海外の国際ワークキャンプ - hosei...2014/05/09 · 魅力その①...
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★魅力その① 自分にもできる!国際協力
国際協力に興味はあるけれど、何からはじめていいかわからない。自分の目で、現状を見たい。
将来、開発援助の現場で働きたい。・・・など、あなたが触れてみたいと思った現場がそこにはあります。
スタディーツアーとは違い、地域の方々と寝食を共にし、地域のために一緒に汗を流して働くのがワークキャ
ンプスタイル!リアルな現地の暮らしに触れながら、地域のニーズに合わせて、自分たちなりの地域貢献に取
り組みます。
★魅力その② 国際交流で世界とつながる
ワークキャンプでは国・言語・文化・宗教・性別・年代を超えて、力を合わせてボランティアワークをし、交
替で食事を作り、寝るときは枕を並べ、時にはぶつかることも。そんな等身大の交流が、真の信頼関係を築き、
一生の友だちとなることも。“知らなかった誰か”が“大切な仲間”に。そんな一歩一歩が、平和な世界を創
ることに繋がります。
<一覧表>
コード 開催地 開始 終了 主なワーク 共催団体
VYA/10 台湾 08/06 08/19 店舗の装飾・生産物販売など地域活動へ参加 Vision Youth Action
NICE/14-59 スリランカ 08/08 08/21 児童養護施設で子ども達に遊びを企画 Green Volunteers for Green Future
NICE/14-63 カンボジア 08/11 08/17 コミュニティ学校で英語や日本文化の授業運営 Cambodia Youth Action
YSDA/08 フィリピン 08/11 08/20 子どもへのセラピー活動 Youth for Sustainable Development Assembly
NICE/14-65 インドネシア 08/13 08/26 川の清掃や環境教育ワークショップの企画 Indonesia International Work Camp
MCE/13 モンゴル 08/17 08/30 農地整備や子どもへの教材作り Mongolian workCamps Exchange
NICE/14-70 タイ 08/21 09/01 伝統的な無農薬農業のお手伝い DaLaa
NICE/14-71 ベトナム 08/23 09/03 洪水で被害を受けた幼稚園の修復 Solidarity Jeunesse Vietnam
NICE/14-74 インドネシア 08/27 09/09 売春宿街で、子どもの遊び等を企画。 Indonesia International Work Camp
NICE/14-77 スリランカ 08/31 09/13 オーガニック農場で農作業手伝い Green Volunteers for Green Future
NICE/14-80 マレーシア 09/02 09/11 世界遺産の建物修復や異文化交流企画 Melaka World Heritage Office
海外の国際ワークキャンプ
VYA/10 My Happiness Shop (台湾 Luigui) 8/6(水)~8/19(火) 文化活動 10人・現地 10人
背景:VYA(Vision Youth Action)は 02年設立の青少年のための教育・
文化NGOで、政府と緊密に協力しながら数種類の指導者訓練プログ
ラム、国際青少年交流やインターンの海外派遣、青少年情報センタ
ーの運営等に取り組む。国際ワークキャンプの開催に燃え、07年から
NICEと共催、09年から予定通り自立しました。若者達が強く純粋な意
欲で企画し、評価が高く、とてもオススメです!
Liuguiでは環境保護、英語による文化交流、コミュニティ活性を目
的としたプロジェクトを実施している。今年で 2回目。昨年は日本・韓
国・香港・イタリア・フランス・台湾各国を紹介する美しい壁画がボラン
ティアによって完成され、地域と密に連携。今年新たに Liuguiの地産
物を販売する Liugui Happiness Shop が生まれた。
仕事:①地元の女性たちが文化・教育・観光・環境・産業・福祉の
6つのテーマに由来した地域の魅力が伝わる商品を販売してお
り、ボランティアは乾燥マンゴー、地産茶の販促やプロモーショ
ン、店舗の内装装飾を手伝う。
②地域の高齢者や子ども達との文化交流を企画する
場所:多文化民族から成る 高雄市 LiuguiはBaolai温泉の源泉地
と果物で知られる。2009年 8月、台湾に上陸して記録的な豪雨を
もたらし、多数の死者を出した Morakot台風では Liugui も深刻な
被害を受けた。その後、地域主体の高齢者支援や文化推進を通
じた地域再活性が進んでいる。
宿泊:ドミトリー型宿泊施設(予定)
企画者・参加者の声:(2013 年台湾の別プロジェクト参加者より)
海外に行って外国人と話をする中で思ったのは、英語を話せる人
の方が、色々な話を沢山出来て深い仲になりやすいことである。自分
でも言葉の通じる人のほうが話しやすいし、沢山話すように思う。そ
のように考えると、英語が上手く話せない自分が悔しかった。でも、諦
めることをしなかったからこそ、周りが関わり続けてくれて、私のカタコ
トの英語を一生懸命に聞き取ろうとしてくれた。今回、外国人の友達
が出来たことで、もっと話をしたいと思うようになった。
<参加者のための更なる情報!>
企画:エコロジカルな小旅行、国境を越えた音楽交流 資格:地元の地域文
化を尊重しできる人。
こんな魅力があります:
* 台湾の地域課題解決に取り組みたい
* 地域住民と深く関わりたい!
集合場所:最寄りの駅またはバス停に 6 日午後までに到着必要。
19 日朝以降に出発可。台湾へは前日入国がおすすめ。
NICE/14-59 Pani 3 (スリランカ Anuradhapura) 8/8(金)~8/21(木) 福祉 日本 4人・外国 4人・現地 2人
背景:Green Volunteers for Green Future (GV4GF)と共催、3年連続
21回目(この地では 4回目)。GV4GFは 2013年設立のNGO(前進の
団体は 2011年設立)で、ボランティア活動の推進、環境保護、経済発
展・教育・健康等を通じた農村の生活向上に取り組む。NVDA(アジ
ア・ボランティア発展ネットワーク)に 12年から加盟。
スリランカは長い間、内戦が続いたが、2009 年の「終結」後は情勢
もかなり落ち着いている。NICEは他のアジアでも行ったように、2014
年まで 3年間共催してノウハウや協力網を共有し、自立につなげる。
Anuradhapura 地方は人口密度が薄く、教育・医療・交通等のインフ
ラが不足。住民の 7 割超が貧困ラインで、大多数が農民。トイレのな
い泥製の家に住む。特に青少年にボランティア活動を推進したい。
仕事:児童養護移設で様々な手伝い。①施設周辺の清掃。②施
設の子ども達とゲーム、絵画、勉強。③施設の子ども達と知識や
経験を共有する。その他、地域で必要なことは何でも行う意欲・柔
軟性が必要!NICEが推進する気候変動防止の「世界七夕アク
ション」や水環境改善の「エコたわしアクション」も行うかも。
場所:中央北部州の州都で世界遺産に登録された、最も古い王
国のあった所、Anuradhapuraから 21 km離れた村。Anuradhapura
は石窟、寺、神社、公園、湖等の遺産が点在し、毎日数千人もの
巡礼者が訪ねる宗教の地。
宿泊:村の家屋か、コミュニティー・センター。交代で自炊。寝袋
必要。簡素な生活を楽しむ!
企画者・参加者の声:
整地した後、マンゴーとココナッツの苗を交互に植えた。嬉しかったのは、子ども達
の参加。この国では長く内戦が続き、3年前にようやく終結した。ワークキャンプでは、
その憎しみ合った人種の若者達が一緒に働き、後の手入れもしてもらって、理解と協
力の輪を広げることも狙っている。(NICE代表・開澤の報告文から抜粋)
<参加者のための更なる情報!>
企画:座談会・環境教育プログラム、文化交流、遠足、各種交流
追加登録費:230 US$(約 23,000 円)を現地払い。1週間の場合は
160 US$(約 16,000 円)。45 US$追加で出迎え・前泊サービス可。
その他:1 週間(8/8-8/14)の部分参加可(申込用紙に希望する参
加期間を明記してください)。
空港:コロンボ国際空港に 7 日深夜までに到着必要(集合は市
内)。21 日深夜以降出発可。
資格:現地の文化・やり
方を尊重でき、ワーク
に意欲が十分ある人。
こんな魅力があります:
* 養護施設の子ども達と交流できる!
* 施設の力に、少しでもなれる!
NICE/14-63 Battambang 3 (カンボジア Battambang) 8/11(月)~8/17(日) 教育・環境 日本 8人・現地 5人
背景:CYA(Cambodia Youth Action)と共催、12回目(4年目)。CYAは
インドネシア IIWC・タイ DaLaaの協力の下、2010 年に創設。若者がリ
ーダーシップを持って活動し、世界のことを知ることが目的。
開催地は Battambang州の小さな村 Ksach Poy(人口約 3000人)に
ある地域コミュニティが運営する学校。電気や水道も各家庭ではまだ
一般的ではなく、家族一体になって米や果物を育てている。平均所
得は約 30USD/月。各家庭の生計を支えるために日中働いている子
どもたちが、時間制で通ってくるコミュニティの学校では、現在地元大
学生の登録講師による英語教育を進めている。
環境教育や衛生教育等、基礎的な教育活動の他、ゴミ拾い活動等
を通じたコミュニティ全体の意識改革も求められている。
仕事:地域のコミュニティスクール(FEDA)における英語/日本文
化/異文化理解授業を展開。授業企画のため、日本人参加者が
事前に教材を準備する。必要に応じて室内作業や校舎の修復等
も行う。地域コミュニティに対象を広げることも。文化紹介や言葉
に関するワークショップ等、参加者主体での企画大歓迎。
場所: Ksach Poy村はカンボジア西部 BattamBang州の中心部
から東南に 45km。道路が整備され、主な交通手段はバイクだ
が、FEDAスクールは Sangker川沿いにあるため、今でも川と
ともに生きる現地の生活を体験できる。
宿泊:空き教室に宿泊する。校舎に設置されている水のシャワー
ブースが利用可。食事は学校のカフェテリアを利用。寝袋必要。
企画者・参加者の声:
チョムリアップソー=こんにちは。クニョムチュモア〇〇=私の名前は○○です。ソクサバー
イ?=How are you?この三つの言葉で、現地の方とぐっと距離が近くなります。現地の生活や
英語を教えることへの私達の不安は、現地の子ども達の明るさや親しみやすさによって吹き飛
んでいきました。私達は一生忘れることのないワークキャンプを体験することができたのです!
<参加者のための更なる情報!>
企画:散歩、地域社会との交流。FEDAの生徒がクメール伝統舞踊
を披露してくれることも。市内の散策や、寺院訪問の可能性も。
追加登録費:170 US$(約 17,000 円)は現地払い。
その他:希望者は、有料のカヤック体験も可能。
空港:シェムリアップ空港に 11日 9 時までに到着必要(集合は市
内)。17 日 17 時以降出発可。
資格:子どもが好きで、
農村での生活をエンジ
ョイできる人
* 9-18 歳を対象に語学や文化の授業
* ワークショップ等の企画・運営
YSDA/08 Sharing Happiness with Children (フィリピン マニラ) 8/11(月)~8/20(水) 子ども 12人
背景:1998 年設立の Youth for Sustainable Development Assembly
(YSDA)。若者による 持続可能な開発に向けた活動を行うフィリピン国
内の団体のネットワーク。今回の活動地であるQuezon cityは、メトロ・マ
ニラ (Metro Manila) 内に位置し、下院議事堂等の政府の機関や中流
階級の住宅地が立ち並ぶ。その一方で、経済的に貧しい生活を送る
人々が住む地区も隣接しており、社会的・経済的要因によってネグレク
ト児童が増え問題となっている。ボランティアは活動を通じて、社会的に
不利な環境にある子ども達の現状について学ぶことができる。
仕事:ゲーム、歌、工作活動等のセラピーを通じて、子ども達を
元気づけ幸せに。母親に見放された乳幼児のお世話をする。
場所:フィリピン・ルソン島、首都マニラの中心部に位置する
Baseco Compound地区。マニラ湾当局管轄区の下、建設された
埋め立て地であり、数多くのバラック小屋が立ち並ぶ。
宿泊:YSDA所有のボランティアハウス。ドミトリー。シンプルな施
設。交代で自炊。寝袋不要。
企画者・参加者の声: (2012 年フィリピンの別プロジェクト参加者より)
初日から最終日まで余すところなく楽しかった!地域の方や子ども達
とコミュニケーションをとりたい一心で、英語でもビサヤ語(現地語)でも
とにかく使ってみよう!と行動した。その甲斐あって、ホームステイ先で
は自然と家族の一員になれた。最終日は別れが辛すぎたが、忘れられ
ない経験となった。(2012 年フィリピン参加者)
<参加者のための更なる情報!>
企画:座談会、観光(費用に含まれず)
追加登録費:11,000 ペソ(約 26,000 円)は現地払い。
空港:マニラ空港に 11日の17時までに到着必要、20日午後に
出発可。
こんな魅力があります:
*現地の文化を尊重でき、意欲と積極性がある人。
*子どもが大好きな人にも最高!
資格:子どもが好きな人歓迎!
NICE/14-65 Cikapundung 2 (インドネシア Bandung) 8/13(水)~8/26(火) 環境・教育 日本 8人・現地 5人
背景:IIWC (Indonesia International Work Camp)と共催、3回目。IIWC
は 99年の設立時に NICE との共催で初の国際ワークキャンプを立ち
上げたため、絆も深い。
Cikapundung 川は、バンドン市内を流れる、汚染された川。雨季に
は洪水も起こり、住民にとって危険な状態。一番の原因は、環境に対
する教育がなされていないこと。そこで、地域住民の環境に対する意
識を高め、住環境の改善に努めたい。将来的には、エコツーリズム
で村を盛り上げたいという想いを地域の方は持っている。
前回は、子どもを対象とした環境問題・英語に関するワークショップ
の企画や、朝の清掃、地域住民へアンケートを実施。スケジュールに
沿うワークではなく、自分たちで作りあげていきます!
仕事:7-13歳の子どもや大人達たちを対象に、環境教育のため
のワークショップを企画、ごみ問題などについて理解してもらう。
英語学習も。また、村や川の清掃も地域住民と行う。
その他、学校訪問をし、先生や生徒と環境問題に関する知識・
アイデアを共有、意識向上へ繋げる。
場所:西ジャワ州の州都、バンドン市内から車で2時間ほど行った
ところにある農村 Sunten Jaya村の Batu Lonceng地域。約 300人
が農業や家畜を主ななりわいとして暮らす。ゆったりとした空気の
流れる場所。
宿泊:村の空き家。交代で自炊。寝袋必要。
企画者・参加者の声:
照れくさそうに将来の夢を描きだす子ども達に、川でゴミを一緒に引っ張ってくれた
男の子のあの真剣な表情に、今後活動を続ける可能性を感じた。次回からは、地元
のニーズを聞きながら、川の清掃や植林等の環境分野、子ども達の教育分野のどち
らに重点を置くか。専門性を持たせつつ、地域に貢献できるよう、目指したい。
<参加者のための更なる情報!>
企画:文化交流パーティ、ディスカッション等
追加登録費:185 ユーロ(約 27,000 円)は現地払い。
1週間の場合は 100 ユーロ(約 15,000 円)
その他:1 週間(8/13-19, 8/20-26)の部分参加可(申込用紙に希
望する参加期間を明記してください)。
空港:バンドン空港に 13 日 10時までに到着必要(集合は市内)。
26 日 19 時以降出発可。
資格:地域のニーズに
合わせて、柔軟に行動
できる人。
こんな魅力があります:
* 自分達で主体的に活動を作れる!
* アジアの環境問題を学べる!
MCE/13 Eco farming-6 (モンゴル Buhug) 8/17(日)~8/30(土) 農業 20人
背景:MCE(Mongolian workCamps Exchange)の主催する国際ワーク
キャンプ。2000年にNICEとモンゴル初のワークキャンプを立ち上げた
NGO職員が、01年に MCEを結成。03 年の自立後も、緊密に連携。
2000 年から児童養護施設の野菜畑で多数のワークキャンプを開催
し農作業もしてきたが、農法には関与せず、施設の改善等に力を入
れてきた。が、ここや近隣の農法は生産性が低く、環境にも良くない。
子ども達は夏の間重労働しているが、その割に秋の収穫は少ない。
そこで今年から、子ども達や農民が基本的だが重要なエコ農法を
学べる訓練センターとなるように、MCEが独自の農場を作る。単位収
量も最大化したい。採れた野菜は施設や貧しい農家に寄贈される。
仕事:エコ農場で、主に野菜の収穫を手伝う。重労働を覚悟!
農場は、6-8月に 2週間×6回の国際ワークキャンプで草取り、
温室の手入れ、水路づくり、コンポストづくり等を行う予定。ボラン
ティアが手入れを手伝う。モンゴルの野菜は過酷な気候・痩せた
土で育ったため小さいが、力強く濃くて美味!
場所:首都ウランバートルから 45km 離れた Buhug。典型的な美し
い草原地帯で、点在する住民も友好的。数日間は首都で過ごす
可能性もあり。同国の人口 300万人の、1/3が集中する。博物館
や寺院、市場等、見所も多い。この時期は朝晩は零下にも。
宿泊:モンゴル式のゲルに宿泊できる!ネットは通じず、シャワー
もないが、大自然の中で心が洗われる。交代で自炊。寝袋必要。
企画者・参加者の声:
良かった点:モンゴル人青年との交流。子ども達とモンゴル相撲。・ゲルにホームス
テイ。小旅行。キャンパーと語り合った。自然とふれあえた。少しでも手伝えた。体力
は非常に使ったが、収穫したじゃがいもの山を見ると達成感があった
悪かった点:冷水全裸シャワー。シャワールームのハエ。川に落ちて靴が濡れた。
<参加者のための更なる情報!>
企画:座談会(有機農業の方法論等)、モンゴル文化体験。週末に
は遠足(別料金でゴビ砂漠や寺院巡りの小旅行も可)も楽しめる。
追加登録費:185 ユーロ(約 27,000 円)を現地払い。
空港:ウランバートル空港に 16日深夜までに到着必要(出迎えあ
り)。21 日早朝以降に出発可。
資格:有機農業に意欲
があり、質素な生活に
も適応できる人。
こんな魅力があります:
* モンゴルの有機農業に役立てる!
* モンゴルの自然の中で暮らせる!
NICE/14-70 Koh Skorn (タイ Koh Sukorn) 8/21(木)~9/1(月) 農業・文化・教育 日本 10人・現地 5人
背景:DaLaa(「あちこちで咲く花」の意)と共催、3年連続の 2ヶ国ワー
クキャンプ。今回は場所を変える。DaLaaは 04年設立の国際ボランテ
ィアNGOで、人々・企画・活動の支援、交流活動、文化や自然保護を
通じ、恵まれない人々の環境をよりよくし、タイの社会発展に寄与する
ことを目指す。
4年前、スコーン島の 2つのコミュニティに地域の研究者グループ
が入った。1つの村では昔ながらの伝統的な生活スタイルだが、もう 1
つの村は都市化の影響を受け、伝統文化を失いつつある。
住民に昔ながらの生活スタイルを維持することの重要性、伝統的
な田んぼ作業や農業、地元産のお米の品種も同様に復活させていく
ことへの気づきを地域の人たちに理解してもらうことを目的とする。
仕事:地域の伝統的農業を維持していくためにコミュニティの人
たちと農作業を行う。この時期は田植えに関する作業や野菜の
収穫等がメイン。
また、地域の子ども達と遊びを通した交流、地域の若者の視野
を広げるために様々な交流も実施していく。
場所:タイ南部アンダマン海に浮かぶ島民数 1,200名前後(うち
95%はムスリム)の小島でトラン県に位置する。南北4km、東西8km
のひし形を横倒ししたような島は、車やピックアップトラックはまだ
少ない。
宿泊:地域にあるシンプルなボランティアハウス。交代で自炊、寝
袋必要。インターネットはネットショップにて利用可。寝袋必要。
企画者・参加者の声:
私は 8 ヶ月間タイで中長期ボランティアをした経験があり、最初はシャイだけど打ち解けると愉快
なタイの人々が大好きに。10年ぶりに村に訪れると「おー久しぶり!元気か?」と温かく迎えてくれ
ました。最近はバンコクのデモ等で治安の悪化が懸念されますが、数百 km も離れているので、治
安の悪さとは無縁。昔ながらのタイが残る孤島で最高の思い出を作ろう!(NICE井口)
<参加者のための更なる情報!>
企画:バティックを学ぶ機会あり。日本の文化紹介をする場あり。
追加登録費:8,000 Baht(約 26,000 円)は現地払い。
空港:トラン空港に 20日までに到着必要(集合はトラン市内の駅)。
2 日以降出発可。
資格:オープンマインド
と柔軟性が必要。
こんな魅力があります:
* 昔ながらのタイを感じられる!
* 島暮らしを経験できる!
NICE/14-71 Tuy Hoa (ベトナム Phu Yen) 8/23(土)~9/3(水) 開発 日本 12人・現地 4人
背景:SJV(Solidarity Jeunesse Vietnam)と 3年連続 3回目の 2 ヶ国
ワークキャンプ。SJVは 2005 年設立、ワークキャンプや中長期ボラン
ティア、日常活動を通じて子ども・福祉・環境等に熱心に取り組む。
NICEは被災地ネットワーキング・特別事業を開催。2011年 9月か
ら陸前高田市等でアジアの若者と長期ワークキャンプを実施。12年に
は HSBC(香港上海銀行)等との共催で、陸前高田の高校生達がアジ
ア 3 ヶ国の災害経験地で「恩返し」するワークキャンプを実施。
ここTuy Hoaでも陸前高田の高校生・教師と大学生・NICE代表が、
地元の方々と素晴らしい日々を創りあげた。昨年からは一般に対象を
広げて実施。今回は郊外の、より必要としている地域で作業。
同時期に行われる国際ワークキャンプと、合同になる可能性あり。
仕事:今年も、幼稚園の修理と装飾。この地域は毎年のように台
風・洪水の深刻な被害を受けるため、遊び、学ぶ環境を改善する
ため、過去のワークキャンプでもトイレの床のかさ上げや屋根の修
復を実施。また壁画に絵を描いて、教員・子ども達に大好評。
住民達との文化交流プログラムも行う予定。アイデア歓迎!
場所:ホーチミン市から北へ 560km、8000 人の南岸部の町。気候
の関係で、米は二期作ができず、他の農業にも不適で、150世帯
が貧困ラインに。子どもの栄養不良率は 17%で同国で最も貧しい
地域とも言われるが、結構違った面も!
宿泊:町の中のホステルかボランティア・ハウス(簡素だが、湯のシ
ャワーとインターネットは完備)。食事が外食か交代で自炊。
企画者・参加者の声:
「近所の子ども達がわらわら集まり、道具を奪いあいながら手伝ってくれた☆」
「最初、口に合わず苦労したけど、だんだんおいしくなった」「ベトナムで自分の描い
た絵が残るとは思わなかった。友達も沢山できた!」
「シャワーが水なのは大変だったが、みんなで一緒に遊んだり寝たりが楽しかった」。
<参加者のための更なる情報!>
企画:海(歩いて 20分位!)で水泳、文化交流会、休日の遠足。昼
食後にガーデンで飲むアイスコーヒーも絶品!
追加登録費:180 ユーロ(約 26,000 円)を現地払い。
その他:1週間の部分参加も、開催 2 ヶ月前(6/23)の空き状況によ
っては、可能(その場合、追加登録費は 120ユーロに)。
空港:Tuy Hoa 空港に 23 日正午までに到着必要(集合は市内)。
3 日正午以降出発可。
資格:現地の文化・やり
方を尊重できる人。
こんな魅力があります:
* ベトナムの田舎町を満喫できる!
* 地域の改善・復旧に加われる!
NICE/14-74 Tegal Rejo 2 (インドネシア Semarang) 8/27(水)~9/9(火) 福祉・教育 日本 8人・現地 5人
背景:IIWC (Indonesia International Work Camp)と共催、2008 年から
16回目。IIWCは 99年の設立時に NICE との共催で初の国際ワーク
キャンプを立ち上げたため、絆も深い。長期や週末の活動も活発に行
う。Tegal Rejo は Semarang市内の売春婦が暮らす地域。日々特別な
環境で育つ子ども達の心のケアを行い、視野を広げてもらうため、ワ
ークキャンプでは、学童保育を充実させ、日本の遊びを紹介や工作
教室など様々な活動を展開してきた。
また、安全で安心な場所作りのため、2011年夏からは子ども達の居
場所となる児童館を運営し、活動の拠点としています!子どもたちに
広い視野を持ってもらうための様々な企画を一緒に考え、作り上げて
くれるボランティア大歓迎!
仕事:放課後や休日に、売春街に住む子ども達を対象とした、踊
り、お絵かき、工作、遠足などの企画。子ども達の居場所となるキ
ャンプサイト(一軒家)のデコレーション。売春街の子ども達も通う
小学校へも訪問し、国際理解教育や衛生教育も行う。日本語教
室や、村や子ども達に関するディスカッションも予定。
場所:ジャワ島中部の州都(人口 200万人超)、Semarang市の中
心から車で約 1時間。以前は農業が中心の村だったが、大きな道
ができた事により、車の修理工場、売春宿が徐々に増え、売春地
域となった。
宿泊:児童館として使っている、2 階建の簡素な家屋に宿泊。自
炊。寝袋必要。
企画者・参加者の声:
子ども達に楽しい余暇活動を提供できました。言葉が通じない中でも互いに理解し
あえることを、双方に学べました。子ども達と関わる中で、彼らのニーズや思いを少し
ずつ把握し、次回からの活動への大きな手がかりを掴めました。目に見える形として
成果を量ることは難しいけれど、表情や言葉から、成果を感じることができました。
<参加者のための更なる情報!>
企画:座談会(子ども達の将来について)、ボロブドゥルへの遠足
追加登録費:185 ユーロ(約 27,000 円)は現地払い。
1週間の場合は 100 ユーロ(約 14,000 円)
その他:1 週間(8/27-9/2, 9/3-9)の部分参加可(申込用紙に希望
する参加期間を明記してください)。
空港:スマラン空港に 27 日 10時までに到着必要(集合は市内)。
9 日 19 時以降出発可。
資格:子どもが好きで、
積極的に企画を考えた
い人。
こんな魅力があります:
* 売春街の子どもの将来を考えられる
* 事前・事後に企画を考えられる!
NICE/14-77 Mahi 3 (スリランカ Mahiyangana) 8/31(日)~9/13(土) 農業・開発 日本 4人・外国 4人・現地 2人
背景:Green Volunteers for Green Future (GV4GF)と共催、3年連続
22回目(この地では 5回目)。GV4GFは 2013年設立のNGO(前進の
団体は 2011年設立)で、ボランティア活動の推進、環境保護、経済発
展・教育・健康等を通じた農村の生活向上に取り組む。NVDA(アジ
ア・ボランティア発展ネットワーク)に 12年から加盟。
スリランカは長い間、内戦が続いたが、2009 年の「終結」後は情勢
もかなり落ち着いている。NICEは他のアジアでも行ったように、2014
年まで 3年間共催してノウハウや協力網を共有し、自立につなげる。
女性・若者達と有機農業の推進や他の農家での植え付けも手伝
い、農村にボランティア精神を広げ、住民とボランティアで友情・理解
を育み、見捨てられた地域への認知を国内外に広げることも狙う。
仕事:①有機農場での植え付けの準備を手伝う。②他の農家で
も植え付けの準備を手伝う。③地元の若者達との意識啓発活動
を行う。④地域社会のために、文化交流イベントを企画する。⑤
住民達と知識や経験を共有する。その他、地域で必要とされてい
ることは何でも行う意欲・柔軟性が必要!
場所:同国に数千年前に住んでいた部族の末裔で「森の人々」と
呼ばれるVeddh族の本拠地。コロンボから180 km、Mataleの東南
地方。乾燥した歴史的で未開発の農村。川が肥沃な農地をもた
らす。開催地は町へ 14 km離れた所。
宿泊:村の家屋かトレーニング・センター。交代で自炊。寝袋必
要。簡素な生活を楽しむ!
企画者・参加者の声:
整地した後、マンゴーとココナッツの苗を交互に植えた。嬉しかったのは、子ども達
の参加。この国では長く内戦が続き、3年前にようやく終結した。ワークキャンプでは、
その憎しみ合った人種の若者達が一緒に働き、後の手入れもしてもらって、理解と協
力の輪を広げることも狙っている。(NICE代表・開澤の報告文から抜粋)
<参加者のための更なる情報!>
企画:座談会・環境教育、文化交流、遠足、若者達とスポーツ
追加登録費:230 US$(約 23,000 円)を現地払い。1週間の場合は
160 US$(約 16,000 円)。45 US$追加で出迎え・前泊サービス可。
その他:1 週間(8/31-9/6)の部分参加可(申込用紙に希望する参
加期間を明記してください)。
空港:コロンボ国際空港に 30 日深夜までに到着必要(集合は市
内)。13 日深夜以降出発可。
資格:現地の文化・やり
方を尊重でき、ワーク
に意欲が十分ある人。
こんな魅力があります:
* のどかな村で住民と交流できる!
* 有機農業に少しでも力になれる!
NICE/14-80 Melaka (マレーシア Melaka) 9/2(火)~9/11(木) 環境・文化 日本 10人・現地 5人
背景:MWHO(Melaka World Heritage Office)と共催、2年連続 2回
目。マラッカは 1400年にマラッカ王国が誕生し繁栄した後、400年間
以上もポルトガル、オランダ、英国、と欧州の列強国に支配され、独特
の文化を形成してきた。街には欧州の影響を受けた街並みと、地元
マレーシアとの融合で出来上がった特有の文化が見られる。第二次
世界大戦中には日本に占領された過去も持つ。
2008 年にペナン島・ジョージタウンと共に、マレーシア初の
UNESCO 世界文化遺産に登録された。2012 年夏に韓国で開催され
た世界遺産のネットワーク会議で意気投合して開催が決定。MWHO
は今後も NICE と深く連携していくことを望んでおり、今後も世界遺産
マラッカの保護活動を多国籍な若者を巻き込んで行っていきたい。
仕事:老朽化してきた世界遺産の寺院や建物などの修復保護活
動(昨年はマレーシアで 2番目に古いイスラム教寺院のペンキ塗
りを実施)。今年はマラッカ川にマングローブの植林も行う予定。
また、マラッカ州の州都・マラッカにある高校の日本語クラブの
学生との日本文化交流イベントの企画と運営も行う。
場所:交易港としての古い歴史を通じて中国・インド・英国・オラン
ダ・ポルトガル等の支配を受けた名残から、多様な文化が混ざり
合って豊かな建築や食文化を作り上げており、最もマレーシアら
しい混沌さが感じられる。
宿泊:マラッカのゲストハウスに宿泊。清潔。寝袋は不要。食事は
近くのレストランや食堂で食べる。
企画者・参加者の声:
「世界遺産は地球全体で保全すべきであり、若者達がもっと関わる機会が増えるこ
とが重要」。世界遺産のネットワーク会議で印象に残った言葉です。マラッカは”リトル
アース”と呼ぶにふさわしい位、地球社会全体を凝縮したような文化のある地域。ここ
で活動をしながら様々な文化に触れてみて下さい☆ (13年リーダー 井口育紀)
<参加者のための更なる情報!>
企画:マレーシアの伝統ダンスを教わり、プログラムの後半に発表す
る機会もある。伝統的な村々への訪問。ホームステイも組み込まれ
る予定。最終日にはクアラルンプールへのツアーも企画。
追加登録費:175 US$(約 18,000 円)は現地払い。
空港:クアラルンプール空港に 2 日午前 10 時までに到着必要(集
合はマラッカ市内)。11 日午後以降出発可。
資格:世界遺産を自分
の手で保全したい人。
柔軟性必要。
こんな魅力があります:
* 世界遺産を自らの手で保全できる!
* 世界を凝縮した文化に触れる!