電圧スキャナのチャンネル設定を問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:ACW:SCAN_<チャンネル ,{H|L|O}>

A:SCAN_<チャンネル ,{H|L|O}>

クエリメッセージ: ACW:SCAN?_<チャンネル >

A:SCAN?_<チャンネル >

・プログラムデータ<チャンネル>

データ形式: 整数

設定値: 1~16

分解能: 1

・プログラムデータ<{H|L|O}>

データ形式: キャラクタ

設定値: O(0): OPEN、 L(1): LOW、 H(2): HIGH

(例) スキャナチャンネル1をHIGHにする場合A:SCAN 1,H

レスポンスメッセージ

A:SCAN? 2に対して現在のスキャナチャンネル2の設定を返します。

(例) 現在のスキャナチャンネル2がOPENの場合0を返します。

3-20 メッセージとレジスタ TOS9200 GPIB/RS-232C

ACW:SCANW (A:SCANW)

AC耐電圧試験時のスキャナ16チャンネルのHIGH、LOW、OPENの設定を16Bitに見立てて一度に設定します。あるいは、現在の16チャンネルすべての設定を問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:ACW:SCANW_<設定 1,設定 2 >

A:SCANW_<設定 1,設定 2 >

クエリメッセージ: ACW:SCANW?

A:SCANW?

・プログラムデータ<設定1 >

データ形式: 整数

設定値: 0~65535(#HFFFF)

分解能: 1

0はLOW、1を立ててHIGHとして表現します。

・プログラムデータ<設定2 >

データ形式: 整数

設定値: 0~65535(#HFFFF)

分解能: 1

1を立ててOPENとして、OPENとNOT OPENを表現します。

(例) スキャナチャンネル1から4をLOW、5から8をHIGH、その他をOPENにする場合A:SCANW #H00F0,#HFF00

設定1より、設定2のOPENが優先されます。

レスポンスメッセージ

A:SCANW?に対して、現在の16チャンネルすべての設定を16Bitで設定1,設定2の形で返します。

(例) 現在のスキャナチャンネル1から5がHIGH、6から10がOPEN、その他がLOWの場合31,992を返します。

TOS9200 GPIB/RS-232C メッセージとレジスタ 3-21

ACW:CONTACTCHECK (A:CCH)

AC耐電圧試験時のコンタクトチェックのON/OFFを設定します。あるいは、現在のコンタクトチェックを問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:ACW:CONTACTCHECK_<{ON|OFF}>

A:CCH_<{ON|OFF}>

クエリメッセージ: ACW:CONTACTCHECK?

A:CCH?

・プログラムデータ

データ形式: キャラクタ

設定値: OFF(0)、ON(1)

(例) コンタクトチェックをONにする場合A:CCH ON

レスポンスメッセージ

A:CCH?に対して現在のコンタクトチェックの設定を返します。

(例) 現在のコンタクトチェックがONの場合1を返します。

3-22 メッセージとレジスタ TOS9200 GPIB/RS-232C

3.3 DC耐電圧試験専用のメッセージこの項では、DC耐電圧試験時の条件設定または設定内容の確認を行うためのメッセージについて説明します。

このメッセージは、DC耐電圧試験機能付きのTOS9201専用です。

TOS9200では、このメッセージは無効となりますが、エラーとはなりません。

DCW:TESTV (D:TES)

DC耐電圧試験時の試験電圧を設定します。あるいは、現在の試験電圧を問い合わせます。

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

注記 ・ このメッセージは試験中でも有効ですが、大幅な電圧の変更は避け、微調整程度に抑えてください。大幅な電圧変更をすると本器の保護回路が働き、プロテクション状態になる場合があります。

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:DCW:TESTV_<電圧値 >

D:TES_<電圧値 >

クエリメッセージ: DCW:TESTV?

D:TES?

・プログラムデータ

データ形式: 実数

設定値: 0.00~ 6.10E3(または0~6 100)

分解能: 0.01E3

単位: V

(例) 試験電圧を5.00 kVにする場合

D:TES 5.00E3

レスポンスメッセージ

D:TES?に対して現在の試験電圧を返します。

(例) 現在の試験電圧が2.50 kVの場合2.50E3を返します。

TOS9200 GPIB/RS-232C メッセージとレジスタ 3-23

DCW:LOWER (D:LOW)

DC耐電圧試験時の下限基準値(LOWER)と下限判定のON/OFFを設定します。あるいは、現在の下限基準値と下限判定のON/OFFを問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:DCW:LOWER_<下限基準値 ,{ON|OFF}>

D:LOW_<下限基準値 ,{ON|OFF}>

クエリメッセージ: DCW:LOWER?

D:LOW?

・プログラムデータ<下限基準値>

データ形式: 実数

設定値: 0.01E-3~ 11.0E-3

分解能: 0.01E-3~ 9.99E-3:0.01、10.0E-3~ 11.0E-3:0.1

単位: A

・プログラムデータ <{ON|OFF}>

データ形式: キャラクタ

設定値: OFF(0)、ON(1)

(例) 下限基準値を1 mAにする場合

D:LOW 1E-3,ON

レスポンスメッセージ

D:LOW?に対して現在の下限基準値と下限判定のON/OFFを "下限基準値 ,ON/OFF"の形で返します。

(例) 現在の下限基準値が2.0 mAで下限判定OFFでの場合2.00E-3,0を返します。

3-24 メッセージとレジスタ TOS9200 GPIB/RS-232C

DCW:UPPER (D:UPP)

DC耐電圧試験時の上限基準値(UPPER)を設定します。あるいは、現在の上限基準値を問い合わせます。

注意 ・ 上限基準値を5 mAを超えて設定する場合は、保護回路が働く場合がありますの

で、出力時間を1分以下に設定し、休止時間を試験時間以上設けてください。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:DCW:UPPER_<上限基準値 >

D:UPP_<上限基準値 >

クエリメッセージ: DCW:UPPER?

D:UPP?

・プログラムデータ

データ形式: 実数

設定値: 0.01E-3~ 11.0E-3

分解能: 0.01E-3~ 9.99E-3:0.01、10.0E-3~ 11.0E-3:0.1

単位: A

(例) 上限基準値を5 mAにする場合

D:UPP 5E-3

レスポンスメッセージ

D:UPP?に対して現在の上限基準値を返します。

(例) 現在の上限基準値が2.00 mAの場合2.00E-3を返します。

DCW:TIMER (D:TIM)

DC耐電圧試験時の試験時間(TEST TIME)とタイマー機能のON/OFFを設定します。あるいは、現在の試験時間とタイマー機能のON/OFFを問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:DCW:TIMER_<試験時間 ,{ON|OFF}>

D:TIM_<試験時間 ,{ON|OFF}>

クエリメッセージ: DCW:TIMER?

D:TIM?

・プログラムデータ<試験時間>

データ形式: 実数

TOS9200 GPIB/RS-232C メッセージとレジスタ 3-25

設定値: 0.3~ 999

分解能: 0.3~ 99.9: 0.1、100~ 999: 1

単位: s

・プログラムデータ <{ON|OFF}>

データ形式: キャラクタ

設定値: OFF(0)、ON(1)

(例) 試験時間を5 sにする場合

D:TIM 5,ON

レスポンスメッセージ

D:TIM?に対して現在の試験時間とタイマー機能のON/OFFを"試験時間,1/0"の形で返します。

(例) 現在の試験時間が2.0 sでタイマー機能OFFの場合2.0,0を返します。

DCW:STARTV (D:STAR)

DC耐電圧試験時のスタート電圧を設定します。あるいは、現在のスタート電圧設定値を問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:DCW:STARTV_<スタート電圧 >

D:STAR_<スタート電圧 >

クエリメッセージ: DCW:STARTV?

D:STAR?

・プログラムデータ

データ形式: 整数

設定値: 0~99

分解能: 1

単位: %

(例) スタート電圧を試験電圧の10 %にする場合

D:STAR 10

レスポンスメッセージ

D:STAR?に対して現在のスタート電圧設定値を返します。

(例) 現在のスタート電圧設定値が0 %の場合0を返します。

3-26 メッセージとレジスタ TOS9200 GPIB/RS-232C

DCW:RISETIME (D:RTIM)

DC耐電圧試験時の電圧上昇時間(RISE TIME)を設定します。あるいは、現在の電圧上昇時間設定値を問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:DCW:RISETIME_<電圧上昇時間 >

D:RTIM_<電圧上昇時間 >

クエリメッセージ: DCW:RISETIME?

D:RTIM?

・プログラムデータ

データ形式: 実数

設定値: 0.1~ 200

分解能: 0.1~ 99.9: 0.1、100~ 200: 1

単位: s

(例) 電圧上昇時間を1 sにする場合

D:RTIM 1

レスポンスメッセージ

D:RTIM?に対して現在の電圧上昇時間設定値を返します。

(例) 現在の電圧上昇時間が2.0 sの場合2.0を返します。

DCW:WAITTIME (D:WTIM)

DC耐電圧試験時の判定待ち時間(WAIT TIME)を設定します。あるいは、現在の判定待ち時間設定値を問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:DCW:WAITTIME_<判定待ち時間 >

D:WTIM_<判定待ち時間 >

クエリメッセージ: DCW:WAITTIME?

D:WTIM?

・プログラムデータ

データ形式: 実数

設定値: 0.3~ 10.0

分解能: 0.1

単位: s

TOS9200 GPIB/RS-232C メッセージとレジスタ 3-27

(例) 判定待ち時間を1 sにする場合

D:WTIM 1

レスポンスメッセージ

D:WTIM?に対して現在の判定待ち時間設定値を返します。

(例) 現在の判定待ち時間が2.0 sの場合2.0を返します。

DCW:GND (D:GND)

DC耐電圧試験時のGNDのLOW/GUARDを設定します。あるいは、現在のGNDの設定を問い合わせます。

警告 ・ 被試験物および治具等が接地される可能性がある、あるいは不明な場合は、絶対

にGUARDを選択しないでください。

被試験物が接地されているにもか関わらず、GUARDを選択すると電流計が短絡され、電流を測定できないため大変危険です。図3-2(B)参照。

・ GUARDを選択する場合は、当社の高電圧デジタルボルトメータ149-10Aや電流校正器TOS1200のように、片側接地の測定器などを本器に接続しないでください。電流計を短絡することになります。図3-2(A)参照。

GUARDに設定した場合

電流計

TOS9201

149-10A

HIGH VOLTAGE端子

LOW端子

被試験物

(A) 149-10Aの接続

テストリード、治具などの絶縁抵抗

GUARDに設定した場合

電流計

TOS9201

HIGH VOLTAGE端子

LOW端子

被試験物

(B) 被試験物が接地されているときのGUARDの選択

図3-2 危険な接続

3-28 メッセージとレジスタ TOS9200 GPIB/RS-232C

注意 ・ アース導通試験TOS6200のHIGHまたはLOW端子と本器のLOW端子を接続す

る場合、GUARDに設定するとTOS6200内部の抵抗が本器の電流計に並列に接続され、電流計に誤差が生じます。TOS6200を使用する場合は、端子どうし接続しない、またはLOWに設定してください。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:DCW:GND_<{GUARD|LOW}>

D:GND_<{GUARD|LOW}>

クエリメッセージ: DCW:GND?

D:GND?

・プログラムデータ

データ形式: キャラクタ

設定値: LOW(0)、GUARD(1)

(例) GNDをGUARDにする場合

D:GND 1

レスポンスメッセージ

D:GND?に対して現在のGNDの設定を返します。

(例) 現在のGNDの設定がLOWの場合0を返します。

DCW:SCAN (D:SCAN)

DC耐電圧試験時のスキャナチャンネルのHIGH、LOW、OPENを設定します。あるいは、現在のスキャナチャンネルの設定を問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:DCW:SCAN_<チャンネル ,{H|L|O}>

D:SCAN_<チャンネル ,{H|L|O}>

クエリメッセージ: DCW:SCAN?_<チャンネル >

D:SCAN?_<チャンネル >

・プログラムデータ<チャンネル>

データ形式: 整数

設定値: 1~16

分解能: 1

・プログラムデータ<{H|L|O}>

データ形式: キャラクタ

設定値: O(0): OPEN、 L(1): LOW、 H(2): HIGH

TOS9200 GPIB/RS-232C メッセージとレジスタ 3-29

(例) スキャンチャンネル1をHIGHにする場合D:SCAN 1,H

レスポンスメッセージ

D:SCAN? 2に対して現在のスキャンチャンネル2の設定を返します。

(例) 現在のスキャンチャンネル2がOPENの場合0を返します。

DCW:SCANW (D:SCANW)

DC耐電圧試験時の16チャンネルのHIGH、LOW、OPENの設定を16Bitに見立てて一度に設定します。あるいは、現在の16チャンネルすべての設定を問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:DCW:SCANW_<設定 1,設定 2 >

D:SCANW_<設定 1,設定 2 >

クエリメッセージ: DCW:SCANW?

D:SCANW?

・プログラムデータ<設定1 >

データ形式: 整数

設定値: 0~65535(#HFFFF)

分解能: 1

0はLOW、1を立ててHIGHとして表現します。

・プログラムデータ<設定2 >

データ形式: 整数

設定値: 0~65535(#HFFFF)

分解能: 1

1を立ててOPENとして、OPENとNOT OPENを表現します。

(例) スキャンチャンネル1から4をLOW、5から8をHIGH、その他をOPENにする場合D:SCANW #H00F0,#HFF00

設定1より、設定2のOPENが優先されます。

レスポンスメッセージ

D:SCANW?に対して、現在の16チャンネルすべての設定を16Bitで設定1,設定2の形で返します。

(例) 現在のスキャンチャンネル1から5がHIGH、6から10がOPEN、その他がLOWの場合31,992を返します。

3-30 メッセージとレジスタ TOS9200 GPIB/RS-232C

DCW:CONTACTCHECK (D:CCH)

DC耐電圧試験時のコンタクトチェックのON/OFFを設定します。あるいは、現在のコンタクトチェックを問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:DCW:CONTACTCHECK_<{ON|OFF}>

D:CCH_<{ON|OFF}>

クエリメッセージ: DCW:CONTACTCHECK?

D:CCH?

・プログラムデータ

データ形式: キャラクタ

設定値: OFF(0)、ON(1)

(例) コンタクトチェックをONにする場合D:CCH ON

レスポンスメッセージ

D:CCH?に対して現在のコンタクトチェックの設定を返します。

(例) 現在のコンタクトチェックがONの場合1を返します。

TOS9200 GPIB/RS-232C メッセージとレジスタ 3-31

3.4 絶縁抵抗試験専用のメッセージこの項では、絶縁抵抗試験時の条件設定または設定内容の確認を行うためのメッセージについて説明します。

IR:TESTV (I:TES)

絶縁抵抗試験時の試験電圧を設定します。あるいは、現在の試験電圧を問い合わせます。

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

注記 ・ このメッセージは試験中でも有効ですが、大幅な電圧の変更は避け、微調整程度に抑えてください。大幅な電圧変更をすると本器の保護回路が働き、プロテクション状態になる場合があります。

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:IR:TESTV_<電圧値>

I:TES_<電圧値>

クエリメッセージ: IR:TESTV?

I:TES?

・プログラムデータ

データ形式: 整数

設定値: 10~ 1020

分解能: 1

単位: V

(例) 試験電圧を500 Vにする場合

I:TES 500

レスポンスメッセージ

I:TES?に対して現在の試験電圧を返します。

(例) 現在の試験電圧が250 Vの場合250を返します。

3-32 メッセージとレジスタ TOS9200 GPIB/RS-232C

IR:LOWER (I:LOW)

絶縁抵抗試験時の下限基準値(LOWER)と下限判定のON/OFFを設定します。あるいは、現在の下限基準値と下限判定のON/OFFを問い合わせます。

注意 ・ 下限判定機能 OFF 、上限判定機能OFF の設定では、FAIL 判定を行いません。

このとき、タイマーをONにするとPASSと判定してしまうため注意が必要です。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:IR:LOWER_<下限基準値 ,{ON|OFF}>

I:LOW_<下限基準値 ,{ON|OFF}>

クエリメッセージ: IR:LOWER?

I:LOW?

・プログラムデータ

データ形式: 実数

設定値: 0.01E6~ 9.99E9

分解能: 0.01E6~ 9.99E6:0.01E6、10.0E6~ 99.9E6:0.1E6、

100E6~ 999E6:1E6、1.00E9~ 9.99E9:0.01E9

単位: Ω

(例) 下限基準値を99.9 MΩにする場合

I:LOW 99.9E6,1

レスポンスメッセージ

I:LOW?に対して現在の下限基準値と下限判定のON/OFFを"下限基準値,1/0"の形で返します。

(例) 現在の下限基準値が1.00 GΩで下限判定OFFの場合1.00E9,0を返します。

IR:UPPER (I:UPP)

絶縁抵抗試験時の上限基準値(UPPER)と上限判定のON/OFFをを設定します。あるいは、現在の上限基準値と上限判定のON/OFFを問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:IR:UPPER_<上限基準値 ,{ON|OFF}>

I:UPP_<上限基準値 ,{ON|OFF}>

クエリメッセージ: IR:UPPER?

I:UPP?

TOS9200 GPIB/RS-232C メッセージとレジスタ 3-33

・プログラムデータ

データ形式: 実数

設定値: 0.01E6~ 9.99E9

分解能: 0.01E6~ 9.99E6:0.01E6、10.0E6~ 99.9E6:0.1E6、100E6~ 999E6:1E6、1.00E9~ 9.99E9:0.01E9

単位: Ω

・プログラムデータ <{ON|OFF}>

データ形式: キャラクタ

設定値: OFF(0)、ON(1)

(例) 上限基準値を1.00 GΩにする場合

I:UPP 1.00E9,1

レスポンスメッセージ

I:UPP?に対して現在の上限基準値と上限判定のON/OFFを"上限基準値,1/0"の形で返します。

(例) 現在の上限基準値が5.00 GΩで上限判定OFFの場合5.00E9,0を返します。

IR:TIMER (I:TIM)

絶縁抵抗試験時の試験時間(TEST TIME)とタイマー機能のON/OFFを設定します。あるいは、現在の試験時間とタイマー機能のON/OFFを問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:IR:TIMER_<試験時間 ,{ON|OFF}>

I:TIM_<試験時間 ,{ON|OFF}>

クエリメッセージ: IR:TIMER?

I:TIM?

・プログラムデータ<試験時間>

データ形式: 実数

設定値: 0.5~ 999

分解能: 0.5~ 99.9: 0.1、100~ 999: 1

単位: s

・プログラムデータ <{ON|OFF}>

データ形式: キャラクタ

設定値: OFF(0)、ON(1)

(例) 試験時間を5 sにする場合

I:TIM 5,ON

3-34 メッセージとレジスタ TOS9200 GPIB/RS-232C

レスポンスメッセージ

I:TIM?に対して現在の試験時間とタイマー機能のON/OFFを返します。

(例) 現在の試験時間が2 sでタイマー機能OFFの場合2.0,0を返します。

IR:RISETIME (I:RTIM)

絶縁抵抗試験時の電圧上昇時間(RISE TIME)を設定します。あるいは、現在の電圧上昇時間設定値を問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:IR:RISETIME_<電圧上昇時間 >

I:RTIM_<電圧上昇時間 >

クエリメッセージ: IR:RISETIME?

I:RTIM?

・プログラムデータ

データ形式: 実数

設定値: 0.1~ 200

分解能: 0.1~ 99.9: 0.1、100~ 200: 1

単位: s

(例) 電圧上昇時間を1 sにする場合

I:RTIM 1

レスポンスメッセージ

I:RTIM?に対して現在の電圧上昇時間設定値を返します。

(例) 現在の電圧上昇時間が2 sの場合2.0を返します。

IR:WAITTIME (I:WTIM)

絶縁抵抗圧試験時の判定待ち時間(WAIT TIME)を設定します。あるいは、現在の判定待ち時間設定値を問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:IR:WAITTIME_<判定待ち時間 >

I:WTIM_<判定待ち時間 >

クエリメッセージ: IR:WAITTIME?

I:WTIM?

TOS9200 GPIB/RS-232C メッセージとレジスタ 3-35

・プログラムデータ

データ形式: 実数

設定値: 0.3~ 10.0

分解能: 0.1

単位: s

(例) 判定待ち時間を1 sにする場合

I:WTIM 1

レスポンスメッセージ

I:WTIM?に対して現在の判定待ち時間設定値を返します。

(例) 現在の判定待ち時間が2.0 sの場合2.0を返します。

IR:GND (I:GND)

絶縁抵抗試験時のGNDのLOW/GUARDを設定します。あるいは、現在のGNDの設定を問い合わせます。

警告 ・ 被試験物および治具等が接地される可能性がある、あるいは不明な場合は、絶対

にGUARDを選択しないでください。

被試験物が接地されているにもか関わらず、GUARDを選択すると電流計が短絡され、電流を測定できないため大変危険です。図3-3(B)参照。

・ GUARDを選択する場合は、当社の高電圧デジタルボルトメータ149-10Aや電流校正器TOS1200のように、片側接地の測定器などを本器に接続しないでください。電流計を短絡することになります。図3-3(A)参照。

GUARDに設定した場合

電流計

TOS9200/9201

149-10A

HIGH VOLTAGE端子

LOW端子

被試験物

(A) 149-10Aの接続

3-36 メッセージとレジスタ TOS9200 GPIB/RS-232C

テストリード、治具などの絶縁抵抗

GUARDに設定した場合

電流計

TOS9200/9201

HIGH VOLTAGE端子

LOW端子

被試験物

(B) 被試験物が接地されているときのGUARDの選択

図3-3 危険な接続

注意 ・ アース導通試験TOS6200のHIGHまたはLOW端子と本器のLOW端子を接続す

る場合、GUARDに設定するとTOS6200内部の抵抗が本器の電流計に並列に接続され、電流計に誤差が生じます。TOS6200を使用する場合は、端子どうし接続しない、またはLOWに設定してください。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:IR:GND_<{GUARD|LOW}>

I:GND_<{GUARD|LOW}>

クエリメッセージ: IR:GND?

I:GND?

・プログラムデータ

データ形式: キャラクタ

設定値: LOW(0)、GUARD(1)

(例) GNDをGUARDにする場合

I:GND 1

レスポンスメッセージ

I:GND?に対して現在のGNDの設定を返します。

(例) 現在のGNDの設定がLOWの場合0を返します。

TOS9200 GPIB/RS-232C メッセージとレジスタ 3-37

IR:SCAN (I:SCAN)

絶縁抵抗試験時のスキャナチャンネルのHIGH、LOW、OPENを設定します。あるいは、現在の高電圧スキャナのチャンネル設定を問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:IR:SCAN_<チャンネル ,{H|L|O}>

I:SCAN_<チャンネル ,{H|L|O}>

クエリメッセージ: IR:SCAN?_<チャンネル >

I:SCAN?_<チャンネル >

・プログラムデータ<チャンネル>

データ形式: 整数

設定値: 1~16

分解能: 1

・プログラムデータ<{H|L|O}>

データ形式: キャラクタ

設定値: O(0): OPEN、 L(1): LOW、 H(2): HIGH

(例) スキャナチャンネル1をHIGHにする場合I:SCAN 1,H

レスポンスメッセージ

I:SCAN? 2に対して現在のスキャナチャンネル2の設定を返します。

(例) 現在のスキャナチャンネル2がOPENの場合0を返します。

3-38 メッセージとレジスタ TOS9200 GPIB/RS-232C

IR:SCANW (I:SCANW)

絶縁抵抗試験時の高電圧スキャナ16チャンネルのHIGH、LOW、OPENの設定を16Bitに見立てて一度に設定します。あるいは、現在の16チャンネルすべての設定を問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:IR:SCANW_<設定 1,設定 2>

I:SCANW_<設定 1,設定 2>

クエリメッセージ: IR:SCANW?

I:SCANW?

・プログラムデータ<設定1 >

データ形式: 整数

設定値: 0~65535(#HFFFF)

分解能: 1

0はLOW、1を立ててHIGHとして表現します。

・プログラムデータ<設定2 >

データ形式: 整数

設定値: 0~65535(#HFFFF)

分解能: 1

1を立ててOPENとして、OPENとNOT OPENを表現します。

(例) スキャナチャンネル1から4をLOW、5から8をHIGH、その他をOPENにする場合I:SCANW #H0F00,#HFF00

設定1より、設定2のOPENが優先されます。

レスポンスメッセージ

I:SCANW?に対して、現在の高電圧スキャナ16チャンネルすべての設定を16Bitで設定1,設定2の形で返します。

(例) 現在のスキャナチャンネル1から5がHIGH、6から10がOPEN、その他がLOWの場合31,992を返します。

TOS9200 GPIB/RS-232C メッセージとレジスタ 3-39

IR:CONTACTCHECK (I:CCH)

絶縁抵抗試験時のコンタクトチェックのON/OFFを設定します。あるいは、現在のコンタクトチェックを問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:IR:CONTACTCHECK_<{ON|OFF}>

I:CCH_<{ON|OFF}>

クエリメッセージ: IR:CONTACTCHECK?

I:CCH?

・プログラムデータ

データ形式: キャラクタ

設定値: OFF(0)、ON(1)

(例) コンタクトチェックをONにする場合I:CCH ON

レスポンスメッセージ

I:CCH?に対して現在のコンタクトチェックの設定を返します。

(例) 現在のコンタクトチェックがONの場合1を返します。

3-40 メッセージとレジスタ TOS9200 GPIB/RS-232C

3.5 各試験共通のメッセージこの項では、各試験共通のメッセージについて説明します。

VDATA (VDAT)

各試験のモニタ電圧値を問い合わせます。

試験中はリアルタイムの電圧値を返し、試験後は前回の試験電圧値を返します。

プログラムメッセージ

・構文

クエリメッセージ: VDATA?

DAT?

レスポンスメッセージ

VDAT?に対してACWのときはAC耐電圧試験のモニタ電圧、DCWのときはDC耐電圧試験のモニタ電圧、IRのときは絶縁抵抗試験のモニタ電圧を返します。

(例) 現在のAC耐電圧試験のモニタ電圧値が1.5 kVの場合1.50E3を返します。

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

注記 ・ 絶縁抵抗試験では、下限判定機能がOFFの場合、試験電圧を下限基準値で除算した値が1.1 mAを超える設定でも試験が可能となりますが、試験中に出力電圧監視範囲±(10 % of setting +50 V)を超えた電圧を検出すると、測定電圧値が点滅します。

この場合、-1を返します。○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

IDATA (IDAT)

モニタ電流値を問い合わせます。

試験中はシステム設定のMEAS MODEの設定により通常測定値または最大値を返し、試験後は前回の試験電流値を返します。

プログラムメッセージ

・構文

クエリメッセージ: IDATA?

IDAT?

レスポンスメッセージ

IDAT?に対してACWのときはAC耐電圧試験のモニタ電流、DCWのときはDC耐電圧試験のモニタ電流を返します。

TOS9200 GPIB/RS-232C メッセージとレジスタ 3-41

(例) 現在のAC耐電圧試験のモニタ電流値が10.0 mAの場合10.0E-3を返します。

RDATA (RDAT)

モニタ抵抗値を問い合わせます。

試験中はシステム設定のMEAS MODEの設定により通常測定値または最小値を返し、試験後は前回の抵抗モニタ値を返します。

プログラムメッセージ

・構文

クエリメッセージ: RDATA?

RDAT?

レスポンスメッセージ

RDAT?に対してIRのときに絶縁抵抗試験のモニタ抵抗値を返します。

(例) 現在のモニタ抵抗値が10.0 MΩの場合10.0E6を返します。

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

注記 ・ 絶縁抵抗試験において、測定した絶縁抵抗値が9.99 GΩを超える場合

9.99 GΩ<99.9 GΩ :返される測定値は保証範囲外です。99.9 GΩ≦ :"99.9"が点滅し、-1を返します。

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

REALDATA (REAL)

リアル電流値を問い合わせます。

試験中はリアルタイムのリアル電流値を返し、試験後は前回のリアル電流値を返します。

プログラムメッセージ

・構文

クエリメッセージ: REALDATA?

REAL?

レスポンスメッセージ

REAL?に対して現在のリアル電流値を返します。

(例) 現在のリアル電流値が1 mAの場合1E-3を返します。

3-42 メッセージとレジスタ TOS9200 GPIB/RS-232C

IMAGDATA (IMAG)

イマジナリ電流値を問い合わせます。

試験中はリアルタイムのイマジナリ電流値を返し、試験後は前回のイマジナリ電流値を返します。

プログラムメッセージ

・構文

クエリメッセージ: IMAGDATA?

IMAG?

レスポンスメッセージ

IMAG?に対して現在のイマジナリ電流値を返します。

(例) 現在のイマジナリ電流値が20 μAの場合20E-6を返します。

TIME

試験の経過時間(タイマー機能ONの場合は、残り時間)と試験状態を問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

クエリメッセージ:TIME?

レスポンスメッセージ

TIME?に対して経過時間(タイマー機能ONの場合は、残り時間)と試験状態を"時間 ,状態 "の形で返します。

上昇中(Rise):0、試験中(Test):1、下降中(Fall):2、終了(End):3

(例) 現在の経過時間(または残り時間)が7.0 sで試験中の場合7.0,1を返します。

MON

現在の各モニタ値を問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

クエリメッセージ:MON?

レスポンスメッセージ

MON?に対して現在の各モニタ値を返します。

TOS9200 GPIB/RS-232C メッセージとレジスタ 3-43

試験中以外は、前回の試験結果を返します。

AC耐電圧試験の場合の返し方

テストタイプ(0:ACW),モニタ電圧 ,モニタ電流NORM,モニタ電流MAX,リアル電流 ,イマジナリ電流 ,経過(残)時間 ,試験状態(0: Rise/1: Test/2: Fall/3: End)

DC耐電圧試験の場合の返し方

テストタイプ(1:DCW),モニタ電圧 ,モニタ電流NORM,モニタ電流MAX,モニタ抵抗MIN,0,経過(残)時間 ,試験状態(0: Rise/1: Test/3: End)

絶縁抵抗試験の場合の返し方

テストタイプ(2:IR),モニタ電圧,モニタ抵抗NORM,モニタ抵抗MIN,モニタ電流,0,経過(残)時間 ,試験状態(0: Rise/1: Test/3: End)

(例) 現在、AC耐電圧試験でモニタ電圧値 2.50 kV、モニタ電流値NORM 5.2 mA、モニタ電流値MAX 12 mA、リアル電流5 mA、イマジナリ電流10 μA、残り時間2.6 sで試験中の場合0,2.5E3,5.2E-3,12E-3,5E-3,10E-6,2.6,1を返します。

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

注記 ・ 絶縁抵抗試験において、測定した絶縁抵抗値が9.99 GΩを超える場合

9.99 GΩ<99.9 GΩ :返される測定値は保証範囲外です。99.9 GΩ≦ :"99.9"が点滅し、-1を返します。

・ 絶縁抵抗試験では、下限判定機能がOFFの場合、試験電圧を下限基準値で除算した値が1.1 mAを超える設定でも試験が可能となりますが、試験中に出力電圧監視範囲±(10 % of setting +50 V)を超えた電圧を検出すると、測定電圧値が点滅します。この場合、-1を返します。

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

SCANTYPE (STYP)

接続されている有効なチャンネル数とスキャナのモデル名を問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

クエリメッセージ: SCANTYPE?

STYP?

レスポンスメッセージ

STYP?に対して有効なチャンネル数とスキャナのモデル名を次のように返します。

有効チャンネル数 , スキャナ1, スキャナ2, スキャナ3, スキャナ4

0:なし、1:TOS9220、2:TOS9221

(例) 現在の有効なチャンネル数が12で、接続されているスキャナが、本器に近いモデルからTOS9220、TOS9220、TOS9221で4台目は接続されていない場合12,1,1,2,0を返します。

3-44 メッセージとレジスタ TOS9200 GPIB/RS-232C

CFAILCH (CFCH)

C FAILになったチャンネルを問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

クエリメッセージ: CFAILCH?

CFCH?

レスポンスメッセージ

CFCH?に対してCONTACT FAILになったチャンネルを返します。

(例) 現在CONTACT FAILになったチャンネルが12の場合12を返します。

3.6 システム関連のメッセージこの項では、システム画面で設定する項目のメッセージについて説明します。

MEASMODE (MMOD)

測定電流値(または抵抗値)の表示モード(MEAS MODE)を設定します。あるいは、現在の測定電流値(または抵抗値)の表示モードを問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:MEASMODE_<{NORM|MAX}>

MMOD_<{NORM|MAX}>

クエリメッセージ: MEASMODE?

MMOD?

・プログラムデータ

データ形式: キャラクタ

設定値: NORM: Real Time、MAX: Max Hold(Min Hold)

(例) 測定電流値(または抵抗値)の表示モードを最大値ホールド(抵抗値の場合は最小値ホールド)にする場合MMOD MAX

レスポンスメッセージ

MMOD?に対して現在の測定電流値(または抵抗値)の表示モードをNORMの場合0、MAXの場合1を返します。

(例) 現在の測定電流値(または抵抗値)の表示モードがリアルタイムの場合0を返します。

TOS9200 GPIB/RS-232C メッセージとレジスタ 3-45

PASSHOLD (PHOL)

PASS判定時のPASSホールド時間を設定します。あるいは、現在のPASSホールド時間を問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:PASSHOLD_<設定値 >

PHOL_<設定値 >

クエリメッセージ: PASSHOLD?

PHOL?

・プログラムデータ

データ形式: 実数、キャラクタ

設定値: 0.2~ 10.0、HOLD

単位: s

(例) PASSホールド時間をHOLDにする場合PHOL HOLD

レスポンスメッセージ

PHOL?に対して現在のPASSホールド時間を返します。

(例) 現在のPASSホールド時間が0.5 sの場合0.5を返します。

BUZZERVOL (BVOL)

ブザーの音量を設定します。あるいは、現在のブザーの音量を問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:BUZZERVOL_<設定値 >

BVOL_<設定値 >

クエリメッセージ: BUZZERVOL?

BVOL?

・プログラムデータ

データ形式: 整数

設定値: 0~10

分解能: 1

(例) ブザーの音量を5にする場合BVOL 5

3-46 メッセージとレジスタ TOS9200 GPIB/RS-232C

レスポンスメッセージ

BVOL?に対して現在のブザーの音量を返します。

(例) 現在のブザーの音量が3の場合3を返します。

CONTRAST (CON)

LCDのコントラストを設定します。あるいは、現在のLCDのコントラストの設定を問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:CONTRAST_<設定値 >

CON_<設定値 >

クエリメッセージ: CONTRAST?

CON?

・プログラムデータ

データ形式: 整数

設定値: 0~10

分解能: 1

(例) LCDのコントラストを5にする場合CON 5

レスポンスメッセージ

CON?に対して現在のLCDのコントラストの設定を返します。

(例) 現在のLCDのコントラストが6の場合6を返します。

MOMENTARY (MOM)

スタートモーメンタリ(MOMENTARY)を設定します。あるいは、現在のスタートモーメンタリの設定を問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:MOMENTARY_<{ON|OFF}>

MOM_<{ON|OFF}>

クエリメッセージ: MOMENTARY?

MOM?

TOS9200 GPIB/RS-232C メッセージとレジスタ 3-47

・プログラムデータ

データ形式: キャラクタ

設定値: OFF(0)、ON(1)

(例) スタートモーメンタリをOFFにする場合MOM OFF

レスポンスメッセージ

MOM?に対して現在のスタートモーメンタリの設定を返します。

(例) 現在のスタートモーメンタリがONの場合1を返します。

FAILMODE (FMOD)

フェイルモード(FAIL MODE)を設定します。あるいは、現在のフェイルモードの設定を問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:FAILMODE_<{ON|OFF}>

FMOD_<{ON|OFF}>

クエリメッセージ: FAILMODE?

FMOD?

・プログラムデータ

データ形式: キャラクタ

設定値: OFF(0)、ON(1)

(例) フェイルモードをOFFにする場合FMOD OFF

レスポンスメッセージ

FMOD?に対して現在のフェイルモードの設定を返します。

(例) 現在のフェイルモードがONの場合1を返します。

3-48 メッセージとレジスタ TOS9200 GPIB/RS-232C

DOUBLEACTION (DAC)

ダブルアクションモード(DOUBLE ACTION)を設定します。あるいは、現在のダブルアクションモードの設定を問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:DOUBLEACTION_<{ON|OFF}>

DAC_<{ON|OFF}>

クエリメッセージ: DOUBLEACTION?

DAC?

・プログラムデータ

データ形式: キャラクタ

設定値: OFF(0)、ON(1)

(例) ダブルアクションモードをOFFにする場合DAC OFF

レスポンスメッセージ

DAC?に対して現在のダブルアクションモードの設定を返します。

(例) 現在のダブルアクションモードがONの場合1を返します。

SIGHVON (SHV)

Status Signal OutputのH.V ONを設定します。あるいは、現在のH.V ONの設定を問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:SIGHVON_<{ON|OFF}>

SHV_<{ON|OFF}>

クエリメッセージ: SIGHVON?

SHV?

・プログラムデータ

データ形式: キャラクタ

設定値: OFF(0)、ON(1)

(例) Status Signal OutputのH.V ONをOFFにする場合SHV OFF

TOS9200 GPIB/RS-232C メッセージとレジスタ 3-49

レスポンスメッセージ

SHV?に対して現在のStatus Signal OutputのH.V ONの設定を返します。

(例) 現在のStatus Signal OutputのH.V ONがONの場合1を返します。

SIGTEST (STES)

Status Signal OutputのTESTを設定します。あるいは、現在のTESTの設定を問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:SIGTEST_<{ON|OFF}>

STES_<{ON|OFF}>

クエリメッセージ: SIGTEST?

STES?

・プログラムデータ

データ形式: キャラクタ

設定値: OFF(0)、ON(1)

(例) Status Signal Outputの TESTをOFFにする場合STES OFF

レスポンスメッセージ

STES?に対して現在のStatus Signal Outputの TESTの設定を返します。

(例) 現在のStatus Signal Outputの TESTがONの場合1を返します。

SIGPASS (SPAS)

Status Signal OutputのPASSを設定します。あるいは、現在のPASSの設定を問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:SIGPASS_<{ON|OFF}>

SPAS_<{ON|OFF}>

クエリメッセージ: SIGPASS?

SPAS?

3-50 メッセージとレジスタ TOS9200 GPIB/RS-232C

・プログラムデータ

データ形式: キャラクタ

設定値: OFF(0)、ON(1)

(例) Status Signal Outputの PASSをOFFにする場合SPAS OFF

レスポンスメッセージ

SPAS?に対して現在のStatus Signal Outputの PASSの設定を返します。

(例) 現在のStatus Signal Outputの PASSがONの場合1を返します。

SIGUFAIL (SUF)

Status Signal OutputのU FAILを設定します。あるいは、現在のUP FAILの設定を問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:SIGUFAIL_<{ON|OFF}>

SUF_<{ON|OFF}>

クエリメッセージ: SIGUFAIL?

SUF?

・プログラムデータ

データ形式: キャラクタ

設定値: OFF(0)、ON(1)

(例) Status Signal OutputのU FAILをOFFにする場合SUF OFF

レスポンスメッセージ

SUF?に対して現在のStatus Signal OutputのU FAILの設定を返します。

(例) 現在のStatus Signal OutputのU FAILがONの場合1を返します。

SIGLFAIL (SLF)

Status Signal OutputのL FAILを設定します。あるいは、現在のLOW FAILの設定を問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:SIGLFAIL_<{ON|OFF}>

SLF_<{ON|OFF}>

TOS9200 GPIB/RS-232C メッセージとレジスタ 3-51

クエリメッセージ: SIGLFAIL?

SLF?

・プログラムデータ

データ形式: キャラクタ

設定値: OFF(0)、ON(1)

(例) Status Signal Outputの L FAILをOFFにする場合SLF OFF

レスポンスメッセージ

SLF?に対して現在のStatus Signal Outputの L FAILの設定を返します。

(例) 現在のStatus Signal Outputの L FAILがONの場合1を返します。

SIGREADY (SREA)

Status Signal OutputのREADYを設定します。あるいは、現在のREADYの設定を問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:SIGREADY_<{ON|OFF}>

SREA_<{ON|OFF}>

クエリメッセージ: SIGREADY?

SREA?

・プログラムデータ

データ形式: キャラクタ

設定値: OFF(0)、ON(1)

(例) Status Signal OutputのREADYをOFFにする場合SREA OFF

レスポンスメッセージ

SREA?に対して現在のStatus Signal OutputのREADYの設定を返します。

(例) 現在のStatus Signal OutputのREADYがONの場合1を返します。

3-52 メッセージとレジスタ TOS9200 GPIB/RS-232C

SIGPROTECTION (SPR)

Status Signal OutputのPROTECTを設定します。あるいは、現在のPROTECTの設定を問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:SIGPROTECTION_<{ON|OFF}>

SPR_<{ON|OFF}>

クエリメッセージ: SIGPROTECTION?

SPR?

・プログラムデータ

データ形式: キャラクタ

設定値: OFF(0)、ON(1)

(例) Status Signal Outputの PROTECTをOFFにする場合SPR OFF

レスポンスメッセージ

SPR?に対して現在のStatus Signal Outputの PROTECTの設定を返します。

(例) 現在のStatus Signal Outputの PROTECTがONの場合1を返します。

SIGPOWERON (SPOW)

Status Signal Outputの POWER ONを設定します。あるいは、現在のPOWER ONの設定を問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:SIGPOWERON_<{ON|OFF}>

SPOW_<{ON|OFF}>

クエリメッセージ: SIGPOWERON?

SPOW?

・プログラムデータ

データ形式: キャラクタ

設定値: OFF(0)、ON(1)

(例) Status Signal Outputの POWER ONをOFFにする場合SPOW OFF

TOS9200 GPIB/RS-232C メッセージとレジスタ 3-53

レスポンスメッセージ

SPOW?に対して現在のStatus Signal Outputの POWER ONの設定を返します。

(例) 現在のStatus Signal Outputの POWER ONがONの場合1を返します。

SIGCFAIL (SCF)

Status Signal Outputの C FAILを設定します。あるいは、現在のC FAILの設定を問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:SIGCFAIL_<{ON|OFF}>

SCF_<{ON|OFF}>

クエリメッセージ: SIGCFAIL?

SCF?

・プログラムデータ

データ形式: キャラクタ

設定値: OFF(0)、ON(1)

(例) Status Signal OutputのC FAILをOFFにする場合SCF OFF

レスポンスメッセージ

SCF?に対して現在のStatus Signal OutputのC FAILの設定を返します。

(例) 現在のStatus Signal OutputのCONT FAILがONの場合1を返します。

COMMENT (COM)

コメント(メモ)を入力します。あるいは、現在のコメントを問い合わせます。

1行12文字までで、3行入力できます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:COMMENT_<"1行目 ","2行目 ","3行目 ">

COM_<"1行目 ","2行目 ","3行目 ">

クエリメッセージ: COMMENT?

COM?

・プログラムデータ

データ形式: ストリング

3-54 メッセージとレジスタ TOS9200 GPIB/RS-232C

設定値: ASCII Code 20H~ 7EH、値を22H「"」で囲む

(22H「"」、27H「'」、2CH「,」、3BH「;」、40H「@」を除く)

(例) 1行目にKIKUSUI、2行目は空白行、3行目にTOS9201を入力する場合COM "KIKUSUI"," ","TOS9201"

レスポンスメッセージ

COM?に対して現在のコメントを返します。

(例) 1行目にKIKUSUI、2行目入力なし、3行目に123456789ABCDEFGHIJKと入力されていた場合、次のように返します。( =スペース)KIKUSUI , ,123456789ABCDEFGHIJK

3.7 メモリ関連のメッセージこの項では、メモリ関連で使用するメッセージについて説明します。

ACW:RECALL (A:REC)

AC耐電圧試験でストアしたメモリをリコールします。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:ACW:RECALL_<メモリ番号 >

A:REC_<メモリ番号 >

・プログラムデータ

データ形式: 整数

設定値: 0~99

分解能: 1

(例) AC耐電圧試験のメモリ10をリコールする場合A:REC 10

DCW:RECALL (D:REC)

DC耐電圧試験でストアしたメモリをリコールします。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:DCW:RECALL_<メモリ番号 >

D:REC_<メモリ番号 >

TOS9200 GPIB/RS-232C メッセージとレジスタ 3-55

・プログラムデータ

データ形式: 整数

設定値: 0~99

分解能: 1

(例) DC耐電圧試験のメモリ10をリコールする場合D:REC 10

IR:RECALL (I:REC)

絶縁抵抗試験でストアしたメモリをリコールします。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:IR:RECALL_<メモリ番号 >

I:REC_<メモリ番号 >

・プログラムデータ

データ形式: 整数

設定値: 0~99

分解能: 1

(例) 絶縁抵抗試験のメモリ10をリコールする場合I:REC 10

ACW:STORE (A:STOR)

AC耐電圧試験の現在の設定をストアします。

ただし、メモリ名はストアされません。(メモリ先のメモリ名を壊しません。)

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:ACW:STORE_<メモリ番号 >

A:STOR_<メモリ番号 >

・プログラムデータ

データ形式: 整数

設定値: 0~99

分解能: 1

(例) AC耐電圧試験の現在の設定をメモリ10にストアする場合A:STOR 10

3-56 メッセージとレジスタ TOS9200 GPIB/RS-232C

DCW:STORE (D:STOR)

DC耐電圧試験の現在の設定をストアします。

ただし、メモリ名はストアされません。(メモリ先のメモリ名を壊しません。)

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:DCW:STORE_<メモリ番号 >

D:STOR_<メモリ番号 >

・プログラムデータ

データ形式: 整数

設定値: 0~99

分解能: 1

(例) DC耐電圧試験の現在の設定をメモリ10にストアする場合D:STOR 10

IR:STORE (I:STOR)

絶縁抵抗試験の現在の設定をストアします。

ただし、メモリ名はストアされません。(メモリ先のメモリ名を壊しません。)

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:IR:STORE_<メモリ番号 >

I:STOR_<メモリ番号 >

・プログラムデータ

データ形式: 整数

設定値: 0~99

分解能: 1

(例) 絶縁抵抗試験の現在の設定をメモリ10にストアする場合I:STOR 10

ACW:MEMORY (A:MEM)

AC耐電圧試験の試験条件を指定したメモリ番号にストアします。または指定したメモリ番号の内容を問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

TOS9200 GPIB/RS-232C メッセージとレジスタ 3-57

コマンドメッセージ:ACW:MEMORY_<メモリ番号,"メモリ名",試験電圧,

下限基準値,上限基準値,試験時間,周波数{50|60},下限判定{ON|OFF},

オフセット{ON|OFF},タイマー{ON|OFF},スタート電圧 ,電圧上昇時間 ,

電 圧 降 下 時 間 , 電 圧 レ ン ジ { 0 | 1 } , 電 流 検 出 応 答 速 度{0|1|2},GND{GUARD|LOW},コンタクトチェック{ON|OFF},スキャナHi/

Low,スキャナ Open>

クエリメッセージ: ACW:MEMORY?

A:MEM?

・プログラムデータ<メモリ番号>

データ形式: 整数

設定値: 0~99

分解能: 1

・プログラムデータ<メモリ名>

データ形式: ストリング

設定値: ASCII Code 20H~7EH(12文字まで)、値を22H「"」で囲む

(22H「"」、27H「'」、2CH「,」、3BH「;」、40H「@」を除く)

・プログラムデータ<試験電圧>

データ形式: 実数

設定値: 0.00~ 5.20E3

分解能: 0.01E3

単位: V

・プログラムデータ<下限基準値>

データ形式: 実数

設定値: 0.01E-3~ 110E-3

分解能: 0.01E-3~ 9.99E-3: 0.01E-3、10.0E-3~ 99.9E-3: 0.1E-3、

100E-3~ 110E-3: 1E-3

単位: A

・プログラムデータ<上限基準値>

データ形式: 実数

設定値: 0.01E-3~ 110E-3

分解能: 0.01E-3~ 9.99E-3: 0.01E-3、10.0E-3~ 99.9E-3: 0.1E-3、

100E-3~ 110E-3: 1E-3

単位: A

・プログラムデータ<試験時間>

データ形式: 実数

設定値: 0.3~ 999

分解能: 0.3~ 99.9: 0.1、100~ 999: 1

単位: s

3-58 メッセージとレジスタ TOS9200 GPIB/RS-232C

・プログラムデータ<周波数>

データ形式: キャラクタ

設定値: 50、60

単位: Hz

・プログラムデータ <下限判定 {ON|OFF}>

データ形式: キャラクタ

設定値: OFF、ON(0、1)

・プログラムデータ <オフセット {ON|OFF}>

データ形式: キャラクタ

設定値: OFF、ON(0、1)

・プログラムデータ <タイマー {ON|OFF}>

データ形式: キャラクタ

設定値: OFF、ON(0、1)

・プログラムデータ<スタート電圧>

データ形式: 整数

設定値: 1~99

分解能: 1

単位: %

・プログラムデータ<電圧上昇時間>

データ形式: 実数

設定値: 0.1~ 200

分解能: 0.1~ 99.9: 0.1、100~ 200: 1

単位: s

・プログラムデータ<電圧降下時間>

データ形式: 実数

設定値: 0.0~ 200

分解能: 0.0~ 99.9: 0.1、100~ 200: 1

単位: s

・プログラムデータ<試験電圧レンジ {0|1}>

データ形式: 整数

設定値: 0: AUTO、1: 5 kV

・プログラムデータ<電流検出応答速度 {0|1|2}>

データ形式: 整数

設定値: 0: SLOW、1: MID、2: FAST

・プログラムデータ<GND{GUARD|LOW}>

データ形式: キャラクタ

設定値: LOW(0)、GUARD(1)

TOS9200 GPIB/RS-232C メッセージとレジスタ 3-59

・プログラムデータ <コンタクトチェック {ON|OFF}>

データ形式: キャラクタ

設定値: OFF、ON(0、1)

・プログラムデータ<スキャナHi/Low>

データ形式: 整数

設定値: 0~65535(#HFFFF)

分解能: 1

0はLOW、1を立ててHIGHとして表現します。

・プログラムデータ<スキャナOpen>

データ形式: 整数

設定値: 0~65535(#HFFFF)

分解能: 1

OPENで1を立ててOPENとNOT OPENを表現します。

HIGH/LOWよりOPENが優先します。

レスポンスメッセージ

A:MEM?_<メモリ番号>に対して指定したメモリ番号の内容を返します。

メモリの内容は、プログラムメッセージと同じ順番で返します。

(例) メモリ番号10の内容を問い合わせ、メモリの内容が、メモリ名ACW10、試験電圧5.00 kV、下限基準値5.00 mA、上限基準値80.0 mA、試験時間2.0 s、周波数50 Hz、下限判定ON、オフセットOFF、タイマーON、スタート電圧15 %、電圧上昇時間0.2 s、電圧降下時間0.4 s、電圧レンジAUTO、電流検出応答速度SLOW、GND LOW、コンタクトチェックON、スキャナLow1-5,High6-10,その他Openの場合ACW10,5.00E3,5.00E-3,80.0E-3,2.0,50,1,0,1,15,0.2,0.4,

0,0,0,1,992,64512を返します。

3-60 メッセージとレジスタ TOS9200 GPIB/RS-232C

DCW:MEMORY (D:MEM)

DC耐電圧試験の試験条件を指定したメモリ番号にストアします。または指定したメモリ番号の内容を問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:DCW:MEMORY (D:MEM)_<メモリ番号,"メモリ名",

試験電圧 ,下限基準値 ,上限基準値 ,試験時間 ,下限判定{ON|OFF},タイマー{ O N | O F F } , スタート電圧 , 電圧上昇時間 , 判定待ち時間,GND{GUARD|LOW},コンタクトチェック{ON|OFF},スキャナ Hi/Low,スキャナ Open >

クエリメッセージ: DCW:MEMORY?

D:MEM?

・プログラムデータ<メモリ番号>

データ形式: 整数

設定値: 0~99

分解能: 1

・プログラムデータ<メモリ名>

データ形式: ストリング

設定値: ASCII Code 20H~7EH(12文字まで)、値を22H「"」で囲む

(22H「"」、27H「'」、2CH「,」、3BH「;」、40H「@」を除く)

・プログラムデータ<試験電圧>

データ形式: 実数

設定値: 0.00~ 6.00E3

分解能: 0.01E3

単位: V

・プログラムデータ<下限基準値>

データ形式: 実数

設定値: 0.01E-3~ 11.0E-3

分解能: 0.01E-3~ 9.99E-3:0.01、10.0E-3~ 11.0E-3:0.1

単位: A

・プログラムデータ<上限基準値>

データ形式: 実数

設定値: 0.01E-3~ 11.0E-3

分解能: 0.01E-3~ 9.99E-3:0.01、10.0E-3~ 11.0E-3:0.1

単位: A

TOS9200 GPIB/RS-232C メッセージとレジスタ 3-61

・プログラムデータ<試験時間>

データ形式: 実数

設定値: 0.3~ 999

分解能: 0.3~ 99.9: 0.1、100~ 999: 1

単位: s

・プログラムデータ <下限判定 {ON|OFF}>

データ形式: キャラクタ

設定値: OFF、ON(0、1)

・プログラムデータ <タイマー {ON|OFF}>

データ形式: キャラクタ

設定値: OFF、ON(0、1)

・プログラムデータ<スタート電圧>

データ形式: 整数

設定値: 0~99

分解能: 1

単位: %

・プログラムデータ<電圧上昇時間>

データ形式: 実数

設定値: 0.1~ 200

分解能: 0.1~ 99.9: 0.1、100~ 200: 1

単位: s

・プログラムデータ<判定待ち時間>

データ形式: 実数

設定値: 0.3~ 10.0

分解能: 0.1

単位: s

・プログラムデータ<GND{GUARD|LOW}>

データ形式: キャラクタ

設定値: LOW(0)、GUARD(1)

・プログラムデータ <コンタクトチェック {ON|OFF}>

データ形式: キャラクタ

設定値: OFF、ON(0、1)

・プログラムデータ<スキャナHi/Low>

データ形式: 整数

設定値: 0~65535(#HFFFF)

分解能: 1

0はLOW、1を立ててHIGHとして表現します。

3-62 メッセージとレジスタ TOS9200 GPIB/RS-232C

・プログラムデータ<スキャナOpen>

データ形式: 整数

設定値: 0~65535(#HFFFF)

分解能: 1

OPENで1を立ててOPENとNOT OPENを表現します。

HIGH/LOWよりOPENが優先します。

レスポンスメッセージ

D:MEM?_<メモリ番号>に対して指定したメモリ番号の内容を返します。

メモリの内容は、プログラムメッセージと同じ順番で返します。

(例) メモリ番号12の内容を問い合わせ、メモリの内容が、メモリ名DCW12、試験電圧5.50 kV、下限基準値5.00 mA、上限基準値10.0 mA、試験時間2.0 s、下限判定ON、タイマーON、スタート電圧20 %、電圧上昇時間0.2 s、判定待ち時間0.5 s、GND LOW、コンタクトチェックON、スキャナLow1-5, High6-10,その他Openの場合DCW12,5.50E3,5.00E-3,10.0E-3,2.0,1,1,20,0.2,0.5,

0,1,992,64512を返します。

IR:MEMORY (I:MEM)

絶縁抵抗試験の試験条件を指定したメモリ番号にストアします。または指定したメモリ番号の内容を問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:IR:MEMORY (I:MEM)_<メモリ番号,"メモリ名",試験電圧,下限基準値,上限基準値,試験時間,下限判定{ON|OFF},上限判定{ O N | O F F } , タイマー{ O N | O F F } , 電圧上昇時間 , 判定待ち時間,GND{GUARD|LOW},コンタクトチェック{ON|OFF},スキャナ Hi/Low,スキャナ Open>

クエリメッセージ: IR:MEMORY?

I:MEM?

・プログラムデータ<メモリ番号>

データ形式: 整数

設定値: 0~99

分解能: 1

・プログラムデータ<メモリ名>

データ形式: ストリング

設定値: ASCII Code 20H~7EH(12文字まで)、値を22H「"」で囲む

(22H「"」、27H「'」、2CH「,」、3BH「;」、40H「@」を除く)

TOS9200 GPIB/RS-232C メッセージとレジスタ 3-63

・プログラムデータ<試験電圧>

データ形式: 実数

設定値: 10~ 1020

分解能: 1

単位: V

・プログラムデータ<下限基準値>

データ形式: 実数

設定値: 0.01E6~ 9.99E9

分解能: 0.01E6~ 9.99E6:0.01E6、10.0E6~ 99.9E6:0.1E6、

100E6~ 999E6:1E6、1.00E9~ 9.99E9:0.01E9

単位: Ω

・プログラムデータ<上限基準値>

データ形式: 実数

設定値: 0.01E6~ 9.99E9

分解能: 0.01E6~ 9.99E6:0.01E6、10.0E6~ 99.9E6:0.1E6、

100E6~ 999E6:1E6、1.00E9~ 9.99E9:0.01E9

単位: Ω

・プログラムデータ<試験時間>

データ形式: 実数

設定値: 0.5~ 999

分解能: 0.5~ 99.9: 0.1、100~ 999: 1

単位: s

・プログラムデータ <下限判定 {ON|OFF}>

データ形式: キャラクタ

設定値: OFF、ON(0、1)

・プログラムデータ <上限判定 {ON|OFF}>

データ形式: キャラクタ

設定値: OFF、ON(0、1)

・プログラムデータ <タイマー {ON|OFF}>

データ形式: キャラクタ

設定値: OFF、ON(0、1)

・プログラムデータ<電圧上昇時間>

データ形式: 実数

設定値: 0.1~ 200

分解能: 0.1~ 99.9: 0.1、100~ 200: 1

単位: s

3-64 メッセージとレジスタ TOS9200 GPIB/RS-232C

・プログラムデータ<判定待ち時間>

データ形式: 実数

設定値: 0.3~ 10.0

分解能: 0.1

単位: s

・プログラムデータ<GND{GUARD|LOW}>

データ形式: キャラクタ

設定値: LOW(0)、 GUARD(1)

・プログラムデータ <コンタクトチェック {ON|OFF}>

データ形式: キャラクタ

設定値: OFF、ON(0、1)

・プログラムデータ<スキャナHi/Low>

データ形式: 整数

設定値: 0~65535(#HFFFF)

分解能: 1

0はLOW、1を立ててHIGHとして表現します。

・プログラムデータ<スキャナOpen>

データ形式: 整数

設定値: 0~65535(#HFFFF)

分解能: 1

OPENで1を立ててOPENとNOT OPENを表現します。

HIGH/LOWよりOPENが優先します。

レスポンスメッセージ

I:MEM?_<メモリ番号>に対して指定したメモリ番号の内容を返します。

メモリの内容は、プログラムメッセージと同じ順番で返します。

(例) メモリ番号15の内容を問い合わせ、メモリの内容が、メモリ名IR15、試験電圧50 V、下限基準値0.05 MΩ、上限基準値10 MΩ、試験時間2.0 s、下限判定ON、上限判定OFF、タイマーON、電圧上昇時間0.2 s、判定待ち時間0.5 s、GND LOW、コンタクトチェックON、スキャナLow1-5, High6-10,その他Openの場合IR15,50,0.05E6,10.0E6,2.0,1,0,1,0.2,0.5,0,1,992,64512を返します。

TOS9200 GPIB/RS-232C メッセージとレジスタ 3-65

3.8 プログラム関連のメッセージこの項では、プログラム関連(AUTO)で使用するメッセージについて説明します。

PRGNAME (PNAM)

プログラム番号を指定して名前を付けます。あるいは、プログラム名を問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:PRGNAME_<プログラム番号 ,"プログラム名 ">

PNAM_<プログラム番号 ,"プログラム名 ">

クエリメッセージ: PRGNAME?_<プログラム番号 >

PNAM?_<プログラム番号 >

・プログラムデータ<プログラム番号>

データ形式: 整数

設定値: 0~99

分解能: 1

・プログラムデータ<プログラム名>

データ形式: ストリング

設定値: ASCII Code 20H~7EH(12文字まで)、値を22H「"」で囲む

(22H「"」、27H「'」、2CH「,」、3BH「;」、40H「@」を除く)

(例) プログラム10のプログラム名をTEST10にする場合PNAM 10,"TEST10"

レスポンスメッセージ

PNAM?_<プログラム番号>に対して指定したプログラム番号の名前を返します。

(例) プログラム10の名前がTEST10の場合TEST10を返します。

3-66 メッセージとレジスタ TOS9200 GPIB/RS-232C

PRGTEST (PTES)

指定したプログラムをセットします。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:PRGTEST_<プログラム番号 >

PTES_<プログラム番号 >

・プログラムデータ

データ形式: 整数

設定値: 0~99

分解能: 1

(例) プログラム10をセットする場合PTES 10

PRGEDIT (PED)

ストアしてあるメモリを使用してプログラムを組みます。あるいは、プログラム番号とステップ番号に対応したプログラム内容を問い合わせます。

このメッセージを実行すると、自動的にプログラムエディット画面に移行します。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:PRGEDIT_<プログラム番号 ,ステップ番号 ,

モード選択{0|1|2|3},メモリ番号,インターバル時間>

PED_<プログラム番号 ,ステップ番号 ,

モード選択{0|1|2|3},メモリ番号,インターバル時間>

クエリメッセージ: PRGEDIT? (PED?)_<プログラム番号,ステップ番号>

PED?_<プログラム番号 ,ステップ番号 >

・プログラムデータ<プログラム番号>

データ形式: 整数

設定値: 0~99

分解能: 1

・プログラムデータ<ステップ番号>

データ形式: 整数

設定値: 0~99

分解能: 1

TOS9200 GPIB/RS-232C メッセージとレジスタ 3-67

・プログラムデータ<モード選択 {0|1|2|3}>

データ形式: 整数

設定値: 0: ACW、1: DCW、2: IR、3: EC

・プログラムデータ<メモリ番号>

データ形式: 整数

設定値: 0~99

分解能: 1

・プログラムデータ<インターバル時間>

データ形式: 実数、キャラクタ

設定値: 0.2~ 9.9、HOLD

分解能: 0.1

単位: s○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

注記 ・ パラメータは、すべて入力する必要があります。変更しない値も入力してください。

・ ステップ番号を飛ばして設定することはできません。現在設定されているステップに上書きするか、最後尾に追加するかのどちらかになります。

・ プログラムに設定するステップの総数は、500個までです。

たとえば、プログラム0~4に100ステップずつ設定した場合、プログラム5には1ステップも設定することはできません。

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

(例) プログラム10のステップ15にAC耐電圧試験のメモリ3をインターバル時間2 sでプログラムする場合PED 10,15,0,3,2.0

レスポンスメッセージ

PED?_<プログラム番号,ステップ番号>に対して指定したプログラムの、指定したステップの内容を返します。

(例) プログラム10のステップ15がAC耐電圧試験のメモリ3をインターバル時間2 sでプログラムしてある場合0,3,2を返します。

3-68 メッセージとレジスタ TOS9200 GPIB/RS-232C

PRGRETURN (PRET)

指定したプログラムに繰り返し(RETURN)、非繰り返し(END)の設定をします。あるいは、指定したプログラムの繰り返し設定を問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:PRGRETURN_<プログラム番号 ,{ON|OFF}>

PRET_<プログラム番号 ,{ON|OFF}>

クエリメッセージ: PRGRETURN?_<プログラム番号 >

PRET?_<プログラム番号 >

・プログラムデータ<プログラム番号>

データ形式: 整数

設定値: 0~99

分解能: 1

・プログラムデータ<プログラム名>

データ形式: キャラクタ

設定値: OFF(0)、ON(1)

(例) プログラム10を繰り返しに設定する場合PRET 10,ON

レスポンスメッセージ

PRET?_<プログラム番号>に対して指定したプログラムの繰り返し設定を返します。

(例) プログラム10が非繰り返しの場合0を返します。

PRGNEW (PNEW)

指定したプログラムを消去します。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:PRGNEW_<プログラム番号 >

PNEW_<プログラム番号 >

・プログラムデータ

データ形式: 整数

設定値: 0~99

分解能: 1

(例) プログラム10を消去する場合PNEW 10

TOS9200 GPIB/RS-232C メッセージとレジスタ 3-69

PRGTOTAL (PTOT)

指定したプログラムのトータルステップ数を問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

クエリメッセージ: PRGTOTAL?_<プログラム番号 >

PTOT?_<プログラム番号 >

・プログラムデータ<プログラム番号>

データ形式: 整数

設定値: 0~99

分解能: 1

レスポンスメッセージ

PRET?_<プログラム番号>に対して指定したプログラムのトータルステップ数を返します。

(例) プログラム10のトータルステップ数55の場合55を返します。

PRGINS (PIN)

指定したプログラムの指定したステップにメモリ番号を挿入します。

このメッセージを実行すると、自動的にプログラムエディット画面に移行します。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:PRGINS_<プログラム番号 ,ステップ番号 ,

モード選択 {0|1|2|3},メモリ番号 >

PIN_<プログラム番号 ,ステップ番号 ,

モード選択 {0|1|2|3},メモリ番号 >

・プログラムデータ<プログラム番号>

データ形式: 整数

設定値: 0~99

分解能: 1

・プログラムデータ<ステップ番号>

データ形式: 整数

設定値: 0~99

分解能: 1

3-70 メッセージとレジスタ TOS9200 GPIB/RS-232C

・プログラムデータ<モード選択 {0|1|2|3}>

データ形式: 整数

設定値: 0: ACW、1: DCW、2: IR、3: EC

・プログラムデータ<メモリ番号>

データ形式: 整数

設定値: 0~99

分解能: 1○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

注記 ・ ステップ番号を飛ばして設定することはできません。現在設定されているステップに挿入するか、最後尾に追加するかのどちらかになります。

・ プログラムに設定するステップの総数は、500個までです。

たとえば、プログラム0~4に100ステップずつ設定した場合、プログラム5には1ステップも設定することはできません。

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

(例) プログラム10のステップ15にAC耐電圧試験のメモリ3を挿入する場合PIN 10,15,0,3

PRGDEL (PDEL)

指定したプログラムの指定したステップを消去します。

プログラムメッセージ

・構文

コマンドメッセージ:PRGDEL_<プログラム番号 ,ステップ番号 >

PDEL_<プログラム番号 ,ステップ番号 >

・プログラムデータ<プログラム番号>

データ形式: 整数

設定値: 0~99

分解能: 1

・プログラムデータ<ステップ番号>

データ形式: 整数

設定値: 0~99

分解能: 1

(例) プログラム10のステップ15を消去する場合PDEL 10,15

TOS9200 GPIB/RS-232C メッセージとレジスタ 3-71

AUTORUNNING (ARUN)

現在プログラムが何ステップ目を実行しているかを問い合わせます。

プログラムメッセージ

・構文

クエリメッセージ: AUTORUNNING?

ARUN?

レスポンスメッセージ

ARUN?に対して現在プログラムが何ステップ目を実行しているかを返します。

(例) プログラムのステップ55を実行中の場合55を返します。

3-72 メッセージとレジスタ TOS9200 GPIB/RS-232C

3.9 レジスタについて

サービスリクエストの発生

7

RQS

MSS

ESB DSB

ESB DSB

論理和

論理和

デバイスステータスイネーブルレジスタ

イベントステータスレジスタ

論理和

論理和

論理和

論理和

*STB?で読み出します

サービスリクエストイネーブルレジスタこのレジスタを*SREで設定し、*SRE?で読み出します[初期値70H]

DSR?で読み出します

DSE?で読み出します[初期値80H]

*ESR?で読み出します

ステータスバイトレジスタ

7 6

7 6

CME EXE 3 2 1 0

3 2 1 0

3 2 1 0

HV ON TESTFAILSTOPPROT PASS READYINVSET

プロテクションレジスタ2

インバリッドセッティングレジスタ

PROT?で読み出します

INV?で読み出します

7 6

TOS62PROT

TOS62COMM REN SCAN INTER

LOCKREM IO 10%

±50V 100/200

フェイルレジスタ FAIL?で読み出します

7 6 5 4

5

3 UPPERFAIL

LOWERFAIL

CONTACTFAIL

UP≦

LOW

OVER550VA

OVER1.1mA

シリアルポールで読み出します

HV ON TESTFAILSTOPPROT PASS READYINVSET

&

デバイスステータスレジスタ

Invalid Setting

CME (Command Error): シンタックスエラー、データエラー、 範囲外エラーのいずれかEXE (Execution Error): 無効なメッセージを受けた場合。 試験中のFREQコマンド等 Dvice Status Byte

Event Status Byte

プロテクションレジスタ1 PROT?で読み出します

7 6 5 LVP OCPOVERLOAD

OHPTIMER

WAITTIME

SCANNERCHANNEL

OHP

プロテクションレジスタ1OVER LOAD: Over 550VA (DCWは55W)LVP (Low Volt): Over CrrentOCP: Current SensorOHP TIMER: Over Heat Timer (50 mA, 30 min)OHP: Over Heat

プロテクションレジスタ2TOS62 PROT: TOS6200 ProtectionTOS62 COMM: TOS6200 Communication ErrorREN: Remote EnableREM IO: Remote In/OutSCAN: Scanner In/OutINTERLOCK: Interlock10%±50V: Volt setting100/200: Select 100/200

図3-4 ステータスデータの構造

TOS9200 GPIB/RS-232C メッセージとレジスタ 3-73

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

注記 ・ 各レジスタのコマンドメッセージでは、"#H"で 16進データを使用できます。

・ 各レジスタのクエリメッセージでは、レスポンスデータはすべて10進数です。

・ 各レジスタの各ビットは、1でセット、0でリセットを表します。

・ イネーブルレジスタの内容はバックアップされません。○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

ステータスバイトレジスタ、サービスリクエストイネーブルレジスタ

内容

7 本器では未使用

6 RQS(Request)

サービスリクエストを発生させた証拠で、シリアルポールによって読み出されることにより、リセットされます

MSS(Master Summary Status)

ステータスバイトレジスタとサービスリクエストイネーブルレジスタの論理和で、*STB?によって読み出されます

5 ESB(Standard Event Status Bit)

イベントステータスレジスタのいずれかのビットがセットされたことを表します

4 DSB(Device Status Bit)

デバイスステータスレジスタのいずれかのビットがセットされたことを表します

3 本器では未使用

2 本器では未使用

1 本器では未使用

0 本器では未使用

ビット

表3-1 ステータスバイトレジスタ、サービスリクエストイネーブルレジスタ

イベントステータスレジスタ

内容

7 本器では未使用

6 本器では未使用

5 CME (Command Error) シンタックスエラー、データエラー、範囲外エラーのいずれかであることを表します

4 EXE (Excution Error) 試験中またはプロテクション状態で無効なメッセージを受けたことを表します

3 本器では未使用

2 本器では未使用

1 本器では未使用

0 本器では未使用

ビット

表3-2 イベントステータスレジスタ

3-74 メッセージとレジスタ TOS9200 GPIB/RS-232C

デバイスステータスレジスタ、デバイスステータスイネーブルレジスタ内容

7 PROT (Protection) プロテクション状態

6 STOP 試験停止

5 FAIL FAIL判定

4 PASS PASS判定

3 HV ON コンタクトチェック待機中と電圧を出力している状態

2 TEST 試験電圧を出力している状態

1 INV SET (Invalid setting) LCDに「UP≦LOW」,「OVER 550VA」(DCは「OVER 55W」)など無効なメッセージが表示されている状態

0 READY レディ状態

ビット

表3-3 デバイスステータスレジスタ、デバイスステータスイネーブルレジスタ

Contact Check

TEST

HV ON

図3-4 TEST(Bit2)とHV ON(Bit3)の関係

プロテクションレジスタ1内容

7 本器では未使用

6 本器では未使用

5 本器では未使用

4 OVER LOAD ACWで550 VAを超えたとき(DCWは55 W)

3 LVP (Low Voltag Protection) IRで1.1 mAを超えたとき

2 OCP (24 V) SIGNAL I/OコネクタまたはINTERLOCKコネクタの24 Vの過電流を検出したとき

1 OHP TIMER (Over Heat Timer) 試験中に50 mA以上の電流を30分以上検出したとき

0 OHP (Over Heat Protection) 内部温度が異常に上昇したとき

ビット

表3-4 プロテクションレジスタ

プロテクションレジスタ2内容

7 TOS6200 PROT (Protection) TOS6200がプロテクション状態になったとき

6 TOS6200 COMM(Communication Error) TOS6200との間でコミュニケーションエラーが発生したとき

5 REN (Remote Enable) SIGNAL I/OのEnable信号の変化

4 REM IO (Remote In/Out) リモートコントロールコネクタを抜き差ししたとき

3 SCAN (Scanner In/Out) スキャナコネクタを抜き差ししたとき、またはAUTO試験中のステップで指定したチャンネルが接続されていないとき

2 INTERLOCK インターロック状態のとき

1 10 %±50 V (Setting 10 %±50 V) 試験電圧が設定値の10 %±50 Vを超えたとき

0 100/200 (Select 100/200) 設定範囲外の入力電圧が印加されたとき

ビット

表3-5 プロテクションレジスタ

TOS9200 GPIB/RS-232C メッセージとレジスタ 3-75

フェイルレジスタ

内容

7 本器では未使用

6 本器では未使用

5 本器では未使用

4 本器では未使用

3 本器では未使用

2 UPPER FAIL 上限基準値でFAILになっていることを表します

1 LOWER FAIL 下限基準値でFAILになっていることを表します

0 CONTACT FAIL コンタクトチェックでFAILになっていることを表します

ビット

表3-6 フェイルレジスタ

インバリッドセッティングレジスタ

内容

7 本器では未使用

6 本器では未使用

5 本器では未使用

4 SCANNER CHANNEL 接続されていないチャンネルを指定したとき

3 WAIT TIME ライズタイム+試験時間≦ウェイトタイムのとき

2 UP≦LOW 下限基準値が上限基準値以上のとき

1 OVER 1.1mA IR試験において試験電圧を下限基準値で割った値が1.1 mAを超えたとき

0 OVER 550VA ACWで試験電圧と上限基準値の積が550 VAを超えたとき(DCWは55 W)

ビット

表3-7 インバリッドセッティングレジスタ

エラーレジスタ

内容

7 本器では未使用

6 本器では未使用

5 本器では未使用

4 本器では未使用

3 無効なメッセージ 無効なメッセージを表します

2 範囲外Error 範囲外エラーを表します

1 Data Error データエラーを表します

0 Syntax Error ヘッダエラーを表します

ビット

表3-8 エラーレジスタ

3-76 メッセージとレジスタ TOS9200 GPIB/RS-232C

3.10 メッセージ一覧表ヘッダの( )内は、短縮メッセージです。

R/Wは、クエリメッセージ(R)とコマンドメッセージ(W)です。

注1: Rise中 , Test中 , Fall中 , Pass中 , Fail中 , Interval中に有効なコマンドは○、無効なコマンドは×。Ready中 , Interval Hold中のみに有効なコマンドは△。

注2: Protection中に有効なコマンドは○、無効なコマンドは×。

3.10.1 レジスタ関連と汎用メッセージ

A B

R/W Min Max 分解能 単位 注1 注2

*RST W --デバイスの初期化(工場出荷時の設定にする。 ただし、INTERFACE画面の設定を除く。)

○ ○

*IDN? R -- KIKUSUI ELECTRONICS CORP.,TOS9200,0,x.xxを返す。(TOS9200の場合) ○ ○

ERR? R -- エラーの値を返しクリアする。 ○ ○

TRM W 0 3 -- ターミネータの設定0:CR LF+EOI、1:LF+EOI、2:EOI、3:CR+EOI × ×

TRM? R -- ターミネータの設定値を返す。 ○ ○

*CLS W --

ステータスバイトレジスタ、イベントステータスレジスタ、デバイスステータスレジスタ、プロテクションレジスタ1、プロテクションレジスタ2、フェイルレジスタ、インバリッドセッティングレジスタ、エラーレジスタのクリア

○ ○

*STB? R -- ステータスバイトレジスタの値を返す。 ○ ○

*SRE W 0 255 -- サービスリクエストイネーブルレジスタのセット × ×

*SRE? R -- サービスリクエストイネーブルレジスタの値を返す。 ○ ○

*ESR? R -- イベントステータスレジスタの値を返しクリアする。 ○ ○

DSE W 0 255 -- デバイスステータスイネーブルレジスタのセット × ×

DSE? R -- デバイスステータスイネーブルレジスタの値を返す。 ○ ○

DSR? R -- デバイスステータスレジスタの値を返す。 ○ ○

PROTECTION?(PROT?) R -- プロテクションレジスタ1および2の値を返す。 ○ ○

FAIL? R -- フェイルレジスタの値を返す。 ○ ○

INVALID? (INV?) R -- インバリッドセッティングレジスタの値を返す。 ○ ○

CLR W -- 全レジスタをクリアしてStopフラグを立てる。(DCL, SDCと同じ) ○ ○

SILENT (SIL) W 0 1 0/1 -- アクノリッジメッセージ(RS-232C) × ×

SILENT? (SIL?) R -- アクノリッジメッセージ(RS-232C)の値を返す。 ○ ○

START (STAR) W -- 試験開始 (Ready中およびInterval : Hold中に有効) △ ×

STOP W -- 試験停止,プロテクションの解除 ○ ○

FUNCTION (FUN) W 0 7 1 --モード移行0:ACW、1:DCW、2:IR3:AUTO TEST、4:AUTO EDIT、5:SYSTEM、6:OFFSET ADJ、

× ×

FUNCTION? (FUN?) R --

現在のモードを返す。0:ACW、1:DCW、2:IR、3:AUTO TEST、4:AUTO EDIT、5:SYSTEM、6:OFFSET ADJ、7:INTERFACE

7:INTERFACE

○ ○

LOCAL (LOC) W -- LOCALに戻す。 × ○

データヘッダ 機能とレスポンスデータ

TOS9200 GPIB/RS-232C メッセージとレジスタ 3-77

3.10.2 AC耐電圧試験のメッセージ

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3-78 メッセージとレジスタ TOS9200 GPIB/RS-232C

3.10.3 DC耐電圧試験のメッセージ

A BR/W Min Max 分解能 単位 注1 注2

DCW:TESTV(D:TES) W 0.00 6.00

E30.01E3 V 試験電圧の設定 ○ ×

DCW:TESTV?(D:TES?) R 0.00

E36.00E3 V 試験電圧の設定値を返す。 ○ ○

0.01E-3

11.0E-3 0.01,0.1 A Lower判定基準値 (0.01~9.99/10.0~11.0)

OFF ON OFF/ON -- Lower判定のON/OFFA, Lower判定基準値と判定のON/OFFを返す。-- ON/OFFは 1または0で返す。

DCW:UPPER(D:UPP) W 0.01

E-311.0E-3 0.01,0.1 A Upper判定基準値 (0.01~9.99/10.0~11.0) × ×

DCW:UPPER?(D:UPP?) R A Upper判定基準値を返す。 ○ ○

0.1 999 0.1, 1 s タイマ設定値 (0.3~99.9 / 100~999)OFF ON 0/1 -- タイマ機能

s, タイマ設定値,ON/OFFを返す。-- ON/OFFは 1または0で返す。

DCW:STARTV(D:STAR) W 0 99 1 % スタート電圧の設定 × ×

DCW:STARTV?(D:STAR?) R % スタート電圧の設定値を返す。 ○ ○

DCW:RISETIME(D:RTIM) W 0.1 200 0.1, 1 s 電圧上昇時間の設定 (0.1~99.9 / 100~200) × ×

DCW:RISETIME?(D:RTIM?) R s 電圧上昇時間の設定値を返す。 ○ ○

DCW:WAITTIME(D:WTIM) W 0.3 10 0.1 s 判定待ち時間の設定 (0.3~10.0) × ×

DCW:WAITTIME?(D:WTIM?) R s 判定待ち時間の設定値を返す。 ○ ○

LOW GUARDGNDをGUARDにする場合は1、LOWにする場合は0

1 16 1 -- Ch1~Ch16のHi, Low, Openを設定する。H L H/L/O -- (0:Open、1:Low、2:High)

Ch1~Ch16のHi, Low, Openの設定を返す。(0:Open、1:Low、2:High)

0 65535#HFFFF

1 -- 第1データは0:Low、1:Hiで1~16のChを16Bitで表現し設定する。 第2データはOpenで1を立てOpenとNot Openを表現する。

0 65535#HFFFF

1 -- 第1データより第2データのOpenの設定が優先する。

DCW:SCANW?(D:SCANW?) R -- Hi/LowとOpen/Not OpenのWORD型の値を返す。 ○ ○

DCW:CONTACTCHECK(D:CCH)

W OFF ON 0/1 -- スキャナのコンタクトチェックのON/OFFを設定 × ×

DCW:CONTACTCHECK?(D:CCH?) R 0 1 0/1 -- スキャナのコンタクトチェックのON/OFFを返す ○ ○

DCW:SCAN(D:SCAN) W

--

GNDのGUARD/LOWを 1または0で返す。

×

0/1

×

DCW:SCAN?(D:SCAN?) R 1

DCW:SCANW(D:SCANW) W ×

×

×

DCW:GND?(D:GND?) R --

×DCW:GND(D:GND) W

16 1 -- ○

×

DCW:TIMER?(D:TIM?) R ○ ○

DCW:TIMER (D:TIM) W

○DCW:LOWER?(D:LOW?) R

×

×DCW:LOWER(D:LOW) W ×

ヘッダデータ

機能とレスポンスデータ

TOS9200 GPIB/RS-232C メッセージとレジスタ 3-79

3.10.4 絶縁抵抗試験のメッセージ

A B

R/W Min Max 分解能 単位 注1 注2

IR:TESTV(I:TES) W 10 1020 1 V 試験電圧の設定 ○ ×

IR:TESTV? (I:TES?) R V 試験電圧の設定値を返す。 ○ ○

0.01E6

9.99E9 0.01 Ω

Lower判定基準値 (0.01~9.99 M、10.0~99.9 M、

OFF ON OFF/ON Ω 100~999 M、1.00~9.99 G )

IR:LOWER?(I:LOW?) R Ω Lower判定基準値を返す。単位はMΩで統一する。

判定のON/OFFを返す。ON/OFFは1または0で返す。 ○ ○

Ω Upper判定基準値 (0.01~9.99 M、10.0~99.9 M、

Ω 100~999 M、1.00~9.99 G )

OFF ON OFF/ON -- Upper判定のON/OFF

Ω, Upper判定基準値(単位はMΩで統一)と

-- 判定のON/OFFを返す。 ON/OFFは 1 または0で返す。

0.5 999 0.1, 1 s タイマ設定値 (0.5~99.9 / 100~999)

OFF ON 0/1 -- タイマ機能

s, タイマ設定値,ON/OFFを返す。

-- ON/OFFは 1または0で返す。

IR:RISETIME(I:RTIM) W 0.1 200 0.1, 1 s 電圧上昇時間の設定 (0.1~99.9 / 100~200) × ×

IR:RISETIME?(I:RTIM?) R s 電圧上昇時間の設定値を返す。 ○ ○

IR:WAITTIME(I:WTIM) W 0.3 10 0.1 s 判定待ち時間の設定 (0.3~10.0) × ×

IR:WAITTIME?(I:WTIM?) R s 判定待ち時間の設定値を返す。 ○ ○

LOW GUARDGNDをGUARDにする場合は1、

LOWにする場合は0

1 16 1 --

H L H/L/O --

IR:SCAN? (I:SCAN?) R 1 16 1 -- Ch1~Ch16のHi、Low、Openの設定を返す。 ○ ○

0 65535#HFFFF

1 -- 第1データは0:Low、1:Hiで1~16のChを16Bitで表現し設定する。 第2データはOpenで1を立てOpenとNot Openを表現する。

0 65535#HFFFF

1 --第1データより第2データのOpenの設定が優先する。

IR:SCANW?(I:SCANW?) R -- Hi/LowとOpen/Not OpenのWORD型の値を返す。 ○ ○

IR:CONTACTCHECK(I:CCH)

W OFF ON 0/1 -- スキャナのコンタクトチェックのON/OFFを設定 × ×

IR:CONTACTCHECK?(I:CCH?) R 0 1 0/1 -- スキャナのコンタクトチェックのON/OFFを返す ○ ○

IR:GND? (I:GND?) R

IR:GND (I:GND)

IR:UPPER (I:UPP)

IR:LOWER (I:LOW)

ヘッダデータ

IR:UPPER? (I:UPP?)

W

W

W

機能とレスポンスデータ

×

IR:SCANW(I:SCANW) W × ×

IR:SCAN (I:SCAN) W Ch1~Ch16のHi、Low、Openを設定する。 ×

0/1 -- × ×

-- ○GNDのGUARD/LOWを 1または0で返す。

×

IR:TIMER? (I:TIM?) R

IR:TIMER (I:TIM) W

○○

R

×

×

○ ○

× ×

0.01E6

9.99E9 0.01

×

3-80 メッセージとレジスタ TOS9200 GPIB/RS-232C

3.10.5 各試験共通のメッセージ

A BR/W Min Max 分解能 単位 注1 注2

V モニタ電圧 (ACW: 0 E3~9.99 E3)(DCW: 0 E3~9.99 E3)(IR: 0 ~9999)

A モニタ電流値 ( ACW: 0~999 E-6、1.00 E-3 ~9.99 E-3、 10.0 E-3 ~99.9 E-3、100 E-3 ~999 E-3 )(DCW: 0~999 E-6、1.00 E-3 ~9.99 E-3、 10.0 E-3 ~99.9 E-3)

Ω

A リアル電流値( 0~999 E-6、1.00 E-3 ~9.99 E-3、 10.0 E-3 ~99.9 E-3、100 E-3 ~999 E-3 )

A イマジナリ電流値( 0~999 E-6、1.00 E-3 ~9.99 E-3、10.0 E-3 ~99.9 E-3、100 E-3 ~999 E-3 )

s, 経過(残)時間( 0 s~99.9 s, 100 s~999 s ) と-- Rise/Test/Fall/End (0 / 1 / 2 /3) を返す。

TIMER OFFの場合は経過時間を返す。TIMER ON の場合は残り時間を返す。

MON? R テストタイプ(0: ACW/1: DCW/2: IR)モニタ電圧 (W:0 E3~9.99 E3、IR:0 ~9999 )モニタ電流Norm ( 0~999 E-6、1.00 E-3~9.99 E-3、 10.0 E-3~99.9 E-3、100 E-3~999 E-3)モニタ電流Max ( 0~999 E-6、1.00 E-3~9.99 E-3、 10.0 E-3~99.9 E-3、100 E-3~999 E-3)モニタ抵抗Norm (0.01 E6~9.99 E6、10.0 E6~99.9 E6、 100 E6~999 E6、1.00 E9~9.99 E9)モニタ抵抗Min(0.01 E6~9.99 E6、10.0 E6~99.9 E6、 100 E6~999 E6、1.00 E9~9.99 E9)リアル電流( 0~999 E-6、1.00 E-3~9.99 E-3、 10.0 E-3~99.9 E-3、100 E-3~999 E-3)イマジナリ電流 ( 0~999 E-6、1.00 E-3~9.99 E-3、 10.0 E-3~99.9 E-3、100 E-3~999 E-3)モニタ電流IR( 0~999 E-9、1.00 E-6~9.99 E-6、100 E-6~999 E-6、1.00 E-3~9.99 E-3、 10.0 E-3~99.9 E-3、100 E-3~999 E-3)モニタ抵抗DCW(0.01 E6~9.99 E6、10.0 E6~99.9 E6、 100 E6~999 E6、1.00 E9~9.99 E9 、10.0 E9~99.9 E9、 100 E9~999 E9)経過(残)時間 ( 0 s~99.9 s、100 s~999 s)Rise/Test/Fall/End (0 / 1 / 2 /3)以上を順番に" , "で区切って返す。試験中以外は前回試験の結果を返す。ACWおよびDCWではモニタ電流値をIRではモニタ抵抗値を返す。

-- 有効なCh数とScanner Type(Unit1~4)を返す。(0:なし、1:TOS9220、2:TOS9221)

○ ○

RDATA? (RDAT?)

TIME? R

REALDATA?(REAL?)

R

ヘッダデータ

機能とレスポンスデータ

R

SCANTYPE?(STYP?)

R

CFAILCH? (CFCH?) R

○ ○

IDATA? (IDAT?) R ○ ○

○ ○

○ ○

モニタ抵抗値(0.01 E6~9.99 E6、10.0 E6~99.9 E6、100 E6~999 E6、1.00 E9~9.99 E9 )

-- ○○

CONTACT FAILになったチャンネル1~16の値を返す。

R

IMAGDATA?(IMAG?)

R

VDATA? (VDAT?)

TOS9200 GPIB/RS-232C メッセージとレジスタ 3-81

3.10.6 システム関連のメッセージ

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3-82 メッセージとレジスタ TOS9200 GPIB/RS-232C

3.10.7 メモリ関連のメッセージ

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TOS9200 GPIB/RS-232C メッセージとレジスタ 3-83

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3-84 メッセージとレジスタ TOS9200 GPIB/RS-232C

3.10.8 プログラム関連のメッセージ

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注3:PRGEDIT(PED)またはPRGINS(PIN)を実行すると、自動的にプログラムEDIT画面に移行する。

TOS9200 GPIB//RS-232C 索引 I-1

索引

記号

*CLS .......................................................................... 3-2*ESR .......................................................................... 3-2*IDN .......................................................................... 3-2*RST .......................................................................... 3-3*SRE .......................................................................... 3-3*STB .......................................................................... 3-4ACW:CONTACTCHECK (A:CCH) ...................... 3-21ACW:FALLTIME (A:FTIM) .................................. 3-16ACW:FREQUENCY (A:FREQ) ............................. 3-11ACW:GND (A:GND) .............................................. 3-17ACW:LOWER (A:LOW) ........................................ 3-11ACW:MEMORY (A:MEM) ................................... 3-56ACW:OFFSET (A:OFF) ......................................... 3-14ACW:RECALL (A:REC) ........................................ 3-54ACW:RESPONSE (A:RES) .................................... 3-17ACW:RISETIME (A:RTIM)................................... 3-15ACW:SCAN (A:SCAN) .......................................... 3-19ACW:SCANW (A:SCANW) .................................. 3-20ACW:STARTV (A:STAR) ..................................... 3-14ACW:STORE (A:STOR) ........................................ 3-55ACW:TESTV (A:TES) ........................................... 3-10ACW:TIMER (A:TIM) ........................................... 3-13ACW:UPPER (A:UPP) ........................................... 3-12ACW:VRANGE (A:VRAN) ................................... 3-16AUTORUNNING (ARUN)..................................... 3-71BUZZERVOL (BVOL) ........................................... 3-45CFAILCH (CFCH) .................................................. 3-44CLR ........................................................................... 3-4COMMENT (COM) ................................................ 3-53CONTRAST (CON) ................................................ 3-46DCW:CONTACTCHECK (D:CCH) ...................... 3-30DCW:GND (D:GND) .............................................. 3-27DCW:LOWER (D:LOW) ........................................ 3-23DCW:MEMORY (D:MEM) ................................... 3-60DCW:RECALL (D:REC) ........................................ 3-54DCW:RISETIME (D:RTIM)................................... 3-26DCW:SCAN (D:SCAN) .......................................... 3-28DCW:SCANW (D:SCANW) .................................. 3-29DCW:STARTV (D:STAR) ..................................... 3-25

DCW:STORE (D:STOR) ........................................ 3-56DCW:TESTV (D:TES) ........................................... 3-22DCW:TIMER (D:TIM) ........................................... 3-24DCW:UPPER (D:UPP) ........................................... 3-24DCW:WAITTIME (D:WTIM) ................................ 3-26DOUBLEACTION (DAC) ...................................... 3-48DSE............................................................................ 3-4DSR ........................................................................... 3-5ERR ........................................................................... 3-5FAIL .......................................................................... 3-6FAILMODE (FMOD) ............................................. 3-47FUNCTION (FUN) ................................................... 3-6IDATA (IDAT) ....................................................... 3-40IMAGDATA (IMAG) ............................................. 3-42INVALID (INV) ........................................................ 3-7IR:CONTACTCHECK (I:CCH) ............................. 3-39IR:GND (I:GND) ..................................................... 3-35IR:LOWER (I:LOW)............................................... 3-32IR:MEMORY (I:MEM) .......................................... 3-62IR:RECALL (I:REC) ............................................... 3-55IR:RISETIME (I:RTIM) ......................................... 3-34IR:SCAN (I:SCAN)................................................. 3-37IR:SCANW (I:SCANW) ......................................... 3-38IR:STORE (I:STOR) ............................................... 3-56IR:TESTV (I:TES) .................................................. 3-31IR:TIMER (I:TIM) .................................................. 3-33IR:UPPER (I:UPP) .................................................. 3-32IR:WAITTIME (I:WTIM) ....................................... 3-34LOCAL (LOC) .......................................................... 3-7MEASMODE (MMOD) .......................................... 3-44MOMENTARY (MOM) ......................................... 3-46MON ........................................................................ 3-42PASSHOLD (PHOL) .............................................. 3-45PRGDEL (PDEL) .................................................... 3-70PRGEDIT (PED) ..................................................... 3-66PRGINS (PIN) ......................................................... 3-69PRGNAME (PNAM) .............................................. 3-65PRGNEW (PNEW) ................................................. 3-68PRGRETURN (PRET) ............................................ 3-68PRGTEST (PTES) ................................................... 3-66PRGTOTAL (PTOT) ............................................... 3-69PROTECTION (PROT) ............................................ 3-7RDATA (RDAT) ..................................................... 3-41REALDATA (REAL) ............................................. 3-41

I-2 索引 TOS9200 GPIB/RS-232C

SCANTYPE (STYP) ............................................... 3-43SIGCFAIL (SCF) .................................................... 3-53SIGHVON (SHV) ................................................... 3-48SIGLFAIL (SLF) ..................................................... 3-50SIGPASS (SPAS) .................................................... 3-49SIGPOWERON (SPOW) ........................................ 3-52SIGPROTECTION (SPR) ....................................... 3-52SIGREADY (SREA) ............................................... 3-51SIGTEST (STES) .................................................... 3-49SIGUFAIL (SUF) .................................................... 3-50SILENT (SIL) ............................................................ 3-8START ...................................................................... 3-8STOP ......................................................................... 3-9TIME ....................................................................... 3-42TRM .......................................................................... 3-9VDATA (VDAT) .................................................... 3-4016チャンネルのHIGH、LOW、OPEN .... 3-20, 3-386チャンネルのHIGH、LOW、OPEN ................ 3-29

C

C FAIL........................................................... 3-44, 3-53

D

DOUBLE ACTION ................................................. 3-48

F

FAIL MODE ........................................................... 3-47

G

GNDのLOW/GUARD ...................... 3-17, 3-27, 3-35GPIBアドレス ......................................................... 1-2GPIB機能一覧 ......................................................... 2-1GPIBケーブル ................................................. 1-2, 2-1

H

H.V ON.................................................................... 3-48

L

L FAIL ..................................................................... 3-50

M

MEAS MODE ......................................................... 3-44MOMENTARY ....................................................... 3-46

P

PASS........................................................................ 3-49PASSホールド時間............................................... 3-45POWER ON ............................................................ 3-52PROTECT ............................................................... 3-52

R

READY ................................................................... 3-51ROMのバージョン ................................................. 3-2RS-232Cケーブル ................................................... 2-2RS-232Cピン配置 ................................................... 2-2RS-232Cフロー制御 ............................................... 2-2

T

TEST........................................................................ 3-49TOS6200.................................................................... 1-2

U

U FAIL .................................................................... 3-50

アクノリッジメッセージ ............................... 2-5, 3-8

イニシャライズ ....................................................... 3-3イベントステータスレジスタ ..................... 3-2, 3-73イマジナリ電流値 ................................................. 3-42インバリッドセッティングレジスタ ......... 3-7, 3-75

エラーレジスタ ............................................. 3-5, 3-75

オフセット ............................................................. 3-14

各モニタ値 ............................................................. 3-42下限基準値 ......................................... 3-11, 3-23, 3-32下限判定のON/OFF .............................................. 3-11

繰り返し ................................................................. 3-68

TOS9200 GPIB//RS-232C 索引 I-3

経過時間 ................................................................. 3-42

コメント ................................................................. 3-53コンタクトチェックのON/OFF ...... 3-21, 3-30, 3-39コントラスト ......................................................... 3-46

サービスリクエストイネーブルレジスタ . 3-3, 3-73

試験時間 ............................................. 3-13, 3-24, 3-33試験周波数 ............................................................. 3-11試験電圧 ............................................. 3-10, 3-22, 3-31試験の開始 ............................................................... 3-8試験の停止 ............................................................... 3-9試験モード ............................................................... 3-6システム構成例 ....................................................... 1-1出力電圧レンジ ..................................................... 3-16上限基準値 ......................................... 3-12, 3-24, 3-32

スキャナチャンネルのHIGH、LOW、OPEN ....... 3-19, 3-28, 3-37スタート電圧 ......................................................... 3-25ステータスデータの構造 ........................... 3-72, 3-74ステータスバイトレジスタ ......................... 3-4, 3-73ステップの消去 ..................................................... 3-70ステップの挿入 ..................................................... 3-69ストップビット ....................................................... 1-4

設定のストア ............................................... 3-55, 3-56全レジスタ ............................................................... 3-4

ターミネータ ........................................................... 2-6タイマー機能のON/OFF ............................ 3-13, 3-24

通信速度 ................................................................... 1-3

データ長 ................................................................... 1-4デバイスステータスイネーブルレジスタ . 3-4, 3-74デバイスステータスレジスタ ..................... 3-5, 3-74電圧降下時間 ......................................................... 3-16電圧上昇時間 ..................................... 3-15, 3-26, 3-34電流検出応答速度 ................................................. 3-17

トータルステップ ................................................. 3-69特別な記号や文字 ................................................... 3-1

パリティ ................................................................... 1-4判定待ち時間 ............................................... 3-26, 3-34

フェイルレジスタ ......................................... 3-6, 3-75ブザーの音量 ......................................................... 3-45プログラム ............................................................. 3-66プログラムの実行ステップ ................................. 3-71プログラムの消去 ................................................. 3-68プログラムのセット ............................................. 3-66プログラムの名前 ................................................. 3-65プログラムメッセージ ........................................... 2-4プログラムメッセージターミネータ ................... 2-6プロテクションレジスタ ....................................... 3-7プロテクションレジスタ1 .................................. 3-74プロテクションレジスタ2 .................................. 3-74

メッセージ ..................................................... 2-4, 3-76メモリのリコール ....................................... 3-54, 3-55

モニタ抵抗値 ......................................................... 3-41モニタ電圧値 ......................................................... 3-40モニタ電流値 ......................................................... 3-40

有効なチャンネル数 ............................................. 3-43

I-4 索引 TOS9200 GPIB/RS-232C

リアル電流値 ......................................................... 3-41

レジスタのセット、リセット ............................... 3-2レスポンスメッセージターミネータ ........... 2-6, 3-9

保証この製品は、菊水電子工業株式会社の厳密な試験・検査をへて、その性能は仕様を満足していることが確認され、お届けされております。当社製品は、お買上げ日より2年間に発生した故障については、無償で修理いたします。但し、次の場合には有償で修理させて頂きます。・ 取扱説明書に対して誤ったご使用およびご使用上の不注意による故障および損傷。・ 不適当な改造・調整・修理による故障および損傷。・ 天災・火災・その他外部要因による故障および損傷。当社製品の故障に起因して生じた間接損害については責任を負いません。海外での故障発生時は当社営業所までご相談ください。

廃棄について使用済み製品は、各自治体の指示に従って、産業廃棄物として廃棄してください。

修理について修理は、使用年数にかかわらず可能な限り対応します。補修用性能部品(製品の機能を維持するために必要な部品)が入手困難な場合には、修理できないことがあります。詳細については、購入先または当社営業所にお問い合わせください。

環境活動当社は1995年12月にISO9001を取得して、品質方針において「環境への配慮」をうたい活動してきました。そしてより積極的な環境活動に取り組むべく、2000年12月にISO14001の認証を取得しました。製品および事業活動を通して、人と自然環境を大事にする調和ある社会づくりに貢献しています。

取扱説明書に乱丁、落丁などの不備がありましたら、お取り替えいたします。取扱説明書を紛失または汚損した場合には、新しい取扱説明書を有償でご提供いたします。どちらの場合も購入先または当社営業所にご依頼ください。その際は、表紙に記載されている「Part No.」をお知らせください。取扱説明書の内容に関しては万全を期して作成いたしましたが、万一不審な点や誤り、記載漏れなどありましたら、当社営業所にご連絡ください。取扱説明書をお読みになったあとは、いつでも見られるように必ず保管してください。

菊水電子工業株式会社〒224-0023 横浜市都筑区東山田1-1-3

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