都市・農村格差と湖北省農民ir.lib.fukushima-u.ac.jp/repo/repository/fukuro/r...商学論集...

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商学論集 第§2巻筆墨聾 欝欝年韓鰐 【研究ノート】 都市・農村格差と湖北省農民 i 中錘農村のr講造的」変化と本稿の課題 2 農i蟹玉溝費の動癖窪と灘嚢1省の特籔 〔葺 消費水準の全体的嚢向 (2) 生活費支墨項暴携比較 (3) 食糧潴費等の量釣比較 (4) 小猛 3 農民薮入の動向と灘匙省の特鍛 (i) (2) (3) (紛 (5) (§) 農民叡入の経営主捧懸・業種購源泉の変化 農業生産の内部権威の変化 農村経済の内無構歳の変化 農業的な瀬靴省農民と収入格差 湖載に襲ける家庭経営叡入増の手だて 小港 4 農家経営の零纏縫と農耕労騰力動員の方欝 (葺 現段繕のr農家」経営の性格 (2) 農業言分{…諺力の勤向と幾雪鎮企業 5 新たな政策課題 中国農糎のギ構造的蓬変化と本稿の課題 i) 変化の中でなお残る難題・課題 臆78年毘樽の中蟹共産党第聾難3中全会以来の酸箪・騰数政策の展醐は,中蟹農村部を確かに 大きく揺ウ動かした。霞本のマスコミにおいても,沿海部の広東省,篠建省,瀬江省,江蘇省上 海毒等における都霧部・工業都門での経済変毅・発展が輯道されると岡鋳に,いわゆる万元戸農疑 の豪勢な新築住宅等が伝えられた。一方,中馨農業の学徳蘇究領域でも,農村経済誌麟改革下の農 業・農村変貌について繰密な実態調査を踏まえた業績が雛てぎている。舞えぱ大島一二氏は,江蘇 省農村蕊の農外就業機会の多い地域を主たる薄象として,栂レベルでの非常なる兼業深化,いわや るr農艮屡分解」の進行遍程を実に鮮やかに報告している’}。ただこれらの醗究は変化の最先螺謡分 πズ 7

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商学論集 第§2巻筆墨聾  欝欝年韓鰐

【研究ノート】

都市・農村格差と湖北省農民

飯 島 充 男

藏  次

i 中錘農村のr講造的」変化と本稿の課題

2 農i蟹玉溝費の動癖窪と灘嚢1省の特籔

 〔葺 消費水準の全体的嚢向

 (2) 生活費支墨項暴携比較

 (3) 食糧潴費等の量釣比較

 (4) 小猛

3 農民薮入の動向と灘匙省の特鍛

(i)

(2)

(3)

(紛

(5)

(§)

農民叡入の経営主捧懸・業種購源泉の変化

農業生産の内部権威の変化

農村経済の内無構歳の変化

農業的な瀬靴省農民と収入格差

湖載に襲ける家庭経営叡入増の手だて

小港

4 農家経営の零纏縫と農耕労騰力動員の方欝

 (葺 現段繕のr農家」経営の性格

 (2) 農業言分{…諺力の勤向と幾雪鎮企業

5 新たな政策課題

圭 中国農糎のギ構造的蓬変化と本稿の課題

 i) 変化の中でなお残る難題・課題

 臆78年毘樽の中蟹共産党第聾難3中全会以来の酸箪・騰数政策の展醐は,中蟹農村部を確かに

大きく揺ウ動かした。霞本のマスコミにおいても,沿海部の広東省,篠建省,瀬江省,江蘇省上

海毒等における都霧部・工業都門での経済変毅・発展が輯道されると岡鋳に,いわゆる万元戸農疑

の豪勢な新築住宅等が伝えられた。一方,中馨農業の学徳蘇究領域でも,農村経済誌麟改革下の農

業・農村変貌について繰密な実態調査を踏まえた業績が雛てぎている。舞えぱ大島一二氏は,江蘇

省農村蕊の農外就業機会の多い地域を主たる薄象として,栂レベルでの非常なる兼業深化,いわや

るr農艮屡分解」の進行遍程を実に鮮やかに報告している’}。ただこれらの醗究は変化の最先螺謡分

πズ

7

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藏  学  論  集 第62巻第三号

を確認するという意稼では当然のことではあるが,どちらかと言えば沿海躯の麗放先進地域に纒斜

しているといって良い。

 筆者の中蟹農村蕊のわずかな見隠を通してみた時,そうした先進地域の存在は確かに認められる

としても,封建麟と帝露主義の輔に長く繋がれ,また歴史的実産としての中渥r鮭会主義」システ

ムの一環としてあった中震農村がそう簡単に変化するものではない,との薄象は拭えなかった。こ

れも見翼からの感想であるが,工業,商業システムでさえなお薦場経済への鰐慈は蠕緒的である。ま

してや中蟹の農民は8億人という途方もない数である。これまでの轡雰史で,8癒もの農民という人

βの重石を背負ったまま経済的に離陸をした{醸まない。講じ東アジアの零纏農耕麟の下で,全捧で

一徳人の人羅を持つ謡本がそれ季こ一慈の威勢をおさめたのが,農村人韓の最大纒であろう。まこと

にこの農村五霞の重窪は容易に解淡し得る問題ではない。その意殊で,こうしたr土地は少なく,人

賦ま多い」巨大な中馨農村で,アジア的な農耕過嚢入興瞬題を解漢することは,量界史的にも注験

すべぎ経済的捷戦と言わねばならない壼

 そしてまたこの農村翻の経済的変化こそが,中躍の政治体麟のあ今方にも淡定的な影響を与える

であろう。

 こうした観点から,本稿では中国農村鶴の先蝶的動霧に窪意は払いつつも,発展変化の中でなお

残る問題あるい垂ま新たに.生起しつつある購題に注聾したい。甲羅農村問題の深亥彗さを軽携できない

からであ参,その真の「経済的離陸」の方海を探る上でも,当面している難題・課題を冷隷に見つ

める必要があると考えるからである2}。とくにこの間中蟹農村蕊での紅暴動」の頻発や農民の縷作意

欲の衰えが報道されている中で3》,この課題はます玄す重要になっていると考えられる。

 2) 濁靴省と上灘,江蘇,四灘

 ところで,上記の課題を進める上で,農産(揚』子証)中流域の湖龍省農祥は「平均」的な中騒農

樗であるという意殊から,検討麟象として趨勢なフィーノレドであると考えられる。とはいえ筆意の

力量では,湖靴農村藻の現場の椿報を十分に踏まえるところまではいっていない。今懇の報告では,

実態見聞での離象をもとに,湖髭省農耕部の数魑を中心としながら,いくつかの統欝書勇をもとに,

上海,江蘇,灘北,四繕の4つの省・中央庭轄驚レベルの動講も比較することによって,この課題

i) 飼えば,大島一1ぎ現代中鑛における農耕工業化の展麗一農琶工業化と農村経済の変容一ま筑波書欝,雅93

  年参羅。

2) こうした視角についてはさしあたり,藤村俊郎「中馨における騒済発展のサイタル現象と経済教革の現局麺

  (と)一髪義甲鑓経済史分緩の一視角一」ゼ商学論集書第59巻第藁号,藩島大学経済学会,欝雛年および「瞬

  亡ド海溝,第5§巻第5馨,懲髄年参照。

3) 饑えぱ「載入神びず農業停灘.経済改薫醸速の恐れ。賢い上げ懸緒擁擬で,穀勃農家,新修意欲衰える」の

  見裂しの移書取経済新懇」耀鯵3年5月鴛醤)記事参黙。また聾籍雀鶴寿渠で遂鶏整蟻協力費などの公魏負

  擾が増えたことに不満を持つ農罠i万5千人が地方敵海を包黙したというし香潅聯合報の報道を時事通儀が

  6羅ii羅氈慈)“

硲 綻濡した統暴壽隷,屡家続議局編夢中馨統計年鑑難9軽串縫統藪露叛社,謄鱒年,中遜騒済年鑑繍集委員会

  蒲罫中㌶経済年鑑i§蟹走経済管遅嵩版蕊,臆毅隼,中瞬農業隼鑑耀輯委員会鑛ぎ中石農業年鑑欝§縫農業欝

  版社,聾鱒年,湖載省統計罵編『漂靴統謙年鑑鰺§燵中錘統欝欝叛鮭,欝弱年であ箏,作業途中にζ灘覚統

  欝年1鑑茎蟹〉2蒸を入・委した。 しためζってデータの葵舞いはやや1不統一一であるが,主{繕彗年伐の中馨農業のおおよそ

  の塗擦垂葺ま手幾擁iできる。

一7s一

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飯島:趨帯・農韓賂差と講龍雀農異

装i. 各地籔農業入縫,非農業入興ほ§麗年)

単越1人,%

地 区 聡人離 農業人纂 非農業入難

全 露i.i〔垂3,5{3{妻,§§(}

  (欝き.暮)

873、(肇5§,淫i3

  (7§,ii)

23{},5i§,{垂§3

  (2各.8§)

上 晦i2,7縫,淫艶

@  ほ韓.韓)

嵯.2総,i蕪

@ (32.95)

$,358,352

@ 〔§7,縣)

江 蘇63,358.§88

@  (i鵜.§)

騒.醍8,縫i@  (78.§8)

13,74き,6尋7

@  膿.§2)

湖 愛52,238,8§8

@  (i鱒.毒)

鐙,3鱒,4毅@  (?7.3塵)

ii,83§,3騒

@  (22.懸)

照 /馨欝7、鰭2,鎗8@   (欝巷.§)

蟹,222,8§6@  (85.25)

i5,77§,7i2

@  (i4.7§〉

(資料)

〔注)

多中畿農業年鑑欝欝嚢2戯頁よ与作成

i.罵隊人買と台湾,港漢地狂は含まない。

2.農業蕩計露頭擾嫉数字3.罫中馨統計年鑑欝鱒繋§頁では,茎9齢年の総入舞黛癒三,亙綴万

  人。うち毒鎮総人爵5億7鱒唾万人(澱、7%),擦村総末羅5癒

 3,697万人となっている。また講書32§賞では,欝欝年の「饗  宰噛人妻コ数」 §ま8{意7,83翌万ノ\となっても・る。

善. ( )内は箆率で%

に接近したい。その意殊ではなお第i次的な問題整痙であることを藪っておきたい。

 表iに各地区の農業・非農業入舞を示した。欝8§年時、嶽に.おいて,軍隊人貸と台湾,香港,マカ

オを験いた中遜の総人爵は登億鱒暮万弱,うち8霧の8癒7,鵠倉万はr農業人貸遜である。この「農

業人韓」の定義は定かではない5多が,恐らくはr農村戸籍」人βであろう。r農婦戸籍」とは馨本で

はイメージのつかみにくいものであるが,中震の農業問題を理解する上では重要な概念である。「都

毒戸籍」と薄になるもので,少なくとも総年代の籾頭覆まiでは,「都毒戸籍涯であれば旛薄的に安

い食糧が保証されると罰時に仕事も確録され,インフラの整備された馨毒に居住でぎたが,r農村戸

籍」ではそうした採証はなく,擁毒と農村の賂差の表象となっていたものである。従って,「農村戸

籍」を有しr農業人創であっても,必ずしも農業に従事するものとは言えない。老人子供等の非

就業者もいれば,羅鎮企業への就業者もいる。

 比較薄照した婆つの省・毒はいずれも長江泌いの承穏中心地域である。上海毒は表にあるように

人蔭i,276万。碧農業人P」は約3分の1の稔§万人であるが,兼業機会にも悪童れている「都議近

郊」農業地域であり,敢革・麗敦敬策の影響を最も強く受けている紅先進涯地域でもある。次に江

蘇農繕は省の総人濤§,3騒万人中の79%を麹えてお参,その点だけ見ると灘髭省r農業人霞」の比

率よ与も高くなっている。ただこの地域は無錫.常州等農村経済の発展したいわゆるr蘇南モデル」

の当該地でもあむ,やは与中馨の先進地域である。

5) 阪本擁彦氏によれ隷,公安躯統欝記載のr非農業末羅」の定義縁「二次・玉次の産業に一年中従事する人離,

  およびその扶養メ、翼をいい,①馨家から定量の食糧を蔑給される人爵,およびその鉄養人縫,③集鎮に,食

 糧醍給獄受けぬという条件で入った常隻入費,③遜誉農場の行政管運人員と魯霧の独立採算工業経営の鎚

  業員で,年中農業に一従事している童謡ナで慧ない者,④羅と党の行致機翼の霧硫に入っている人貸」と紹介さ

  れている(数本楠彦事八/意の「農民」はいま圭農文協,欝毅年,鷲9~5§頁)。

一7§一

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騰  学  論  簾 第62巻第i号

表2. 螺甫蔓罠と農属の一人当今叡入支崖比較

巣泣1元

1醗窪畏一『り・ 薬毒蔓驚一入  農長一一人当り差馨 レ暗礁灘費難i脇差i

年次 T欝轡欝叡人… 練取入i鋤

(A、ノ朗雛、1B)    i薬蕨蔑i農民 (e  l (至))    …

iII i

li§8§年i7淫書.§2 685.32一…一i-i

3§掌.懸

bQ3.7各

(i、88)i(i・72馴(2.i5)i(i.輸!   …    1 §?3.2§i3i7.達2   i7§鰯i356・鱒

1 (2.i2〉

i2.24)

圭§87年i亙,§i2.2巷

灘膿lll 9i5.9§

i,ii§.3§

i,26暮.§7

4§2.§5

騒4.§5

6毅.5i

   …(2・i§)目し瞼(2。i§)1(2.葡

(2.膨iぐ2.獣

…8暮痢398・割(2・22)

贈1器膿雛1111

(資料) 罫雫羅綾欝年鑑鐙§礎2§§寅,鍵2頁よ吟作成

 淫)i.いずれも撞鐵講糞である。   2.灘南住浅一…大裏参全躯級裾ま,すべての実瞭の経常的鍬入で,一時的な織入金教入は除くの   3. 春雛転住民一人当む生活費殺人は,全裏罫取入力・ら各種税金,贈墨支崖響を差し弓1いた馨常生活

     実際載天   垂. 農罠…人当吟纏教入は1.総薮入から経営費,税金等を差し引いたもの

 長窪二中流域の湖;匙省の入江麺ま5,224万入。ヨーρッパのイギ夢ス, フランス, イタ夢アカζ,5,5艇)

から5,簿奪万人縁どの入舞であるから,ほ醸それらの大羅と匹敵する人韓を有する地域である。「農

業人嚢」4,縫馨万人で,農業の条件としては農好な穀倉地帯も有する。地蓬的な位選においても,経

済的な位置においても中国の真ん中に並置していると言って喪いであろう。最後に獲麟省は中馨薤

露地域の広大な懸鯛盆地を中心とする地域である。人韓は謄ぼ蒙憲に匹敵する擁意人強。うち85%

の§,盤3万人が「農業人司と害う驚異的な数纏を示す。土地が少なく人嚢の多い地域の典型で,近

年では大量の鐵稼ぎ労鍵考をr盲流ぽという形で送今縷している地籔でもある.畜産等の発展はあ

るものの,農舛券種編y場の辰野難ま4省・霧のうちでは最も弱い地域である岳

 各省の絞轟年鑑が公表されているにも拘らず,未入手であるのでなお十分ではないが,こうした

特鍛を持つ蓬つの地区をでぎるだけ比較鰐照しながら,変化の中で鐵てぎている聡題・課題を確定

してゆぎたい。

 3) 擁毒住民と農罠との教入寮鐡格差

 農業・農罠開題の勢疹舞は食糧政策,労欝内観題,生産力擾点(農業生産構造)など多檬なアプ

ローチがあウ得る。本稿では.灘毒住罠と農轡建民との支鐵と薮入の賂差6きに焦点をおく。農疑を食

糧生産者としてとらえるだけでなく,一麺の溝費主体である人鶴としてとらえたいからである。

 ところで,捲灘調査結果の比較だが,8雪年の全霞農疑心人当たり締薮入は約6暮§元(93隼6得策

現在,正元は約欝円),一方趨薦住民の一人当たむ生活費薮入は約i,26窮死で,講者の比率は三舞2.

灘となっている(褒2)。そして85年のi繋i.72以降講者の賂差はむしろ拡大している。豪た一人

当た参生活費文墨は89年には農罠が535元,都薦住民はi,2鼓元で,再審の比率はi瞬2.26である。

暇人ほどではないボ,支霞面でも8§年以降賂差はやや拡大している。

 潔龍省においてこれを見たのが表3である。欝鍵年では駿人面ではi薄2.56,支離面ではi態

6) 藪本蕪彦氏は「“艦長”の溝費水峯が“非農民’のそれの二分の一一に接透するとき,必ず罫農疑獄う豪いことを

  している垂とか罫たるんでいる垂とかいう摩がおこ吟,“農鍵形締めつ酵政策が展開される」というのが「申

 羅の政治の鉄興毅のようだ,と毒擬している(鋳捲書,1聡頁参紹ラ。

一8癖一

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飯島:趨欝・農村椿差と翻愛書農疑

表き、 瀕麓省証お写る,謬毒縫浅と農蔑の■一メ、当たむ駿大麦醸比較

、兀

鐘滋

藤毒注属鄭毒住民一人 i農民…人当参

差幡1

…“ l当む套ρざi跨土民  ノ、  艦氏。 ノ、強 ノ

年 次t    卜

@   i    i

震課取入@lA!)

当り生活費薮λ   純薮入

F  ‘A2ラ     償1 i (燕▽B)i…

(A2譲)

     }兼�メ襲ikc別殿ぐ○)

@    1

(c1至})

欝57年    1欝懸年!

@   i鎗鋳年1

2騰,74

Q2尋.3尋

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    一    i  §3.i6

@   一       工23.83:1  -  i 169偲

:!しと

(2、鱒)

ii.毅)

イ2.逢3)

i…

』一 

蹴倒85蕊2縫・垂3β暮2・3暮    }36§・28i圭52・7逢(2.37一

j(2.紛)ぐ2.護2)

鎗85年i 7i3・32鷺8§年i i,2警.5§

   き婚鍵年i i.鵜3.舞

 6暮2.唾i

i,慧5.騒

i,達3i.59

雌2i・2垂 堰ii麓採i・§5)57i.8㌧(2.22)レ2.臆)

62§.92 i(2.舗) (2.2零)

1一人勁 M置型迄劃

36§2、527逢 襲嘆・2§i3粧各3   』i.茎3§船15灘i3   きi.38奪.231旛,韓

(圭.§3)

(2.総)

  ‘資料) 罫槻北統計葎鑑欝§塚2欝貰,222貫よウ作成

  (注) L いずれも雛崖講萱である。

     2.露髄年の農畏の練駿入のうち自家生産察家湊費分の誹算は新懸格欝算であむ、醤牢獄諺の蟹       家続一翼膏緬搭誰算では純薮入は5§§.銀元となる。

2.24と大きくなってお参,8§年時点よりさらに格差は拡大している。大躍進政策欝、嶽(婚57年)で

4)農畏一人墨たう薮入を圭とした場合の都薦柱舞一人当たり実聡叡入は2.2§と賂差は大ぎかった

が,文革突入嚢前の繕年にはi.8i倍まで縮減した。しかし文革難に格差はむしろ拡大して教革闘放

政策初頭には2、43焙となる。農産物癒格政策などの転換をふくむ農村経済数輩の霞栗は,この8暮年

から85奪の食糧致策等の講整鱗までの懸に鵡的に愛れている。すなわちこの5年のあいだに露岩の

格差は,2.磐からi、6§へと縮玄冬,農民一人当た参薮入の絶薄額も名霞で2.磐倍へと急増した。し

かし8§隼以降の現易面においては,趨毒建民一人当た鯵薮入は7欝元からi,6蟹元へと急上昇して

いるものの,農業の薪欝徳盛現象は顕著で名§額では一定の紳びはあるものの低迷状態から醗薄し

ておらず,癖者の格差は12.5倍を上膳る水準にまiでなっているのである。

 一方の生活費支墨の勤鶴も振れ魑こそ教入のそれよ参やや小さいものの,おおむね薄様の経過を

辿っている。

 ところで一蟹経済の覆内幕場幾摸との欝連では,纒入消費は大変に重要な位置を占めている。戦

麟の醤本農村は,地主麟の擁のもと貧露な農民に.盗れており,これが労簿老の低賃金構造をも規定

して,馨内妻場を譲臨な豪まに,とどめた。この結果,産業撰進の種本的転換もはかれず,難外獲略

の道を歩んだのは記憶に新しいところである。戦後段繕に・なると,農地赦革によって地主鱗は解律

したが,零綴農耕麟そのものは解溝でぎなかった。嚢らの労織の集実を我がものにでぎる農地数輩

は,その曝参で一定の成業を生み窪して食糧生産力を発展させ,農家生活を鼓善した。しかし零纏

な麟地基盤ではそれにも綴界マ》があ参,農工弱格差の解溝は,主として工業と鄭毒への労鱒力動員,

農産物麺棒政策の発動,そして農誘認へのばら重き的公共事業の導入によって行われなけ潔.ぱなら

なかった。米,麦,饒料穀物を含む穀物糞給率は騰%を勢む,農工縫の格差.薬毒と農村との鰺差

7) 耕麹基盤のr糧界」は農業叢嚢の発展段踏,簸賂縫係等で異なってくることは言うまでもない。従ってアメ

  婆力からの小麦輸入等によって農産梅毒場が歪められ,農業への専業醜競業で生活可籠な経営鰻縫の繊鼻が

  よ与、L方に瞬きま費ずられてしまうことは覧ておかね醸ならない。しかしこ勲「らの要霞がなかったとしても,小

 農的生産力の発羅の華表果とし、て, 根無麹勺毒こ経営趨護の彗、さな農畏の分解オζ起こる乙と喜ま避享ナる二とオ監でぎな

 いのである。

一8i一

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藩  学  論  集 第麓巻第i号

表蓬. 全蟹蕪民一人当参淺費水準の推移

         非難 il 年 次     (汽)l    i 元       }

      も@ 農昆P  (塾)   一 一  兀

(A/鋤

欝52年

i弱2年

欝簿隼

i§8尋年

1総5年

i§8§年

亙鱒き年

 1唾9

 226

 26昏

 蕪暮

 727

i,387

i.蕪2

62

88

ii尊

i73

32蓬

5簸

駿2

(2.韓)

(2.57)

(2.28)

(2.7i)

〔2.24)

〔2.マi)

(2.76)

(資轡) 『中癬経済年鑑i鱒爺V灘磁22頁よ軽撃破

は1なお残存しているが,こうした勤ぎが農村都をも麟民経済の中に深く緩み込み,騒内妻場を絋大

して藤本経済の穣を深くしたのは事実であろう。

 中蟹経済が糞に富強な購造になるためには,人員の8割を占める「農民」が豊かにならねばなら

藤・。陣露統計年鑑欝鑛(2頂)によれば,8§年の縫驚一人当た蛸費水簸漏i8元「非

農業艦疑」は2.7i藩のi,婆艇元である。中蟹全体のヂ消費額轡をr矮鶏潴費逓とヂ鮭会的溝費」の

秘としてつかまえると,近年義金的消費額が増撫しつつあるものの,なお「房蜀溝費」は全体紅溝

費額」8,鱒3億元の86.8%を占めている。そして「農筑」溝費は逢,5毒2癒元で全体「消費額」の灘蔭%,

r居民溝費コの総.8%を占めているのである(艇頁)。

 こうした観点から以下翻欝住毘と農疑との漉費の勤簿を擾凝し,その上で消費を幾定する薮入の

動きを見ていくことにしたい。

2 農民消費め動癖と湖醜劣紛特徴

(茎) 消費水準の全体的動向

 表薮ま全露異の一人当た参溝費水準の推移を示したものである(表2と異なむ,悉皆魑)。これに

よれば,非農浅の溝費は農毘のそれの2、2~2.8藩の悶を推移している。すなわちその倍数は新中石

成立慶後の鐙52年の2、韓賠から,大躍進直後の62年には2.57縷へと絃大しており,文革中矯の鴨

年には非農民の鯵びの鈍さもあって2.28焙まiで縮まった。驚年代に,は講者の馨差は拡大し,敢革灘

放政策籾擬の8§年には2.殿倍となっている。そして総年代においてその前半懇に賂差は縮小し後

半難1には1逆に拡大しているのは,i菱3に見た湖跳省の擁鐡調査の結果と講様である。

 湖薫省レベルで農畏と非農民を箆較するとi.§~3、§倍と,変化の纒はよ鯵大ぎい(表5参照。こ

れも悉皆で嚢).大甕馨進其舞の6(》年の農毘津垂費毒;8年鋳の6違う鑑と殆ど変わらない叡3元であったこと,ま

たその折の農民瀦費の水準は非農民の3.6分のiであったこと等に驚かされるが,ここでとりわけ

8) 醜貌纏人の生活消費と社会的公共的硝費の総灘。霧中麗統計年鑑欝§縫83買参照。

一82一

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藪島:灘毒・農村格差と湖鰹省農疑

表5.灘北省の桂巽の消費氷華の推移

年 次一一 l当今溝費儒)

         …一人当今溝費姥較  i

i葬護渓1農民)非農戻    農 罷

圭弱2年

欝総年

懲簿年

欝総年

婚濃年

ig82年

ig酪年

i§8護無

i§8暮年

欝8§年

1987年

鷺認年

聡§年

欝欝年

鎗籔年

逢7i珪§28§奪6i§77§

337璽2§書72彗7653轟

茎22尋4嘆垂5788§i23

           至重i王

4§7塵i3877至37護i§

§6§582逢92巻3巷翌2暮

   i王2223蓬蓬5§66

(2.総)

(3.5§)

(2.7§)

(2.齢)

(2.37)

‘2.奪3)

(i.97)

(i.94)

(2.2馨)

(2.韓)

(2.劔)

(2.i§)

磁.認〉

(亙.鱒)

(2.2尋)

(資稗) ぎ溺愛統計年鑑i齢2蓋2総頁より作成

注§しておぎたいのは散華雛i敏i敦策以降の勤海である。湖魂では金鑼の勤海とやや異なって,齢年

代の麓半に農民溝費と螺灘住疑溝費の格差が縮まう後半に格差が再び拡大するという彫はとってい

ない。総年の2.7倍を莚点としてみると,8i年82年と急速に格差を縮減して2.§倍程慶にな参,以

降8§年の2.2春賠と8§年のi.88倍を鰹外として工.§~2.i鑑の輻に,おさ蓑って9青年まで推移してい

る。これは,総年代の後半においても灘載の農具溝費ぷ全霞平均のそれよ鯵大きく紳びているのに

耕して,湖龍の都露盤民溝費縁全蟹のそれの坤びよむも小さく,鋳年代後半には湖龍の都毒住民と

全蟹の都毒住民の消費額の差が拡大しているからである。しかし蛍年になるとついに農民硝費額は

繭年を下霞む,一方都毒登民溝費はなお纒講尋こ増大して,格差再拡大の気翫を見せることに,なる馨。

 湖龍のこうした動ぎは先の表3の抽患調査の結果とやや異なる。消費の勤溝は,もちろん駿人勝

得の動霧と密接に絡む。濠費は基本的には議得に幾建されるからである.ただ悉皆の薮入齎得の数

魑は統計としては存在しない。そこでこの溝費の動ぎが正しいとして,その叡入動向も絡めて言え

ぱ,湖駕雀においては薬毒部での経済発展がやや全馨平均水準よ参も立ち後れ,逆に農村部の農業

的条件が全撰的平均水準ようも嚢好であったため,農業の発展ボ総年代の後半豪で引ぎ紳ぱされた

ので,溝費も縫年代後半まで冷えなかった,という説翼も璽能かも知れない。しかし農業生産,農

外労鱒薦場の農露等の全強的分析がなければそうした結講は導ぎ墨せないので,さしあた摯その経

緯の説霧は留保慧ざるを得ない。しかし地域のレベルの農業購造等の差異章こよって農民溝費ひいて

は農耕毒1場はやや異なった動向をも示し得るという点に漉意を喚起しておきたい。

 その点とも麗達して褒6に各地区甥の農民,非農民の一一人嘉たう年平均溝費額(欝88年)を示し

§〉 ぎ中螢統欝隼鑑欝§燵2鶴翼およびぎ湖菱統計年鑑鎗§環2麓頁参照。

一83一

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姦  学  講  集 第62巻第亙号

表轟、 各地区注罠の一一尺当今年率海溝費承灘姥鮫建欝欝年ジ

地 区

擁麟」

,農 提   非農浅           ゼA、ノ登)

 尋癬     i.2継     (2.総)

至,277    i.737    (i.3毒)

 64?    墨.i38     (i,7§)

 5暮7    i,曇懸     …12,欝)

 43亙    玉.春総     r■2。52)

陣擁統藪年鑑欝鱒圭2鱒,2毅貰よ吟作膜

た。豪ず一見して沿海躯縁ど農民の溝費額は大きくな参,農民非農民の馨差も縮小しているのがわ

かる。上灘甫で韓1嚢渓i,277元に.i耕して非農襲i,737元とかな鯵の程慶接近しているが,躍繕省では

農疑辮得は非農疑の2.52分のi(鱒%弱)でしかない。蛮た全馨数獲としては農浅井農民の消費額

の格差は後者が前者の2.総焙であ鯵,比較麟照に取参上げた尋地麹よ与も格差がむしろ大きい。こ

れは上海を嬉めとした大越薦部と遠蕪一般農村部とのよ管醸絶した関係を示しているといえる。つ

まむ趨薦と農村が地理的に,また労騰毒場等の綴藏で経済麟に近ければ,講者の格差は小さくなる

が,離れれば離れるほど根鰐的な意陳あいでの灘霧蕊の突鐵性と農村翻の落ち込みは顕著になると

㌧・うことである欝}。

 ところで表にもあるように非農民溝費額の地域的差異は比較的小さく,農民のそれは大ぎい。非

農畏は上海が最大,湖龍が最低だが講者の格差はi薄i、63の輻であるのに鰐し,上海の農翼家庭の

一人平均年構費額1277元は懸細の養鶏消費額磐i元の2.§6倍である。鵠の省・毒・§治琶全体で

みても非農残消費の最低額は狂騒雀の836元であ今最大の上海はその2.鍵培であるが,農民家庭の

場合縁じく最大の上海は最低の貴州省3総元の嘆.焉焙にもなる。農民家庭人員の溝費額の水準がが

ここ蚕で違ってくるのはこのr農罠」の中に非農具的な漉費行動をとるものがいるからであ疹,周

知のことながら纒鎮企業等への就業表の増大磁本的な表現をす綴鎌業農家の増大)があるから

であろう。それぞれの地銭の農業購造の差異を反躾した消費水準の違いよむも,はるかに農外労購

薦場の規定性が大ぎいと考えられるのである。

(2) 生活費支墨環象甥鋤較

 め 欝欝年時点での主要生活費支鐡鼕鼕則都毒農村髭較

 紺年蒔点の湖龍省における都濃住疑と農浅家庭の一人当た鯵生活費支塞を鼕鼕購に見ると(表

7二捻鐡調査),灘南家庭一人嶺たり年平均生活費支鐵額はi,欝i元,農民は5韓元で農罠麦畠額は

都薦の47.8%である。生活消費贔支患は翻毒i,§2蓬元,農縁約半分の灘§元で,おおよそ5騰元の

差がある。雨着の生活消費品支鐵の差は,第iに食品でおよそ論馨元,第2に衣籔と嚢驚品でそれ

ぞれ欝窃元程度,第3に文化娯楽罵晶で都毒住疑が鴉元多く支離し,第唾に窪宅は逆に農縁が鋳禿

鷲) ちなみに88隼において,全蟹謁の省・蒔・窮治区のうち最も格差の大きいのはチベット自治区で薩長消費

  額縁382元,非縷浅のそれは3.98倍の欝欝荒であった。

一8嬉一

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飯島:都驚・農村格差と瀕跳省農民

多く支墨していることによる。物簸水準の違いを無緩して大腿に言えば,勝得の塔撫分はまず食費

の増,次に衣嚴と藁驚晶,最後に文化娯楽驚贔との顧番になっていると言うことであろう。なお食

品支鐵のなかでも主食への支路は灘南79元に雄してむしろ農民のほうが8§元と多く,その差は主

として議食関係支塞が薬毒3篇元で農餐買3元を格段に上露ること,さらにr煙草,濟,茶盛等の

曝好贔やrその飽食晶」で欝倉元の差があることによっている.主食瓢穀物に主として俵存せざる

を得ない食生活のあう方そのものボ都毒住民と違っていると考えられる。

 なお表の右購に全蟹纏の鄭毒住疑の薮入繕屡欝生活費支悉も示した。全藩3万5,23§戸の調査家

庭中の下から欝%を最低叡入戸とし,上位欝%を最高駿入戸とし,最低駿入戸の内の半数強の

i,8韓戸が継灘戸」だとされている。麹懸水準の違い,注宅麟度等の違いがあるので,本当の意殊

での生活水準比較はできないが,金額ベースでみる曝り瀕詫省の農厩家庭の生活水準は都霧の紅最

低駿入戸」のそれを下露るだけでなく葬醒難戸」のそれをも下凝っている.生活溝費品支農だけで

見ると瀕龍農罠が鷲春覚,「鐘難戸」でも6春§元強で約欝春元上蟹っている。この「露難戸」と農疑

家庭人員との最大の違いは食費,なかでも講食費の違いで,272元と葺3元で約欝§元の差がある。

住宅費は逆に総元農民の支墨が多いが,衣醸雲霧晶その飽の支鐵は若干r曝難戸」のほうが多く,

結集として講食費の驚馨元差が,農巽とr露難戸」の違いとして鐡ているのである。農産物の馨毒

と農村ε)癒賂差を考薩すると騒建はでぎないが,生活溝費品文墨が農民の灘毒死から「霞難戸」の

総巷元になればその増灘分のほ嫁全てを議食費の増熱に濫ぎ込むという数魑愛象嫁,やはり農民の

表7、 灘龍巻および金曜における薬毒住浅と農民の一一人当参生鱈要文幽鑑較繰繋§年)

灘 載 省     1  馨畜注畏(全露)

麹   分 都毒住民`(兀)1   ; 薦i職階階…鵜 騰   老

生懸濁費賓鐵 総欝‘至.茎3春.6警

一.塗活消費贔支峯 i,〔1笈.66

 i.食畠  麟§.飯’  うち主食      7愈561

   離食     3?4・7§i

 2. 衣  騒       髭6.ま3、

 3.住宅    i§.25一 畦. 燃、 料       2i.9劉

 3・屡簿轟    i2蔓・釧

 6. 文化娯楽絹晶一 63.総…

 7. 書籍新騒雑誌   登.滋

 8.麩薬衛生璽贔  i3.5§

 §. その飽商轟   欝.53

一二議灘麹 ’鰯31 うち学雑費     32.2?…

 うち家 賃      7。35…

5鱒.i3

4鱒.7巷

3i7.昌墨

総.§3

i73.23

韓.i7

5遥.7§

2護.雛

32.47

圭3.総

 3.25

i圭.82

 2.57

鐙.35

腿.露

 鋒.艇

il捌灘畷lll鍛驚(§2.3)鰯.醗i42§.総1鰯.認

(i i2.9)   7巷.8唇   §8.さ{}    i轟2.78 }

(護6、2〉2総、卸72・3絹585・劉

(27・5〉 ?7・釧6暮・釧 233・i5…

(2繧姻5・6至i7姦・27

灘ill!畿器i211器、

灘!劉211矧’1劉至llllli

麟.暮)i簸.3§里i.暮7i23.姻   l      l

麟☆li器曙・ 億5烈 5・§81 5・7巷i 玉3毒9i

馨毒慧「縫買嚢品菱濃」

叢一事はr房疑及び建築韓料」

灘毒はr薬及び麩療罵品」

(資料)

(注)

罫澗龍統鋒年鑑露9馨3鋳頁、紬譲講一査である導

372頁および沖蟹統計年鑑i鱒礎3§1頁よ舅乍成

一85一

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臨  学  講  集 第§2巻第正号

現時点での食生活そのものがなお不十分なものとしてあることを示すとして疑いと患われる。いわ

ゆるエンゲル係数を褒に言う生活溝費贔支崖に占める食品支蜜とすれば,湖載農戻は63、5%,r譲難

戸」は簿.8%と逆転しているのである.ちなみに褒には掲げていないが,生落消費贔に約8騰元支

臆する「低鞍入戸」(夢最低叡入戸」のiランク上)で絃,「襲難戸」の総暮元から増擁した2騰元を,

劃食費増に振参海けるだけでなく(約灘元の増に留重る),衣毅増(鱒元弱),賢薦品増(講元弱),

文化娯楽罵晶増(騰元),讐好品およびその飽食晶増(蕪元)へ晦けるなど…定の分散的拡大を髭

せる。食という基本的な蕊分だけでなくよ吟多面的な要求が鐵てぎているといえよう。

 生活溝費品にi,齢巷元以上を支鐡するr最高駿入戸繋こなると,総支鐵鱒春元水準の農厩との次ぎ

な違いは,食品支墨が鱒巷元多く(うち講食が鎗尋元多く,主食はほぼ講じ),衣霰は2蓼§元.耐久

溝費財を含むと考えられる嚢矯贔が2瀦元,文化娯楽鰐晶文墨がi灘元一と繕っていることである。食

生活を登かにし,衣騒支鐵を増やし,醗久消費財購入も拡大し,さらに文化的灘嚢も重視するとい

うことで,港費の展竸の方自はr低級入戸」あるいはi,曇暮暮元クラスの湖襲都南桂艮と変わらない。

ただ比率的にみると耐久溝費財を含む醤稽晶,文化娯楽薦品が高窪り,衣と食の帽薄髭率が下がっ

てくるのは生活水準の欝上を示していると言える。

 2) 農渓家庭の主要溝費項目震動海

 褒8に全騒農民家庭人員の一人当たり年平均溝費支墨の推移を示した。独裁調査魑であり,豪た

78年,癬年,85年鋭鋒と講義戸数の規棲も異なっているので数鑓の吟殊が必要だが,さしあた参こ

こから鑛陶をみるしかない。これによれば,駿華麗敏政策爺の78年時点からの変化でまず第一に注

藝されるのは,食料費支鐵とウわけ主食中心の消費購造からより多面的な潴費講造に変化してぎて

いる点である。すなわち78年には実に溝費全体の薦.5%が主食に撮む霧けられ,翻食の盤.9%と

合わせるとそれだけで67.遵%を占めてし意うという,大変な食中心の生活であった。食品の5その

麹葺は讐狂騒(タバコ,灌,茶うと果鞠,菓子類等と考えられるが,この時点ではほとんど無視し

得るような程度でしかない。この蒋鰯の農民生活はやは吟食べること,それも主食で繕一杯の状溌

にあったと推量される。しかし農替経済敢革は矯難闘で大きな成果をもたらした。支鐵額は急増し,

食,衣,往,醤穰晶支墨のそれぞれが充実してくる。構成も85年には食品支鐡は5§.5%に下がって

いる。

 第2に留意すべぎ点は,燧々の支墨項§溺にみると,蜜ず食贔支趨は確かに合計では比率酌に低

下しているものの,主食以外の講食,讐軽贔等は金額的にはもちろん比率的にも多くなってぎてい

ることである。表にあるように,8§年時点で霧食とrその飽」への支鐵額を合わせると主食への支

膨を上露って諮り,さらに87年には誕食支鐙単独で主食文墨を一と縁ってし重う。懸路変動の要素を

撫狭したとしてもこの欝年の闘の農家の食生活の改善充実には目を見張るものがあったと言うべ

ぎであろう。85年以降は主食への支墨額は83元から鱒.§元までしか坤びず,逆に講食費支塞額は

73元から工35元に増撫し,主食褻食以外の食品支鐵も27元から倍増して55元となっている。甲羅

農民の食生活はこの数魑でみる降参,主食中心の食生活から,主食部分は一幕の売屋を箆慧て,麟

食その楚を充実さ登る方向に変化しつつあると言って長いであろう(それでもなお薬毒住民との閥

に.は狢差が喜在しているのであるが)。ここに農村経済教革の靖結約ではあるが重要な成案をみるこ

とができる。

一86一

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一qq相1

紬ナ

癒濡消費支出 総謝一

  生1三溝消費品、吏出

   食 品

   うち主 食

    扇1食    その他   衣 彗侵

   住 驚

   ・燃 料

   1-1用品

   文化娯楽用品

   離籍新聞雑誌

   蹉.薬衛盤、三用品

   そ・の飽商品

  鱗…商品支出

(資料)

(注)

ig78年

!、16.06

生12。90

78,59

51,33

24,67

 2.59

14,74

 3,67

 8,28

(101).0)

(69.6i)

(45,5)

(2萱.9)

 (2、3)

(1.3,1)

 (3,3〉

 〔7.3)

!7,62 〔6.7)

裏8. 金園蟹海人貴一“天瀬り年率胸像漁消費支ll」の鑑移

162,21

157.95

H}o,19

60.56

35,27

 4.36

19.99

i2.80

 9.66

〔1(10。0)

(63,4)

(38.3)

(22,3)

 (2.8)

(12,7)

 (8,1)

 (6.1)

三985年

3}.7,42

308.35

183,33

83,24

73.骸

27.08

31.34

39.46

ま8.16

20.75

 6.89

 工.1ま

 5.49

 1.82

 9.()7

αoo,o)

(59,5)

(27,0)

(23.7)

 〔8.8)

〔10.2)

q2,8)

 (5.9)

 〔6.7)

 (2,2)

 (o.の

 (1.8)

 (o.6)

1986年

356。95

345,7」.

20i.17

86,53

82.63

32,01

33,74

51、23

18,57

23,39

 7.95

 1。35

 6,39

 生,92

11。24

(100.0)

(58,2)

(25.1))

(23.9)

 (9,3)

 (9,8)

(生4.8)

 (5.4)

 (6,8)

 〔2,3)

 (o.遵)

 (1,8)

 (0,6)

1987年

398.29

378。生4

219,67

87,53

94.2生

37.93

34.23

57.76

ig.29

25,82

1、o,{}9

 1.67

 ∫,53

 2,08

20.15

(100.o、〉

(58,生)

(23.1)

(24.9)

(m.o)

 (9.1〕

q5,3)

 〔5.1)

 ‘6,8)

 (2,7)

 ((1。嬉)

 (2.o)

 (0.6)

『中国統欝年鑑生990薫316縦より作成生.擁二1閣藪噂ある.1978蝋屈,0951iゴ,80無想5、914戸i∫,85年ll糠66,00G~67,00{)ア…紛調細微

2. 〔 )内は窯溝消費晶支1圭iを10(}とする比率である.

476.66

449.6主

254.57

93,05

1生5,68

45.84

41,18

7生,11}

21,69

33,80

i3,23

 2.08

 9.46

 2.51)

27.05

単1立1フ葛,%

G、oo,○)

(56,6)

(20、7)

(25,7)

(生。.2)

 〔9.2)

(15.8)

 (4.8)

 〔7,5)

 曳2.9)

 {o.5)

 〔2,1)

 CO.6)

1989年

535.37

500.08

289.58

99.5()

i35.12

54,96

44,38

77.1)5

23,51

34、62

生3.75

 2,79

11.48

 2.92

35.29

(iOl}.0)

(57.9)

(.19.9)

〔27,1))

(王1、())

 (8。9)

(15.4)

 (4.7)

 /『6,9)

 (2,7)

 〔o,6)

 (2.3)

 ①.6)

懲即

鶴謝・驚諏麟継錘藩齢鵬髄脳

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醸  学  論  集 第翻巻第i号

 第3に注響されるのは,住宅費支墨の急増である。78年時には3.7元,3.3髭の文墨でしがなかっ

た住宅費が,85年には捲落強の3§.5元,比率鶯.8%へと急増し,8§年にはさらに2藩の77元,比

率焉.4%にまで増擁して農民消費講造の重要な・一角を購威するに至っている。近年馨本においても

盛んに鞍道されている2賠建て3贈建ての農家住宅の新築ラヅシュがこうした数値に及駿されてい

るのである。湖龍巻においても隅様であったが,これらの新需要が嫁瓦,壁材,瓦等の建築討斜を

製造する霧鎮企業の設立を促し,農民の就業場面を鉱夫するという軽羅環をもたらしたのである。

 3) 地麩麟主要濤費項§麗比較

 以上の淫饗すべぎ3点は,湖髭省の農疑家庭の捻墨譜査纏(糊義統計年鑑i鱒雌227頁)で見て

も縁ぼ購様である。ただこの数魑の銀りでは灘北農民の溝費支鐵額の方ボやや多く,健って全蟹よ

疹早く85年には賎に講食費支墨の方が主食費支墨額を上凝っている,といった違い程度しか覧て取

れない。この地鉦驚の差異を嵯つの省・毒レベルの89年時点でよ参詳しく見たのが表§である。本

妻の生活濤費晶麦鐵項§に着§すると,まず第iに,経済先進地捻ど住宅襲係支鐵の比重淋高窪っ

ていることに淫鬱する必要越あろう。湖北農翼の奮闘一人当た参の住宅関係支鐵55元をiとする

と,圏擁護疑こそ昏.§5傷でしかないが,江蘇省農民は3.38悠のi85元,ま二梅毒農罠は5、67賠の3蕪

元を支識しているのであり,消費贔支鐵項欝中の地域釣椿差がもっとも次ぎくなっている。湖載農

畏は全体溝費のi割程度しか住宅翼孫商品に支墨していないが,江蘇,上海の農渓は逢分のi麟後

も支箋している.

 表によれば講参元を消費する湖跳農民からi,欝馨元の上海農餐濠で溝費が増大する場合,その増

撫分醗毒余元の套割の2灘元を住宅鱒係に,食費縫係に3割の2総元,織薦品」r文化娯楽濡晶」を

含む罫その飽慈晶」に2割5分のi灘元,衣騒にi割の5毒元を撮む向けているということになる。

経済発展があればあるほど,勝得機会が増せばますほど,中馨農民は現時点においてはと今わけ住

宅の充実にカを淫ぐということである。  1

 表の右横にあるように,住宅の現金支轟割合はほとんど欝難%に近いが,これは住宅篶要の増大

は農浅自身の“D瞬重yo縦se董{!”的な建築作業などを意腺するものではなく,建築材醗内毒場の拡大

(および建築作業就業機会の鉱大玉穆に嚢結していることを示す。

 第2に,「その飽」生活溝費晶もかな吟の地域賂差をボす。表7等から覇薮してこれは金額的には

耐久溝費財を含む縫灘品」支轟額の差が反駁していると見て良い。テレビ,覆風機,冷蔵毒筆の

家庭電化製贔支墨も農民飛得の増大に伴って爆発的に増大し得るということである。衣騒も「馨灘

贔」ほどの地域格差は示さないが,ほぼ購様の鱈癖を示す。

 第3に,食料需要の問題である。全郵消費額が湖北農渓の2.2~2.3倍の上海農民も,食品関係支

鐡額は湖魂農疑のi.6藩でしかない。騰巷元を溝費する溝駕農民は64%を食品に支畠する溝,i緯書

元以上消費品支遜する上海農費は鎗ポイン卦近く低い菊%しか食費には振り向けない。

簸) 建築修業への支払が,この生活溝費熱愛墨にすべて含重れるのか(完成された住宅薦品を購入するという影

  で),それとも「葬藷品支欝」に含ま蘇るのかは定かではない.罫甲羅統計年鑑臆9劔3磁頁によれば,鋸南

  住巽覇)生活費麦蹟構成で「購買嬉烏麦鐵」として野隻宅及び建築材欝」があげられ,葬薩贔支欝鞘ではヂ修

  遅サービス費」し力癒起ていない(この点{ま罫海i葦ヒ続毒『年鑑i§§2茎227頁でも購様) 乙とカ・ら,住宅管華鬘まと

  もかく,新築の場合は全て「生活消費蕊」に詩上されていると推量される.

一88一

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IQ¢礁一

襲9,各地、鴎是民 ,人斬り橡.瀬消費、一芝鵡とその内訳才、」よび堀金吏員、1鰯愈 ‘1989年)

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灘離日麟蕪・驚謙嚇購陣藏齢鵬顯遡

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醸  学  講  集 第62巻第i号

 しかし農民撰得の陶土とその消費生活の拡大は農産食贔襲係馨体の鳶揚超膜の拡大につながる。

ひとつには,上海農民は瀕跳農罠よむも騰轟元近くも多く食品関係の消費をしていることがあげら

れる。穀物消費はさほどでないとしても講食その飽の溝費が急増することは幾に見た通りである。い

奮ひとつに.,藍鼠の馨結約性賂が弱蚕って食品でさえ購入する比率が高蒙るからである。表の麿縄

にあるように,燃料を除いて,生活消費品を現金で購入する鐘率に大きな地蟻差が見られるのは食

品のみ鋤である。湖靴農畏は食品の藁灘しか鷲入せずに6害建は自給しているが,上海農轟きは8割を

露場等から騰入し2割弱しか自給していない。従って湖龍農民の鐙暮元の食品消費の縷割鷲暮元は

毒瘍等からの購入品であるが,これが勝得が晦上して上海農浅程度の水準になると灘尋元の食品支

凄の8割鶉馨元が鷺入される。結局,農産食品薦場の鏡漢は農民一人当た疹差し引き認暮元近くも

拡大することになるのである獅。これは現実の過程としてはr農畏」が蓑すます真の意殊での農民か

ら離れて労働者乾することを意殊するが,レーニンの資本主義発生覇の表式矯に示されるように,

これが馨内帯場の規摸を拡大し,また農産食品の斎場競摸を拡大することに淫§しておきたい。

(窪)食料消費等の量的鋤較

 禽料を中心に具体的な消費量調査(抽鐵調査纏であるが)があるので,都南農耕格差をこれでさ

らに具体的に控握しておぎたい。褒欝はやや翻約の大ぎな比較縫であるが,湖北省の都南住民ヂ購

入雌食品量と農疑の一人当たり食料購費」量を比較したものである。趨毒柱舞の消費量はこの購

入繭晶よウも多めと思われるので,以下のような蒋籔点は揚嫡でぎよう。第疑こ,穀類・豆類・芋

類を合わせたr糧食」の潴費量は農民の方がはるかに多く,3倉巷kgを越していると推量される.第

2に,野菜も農疑の方が多く消費していると推灘される。しかし第3に,食霧麺物濾は馨毒住民の方

が5割近く多く消費している.綿花地帯の農民は農薬で質の良くない縮実濾も繕いるため,駐騰鐘

害が多いといった語も聴かれるが,このように少ない麹消費しかでぎないことが,背景にあるので

ある。第尋に,炎・郵・魚等の勃勃盤蛋密質も麗麗の溝費は少ない。特にr米と魚の曝」の灘髭で

生産現場近くにいながら,魚類は都講住民の3.37分のi以下しか消費していない。蛋白質類の面で

はなお不十分だといえよう。

 各地落懸の食料溝費量を比較する(表葺参郷)。灘龍省の農民はでんぶん質を主体とするr繧食」

を蒲倉kgも食し,野菜も2鱒k暮近く蚕っていて飽地域を窪して卦ップである。しかし琢牛羊肉こそ

鴛) 衣鞍の禰で江蘇省が認%と平均よりも欝ポイントも低くなっているボ.これはやや選解しにくい。統計数

  績が正しいとすれば,江蘇省農村蕊に農村織麹業.縫製業等の衣料鷺連産業が麗麗しているだけでなく,兼

  藁蓑属従業員に衣類の現笏支給をしていることを示すものと考えられる。

雄) ただしここでは薩諸差を考露していない。購入晶の増熱はしばしば緬賂、と昇を弾い,また中闘マージンの増

  灘を揮うことを考えると,この3辮元の増顔が全て農家勝得の増に直結するわけではない。またこの統計纏

  では外食の振いが不賜である.外食もr食品」の項に含まれるとすれば,纏然たる農産秘露要の鉱夫そのも

  のは減殺される.しかしこれら全てを考憲したとしても,輸入舞分が拡大しさえしなければ,農業馨連産業

  全体としての毒霧規模の鉱大暑こつながることは開違いない。

鯵) レーニンは農艮の貧濯亀が遜内帯場を縮小するのではなく,南場を拡大し得ることを論蓋した。購買力の闘

  題を験けばこの逆読酌真理が存産することを鍵超したのはやは吟レーニンの卓見であろう。rいわゆる市場闘

  題について」罫レーニン全集 第i巻垂大月書癖,珍53年参照。

一瞬一

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餓島:鄭毒・農繕格差と灘魂省農民

表欝. 灘詫省における擁毒控長と農艮の一一人当吟購入量・溝費量銘較ξ婚鮪年)

                               k葺

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(蔓.78〉

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都南は「鰐蛋藁

纂海は「撫、」

尋率蜜 罫灘龍統計年鑑欝§磁3麟頁,37§頁よ磨乍震

いずれも擁欝講査である。

表簸. 各地区農民一人当今年麗主要食贔・嗜好品消費量(欝欝年)

遜磁、1駄霧,籍

地 区 糧食 野菜 食灘漉 縁牛羊鐵 鶏肉類 郵 魚類肉,罪,

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3.8§ 欝.§さ 毒.§3 2、縫§.3茎 22.93 董.総 2暮.繕

5.i3擁.2彗

辮1Y(資料)陣遜農業年鑑i§9馨

騰麹暮と多いものの,鳥肉類,罪,魚の勃勃蛋白質類全館の摂取量は23盆§弱で響増省農民よ吟も少

ない。江蘇省農民はやや多い程度(よウ高級とされる鳥海類,そして罪,魚は総消費額水準の序難

通参に,下から瞬辮,灘北,江蘇,上灘の顧で壷ぶが)だが,上灘農民になると37kgと6割も多く

食することになる.また砂糖の溝費量や煙草,灌も総構費額水準の纈序に壷び,r穣食」のようない

わゆる劣等財的な鑛陶とは異なる勤ぎを見せている。資料の性格が必ずしも十分につかめていない

こと,牛敦の濃費量など不鞘であること,各地区の食習馨の差も大きいことなどがあるため一鰻に

は言えないが,総じて勝得向上に伴う農民の食生活の変化の方病は,動物性蛋白質と讐好品の摂取

量の拡大である,と結論づけて良いであろう。

 疑に小島麗逸氏も,中震において主食は一徳の線に達し,rただしいまなお6,§暮暮万人前後の貧露

農民は存在するが韮との駁定付きながら,r螺薦では婚鴨年代から食露とアルコール類が急増する

琶会に突入した。農村では欝8馨年代窃難からその時代に入った。今韓の中馨の薬毒では醤本の一一一人

当たり平均くらいの肉を溝費する段躇に達した(年闘25盤露)。だから農業開題は肉などの勃勃娃蛋

白質食贔とアルコール類の驚要増大にいかに追いつくかという競題へ転化している盛緯と,指摘し

蔦) 辻康吾霧・亭島麗逸解謹『現代中肇の餓餓と貧蟹磨欝欝隼,弘文堂,23§~6頁。

一韓一

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藏  学  論  集 第§2巻第i号

表鷺.畿襟窪畏と農麺焦罠の一友滋舞消費量推移(全

   騰)

!  区 分

年次灘南鉦幾@(Aラ

農耕窪蔑

@償)(A壌}

…穣   食   醸9一“

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(3.髄)

(3.魂2)

(3.§緯

(3.3き)

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欝78

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1§8§

i§鱒

i3.簿

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§、37

§.39

i2.§2

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(2.i5)

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謄7書

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(玉。§蓼)

(i.3§)

〔2.i§)

i§鱒 緯。78 5.暮7 (2.i3〉

ト欝灘 8.欝 2,鱒 (3.韓)

i 砂   糖 欝繍 8.9毒 2.6暮 (3.3護)

嚢薯)茎985 登.75 垂.i7 (2.82)

…一欝欝 9.52 3.7§ (2.53)

欝78 i遵.3i 6.薦 (2.欝)

織皿,肉 欝雛

圭蜷5

i§韓

玉§.32

i6.嚥

里3.§掌

8.6§

藩,53

§.簿

(ま.鱒)

(i.露タ

(里.襲)

(資料) 罫中篇経済年鑑簿級達v欝瞳響貫よ参鐸膜

 注) 抽嬢講査である。

ている。㌧壕一度この点を表㌶で機観しておこう。表は全蟹レベルでの都毒住民と農耕蔑民との一

人当た今溝費量の比較である。一見してr糧食」とそれ以外のものとが違った動きを示すこと,敬

草露敏政策下の齢年代前半と後半がやや違う勤ぎを示すことなどいくつかの特籔点ボ見て取れよ

う。

 まず第iに,薬毒住疑と農民のr糧食」消費量糠改華麗数政策麗始時点の78年には農巽の方がや

や少ない欝3藪gであったが,8尋年には懸者ともやや増撫して,2i4盆gでまったく講一の水準になっ

た。鴎年代醜半の5年闘には講者とも急増したが,農民の増撫魑の方が大ぎく,85年には農民は257

装gで都薦住民は2韓藍gと逆転した.85年から鱒年にかけては擁護蕊でははっき鯵と潴費量の減

少がみられ闘放政策;務難の水準に.舞い戻っている。一般に.主食と儀1料を合わせたものが2灘k窪の線

を劣ると麟餓が発生すると言われている(小島麗逸氏)が,ここには麟料の数値は入っていないし,

ラ一9

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簸島:無毒・農耕格差と溝詫省農幾

表欝. 各地区、農浸欝暮人当今主要謝久離費雛保奪量〔欝経年)

勧㎜ 一Pメ

   1ウ郵壷1ンア

テープ・1

鋳 …圭 1 テレジ

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……    …

咜寞@ 1地 馳  裟転車 こ ゾー    レコーダー

爵  アレヒ  ヒテ産

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7.5§

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3.3達      §.§き

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3.S2    i§.i7

3。2(}      7.§7

2.3琶     3.§9

1資舞) ぎ甲羅農業年鑑鱒韓肇

現実に琢鍵・罪等の溝費は増えているので,少なくとも擁霧住鏡においては主食蕊分は充建・飽撫

してむしろ減少し,かわりに裂食等が亮実・増擁していく局面に変化したと言って良いであろう。一

方の農疑も総年代後半のr摂食」消費量は停滞ないしやや減少しているが,なお2灘kgで螺毒住疑

よう2離近く多く消費している。

 主食消費としては螺毒往艮は充足・縫囃し,農貌もそれに近いところ豪で来た,といえるだろう。

 第2に,その絶品慰こ於いては農巽家庭と灘南住民の問にはなお大ぎな瀦費量格差が存在してい

る。食灘縫物擁では馨青柱艮建蔽墓に農民護k騒,騒磯で器藪9に欝k蓼,響獄まiik墓に5k急砂糖は

欝盆琴に嬢k郵食料ではないが織籍もM盤に欝盤)で馨霧擁の藩黌量は農耕のそれのし護~3.4焙と

なっている。そしてその格差が懸年代の後半にはなかなか縮亥らず,騒窮・郵のような勃勃性蛋白

質のようにむしろ溝費量の賂差燐鉱大しているものも晃られるという点にも注眉しておかなければ

ならない。これは供給力の鷺題というよ吟も,農業の「欝懇」,農民駿入の緋簸の問題である。髭に

引離した小島麗逸氏は「露要の増簾にいかに追いつくか」という農業・農疑の洪総力問題を主要な

問題として捲撫していたが,筆奏には現時点に於いてはむしろ農疑の需要の問題皿購買力の維持・

発展の方ボ開題として大きいように思われる。次籔で農費の薮入問題を掃う勝以である。

 表欝にいわゆる耐久消費財の保有量を示した。纒えばテレゼについては上海農民は欝暮人中隠

台近くを録有するので,家族数淋達人しかいないとしても縁ぼ一家に茎台は持っていることになる。

しかし聾鱗・湖龍においては7台あるいは9台といったところである。家族数5人としても2蘇な

いし3藤にi台しかないのである。全蟹農民のレベルでみても圭海農民との闘あるい嫁江蘇農民と

の窪§にも次ぎな違いが存する。潜蓬需要は豪さに膨大だと震わねばならない。

(の 小 括

 この部分の験討から結論的に言えることは,第iに農民溝費は確かに.増大してぎたが齢年代後睾

にはその増勢もやや鈍む,なお都霧と農村住疑の縫には大ぎな賂差が存姦していることである。灘

南盤民のように消費することが本当の憲殊での生活海上であるか否かについては議論はありうる。

しかし中馨人一般の欲求の方海を示しているのは事実であろう。その点でいえば,一蕊地域の農民

を験いて,都霧往贅と鰐比して,中馨農民はなお十分なる溝費水準には到達していないのである。湖

龍の農民も同様である。

 第2に,斯得講上にともなう農民溝費増大の方陶,すなわち農罠の潜在的な消費需要は健甚化し

一93一

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醸  学  論  集 第62巻第i号

た場合どこに晦かうかという点である。全馨農民においては主食穀物蕊分はほぼ充足されたが,謙

食その飽食料関係充実への要求がなお擾強いこと,また住宅充実への欲求には強熱なものがあるこ

と,次に衣騒・耐久消費羅の充実に霧かう繧霧があると言うことである。つ奮参農民の勝得が都毒

住民壷みに増大すれば,膨大な農産物需要,建築材需要,繊維翼達欝要,耐久溝費難を含む馨溺品

需要が有効需要として顕姦化する可能性がある。

3 農幾薮入の動向と湖読書の特籔

(玉)農民暇人の経営主体鍵・業種溺源泉の変化

 農民の一人当た参純取入はこの鶴大ぎく搾びてぎていること,しかし総年代後半に至ってまた都

薦と農耕の格差が再拡大の兆しを見せてきたことは罷に触れた。そして,その純駿入の経営主捧驚

源泉も憲た次ぎく変化してぎている(表i4)。改華麗放政策騨始覆髄の78年では,罰集体統一経営韮

が7割近くを占めているが,これは勿論大疑公被からの報醗薮入である。この鋳、点で農家講業・窃

家菜園等からのr家庭経営ゴ取入が26.8%を占めていたが,農地の家庭講負麟によって鰻人農業経

営の髭璽が一挙に高文参,8磐隼詑、7%,85年8i.i%となった。逆に大異公琶の解体によって,r纂

体統一経営」分は齢年に誌.6%,85年には8.4%にまで低下した。85年から鱒年にかけては変化

の嬢垂ま小さいが,碧集体統一経営」からの叡入はこの闘名簿額では33元から総元へと約2賠に増え

ている。郷鎮企業からの給与薮入はここに分類されるので,その藻分の増大の結果として全蓼魑に

も反験したものである。豪た「その飽非生産性叡入」とは,鐵稼ぎあるいは海外からの送金,霧家

補覇等のいわゆる紅綬贈扶紡」叡入,そしてサービス業従事からの薮入であると考えられるが,こ

装M. 全曇農巽一一人嶽参取入の擁泉の推移

単戴:元,%

年次疑瞬、緯

毅入源泉講談         i  生産性纏薮入               茸

      1集鰍鷺i経済連合鉢

1薦雛 その飽  農業生産�カ幽入i鞍入

非農業生産

@薮入

葬生産性

ア載入

i§78年

欝欝年

欝8s年

 欝鱒年L、

i33.57建韓.辱)

圭§i.33

(i韓,勝

397.§暮

(鱒巷.聾)

昏2§.簿

(玉総.暮)

88.53(総.3)

欝3.37(5§.6)

33.37憾,垂)

6馨.3茎

(.§.6)

     35.7§    (26.$)

     §2.§5

    (32.7)

3.§§   322。§3

(登.§〉   (8至.i)

2.蓬蓬     §至暮,34

    (慧2.3)

9.25(§.9)

2暮.薮

〔欝、7)

3書.§i

(§.6〉

鰺.7{}

(7.7)

… ii3.雀7

 (85.鶴

 翼§.62ミ

1(78・2)

i2§3、8il(懸.3)

i3警8.欝1(§3.2)

 §.3§

(7.馨)

嬉.77(8.8タ

8§.2§

(2童.7)

i§7.欝(2§,§)

驚.7i

24.襲(董3.毒)

唾7.53

(鴛.§〉

6蓬.59

(聾、3)

(資料)

(波一1

罫中麟経済年鑑欝髄圭V鰹一125賞,12§頁より作成

圭.嬉識講鳶である.

2,(}内は覚率で%3.r農業生産駁λ」とは農業,秣業,螢鐘,離業,難業従事からの教人を撮し,r舞農業生産取入」

  とは農村1£業、建築,連繋,商業,飲食業鍵事からの殺人を毒す。また葬非生産性駿入」とは

 サ・一ビス業従事およびいわ捗る鍍懸狭霧薮入を毒す.

4.78年,纐年の叡入灘裏驚内訳は3種の記載しかなく,豪た合計魑が纏1鞍入合計と合致しないが,

 そのまま掲籍した.

一鱗一

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飯島:轟毒・農村賂差と灘詑雀農民

表簸イサ装 全騨農民一入当絵縫毅入増顔額の漂泉騎寄与漫

                 単麺二元,%

    l S華麗の

難剛練切鎌餐      伸び   纏毅入

!         縫薮入増擁額源泉舞轟訳

・非農業生産  非生産鐘・ 綾薮入    純薮入

         華

沿�`8§i2縄.2了 1ii鵜.昏)

簸唾.鎗

k§5.4)

6磐.尋9  1 22.5§k33.?) 1 (盤.巷)

i盤5~鱒@        1

232.i§

ii韓.書)

i34.2§

i57.8)

         ヨ

W尋、8逢    玉7,総

i34.8)   (7.3) }}

225§

)内縁比率で%

れも名震額は増撫して鱒年には騰元弱,全体の8%程度であ参無視でぎない。

 業種的に見ると,農業(とは言っても畜産,漁業,麟業等も含むが)の箆重が急速に低下して,鋳

年には63.2%となむ,非農業(工業,建築,運輸等の中鑓で奮う第2次産業的な認分)は26.5%,第

3次産業および譲贈鼓動は灘.3%である。ここでも湧年から85年豪での変化と85年から鱒年ま

での変化を比べると,講半は大変次ぎく後半は旛薄的には小さい。

 しかしr農民」にとって「農業」の意陳はなお非常に大ぎい。豪ず純駿入の§割強が農業に依存

していることが当た参前ながら重要である。しかも第2に,農民の純薮入の増撫への寄与率はやは

り農業が最大である。表M一付表にあるように総年代肇半の純薮入増臓額2総元余のうち55%は

いわゆるr農株数講灘」の農業生産駿入の増熱によるものであ参,灘年代後半の増擁も58%は農業

取入増による。鱒年はやや特殊な年で,穀働生産が数卑来の欝短から露復し,一方の工業は蕊熱し

過ぎて調整(整顛)覇にノ、っていたため,農業からの薮入は通常の年よ参高めに,工業からの薮入

は低めに議ている,といった点は割参引いて考えなければならないが,それでも農産物の買い付け

の方式や緬箔を敬毒すれぱ農疑取入増に褻接結びつくという点には十分に留意しなけ’ればならな

い。

 湖愛農民の纏収入の内訳はそうした全霞農疑の勤葎彗に比して,ふたつの特鍛が指摘でぎる(表蔦

および付表)。第iに,家庭経営の比重が鱒年においてもなお高く鱒.6%(全羅齢%強)を占めて

いて,「集体経営」からの叡入はなお少なく5%程でしかない。衰の「集体経営中の綴付企業からの

駿入」の比率ボ2.3%でしかないことからも趨るように,郷鎮企業がなお十分に展弱していないこと

と騨わっている麟。第2に,全羅レベルでは(抽籤講萱結果ではあるが)農業からの薮入は63%重

で落ちてぎているが,湖載ではなお総%を占めている。工業,建築,運輪業などの農村蕩での簇生

がなお遅れていることを反狭している。付表にあるように齢年代譲半の農疑純取入の増簾への寄与

率は農業が縫%,非農業(農耕工業,建築,運輸,商業,飲食業)が24%だったが,後半には農業

の増熱寄与率は9馨%にもなっているのである。

 89年時点での各地琶農民薮入の経営主鉢瀦源泉は,鱗弱な差異を見せる(表欝)。ここでも純鞍

入の多寡(経済発展度の違い)に応じて整淳的に壷ぶ。燈火の農業経営に敏存する度合いの高い醤

驚) 湖龍において騰年から鱒年にかけて「その飽非生産性駿入」が比率的にも縷.§%→蓬.至%)金額麟にも(遵2

  元→2$元〉藏少している。螢家補麟の減,調査農家の編参等が考えられるが,その賜の事藩は定かではない。

「3

§

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簸  学  譲  集 第62巻第i号

表婚. 灘詫省にお哮る農甕一一人薮蔭販入の漂泉の叢移

牽盤1元,%

一人当疹純薮入瀬泉内訳 生産性纏取入

葎次 1  コ@  麟駿入舎誕   1    」ウ劉轟   1

薦経営1そ礎    i非生鐘性叡入    } 籍灘…農業生産膿業生塵     i 職人   駿λ プ _燃…。一一_ 、

�ナ灰 i

     i§9.96欝経年     (欝馨.春)

@    42i.24ま985年し鵜雑

   耳吹D5εi   聖(§8・6〉12i。3鋸  2.78〆・賛1僑7・

53.嚥    腿.§蓬

i3i.5)   …瞬.9)

R55鰍  媛i磁一瓢淫、i   鱗覇㍉

塁.醤1圭47.2i  5.23

V,解i3毒8.鱒  麟.縫   …■嘩7三  r7窯飴   〆蔦達“

圭乳52i{鎗,3君   …   …凄ア.遵5i   …■舞 飴

   とi§韓年1

(玉鱗.暮ノ

6簿.縫綴緯.鋒)

(§・iq

3垂、倒(5.2〕i

、ノ攣ナ

7§r

春轟§

(縫,尋)i

   }

ll識   ヨ

(§.9・

27.5毒

(遵.玉〉

(i。7/ i

騨iσ3.3ノ

§35.騰(7§.§)‘

・蔦.遵ノ

盤。鈴穫4.7)

一.登.3」i

   …3暮.351   し(§.4〉i

   …(資料)

(注)

糊詑統轟隼鑑i鱈2露224資よウ鐸疲i. 紬墨講義である。

2. 〔 フ内は覚率で%

表蔦一瞥表 爆愛省農震一一人当む縫取λ増熱額の源泉震寄与嚢

練取入増麺類の源泉驚内議

薦  闘

§年間の

サ薮入の@檸び

農業生産ヮ謫

非農業生産@練薮入

葬生産性

サ職人

鯵総~8525i、2き

ii鱒.鋤

i毅.74i麟.唾)

5§.§i

i23.7)

2§.§3

eii.§〕

雄蕊~鈴2錐.誌i欝毒,轡)

227.髄i§i.紛

33.弱ii3.5)

△i至.欝i△藁.塞)

)爽鐘鑑率で懸

表麓、 各地籔農罠一人当参綾鞭入とその漂泉(欝欝年〉

綾薮入源寒内議

吟計

 合}、

当λ尤

諌響,

 純

 分

 区

無体統一経営 経済適合捧  家庭経営 (%)    (%〉

 その絶葬生産性叡入

       }全 霧    6磁.嚴9.騒   i  轟.38        }

82.欝 7.85

圭 晦  窒,3簿.87

]蘇1875.驚C愛i57i.縫

5i.馨2 1 §.2春         …23.溌  1 巷.i奪         }6.臆      巻.23

3護。逢?

D.56

蛛Di3

隻3.麟

u.93

ァ.54

鰹 燐 i  罎鱗.§7 蓬.83     魯.22 書7.蕊 7.蒲

(資料)

(漣『

罫中遷農業無鑑姫鱒肇尋25頁よ醗乍成

櫨錯調査である。

繕・湖魂の農民は,9割近くを葬家麺経営」からの純薮入に依擁するが,農耕部に.も農外労鱒毒場が

深く入撃込んでいる江蘇農緯では7割程嚢を「家庭経営」に敏存するに遍ぎず,腿%は郷鎮企業等

の「集体統一経営盛からの薮入ぷ占める。馨霧近難の上海農罠は「集体統一経営」からの叡入が5割

を越え,「家庭経営」からの薮入は騒%に留まウ,サービス業等への就業を主とすると思われる「そ

の勉非生産性取入」もi3%(鰺6元ンと無規でぎない重さを持つ。なお醗繕農民の純薮入のうち,や

一鮪一

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藪島二馨ギ警・髪難率才率蕃差と湖藁と省農暴き

表i7. 軽営方式驚各地猟農村経済叢支分配状潔ほg齢年・

「「…    総数入i地籔i  一_一一一.、

…震i羅綾_i経済i羅糠働纏ノ・ 1難諸 語艶i 一転一… し}篤ノ  …

堰c

ilミ

経堂…経甑λ1鱗…蝶駈…籏ノ1モ網税金・翻(㌧翻(%)i 、 (%)

懸縷熱く%)(%・i  I

1■モ}1

機翻圭i§7i7魏皇i5躍 逢42813§81528328i7穆嚇 i§.§ ?.警鵬.2i 522 …

i擦i3  一i lilI i’P騰認認l11エ.i

…酬l17、灘,尋了3、75.7i i.容

器 1器i4,ll裂織縁籠      i  i鱒 3竃・212・2騰勢48・§暮.警 22。毒 隣、継.瓢1 52、5

」2戸/§?]

U轟U§「3’3

凸4i

iコ  lI2婆,鱗55爵!

l  l  li垂L街78・3i

i7引86・7i

13・墨…8鍾

圭.22i

 7欝

 4曾8

 4撫

〔資舞) 罫甲羅農業年鑑i鱒撰尋奪7~軽i嚢よ瞬乍畿

は参rその飽非生産性教入雌が7.5%で灘斐よりも大ぎい漆,これはいわゆる農稼ぎ送金によるもの

と憲、われる。

 捻出調査の標本の編疹を無視して言えば,農疑取入は多元免しつつあるとは言いながら,泌海地

区を縫いてなおr家庭経営」の比重が8割余を占めてお参,郷鎮企業の全浅酌・全面的な農閑があ

るわけではないと言うことである。その意蘇では家庭経営の建になる農業そのものの意義にはなお

非常に大きなものボある。

 農村の地域経済として見た場合には,裏i7のように掘握でぎる。統誕の性格は前の3表とはやや

異なって,純薮入ではなく総駿入であること,「集体統一経営」をおそらくはよ参狭くとり,擁鎮企

業として独立しているものを分離してr郷村講級企業」と騒擾いしていること等に留意しなければ

ならない.これによれば中馨の農村経済の総数入の57%は,馨営的なr家庭経営]によって生み墨

されていること,いわゆる擁鎮企業の駿入はグPスで見れば約3分のiを占めること,上海では纒

鎮企業の薮入が8割を越え,湖髭や獲繕においても2割,3割という一定の比重を占めていること暴

露る。ただ総駿入に録する純薮入比率は上海が27%と最も低くなっているように,郷鎮企業は歩留

りは低い。原無料,機械設騰叢却の比重が高くなるので当然ではあるが,農村で生み鵠された純取

入(労簿費プラス羅余懸値と考えて喪い)の農民への分断は上灘が最も低く55%となっている。上

級への税負担.麗鎮への留保蕊分がそれぞれ騰%,器%と2割を越えるのである。鍵って郷鎮企業

の展醗が「農家経済」の純薮入に直接結びつくわけではないが,「農村経済」として見たときには郷

鎮金業の比重はより次ぎくなっている点は正灘に見ておかねぱならない。

(2) 農業生産の内部構成の変化

 ここで農業そのものの凶器構成の変イ鞍こついて機略的に.触れたい。中震の統計にお謬るr農業」は

馨本のそれよりも広い鞍念で,麟種作勃と養蚕の合計魑であるr種殖業盤と姦産だけでなく,秣業

と漁業そして難業(野生麺物嚢物の採集擦獲と手工業)を含んでいる(表鰺参照)。r農業総産纏」

(自給蕊分も換算。家畜の成長量も換算するので馨本の農業糧生産額よむやや広い覆念である)は増

撫しているボ,内訳としてみると,78年には「種麹美並が77%を占め,壼産はi5%であった。農

村経済敢革の進展下でヂ種麹業」は瀬次その比率を低め,鱒年には醗%を切るところ重で来ている。

一§7一

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藤  学  誌  集 第62巻第i号

表欝.全購農業総産纏対訳の雄務

挙琶.1繕.尤,%

葎 次 1 炭木坂゚値

種纏判    1 糠業 i   …蜜麓

1

艇米

     三,3§7.§巷   玉,§7至.韓    磐.懸 i§78驚…一                    _、

←一

2縛.27

講業

鵯.§§

漁、業

22.§7

3 、2 尋4零r3i3『『i・

藁\,『G」暮§2927 〆~

8、、3?]至 4GO『『-皆

ぎ中撰統計年鑑欝欝.i335頁,沖獲経済年鑑露髄書v醗惑8責よ解乍成、

「講業」の中の「材及柱舞下弁工業」産纏は懲8護年から、護、二業産鹸に

表緯.海畿省農業総産魑内訳の叢移

農、業総濠癒 溝 成 比 峯

年 次     韓§年前実 数        種。麺業     増撫率癒、麓         %      %

林業  畜産  罐業  漁業%   %   %   %

 欝灘年

 聾灘年 i§暮春年

 i総5年

 欝驚年

ヒ ig篶無

     i8,36

     2§.銭欝57年     25.書3簸賂欝算     38.鴎

     2§.52

 一     7毒.2

纏2.2)   76.§

(△i.i)   縫.淫

ξ5{1.塁)   簿.7

 ぐ『i.7)   77.3

977§3

9[~尋3肯3

巷護339

け/8護i墨

   ii

2§垂[~i

テ3鐘肖~3護

i,7

2.i

2,2

i.建

玉.逢

5き.84 蔦.8 5.嵯   i亙.§   逢, i.2

欝簿年l i§給年  i 癒賂欝算 /2.里3 22.6, ,’.3 3.§ i2,2 魂.毒。 9.§

玉§総年 7§.83 (§.5) 72.6 5.3 i§.8 逢.3 i.昏

ヨi§81}年 至{}態.2違

一73,§ 5.9 聖5、3 3.§ i.7

             欝舗年l i§85年  ・

@            懸椿誕算鯵2.4i I162.昏) 簿.8 尊.§ 鰺.圭 尋.3 2.き

ig弱年  1 玉88.57 (至§.iタ 6§.里 3.5 i§,6 6.2 蓬.6

i爆載続欝年鑑i§舗匪2尊3藁よ今作成

かわ今にその麺の比率は一様に高まった,特に畜産は鱒年には25%を越え,漁業も78年のi.6%

から5.珪%に.まで坤緩している。需要の変化そして癒格の有徳不利を反駁しているといって喪い。な

お譲種農業の比率減とその絶の比率増について,懸年代の前半と後半の変化の鑛を比較しても,や

や後半の変化が小さいという程度であ玄ウ大ぎな違いはない。

 湖駕省における欝欝年からのr農業総産値」構成の変紀を見ると(表欝),総年代の変化の大き

さが一霞藤然である。まず第iに,r農業総産鎮」の紳び率の急激な坤びがある。5年澱みで見た俸

び率で比較すると,鷲に紛年代の前半は鑓%増で,新中遜成立護後の醗%,調整難の6警年代薦単

一98一

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飯島:薬毒・農村格差と灘愛省農巽

表縢.各地艶農業総濠蔭病訴

蟻位1億元,%

i地区 i 癬乏沢

麹樺l1 種難業 ・

@   i林 業 1 壷 産 魏 業 漁 業

全 撰 i!1

6,5灘.73t§台.§タ

3,§74,韓

@{5§.2)…

28蓬.§2

i逢.達)…i

玉,7警7,償i(27届i    …bQ§鱒i(尋・7馴 3藁8・編 、(5.3)

展沢

     6毒。§3、と 海    (i総.春)

ンr   一     522.2§誕i. 鰍    (欝毒.醗

     33§.縫灘 愛    1麹馨.警ラ

     527.§7囲 蠣    〔欝§,轡)

25・5魂  暮・3§i(遥2.i)     (馨.{}ン  i

       …28§.55    7.縫 …

1欝 @(至馴欝8.器    ii.得 i

l15警.3)

2綴、了3 2i.6釧(54.御

壷’

2§.盤    暮.42    7.87

(尊3.§)   (碧.7)  (i3.馨〉

1唾?.暮〔}    3書.慧i    謹2.暮8

(2書.3〉  (7.4)  億.i)

9i.47   i2.磁   2§.§§

(2?、3)    (3.8〉    (§.2)

i蓼?.63    2尊.73     8.92

113§.6)   雌.7)

〔資料〉 罫中国農業年鑑露§縫

(注」〔〕内は髭率で%

の鷲%を揮えて過去最大である。後半難も驚%増で鱒年の塔顔の騙も最大である。第2に,8§年

代は構成比率の変髭の度合いも次ぎい(得年から齢年への変匙も大ぎいが)。8書年の「種植業」

73.5%,畜産蔦.3%を起点にすると,それぞれ5ポイント鋳後の減少と増撫があって,鱒年には「種

纏業」は鋳%台にまで落ち,奮産は欝%に到達している。

 さらに8§年時点で各地区の「農業総産纏」の内灘構成を比較すると(表騰),上海がやや大ぎな

違いを示す飽は,これまでのいくつかの地甕比較で見られたような顕著な差異はない。特にr種纏

業」の比率は全国鐙灘%を挟んで,江蘇省も含めて騒~59%の輻の中に入る。ただいくつかの地

域的特徴は窺える。江蘇省は「融業」そして「漁業」の比重が高い。湖龍は全馨に.比してなお農村

醜業の展雛が§§く,逆にr湖広熟せば天下足る」と謳われた地籔にふさわしくr種纏業」の比率ぶ

蒼干高い。遜繕省は畜産の比重が高く,蓋産の有力移鐵省購である。最後に上灘は畜産と漁業の比

率が高く,特に毒産はr種麹業」よ疹も大ぎな比率確4%)となっている.事場に近い籐工型姦産

そして撫-型養殖漁業の麗麗を窺わせるのである。

(3)農相経済の内部構成の変化

 農村経済の自讃数値が,「農替徒会総産嬉」の内数の農業,工業,建築業,運輸業,商業・飲食業

縁産縫という形で公表されている(表2葺。ただしここには察級以上の渥営工業,建築業等は含まれ

ないので農村経済の全体をつかむには不十分であるが,特に農村経済酸葦の下で急激に発展した羅

鎮企業の経済活動を反験してお参,この潤の鑛露を見ていく上では一定の驚動姓がある。

 全露r農村歓会総産値」から見た農耕経済の内翻購成の変化の第iの特鍛は,r農業総産値葺は紳

びてはいるもののr工業総産魑」の急激な紳びには追いつかず,農耕経済に占める濁老の比率が近

づきつつあるという点である。すなわち8§年時点で農業の比重は7§%弱,一方の工業は騰%でし

罫) 武漢湊にも囚籍から駿肉が入っている二とについては中爵蔵経大学欧鶏煙鱒幾からの饑き取合参黙婿彊島大

  学地域摂1究圭第3養第2琴,福島大学地銭醗窺センター,圭{捲i年,2§嚢)。

一鯵一

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薩  学  論  隻 第62巻第i号

表2i. 憂鬱農村社会総産億の擬穣

翠泣1羅建.%

年次灘 亙業 ☆ 麟桑総 伸び率(瞬き無筋)

謙 農業 玉二業

陣π器1蒜i・欝磯引糊lll懸ll卜i「引魎諜1繋辞llli!∵難隈劃1器膿r織∵11劃

一   ぎ中麗統爵年鑑欝鱗茎333頁および舞・講騒済年鑑i鯵蓑V躍一37買よ桝乍成

〔注“i. ‘ )跨嫁比率で%

   2.< >内は紳び率で%

表22. 灘北省農村社会総濠魑の換移

難盤二魔髭,%

年次雛 £業  騰秦…紳び率(瞬5隼読)

緩 言†  農 業

i2?・鱗 §2・!馴童§・2§i8・7§ 茎.7馨    5.55

工 業

灘ll劇職llll◎1☆麟ll☆◇☆11☆illl

(資料) 講靴統欝年鑑i鱒滋2韓頁よ勢作成

かなかったが,5年後の85年には農業総%弱,工業鎗%弱となり,さらに5年後の嚇年には農業

垂6%,工業鈴%で共に護酵%台になっている。その工業は1先遠したようにいわゆる郷鎮企業に.よる

ものであう,かつての人蔑公鮭,生産大隊のレベル(耀ないし鎮そして村に梅嘉)の機饗が董導し

た。しかしその背後には比較的窃密な経済の動きがあったことは周知の還参であう,ここにまた食

糧政策とはやや甥次元で,農緯経済体麟改革の積極藤が確認でぎるのである。

 第2に,羨項の内容を溺の灘癒からみることになるボ,齢年代の前半と後半で農村経済の棒張率

に大きな差は無く,特に工業は額隼代後半に.は1繭半の222%を圭1輿る2艇%となっている点などが

注§される。後半のイγフレ率ははるかに高いので,イγフレ要素を撫旅すれば.やは今農村経済

の拡大率は醗隼代後半にやや抵下したが,少なくとも農業の群籍ほどではなかったということであ

ろう。中国においても縷材蕊に比較的淳い非農業経済藻門が成長しつつあ参,それが農村経済勤霧

に決定的な影響を与えつつある点に留意しなければならない。

 麟様の数纏を講義について見た(表2齢。槻龍省の農繁経済は,鱒隼時点でもやは参未だ農業の

比率(57%)ぷ大きく,工業(講%)の2倍這い。農村経済に占める農業そのものの比重がなお次

ぎく,この欝年の蛙会綴産魑の紳び率も全蟹平均水準よウも低くなっている。

 さらに各地熱比較も緩観しておこう(表23)。これによれば,上海農村認に・おいて生産される簸鐙

一縛む一

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飯島:馨毒・農繕櫓差と灘北省農民

表23.各地琶、灘概念総産鶴{i鱒年〉挙{立二套意充,%

牒灘∵灘灘窟醗隊1鷺il      8聾.331527.暮7 2毒2.8魯i鋤㌧ (購

隣翼難1雛 欝li蕪i    垂{}.58         35.83        尋{5.37

   .2)

(資料)蓼中蟹農業年鑑i§懸垂

(濾。)   内は婚事で%

瑠璃とい慨翻蕊分毒速業による,との繍儲熟潮待でぎるとしても52馨{病人畷蘇農

韓灘康いても6艦が工業で懸鶴縫され,農業はその半分以下の2跳の暖熱罐腿(実勢し

ていないことには驚かされる.我々も江蘇省常州毒,宣翼毒,無錫毒などの購の機会を得た魁江

蘇省における農村工業の展§暮は広くかつ深いと言える。ただこうした逆転現象は沿海認でこそ見ら

れるものの,瀬龍,四繕といった内陸の中核農業地帯では未だ農業中心の購絞から離陸してはいな

い。

 最後にこれも日本にはない興殊ある統誕であるが,「農村経済総叡入」の数纏で地区艶較をいま一

度しておこう(表24)。この機念は農村被会総濠纏あるいは農業総産纏とはいくつかの点で異な

る麟。ただ工業の箆重等は前表とあ窪り大きな違いはない。中国農村を平均釣にみれば,農村工業か

らの叡入が3碁.魂であるが,4つの省・熱蛙灘甥,狂熱57%,灘ヒ2眺,酬き2眺の無爵で

董び,湖龍は全羅水準よりもやや低い纏となっている。湖窟の場合,農村部の経済叡入は3分のiが

r種麹業」であ参,これは瞥鱗と大きな差は無い。四辮省の奮産が霞簿農村の駿入の23%を占めて

いること,湖巽鉱省ではここでみる霞触漁業にやや特イヒしていることなどが注目され.る。

(4)農業的な湖北省農民と薮入格差

 これまでの櫨討からも瞬らかなように中国農民の中では大変な解得格差が存産する。それはまず

麹に,灘荘業の地蟻展器機合いに決定鹸磯定されている.第2の格差要愚よ農業を主と

する纒入経営・家庭経営そのものの内容である。

 そうした要馨によって中露全土あるいは灘跳のような省レベルでも,欝欝年において表器のよ

うな勝得酪差が存雀するという。このような統計が喜在すること警棒驚異であ参奇異にも感ずるが,

懲) 講者の主たる違いは.③農雛経済総薮入は鱗難集産的産業,非纏縫生産欝産業を闘わず農民の教入につな摂

  る全てのもの(鰍えばサーゼス業鮫人,耗息)を包甕.⑫総産麟には木樗の奮然成長分等も換算しているが,

  総取入は当該年覆グ)分醗に騰わる誌分を集欝,③経済総裁入植実際販売儀格あるいは当該地懸緒だが,後会

  総産纏紘続一一不変懸路か楽年鰹1箒で畿算,の3点である婿中縷統欝年鑑欝§磁勢4賣る

一ま鍵一

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晦  学  論  集 第62巻第i辱

表24. 各地霧農村経済総取入の業種舞納訳匙率(欝8§年、

剃立1%

剛 爆酬一一ヒ=

盤、i

3.§

ii.7

23.3

26.5

抹※坐業i榊二業灘…建箋業騰1サ蘭スi-i

i、2国鱗2、§i i・7瞳5…

雛諺、1☆111・

1引照i劉1㌶l1

3.§

  ll!li器1

5.7

5.2

5.4

4.魯

5.玉

垂・2i

lil尋.21

3.3i

圭.3

雛.§

毒.9

i.董

圭.8

 3.i

l i・8

 2.2  け    ラ… 2.∫ 1

匡7iぐ資料) ぎ中石農業年鑑i鱒携韓8~逢鈴買よ軽乍成

表25.地薮塵農業・…人当り平均薮入の隊震驚分布1窪§齢年)

一…i一人嘉参… 平均駿λ      1   、_全 羅   ! L 灘

江 蘇 覇 北 賜 !彗

薮 分

実数i解渓数 詫率 実数 髭率 実数 比率 実数 髭率

善爪  漫事建, 掛

P12§馨叉鋤落Fi聯~3奪饒…i3鰹勲元

膿数分毒

2,副購.静欝  i 鑓   2違i 皿      …3韓ii・㍉㎜

}i8ユレ㎜

i韓。§

鼈鼈

o 『

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1総.轟

鼈黶@i.2

鱒『鼓慧

i鱒.辞

xi2.2i5.§

2総

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@i.轟

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Q7,尊

顔む~5総元

驚彗~7総元

7辮~茎総毒元

i鱒懸完以、、ヒ・

『ーノ

%溺‘, 魏ほ§.21一  一

6§至127.暮{一 一

3§5i灘 堰@l 欝・馨

縣16・玉19 §鱒

6

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7.5・鍵  欝.6i3?.5     3{3     藁轡.{}

38.8 耳    7      7.7

i5.春    8    婁.§

淫322

芦」珪1圭

2謬.引

2韓.7…

さ.了

i.§

i総計    18§.2欝.8麟.昏i嵯玉§.3聯.薦,騰.9購.1撃3、985.8魏.轟・9、辮.6.i雛翻

2総元以下

12総~3総元

i3暮纏饒人醗薦垂繍~5総元 (万ん%)

§韓~7縫死

臨蕩、

(資料)

(淫)

    き    キi.73§・ii2蕉一

驚鰯イ卜i鱗盤i1董§・il㎜

i灘8・312簡㎜25・鰯・6 2需1皿

騰即1!1綴

 一   一   一   一   一   23§5‘ 2・61

 一  一  一  唾78.3…i2.容藁.§麗2 2i、3

 -   i2曾.8i 2.5 6春7.2 蔦.23,暮22、8 33、3

 一  蠣.8『§.2、5留.§ i§.む.2,継,i-22、2

 - i、鯵5.6 3蓼,52、紹9.嘆 き2.5i.5鰺,愛’i6.8

・ll!1至難・携,111!1,認21晶1!li

蓼中鑛農業年鑑i鱒劔蓬i5~護2i賃よ喫乍霞i,滋説省内の欝欝元以しの票は.沙毒欝鄭範,震濃霧漢騰狂,嚢饗毒婦猟,宣鎚畜飯家嶽襲,試漢

  南涯漢医.銭漢爵礒灘区,宜蠧毒藪陵区.武漢湊江摩藪の8落である.2.25§尤む沃一下の県は畢騨1県、建嬬察.磁束漿,来愚察,慰施県,宣愚察の6梁である。

表は察(篠,講,区)全体でおさえた一人当た陰平均薮入を求め,その上で各県の入費数を集積し

たものである。一人一人の駿入を悉皆的に艶撮した累積値ではないので,分薦ぷ中央に鶴警格差は

やや過小に墨ている可能盤もある。しかしこれでみても翫得の格差は大変大ぎい。褒からは,①中

国全土で一人当たむの平均駿入がi,巷§巷元を越えるのは蔦§票,3,5鎗万人で中国農疑全体の塁.i%

に過ぎないこと,②…人平均3倉馨元以下の察が3縫,累積大照で鷺本の入費を上馨るi億2,鈴馨万

人以上いること,③農業の箆重の高い省線ど票レベノレで見た所得格差は大ぎいこと,などが読み取

れる。薬毒・農耕格差で言えば,8§年の都南注駝の取入を翼くi,魯馨馨元とみて,その7割以下の簿§

元未満の農疑が中睡全土で8割以一とにもなる誹算になる.豪た半分以下の懇馨元未満の駿入しかな

一1麗一

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籔島:薬毒・農重言季冬差と海蓑ヒ省農畏

い農民は,麟意6千万人を越えるのである.農替経済改革の進展にも関わらず,牢馨農昆の5割を大

ぎく越える蓬分が,なお都市住民の薮入の半分以下でしかないことに正当な注意を払う必要淋あろ

う。

 湖跳省の場合,江蘇省や醤翅省の農村とやや違って,平均薮入鱒毒~騰§弛緩が梁総数の韓%,人

羅の瀦%強を占めることからも墾らかなように,ほぼ均一な薮入を窟する比較的霧質的な地域(江

漢平i野がその代表)がその中心に座ってお今,一蕊鄭薄透i鄭の高取入際(鼠漢,宣呂,沙毒,嚢簗

の名ぷあがっている)と出題地区の低叡入県(人馨数として淡して無擬でぎない)が周辺にある,と

いった構造にある。

(5)湖詫における家庭経営叡入増の手だて

 そうした講質的な中核的農業地帯の農家の勤海をより強く反験していると見られる挫崖調査の家

庭経営(燧人経営)蕊分の薮入の内訳を見たものが,表26である。醗掲表欝にあるように,89年

の湖龍農民の一入嘉たウ純取入の572元(悉皆平均纏櫨鱒8元一表賀春欄参照)の鱒%の

5鱒.弱元はr家麺経営」によるものであり,8§年の84.珪%よ参さらに比率を高めている。濠ず8§年

の家庭経営の駿支差(一応勝得としておくが,表下媛の麟定資産嬢部費,税,そして材や麗等への

上納と考えられるr一と変集体承包任務」は差し引いていない)5簿元の57%は本来的農業であ鰍 う

ち「摂食」生産だけをとると33%程度と考えられる。次に大きいのは畜産で騰%,第3位が馨本で

言うr人夫・霞麗盛的なものと考えられるr生産性労務」で毅元,7.2%となっている。次は商業・

飲食業で欝元,3.3%でしかない。

 統欝の髄約によって残念ながら85年と8§年の箆較しかでぎないが,食糧の緋糎,農業の緋懇と

いわれた総年代の後半に,灘駕農民がどのような手だてで漸得を蔑めたか,その一婦が見える。農

業に主として依擁せざるを得ない湖詫農民は,85年から総年にかけて家庭経営叡支差(勝得)を約

i総元増やしたが,その第iの手段は農業(ここでいう「農業」は狭い意殊でのそれであ参,いわゆ

るギ種殖業」と考えて良い)所得の増(76、5元)であむ,第2に奮産勝得の増である。畜産は総元

を増やし,この4年霞1の醗得塔撫分の3分のiを蕨ぎ寒している舞算に.なる。なお推詩だが農業(ヂ纏

縫業」)のうちr緩食」生産による勝得増癩は蕊元程穫で,総奪代後半の醗得塔撚への寄与率とし

てみると,畜産よりも劣ることになる。やはむ中国の場合も穀物重提の農業生産から畜産も緩み込

んだ「緩合経営」の方陶に陶かわなければならない,ということであろう。

 第3の要霞は,r生産性労務」解得増(勝元)で,この全体増簾寄与率はii、5%である。湖跳農

樗翻においても遵鶏建設,建麹建設等が盛んに行われているが,こうした場藩で饑くr人夫・醤震

い」の増熱等がここに反験したものと思われる。勝得増簾寄与率第遵位は商業・飲食業である。我商

の発聡した舞でも農繁簸と思われる秋に,かなたで農作業に励む農民を見かける一方,道艶騙で縮

み物をしながら教室の机縁どの広さのテーブルの上に蜜糧をひろげて客を待つ女性をしばしぱ発か

けた。また農村の賭場にはたくさんの食堂あるいは旅館があった。農業への労鱗投下と,そうした

簿単な販売行為従事とが均衡しているということで,ここに農村部における商業・飲食業増撫を象

徴する動きを見ることができる。なお85年から89年への各々の癖得増簾率を比べると,平均で

妬.8%だが,嘉産解第i位でni%,r生産性労務」が第2位で欝i%,第3位が商業・飲食業で齢%

一驚3一

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-雛鳥

「嚢26.湖牝省における磯魁・人繋縛寒鷹経営収・芝

1

234567890123

1樹.

鷺,

式E 』フ

簸、庭経営取入斐綴

 磯 鞭

うち糧食

 林 叢

 麟 藤

 漁 、漿

 1罫li粟

 採集捕獲

 11叢 建築叢

生齪性労務

商議・飲食業

サーービス叢

その傭

績ヒ遊資潔鰹却費

 税

し、交簾体承繍任務

駅庭経常縫取入

米・『一

資之

F収入σω

499.7

302,i4

173.玉5

 7.59

92.02

u,28

 8.78,

 8,23‘

 7.26i

 7,H

ll..88

20,5i.,

i5,(xl

 4,(}9[

 3.84

(499.71)

   !985年

   …丁費絹吏出  収藤覆 (、肥)   6自)

1(}8.4魯

 5i.19

!i29,34〕

 ⇔.73

 37.68

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2,29

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3。・弓3

4.62

1),47

1.45

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 11.42

 i7,0亘

(ま44、25)

 39i、22

 250.95

〔143.8ユ〕

  6,86

 54.34

  6,68

  6,94

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  4,97

  6,92

  8.45

(20.5i)

 珪0,38

  3,62

  2、39

獅.

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露1、比率{%〕

100、0

 64.1

〔36.8〕

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 1.3

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426,66

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 8.7(}

工77.51

n.97

 9.67

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 9.14

 6.06

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41.,19

22.52) 8  (6  つ」

曙 響  だU}    }〔    〔

1989年

費用!支出

 1か

生83.03

 99.23

〔57,28〕

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3,82

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i.32

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騰落薦.フω

 570,48

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〔188,99〕

  /,82

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  7,18

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 10.41)

(41.19)

 18,7{)

  6,08

  i,77

509,65

収支餓総潮に1おめる

員工率(%)

il)o,1)

 57,4

〔33.13

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 20.1

 1.7

 i.3

 2.生

 1、.3

 1.(1

 1.8

 7.2

 3.3

 1.1

 0,3

 76.48    30,5       42,7

団5,18〕 〔3i,4〕   1.25,2〕

 {)。96  i4,0     1),5

 6{).10  i1{),6     33,5

 3.27  49.O     i,8

 (}.62   8.9     (1.3

 3.98    48,4       2,2

 2.21 4・4.5   1,2

ム1.韮7 △16.9

 i.gs   23.窪     亘,1

 20.68 雀0{)、8、  工L5

 8.32    8{).2       4,6

 2.46  68,e     1,4

△0,62△25.9・

 〔4,24) {、57,8〕

 {7.12) (『62、3)

幽遡鷺『湖北統計年鑑ユ1獅,1蹄69-371貰、より/乍成

1, 紺1出調説て}ある。85年以縫[は3300群の謹周蘇結渠である、,

2,r駅庭経常純収入ゴはr家庭経営取入一一■燦鷹経常欝1技1.拓鐵縫資藤償却肇費一税一、、1、薫纂体承徳任務」

3.糎食につい唱嫌糊抜出額の言藤曳が龍かつたグ)三で農鱗漁体の費用率σ辮瞬く)をそのま霞灘liして繍駐.、, 〕内に題し.た。

騰⑰鴎麟黙一、調・

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飯島:鐸マ蕎・農参重格差と潔葺ヒ省農巽

と整序的に董ぶ。農業は綴%でしかなく,糧食も鶴様である。

 またこの項の主題からややずれるボ,この間農民の支払わねばならない税あるいはr一と交集体承

包任務」が増撫してお疹,農民と軽あるいは郷鎮との緊張麗係が議てきているともいう。本妻によ

れば,構考合わせて85年の28.4元から8§年の酋.2元へと増擁してお参,税の増藤率は62・3%,上

交集躰承毯任務のそれは鎌.6%で,ともに農民の純載天の増熱率鰭.逢%を上懇っている。

⑥ 小 括

 本筋で検討してきたことを多少敷籍して要約的に示せば,以下の5点になろう。第iに.中馨の

農替経済を発展させ,中蟹農民の醗得増癬こ寄与している最も大きな要籔として馨立つのは,いわ

ゆる郷鎮企業による農村工業の発展であり,農業・農民政策的にも地域の農村工業の展麗には叢大

隈に留意してゆかねばならないであろう。

 しかしながら第2に,こうした農村工業の発展は主として沿海地甕に限られ,内陸認の農村の暫

得開題糠依然として大ぎく,馨毒住民と農罠との蕩得格差は全体としてはなお解決していな:い。

 そしてまた第3に,全体としての農民醗得の増大裟最も寄与したのは,抽鐵調査結果の検討から

言えば,工業・建築・運輸・商業飲食ではなく,r農株数議漁」の農業鮫人の増撫であった。とりわ

け深義を含む内陸認農村はそうであるが,全蟹的な問題としてもその状溌は続いている。今現在で

は農浸の勝得問題を敏善するためには,農産物の懸路政策がな奏重要だということである。

 第凄に,灘義疏)ような中核的農業地帯においても,辮得を拡大をするために,はもちろん穀麹生産

の比重は大きいが,畜産等の穀物以外の「護合経営」的展屡薯も重要な意i義がある。農業生産の内翻

購造の検討は今露していないので,これ以上は言えない。今後の験討課題にしたい。

 第5に,表意の醤燐省の嚢講,蓑2§のr生産性労務」取入の増擁等から見て,現実問題として

は地場のr人夫・馨蓬」,あるいはr繕嫁ぎ盛も重要な収入源にならざるを得ない。

達 農家経営の零総牲と農縁労働力動鍛の方向

(蓋)現段階の「農家ま経営の性格

 これまでは罫農民」を…一人当た鯵の平均数値でとらえてぎた。しかし現実に.は常態農民も,生産

請負麟の普及以降,家族を単位としたr農家」としてとらえること潜できる。農家戸数は表27にあ

るように中馨全土で2億i,5縫万戸という膨大な数に達している。i戸平均を計算すると6.67畝

(麟.§痴と籔本よ参零総であるが,家族数は4.絡人と少ない。ただし家族員数については都志戸籍の

人数が入っていないので,、熱海警部毒都に近いところほど家族員数は実際よ今も小さくなっている

と考えられる。しかし筆者には今のところ塾に資料が得られないので,この数纏をもとに験討を進

めたい。

 尊者・毒を比較すると,潮靴が一戸当たり隷地嚢積5.解離(35.8a)で最も大きく,家族数も蓬.欝

入と多いが,長江流域の蚕種窪地域のためか,全遜平均耕地悪積よむは小さい。中国全土では,一

戸当た疹平均で最大の耕地羅積を有するのは黒竜江省の33、3畝(222&)で,最小面積は激症省の

一i弱一

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海  学  論  集 第§2巻第亙弩

表欝.地藝雛一再嘉参議地麺穫等級§離年〕

引…闘!翻樹紹糊按司劇翻薦藍

匡 

㎜    霞黒潮毒溝験新

曖!--匿陵潤陣…i……

一年末実有

     夢裏た撃

←丞  1倖 4 天『露  .

齟n懸積

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@   :@ _  1 万欝  ! 万人

癖地面積  i       …

猟人

………

畝 磁〉

瞬 董鰭錐4轟 2董顯創87躍磨 轟6σ 縫尊5、  …4躯 1

拠3,塁8逸.(1

 認§.毒

 §.縫3.5

 5,22§.§

2茎,5撰.暮

 i38.7

i、473.護

 9驚.7

87,83i.酵

 戯?.7

5.27§.睦

魂,春2尊.奪

6.67

3.51》

4.麟

5.37

縫垂.3ノ

〔23.3)

‘31}.動

響 §,4総、8 2,48翌.2…

§,263.7 3.綴 Q5.畦)

滋 5.5蓉2. 一イ 566.9

}2.i§4.8 9.8馨 憾5.3)

工 i3.23警.8 397.尊i}

i,総8,7 33.32 (222.墨)

江 2,5鶴. 桝ご

丑.馨2§.暮 き…

3,332.δ 2.35 礁7.暮)

i{),3{}i.8    i.婁22.2

i{1、鍛§.6   i.総5.尋

5,3難.6    628。2

尋.6鎗、4    至総.4

『§,鰯.5 §.65  137.7)

 7,i36.2     6.25      (逢玉.7)

.  2,624.8     8。4§

一 7孫.套 27.7巷 1簸.7)

人数

  4.鰭1!無

1器

講1!鷺

  唾.72

☆1、

       (資料) 罫中錘農業年鑑欝§磁鍛2頁,2蕪頁よ吟悸成

       (注) 至. 群雄鍮穫は襲業藻爵醸溝数痩

          2.窺舞戸数および羅村人員は麺家続誹馬数額。          3. i戸当む人数漂霧舞人羅のみで薬欝芦籍の家数入費縁合ま蔀ない。

2、蕊獣(貿a〉である。東北地方そして聾蕊乾燥地帯の新彊(27.7畝瓢鰺53)等が,農家単位でみ

た癖地薦穫は大ぎい。北そして蓉に.行け’ば行くほどi戸当た今綾地麟積は大きく,函に行けば行く

ほど,また趨市に近づけば近づくほど麹くなると考えれば良い(縢撰省のような傭外もあるが)。全

体として,一言でいえば曇本の農家以上に零纏であると言って震いであろう。

 入費公設から家庭生産請負謬1に移行する課の農地の翫分の基準は,基本的には家族数ないしは家

族内労鱒力数に応じた均等な方式だったとされている。中蟹における「家族」の内容については不

分霧の講分もあるが,表27の一戸平均人数を見るだけでも上海の3.艇人から新彊嚢治猛の淫、鷺人

まで一定の広が吟があることが判る。中蟹全土でも上海の農家が最も少なく,チベットが5、6人で最

も多い。少数民族地域で家族は大ぎいといえるようである轡。しかし地域を鰻定すれば,その地域の

籟羅内では家族機念もあま疹変わらず,したがって経営耕地面積の広狭差は馨本などよ静遥かに小

さいと考えられる。このように農村経済体憾改革は,少なくとも長江沿いの水種作地帯では,家族

数3~5人,姦有讐地面積燦漢25~懇a程度繕を中核とする比較釣均一な零纏r農家」を大量に(潮

競省だけでも解5万戸)麟裁したのである。

 こうして作触藤された「農家董の性賂をどう見るかであるが,以下これまでも瀦濡してぎた「農

村住戸標本櫨毯調査資料」によってこの点を験記したい。なおここで取り.とげる瀕龍の3.3暮暮戸の調

欝) これまで利濁してぎた「農村住戸麹議講壼」の種本農家の玉戸嘉た今「常住大篝擁は.8§年で全馨罎.総人,

  瀬嚢4.72入とやや大きく,重た繧他薦穰も大きい。また裁々は器隼5舞に.灌靴省罷州霞で1戸の農家の

  ヒアサングをしているが,この農家1ま完弟矢嬬と共闘農業経営であむ,銭本的な家族観からすると若干の違

  灘感を覚えた。「家族」の控握の仕方にはよ吟懐重である必要嫁あろう。なおゼ穰島大学地域癖懸第2巻第

  i号,趨島大学地域醗究センター,欝勢年,57霞多難。

一欝§一

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飯島:蔀毒・農韓格差と湖跳者農民

表2$. 瀧詫省農民家庭一八裏合摂食駿芝

ート一

区 分㎜一’@    一    黙5年     駆9隼

k露

L.

年補頻食董      懲2.5§

年内穣食取入合計   §2?、韓

 うち家庭経賞癒産分  5鰭,68

 ケ 騰天骨         23.§i

 年内糧食支識合計   5髄.競

i. 腐食絹       294.89

  うち米        238.72

 小麦    33.鍍

 その魑生議題     5.8§

 駿売分       欝§.68

 うち羅家叛売分     建2.殴

  1米         一  オ  …’1・菱       一

4.種子題      27.鑓5. 鰯料繰          58.72

6. 集捧承銭無務分    轟.爺

7. その縫        8.醗

(舞舞.§)

{4§.8一j

(33.i一}

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欝i

(.資料、 蓼潮愛続鍵年鑑i§欝美3舞貰よ軽乍成

‘注) 描鐵調査である。

査農家は,89年で一戸平均人数(常住入舞)が平均(蓑27)よ参も§.殿人多い蓬.箆人,経営緕地

嚢積はi.58敵(欝.5虜多い昏.95畝(46.3a)であ参,平均的な湖靴農民よ参はやや条件の良い馨が

調査鰐象になっていると推灘される。

 この調査農家であっても自給的な性格は強い。表28は農家人員一人当た参のr糧食」駿支である

が,鱒年のr糧食ゴの生産購入総量は635盆暮,そして消費叛売総量は58§盆弩である。この586藪露

のド摂食」のうち藪売するのは鰺6kg,32%に遍ぎず,主食灘に全体の遜半の3艇k霧,饒料灘に約

i饗の誌衰墓を消費している。r緩食」で見る懇参,むしろ生活と生産のための経営内欝給の比率が

涯灘的である.8§年のr穣食」取入は2蕪、27元(表26)とあるので,単純化韓計算で割絵墨せほr穣

食」愛金薮入は78元しかないことになる。しかし鰯霧家族経営となって,一一人当絵の主食的部分が

鋳倉鼓墓も確保でぎているのはやは吟重要な鳶であろう。表鴛等から趨翻して,農罠の最低譲の「食」

は醒保されたのである。中震農民の基本的な生存は,纒磯に分割された農地の上でも可能瓢なった

のであ今,その意殊は大ぎい。そうした基本的生存基盤の上で,安心して労簿力を非農業的蕊墾等

に振り霞1け,一屡の生活海上を騒れることになったのである。

 r農講座贔」〔農産物,憲産物,手工業品等を含む)の叛売による現金毅入は約3簿元あるので,調

査農家の農産物叛売はr穣食盛以外の部分が穏当額あることになる。そこで察給蔑分と現金総分の

蕎方を合わせ見たのが,懸i,鐸2である。本纒は調査魑によウなボら機数を示したもので,瀬龍農

民の性格を機念的につかもうとしたものである。水平軸の上が現金の量界であ吟,下が愛物密給の

鍵界である。そして垂嚢軸で驚けられた左後事ま鮫人の状況を示し,右翻は麦鐵の軟泥を示す。異郷

一驚7・一

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第62巻第墨号贈学識集年給欝

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 襲2. 遜靴農翼の一一人嘉たウ現勃・貨幣駿菱縫g85年一

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飯島:窒郭誉ぎ・農事重賂差と瀕壽ヒ省農至是

豹に。言えば,

 ① 器年は「農議産品」を6総元生産して,うち藪発して現金化するもの濠3驚元,現勅の吏ま

生産的ないし生活薦に消費するのは28魯元である。農轟産品の販売率は57%と5蓄を越える。85年

の藪売率は53%で,籟霧として商品経済イヒは深叢りつつあるといえる.日本のr農家経済講査」で

福島察の数麺と比較すると,販売率57%というのは欝欝~55年類の状溌と薄黙されうる。当時の

誓農業懸叡蓋車の現金薮入率」が欝~6馨%である。なお欝83年には鶴島察も欝.2%となって蕎業的

農業化は決定鰭である蹴。

 ②89年にrその飽の家庭経営取入」は至欝元であるが,欝元を自家驚に繕いるだけで縁とんど

は叛売する。8§年も講様である。

 ③郷鎮企業等からの雇羅労賃(原語はr健集体得到豹現金載天」)は講元程でしかない。85年

の2馨元からはやや増撫している。

 ④rその飽非生産性璽金駿入」が隠元と多い。墨稼送金,および冠婚葬祭に奪う金のやりと参

等を含むと思われるが,その内容は詳らかではない。文墨禰に講じくrその飽非生産性瑳金支議」に

齢元を費やしているとあるので,差引の純愛金鮫人は鯵元であり,その猿舞では小さなものであ

る。83年はそれ,ぞれ鱒元と25元なのでかなり増えている。

 ⑤8§卑には一人平均i鯰髭の翼金を着終るないし引ぎ産しており,醜元を貸すないし預金し

ている。85無でも簿記を欝参るか引ぎ産し,饒元を貸すか預金している。一一戸当たり常能人舞は

紺年は達.72メ、なので,i戸盗たりにすると5簿元もの現金の貸倦あるいは引き墨し・預け入れがあ

ることになる。農村蕊での金の貸倦は予想以上に多いと考えられる。ただ差し引ぎすると一人難た

り器年2轡元,85年欝覚で大勢には影響しない.

 ⑥ 器年で生活費麦崖騒彗元のうち自給部分は2欝元,3§%と高い。ただし85年は給%であ鰍

頬痢として生,活薦にも交換経済・薦品経済の影響が強まる方向にあるといって喪いであろう(鶴年,

鱗年と講査農家では逆に馨給挫が強まっているが一罫灘龍統謙隼鑑欝§雌2器質参黙)。現金購

買率では57%あるいは磁%なので,福島難調査と箆較すると,欝欝隼(5L6%),欝総年(欝8冤)

楽舞寺の状溌鋤に近い。

 ⑦経営費矯(露定資産購入は経営費罵とは罰訴算になっているが,本来は藏無撹蔀費として経

嚢嚢網に入れるべぎであると考え,醒のように表示した)は85年に琵§元でうち32%が露給であ

るが,総年には経営内馨給率は27驚と低くなっている。

 ⑧税金あるいは耕等の家蝿機講への上納も,8§年には瀦元と少なくない。一戸平均では2鎗元

以.上,にもなる22}。

2斜 飯島甕男「[福島県の1農家経済」(福島県農業史編纂委員会罫轟轟県農業史 第2巷議轟轟敷 欝8§年)5縫

  頁。

2i) 舞鶴。

22〉 r農具の負挺湊開題になったの紘癬年代聯ばかも。政癒は農罠の麟年の締職人の5%を負鍛金のL鰻と規定

  したが,地方1こよっては長握項馨慧欝,』二百にも及ぶという。/増えた遅憲のひとつ1乳緩の縦割弓讐敵だ。

  饑えば,醸家教鳶委員会嫁校舎を駿築せよと地葺に鮨示し,昆生省は養老録験を整鱗せよと指題する。さら

  に地方敢磨も,這糞免や幹蕩の業績づくり,ひどいときは幹部の飲み食いのために,名臼をつけて集金した

  という」(罫奉藝貸新礫」i§§3年7月3襲篇

一驚§一

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濤  学  譲  集 第62巻第1弩

 以上のような農民のr穣食」駿支そして現物・現金較支から舞擬して,湖詫の農家の讐籔はなお

抽象的・平均的ではあるが,以下のように要約できよう。第iに,r農家」は食糧の基本的謡分を自

給する生存単位としてあるようにみえる。主食そしておそらくは叢菜も農家は嚢給している。農誘

経済体翻鼓革の結集,燧騒分醍された農地を基礎として,主食等は雄ぼ確保でぎるところまでになっ

たが,なおこの自給的翻癒を強く残しているのである。ただその察結約生存単位は,薦場経済の展

醜に薦懸的なものではない。生存の基本線を保障され,余灘労働力をよウいっそうの生活講一とに大

艇賢こ振疹垂費ナることの可護…な,積極的な自給単{立である。

 第2に,農外への就業機会は少なく,現物経済・自給経済の灘蓉を強く残しながらも,露場経済

に苅癒する小商晶生産者の方講へ変身しつつある,ということである。そして,貨整経済に巻ぎ込

まれている度合いも意磐に高い。89年でみると§給の量募が2髄元しかないのに鰐して,現金・貨

整の量翼は6鱒元にも及ぶ。農産物販売や生活難品購入だけでなく,農民相互の金の融通も次ぎな

位置を占めている膜様である。現金での税の納付も大きい。そして農民の消費欲求は,一方の灘南

隻民の濤費増を茎黄嚢で箆て,強擦乏なものがあるといってよかろうゆ

 第3に,商品経済・貨幣経済への突入は,瞬一地域内の比較的瞬質的な農民襲の貧蜜の賂差の拡

大につながる。上昇のチャンスがあれば失数もある。消費が拡大し商品経済参浸透すれば負籏農民

も増えてくる。また農斑講士の金の貸濫縫係が意外に大きいというの慮.改革以醜に鼠にかなウの

程度貧富の蓬があったことを示す、それを更に拡大する契機が鐵てぎているのである。比較的縁質

的な貧しい農罠(農村韓認と一般農民屡との闘の実質的な格差は次ぎいというが)から農民屡の分

化・分解が進む可能性が高くなっていると言って良い。

 しかし周知のことながら,なお全溺的な農民腰の分解には至っていない。蚕簿住畏の2分のi,3

分のi程度の瞬得しかあげられないにもかかわらず,藍農民」はなお村に蜜まらざるを得ない。r農

民」から螺毒戸籍への移動のパイプ蹴はまだ纏い。その意殊から,商品経済・市場経済への積極的

薄癒籠力を潜在化させ,かつ分解の起点ともなる自給的生存単綻と総捲して良いであろう。

(2) 農村労働力の動向と郷鎮企業

 ところで,そうした自給的生存単位が商品経済の荒波に十分に薄癒しうる経営単位に転化するた

めには,大震膜な農罠層分解が進展しなければならない。そしてその分解が額調に進むには,農業

内部における生産力発展と同時に,農舛労鱗毒場の発展・鉱夫が不罵欠である。しかし工業灘,薬

毒欝の経済発展が重要ながら,そこにも膨大な過剰人貸が存在する。鷺紺葎2月鍾浅の中蟹共産主

義青年獲機関紙ζ中国青年幸灘によれば,r馨営企業が抱えている余縄人員解2,馨書○万人,企業改革

などで毎年2春§万人ずつi織を失う」という辮.澄海地区の経済発展はあるものの,揮毒欝1の労簿力事

清も厳しいのである。

 その■一一方で農村地域での遍嚢人員問題について,そのζ中蟹青年報選はr農村地域の余剰労鱗力

23!農村群籍かち龍甫群籍への移動の実状については,牛罐餅経大学黄鴻権氏の談鞘参懇・ぼ福島大学地鞍蕪究遜

  第3巻第2号.毯釜大学地域欝究センタ…,蓋§鍵年,3i頁)。

2萄 甲羅幹郎罫新版現義甲護データブック圭古今諜醗,欝§2年,24頁。

一i欝一

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飯島:毒韓警・義塾童格差と濁涯ヒ省農罠

が現在賛意2,倉轡む万人,欝鱒年代に農轄からはじき墨される労1嚢力が5,轟暮暮万人」と報じている。叢

た,灘詑農村においても,深灘な邊鶏人碧問題に当蔑している。湖跳省の専門プ騨ジェクトチーム

の推霞†によれば(欝競年登用,中灘難経大学歓隆趨初段の紹介数値〉,鱒年の農村労欝力数は2,欝5

万人。うち農業,株業,奮産,漁業に必要な労勝方数はi,365万人に留叢る。従って全体の3盤%の

7鱒万人淋過剰ということになるが,それを農村の第2次産業で2縫万人,第3次産業で琵2万人籔

鞭し,また73万人が馨毒部に転鐵することによって,なお敢然として滞留する部分は解3万人であ

るという。それでも13%が農村遍灘入興として滞留しているのである。

 この問題は馨本においてもつい最近まで難問として残っていた。高度成長の本格イヒした6巷年代初

頭においても,覆島察議会では農家の次三男の就業問題が取静上げられ,集綴は灘外藩罠をその解

淡策として答弁しているのである。日本でこの過剰大饗開題が解決されるのは,やは鯵農外労鱗露

場の広く深い農騒があってからである。そこで農磐就業の問題を箆よう(表2§)。農村労簿力の麟業

先はやはり地区によって次ぎな違いを見量る。上海ではr農抹牧裂漁業」(ヂ農業」であるが,第一

次産業と考えてよい)は鱒%であむ,工業はそれだけで半分籔鞍している。江蘇省も第i次産業は

駅%に留まり,工業で欝%,建築業で7%も鰻験している。それに録して瞬鱗省は第i次産業が

総.6%も占めており,過灘人癖問題の深灘さを窺わせている。湖北省は霞灘省より第i次産業就業

比率は低いが,全醗平均よりは若干高くなっていて総.8%である。工業就業暑比率も全国平均よ参

1ポィン卦以、ヒ低い6.8%である。

 最後にその遜剰大貫縫題を解決する舞り札のひとつとして覇待されている纒鎮企業の動海に触れ

ておこう。表灘に,よれば,8§年の「擁1鎮企業職工ノ、数量ま9,3§7万人で,散華窮款政策嚢前の7暮年

の3、3倍になっている。その中でも工業職工数は6割の5,繊4万人であ参,次いで建築業と蕎業・飲

食業のi,凄総万人である。その職工人数と農村薬の非薬毒戸籍労鱗力全体(夢纏村労鱒力」)とを比べ

ると,78年詩意では麗鎮企業獣業表は農村労轡力の§.2%しか占めていなかったが,89年には22.

9%にまで増大している。ここでも特に鋳年代蕪半の神びが急速である。ただし綴鎮企業の職工人

数には都毒戸籍入興も含まれる。そこで縫会労騰考(現実に就業している労欝者農民総数と考えて

良い)全体に渇する比を見ると,表最右鰻にあるように,湧年蒔点の7%水準から齢年には葺%

近くにまで増えている。

 瀬義者(衰鍵)も全睡的動向とほぼ講様に郷村労鱗力の騰%強.労勝者農民総数(鮭会労騰老)

の欝%蕊後が簿鎮企業に就業している計算になる。豪た8§年代前半の伸びに比して,後半はいか

にも停滞的である。また全圏纏よ杉もr商業・飲食業及びその飽」の比率が高い(8§年の灘靴箆%,

全馨蔦%)。工業の麗麗が弱いのである。

 郷鎮企業を経営主体溺に「郷営」「替営」r連合営」「魑入営」とに分けると,全国平均では麗営が

一経営棒当た参の企業人数は59人,村営蟹人,連合営(ギ達弁」)8.3人,縫入営2.3人となる。郷

営,村営企業は比較釣観護が大ぎく,連合営,魑入営は小さいのである(表32参照)。

 矧紛郷鎮企業就業者のうち醗%は最も経営規摸の小さな(i、警人)鰹入営金業への就業者であ

り,逆に江蘇省や上海毒農民はその多くボ幾摸の大きな露営(一と海玉82人,江蘇簿8人)や村営(上

海72人,江蘇37人)企業に就業しているのである。その意殊で・沿海地区以外の農韓地域では本

格的な耀鎮企業の展畷はなお不十分だといえる。

一蓬聾一

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襲29.各地区郷村労働褐・(主989年)

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飯島:擦畜・農耕箔差と湖愛雀縷斑

 郷営と村営企業のみの就業者をとってみれば,上海は農縁労趣力全体の56.8%にもなう,蕊蘇省

でも25.轡%になるが,湖愛書は㌶.馨%と半蔽し,瞬群雀に至っては6.§%でしかない。全馨平均で

は簸.5%なので,灘北の水準とほ濠一緒である.鐘会労鍵者全体に占める比率は,上海欝.逢%,江

蘇省欝%に,難して,湖愛省,轡灘省は8.§%,5.5%であむ,大きな差がある。全鑓的にみても,工経

営体当た参従業員数の多い郷営・村営の企業紅鱒くものは,労麟老農疑総数の8、?%でしかない(ぎ中

国農業年鑑臆§縫333貰,335頁より計算)。経営規摸が次ぎく経営の基盤もしっか参した纒鎮企業

はなお少なく,家族2人程慶で行う飲食業等の比重が大きいのである。

 湖龍省において,重た中馨農械こおいて,郷鎮企業の発展による農村遺篇入舞問題の解決は,な

お端緒的なものでしかない。膨大な農村遍剰入費を駿駁するにほその基盤はなお弱いのである。

5 新たな政策議題

 野木や韓馨,台湾の農地教革とも比されるべぎ中馨農村経済韓舗の酸革は,膨大な零纏ヂ農家」単

位を翻窪した。その家族霧業を基本にした自給的およびある程度の薄場経済麗臨も可能な農罠単位

の麗麗と郷鎮企業の発展は,中撰農村の琶会的生産力を一挙に蕎めた。しかしこの過程で,食糧・

農業の馨徳問題も鐵ており,憲た92年末での灘龍省でのヒア婁ソグによれば,食糧癒格の懇由化政

策に鐸って,穀物の販売不振・懸路の鰻落といった問題も塞てきているという。講場経済化は必須

だとしても,先進資本主義羅に普遍的にみられるように,農業分局には一定の政治的介入解必要で

ある.とくにこれだけ膨大な小農・遍小農にまったく白韲に生産を任量たのでは,徳搭竈蕩下や,鰯

離農産品の生産量の過不足が必ず獲て,その中で農民驚の分解ぷ進み,貧露な実質土地無し農民が

大量劃鐵されるであろう。後らの存窪は農村藻の治安悪化を招ぎ.結局鮭会的空費を費消せざるを

得ないだろうし,大量の趨霧藻への移動は擁審問題の激化を引ぎ起こすであろう。

 治安態策的発想から綴発するのではないが,8割の農疑を2割の螺薦柱驚に身分的にも所得的に

も近づける,その努力を急漆ねばならないように思われる職.

 改めてよ鯵具体的に言い薩せば,第1に,農民と螺驚住民との藤得格差を是鑑する地賊政策,産

業政策,勝得再分湿政策の整繕が求められている。沿海地区が「先に豊かになる」のはよいとして,

格差の鉱夫の是豊を毒場経済だけに蓬慧ていたのでは,貧毯な農村蕊がどんな反護を起こすとも縷

らない。「塞裕の共有」の具体的政策化が求められているのである。

 第2に,より綴則的課題になるが,まず農産物懸馨政策・食糧零給政策の整序化が急がれな容れ

ばならない。中震農民全体を視野に.入れた場合,農村工業乾政策のみで農家漸得の鶴上が離れるわ

けではない。潮靴農村もそうであったが,やはり農業薮入を安定化させてベースの生活躯分を確か

なものにしておかねばならない.穀勅等の基本食糧,あるいは綿花,猿料作梅等の基本釣農産物に

鰐して,露場経済化のみ主張し,懸格変動華スク蚕でもすべて農民にかぶせるのではなく,農民漸

得の安定と発展そして国民全体への安定的供給の両懸に醍露しながら,食料生産の増進と舞舞を,と

25) 中馨農業についてのこれまでの検言虞よ裏然ながら褻ll塞襲業の分鱗のあ尊方にも逆難窮してくる。とりわ陸轟

  度成長難の農産鞠懸路敗策と農業購造致策は激めてその位置と意義を験離する必要があるように恵わ執る。

  後韓の課題としたい。

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飯島:者藝下暮・農村俸各差と湖涯ヒ省農民

からの強舗ではなく懸緒政策を通して進めて行くことに習熟しなければならないだろう。珪億の胃

袋を講たしながら,8億の懐を暖める癒格政策とは大変な難物であるが。

 この点では蘇年来の食糧政策の白蜜化は大変気になるところである。灘匙省においても食糧売れ

残参が編当地域で発生し,農業銀行が農民に潰すべき穀物買い一とげ代金が支払えず空手形を湧る陰

条」現象等鰯が発生しているという.

 第3に,生産政策,経営政策の蟹癒}では,農業の機械化等の促進が必要だが,さしあた鱗ま機織

化を先行させるのではなく,牽産を含む複合経営的発展を懸る必要があろう。農業構造の零綴性を

問題にする薦に,魑劉経営の最大鰻の可能性を追求してしかるべぎであろう。

 農業生産購造そのものの本賂約分摂を今霧はしていないので,商業的農家経営としての今後の可

籠牲について結論づけることはでぎないが,その経営面積の零綴さからみる銀参,少なくとも水穰,

編花,濃き耕作‘物等の±1雄琴彗舞翌肇{乍物の大観薩葵生産といった方露をま匪1難だと悪、われ,る。 となれ轄f,土

地の鱗約の少ない農産品,侮え醸畜産物の藪売に商品生産の重点を置かざるを得ないであろう。現

に土地嚢積の少ない響燐省農費は畜産に大ぎな力を撮む請けているし,灘靴農疑が畜産への依姦度

を深めたことも表騰の分籍の結論であった。全躯の震妄動鶴からしても毒産物露要は今後さらに紳

びていくであろうし,その重点方向に聞違いはない。ただ土地の講約のない農業は,急速な生産の

発展をもたらすが,遍難生護による懸緒崩落につなが今易い。湖北の小規摸農家は編綴的な商業的

農業の発展のなかでも遠からず,r毒場の問題j r蔑摸の問題盛に薩面する可能性がある。この点は

常に意識しておかね球ならないのであろう。

 第4に,内陸地域での就業機会の増大政策が必要である。灘靴省でも進められている三紋ダム等

のビッグプロジェクトは,環麓への影響といった重要問題を鼓ぎにして当塵の縫題についてだけい

えば,農民の翫得機会を高めるに違いない。また沿灘地区に展醸している工業発展を,さらに1内陸

蕊に拡大する必要があろう。こうした地薮の就業機会拡大の課題を,環境に.渥癒し農地の計錘的保

全に意を購いながら進めねばなるまい。

 1付記1

 本稿は昭郵鑓年護~平浅2年度文藻雀科学醗究費補鋳金「醗懇学籍襲究一大学筒協力醗甕」(蘇究課題名r日中晦

羅経済発襲構造の比較碍究一銭漢欝・福島蟻を幸心とする実態講壷夢,および平磯遵年度~5年度「国焼学徳講究一興

疑麟究」(嚢究課題塩繍中海蟹の主要経済主体のビヘイビアに麗する翼蓬麟比較欝究のによる醗究成聚の一認であ

る。なお故安蜜教授は,昭蕎鈴年度~平浅2年箋プPジェクトの一轟であったが,病気のため残念ながら段々と講査

を共暑こ』することカζできなカ・つた』廓 こダ)争議稿を氏に垂奉{デ,轟纂福を宅斥今ます。ig§3年至是成稿, 7馨一一鑛数稿。

2創 r資本経済新興」1鑓3年5選鷲聚参照。

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