公共施設マネジメントの先進事例等

松江市財政部資産経営課

2014年9月30日

松江市公共施設適正化計画策定委員会第１回委員会 資料

資料４

1．公共施設マネジメントとは

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保有する公共施設を、経営的視点から総合的に

企画・管理・活用・処分する取り組み

市長のコミットメント、専門部署の設置、部署横断的な検討等、

全庁での取組体制が必要。

施設情報の見える化や住民との意識共有を行いつつ、モデル事業

など個別具体策の実行に取り組む必要あり。

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公共施設マネジメントとは

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・税収減のペース

・扶助費・社会保障費の見込

・維持更新経費の見込

→持続可能な施設保有量を

試算

・税収減のペース

・扶助費・社会保障費の見込

・維持更新経費の見込

→持続可能な施設保有量を

試算

・総量、老朽化状況

・地区別の設置状況

・利用、コスト状況

→優先順位を検討する際の

指標作成

・総量、老朽化状況

・地区別の設置状況

・利用、コスト状況

→優先順位を検討する際の

指標作成

・総人口の推移、将来予測

・地区別人口の推移

・人口構造変化の推移

→施設配置の広域化検討や

ミスマッチの把握

・総人口の推移、将来予測

・地区別人口の推移

・人口構造変化の推移

→施設配置の広域化検討や

ミスマッチの把握

財政状況把握財政状況把握人口動態把握人口動態把握 保有資産把握保有資産把握

公共施設マネジメントの視点

① 経営的な視点から基本方針と分野別・地域別方針を策定（例：財政負担を踏まえつつ、維持すべき機能の優先順位を検討）

② 方針レベルから具体的なマネジメントへ移行（例：民間や地域力の活用による施設運営）

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２．公共施設マネジメントの取組状況

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一般的な公有資産マネジメントの流れ

庁内勉強会等

施設等の現状把握

白書等による見える化

基本方針の策定

機能別／地域別再配置方針の策定

モデル事業の検討・実施

保全計画の検討・策定

松江市で取組済の項目

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近隣県庁所在都市における取組状況

鳥取市◆平成25年度 鳥取市公共施設白書（H26/2）

◆平成26年度 鳥取市公共施設の経営基本方針の策定指針（H26/7）

現状把握

基本方針

岡山市◆平成25年度 岡山市の市有施設の現状（H25/11） 現状把握

広島市◆平成25年度 広島市ハコモノ白書（H26/1）◆平成26年度 インフラ資産維持保全計画（H26/6）

現状把握基本方針

松江市◆平成25年度 松江市公共施設白書（H25/6）

松江市公共施設適正化基本方針（提言）（H26/3）

◆平成26年度 松江市公共施設適正化基本方針

現状把握

基本方針

（出所） (株)日本政策投資銀行地域企画部調べ （H26/9）6

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全国での取組状況

政令市（20市）のうち分野別等の再配置計画を策定しているのは2市

◆さいたま市 さいたま市公共施設マネジメント計画 第1次アクションプラン（H26/3）◆浜松市 浜松市公共施設再配置計画・個別計画 （最新：H25/9）

中核市（43市）のうち分野別等の再配置計画を策定しているのは2市

◆函館市 今後の公共施設のあり方に関する基本方針に基づく「各施設の今後の方向性」について（H26/3）

◆東大阪市 東大阪市公共施設再編整備計画 （H25/11）

（参考）◆横須賀市 横須賀市施設配置適正化計画

～公共施設の将来構想～ 素案 （H26/5）

○ 分野別等の再配置計画を策定している自治体は未だ少数○ 公共施設等総合管理計画の策定要請を受け、各自治体での取組が検討・推進されている最中

（出所） (株)日本政策投資銀行地域企画部調べ （H26/9）7

３．施設再配置に向けた施設評価の事例

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評価事例① 札幌市

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○ 面積あたりの利用者数と面積あたりのコストから施設状況を把握→ 各施設の対応策の方向性を略々把握することが可能

（例：低稼働・高コストの施設は、施設見直し優先度高）

（図出所）札幌市市有建築物のあり方検討委員会 第１回資料（H25/6）

※ピンク：第一期計画内に耐用年数を迎える 黄色：2009年時点で筑後30年経過しているもの 緑計画期間内（2050年）迄に耐用年数を迎えるもの 紫の枠：中核施設

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評価事例② 神奈川県秦野市

（図出所）秦野市公共施設再配置計画（H23/3）

○ 市民アンケートにより、優先的に維持すべき公共サービス（施設ではなく機能）を決定○ 学校施設を中心に現存する機能を維持する計画 (個別具体的な削減実施時期までは明示せず)

○ 施設廃止に伴うサービス低下を極力防止するため、他施設入居・交通手段確保等の方策を検討

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施設再配置に向けた４つのシンボル事業 －神奈川県秦野市－

（図出所）広報はだの特集号（H23/6）

４．住民合意形成に向けた事例

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住民合意形成の事例① －さいたま市－

○ 公共施設は複合化、インフラは長寿命化を前提としたアクションプランを策定○ 市民参加型のワークショップを開催し、複合化の事例と効果を検討○ マンガを用いた広報誌作成、市長や市民委員も参加するシンポジウム等を開催

（図出所）さいたま市公共施設再編検討の進め方手引き Ver.2.0与野本町小学校を核とした複合化検討ワークショップ（概要） など