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大阪市の情報システムについて 大阪市 ICT戦略室 -1- 平成291021公共情報システム論

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Page 1: 大阪市の情報システムについてnakano/PublicInfoSys17/Hosoda2017.pdf · ①情報提供系システム(10システム) ②都市情報系システム(12システム)

大阪市の情報システムについて

大阪市 ICT戦略室

- 1 -

平成29年10月21日 公共情報システム論

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- 2 -

大阪市の概要

■ 大阪市の概要 (平成28年10月1日現在)

大阪市章: (みおつくし)

面積:225.21平方キロメートル

行政区:24区

人口:2,702,033人

世帯:1,373,670世帯

職員数:30,023人

平成29年度当初予算:3兆8,340億円

サクラ

一般会計 1兆7,626億円特別会計 2兆 714億円

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大阪市の情報システムの現状 平成29年度

- 3 -

・業務系ネットワーク主に市民の情報を扱うシステムで利用するネットワーク60施設に敷設 端末数 4,700台

提供サービス:大量印刷基盤、システム間連携基盤、システム共通運用基盤

・庁内情報ネットワーク主に内部事務処理用のシステムや職員のOAで利用するネットワーク350施設に敷設 端末数 17,000台

提供サービス:メールシステム、グループウェア、ポータルサイト

■ 情報システムの整備状況

■ 共通ICT基盤等の整備状況

※ 交通・水道・学校園除く

市民への情報提供を目的とするシステム

・大阪市ホームページ(パソコン、スマホ向け)

・OPAS・スポーツ情報システム・図書館情報提供システム・生涯学習情報提供システム

・電子申請システム・電子調達システム 等

【 24システム】

市民の情報を扱うシステム

・住民基本台帳等システム・税務事務システム

・国民健康保険等システム・介護保険システム・総合福祉システム・戸籍情報システム

・被災者支援システム 等

【52システム】

内部事務処理用のシステム

・文書管理システム・財務会計システム・職員情報システム・勤務情報システム

・ソフトウェアライセンス管理システム 等

【 50システム】

まちづくりを支援するシステム

・危機管理情報システム・道路橋梁総合管理システム・下水道総合情報システム・建築行政支援システム・環境データ処理システム・消防情報システム・統合型GIS 等

【42システム】

全体

168システム

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- 4 -

ICT

戦略室

【企画担当】 27名■ICT戦略の全体総括■全庁共通ICT基盤の企画・整備■情報セキュリティ対策■行政オンラインサービスの推進■社会保障・税番号制度に係る企画及び連絡調整■ ICTを活用した情報発信力強化

【活用推進担当】 28名■情報システムの企画・開発・運用にかかる総合調整及び業務・システム最適化■ICT活用にかかる各所属支援■ICT人材育成■最先端ICT活用の企画・調整■全庁共通ICT基盤の運用■社会保障・税番号制度にかかる情報システムの整備・運用■中央情報処理センター及び別館の管理・運営(BCP含む)

室長

部長

課長

課長代理

係長

係員臨任等

1 2 4 4 13 30 2 56

体制 CIO、CISO=ICT戦略室長

ICT戦略室の体制 平成29年度

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- 5 -- 5 -

第1 Period ~事務機械化 汎用機処理の時代~・S25年 会計事務パンチカードシステムにより処理開始・S28年 税務事務開始・S30年 給与事務開始・S35年 行政局機械計算課設置 電子計算機導入 国保賦課事務処理開始・S42年 計算センターに名称変更 データ処理はカードベース→磁気テープへ移行開始・S46年 船場センタービル3号館に移転・S50年 F社 電子計算機に機種変更・S57年 事務管理課から「事務機械化の企画事務」移管・H03年 行政調査課から「パソコンのOA化企画業務を移管 H社電子計算機に機種変更

第2 Period 大阪市情報化計画 ネットワーク化 汎用機処理からクライアントサーバへ・H04年 情報企画課 (課名変更)・H06年 大阪市情報化計画策定、概ね10年間の計画・H07年 住民基本台帳の広域サービス実施(各区役所汎用機のネットワーク化)・H08年 行政情報提供システム スポーツ情報・施設利用システム運用開始

情報提供系ネットワーク運用開始・H09年 税務事務システムの一部運用開始 業務系ネットワーク運用開始・H11年 国民健康保険システム 財務会計システム 介護保険システム 運用開始・H13年 情報システム推進課(課名変更) HP基盤運用を広報報道から移管・H14年 庁内情報ネットワーク 運用開始 住民基本台帳事務システム 再構築運用開始・H15年 総合福祉システム 職員情報システムの運用開始・H17年 文書管理システム運用開始(Web方式)

第3 Period ~ IT改革 IT適正利用の推進へ ~・H18年 総務局行政部IT化担当(担当制へ移行)「電子自治体推進アクションプラン」策定 一人一台パソコン整備完了

・H19年 総務局 行政部IT担当(名称変更) IT改革監に外部人材を登用行政事務における情報通信の適正な利用に関する規程他関連規程の策定

・H20年 IT改革実施基本計画 各種ガイドライン策定 経費の節減、業務・技術の変化への対応・H22年 IT改革の評価、継続課題整理⇒IT適正利用への移行準備・H23年 IT適正利用推進計画策定 IT適正利用推進体制整備 IT統括担当部長 IT統括課設置・H27年 住民情報基幹系システム統合基盤 運用開始 すべての汎用機を廃止

住民基本台帳事務システム、税務事務システム、総合福祉システム 再構築運用開始・H28年 ICT戦略室設置 室長兼CIOは外部人材 大阪市ICT戦略及びアクションプラン策定

<他自治体>

・基幹業務を汎用機からWebシステムへ移行開始・C/Sシステム一部導入

・住民向けWebシステム拡張

<他自治体>

・基幹業務は汎用機拡張・C/Sシステム一部導入

・住民向けWebシステム導入

<他自治体>

・基幹業務に汎用機導入開始

ICT利用の経過

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大阪市情報化計画(平成6年策定)

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・平成17年3月に総務省が策定した「地方公共団体における行政改革の推進のための新たな指針」により、「レガシー(旧式)システムについては、改善・刷新に取り組んでいく」とされたことを受け、各自治体では汎用機等のレガシーシステムの見直しとオープン系システムへの移行に取り組んできた。

■ 情報化計画によるシステムの整備

■ 他の自治体におけるシステム整備の状況

①情報提供系システム(10システム)

②都市情報系システム(12システム)

③住民情報系システム(10システム)

④内部情報系システム(4システム)

・平成6年10月 情報化計画を策定し、市民生活の利便性の向上や内部事務の大幅な省力化・効率化が見込まれる業務について、順次オープン系システムを基本に開発してきた。(平成6~平成16年度で概ね完了)

情報化計画による

システム整備

※この他に情報化計画に記載された外のシステムも同時期に多数構築された

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- 7 -

●大規模システムは、ほぼ運用段階に入り、平成16年度にはほとんどのシステム

開発は終了していたが、 ICT関連経費は平成17年度以降も毎年十数億円

増加していた。

※注)平成18年度予算までは、ICT関連経費について一時経費・経常経費別の集計を行っていない。

■ ICT経費の推移(平成17年度~平成19年度)

平成17年度

当初予算額

億円

171

億円

153

億円

140

平成18年度

当初予算額

平成19年度

当初予算額

約13 億円

約18 億円

平成6年度~平成16年度

情報化計画により10カ年でシステムやネットワーク基盤

を段階的に整備

平成19年度までICT関連経費は年々増加の一方であった

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①手処理の手順をそのままシステム化したり、レアケースまでシステム化する傾向にあった。

システム規模が肥大化し、保守・改修が割高になる。

②システム開発は競争入札で業者を決めるが、運用保守は開発業者と特名随意契約している。

競争性が働かず、運用保守経費が高止まりする。

③システムの急増で担当者の教育が追い付かず、本市職員に運用保守業者と対等に交渉できる十分なスキルが備わっていない。

提案内容の適正性が判断できず、業者の言いなりになってしまう。

④制度変更等によるシステム改修や運用保守に係る業者の経費見積もりに内訳明細がなく、いわゆる一式として見積られていた。

システム経費の根拠が不透明になるとともに、まかせっきりが進んでしまう。

- 8 -

経費増加の主な原因は次のとおり

☆原因は判明したが、これらの問題解決に必要な専門性の高いスキルを持った人材が本市内部に存在せず、実行していくための強力な権限もなかった。

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平成19年度よりIT改革を実施

民間から局長級の職員としてIT改革監(CIO補佐)を採用しIT改革を推進(H19年度~22年度の4年間)

- 9 -

■ IT改革のためのルール(規程)の制定

■ IT改革を実施するための体制づくり

市長(CIO)

IT改革監(CIO補佐)

各局

最高情報統括責任者(CIO)として局横断的なIT改革を指示

各局

指導

財政局 契約管財局

協力

IT改革監による指導の実効性を補完するため、

予算要求や契約時にIT改革監の承認済みかをチェック

提案

行政事務における情報通信の技術の適正な利用の推進に関する規程(平成19年4月1日制定)⇒平成28年4月1日に大阪市ICT戦略の推進に関する規程に名称変更

・推進体制や役割(各局への指導等)について定めた

※H26年度から総務局長、H28年度からICT戦略室長がCIOに就任

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ICT経費抑制の取組み成果

H20年度予算額

約159

億円

H19年度予算額

約171

億円

H21年度予算額

約158

億円

H22年度予算額

約149

億円

H23年度予算額

約137

億円

H24年度予算額

約144

億円

H25年度予算額

約152

億円

H26年度予算額

約158

億円

約59

億円

約90

億円

約93

億円

約65

億円

約96

億円

約63

億円

約64

億円

億円

107

約49

億円

約88

億円

約78

億円

約66

億円

約76

億円

約76

億円

約79

億円

約79

億円

H27年度予算額

約153

億円

約75

億円

約78

億円

H28年度予算額

約157

億円

約78

億円

約79

億円

【一時経費】

対前年度比:▲約15.7億円

新規・再構築の開発経費や制度変更に伴う改修経費、機器の更新(5~6年に1度)に伴う経費など、その年その年に発生する経費。

【経常経費】

対前年度比:+約0.6億円

運用保守費、機器リース費、回線費用などシステムを運用する上で毎年必要となる経費

H29年度予算額

約142

億円

約62

億円

約80

億円

(平成29年2月現在)

- 10 -

★ICT関連予算については、交通・水道・学校園を除く

新たなシステムを構築しつつも、経費を縮減してきた。平成19年度予算を基準に経常経費の抑制に努めているがここ数年は横ばい状態が続いている。

IT改革監によるIT改革の推進

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- 11 -

情報システムのライフサイクル

開発

1~3年

機種更新

(一時経費)

1~2年

再構築

1~3年

機器の寿命

5~7年 システム全体の寿命

10~15年

運用・保守

機器、回線使用料

(経常経費)

コスト

制度改変等による改修

(一時経費)

開発費

(一時経費)

再構築

(一時経費)

運用・保守

機器、回線使用料

(経常経費)

制度改変等による改修

(一時経費)

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CIO(ICT戦略室長)

情報システムに係る相談・指導

基幹系システム統合基盤等の整備

共通ICT基盤【通信ネットワーク・統合ファイルサーバー・メール 等】

情報統括責任者(A区副区長等)

情報統括責任者(B局総務部長等)

業務システム

ICTの利用

A区ICT管理者(総務課長)A区ICT主任(担当係長)

業務担当者

運用

発注

予算

業務システム

ICTの利用

B局ICT管理者(総務課長)B局ICT主任(担当係長)

業務担当者

運用

発注

予算

・共通ICT基盤の運用・中央情報処理センターの運営・共通サービスの提供

・ICT調達適正化に係わる協議・チェック・ICT活用能力の向上・研修・情報セキュリティ対策の指導・支援

ICT戦略室

指示・指導

相談・指示

ICT戦略推進規程等の各種規程・要綱

大阪市ICT戦略、アクションプラン

各種ガイドライン等

開発

A区役所 B局・・・・・・・・・・・・・・

CIO補佐企画担当部長

活用推進担当部長

大阪市のICTガバナンス

開発

・・・・・・・・・・・・・・

本市の住民情報系基幹システム(住民基本台帳、税務事務、国民健康保険等・介護保険・総合福祉)を中心に、操作端末、プリンター、ストレージなどをシステムごとに用意するのではなく、共有化することで、経費の削減等を図ることを目的に、ICT

戦略室が主体的に整備を行っている

・行政事務におけるICT利用適正化は、ICT戦略室が行う各局システムの調達に係わる協議・Checkを基本に進める

・局横断的な調整や指示が必要な場合は、CIO補佐と相談の上、CIOから各局等情報統括責任者に指示

・ICT戦略室は、CIOの指示により、共通ICT基盤の整備運用を行う

- 12 -

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ICT調達審査のしくみ

- 13 -

・ICT調達をシステムの企画から運用・保守、見直し、更新・再構築までのライフサイクルの管理として定義し、CIO補佐(ICT企画統括責任者、ICT活用推進統括責任者)による審査を実施し、ICT調達の適正化を図るとともに、ICT調達ガイドラインを整備し、各部局のICT調達事務の標準化、適正化を行う。

新規・更新・再構築業務・システム企画

予算要求前審査

大阪市ICT戦略の推進に関する規程・ICT調達ガイドライン等を策定し、市長部局のICT調達の相談・指導・コントロール

予算化

【ICT関連予算審査・承認】◎予算要求内容Check・要件・方式・調達方法・予算の妥当性

発注入札契約

【ICT戦略推進規程22条協議・承認】◎調達Check・調達仕様書・調達スケジュール

開発

運用保守改修

【運用・保守・改修に関する17条・ 22条協議・承認】

業務システム分析見直しBPR

【ICT戦略推進規程16,17条協議・承認】◎ICTを活用した施策、情報システム化の企画・計画内容(範囲・方式・時期)・既存システムとの整合性

Plan→Do→Check→Action

CIO 補佐

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・複数年契約を前提とした入札を実施

開発だけでなく、その後の運用も含めたシステムのライフサイクル単位(7~8年程度)での一体的な入札を行うことで、トータルコストでの競争性が働くようになった。

・総合評価方式による業者選定を行った。

請け負う価格の比較だけでなく、機能の優位性も考慮することで、システムコスト、市民サービス、職員の人件費など、トータルで本市にとって最も有利となる契約を締結できるようになる。

ICT調達審査に係る職員業務 (1/2)

・一式による費用見積りは認めず、詳細な内訳明細書の提出を義務付けた。

・SE(システムエンジニア)やPG(プログラマ)などの作業単価や作業工数を明確化した。

・依頼作業の工数について、予定と実績に開きがないかの管理を徹底した。

業務委託している作業内容や作業量を可視化することで、管理すべき内容が明確になり経費の無駄を省くとともに、契約時において適正な交渉が可能となった。

- 14 -

■ 経費の見える化を徹底指導

■ 調達方法の改善を指導

・学校財務会計システム(開発:平成21年度~)(現:校園ネットワーク業務システム)・財務会計システム(1次開発:平成22年度~)・統合基盤システム(開発:平成23年度~)・税務事務システム(開発:平成24年度~)・住民基本台帳等事務システム(開発:平成24年度~)・総合福祉システム(開発:平成25年度~)・国民健康保険等システム、介護保険システム(開発:平成27年度~)・大阪市庁内情報ネットワーク(開発:平成28年度~)

事例

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・情報提供依頼(RFI)を基に事前に利用技術や費用等を検討し、システム形態を検討

・ASP利用(クラウド利用) 市でシステムを所有せず、システム自体をサービスとして利用

・パッケージシステムの利用 オーダーメイドではなく業務手順を見直して既成品を採用することで、導入費と維持費を削減

・システム統合 共同開発や機器や回線の共用等、集約化によるコスト削減

ICT調達審査に係る職員業務 (2/2)

- 15 -

事例

・・・

・・・

・・・

■ 近年の技術革新を踏まえた最適なシステム形態を指導・助言

・財務会計システム(1次開発:平成22年度~)・被災者支援システム(導入:平成25年度~)・工事積算システム(導入:平成25年度~)・大阪市ホームページ運用管理システム(開発:平成27年度~)・道路台帳システム(導入:平成27年度~)・教職員情報システム(開発:平成28年度~)

・ふるさと寄附金インターネットクレジット収納システム(利用開始:平成21年度)・電子申請・アンケートシステム(利用開始:平成23年度)・オーパススポーツ施設情報システム(利用開始:平成25年2月)・企業情報データベースシステム(利用開始:平成25年10月)・大容量ファイル送受信サービス(利用開始:平成27年4月)

・国民健康保険等システム、介護保険システム(開発:平成27年度~)・準公営企業財務会計システム(開発:平成22年度~)

事例

事例

これらの取り組みによりICT関連経費(経常経費)の継続的な削減を実現している

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ICT利用適正化の取組み継続(平成23年度から)

- 16 -

■ 適正なICT調達を維持していくための全庁的なノウハウの共有化

・ICT調達ガイドライン、プロジェクト管理標準などの手順書や契約書、仕様書などのサンプルを策定・公開し、各部署に対し指導を行う。

■ 専門家のノウハウを引き継いだ本市職員によるチェック体制の継続

・ICT改革は終了したが、ICT調達の様々なノウハウ等は組織として蓄積できた。

・IT改革で改善されたことを元に戻さないように、この間の実績ある手法を用い、外部に頼らずICT部門の職員が中心となってICT調達のチェック体制を継続して行う。

・非常勤のICTアドバイザーを設置し、外部の専門的知見から指導・助言を得る。

■ 制度改正や技術革新への的確な対応

・法律改正による制度改正等にも的確に対応しつつ、最新のICT技術動向等を研究しながら、その時々の最も効果的な手法を研究・検討し、導入に向けたガイドラインの策定や改訂を行う。

平成19年度から行ってきたIT改革で改善されたことを元に戻さないために平成23年から5年間の実施すべき施策や取組みをまとめた「IT適正利用推進計画」を策定し、ICT利用適正化の取組みを継続してきた。

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- 17 -

■ ICTの徹底活用

Ⅰ 情報インフラの活用(Wi-Fi、IoT等)

Ⅱ 積極的なデータ活用の促進(オープンデータ、ビッグデータ)

Ⅲ 最新情報環境への適切な対応(モバイル・ファースト)

Ⅳ 施策における徹底活用

Ⅴ 効果的・効率的な行政運営

■ ICTの適正利用

Ⅰ ICT経費の抑制

Ⅱ システムの安全性・信頼性の向上

大阪市では、最先端ICT都市の実現に向け、平成28年3月に「大阪市ICT戦略」と「アクションプラン」を策定し、平成28年4月に市長直轄組織となるICT戦略室を設置し、「ICTの徹底活用」と「ICTの適正利用」を基本に取組みを進めている。

大阪市ICT戦略の推進

具体的な計画はアクションプラン

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Ⅰ 情報インフラの活用

■公衆無線LAN(Wi-Fi)市民ニーズ把握・整備促進

■都市基盤施設維持管理へのICT活用

■都市の安全・安心向上実証実験

■防災(アプリ、ICT活用、業務システム復旧計画)

Ⅱ 積極的なデータ活用の促進

■オープンデータ専用サイト構築

■ビッグデータ活用実証実験

■オープンデータ・ビッグデータカンファレンス

Ⅲ 最新情報環境への適切な対応

■市民向け情報のスマートフォン対応

■ICT活用による行政事務の改善(BPR)

Ⅳ 施策における徹底活用

■教育ICT(全小中学校タブレット、校務支援)

Ⅴ 効果的・効率的な行政運営

情報ネットワークの活用について取り組む。また、最先端のICTを有する企業等との実証実験を誘致し、常に時代をリードする都市をめざす

オープンデータを推進し、公共が持つデータの公開・活用につとめるとともに、民間のビッグデータ等と連携し新たなビジネス創出を図る

モバイル端末の普及に対応し、市民が求める情報を迅速・効果的に伝えるとともに、申請・届出の仕組みづくり、民間アプリ活用をすすめる

ICT戦略に掲げるめざす姿の実現に向けて、重点的な施策におけるICTの徹底活用に取り組む

ICT活用を徹底活用し、効果的・効率的な行政運営に取り組む

■市民協働促進(シビックテック大阪)

■市ホームページのリニューアル

■マイナンバー活用による証明書全廃検討

■スマホアプリ

■市税クレジット収納及びWeb口座振替受付サービス

大阪市ICT戦略 アクションプラン (ICTの徹底活用の具体的な計画)

- 18 -

アクションプラン(平成27~29年度)

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- 19 -

大阪市情報通信ネットワーク概略図(非公開)

省略

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大阪市情報通信ネットワークの運用保守(1/4)

ネットワークの規模

- 20 -

<業務系ネットワーク>

・ 拠点数 約60箇所

・ 端末台数 約4,700台

・ ユーザ数 約16,000ユーザ

・ 基盤サーバ数 15台

・ 業務システム数 12システム

<庁内情報ネットワーク>

・ 拠点数 約350箇所

・ 端末台数 約17,000台

・ ユーザ数 約26,000ユーザ

・ 基盤サーバ数 約100台

・ 業務システム数 約30システム

<LGWAN接続系ネットワーク>

(平成29年7月構築、個人ユーザID無し)

・ 拠点数 約80箇所

・ 端末台数 約250台

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大阪市情報通信ネットワークの運用保守(2/4)

運用保守体制

- 21 -

<職員> 6名(両ネットワーク兼務者含む)

・ 業務系ネットワーク担当 6名

・ 庁内情報ネットワーク担当 4名

<NW運用保守業者(常駐)> 8名(仕様書で最低限必要な体制を定めている)

・ 統括業務 1名

・ ヘルプデスク業務 2名

・ 申請代行業務 2名

・ 運用代行業務 1名

・ ネットワーク接続構成管理業務 2名

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大阪市情報通信ネットワークの運用保守(3/4)

主な運用保守業務(1/2)

- 22 -

(1)プロジェクト管理業務

①スケジュール・進捗管理 ②懸案管理 ③障害管理 ④作業工数管理

(2)各定例会議対応

● 全体定例会議 1回/月

● サーバ・パソコン保守定例会議 2回/月

● ネットワーク運用定例会議 1回/月

● ネットワーク稼働及びセキュリティ保守定例会議 1回/月

(3)ヘルプデスク業務 約870件/月

①問合せ対応 ②日常運用確認 ③利用部門との各種調整

(4)申請代行業務 約450件/月

①問合せ対応 ②申請対応

(5)運用代行業務

①問合せ対応 ②日常運用保守作業 ③申請による設定作業

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大阪市情報通信ネットワークの運用保守(4/4)

主な運用保守業務(2/2)

- 23 -

(6)ネットワーク接続構成管理業務

①工事指示書作成及び接続指示書作成 ②パッチ作業 ③工事設計支援

④構成情報の管理

(7)定例運用保守業務

①ウィルス定義ファイル、セキュリティパッチ、各種配信ソフトウェアの適用・更新

②システム稼働状況調査及び改善 ③運用課題管理・検討作業

④ファイアウォール稼働監視 ⑤バックアップ作業及び媒体管理

⑥ドキュメント管理 ⑦ソフトウェアリリース情報調査 ⑧組織改正対応

(8)非定常運用保守業務

①個別依頼対応 ②業務システム対応 ③セキュリティ調査対応

④外接運用管理 ⑤ソフトウェアのバージョンアップ ⑥ツールの簡易な改修

(9)問合せ対応(SE)

(10)障害対応

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- 24 -

最近の主な取組みの紹介

1. 自治体情報セキュリティ強化対策

3. 庁内コミュニケーション基盤の再構築

2. 最先端ICT装備都市推進事業

・地域の見守りサービスモデル事業

・オープンデータ・サイト運営

・職員の業務支援におけるAIの活用事業

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自治体情報セキュリティ強化対策

サクラ

出典 総務省|報道発表資料「平成27年度地方公共団体情報セキュリティ強化対策費補助金の第1回交付決定」http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01gyosei07_02000034.html

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平成29年度の最先端ICT装備都市推進事業(ICT戦略室) 【98,048千円】

最先端のICTを活用し、都市の安全・安心向上の取組みをすすめるため、民間事業者から実証実験プロジェクトの提案を募り、実施する。①地域の見守りサービスモデル事業 ( 4,740千円)

本市におけるオープンデータの利用を促進するため、オープンデータ専用サイトを運営する。①オープンデータ・サイト運営 ( 1,866千円)

スマートフォンをはじめモバイル端末の普及に対応した情報発信や民間アプリの活用をすすめ、変化の激しい情報環境の変化に適切に対応していきます。①スマートフォン向け情報提供促進 ( 435千円)

地域資源の可視化をテーマとしたハッカソンや、スマートフォンを活用したまちあるきなど地域における活動を支援する。①市民協働促進・公共アプリ開発促進支援 ( 238千円)

行政運営にかかる業務遂行においてICTの徹底活用をすすめ、効果的・効率的な行政運営を実現する。①ペーパーレス化による業務効率化モデル事業( 106千円)②タブレット・モバイルパソコン短期貸与事業 ( 4,441千円)③行政手続きのオンライン化推進に向けた電子システムの再構築検討 (31,804千円)

④職員の業務支援におけるAIの活用事業 (49,703千円)⑤タブレット端末を活用した遠隔手話・外国語通訳支援モデル事業 ( 1,426千円)

ICTの徹底活用にかかる有識者等からの助言、最先端ICTに係る各種調査・活動等を行う。①有識者報酬 ( 1,157千円)②ワーキンググループ分野別専門家 ( 572千円)③管外出張・活動費等 ( 1,560千円)

(3) 最新情報環境への適切な対応(モバイル・ファースト) 【435千円】

(1) 情報インフラの活用 (Wi-Fi、IoT等) 【4,740千円】 (2) 積極的なデータ活用の促進(オープンデータ、ビッグデータ) 【1,866千円】

(4) 施策における徹底活用 【238千円】

(6) 事務費及び調査費 【3,289千円】(5) 効果的・効率的な行政運営 【87,480千円】

最先端ICT装備都市推進事業

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最先端ICT装備都市推進事業(地域の見守りサービスモデル事業)

ICTを活用した地域ぐるみの見守り活動の実現を目的に、ビーコン(小型発信機)と基地局(定点検知器)に加え、スマートフォンアプリを利用した子どもの見守りサービスの実証実験を行い、都市部においてもサービスが適切に機能することの検証のほか、サービスの効果検証や、本市への導入・展開に必要な要件の検討等を行う。

【見守りサービスの概要】・見守り対象者にビーコンを携行してもらい、基地局や見守りアプリに接近した際にビーコンを検知。

・検知情報(識別情報、位置情報、時間情報等)がネットワーク経由で見守りシステムに登録される。

・見守り対象者の保護者が見守りシステムに照会をかけることで、検知履歴を閲覧できる。

【期待される効果】・こどもの居場所を保護者が都度確認できることで、安心感を提供できる。また、問題が発生した際には、早期に認識ができる。・行方不明者の捜索の際には即時に検知状況を確認できるため捜索の一助になるなど、地域の見守りに従事する方々の人的な負担軽減が期待される。・ボランティアアプリ(スマートフォンアプリ)を活用する見守りネットワークを形成することで、これまでのボランティア活動よりもより気軽に参画できるようになり、市民協働が促進される。・子どもの動線の“見える化”(データ化)により、安全・安心なまちづくりのための施策検討に活用できる。

基地局(定点検知器)

見守りアプリ

ビーコン(小型発信器)

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最先端ICT装備都市推進事業(オープンデータ・サイト運営(1/2))

• 大阪市オープンデータポータルサイトは、大阪市が保有する公共データを二次利用について明示し、提供(公開/オープン化)するポータルサイトとして、平成28年3月17日より開設

• オープン化されているデータセットに関わる知的財産権等の権利は,各データセットの詳細ページに記載されているクリエイティブ・コモンズ・ライセンス(以下「CCライセンス」という。)のライセンス条件の範囲内で利用することが可能

• 平成29年1月より大阪市HPに掲載したデータとの自動連携を開始

https://data.city.osaka.lg.jp/

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• 大阪市オープンデータを活用したサービスやアプリケーション等を紹介。

【例】PUSH大阪

• 外部のアプリとオープンデータポータルサイトが、人の手を介さずデータ送受信を行う機能。 ※現在、API機能で提供中のデータは、マップナビおおさかの地図情報やイベント情報。

API機能

CSVファイルを定期的に読取り

データ要求

データ提供

活用事例

データカタログ

市HP等ODポータルサイト

API機能

市HPの更新情報(オープンデータ)

利用者が事前に登録した条件に合致したHP更新があれば、配信

• 大阪市オープンデータを一元的に管理する機能。

ODポータルサイト

データカタログ

検索

求めるデータを閲覧・ダウンロード

市HP等情報連携

登録データセット数の推移

4,000

16,000

10,000

• データカタログから、求めるデータを検索できる。

• 平成29年6月現在、6件の事例を掲載。

4,552(2017.1.19)

15,473(2017.6.1)

最先端ICT装備都市推進事業(オープンデータ・サイト運営(2/2))

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最先端ICT装備都市推進事業(職員の業務支援におけるAIの活用事業)

ベテラン職員の大量退職や雇用形態の多様化に伴う経験値の異なる職員の増加、短いサイクルでの人事異動等に対応するため、職員が従事する各業務に必要となる知識をサポートするAI(人工知能)を導入することによって、業務効率化と市民サービスの質の向上を図るとともに、ベテラン職員がこれまで培った知識・技術の継承を行い、次世代の人材育成に役立てる。

【概要】・制度が比較的安定しており、ノウハウが蓄積されている戸籍業務のうち、市職員による「判断」が必要な業務と「審査」業務を対象に、東淀川区役所と浪速区役所をモデル区として実施。

・マニュアルやFAQ、一問一答などの大量のデータをAIに覚えこませる作業とAIの回答の良し悪しを評価(フィードバック)する作業を繰り返し、AI回答の精度を高めることと質問回答の幅を広げることに取り組む。

【期待される効果】・業務効率化による職員数削減・対応時間の短縮による市民サービス・市民満足度の向上・ベテラン職員の業務知識の継承

届出や問い合わせ内容に対して職員が「審査」・「判断」

市民からの届出、問い合わせ

AIに問い合わせ(テキスト入力)

AIが単語ではなく全体の文意を理解し、回答をパソコン画面に提示

滅多にないケースだな。。

中国人を養子にする場合はどうしたらいいの?

質問の内容は「日本人が中国人を養子とする場合の取り扱い」です

ね?

回答は以下になります:

日本人が中国人を養子とするためには。。。

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メールスケジューラタスクサービス

在席管理チャットWeb会議サービス

庁内ポータルサービス

災害用サイト

庁内情報ネットワーク自宅・出張先

本庁 事業所・分庁舎

データセンター庁内ポータルサービス

所属・チーム・個人サイト

ファイルサーバサービス

新コミュニケーション基盤構成概要(平成30年度より利用開始)

Outlook

Skype

Internet Explorer

Outlook

SkypeInternet Explorer

Skype

Internet Explorer

クラウドサービス

庁内コミュニケーション基盤の再構築

個人所有のスマホやPCを利用してコミュニケーション基盤の一部サービスを利用可能

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執務室

自宅/庁外

会議室

執務室区役所等の各拠点

(来庁者)

セキュリティゲート

監視カメラ

本庁/各局等

会議室

窓口

電話やプリンタの場所に縛られず好きな場所で業務できる

拠点が別れても同じ画面を共有してペーパレスで会議ができる(会議のための出張が不要)

将来的に想定される施設設備のネットワーク化、公衆無線LAN提供、IP電話導入、 IoT等にも対応できる

PC・プリンタ台数が集約されスペースが有効利用できる(OA事務・LGWAN・基幹用

を1台に集約)

WEB

メールWEB

会議チャット

災害用掲示板

コミュニケーション基盤

自席・出張先(シンクライアント)・自宅(テレワーク)のどこでも1台のPCで業務できる

1台のPCで通常業務や出退勤・スケジューラが利用できる

どこからでもメール利用、WEB会議参加できる

執務環境の高度化による場所にとらわれない柔軟な働き方の実現・フリーアドレス化・テレワーク化を実現するためにICT環境(無線LAN・IP電話・テレワーク 等)を導入

・ペーパーレス化を推進するために情報の電子的共有(WEB会議・プロジェクタ 等)の活用促進・一人一台PC利用による業務遂行を実現するために端末仮想化(シンクライアント)環境を導入⇒これらICT環境の実現及び将来的に発生する環境の変化に対応するために柔軟で強靭なNWを構築

「場所にとらわれない働き方」の実現に向けて

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第2回大阪市ICT戦略本部会議(平成29年6月23日)資料より