参考資料 (it人材育成の状況等について)...参考資料...
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参考資料(IT人材育成の状況等について)
経済産業省 商務情報政策局情報処理振興課
参考資料3
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1
目次
① ITサービス市場の変化(IoT・AI等の進展)② IT人材需要の変化③ 海外IT人材と日本のIT人材のスキルレベルの比較④ IT人材にとっての学習・教育機会創出の重要性⑤ 教育への投資額
p.2
p.5
p.8
p.9
p.11
.....................
...........................................................
..........
..............
..............................................................
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2
ITサービス需要の変化(IoT・AI等の進展)① ITサービス市場は、企業業績の回復や金融機関による大型投資案件、マイナンバー制度に関す
るシステム構築といった案件需要などを背景に足元で堅調に推移している。市場を牽引した一過性のIT投資は、2016年度には一段落し、2017年以降は、一時的に成長が鈍化すると予想される。今後、2020年の東京オリンピック開催に伴う一時的なIT投資の拡大も予想されるが、国内情報サービス市場は、成長期を経て成熟期に入っており市場成長は鈍いとみられている。
従来型のITサービス市場が成熟する中、需要構造が変化しつつある。クラウド活用の進展に伴い、従来型の情報システム開発需要(第2のプラットフォーム:2nd PF)が減少する一方、クラウド、モビリティ、ソーシャル、ビッグデータ/アナリティクス、さらにはIoT/AIに係るIT投資(第3のプラットフォーム:3rd PF)の伸びが予想されている。
出典:みずほ銀行「みずほ産業調査」(2015)
ITサービス市場動向
出典:IDC Japan 公表資料
ITサービス需要の変化(3rd PFの成長)
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3
ITサービス需要の変化(IoT・AI等の進展)② 従来型のITサービス需要(第2のプラットフォーム:2nd PF)が減少する一方、クラウド、モビリ
ティ、ソーシャル、ビッグデータ/アナリティクス、さらにはIoT/AIに係るIT投資(第3のプラットフォーム:3rd PF)の伸びが予想される。
各調査会社の将来見通しをもとに、2030年までの中長期のIT市場の動向を推計すると、従来型のITサービス市場が2020年以降減少するのに対し、第3のプラットフォーム市場が大幅に増加し、2020年代後半には、ITサービス市場の過半数を超えると予想されている。
ITサービス市場の構造変化(2ndから3rd PFの時代に)
出典:各調査会社による市場予測をもとにみずほ情報総研推計
13,219
,000
13,225
,000
13,290
,900
13,139
,100
12,974
,300
12,628
,000
12,254
,200
11,752
,400
11,152
,695
10,461
,947
9,70
6,06
9
8,92
8,89
2
8,19
0,87
6
7,56
3,47
0
7,11
9,03
1
6,91
7,75
3
420,00
0
705,00
0
1,012,10
0
1,32
3,90
0
1,71
0,70
0
2,17
2,00
0
2,653,80
0
3,26
5,600
3,97
9,30
5
4,78
4,91
9
5,65
6,53
4
6,550,32
7
7,40
5,84
3
8,15
1,64
2
8,71
5,37
3
9,03
6,84
9
67.9%
43.6%
30.8% 29.2%27.0%
22.2% 23.1% 21.9% 20.2%18.2%
15.8%13.1% 10.1% 6.9% 3.7%
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
0
2,000,000
4,000,000
6,000,000
8,000,000
10,000,000
12,000,000
14,000,000
16,000,000
18,000,000
2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年 2025年 2026年 2027年 2028年 2029年 2030年
従来型ITサービス市場 IoT/AI市場 IoT/AI市場の伸び率
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4
ITサービス需要の変化(IoT・AI等の進展)③ IT産業の産業構造は、開発規模の大型化や競争激化等に伴い、需要変動への弾力的対応や
低コスト化を図るため、重層下請構造が拡大した。その後、オープン化が進展し、系列取引の希薄化や開発規模のバリエーションが増える中、中小規模のIT関連企業が増加し、開発内容も多様化した。さらに、ソフトウェアによるサービスを競争力とするWeb企業が台頭する中、従来型のITを活用するユーザー企業と、ITを提供するITベンダーという産業構造が変化しつつある。
今後、クラウド、ビッグデータ、IoT/AIに係るIT投資(3rdPF)の市場やプラットフォーム化が進展する中、旧来のSIビジネスが減少することも予想され、ITベンダーの業務内容やユーザ企業とIT関連企業の情報システム構築における役割や関係にも変化が生じると想定される。
IT関連産業構造の変遷
出典:中小企業金融公庫「中小情報サービス産業の実態と今後の方向性」をもとにみずほ情報総研加筆
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5
IT人材需要の変化① 経済産業省では、IT人材の需給モデルを構築し、既存の統計調査等のデータをもとにわが国IT
人材数の推計を行った。その結果、若年層の人口減少に伴って、2019年をピークにIT関連産業への入職者は退職者を下回り、IT人材は減少に向かうと予想されている。また、IT人材の平均年齢は2030年まで上昇の一途をたどり、高齢化が進展することも予想されている。その一方で、IT需要予測から推計されるIT人材需要との需給ギャップから2030年までのIT人材の不足数を推計すると、労働集約業態となっている日本のIT人材の低生産性を前提とすれば、将来的に40~80万人の規模で不足が生じる懸念があることも試算された。
出典:経済産業省「ITベンチャー等によるイノベーション促進のための人材育成・確保モデル事業」
0.1%
6.5%
16.2%
19.4%
18.4%
16.2% 12.4%
6.1% 3.3%
1.5% 0.0%
0.1%
5.7%
14.1%
14.5%
14.3%
15.6%
13.7% 11.2% 7.9%
2.9%
0.0%
0.1%
5.5%
13.7%
14.3%
13.8%
13.0%
11.9%
12.0% 9.8%
5.9% 0.0%
0.0%
5.0%
10.0%
15.0%
20.0%
25.0%
15~19歳 20~24歳 25~29歳 30~34歳 35~39歳 40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳 65~69歳
2010年国勢調査2020年の推計結果2030年の推計結果
892,511
899,266
905,408
910,492
915,052
918,921
921,082
922,491
923,094
923,273
923,002
919,924
916,447
912,370
907,878
902,789
893,863
884,368
875,018
865,744
856,845
170,700
194,608
218,976
243,80
5
268,655
293,499
320,63
8
347,611
374,564
401,843
429,611
461,08
7
492,983
524,562
555,873
586,59
8
100.0 102.4 104.8 107.1
109.4 111.6 113.9 116.0
118.1 120.2 122.3 124.4
126.4 128.4 130.5 132.5
0
200,000
400,000
600,000
800,000
1,000,000
1,200,000
1,400,000
1,600,000
1,800,000
人数
人材不足数(人)
供給人材数(人)
高位シナリオ
中位シナリオ
低位シナリオ
人材供給は2019年をピークに減少
現在の不足数
今回の推計では、将来の市場拡大見通しによって低位・中位・高位の3種のシナリオを設定。低位シナリオでは市場の伸び率を1%程度、高位シナリオでは市場の伸び率を2~4%程度(アンケート結果に基づく将来見込み)、中位シナリオはその中間(1.5~2.5%程度)と仮定した。さらに、低位・中位・高位の各シナリオにつき、今後の労働生産性に変化がない場合と、労働生産性が毎年1%及び3%向上する場合の3種類の推計結果を算出した。
2030年の人材不足数
(数値は2015年を100としたときの市場規模)
約79万人(高位シナリオ)
約59万人(中位シナリオ)
約41万人(低位シナリオ)
人材数
IT人材の供給動向の予測と平均年齢の推移 IT関連産業における年代別人材構成の変化
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6
IT人材需要の変化② 今後市場拡大が予想される「ビッグデータ」、「IoT」、「人工知能」を担う人材について、貴省の調
査によれば、先端IT人材は約9.7万人、現時点での不足数は約1.5万人であり、2020年までにこの人材数が13.9万人、不足数が4.8万人にまで拡大すると試算されている。また、情報セキュリティ対策を担う人材は、産業界全体において非常に重要な役割を担うことが期待され、現時点での情報セキュリティ人材は約28.1万人、現時点での不足数は約13.2万人、2020年までにこの人材数が37.1万人、不足数が19.3万人にまで拡大すると試算されている。
出典:経済産業省「ITベンチャー等によるイノベーション促進のための人材育成・確保モデル事業」
先端IT人材の不足数推計(ビッグデータ、IoT、人工知能) 情報セキュリティ人材の不足数推計
「将来の不足数」は、現状の国内の人材供給力のままでは将来も充足困難な人材数。先端IT分野でのさらなる市場成長を促進するためには、成長の足かせとなり得る不足人材の充足が喫緊の課題となっている。
「現在の人材数」は、市場の伸び率予測に沿って増加すると仮定。
よって、不足人材が充足されることで、現在予測されている市場の伸び率よりも高い成長率で市場が成長する可能性があると考えられる。
不足人材の充足によって、それまでに対応できていなかった市場のニーズに対応できるようになると考えると、不足人材数を充足した「潜在人員規模」は、潜在市場規模を示すといえる。(人材数×1人あたり売上高=市場規模)
ITベンダーWEB企業
ユーザー企業+
2020年には約4.8万人が不足
不足数
47,810人
不足数
31,500人
15,190人
ユーザー企業61,960人
2016年【現在】
(潜在人員規模)112,090人
(潜在人員規模)143,450人
2018年【将来1】
現在の人材数
現時点の
不足数
2020年【将来2】
ユーザー企業70,790人
(潜在人員規模)177,200人
ユーザー企業80,880人
人材充足によって実現され得る
潜在的な市場成長率
年率平均約12.1%
将来の不足数
現時点での市場の伸び率予測
年率約7.5%
IT企業34,940人
IT企業41,160人
IT企業48,510人
将来の人材数
不足数193,010人
不足数161,140人
不足数132,060人
IT企業42,190人
2016年【現在】
2018年【将来1】
現在の人材数
現時点の
不足数
2020年【将来2】
ユーザー企業274,310人
ユーザー企業315,270人
将来の不足数
現時点での市場の伸び率予測
年率約7.2%
(潜在人員規模)412,930人
(潜在人員規模)484,080人
(潜在人員規模)564,330人
人材充足によって実現され得る
潜在的な市場成長率
年率平均約8.1%
ユーザー企業238,680人
IT企業48,630人
IT企業56,050人
将来の人材数 今後ますます拡大することが予想
される情報セキュリティニーズに適切に対応するためには、不足人材の充足が喫緊の課題であるといえる。「現在の人材数」は、
市場の伸び率予測に沿って増加すると仮定。
ITベンダーWEB企業
ユーザー企業+ 2020年には約19.3万人が不足
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7
IT人材需要の変化③ IoT/AI/ビッグデータ活用等、ITの技術やIT活用が深化する中で、IT人材に求められる技術的
知見やスキルも変化し、IT人材が生み出す付加価値の差異が大きくなる傾向もみられる。現在のIT人材市場においても、 IoT/AI/ビッグデータ活用を担う先端IT人材や情報セキュリティ人材の需要が増大する一方で、その供給は限られていることから、需給ギャップが拡大すると見込まれる。
今後、SoR型の領域から、SoE型システムによる稼ぐITの実現への比重が高まる中、平均的な能力やスキルを持つIT人材の量の需要から、新たな技術に対応して高付加価値を生み出すIT人材の質の需要が伸びると予想される。
IT人材の需要構造変化
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8
海外IT人材と日本のIT人材のスキル標準レベルの比較 回答者の平均がレベル4を超えている米国やレベル3の後半に達しているインド・中国に対して、日
本の平均レベルはレベル3の前半にとどまっている。世界的な規模でみても、我が国のIT人材はレベルアップが必要な状況にあるといえる。
平均レベルの高さが、各国のIT関連職種や業種の競争力の高さにつながり、結果として高い給与水準が実現されている可能性も考えられる。
出典:経済産業省「IT人材に関する各国比較調査」(2016年6月)
4.05
3.90
3.58
3.43
3.31
3.21
3.17
3.14
平均レベル
51.2%
47.4%
30.8%
30.3%
27.8%
15.0%
6.4%
4.0%
37.6%
36.4%
51.2%
37.0%
50.4%
50.0%
30.4%
30.8%
9.8%
10.8%
16.2%
25.3%
19.8%
29.6%
48.0%
47.6%
1.4%
5.4%
1.8%
7.3%
2.0%
5.4%
15.2%
17.6%
0% 25% 50% 75% 100%
米国(n=500)
インド(n=500)
インドネシア(n=500)
ベトナム(n=300)
タイ(n=500)
中国(n=500)
韓国(n=500)
日本(n=500)
よくあてはまる どちらかと言えばあてはまるどちらかと言えばあてはまらない まったくあてはまらない
各国のITスキル標準レベル
5.0%
4.0%
2.2%
4.8%
3.7%
6.2%
7.4%
4.6%
8.0%
9.2%
11.2%
12.0%
16.0%
15.0%
18.6%
20.2%
15.8%
24.4%
39.0%
36.6%
38.3%
39.6%
38.0%
44.4%
38.8%
39.0%
27.4%
33.4%
31.3%
31.2%
24.6%
21.4%
16.2%
8.0%
15.2%
10.0%
9.0%
6.8%
9.4%
6.8%
13.2%
9.8%
4.0%
2.0%
1.3%
1.0%
1.0%
1.8%
3.0%
5.6%
1.0%
1.2%
0.3%
0.2%
1.0%
0.8%
0% 25% 50% 75% 100%
米国(n=500)
インド(n=500)
中国(n=500)
インドネシア(n=500)
ベトナム(n=300)
タイ(n=500)
日本(n=500)
韓国(n=500)
【レベル1】 最低限求められる基礎知識を有している人材【レベル2】 基本的知識・技能を有している人材【レベル3】 応用的知識・技能を有している人材【レベル4】 高度な知識・技能を有している人材【レベル5】 企業内のハイエンドプレーヤー【レベル6】 国内のハイエンドプレーヤー【レベル7】 国内のハイエンドプレーヤーかつ世界で通用するプレーヤー
※ 回答者の平均レベル順
※ 「よくあてはまる」の割合順
「この仕事は給与が高い」
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9
IT人材にとっての学習・教育機会創出の重要性① 日本のIT人材は、会社の教育・研修制度や自己研鑽支援制度に対する満足度がかなり低いほ
か、「自主的に勉強している」と回答した割合も最も低いという結果となっている。 個々のIT人材に対する十分な教育・研修の機会を、企業が自社だけで提供することは、もはや難
しくなっている。IT人材個人は企業が提供する機会・手段を十分に活用するだけではなく、自ら積極的に学習の機会・手段を模索し、活用することが重要となっている。
出典:経済産業省「IT人材に関する各国比較調査」(2016年6月)
日頃の自己研鑽の程度
47.2%
30.0%
28.2%
25.2%
24.6%
23.6%
20.2%
19.0%
42.0%
51.3%
46.6%
61.8%
39.6%
41.8%
45.2%
47.4%
10.8%
18.7%
25.2%
13.0%
35.8%
34.6%
34.6%
33.6%
0% 25% 50% 75% 100%
インドネシア(n=500)
ベトナム(n=300)
タイ(n=500)
中国(n=500)
米国(n=500)
インド(n=500)
韓国(n=500)
日本(n=500)
業務で必要かどうかにかかわらず、自主的に勉強している業務上必要な内容があれば、業務外(職場以外)でも勉強する業務外(職場以外)ではほとんど勉強しない
46.6%
41.2%
29.0%
27.6%
27.0%
13.4%
9.0%
5.2%
36.4%
37.0%
49.0%
44.0%
38.0%
50.8%
30.0%
35.4%
14.4%
15.8%
19.2%
24.0%
20.0%
28.2%
36.8%
40.4%
2.6%
6.0%
2.8%
4.4%
15.0%
7.6%
24.2%
19.0%
0% 25% 50% 75% 100%
米国(n=500)
インド(n=500)
タイ(n=500)
インドネシア(n=500)
ベトナム(n=300)
中国(n=500)
韓国(n=500)
日本(n=500)
会社の教育・研修制度や自己研鑽支援制度に対する満足度
満足している どちらかと言えば満足しているどちらかと言えば満足していない 満足していない
会社の教育・研修制度や自己研鑽支援制度に対する満足度
▲日本のIT人材は、会社の教育・研修制度や自己研鑽支援制度に対する満足度がかなり低く、「満足している」「どちらかと言えば満足している」の合計が半数を下回っている。
▲日本のIT人材は、「自主的に勉強している」と回答した割合も最も低く、唯一2割を下回った。
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10
IT人材にとっての学習・教育機会創出の重要性② 技術の進歩が速いIT関連業界で活躍するIT人材にとって、自らスキルアップするための意欲や取
組は非常に重要である。 下図によれば、「業務で必要かどうかにかかわらず、自主的に勉強している」という回答は、日本に
おいて最も低い。また、具体的な取組については、WEB上での情報収集は積極的に行っているものの、WEB上で開講される教育・研修を受講したり、社外の研修・セミナーに参加したり、コミュニティ活動に参加している人材の割合は、他国よりもかなり少ないことがわかる。
出典:経済産業省「IT人材に関する各国比較調査」(2016年6月)
47.2%
30.0%
28.2%
25.2%
24.6%
23.6%
20.2%
19.0%
42.0%
51.3%
46.6%
61.8%
39.6%
41.8%
45.2%
47.4%
10.8%
18.7%
25.2%
13.0%
35.8%
34.6%
34.6%
33.6%
0% 25% 50% 75% 100%
インドネシア(n=500)
ベトナム(n=300)
タイ(n=500)
中国(n=500)
米国(n=500)
インド(n=500)
韓国(n=500)
日本(n=500)
業務で必要かどうかにかかわらず、自主的に勉強している業務上必要な内容があれば、業務外(職場以外)でも勉強する業務外(職場以外)ではほとんど勉強しない
自主的に行っている自己研鑽の取組業務以外でどのくらい勉強しているか
88.2%
86.0%
70.8%
70.8%
70.6%
68.2%
66.2%
57.6%
0% 25% 50% 75% 100%
インドネシア
ベトナム
日本
インド
韓国
中国
タイ
米国
WEB上での情報収集
51.6%
45.6%
43.2%
35.7%
34.6%
33.2%
28.6%
12.8%
0% 25% 50% 75% 100%
インド
中国
米国
ベトナム
タイ
インドネシア
韓国
日本
WEB講座による学習(e-learning/MOOC等)
43.2%
42.2%
38.3%
36.4%
34.4%
33.6%
25.0%
19.0%
0% 25% 50% 75% 100%
インドネシア
タイ
ベトナム
インド
中国
米国
日本
韓国
社外の研修・セミナーへの参加
30.4%
24.4%
22.6%
21.3%
18.2%
10.2%
5.8%
5.8%
0% 25% 50% 75% 100%
インドネシア
米国
インド
ベトナム
タイ
中国
韓国
日本
社外コミュニティ(学会以外)への参加
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11
従業員一人当たりの教育研修費 産労総合研究所「教育研修費用の実態調査」によると、製造業・非製造業毎の従業員
一人当たりの教育研修費は製造業では30,000円前後、非製造業では37,500円前後となっている。
出典:産労総合研究所「教育研修費用の実態調査」
24,590
37,840 35,214 36,745
27,954
35,182 32,415
39,692
28,580
40,088
0
5,000
10,000
15,000
20,000
25,000
30,000
35,000
40,000
45,000
製造業 非製造業
2011年度実績平均 2012年度実績平均 2013年度実績平均
2014年度実績平均 2015年度実績平均
一人当たりの教育研修費の推移
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12
従業員一人当たりの研修費用(海外比較) 1998年に根本氏が実施した調査及び、1999年に産業能率大学が実施した調査、
2011年の米国ASTDの結果によると、欧米における従業員一人当たりの研修費用は以下のとおりであり、日本は欧米と比較して少ない。
出典:根本 孝「米国企業の教育革命」(1998年)、産業能率大学(1999年)、米国ASTD(2011)、産労総合研究所「教育研修費用の実態調査」 (2011)
53,137 47,322
34,000
79,577
99,235 100,000 106,071
95,285
0
20,000
40,000
60,000
80,000
100,000
120,000
1998年(根本孝)
1999年(産業能率大学)
2011年(米国:ASTD、日本:産労総合研究所)
日本 米国 欧州
一人当たりの教育研修費(海外比較)
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13
情報サービス産業における売上高教育投資率
出典:JISA「2015年版情報サービス産業 基本統計調査」(p.25)http://www.jisa.or.jp/Portals/0/report/basic2015.pdf?20160205
JISAが実施する情報サービス産業 基本統計調査によると、売上高教育投資率は、以下のとおり。0.5%未満の企業が大多数をしめている、
0.23% 0.23%0.25% 0.24% 0.25%
0.39%
0.34%
0.30%0.32%
0.29%
0.00%
0.05%
0.10%
0.15%
0.20%
0.25%
0.30%
0.35%
0.40%
0.45%
2012年度 2013年度 2014年度 2015年度 2016年度
中央値 加重平均
情報サービス産業における2016年度の売上高教育投資率 売上高教育投資率の推移
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14
IT人材のための育成投資比率
出典:IPA「IT人材白書2013」
IT人材白書2013では、IT企業及びユーザー企業に対して、2011年の年間総人件費に対する教育研修費を尋ねた結果は以下のとおり。
IT企業
ユーザー企業
年間総人件費に対する教育研修費
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15
従業員一人一ヶ月当たりの平均労働費用 厚生労働省「就労条件総合調査」(労働費用※については、2011年が最新)によると、
業種区分大分類毎の従業員一人一ヶ月あたりの平均労働費用は以下のとおり。
379
1,471
1,861
1,809
1,001
3,062
8,267
1,541
267
841
1,059
1,183
1,811
2,156
7,533
1,038
0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000
宿泊業、飲食サービス業
卸売業・小売業
金融業・保険業
製造業
学術研究、専門、技術サービス業
情報通信業
電気・ガス・熱供給・水道業
調査産業計
2011年 2006年
出典:厚生労働省「就労条件総合調査」
単位:円/月・人
業種別平均労働費用(2011年)
※労働費用には、「教育訓練費」のほか、「法定福利費」、「現物給与の費用」、「その他の労働費用」、「法定外福利費」、「退職給付等の費用」が含まれる。
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16
ITベンダーに不足している人材 今後予想される厳しい競争環境を勝ち抜くために、ITベンダーに対して、「今後5年程度の間に最
も不足する人材」を尋ねたところ若手人材としては「開発系人材(アプリケーション関連)」、中堅人材としては「プロジェクトマネージャー」、「幹部・指導者」としては「新事業開発・事業創造人材」が最も不足するという結果となった。
40.8%
22.8%
22.5%
28.5%
8.1%
6.4%
3.7%
8.7%
4.2%
15.8%
21.2%
18.4%
20.1%
37.6%
22.2%
16.9%
10.1%
12.9%
7.6%
13.8%
14.5%
12.8%
9.7%
12.0%
19.2%
35.2%
18.7%
15.2%
13.3%
16.7%
0% 25% 50% 75% 100%
新事業開発・事業創造人材
営業系人材(既存事業の顧客・販売拡大を担う人材)
コンサルタント
プロジェクトマネジャー
設計系人材(ITアーキテクト/システムアーキテクトなど)
開発系人材(アプリケーション関連)
開発系人材(インフラ関連)
情報セキュリティ人材
運用・保守系人材
データ解析系人材
幹部・指導層 中堅人材 若手人材
今後最も不足する人材
39.9%
33.8%
22.4%
21.1%
19.9%
19.6%
17.8%
9.6%
6.1%
1.3%
0% 10% 20% 30% 40% 50%
中途採用で良い人材を採用したいが、求める人材が採用できない
新卒採用で良い人材を採用したいが、求める人材が採用できない
いろいろな方法を試しているが、なかなか人材が育成できない
社内に適切な経験を積む場がない
社内で適切な研修を提供できない
適任の人材や意欲のある人材がいない
人材の育成方法が分からない
経営層の理解が得られない
現場の理解が得られない
その他ITベンダーの人材(n=1,000)
不足人材に関する課題▼ 今後激化する競争環境を勝ち抜くために、ITベンダーの「幹部・指導者」に対して、新事業開発や事業創造を担う役割が強く求められている
▼ 求める人材が採用できないことが最大の課題になっている
出典:経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」(2016年6月)
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現在ニーズが高い技術分野① 新規技術の導入状況及び、今後身につけたい技術分野は以下のとおりであった。
出典:一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会「企業IT動向調査報告書 2016」
0 10 20 30 40 50 60
クラウド/仮想化
情報セキュリティ(サイバーセキュリティ関連)
ビッグデータ
情報セキュリティ(PF、製品・ハード設計・テスト等)
Internet of Things (IoT)
人工知能
SNS, ゲーム
フィンテック
情報セキュリティ(全般)
モバイル
%
2015年
2016年
出典:日経コンピュータ2016.12.08号「ITエンジニア1万人実態調査結果」
(参考)今後身に付けたい技術分野
(2016年) n=2,898(2015年) n=3,082
新規テクノロジーやフレームワークの導入状況
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現在ニーズが高い技術分野② ~IoT導入率の伸び~ IoT導入率で見ると、2014年度から2015年度にかけて検討中を含めると1割以上伸びている。
出典:一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会「企業IT動向調査報告書 2016」
IoT導入率の伸び
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現在ニーズが高い技術分野③ ~AI・ビッグデータの導入状況~ AI・ビッグデータに関する導入状況を見ると、大企業のほうが比較的導入が進んでいる傾向が見ら
れる。
出典:一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会「企業IT動向調査報告書 2016」
AI(人工知能)
ビッグデータ