深谷市行財政改革推進計画 (集中改革プラン) ·...

56
深谷市行財政改革推進計画 (集中改革プラン) 平成 19年3月

Upload: others

Post on 01-Feb-2020

7 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

深谷市行財政改革推進計画

(集中改革プラン)

平成 19年3月

深 谷 市

《 目 次 》

Ⅰ 行財政改革推進計画(集中改革プラン)の概要 .................................................................1

1 計画の位置づけ................................................................................................................................1

2 計画の期間..........................................................................................................................................1

3 施策の一覧..........................................................................................................................................1

Ⅱ 行財政改革推進計画(集中改革プラン)の施策 .................................................................4

1 人の改革...............................................................................................................................................4

2 組織の改革..........................................................................................................................................9

3 システムの改革............................................................................................................................ 16

4 サービスの改革............................................................................................................................ 24

5 財政の改革...................................................................................................................................... 33

Ⅲ 計画の進行管理 ................................................................................................................................ 50

参考:集中改革プランとの対応............................................................................................... 51

参考:用語解説 ................................................................................................................................ 53

1

Ⅰ 行財政改革推進計画(集中改革プラン)の概要

1 計画の位置づけ

深谷市行財政改革推進計画(集中改革プラン)は、「深谷市行財政改革大綱」に

基づき、国の「地方公共団体における行政改革の推進のための新たな指針」(新地

方行革指針、平成17年3月)を踏まえて作成するものです。

2 計画の期間

この推進計画の計画期間は、平成19年度から平成21年度までとします。

3 施策の一覧

この推進計画では、以下に示す75の施策に取り組みます。

(施策の名称の★印は、国の示す集中改革プランに相当する施策を示します。)

体 系 番号 施策の名称

①人材育成基本方針の策定 1 人材育成基本方針の活用

②研修の充実 2 研修内容の充実

③人事評価制度の構築 3 ★ 新人事評価制度の導入、構築

(1)人材の育

④適材適所の職員配置と人

事異動の適正化

自己申告制度の見直しと活用

①定員管理の適正化 5 ★ 定員適正化計画の進行管理

6 ★ 給与構造改革に基づく給与の適正化

人の改革 (2)人事管理

の適正化 ②給与等の適正化

7 ★ 職員福利厚生事業の適正化

①市民に分かりやすい組織

編制

市民に分かりやすい組織編制

②配置人数の適正化 9 配置人員適正化情報の確立

③支所機能の見直し 10 総合支所機能の本庁への集約化

(1)機能的な

組織編制

④庁内分権の推進 11

カンパニー制組織への移行(部長への権限

委譲)

12 公共施設の総点検

13 公共施設の利用手続きの見直し

14 建物施設「カルテ」の作成

①既存施設の見直し

15 学校施設整備計画の策定

16 新庁舎整備の検討

組織の改革

(2)既存の公

共 施 設 の

有効活用

②市庁舎の有効活用

17 総合支所の有効活用

2

体 系 番号 施策の名称

①実効性のある行政評価制

度の拡充

18

行政評価制度の確立

19 総合マネジメントシステムの構築

20

ISO9001品質マネジメントシステム

を総合支所等に認証拡大

(1)行政経営

シ ス テ ム

の確立 ②新しい行政経営システム

の構築

21 (仮称)「行政経営戦略会議」の創設

①行政の守備範囲の見直し 22 ★ 市場化テスト導入の検討

②市民との情報共有 23 e‐モニター制度の創設

24 パブリックコメント制度の導入

25 市政情報等提供事業の再編・見直し

26 お助けマン「シルバー軍団」登場

③協働の仕組みづくりと協

働事業の推進

27 市民参加による屋外広告物の簡易除却

28

市民活動団体の自立支援(市民活動センタ

ーの設置)

29 ボランティアセンターの充実

システムの改革

(2)「新しい

公共」の創

④「新しい公共」の担い手の

育成

30 市民ガーデニングボランティア活動の充実

①市民ニーズを反映した市

政運営

31

広聴機能の充実

②窓口サービスの改善 32 窓口対応の改善

(1)市民サー

ビ ス の 向

③電子自治体の構築 33 地域情報化計画の策定

34 ★ 民間委託(アウトソーシング)の総点検

35 ★

長期継続契約(業務委託分)の適用方針作

36 ★ 相談支援事業に係る民間委託の見直し

37 ★

深谷市浄化センター及び岡部浄化センター

維持管理事業の改善

38 ★ 水道業務の民間委託

39 ★

浄配水場運転管理・設備点検等の民間委託

の拡大

①民間委託の推進

40 ★ 学校給食調理業務の民間委託の拡大

②指定管理者制度の活用 41 ★ 指定管理者制度の活用

(2)民間活力

の活用

③PFI等の活用 42 ★ PFI等の活用の検討

43 ★ 事務事業の見直し ①事務事業の見直し

44 ★ 電話交換業務及び総合案内業務の統合

サービスの改革

(3)事務事業

の 見 直

し・統合・

廃止

②役割の終えた事務事業の

廃止

45 ★

事務事業の廃止

3

体 系 番号 施策の名称

46 ★ 滞納者に対する行政サービスの制限

47 ★ 納税相談窓口の設置

①市税等の収納率の向上

48 ★ 水道料金の収納率の向上

49 ★ 広告料収入の導入

50 ★

広報ふかや・市ホームページへの広告の掲

51 ★ お知らせ・封筒への広告の掲載

52 ★ 既存の施設設備の貸し出しの有料化

②新しい財源の確保

53 ★ 市役所駐車場の有料化

54 ★ 使用料・手数料の見直し

55 ★ 下水道使用料及び受益者負担金の見直し

56 ★ 水道料金の見直し

57 ★ 農業集落排水施設使用料の見直し

58 ★ 農業集落排水事業の受益者分担金の見直し

(1)自主財源

の確保

③使用料・手数料の適正化

59 ★ 運動施設の使用料と減免制度の見直し

①経常的な経費の節減 60 ★

事務事業の継続的な見直しによる経常経費

の削減

②補助金制度の抜本的な見

直し

61 ★

補助金制度の抜本的な見直し

62 ★

道路アセットマネジメント(資産運用管理)

の導入

③公共事業のコスト縮減

63 ★

工区の集約と施工方針の検討による下水道

事業のコスト縮減

64 ★ 土地開発公社の経営健全化

65 ★ 外郭団体の健全な経営体制の構築

66 ★ 第三セクターの健全な経営体制の構築

④外郭団体の見直し

67 ★ 市監査委員による外郭団体の監査

68 ★ 下水道事業経営の健全化

(2)歳出の抑

制 と 適 正

⑤地方公営企業の経営健全

化 69 ★ 水道事業経営の健全化

70 長期的な財政計画の策定

71 下水道事業の財政計画の策定

①長期的な財政計画

72 水道事業の財政計画の策定

73 財政状況の公表

74 下水道事業の財政状況の公表

財政の改革

(3)計画的な

財政運営

②財政状況の公表

75 水道事業の財政状況の公表

4

Ⅱ 行財政改革推進計画(集中改革プラン)の施策

この推進計画の施策は、以下に示すとおり、深谷市行財政改革大綱に示した5つ

の柱である「人の改革」「組織の改革」「システムの改革」「サービスの改革」「財政

の改革」に沿って展開していきます。

1 人の改革

(1)人材の育成

これからの行政経営を担う職員の育成と職員一人ひとりの職務遂行能力の開発

を図るため、人材育成基本方針を活用し、自主的な研修を奨励しながら研修制度を

充実します。

また、職員一人ひとりが担うべき役割や目標を明確にしながら、職員のやる気を

引き出す人事評価制度を構築するとともに、職員のもつ専門的な知識・ノウハウや

経験を考慮して、適材適所の職員配置と、人事異動の適正化に努めます。

①人材育成基本方針の策定

番号 施策の名称 主な担当課

1 人材育成基本方針の活用 経営管理課

改革の

内容

理想の職員モデルを提示する人材育成基本方針(平成 18 年度策定)の活用を図り

ます。

①各職位の「期待される役割」、「求められる能力」を踏まえ、職員自らが、より具体

的な能力開発目標を設定します。

②研修内容のさらなる充実に向けて、毎年度作成する職員研修計画に人材育成基本方

針を反映させます。

改革の

効果

・職員の能力開発及び資質向上

・研修の充実

平成19年度 ・人材育成基本方針の周知 ・研修計画の策定 ・研修の実施

20年度 ・研修計画の見直し

改革の

年次

計画 21年度

5

②研修の充実

番号 施策の名称 主な担当課

2 研修内容の充実 経営管理課

改革の

内容

継続的な見直しを行いながら、市民や職員のニーズ及び市としての施策にあった研

修計画を策定し、研修を実施します。

①職員・職場の希望に応えられるよう、研修メニューの選択の幅を拡大します。

②職員の「自ら学ぶ」意識をさらに醸成し、自ら学ぶ意思のある職員に対して、より

一層の支援や情報提供を行う体制を整備します。

③職場研修、専門的知識研修など、各職場の特性に応じた研修を充実します。

改革の

効果

・職員の能力開発及び資質の向上

平成19年度 ・研修計画の策定 ・研修の実施

20年度 ・研修計画の見直し

改革の

年次

計画 21年度

③人事評価制度の構築

番号 施策の名称 主な担当課

3 新人事評価制度の導入、構築 経営管理課

改革の

内容

人材育成を促進し、公務の運営効率の向上が可能な新人事評価制度の構築を図りま

す。

①職員一人ひとりが担うべき役割や目標を明確にして、不足しているスキルを発見し、

自ら育てる仕組みを構築します。

②能力や勤務成績を重視して処遇(昇給、昇任、人事異動等)を決定します。

改革の

効果

・職員の能力及び資質の向上、公務の運営効率の向上

・評価結果に基づく職員の適正な処遇

平成19年度 ・新人事評価制度の試行

20年度 ・新人事評価制度の見直し

改革の

年次

計画 21年度 ・新人事評価制度の本格導入

6

④適材適所の職員配置と人事異動の適正化 番号 施策の名称 主な担当課

4 自己申告制度の見直しと活用 経営管理課

消防総務課

改革の

内容

適材適所の職員配置を基本とした人材の登用・配置を行えるよう、自己申告制度の

見直しをします。

①中・長期的なキャリアプランを申告できる自己申告制度を構築します。

②自分が身に付けたいスキルについて、自己申告できる制度を構築します。

改革の

効果

・本人の意向・意思をより反映した人事異動

・中・長期的な職員のスキルアップ、キャリアプランの達成

平成19年度 ・自己申告制度の見直し ・自己申告制度の実施

20年度 ・自己申告制度の検証

改革の

年次

計画 21年度

7

(2)人事管理の適正化

合併効果の実現、団塊世代の職員の大量退職への対応、安定的で継続的な行財政

運営のための職員採用などの観点から、定員適正化計画を策定し、期間と数値目標

を設定して取り組むとともに、業務の性格に応じて、非常勤職員の採用など弾力的

な人材活用を図ります。

また、給与水準の適正化を図りながら、総人件費の抑制に努めるとともに、人事

評価の結果を反映した給与制度への転換に取り組みます。

このほか、社会経済環境の変化などを踏まえ、各種手当や福利厚生制度を見直し

ます。

①定員管理の適正化

番号 施策の名称 主な担当課

5 定員適正化計画の進行管理 経営管理課

消防総務課

改革の

内容

団塊世代の大量退職を考慮して、計画的な退職と採用を行える環境を整備しつつ、

職員数の適正化を行うために定員適正化計画(平成 18 年度策定)の進行管理を行い

ます。

なお、同計画では、平成 18 年度から平成 27 年度までの 10 年間で、200 人以上

の職員削減と人件費の削減額累計 100 億円以上を目指します。

また、総務省の指針による平成 17 年 4 月 1 日と平成 22 年 4 月 1 日の比較では、

5 年間で 100 人以上の職員削減を目指します。

改革の

効果

・定員適正化計画のうち、深谷市行財政改革推進計画の計画期間である平成 19 年度

から平成 21 年度までの 3 年間で、30 人以上の職員削減

平成19年度 ・定員適正化計画の実施

20年度

改革の

年次

計画 21年度

8

②給与等の適正化

番号 施策の名称 主な担当課

6 給与構造改革に基づく給与の適正化 経営管理課

改革の

内容

人事評価を反映した給与を基調として、国による給与構造改革を見据え、新しい給

与制度を構築します。

また、原則として毎年国家公務員給与を準拠した給与制度の見直しを行います。

改革の

効果

・給与水準の適正化

平成19年度 ・給与構造改革の実施 ・人事院勧告に基づく給与改定

20年度

改革の

年次

計画 21年度

番号 施策の名称 主な担当課

7 職員福利厚生事業の適正化 経営管理課

改革の

内容

職員互助会に付託している職員の福利厚生事業の点検・見直しを行い、職員互助会

に対する交付金の見直しを行います。

改革の

効果

・経費の削減

平成19年度 ・調査 ・交付金の見直し

20年度 ・実施

改革の

年次

計画 21年度

9

2 組織の改革

(1)機能的な組織編制

市民ニーズの多様化に的確に対応し、効率的、効果的に業務を推進できるよう、

組織・機構を再編します。再編にあたっては、組織のスクラップ・アンド・ビルド

と、市民に分かりやすい簡素な組織づくりを原則とします。本庁と総合支所との関

係では、両者が機能的に業務を執行できるよう、支所機能の見直しを進めます。

また、迅速で柔軟な業務遂行など、庁内組織の機能性の向上を図るため、庁内に

おける分権化を推進し、併せて、各職位の管理職の権限と責任など、管理職の役割

の明確化を図ります。

①市民に分かりやすい組織編制

番号 施策の名称 主な担当課

8 市民に分かりやすい組織編制 行財政改革推進室

改革の

内容

市民により分かりやすい組織を目指し、総合振興計画(平成 19 年度策定予定)と

の整合を図った組織編制を行います。

改革の

効果

・各組織単位における行政活動の明確化

平成19年度 ・分析・調整

20年度 ・実施 ・見直し

改革の

年次

計画 21年度

10

②配置人数の適正化

番号 施策の名称 主な担当課

9 配置人員適正化情報の確立 行財政改革推進室

改革の

内容

事務分担表の区分と事務事業評価の事務事業単位との整合を図り、各部署の事務事

業と人員の明確な関係に基づいて各事業への投入人件費等を把握し、事業規模に合わ

せた人員配置を行う手段の一つとして確立します。

改革の

効果

・各部署の事業規模に応じた人員配置

平成19年度 ・事務分担区分と事務事業との整合性の分析

20年度 ・改正事務分担表の導入

改革の

年次

計画 21年度

③支所機能の見直し

番号 施策の名称 主な担当課

10 総合支所機能の本庁への集約化 行財政改革推進室

改革の

内容

総合支所における行政事務の効率性の低下や行政運営の複雑化の改善のため、窓口

業務を行っていない課から段階的に廃止して、本庁への統合を行い、総合支所機能の

縮小と本庁への機能集約を推進します。

改革の

効果

・市民への均一なサービスの提供

・業務の一元化による効率的な行政運営

平成19年度 ・本庁集約段階的実施

20年度

改革の

年次

計画 21年度

11

④庁内分権の推進

番号 施策の名称 主な担当課

11 カンパニー制組織への移行(部長への権限委譲) 行財政改革推進室

改革の

内容

部内を会社組織とみなし、予算・人員などの資源を部長権限で配分できる組織形態

としてカンパニー制の組織編制に変更します。この移行に合わせて、部長に部内の予

算の編成・執行権や人事権を委譲できるよう、また、権限委譲に伴う責任の所在の明

確化を図ります。

市長、副市長と部長からなる全庁的な会議の定期的な開催など、カンパニー制の実

効性の向上を図ります。

会議では各カンパニーの経営状況の定期的な報告を始め、次年度の枠配分予算編成

や施政方針に影響する重要施策に対して協議を実施し、カンパニー制組織と施策が有

機的に連動するように運営します。

改革の

効果

・市民ニーズを反映した施策の実施

・意思決定の迅速化

平成19年度 ・カンパニー制による組織編制の検討

20年度 ・カンパニー制組織への移行準備

改革の

年次

計画 21年度 ・カンパニー制組織運営方法の確立

12

(2)既存の公共施設の有効活用

既存の公共施設については、有効活用が図られるよう見直しを行い、適正配置に

努めるとともに、利用状況等を考慮し、類似した公共施設等の廃止・統合を検討し

ます。

また、市役所本庁舎のスペースに制約があるため、市民サービスの向上と業務の

効率化にむけて、当面は総合支所を有効活用しながら、中・長期の観点から、市庁

舎のあり方について検討を行います。

①既存施設の見直し

番号 施策の名称 主な担当課

12 公共施設の総点検 企画財政課

改革の

内容

新市における公共施設の利用状況、配置状況及びランニングコストなどを踏まえ、

施設の統廃合、建替え、新設などを調査研究します。

また、利用形態(体育室、集会室など)が類似する施設については、統廃合につい

て検討します。

改革の

効果

・公共施設の適正配置

平成19年度 ・調査の実施 ・施設の比較、検討

20年度 ・施設の整理、見直し

改革の

年次

計画 21年度

13

番号 施策の名称 主な担当課

13 公共施設の利用手続きの見直し 企画財政課

改革の

内容

市内の文化・コミュニティ・生涯学習施設、公民館、スポーツ・レクリエーション

施設などの予約情報、イベント情報などを一元管理し、 寄の公共施設、自宅のパソ

コン、携帯端末から、インターネットを利用して、他施設の空き情報照会、予約申込

み、各施設のイベント情報検索をできるようなシステムを構築します。

改革の

効果

・利用手続きの簡便化

・公共施設の利用者の増

・イベントへの参加者の増

平成19年度 ・システム導入準備

20年度 ・システムの導入 ・システムテスト稼動 ・市民への周知

改革の

年次

計画 21年度 ・システム本稼動

番号 施策の名称 主な担当課

14 建物施設「カルテ」の作成 総務課

改革の

内容

建設年度・面積、図面及び国県の補助金等の有無等を把握し、既存建物の統一的な

台帳「カルテ」を作成し、安全な維持管理、効率的な施設利用のために活用します。

改革の

効果

・施設の適正な維持管理を行うための基礎資料

平成19年度 ・調査

20年度 ・台帳整備

改革の

年次

計画 21年度 ・施設活用方策の検討

14

番号 施策の名称 主な担当課

15 学校施設整備計画の策定 教育総務課

改革の

内容

校舎等学校施設の老朽化に対応するため、総合振興計画との整合を図りながら、学

校の施設整備計画を策定します。

改革の

効果

・計画的な学校の整備

平成19年度 ・計画策定

20年度

改革の

年次

計画 21年度 ・計画に基づく整備の推進

②市庁舎の有効活用

番号 施策の名称 主な担当課

16 新庁舎整備の検討 総務課

改革の

内容

本庁舎、第二庁舎、教育庁舎、南別館、産業会館分室に分散した行政機構を再編整

備するため、新庁舎の整備について検討します。

改革の

効果

・市民の利便性の向上とユニバーサルデザインによる快適性の向上

・行政運営における効率性の改善

・災害時の対策本部の機能強化

平成19年度 ・検討

20年度 ・基本方針の決定

改革の

年次

計画 21年度 ・基本構想策定

15

番号 施策の名称 主な担当課

17 総合支所の有効活用 岡部総務課

川本総務課

花園総務課

改革の

内容

総合支所の空き室について、地区の特性等に応じて有効活用を進めます。

改革の

効果

・集会施設等の不足の緩和

・公共的団体と市行政との連携・交流の促進

平成19年度 ・検討

20年度 ・実施

改革の

年次

計画 21年度

16

3 システムの改革

(1)行政経営システムの確立

行財政運営の達成状況を把握し、評価するために、行政評価制度の拡充を進めま

す。制度の拡充にあたっては、結果を施策・事業の重点化や、職員配置に反映させ

る仕組みとするなど、実効性のある行政評価制度とするよう努めます。

また、行政評価制度とISO9001の一体化を進めるとともに、民間企業の経

営手法であるカンパニー制の考え方を導入し、成果志向の新しい行政経営システム

の構築を図ります。

①実効性のある行政評価制度の拡充

番号 施策の名称 主な担当課

18 行政評価制度の確立 企画財政課

改革の

内容

総合振興計画の進行管理ツールとして、実効性ある行政評価制度を確立します。

①進行管理を念頭において策定する総合振興計画に基づき、新しい深谷市の行政評価

のしくみを確立します。

②総合振興計画の策定時期を念頭におき、職員への理解の浸透及び組織的に行政評価

へ取り組む土壌づくりを行います。

③行政評価により把握される計画における達成状況をはじめとした情報を活用し、次

期予算編成において有効に活用できるよう、仕組みづくりを行います。

改革の

効果

・総合振興計画の実効性の向上

・行政評価制度の有効性の向上

・予算編成の透明性の向上

平成19年度 ・行政評価制度の検討、決定

20年度 ・行政評価制度と予算編成の連携の仕組みの構築 ・行政評価制度の研修

改革の

年次

計画 21年度 ・行政評価の実施 ・行政評価制度と連携した予算編成の実施

17

②新しい行政経営システムの構築

番号 施策の名称 主な担当課

19 総合マネジメントシステムの構築 行財政改革推進室

改革の

内容

ISO9001と行政評価制度は、目標管理のマネジメントシステムとして多くの

共通部分を持っており、その共通部分の統合により、ひとつのシステムとして再編し

ます。

さらに、総合振興計画と組織編制との連動のもとで、目標管理手法として活用が可

能な目標面接制度(旧深谷市で実施)の有効な部分を取り入れ、総合的なマネジメン

トシステムとしての構築を検討します。

改革の

効果

・目標設定にかかる職員負担の軽減

・施策・事業の改善、及び、その予算編成や人員配置への活用

平成19年度 ・ISO9001 と行政評価制度統合の検討 ・総合マネジメントシステムの構築

20年度 ・総合マネジメントシステムの試行実施

改革の

年次

計画 21年度 ・総合マネジメントシステムの本格実施

番号 施策の名称 主な担当課

20 ISO9001品質マネジメントシステムを総合支所

等に認証拡大

経営管理課

改革の

内容

現在のシステムへの理解及び意識の統一を図るため、平成19年度に総合支所等を

対象にISO9001の認証拡大を図ります。

総合マネジメントシステムを検討することに合わせ、ISO9001 の認証継続につい

て検討します。

改革の

効果

・職員のマネジメントシステムに対する理解・浸透

平成19年度 ・ISO9001 の総合支所等への拡大 ・ISO9001 認証継続の検討

20年度

改革の

年次

計画 21年度

18

番号 施策の名称 主な担当課

21 (仮称)「行政経営戦略会議」の創設 政策推進課

改革の

内容

総合振興計画に基づき、行政評価制度との連携を図りながら、計画を効果的・効率

的に推進していくために、予算や職員(定数)という経営資源の配分について大局的

な視点から議論する場として、(仮称)「行政経営戦略会議」を設置し、四半期ごとに

開催します。

また、戦略会議の下部機関として、中長期的な観点から重要な政策課題について調

査検討し、提言を行う全庁職員公募型による政策研究チームを創設します。

改革の

効果

・計画の実効性の確保

・効率的な行政経営

・庁内分権体制の確立

・職員の政策形成能力の向上

平成19年度 (・総合振興計画の策定 ・行政評価制度の決定)

20年度 ・戦略会議制度化の検討、試行 ・政策研究チーム制度化の検討、実施準備

改革の

年次

計画 21年度 ・戦略会議の実施 ・政策研究チームの創設

19

(2)「新しい公共」の創出

市民・企業と行政との役割と責任を明らかにしながら、民間でできる事業は積極

的に民間に委ねるなど、行政が担うべき範囲の見直しを行います。

また、市民と行政との協働のために、インターネット等を活用して市政情報を公

開するなどの取り組みを通じて、市政運営の透明性の向上と、市民との情報共有を

進めます。

さらには、「新しい公共」の担い手の育成のために、市民のさまざまな地域活動

やボランティア活動の促進に努めながら、その自主的な活動の活性化を図ります。

①行政の守備範囲の見直し

番号 施策の名称 主な担当課

22 市場化テスト導入の検討 行財政改革推進室

改革の

内容

国において試行されている市場化テストの導入効果や課題、先進的な地方公共団体

が導入を検討している内容などを分析します。

また、「競争の導入による公共サービスの改革に関する法律(公共サービス改革法)」

及びその運用方針に従い、現在、市が行っている事務・事業における市場化テスト導

入の可能性を検証するとともに、導入に向けた基本的な方針の策定等、制度の導入に

ついて検討します。

改革の

効果

・官民競争入札による公共サービスの維持向上

・効率的な行政サービスの提供

平成19年度 ・分析

20年度 ・対象事業の洗い出し

改革の

年次

計画 21年度 ・基本方針の策定

20

②市民との情報共有

番号 施策の名称 主な担当課

23 e‐モニター制度の創設 秘書室

改革の

内容

インターネットを活用し、パソコンや携帯電話へ電子メールで市からアンケートや

情報を発信し、回答してもらう登録制のアンケート制度を導入します。

改革の

効果

・幅広い市民の声の収集と市政への反映

平成19年度 ・検討

20年度 ・試行実施

改革の

年次

計画 21年度 ・本格実施

③協働の仕組みづくりと協働事業の推進

番号 施策の名称 主な担当課

24 パブリックコメント制度の導入 秘書室

改革の

内容

市の基本的な施策や各種計画の策定にあたり、立案段階で計画案を公表し、広く市

民が意見を述べる機会を提供するために、パブリックコメント制度を導入します。

改革の

効果

・計画策定段階における幅広い市民参加の場の確保

・市政運営の透明性の向上

平成19年度 ・調査 ・検討

20年度 ・制度化

改革の

年次

計画 21年度

21

番号 施策の名称 主な担当課

25 市政情報等提供事業の再編・見直し 政策推進課

改革の

内容

市政情報等提供事業について、事業内容等を見直すとともに、新たな提携機関の掘

り起こしを行って、再編します。

(事業概要:協定締結機関の職員が、その通常業務の中で得た市の福祉、環境及び道

路に関する各種情報を市の担当課に通報するものです。)

改革の

効果

・福祉、環境、道路行政にかかる各種情報に基づく迅速な対応

平成19年度 ・制度内容の見直し ・実施準備

20年度 ・新制度の施行

改革の

年次

計画 21年度

番号 施策の名称 主な担当課

26 お助けマン「シルバー軍団」登場 くらしいきいき課

改革の

内容

市民から寄せられる様々な苦情のうち行政の守備範囲外のものについて、シルバー

人材センターの会員で「シルバー軍団」を結成し、お助けマンとして派遣サービス(有

料サービス)を行います。

改革の

効果

・高齢者の社会参加の推進

平成19年度 ・組織づくりの検討 ・準備

20年度 ・試行結果の検討

改革の

年次

計画 21年度 ・本格実施

22

番号 施策の名称 主な担当課

27 市民参加による屋外広告物の簡易除却 道路管理課

改革の

内容

業務委託による違反広告物簡易除却を見直し、市民との協働による除却活動を実施

します。

①違反広告物簡易除却活動について、市民参加による一斉除却活動を実施します。

②違反簡易広告物除却推進員制度を導入し、除却活動の充実を図ります。

改革の

効果

・景観形成に関する市民意識の向上

・違反簡易広告物の減少

・業務委託経費の削減

平成19年度 ・市民による簡易除却制度の確立

20年度 ・推進員による除却活動の実施

改革の

年次

計画 21年度

④「新しい公共」の担い手の育成

番号 施策の名称 主な担当課

28 市民活動団体の自立支援(市民活動センターの設置) くらしいきいき課

改革の

内容

市民活動団体が自立して活動できるように、貸事務所、情報交換のための共通スペー

ス等からなる市民活動センターを設置します。

また、市民活動センターは、統廃合により不要となる公共施設を活用するとともに、

将来的には、センターの運営を市民団体に委託します。

改革の

効果

・市と対等な立場で協働できる市民団体の増加

・市民活動に関与する市職員の削減

平成19年度 ・施設の選定

20年度 ・転用工事

改革の

年次

計画 21年度 ・供用開始

23

番号 施策の名称 主な担当課

29 ボランティアセンターの充実 福祉課

改革の

内容

ボランティアセンターの充実を図るため、ボランティア活動をしたい人と、ボラン

ティア活動を必要とする人の相互の仲介・調整を行います。

また、ボランティア養成プログラムの充実を図ります。

改革の

効果

・ボランティア活動の活性化

平成19年度 ・ニーズの把握 ・継続実施

20年度

改革の

年次

計画 21年度

番号 施策の名称 主な担当課

30 市民ガーデニングボランティア活動の充実 ガーデンシティふかや推進室

改革の

内容

市民に浸透してきたガーデニングボランティア活動をより一層拡大し推進するた

め、次の事項を実施します。

・市民ガーデニングボランティア活動への参加呼びかけ及び活動内容の充実

・アダプト制度の積極的PR及び活動範囲の拡大

・出張ガーデニング教室の継続的な開催及びボランティア参加の呼びかけ

・団塊世代向けのガーデニング教室開催とボランティア参加の呼びかけ

・学校花はなプランでの地域住民との協働への拡大

・ガーデニングボランティア活動への企業参加の促進

・ボランティアとの協働による花苗づくり 等

改革の

効果

・ガーデニングボランティアを通じた市民意識の醸成

・団塊世代の地域活動の場の拡大

・経費の削減(苗づくりからのボランティア参加)

平成19年度 ・継続実施

20年度

改革の

年次

計画 21年度

24

4 サービスの改革

(1)市民サービスの向上

さまざまな機会を通じて市民ニーズの把握に努め、市民意向を市政運営に反映し

ていきます。

また、市民の利便性を向上させるため、窓口事務の改善に努め、サービスの迅速

化や窓口対応の改善を進めるとともに、行政手続きのオンライン化など、セキュリ

ティの確保に配慮しつつ、電子自治体の構築を進めます。

①市民ニーズを反映した市政運営

番号 施策の名称 主な担当課

31 広聴機能の充実 秘書室

改革の

内容

市長への手紙等で寄せられた質問に対する回答趣旨をデータベース化し、ホームペ

ージに掲載します。

改革の

効果

・市民の素朴な疑問点を情報共有

・市民ニーズを反映した市政運営

平成19年度 ・調査、検討

20年度 ・実施

改革の

年次

計画 21年度

25

②窓口サービスの改善

番号 施策の名称 主な担当課

32 窓口対応の改善 経営管理課

改革の

内容

「市民に信頼される新しい行政経営」の実現に向け、職員研修などを通じて職員一

人ひとりの意識改革に取り組みます。

①接遇研修により、すべての市民が窓口で気持ちよく用事を済ますことのできるよう、

よりよい接遇能力を身に付けた職員を育成します。

②専門知識研修により、窓口で迅速に的確な対応のできる職員を育成します。

改革の

効果

・市民満足度の向上

・迅速で的確なサービスの提供

平成19年度 ・接遇研修の実施 ・サービス向上セミナーの実施

20年度

改革の

年次

計画 21年度

③電子自治体の構築

番号 施策の名称 主な担当課

33 地域情報化計画の策定 情報システム課

改革の

内容

新市建設計画に掲げられている電子自治体の構築、IT研修事業の推進、情報通信

基盤整備の推進、及び産・学・公・民による情報関連研究拠点の整備を総合的に推進

していくため、地域情報化計画を策定します。

改革の

効果

・業務の効率化

・市民サービスの向上

平成19年度 ・地域情報化計画の策定

20年度 ・計画の進捗管理

改革の

年次

計画 21年度

26

(2)民間活力の活用

市が行っている事務事業について、行政関与の必要性やコスト削減の可能性、民

間のノウハウ活用によるサービス向上などについて検討し、民間委託を推進します。

また、公の施設の管理について、指定管理者制度の活用を進めるとともに、その

効果などについて検証します。

さらには、PFI(プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)など、民間

活力の活用手法について検討します。

①民間委託の推進

番号 施策の名称 主な担当課

34 民間委託(アウトソーシング)の総点検 行財政改革推進室

改革の

内容

民間のほうが効率的・効果的に業務執行できるものは民間に委ねることを基本に、

費用対効果、市民サービスの向上、安全性、公共性確保等の観点から、全ての事務事

業(既に民間委託を行っている事務事業を含む)を対象として、民間委託を検討する

ための総合的な指針を定め、総点検を行うとともに、実施計画を策定して民間委託を

推進します。

特に、事務事業そのものは必要であるものの、民間の事業として確立し、既にサー

ビスが提供されているものについては、積極的に民間への委譲を推進します。

改革の

効果

・公的サービスの質の確保・向上

・行政資源(財源、人材)の有効活用

・経費節減

平成19年度 ・民間委託の指針の策定

20年度 ・民間委託の可否の検証 ・実施計画の策定

改革の

年次

計画 21年度 ・民間委託、民営化の推進

27

番号 施策の名称 主な担当課

35 長期継続契約(業務委託分)の適用方針作成 総務課

改革の

内容

業務委託によるコスト縮減を図るため、適正な条件のもとで、長期継続契約を締結

できるよう、その具体的な適用方針を作成します。

改革の

効果

・業務委託料の縮減

・長期的に安定した業務の履行が可能

・当該契約に係る事務量の軽減

平成19年度 ・対象案件の抽出 ・契約状況分析

20年度 ・適用案件の検討

改革の

年次

計画 21年度 ・適用方針の作成

番号 施策の名称 主な担当課

36 相談支援事業に係る民間委託の見直し 障害福祉課

改革の

内容

障害者自立支援法の完全施行に伴って市町村に移管された3障害(身体障害、知的

障害、精神障害)の相談支援事業について、市内事業者を中心として、効率的で効果

的に事業を実施できるように民間事業者を選定し、業務を委託します。

改革の

効果

・3障害の相談支援事業の委託を一元化することによる経費の削減

平成19年度 ・民間委託業者の選定 ・実施

20年度

改革の

年次

計画 21年度

28

番号 施策の名称 主な担当課

37 深谷市浄化センター及び岡部浄化センター維持管理事

業の改善

下水道課

改革の

内容

企業会計と特別会計の統合により、深谷市浄化センター及び岡部浄化センターの維

持管理業務委託を一本化するとともに、これに合わせて、岡部浄化センターを無人化

します。

改革の

効果

・維持管理委託費の軽減

・職員の集約化による人員の削減

平成19年度 ・会計制度の統一

20年度 ・業務委託の一本化

改革の

年次

計画 21年度

番号 施策の名称 主な担当課

38 水道業務の民間委託 営業課

改革の

内容

既に民間に委託している業務(水道の中止・開始に関する業務、電算処理業務、検

針業務等)に加え、調定・収納事務について民間委託を行います。

改革の

効果

・経費の削減

平成19年度 ・調査・研究

20年度 ・業務委託の実施

改革の

年次

計画 21年度

29

番号 施策の名称 主な担当課

39 浄配水場運転管理・設備点検等の民間委託の拡大 水道工務課

改革の

内容

市内の 10 浄配水場において民間委託を拡大します。

①10 浄配水場の運転管理及び施設点検を業務委託する(現在、10浄配水場の運転管

理と6浄配水場の施設点検を委託)

②川本浄水場における凝集材購入を業務委託に含めます

③自家用電気工作物の保安業務を業務委託に含めます。

改革の

効果

・故障、緊急時への迅速な対応や不具合箇所の早期発見

平成19年度 ・業務委託の実施

20年度

改革の

年次

計画 21年度

番号 施策の名称 主な担当課

40 学校給食調理業務の民間委託の拡大 教育総務課

改革の

内容

学校給食業務の民間委託を継続的に拡大します。

平成 18 年度において 24 施設のうち 17 施設で実施済であり、平成 21 年度には

20 施設に拡大します。

改革の

効果

・経費の削減

平成19年度 ・施設の民間委託を実施

20年度

改革の

年次

計画 21年度

30

②指定管理者制度の活用

番号 施策の名称 主な担当課

41 指定管理者制度の活用 総務課

改革の

内容

直営となっている施設について指定管理者制度への移行を検討します。

また、指定管理者制度に移行済の 12 施設について、成果を検討します。

改革の

効果

・市民サービスの向上

・経費の削減

平成19年度 ・直営施設における指定管理者制度への移行の検討

20年度 ・移行済施設の費用対効果の検討

改革の

年次

計画 21年度 ・業務基準書の見直し

③PFI等の活用

番号 施策の名称 主な担当課

42 PFI等の活用の検討 政策推進課

改革の

内容

PFIなど、公共と民間が共同して公共サービスを効率的かつ効果的に提供する事

業化手法を調査・研究し、活用について検討します。

改革の

効果

・事業化手法の多様化

平成19年度 ・調査・研究

20年度 ・検討

改革の

年次

計画 21年度 ・指針の策定

31

(3)事務事業の見直し・統合・廃止

効率的・効果的な事業実施のため、類似する事務事業の統合、事業対象の見直し、

実施プロセスの再検討など、事務事業の見直しを進めます。

この中で、合併にともなう事務事業調整において既に調整の行われた事項等につ

いても、行財政改革の視点による見直しを行います。

また、市民ニーズの変化や民間によるサービス提供の状況等を考慮し、継続的に

実施している事務事業の必要性やその内容について検討を行い、役割の終えた事務

事業については廃止します。

①事務事業の見直し

番号 施策の名称 主な担当課

43 事務事業の見直し 企画財政課

改革の

内容

行政評価制度(事務事業評価)を確立し、評価と予算編成を連携させつつ PDCA サ

イクルの確立を図り、事務事業の継続的な見直しを行います。

改革の

効果

・真に必要な事務事業の展開

平成19年度 (・行政評価制度の検討、決定)

20年度 (・行政評価制度と予算編成の連携の仕組みの構築)(・行政評価制度の研修)

改革の

年次

計画 21年度 (・行政評価の実施) (・行政評価制度と連携した予算編成の実施)

32

番号 施策の名称 主な担当課

44 電話交換業務及び総合案内業務の統合 総務課

改革の

内容

別々の業務委託としている電話交換業務と総合案内業務を一括して業務委託を実施

します。

改革の

効果

・経費の削減

平成19年度 ・他市の状況調査 ・関係課との協議 ・委託仕様内容の決定

20年度 ・業務委託の統一

改革の

年次

計画 21年度 ・業務委託の実施

②役割の終えた事務事業の廃止

番号 施策の名称 主な担当課

45 事務事業の廃止 企画財政課

改革の

内容

すべての事務事業を対象として目的・成果などを検証しながら見直しを行い、目的

を達成している事業、社会環境等の変化により必要性の低下している事業など、継続

が不要な事業は廃止します。

改革の

効果

・経費の削減

・目的意識を明確にした事務事業の実施

平成19年度 (・行政評価制度の検討、決定)

20年度 (・行政評価制度と予算編成の連携の仕組みの構築)(・行政評価制度の研修)

改革の

年次

計画 21年度 (・行政評価の実施) (・行政評価制度と連携した予算編成の実施)

33

5 財政の改革

(1)自主財源の確保

納税指導の強化などにより、市税等の収納率の向上を図ります。また、広告収入

の拡充を図るなど、新しい財源確保の手段についても検討を進めます。

公共施設の利用等に関しては、受益と負担の公平を図るため、使用料・手数料を

見直し適正化を図ります。この中で、使用料減免措置の妥当性についても検討しま

す。

①市税等の収納率の向上

番号 施策の名称 主な担当課

46 滞納者に対する行政サービスの制限 政策推進課

改革の

内容

特別な理由もなく市税を滞納する者に対して、市による行政サービス(補助金交付、

利子補給、融資あっせん、登録、資格等)の給付を制限します。

改革の

効果

・税負担の公平性の確保

・市税の収納率の向上

平成19年度 ・制度の検討 ・規則・要綱等の改正 ・市民への周知

20年度 ・制度の施行

改革の

年次

計画 21年度 ・制度の見直し

34

番号 施策の名称 主な担当課

47 納税相談窓口の設置 収税課

改革の

内容

本庁における木曜日の窓口延長と本庁及び各総合支所における第1日曜日の納税相

談窓口を継続して設置します。

改革の

効果

・納税者の利便性の向上

平成19年度 ・継続実施

20年度

改革の

年次

計画 21年度

番号 施策の名称 主な担当課

48 水道料金の収納率の向上 営業課

改革の

内容

水道料金の納付について、口座割引制度及びクレジット決済を導入します。

改革の

効果

・市民が選択できる多様な納付手段の提供

平成19年度 ・導入調査研究

20年度

改革の

年次

計画 21年度 ・口座割引制度及びクレジット決済の導入

35

②新しい財源の確保

番号 施策の名称 主な担当課

49 広告料収入の導入 企画財政課

改革の

内容

循環バス・公用車・施設名称権などについて広告媒体としての可能性を検討し、広

告料収入に関する統一基準を定め、導入計画を作成します。

改革の

効果

・広告料収入による歳入(自主財源)の増加

平成19年度 ・調査、検討

20年度 ・導入計画案の作成

改革の

年次

計画 21年度 ・導入計画の作成 ・段階的実施

番号 施策の名称 主な担当課

50 広報ふかや・市ホームページへの広告の掲載 秘書室

改革の

内容

広告料収入を得るため、市広報紙及び市ホームページにスペースを確保して企業等

の広告を掲載します。

改革の

効果

・広告料収入による歳入(自主財源)の増加

平成19年度 ・広報上の広告掲載基準の作成

20年度 ・広告掲載の実施

改革の

年次

計画 21年度

36

番号 施策の名称 主な担当課

51 お知らせ・封筒への広告の掲載 営業課

改革の

内容

広告料収入を得るため、水道部の発行するお知らせの空きスペース及び水道部専用

封筒に企業等の広告を掲載します。

改革の

効果

・広告料収入による歳入(自主財源)の増加

平成19年度 ・検討

20年度 ・広告掲載の実施

改革の

年次

計画 21年度

番号 施策の名称 主な担当課

52 既存の施設設備の貸し出しの有料化 企画財政課

改革の

内容

会議室、駐車場等の市有の施設設備の有料による一般貸し出し、無料貸し出し施設

の有料化等について検討し、計画的に有料による貸し出しを実施します。

改革の

効果

・新しい財源の発掘・確保による歳入の増加

平成19年度 ・調査、検討

20年度 ・導入計画案の作成

改革の

年次

計画 21年度 ・導入計画の作成 ・段階的実施

37

番号 施策の名称 主な担当課

53 市役所駐車場の有料化 総務課

改革の

内容

市役所本庁舎の駐車場(東駐車場・南駐車場)の一体化を図り、入退場を機械化す

るとともに、市役所への用務以外の駐車場利用について有料化を検討します。

改革の

効果

・駐車場の収容台数の増加

・駐車場整理管理業務の委託費の削減

平成19年度 ・調査、検討

20年度 ・関係機関との調整

改革の

年次

計画 21年度 ・設計、工事

③使用料・手数料の適正化

番号 施策の名称 主な担当課

54 使用料・手数料の見直し 企画財政課

改革の

内容

受益者負担の原則に基づき検討を行い、次の観点からすべての使用料及び手数料を

見直します。

①適切な使用料及び手数料の再設定(特に、類似施設間での使用料格差の解消)を行

います。

②使用料及び手数料の減免要件の見直しを行います。

改革の

効果

・市民相互間の公平性の確保

・使用料及び手数料収入の増加

平成19年度 ・調査、検討

20年度 ・見直しの実施

改革の

年次

計画 21年度 ・制度改正 ・市民への周知

38

番号 施策の名称 主な担当課

55 下水道使用料及び受益者負担金の見直し 下水道課

改革の

内容

旧1市3町で異なる下水道使用料及び受益者負担金を一元化します。

改革の

効果

・市民相互間の公平性の確保

平成19年度 ・審議会における審議

20年度 ・制度改正

改革の

年次

計画 21年度 ・実施

番号 施策の名称 主な担当課

56 水道料金の見直し 営業課

改革の

内容

旧 1 市3町で異なる水道料金を一元化します。

改革の

効果

・市民相互間の公平性の確保

平成19年度 ・検討

20年度 ・審議会における審議 ・制度改正

改革の

年次

計画 21年度 ・実施

39

番号 施策の名称 主な担当課

57 農業集落排水施設使用料の見直し 集落排水課

改革の

内容

旧 1 市3町で異なる農業集落排水施設の使用料を一元化します。

改革の

効果

・市民相互間の公平性の確保

平成19年度 ・検討

20年度 ・制度改正

改革の

年次

計画 21年度 ・実施

番号 施策の名称 主な担当課

58 農業集落排水事業の受益者分担金の見直し 集落排水課

改革の

内容

旧 1 市3町等で異なる農業集落排水施設の受益者分担金を一元化します。

改革の

効果

・市民相互間の公平性の確保

平成19年度 ・検討

20年度 ・制度改正

改革の

年次

計画 21年度 ・実施

40

番号 施策の名称 主な担当課

59 運動施設の使用料と減免制度の見直し 都市計画課

生涯学習課

スポーツ振興課

改革の

内容

受益者負担の原則に基づき、次の観点から、運動施設、学校体育施設等のスポーツ

施設の使用料を見直します。

①無料施設の有料化を行います。

②適切な使用料の再設定(特に、類似施設間での使用料格差の解消)を行います。

③使用料の減免要件の見直しを行います。

改革の

効果

・市民相互間の公平性の確保

平成19年度 ・検討

20年度 ・制度改正

改革の

年次

計画 21年度 ・実施

41

(2)歳出の抑制と適正化

継続的に事務事業の見直しを行いながら、経常的な経費の節減に努めるとともに、

公共工事に関する設計・施工の見直し、維持管理手法の見直し等により、一層のコ

スト縮減を図ります。

また、市が支出する補助金については、歳出の抑制という観点から抜本的な見直

しを行い、透明で公平な補助金制度を構築します。

公社や第三セクター等の外郭団体については、市の関与の妥当性などについて見

直します。また、地方公営企業については、独立採算性を基本とし、経営の健全化

を図ります。

①経常的な経費の節減

番号 施策の名称 主な担当課

60 事務事業の継続的な見直しによる経常経費の削減 企画財政課

改革の

内容

事務事業を継続的に見直すシステムを構築し、経常経費の削減を図ります。

①行政評価制度を導入します。

②枠配分予算編成方式を充実します。

③予算・執行・決算の連動した財務管理システムを構築します。

改革の

効果

・経常経費の削減

平成19年度 ・行政評価制度導入準備

・枠配分方式実施に向けた調査、研究

・編成内容の検討、更新

・財務管理システムの内容調査、検討

20年度 ・財務管理システムの更新

改革の

年次

計画

21年度 ・行政評価制度導入 ・財務管理システムの運用

・枠配分方式の本格実施

42

②補助金制度の抜本的な見直し

番号 施策の名称 主な担当課

61 補助金制度の抜本的な見直し 企画財政課

改革の

内容

公益性・公平性・必要性・費用対効果等を検証し、整理統合・削減・廃止・終期設

定など、各種団体等に対する補助金及び各種事業に対する補助金の抜本的な見直しを

行います。

改革の

効果

・歳出の削減

・補助金の効果的な活用

平成19年度 ・補助見直し基準の策定

20年度 ・補助見直し基準の策定・運用 ・補助金の整理・統合

改革の

年次

計画 21年度 ・実施(予算編成への反映)

③公共事業のコスト縮減

番号 施策の名称 主な担当課

62 道路アセットマネジメント(資産運用管理)の導入 生活道路パトロール課

改革の

内容

道路施設(舗装・橋梁等)は、今後、老朽化により大量更新時代を迎えるため、

適な時期に 適な対策を実施できるよう、道路構造物の状態を的確に把握し、管理し

ます。

改革の

効果

・予防保全管理による事故の未然防止

・道路施設に要するコストの縮減

平成19年度 ・調査研究

20年度 ・検討

改革の

年次

計画 21年度 ・方針の策定

43

番号 施策の名称 主な担当課

63 工区の集約と施工方針の検討による下水道事業のコス

ト縮減

下水道課

改革の

内容

工区の集約により、事務コストの縮減を図ります。

また、中継ポンプ等の維持管理費も考慮しながら、管渠の埋設の深さの検討など、

工事費を縮減するよう設計に配慮します。

改革の

効果

・下水道に要するトータルコストの縮減

平成19年度 ・整備の年次計画策定

20年度 ・実施

改革の

年次

計画 21年度

④外郭団体の見直し

番号 施策の名称 主な担当課

64 土地開発公社の経営健全化 総務課

改革の

内容

土地開発公社が抱える長期保有地について、計画的に市による買戻しを実施するこ

とにより公社経営の健全化を図ります。

改革の

効果

・公社の健全な経営

平成19年度 ・買戻しの検討、実施

20年度

改革の

年次

計画 21年度

44

番号 施策の名称 主な担当課

65 外郭団体の健全な経営体制の構築 政策推進課

福祉課

商工振興課

改革の

内容

(財)深谷市施設管理公社、(福)深谷市社会福祉協議会、(社)深谷市シルバー人

材センターについて、市の人的関与や財政的関与の見直しを行います。

また、事業内容や経営状況などの情報公開及び外部監査の導入を促すとともに、給

与の見直しや組織機構のスリム化などの改善指導を行い、健全な経営体制の構築を図

ります。

改革の

効果

・外郭団体の自主的・自立的経営の促進

・市の財政支出の削減

平成19年度 ・経営の健全化

20年度

改革の

年次

計画 21年度

番号 施策の名称 主な担当課

66 第三セクターの健全な経営体制の構築 岡部産業振興課

花園産業振興課

改革の

内容

おかべ物産観光(株)、(有)はなぞのについて、事業内容や経営状況などの情報公

開及び外部監査の導入を促すとともに、給与の見直しや組織機構のスリム化などの改

善指導を行い、健全な経営体制の構築を図ります。

改革の

効果

・第三セクターの自主的・自立的経営の促進

平成19年度 ・経営の健全化

20年度

改革の

年次

計画 21年度

45

番号 施策の名称 主な担当課

67 市監査委員による外郭団体の監査 監査委員事務局

改革の

内容

各外郭団体等の経営状態を把握するため、市監査委員による監査を働きかけます。

改革の

効果

・外郭団体の監査機能の強化

・健全経営の促進

平成19年度 ・実施体制の整備 ・対象機関との調整 ・実施する監査の特定

20年度 ・監査の実施

改革の

年次

計画 21年度

⑤地方公営企業の経営健全化

番号 施策の名称 主な担当課

68 下水道事業経営の健全化 下水道課

改革の

内容

建設投資の効率化、維持管理運営の効率化、資源・施設の有効利用、組織の効率化

と活性化、受益と負担の適正化、その他の6の事項を基本として、下水道事業の経営

健全化計画を策定します。

改革の

効果

・一般会計からの繰入額の削減

・事業経営の透明性の向上

平成19年度 ・審議会における審議

20年度 ・健全化計画の検討

改革の

年次

計画 21年度 ・健全化計画の策定

46

番号 施策の名称 主な担当課

69 水道事業経営の健全化 営業課

改革の

内容

計画的で透明性の高い企業経営を推進するため、合併によるスケールメリットの具

体化、より効率的な業務委託の実施など、健全経営を基本とする水道の施設整備計画・

財政計画を策定します。さらに、長期的な観点から地域水道ビジョンを策定します。

改革の

効果

・経費の削減

・効果的な設備投資と資金運用

平成19年度 ・施設整備計画、財政計画の策定

20年度 ・地域水道ビジョンの策定 ・計画の進行管理

改革の

年次

計画 21年度

47

(3)計画的な財政運営

健全な財政運営を維持するため、将来の行政ニーズや社会経済動向を見据え、長

期的な財政計画を策定します。

バランスシートや行政コスト計算書などを作成し、財政状況を市民にわかりやす

く公表します。

①長期的な財政計画

番号 施策の名称 主な担当課

70 長期的な財政計画の策定 企画財政課

改革の

内容

総合振興計画(平成 19 年度策定予定)と一体となった長期的な財政計画を策定し

ます。

改革の

効果

・安定した財政運営の確保

・計画的な事業執行

平成19年度 ・財政計画の策定(暫定版)

20年度 ・財政計画の見直し(総合振興計画との整合)

改革の

年次

計画 21年度 ・財政計画の見直し(ローリング方式による)

番号 施策の名称 主な担当課

71 下水道事業の財政計画の策定 下水道課

改革の

内容

合併によって生じた企業会計、特別会計の2つの会計の統合を図るとともに、事業

計画、料金改定、財政計画などを盛り込んだ下水道事業の経営健全化計画を策定しま

す。

改革の

効果

・安定した財政運営の確保

・計画的な事業執行

平成19年度 ・審議会における審議

20年度 ・健全化計画の検討

改革の

年次

計画 21年度 ・健全化計画の策定

48

番号 施策の名称 主な担当課

72 水道事業の財政計画の策定 営業課

改革の

内容

水道事業経営の健全化の一環として、中長期的に目指すべき財政指標値を設定し、

自主財源の確保、経常経費の見直しなどを柱とする財政計画を策定します。

改革の

効果

・安定した財政運営の確保

・計画的な事業執行

平成19年度 ・財政計画の策定

20年度 ・計画の進行管理

改革の

年次

計画 21年度

②財政状況の公表

番号 施策の名称 主な担当課

73 財政状況の公表 企画財政課

改革の

内容

総務省が示す財務諸表を作成し、公表します。

①バランスシート、行政コスト計算書を作成し、決算状況とともに公表します。

②資金収支計算書・純資産変動計算書については、作成方法を研究し、早期に試案を

作成、公表します。

③公営企業や第三セクター等の関係団体を含めた連結バランスシートについては、早

期の試案作成を目指します。

改革の

効果

・市の財務状況の透明性の確保

平成19年度 ・バランスシート、行政コスト計算書の作成、公表

・資金収支計算書、純資産変動計算書の作成研究

・連結バランスシートの作成研究

20年度 ・資金収支計算書、純資産変動計算書の試案作成

改革の

年次

計画

21年度 ・バランスシート、行政コスト計算書、資金収支計算書、

純資産変動計算書の作成、公表

・連結バランスシートの試案作成

49

番号 施策の名称 主な担当課

74 下水道事業の財政状況の公表 下水道課

改革の

内容

市民の理解を得るために、公共下水道事業について財政状況等を広報紙を通じて引

続き公表するとともに、ホームページへの掲載を検討します。また、下水道使用料の

改定について、広報紙等を活用して周知を図ります。

改革の

効果

・下水道事業の透明性の確保

平成19年度 ・財政状況の公表

20年度

改革の

年次

計画 21年度

番号 施策の名称 主な担当課

75 水道事業の財政状況の公表 営業課

改革の

内容

市民の理解を得るために、事業年報を作成するとともに、決算書等を、ホームペー

ジ等においても公表します。

改革の

効果

・水道事業の透明性の確保

平成19年度 ・財政状況の公表

20年度

改革の

年次

計画 21年度

50

Ⅲ 計画の進行管理

深谷市行財政改革推進計画(集中改革プラン)は、全庁をあげて総合的かつ組織

的に推進するとともに、市長を本部長とする深谷市行財政改革推進本部において進

行管理を行うものとします。

また、行財政改革の進捗状況を深谷市行財政改革推進委員会に定期的に報告する

とともに、「広報ふかや」や深谷市ホームページ等を通じて公表するなど、市民に

向けても積極的に情報提供を行います。

51

集中改革プランの項目

①事務・事業の再編・整理、廃止・統合 ②民間委託等の推進(指定管理者制度の活用を含む。) ③定員管理の適正化 ④手当の総点検をはじめとする給与の適正化(給料表の運用、退職手当、特殊勤務

手当等諸手当の見直し等) ⑤第三セクターの見直し ⑥経費節減等の財政効果

参考:集中改革プランとの対応

国では、「新地方行革指針」において、全国の地方自治体が行財政改革を集中的

に実施するよう、次の項目を中心として平成17年度~平成21年度における具体

的な取組みを明示した計画を集中改革プランとして作成し、公表するように求めて

います。

以下には、深谷市行財政改革推進計画の各施策と集中改革プランの各項目の関連

性を整理して示します。

集中改革プランの項目 行財政改革推進計画における施策項目

①事務・事業の再編・

整理、廃止・統合 43 事務事業の見直し

44 電話交換業務及び総合案内業務の統合

45 事務事業の廃止

②民間委託等の推進 22 市場化テスト導入の検討

34 民間委託(アウトソーシング)の総点検

35 長期継続契約(業務委託分)の適用方針作成

36 相談支援事業に係る民間委託の見直し

37 深谷市浄化センター及び岡部浄化センター維持管理事業の改善

38 水道業務の民間委託

39 浄配水場運転管理・設備点検等の民間委託の拡大

40 学校給食調理業務の民間委託の拡大

41 指定管理者制度の活用

42 PFI等の活用の検討

③定員管理の適正化 5 定員適正化計画の進行管理

52

集中改革プランの項目 行財政改革推進計画における施策項目

④手当の総点検をはじ

めとする給与の適正

3 新人事評価制度の導入、構築

6 給与構造改革に基づく給与の適正化

7 職員福利厚生事業の適正化

⑤第三セクターの見直

し 64 土地開発公社の経営健全化

65 外郭団体の健全な経営体制の構築

66 第三セクターの健全な経営体制の構築

67 市監査委員による外郭団体の監査

⑥経費節減等の財政効

果 46 滞納者に対する行政サービスの制限

47 納税相談窓口の設置

48 水道料金の収納率の向上

49 広告料収入の導入

50 広報ふかや・市ホームページへの広告の掲載

51 お知らせ・封筒への広告の掲載

52 既存の施設設備の貸し出しの有料化

53 市役所駐車場の有料化

54 使用料・手数料の見直し

55 下水道使用料及び受益者負担金の見直し

56 水道料金の見直し

57 農業集落排水施設使用料の見直し

58 農業集落排水事業の受益者分担金の見直し

59 運動施設の使用料と減免制度の見直し

60 事務事業の継続的な見直しによる経常経費の削減

61 補助金制度の抜本的な見直し

62 道路アセットマネジメント(資産運用管理)の導入

63 工区の集約と施工方針の検討による下水道事業のコスト縮減

68 下水道事業経営の健全化

69 水道事業経営の健全化

53

参考:用語解説

用 語 説 明

ISO9001 品質管理と品質保証のための国際規格で、企業や地方公共団体などが、品質や

サービスに関する方針を定めて、顧客・消費者からの信頼性を高め、品質向上に

向けて継続的に業務を革新・改善していくための仕組み。

ア ウ ト ソ

ーシング

従来、内部で行われていた業務を外注すること。その業者の専門能力や資源、

ノウハウを活用することにより、コスト削減や効率化が可能となる。

ア セ ッ ト

マ ネ ジ メ

ント

元来、民間の資産活用等で用いられてきた、資産の運用管理を意味する。道路

などの公共施設について、市民の税金等で作られた資産と考え、その損傷程度、

耐用年数などの物理的な状況把握と、その金銭的な資産価値を判断する財務分析

とを組み合わせ、新設や維持管理などを効率的に行う手法をいう。この手法によ

り、予防的な耐久性の向上策を早期かつ的確に行うことが可能となり、施設の延

命化や財源の有効活用にもつながる。

ア ダ プ ト

制度

アダプトは「養子にする」という意味で、道路や樹木などの公共の場を養子に

みたて、市民や市民団体が里親となって、養子(公共の場)の美化、清掃や育成

等を行い、行政はこれを支援する制度。

外郭団体 国や地方公共団体等の行政機関の外部にあって、行政機関と連携を保ちなが

ら、その活動や事業を助ける団体のこと。財団法人、社団法人、株式会社など、

多様な形態があるが、行政機関からの出資や補助金の交付などの財政的な援助、

職員の派遣による人的援助を受けることが多い。

カ ン パ ニ

ー制

民間企業における組織形態の一つで、本社の下にカンパニーと呼ばれる、あた

かも独立した会社のように自律的で独立的な経営をねらった組織を配置した形

態をいう。行政では、このような考え方に基づいた庁内の分権化を進めた組織形

態をいうが事例は限られている。

行 政 コ ス

ト計算書

人件費や団体等に対する補助金など、資産形成にはつながらない行政サービス

の提供に使われた費用と収入を対比したもので、どのようなサービスにどれだけ

のコストがかかっているかなど、行政コストの内容自体の分析を目的とする。企

業における損益計算書に対応する。

行 政 評 価

制度

行政が行う政策・施策・事務事業について、その目的とする成果やコスト等を

数値で把握して客観的に評価しながら、その結果を次年度以降の行政活動に反映

させていく仕組み。

市 場 化 テ

スト

これまで官が独占してきた公共サービスについて、透明・中立・公正な競争条

件のもとで、官と民とが対等な立場で競争入札に参加し、価格と質の両面で最も

優れた者が、そのサービスの提供を担っていくこととする仕組み。

54

用 語 説 明

指 定 管 理

者制度

従来、公の施設の管理は、「管理委託制度」により、地方公共団体の出資法人

等に限定して委託が可能であった。しかし、平成 15 年の地方自治法改正により、

地方公共団体が指定する民間事業者も含めた幅広い団体(指定管理者)に管理を

代行させることが可能になった。この制度をいう。

ス ク ラ ッ

プ ・ ア ン

ド・ビルド

組織等の新設(ビルド)にあたっては、同等の組織等の廃止(スクラップ)を

条件とすることによって、全体として組織の増大を防ごうとする方式。

セ キ ュ リ

ティ

コンピュータ関連でいうセキュリティは、許可されていない第三者からコンピ

ュータ内のデータや各種情報ネットワークの資源などを守ることをいう。

第 三 セ ク

ター

国や地方公共団体の公共部門(第一セクター)と民間部門(第二セクター)と

の共同出資で設立された法人をいう。

地 方 公 営

企業

地方公共団体が経営する企業。独立採算制を原則とする企業的色彩の強い事業

を行う場合、地方公営企業法の規定の適用を受け、一般会計などとは異なる企業

会計の方式によって経営する。

特別会計 特定の事業を行う場合又は特定の歳入をもって特定の歳出に充てるなど、一般

の歳入歳出と区分して経理を行う必要がある場合、その経理を明確にするために

設置している会計の枠組み。

パ ブ リ ッ

ク コ メ ン

ト制度

行政機関が政策や計画、条例の立案などにあたり、原案を公表して事前に市民

から意見を求め、それらを参考として意思決定を行う制度。

バ ラ ン ス

シート

企業における貸借対照表に対応する。地方公共団体の資産形成にあたってどの

ような資金が調達されたのか、また形成された資産はどのようなものなのか、そ

の対応関係を明らかにできるメリットがある。また、一般会計だけでなく特別会

計等を加えたものを連結バランスシートという。

PFI プライベート・ファイナンス・イニシアティブ。公共施設等の設計、建設、維

持管理・運営に、民間の資金、経営ノウハウ等を活用することにより、効率的か

つ効果的な公共サービスを提供する手法。

PDCA サ

イクル

計画(plan)、実行(do)、評価(check)、改善(action)の一連の流れを

繰り返しながら、継続的に改革・改善を進めていく仕組みをいう。

ラ ン ニ ン

グコスト

光熱水費、修繕・補修費など、施設や設備などを運用・管理するために、継続

的に必要になる費用のこと。

枠 配 分 予

算 編 成 方

予算編成にあたり、事業部門にあらかじめ一定額の予算枠を配分し、その範囲

内で各部が自らの裁量によって予算を調製する方式。原則として財政部門による

個別事務事業の査定は行わない。