文部科学省ホームページ...2019/04/04  · 町 田 市 生 涯 学 習 セ ン タ ー (...

10
都道 府県 (4件) 秋田県教育委員会 【知的障害・肢体不自由】 千葉県教育委員会 【知的障害】 大阪府 【知的障害・発達障害】 兵庫県教育委員会 【視覚障害・聴覚障害・肢体不自由・難病】 市町村 (1件) 町田市生涯学習センター(東京都) 【知的障害】 大学 (4件) 国立大学法人筑波技術大学(茨城県) 【視覚障害・聴覚障害】 学校法人日本社会事業大学(東京都) 【視覚障害・聴覚障害】 国立大学法人東京学芸大学(東京都) 【知的障害】 国立大学法人長崎大学(長崎県) 【発達障害・精神障害】 社福等 (4件) 医療法人稲生会(北海道) 【肢体不自由・重度障害】 一般財団法人福祉教育支援協会(埼玉県) 【知的障害】 社会福祉法人八ヶ岳名水会(山梨県) 【知的障害・発達障害・精神障害】 社会福祉法人一麦会(和歌山県) 【知的障害・発達障害・精神障害・肢体不自由】 NPO (4件) NPO法人障がい児・者の学びを保障する会(東京都) 【知的障害】 NPO法人PandA-J(東京都) 【知的障害・発達障害】 NPO法人学習障害児・者の教育と自立の保障をすすめる会 (愛知県)【発達障害】 特定非営利活動法人エス・アイ・エヌ(広島県) 【知的障害・発達障害】 保護者 の会 (1件) 福岡市手をつなぐ育成会保護者会(福岡県) 【知的障害】 平成30年度「障害者の多様な学習活動を総合的に支援するための実践研究」 委託団体の取組概要 (本有識者会議でヒアリングを実施した団体) 資料16-2 - 142 -

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Page 1: 文部科学省ホームページ...2019/04/04  · 町 田 市 生 涯 学 習 セ ン タ ー ( 東 京 都 ) 障 が い 者 青 年 学 級 を 発 展 さ せ た 「 学

都道

府県

(4件)

秋田県教育委員会

【知的障害・肢体不自由】

千葉県教育委員会

【知的障害】

大阪府

【知的障害・発達障害】

兵庫県教育委員会

【視覚障害・聴覚障害・肢体不自由・難病】

市町村

(1件)

町田市生涯学習センター(東京都)

【知的障害】

大学

(4件)

国立大学法人筑波技術大学(茨城県)

【視覚障害・聴覚障害】

学校法人日本社会事業大学(東京都)

【視覚障害・聴覚障害】

国立大学法人東京学芸大学(東京都)

【知的障害】

国立大学法人長崎大学(長崎県)

【発達障害・精神障害】

社福等

(4件)

医療法人稲生会(北海道)

【肢体不自由・重度障害】

一般財団法人福祉教育支援協会(埼玉県)

【知的障害】

社会福祉法人八ヶ岳名水会(山梨県)

【知的障害・発達障害・精神障害】

社会福祉法人一麦会(和歌山県)

【知的障害・発達障害・精神障害・肢体不自由】

NPO

(4件)

NPO法人障がい児・者の学びを保障する会(東京都)

【知的障害】

NPO法人PandA-J(東京都)

【知的障害・発達障害】

NPO法人学習障害児・者の教育と自立の保障をすすめる会

(愛知県)【発達障害】

特定非営利活動法人エス・アイ・エヌ(広島県)

【知的障害・発達障害】

保護者

の会

(1件)

福岡市手をつなぐ育成会保護者会(福岡県)

【知的障害】

平成30年度「障害者の多様な学習活動を総合的に支援するための実践研究」

委託団体の取組概要(本有識者会議でヒアリングを実施した団体)

資料16-2

- 142 -

Page 2: 文部科学省ホームページ...2019/04/04  · 町 田 市 生 涯 学 習 セ ン タ ー ( 東 京 都 ) 障 が い 者 青 年 学 級 を 発 展 さ せ た 「 学

秋田県における「障害者の生涯学習支援モデル事業」の取組

○部局横断した庁内連携組織モデル

○県から市町村への啓発・普及モデル

<事

業受

託の

背景

>・

特別

支援

学校

卒業

生が

、休

日の

日中

を一

人で

過ご

して

いる

ケー

スが

多く

、生

涯学

習の

場や

機会

の充

実が

求め

られ

てい

る。

「障害者の生涯学習支援モデル事業」の実施体制

【障害者のための生涯学習支援連絡協議会】

<実

施回

数>

年2

回<

内容

>庁

内関

係部

局間

での

情報

共有

<構

成員

>福

祉、

労働

、ス

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ツ、

文化

、特

別支

援教

育等

、障

害者

の生

涯学

習に

関わ

る取

組を

行う

庁内

各課

室担

当者

特徴

【県】

○障

害者

のた

めの

生涯

学習

支援

連絡

協議

会(

庁内

全部

局連

携組

織)

の開

催(年

2回

)○

連携

協議

会(

有識

者・

関係

団体

・再

委託

先・

庁内

関係

課に

よる

協議

組織

)の

開催

(年

3回

)○

障害

者の

生涯

学習

推進

フォ

ーラ

ムの

開催

(年

1回

)○

県生

涯学

習セ

ンタ

ーに

よる

障害

理解

特別

講座

の開

催【再委託先(3カ所)】

○効

果的

な学

習プ

ログ

ラム

や実

施体

制の

試行

H30事業概要

○全県フォーラム開催による障害者の生涯学習の理解啓発(約250名が参加)

○再委託先と特別支援学校との連携の促進

・社会教育施設及び社会福祉法人職員の特別支援学校授業研究会への参加

・特別支援学校教員の講座参観等を通した移行期に必要な学習プログラム等に

ついて情報交換の実現

○教育委員会と障害者関係団体、障害福祉課との具体的な連携の実現

H30事業成果

【県連携協議会】

<実

施回

数>

年3

回<

内容

>効

果的

な学

習プ

ログ

ラム

の検

討、

連携

体制

等に

つい

て協

議<

構成

員>

大学

教授

、県

手を

つな

ぐ育

成会

、就

業・

生活

支援

セン

ター

、相

談支

援事

業所

、市

町村

教育

委員

会生

涯学

習担

当、

再委

託先

事業

所、

特別

支援

学校

、県

障害

福祉

課、

県特

別支

援教

育課

、生

涯学

習セ

ンタ

ー、

事務

報 告情 報 共 有

県生涯学習センター

・調

査研

究・

市町

村関

係職

員向

け研

修の

実施

・県

民へ

の情

報提

供・

講座

の実

報 告情 報 共 有

①地域開放型カフェの運営を通した

共生の拠点づくり

【社会福祉法人】(北秋田市障害者生活支援センターささえ)

<特

徴>

・地

域の

イベ

ント

等で

のカ

フェ

実施

によ

る地

域活

性化

と障

害理

解の

促進

・重

症心

身障

害児

(者

)の

カフ

ェ参

画の

挑戦

<内

容>

・特

別支

援学

校と

のコ

ラボ

・東

京都

国立

市と

の研

修交

流・

生涯

学習

イベ

ント

への

参加

②特別支援学校在学中からの

社会教育施設の円滑な利用に向けたプログラム

【指定管理施設】(能代市中央公民館)

<特

徴>

・在

学中

から

の社

会教

育施

設活

用・

既存

の公

民館

講座

講師

の活

用<

内容

>・

料理

教室

、ユ

ニカ

ール

他・

地域

の冬

祭り

への

参加

・特

別支

援学

校教

員に

向け

た研

修フ

ォー

ラム

の開

③地域の高校生ボランティアを巻き込んだ

同世代交流型プログラム

【社会福祉法人】(潟上天王つくし苑)

<特

徴>

・障

害の

有無

にか

かわ

らな

い同

世代

交流

・高

校生

のた

めの

事前

研修

を実

施・

同世

代交

流に

よる

障害

者の

コミ

ュニ

ケー

ショ

ン能

力の

維持

・伸

長・

ひき

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りの

状態

にあ

る障

害者

の参

加<

内容

>・

ボッ

チャ

、ダ

ンス

・オ

ープ

ンカ

フェ

、餅

つき

再委託先

効果的な学習プログラム・実施体制の情報提供

効果的な学習プログラム・実施体制の開発依頼

県生涯学習推進本部

2019年度

2020年度

・再

委託

先5

カ所

(市

町村

への

再委

託を

視野

・地

域の

自立

支援

協議

会へ

の生

涯学

習関

係者

の参

・生

涯学

習セ

ンタ

ーに

よる

モデ

ル講

座の

開催

・全

25

市町

村で

障害

者の

参加

可能

な講

座を

実施

・生

涯学

習セ

ンタ

ーに

よる

調査

に基

づく

市町

村へ

の相

談・

助言

等の

充実

今後の方向性

事務局(県教育庁生涯学習課)

- 143 -

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町田市生涯学習センター(東京都)障がい者青年学級を発展させた「学びから発表へ」

●活

動の

ねら

い:

障が

いの

ある

青年

が豊

かな

生活

を築

くた

め、

「生

きる

力・

働く

力の

獲得

」①

学級

活動

は、

話し

合い

が基

本で

、集

団決

定に

よる

「自

治」

②家

庭と

仕事

以外

の第

3の

場か

ら客

観的

に捉

える

「生

活づ

くり

」③

学級

生の

思い

を取

り入

れた

オリ

ジナ

ルソ

ング

に代

表さ

れる

「文

化の

創造

」※

活動

を支

援す

る有

償ボ

ラン

ティ

アス

タッ

フは

、10代

から

現役

およ

びリ

タイ

ア世

代ま

で在

籍●

青年

学級

のあ

ゆみ

:1974年

学級

開設

(学

級生

20名

)1985年

コー

ス制

での

活動

開始

(学

級生

57名

)1991年

ひか

り学

級開

設(

2学

級制

:学

級生

105名

)1997年

土曜

学級

開設

(3学

級制

:学

級生

169名

)2004年

本人

活動

の会

「と

びた

つ会

」誕

町田市障がい者青年学級について

【効果的な学習プログラムの開発】

新たな学習プログラム構成と実施体制

【関係機関・団体との連携】

支援者間の会議

対象:主に青年学級支援者

内容:発表に向けた支援者間の情報

共有・意見交換を随時実施

支援者養成講座

タイトル:同じまちに生きるあなたと共

に 対象:障がい者支援に興味のある方

内容:支援の担い手になる方の成長

を促すための座学と体験型講座

支援者向け研修会

タイトル:スタッフ研修「障がい者青年

学級の新しい流れ」

対象:主に各地域の青年学級関係者

内容:①各地域の青年学級の実践

報告、②障がい者支援の方法、③青

年学級の果たす役割

発表に向けた学習会

対象:主に青年学級参加者

+地域の当事者

内容:発表に向けた当事者

間の話し合いと歌唱練習

うたの教室

対象:障害者手帳所持者

内容:専門家による歌唱指

導、ボイストレーニング

<連携協議会>

学習プログラムの開発、実施

体制・連携モデルの構築に向

けた協議・検討・決定

作業 所

脚本 家

町田市

生涯学習

センター

町田市

障がい

福祉課

父母

の会

大学

自立

した

主権

者と

して

、他

者と

協働

しつ

つ、

社会

に向

かっ

て発

信す

る力

を育

むた

め、

集い

、語

り合

い、

学び

を深

め、

その

成果

をス

テー

ジ発

表に

作り

上げ

て社

会に

アピ

ール

→地

域社

会に

向け

て、

障害

の理

解促

進と

とも

に共

生に

向け

た意

識を

醸成

する

特別支

援学校

青年学級成果発表会

対象:青年学級参加者

内容:年間

16回の活動に即し

て、1年の活動成果を発表

うたの教室発表会

対象:うたの教室受講者

内容:歌唱練習した数々のう

たの発表

マルチビタミンコンサート

対象:本人活動の会「とびたつ

会」

内容:とびたつ会から生まれた

オリジナルソングの発表

支援者向け

当事者向け

若葉とそよ風の

ハーモニーコンサート

2019年5月11日(土)13:30~

町田市民ホール

(東京都町田市森野2-2-36)

これまでの青年学級の学びをベースに、

新たな発表活動に関する学習プログラム

の開発と実践、実施体制構築へ展開

- 144 -

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1.目的

生涯

学習

にお

ける

学習

プロ

グラ

ムの

提供

に向

けて

、社

会福

祉法

人を

対象

に成

人期

知的

障害

者の

ライ

フス

テー

ジ別

の支

援ニ

ーズ

を明

らか

にす

るこ

とを

目的

とす

る。

2.方法

(1

)調

査対

象:

全国

の就

労継

続支

援B型

事業

所(

2)

調査

項目

:菅

野(2

012)の

生涯

発達

支援

・地

域生

活支

援の

4領

域を

参考

にし

、ラ

イフ

ステ

ージ

別に

個別

支援

計画

の目

標(支

援課

題)を

調査

。(

3)

調査

方法

:郵

送に

よる

調査

用紙

の送

付(回

収率

21.9

%)。

(4

)分

析:

各ラ

イフ

ステ

ージ

にお

いて

支援

課題

に該

当す

る領

域の

有無

及び

該当

する

と回

答し

た領

域の

下位

項目

の割

合を

算出

成人期知的障害者のライフステージ別の支援ニーズに関する調査研究

東京学芸大学・「オープンカレッジ東京」における障害者の多様な学習活動を総合的に支援するための実践研究

成人期知的障害者のライフステージ別の支援ニーズに応じた学習プログラムの開発・提供

成人期知的障害者の自己決定に関わる学習支援プログラムの開発・提供

サイエンスラボ(科学実験講座)

ディスカバーWorld(世界の地理講座)

住まいを選択するわざ(住居選択講座)

国別

のさ

まざ

まな

食材

を直

接観

察す

るこ

とに

よっ

て、

それ

ぞれ

の食

材を

特徴

づけ

てい

く学

習。

この

過程

を通

して

考え

る″わ

ざ″を

学ぶ

地理

講座

2018年度:世界のパン

自己

選択

・自

己決

定へ

とつ

なげ

るこ

とを

目的

とし

なが

ら、

その

過程

を通

して

考え

る″わ

ざ″を

学ぶ

、生

活・

暮ら

し領

域の

講座

2018年度:住まいの選択に必要な

観点の決定

受講

生が

直接

ICT機

器を

操作

しな

がら

実験

の手

続き

を知

り、

観察

した

結果

を映

し出

され

る画

像と

比較

し、

判断

する

過程

を通

して

考え

る″わ

ざ″を

学ぶ

講座

2018年度:ペットボトルとプラスチック

成人期知的障害者の生涯学習支援の取組=オープンカレッジ東京

考える“わざ”を学ぶ

自己決定に関わる問題解決能力

【自己決定】選択肢(対象物)の特徴をもとに、自分に合う選択肢を選択するこ

と対象物の特徴を整理する講座(問題解決能力形成講座)

自分に合う選択肢を選択する講座

(選択講座

)

〇知的発達段階別(軽度・重度)の学習課題の設定

→多

くの

受講

生が

自ら

課題

を遂

行す

るこ

とが

可能

に〇ICTの導入による“講座のパッケージ化の検証”

→支

援者

同士

の講

座展

開の

共通

理解

につ

なが

〇知的障害者の主体的な学びの検証

→ヒ

ント

カー

ドの

導入

によ

る段

階的

支援

を設

定す

るこ

とで

多く

の知

的障

害者

が自

ら課

題に

取り

組む

〇講座共通教材の開発:

マト

リッ

クス

表・

フロ

ーチ

ャー

〇住まいの選択に必要な観点を決める

→科

学実

験講

座、

地理

講座

で培

った

問題

解決

能力

を基

に「

部屋

の広

さ」

「一

緒に

住む

人」

等の

観点

を自

ら抽

出→

これ

まで

の共

通教

材を

活用

:マ

トリ

ック

ス表

・ヒ

ント

カー

3.結果(生活、学習領域)

生活領域、学習領域の自己決定に関する支援ニーズは

どのライフステージでも共通して高い割合

マトリックス表

ヒントカード

障害特性に合わせた支援方法を用いることで

多くの知的障害者が自己決定に関わる学習に自ら取り組むことができる

開発した学習プログラム⇒日々の適切な自己決定につながる

29.9%

28.2%

27.0%

25.8%

21.8%

0%

10%

20%

30%

40%

10~20代

(N=737)

30代

(N=656)

40代

(N=618)

50代

(N=550)

60代

(N=444)

生活領域

重視割合

14.9

%

23.2

%

11.5

%8.

8%

42.6

%

0.9%

13.4

%

18.1

%

10.5

%9.

1%

42.4

%

1.5%

15.2

%

20.2

%

10.0

%8.

7%

42.1

%

0.6%

14.2

%16

.5%

7.6%

8.0%

37.5

%

1.1%

11.3

%

14.4

%

7.9%

5.6%

39.2

%

0.5%

0%20%

40%

60%

80%

100%

教 養 の 確 保

公 共 の 施 設 ・

機 関 の 利 用 の

仕 方 の 理 解

読 み 書 き 能 力 の

維 持 ・ 向 上

計 算 能 力 の

維 持 ・ 向 上

自 己 決 定 ・

自 己 選 択 に

関 す る こ と

そ の 他

学習に関す

ること(

複数

回答可)

10~20代(N

=737)

30代

(N=656)

40代(N=618

)50

代(N=550

)60代(N=4

44)

学習に関すること(複数回答可)

自 己 決 定 ・

自 己 選 択 に

関 す る こ と

50%

- 145 -

Page 5: 文部科学省ホームページ...2019/04/04  · 町 田 市 生 涯 学 習 セ ン タ ー ( 東 京 都 ) 障 が い 者 青 年 学 級 を 発 展 さ せ た 「 学

事業名・内容:障害者の生涯学習活動への地域包括的支援

1.学校から社会への移行期における学習プログラム(青年期プログラム)の開発・実施

2.生涯の各ライフステージにおける学習プログラム(成人期プログラム)の開発・実施

長崎大学における精神・発達障害のある人の生涯学習活動に関する取組

委員16名で4回開催し、効果的な実施体制や連携モデルを構築

①ピアサポートみなと2名

④長崎労働局1名

(発達・精神障害者当事者)

⑤長崎障害者職業センター1名

②長崎発達支援親の会1名

⑥大村市社会福祉協議会1名

③長崎県3名(教育庁特別支援教育課1名、

⑦コーディネーター1名(

NPOのぞみ共同作業所長、作業療法士)

発達障害者支援センター1名、

⑧技術補佐員2名(長崎大学大学院生、作業療法士)

こども・女性・障害者支援センター1名)

⑨長崎大学医学部保健学科教員4名(学科長、教授2、助教1)

2.生涯の各ライフステージプログラム(成人期)

①対象:発達・精神障害者

13名(男性

9,女性

4;平均年齢

46.2歳)

②目標:夢や希望を持って生きる

③内容:月

1回計

5回、日曜日、

13:3

0-16

:30、毎回ピアサポーターが参加

初回(

10/7:ピアサポーター

6名の体験談、リカバリーストーリー)、

2回(

10/2

8:障害の心理教育)、

3回(1

1/25:

WRA

P(元気回復行動プラン)体験)、

4回(

12/2

3:恋愛・結婚、当事者研究)、

5回(

1/20:ストレス対処研究、講座の

振り返り、修了式)

3.フォーラムの開催:キックオフシンポジウム(

8/19)、生涯学習推進フォーラム(

12/9)、成果報告フォーラム(

2/10)

1.学校から社会への移行段階プログラム(青年期)

①対象:発達障害者

11名(男性

7,女性

4;平均年齢

22.8歳)

②目標:仲間と出会い、自分の特性を知る

③内容:月

1回計

5回、日曜日、

13:3

0-16

:30、毎回ピアサポーターが参加

初回(

9/23:ピアサポーター

5名の体験談、リカバリーストーリー)、

2回(

10/2

1:障害の心理教育)、

3回(1

1/18:コミュニケーション)、

4回(

12/1

6:ストレス対処法)、

5回(

1/13:自分の特性を伝える、講座の振り返り、修了式)

①厚生労働省(

2017年):「精神障害者が、地域の一員として安心して自分らしい暮らしをすることができるよう、医療、障害福祉・介護、社会参加(就労)、住まい、地域の助け合い、教育が

包括的に確保された地域包括ケアシステムの構築(ピアサポーターの養成を含む)を目指す」

②W

HO(

2013年)「精神障害のある人を対等な協力者とみなし共にケアに取り組むことを重視し、当事者のリカバリー、ピアサポーターの育成・支援、自殺予防などを推進」

③ピアサポートみなと(

2010年長崎県大村市で活動開始、当事者、家族、ボランティア、学生、専門職等が共に語り合う活動)「障害の有無にかかわらず、誰もが悩みを抱える当事者」

④リカバリーカレッジ(英国で

2009年開設、日本では

2013年東京に開設)「当事者と専門職等が共同創造(c

o-pr

oduc

tion)し、主体的な学びでリカバリーを目指す」

*用語の定義:ピア(p

eer)は「(同じ体験をした)仲間」、ピアサポーターは「仲間を支援する障害者当事者」。リカバリー(

reco

very)は「障害があっても希望のある人生を生きること」。

①障害者当事者=障害を体験として知っている人、すでに様々な対処や工夫をしてきて貴重

な情報を持っている人、“

Expe

rt b

y Ex

perie

nce(経験のある当事者専門家)”、②ピアサポーターと専門職が共同創造:

「教える」→「ともに学ぶ」、「支える」→「ともに生きる」、③様々な気持ちの言語化及び主体的・対話的な学びの推進

<プログラム受講者の感想(抜粋)>

A氏「仲間の大切さを知り、生きていく勇気が得ら

れた」

B氏「皆さんから元気を頂いたこと、つながりを結

べたことを感謝したい」

C氏「誰かが語るものが、“それ自分にも”との気

づきや安心感に通じることが多かった」

D氏「皆さんの笑顔で自分が癒されていった」

E氏「同じ境遇にある人の居場所を作りたいという

考えが生まれた自分の人生の大きな分岐点」

F氏「無理してダメな自分を隠そうとせず、自分ら

しく生きていこうと気づけた」

研究背景

連携協議会

本事業の基本理念

目標:共生社会の実現

- 146 -

Page 6: 文部科学省ホームページ...2019/04/04  · 町 田 市 生 涯 学 習 セ ン タ ー ( 東 京 都 ) 障 が い 者 青 年 学 級 を 発 展 さ せ た 「 学

医療法人稲生会(札幌市)における重度障害者の生涯学習に関する取組

・平

成25年

開設

。「

困難

を抱

える

人々

とと

もに

、よ

り良

き社

会を

つく

る」

を理

念に

掲げ

、3

つの

D(

Div

ers

ity【

多様

性】

Dia

logue【

対話

する

】D

esi

gn【

デザ

イン

・創

造す

る】

)を

大切

に取

組を

推進

・在

宅で

人工

呼吸

器等

の高

度な

医療

的ケ

アを

必要

とす

る重

度の

障害

を有

する

患者

の生

活を

支援

する

ため

に、

訪問

診療

/訪問

看護

/居宅

介護

/短期

入所

事業

を実

施。

・医

師、

看護

師、

作業

療法

士、

言語

聴覚

士、

社会

福祉

士等

の多

職種

の職

員と

とも

に、

医療

のみ

なら

ず保

育、

療育

、教

育、

社会

参加

、両

親・

兄弟

姉妹

の支

援な

ど一

体的

なサ

ービ

スを

提供

・法

人開

設以

来、

「み

らい

つく

り学

校」

と銘

打っ

た生

涯学

習活

動を

展開

。患

者家

族と

とも

に当

事者

が主

体と

なり

、学

び、

活躍

でき

る機

会を

提供

・平

成30年

8月

から

「み

らい

つく

り大

学」

を開

設し

、高

等教

育や

生涯

学習

の機

会が

少な

かっ

た重

度肢

体不

自由

の障

害者

を対

象と

した

学校

卒業

後の

学び

につ

いて

実践

研究

を開

始。

医療法人稲生会について

【学習プログラムの構成】

・「

地域

共生

社会

の実

現に

向け

た障

害当

事者

の自

立」

をテ

ーマ

に、

身体

的自

立論

、精

神的

自立

論、

社会

的自

立論

で構

成。

・具

体的

内容

○障

害当

事者

運動

の歴

史・

現在

にお

ける

意義

○福

祉制

度を

成り

立た

せる

「信

頼」

○障

害福

祉論

の変

遷○

映画

とい

う表

現に

よる

障害

福祉

観に

対す

る挑

戦等

【学習プログラムの運営方法】

・全

12回

の講

義(

8月

~2月

)、

18時

~19時

・講

師か

らの

話題

提供

(45分

程度

)の

後、

ゼミ

形式

でデ

ィス

カッ

ショ

ンを

実施

。当

事者

の主

体的

な発

言や

議論

を重

視。

・大

学教

員や

経験

豊か

な当

事者

、実

践者

を外

部講

師と

して

招聘

、質

の高

い講

義を

提供

・大

学教

員が

講師

を務

める

場合

はそ

の教

員の

所属

する

大学

キャ

ンパ

ス内

で講

義を

実施

・受

講後

はレ

ポー

トを

提出

。自

らの

学び

を振

返り

なが

ら学

びの

定着

を図

る。

【学習サポート体制】

・会

場ま

での

アク

セス

は、

参加

者各

自が

障害

福祉

サー

ビス

の「

重度

訪問

介護

」等

を利

用。

・ヘ

ルパ

ー(

重度

訪問

介護

)が

同席

し、

トイ

レ介

助、

痰吸

引、

意思

疎通

支援

等を

実施

・体

調や

都合

によ

り、

会場

に来

られ

ない

受講

生に

、IC

T機

器(

オリ

ヒメ

等)

を活

用し

たオ

ンラ

イン

での

参加

支援

・緊

急時

の医

療体

制の

確保

(ス

タッ

フが

医師

看護

師、

作業

療法

士等

)。

「みらいつくり大学」による学びの構成・特徴

【関係機関・団体との連携】

・重

度肢

体不

自由

者、

特に

人工

呼吸

器等

の高

度な

医療

的ケ

アを

日常

的に

必要

とす

る障

害者

の学

習内

容や

支援

体制

構築

の在

り方

につ

いて

研究

協議

・大

学教

員、

教育

委員

会指

導主

事、

特別

支援

学校

教員

、障

害当

事者

、事

務局

で連

携協

議会

を組

織。

【平成

31年度にむけて】

・体

験型

の学

びと

して

「表

現論

」講

座を

設け

る。

・重

症心

身障

害者

と職

員の

共同

研究

・平

成30年

度の

受講

生が

リサ

ーチ

フェ

ロー

とし

て運

営側

に参

画。

【コーディネーターの配置】

特別

支援

学校

の勤

務経

験を

有す

る作

業療

法士

・療

育及

び人

工呼

吸器

等の

導入

支援

に従

事し

てき

た知

識経

験を

有す

る。

・学

習プ

ログ

ラム

開発

と連

携協

議会

の議

論を

つな

ぎ研

究全

体を

コー

ディ

ネー

- 147 -

Page 7: 文部科学省ホームページ...2019/04/04  · 町 田 市 生 涯 学 習 セ ン タ ー ( 東 京 都 ) 障 が い 者 青 年 学 級 を 発 展 さ せ た 「 学

社会福祉法人一麦会(和歌山市・紀の川市)「ゆめ・やりたいこと実現センター」に関する取組

<特色>

一麦

会で

は、

支援

者/

被支

援者

とい

う関

係で

はな

く、

地域

社会

の中

で「

共に

歩み

、共

に働

く」

こと

を大

切に

し、

40年

間に

わた

り実

践を

継続

。働

く当

事者

たち

は、

支援

を受

け保

護を

され

る対

象で

はな

く、

仕事

を任

され

誇り

と自

信を

もち

地域

で働

いて

いる

。<経緯・実施事業等>

・1977年

に任

意団

体「

たつ

のこ

共同

作業

所」

とし

て発

足。

障害

者・

家族

との

出会

いの

中で

「ほ

っと

けや

ん(

放っ

てお

けな

い)

」と

して

「地

域協

同」

のも

と、

障害

種別

を超

え、

福祉

の谷

間や

対象

とさ

れな

かっ

た人

につ

いて

の支

援と

仕組

みづ

くり

を推

進。

・自

立訓

練事

業(

生活

訓練

)、

生活

介護

、相

談支

援、

就労

支援

(A

型、

B型

)、

グル

ープ

ホー

ム、

児童

発達

支援

、ひ

きこ

もり

者支

援(

県事

業)

等、

計3

8事

業を

実施

。<生涯学習活動>

・「

ポズ

ック

」の

ちん

どん

楽団

、「

結い

」に

おけ

る学

習、

集団

活動

、「

青年

学級

すば

らし

き仲

間た

ち」

の当

事者

活動

、ア

ート

サポ

ート

セン

ター

RAKU

の表

現活

動や

作品

展、

みん

なで

踊り

隊の

よさ

こい

踊り

など

を展

開。

社会福祉法人一麦会(麦の郷)について

学習プログラム構成と実施体制(事業名:「ゆめ・やりたいこと実現センター」の立上げ)

夕刻のたまり場

(居場所

)ゆ

っく

りし

たり

、食

べた

り、

飲ん

だり

話し

たり

、フ

リー

な居

場所

(毎

週水

曜日

16時

~20時

)<

参加

者の

声>

・み

んな

と「

やり

たい

こと

」を

話し

て、

コミ

ュニ

ケー

ショ

ンが

とれ

るこ

とが

いい

。・

仕事

とか

、年

齢と

か違

う人

たち

と会

える

のが

いい

やりたいことを提案・企画・実現みんなで創る活動

つぶやきサポート(相談支援)

愚痴

や困

りご

と、

嬉し

いこ

とを

共有

でき

る場

。支

援者

⇔被

支援

者の

関係

では

なく

共に

生き

る“な

かま

”とし

て受

けと

め、

分か

ち合

う。

shita

ina(したいなぁ)

wor

ksh

op(講座)

「興

味は

ある

けど

した

こと

がな

い」

「や

って

みた

いけ

どひ

とり

では

むず

かし

い」

そん

な「

やっ

てみ

たい

!」

を出

し合

って

実現

して

いく

<参

加者

・家

族の

声>

・作

業所

以外

の居

場所

がな

かっ

たが

講座

を通

じて

、居

場所

がで

きて

楽し

そう

で家

族と

して

もあ

りが

たい

。・

作業

所や

職場

の人

間関

係と

違い

見守

って

もら

える

場所

、教

えて

もら

える

場所

であ

りな

がら

立ち

位置

が同

列な

のが

いい

。・

講座

や夕

刻た

まり

場の

中で

家族

や友

だち

同士

でも

でき

ない

こと

をみ

んな

共に

でき

るこ

とが

親と

して

もう

れし

いし

助か

る。

逸材発掘・人材バンク

地域

には

生涯

学習

のサ

ポー

ター

がい

っぱ

い!

「こ

んな

こと

でき

ます

!」

を募

り人

材バ

ンク

に登

録。

「教

える

」の

では

なく

「一

緒に

」を

大切

に。

人材

発信

の拠

点に

連携協議会

関係機関・団体等との

連携を図り、企画を実施!

探す!

既存団体の活動や生涯学習の情報収集

伝える!

情報を発信

つながる!

(協働する

)連携して一緒に学ぶ・楽しむ

<連

携協

議会

での

意見

>・

それ

ぞれ

の共

に学

び合

う講

座に

意義

があ

り、

「よ

かっ

た」

とい

うだ

けで

はな

く、

待ち

望ま

れて

いた

よう

な感

じが

ある

。・

“ねば

なら

ない

”では

なく

、ア

メー

バ的

に広

がっ

てき

た障

害の

ある

人の

生涯

学習

の団

体が

この

事業

によ

って

一堂

に会

し、

他の

団体

とつ

なが

って

きた

こと

がす

ごい

と思

う。

人は生涯にわたって学び続け発達する存在

学ぶことで幸せを追求することが生涯学習

衣・食・住・働が保障されていることで

「生きる」ことが出来る、そして、学びや活

動・役割が保障されていることで「活きる」こ

とが出来る。『生』『活』を保障し「ゆめ」や

「やりたいこと」を実現させるセンター。

コンセプト

<講

座一覧

全3

2講

座(複

数開催

あり

)>

健康

(食

事)

講座

、防

災グ

ッズ

づく

り講

座、

書道

でア

ート

、ゆる

体操

講座

、金

剛山

登山

&BBQ、

ちぎ

り絵

講座

)、

新聞

紙ア

ート

、フ

ルー

ツク

リス

マス

リー

スづ

くり

、ヨガ

でこ

ころ

もか

らだ

も気

持ち

よく

、フ

ラワ

ーア

レン

ジ、

映画

会『バケ

ツと

僕!

』、映

画『

真白

の恋

』、

マヤ

文明

のな

ぞを

探る

、障

害者

の生

涯学

習につ

いて

シャ

イン

の活

動に

つい

て、

カラ

オケ

教室

でみ

んな

と歌

おう

、桃源

郷マ

ラソ

ン・

ラン

ニン

グ・ク

リニ

ック

、音楽

で学

ぼう

中国

の文

化、

絵手

紙を

楽し

もう

、マ

ジッ

ク講

座、

トー

クと

絵本

のつ

どい

、ロ

ケッ

トス

トー

ブを作

ろう

、考古

学か

ら見

える

紀州

の歴

史、ポ

リ袋

クッ

キン

グ、

俳句

に挑

戦、

マカ

ロニ

あー

<講

師>

市保

健師

・管

理栄

養士

、紀

の川

市地

域お

こし

協力

隊、

診療

所医師

、精

神科

医、

大学

教員

、ゴス

ペル

シン

ガー

、外国

人、

絵手紙

作家

、マ

ジシ

ャン

、絵

本作

家、

その

他、

専門

知識

や特

技をお

持ち

の方

- 148 -

Page 8: 文部科学省ホームページ...2019/04/04  · 町 田 市 生 涯 学 習 セ ン タ ー ( 東 京 都 ) 障 が い 者 青 年 学 級 を 発 展 さ せ た 「 学

NPO法人障がい児・者の学びを保障する会(東京都練馬区)・当事者とつくる学びのプログラム実践研究

・平

成2

7年

、任

意団

体「

まま

のが

っこ

」と

して

発足

。・

進路

に関

する

学習

会、

特例

子会

社や

保護

者へ

のア

ンケ

ート

・ヒ

アリ

ング

調査

等を

実施

。・

平成

29

年、

「N

PO

法人

障が

い児

・者

の学

びを

保障

する

会」

発足

。・

知的

障害

のあ

る子

の保

護者

、大

学教

授、

元特

別支

援学

校教

員、

社会

福祉

士、

介護

福祉

士、

弁護

士等

で構

成。

・①

知的

障が

いの

ある

人の

限ら

れた

学び

の場

、②

「就

労の

場」

から

見る

学び

のニ

ーズ

、③

限ら

れた

コミ

ュニ

ケー

ショ

ンの

機会

とい

った

3つ

の社

会的

課題

の解

決に

向け

た取

組を

実施

。・

本実

践研

究で

は、

「社

会(

地域

・福

祉・

企業

の連

携シ

ステ

ム)

が支

える

、学

校教

育終

了後

から

生涯

にわ

たる

継続

的な

学び

の実

践研

究事

業~

コミ

ュニ

ケー

ショ

ン経

験を

基盤

とす

る生

活・

就労

支援

プロ

グラ

ムの

構築

~」

がテ

ーマ

NPO法人障がい児・者の学びを保障する会について

【学びのプログラムの構成】

①就

労に

係る

ライ

フス

キル

の獲

得(

学校

教育

と社

会と

のギ

ャッ

プを

埋め

る学

習)

、②

コミ

ュニ

ケー

ショ

ン力

の向

上、

③学

校卒

業後

の多

様な

進路

選択

や生

涯学

習の

実現

の視

点か

ら、

10

のテ

ーマ

によ

るプ

ログ

ラム

を年

25

回実

<CLOSED講座>

※年

14

回実

施知

的障

がい

のあ

る高

等部

生~

社会

人を

対象

(外部講師)

<OPEN講座>

※年

11回

実施

どな

たで

も対

象。

プロ

グラ

ムか

らの

学び

とコ

ミュ

ニケ

ーシ

ョン

から

の学

びの

相乗

効果

をね

らう

(外部講師)

(外部講師)

(練馬区の既存の学習講座や主催イベントを活用)

学びのプログラム構成と実施体制

【関係機関・団体との連携】

オリエンテー

ション

交流会

修了式

自主活動

・当事者が主体

的に行う活動

仕事の意義

・「働く」をテーマ

に参加者同士で

ディスカッション

生活をつくる

(お金とくらし)

・買物・調理実習

人間・性と生

・実態や課題に応

じたディスカッ

ションや調べ活動

からだと表現

・ゆるゆる体操

・弾けるリズム

・パントマイムで

おはなししよう

文化・教養

・科学実験教室

・韓国語教室

栄養と健康管理

・だれでもいつでも

「ちゃんとごはん」

・みんなで考えよう

「健康的な食生活」

防犯・防災

・災害から大切

な命を守ろう!

地域活動

・選挙に行くって

そういうことか!

・ボランティア体験

【障

がい

児・

者の

学び

を保

障す

る会

の連

携事

業】

▼“M

ore

Tim

e ね

りま

”(障

害福

祉サ

ービ

ス自

立訓

練事

業)

▼“i

-LD

K”(

地域

の居

場所

・コ

ミュ

ニケ

ーシ

ョン

促進

事業

)→

「地

域お

こし

プロ

ジェ

クト

」練

馬区

との

協働

事業

(※

)▼

その

他、

啓発

事業

、調

査・

研究

事業

、相

談支

援事

業と

本実

践研

究事

業が

連動

しな

がら

、理

念実

現を

目指

※プ

ログ

ラム

の実

施に

当た

り、

情報

アク

セシ

ビリ

ティ

に配

慮す

ると

とも

に、

経済

的な

バリ

アが

生じ

ない

よう

工夫

<ワーキンググループ>

連携協議会立上げに向けた準備会

プログラムの内容、相関関係、実施方法等の検証

実施体制・連携モデルの構築に向けた協議・検討・決定

オブザーバー

地域生活支援センター

「すてっぷ」

当事者

コーディネーター

元特別支援学校教員、

社会福祉士

※練馬区

協働推進課

障がい児・者の

学びを

保障する会

練馬区

教育委員会

大学

(学生サークル)

練馬区

危機管理室

プログラムの

実施に関する連携体制

練馬区

選挙管理員会

練馬区

健康推進課

- 149 -

Page 9: 文部科学省ホームページ...2019/04/04  · 町 田 市 生 涯 学 習 セ ン タ ー ( 東 京 都 ) 障 が い 者 青 年 学 級 を 発 展 さ せ た 「 学

特定非営利活動法人

Pand

A-Jセルフアドボカシー

(自己権利擁護

)支援に向けた学習プログラムに関する取組

・障

害者

の権

利擁

護活

動や

就労

支援

活動

を実

施(

2008年

設立

)・

大学

研究

者、

弁護

士、

医師

、教

師、

ジャ

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リス

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障害

福祉

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者、

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学際

的・

実践

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全国

各地

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めの

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擁護

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与。

・「

共生

社会

を創

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との

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触法

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害者

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援等

に関

する

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や、

地域

にお

ける

多職

種連

携に

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危機

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英国

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習プ

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実施

について

②【地域包括支援のモデル基盤の構築】

全国

各地

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シュ

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以下

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)ネ

ット

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クと

連携

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縦断

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諭、

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職員

、矯

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設職

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福祉

施設

職員

、弁

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20

18

実施

地区

と特

徴>

①【中リスク対応型学習プログラム】

「K

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年と

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象>

・1

2歳

から

成人

まで

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程度

の方

・1

グル

ープ

3~

5人

<実

施期

間>

・4

ヶ月

から

1年

半(

週1

回、

1回

2時

間)

<内

容>

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ジュ

ール

1:

プロ

グラ

ムに

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ルー

ル作

り・

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ュー

ル2

:心

と体

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変化

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係性

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モジ

ュー

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己の

寛容

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ンロ

ール

・モ

ジュ

ール

4:

自分

の行

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理解

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ジュ

ール

5:

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ール

6:

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施会

場>

東京

多摩

、盛

岡、

仙台

、奄

美、

名古

屋児

童相

談所

にて

実施 ※

その

他、

プロ

グラ

ム開

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員会

を組

織し

、ニ

ーズ

に応

じた

プロ

グラ

ムづ

くり

に着

「セルフアドボカシー支援に向けたキャリア教育と地域包括支援プログラム」の構成

~対象者の目指す人生目標(グッドライブズモデル)、障害特性、リスクに応じた介入(支援)~

③【FT(ファシリテーター)支援者養成プログラム】

発達

障害

者支

援セ

ンタ

ー、

基幹

相談

支援

セン

ター

、地

域生

活定

着支

援セ

ンタ

ー、

社会

教育

機関

など

との

連携

によ

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多職

種連

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トラ

ブル

・シ

ュー

ター

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リテ

ータ

ー養

成講

座を

全国

で展

開。

<実

施期

間>

・2

日間

地域

特徴(核となる組織と連携体制)

石狩TS

多摩TS

○本人部会+相談支援センター

○B型事業所+相談支援

+地域の他職種連携

新潟TS

沖縄TS

○基幹相談支援センター

+地域の他職種連携

盛岡TS

香川TS

○発達障害者支援センター

+地域の他職種連携

名古屋TS

奄美大島TS

○児童相談所コア+地域での支援

○相談支援+特別支援学校

+地域の他職種連携

④【低リスクの本人向け学習プログラムの開発】

「暮

らし

のル

ール

ブッ

ク」

活用

によ

るグ

ルー

プ学

習プ

ログ

ラム

(障

害者

雇用

企業

支援

協会

等の

作成

協力

)<

対象

>・

知的

障害

・発

達障

害の

ある

青年

期、

成人

期の

方・

1グ

ルー

プ3

~5

人<

実施

回数

等>

・週

1回

また

は隔

週1

回、

1回

2時

間・

1ク

ール

3~

5回

<実

施会

場>

・新

潟、

多摩

、沖

縄、

石狩

にて

実施

- 150 -

Page 10: 文部科学省ホームページ...2019/04/04  · 町 田 市 生 涯 学 習 セ ン タ ー ( 東 京 都 ) 障 が い 者 青 年 学 級 を 発 展 さ せ た 「 学

3つの意味合いのある【場】として運営

特定非営利活動法人エス・アイ・エヌ

「集いの場

あゆみ」(広島市)

当事者ニーズを反映した生涯学習の

実践的なテキスト開発とプログラム化の取組

集いの場あゆみが目指す「生涯学習支援」と「余暇活動」

人生

を豊

かに

生き

るた

めに

、自

立に

役立

つ実

践的

な学

びと

生き

る喜

びに

つな

がる

生涯

学習

支援

を目

指し

ます

生活や就労ニーズや時代

の変化に沿った「情報」「安

全安心」に役立つ

学習プログラム開発

生活に裏打ちされた

学びへの要求と

生活経験の学びあい

「人との出会い」

「生きがいづくり」

「自分らしさへの気づき」

による生活の豊かさ

障害者福祉サービス

事業による安定した

継続的な運営

学校

卒業

後に

就労

や生

活の

困り

事の

解決

や自

立の

ため

に必

要な

知識

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キル

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利用

者が

直面

する

多様

かつ

複雑

な問

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考え

、自

律=

自己

決定

を支

援す

る場

生活

の中

に生

きが

いを

つく

るた

めに

集団

で文

化活

動や

楽し

みを

感じ

る行

事を

保障

する

◎平日利用の活動内容は利

用者の希望やイベント情

報からメニューを考える

◎日曜日利用の活動内容は

「講座形式の学習」

「文化活動」「行事」

講師陣:大学教員、看護師

作業療法士、声楽家、ヨガ

ダンサー等

専門家

利用者ニーズに沿った

活動や支援連携による

生活支援の広がり

困りごとや問題解決への

タイムリーな相談を通して

自己選択と実行への支援

・施

設は

、広

島市の

中心部

に位置

するビ

ルの1

階(20人

容規模)

と4階

の住居

室の2

カ所

。講座

は1階と

公共

施設を

利用。

・少人

数の

活動は

4階の

住居室

で行

う。

・地

域の

社会

資源は

、市役

所、平

和公園

、体育

館、図

書館

飲食

店・商

店街・

スーパ

ー等が

徒歩圏

内。

=利用者の生活や就労の安定につながる=

学びの講座

「食生活」

調理実習

・利用登録者数:29人

・性別:男性23人,女性6人

・就労状況:一般就労23人

就労支援サービスなどの事業所等6人

・利用者の年齢構成:30歳未満12人

30歳代8人・40歳代9人

・生活形態:家族と生活23人・グループ

ホーム利用者3人・一人暮らし3人

施設 と

地域性

関係機

関との

支援の

連携 ・

講座の企画

連携

事業活動の経過

『実践と成果』

『利用者の概要』(2019.1現在)

沿革

「あゆみ」の活動プログラ

講座講師との打合わせと計画立案

就業・生活支援センター

障害者職業

センター

障害者

相談支

援事

業所

病院

(Dr

・MSW・

SW)

コー

ディネ

ーター

によ

る連携

- 151 -