近年のインバウンド増加がもたらす 経済・地方へのインパクト...gdp 約 40...

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近年のインバウンド増加がもたらす 経済・地方へのインパクト 平成30年4月18観光庁

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Page 1: 近年のインバウンド増加がもたらす 経済・地方へのインパクト...GDP 約 40 兆円増加( 2012 年から 2016 年)のうち、観光の 寄与の割合は

近年のインバウンド増加がもたらす経済・地方へのインパクト

平成30年4月18日観光庁

Page 2: 近年のインバウンド増加がもたらす 経済・地方へのインパクト...GDP 約 40 兆円増加( 2012 年から 2016 年)のうち、観光の 寄与の割合は

12.0%

9.6%8.5%

8.3%7.7%

6.1%

4.2%

2.8%2.3%

1.8%

1.3%

1.0%0.0%

4.5%

0%

2%

4%

6%

8%

10%

12%

14%

建設業

電気業

専門サービス業等

保健衛生・社会事業

輸送用機械

はん用機械等

化学

電気機械

情報サービス業等

小売業

電子部品・デバイス

卸売業

金融・保険業

観光GDP

・名目GDP約40兆円増加(2012年から2016年)のうち、観光の寄与の割合は4.5%程度(約2兆円)

・この間、観光GDPは23.0%成長し、その伸び率は輸送用機械(23.0%)等とともにトップクラス。

経済成長への「観光」の貢献

<名目GDP成長率への寄与の割合>(2012年から2016年の名目経済成長への寄与率)

(資料)内閣府「国民経済計算」等に基づき観光庁作成

2

-30,000

-20,000

-10,000

0

10,000

20,000

30,000

知的財産権等使用料

旅行

金融サービス

公的サービス等

建設

個人・文化・娯楽サービス

維持修理サービス

保険・年金サービス

委託加工サービス

輸送

通信・コンピュータ・情報サービス

その他業務サービス

(単位:億円)

-30,000

-20,000

-10,000

0

10,000

20,000

30,000

知的財産権等使用料

建設

公的サービス等

金融サービス

維持修理サービス

個人・文化・娯楽サービス

通信・コンピュータ・情報サービス

輸送

保険・年金サービス

その他業務サービス

委託加工サービス

旅行

(単位:億円)

2017年

17,809億円の黒字

2010年

寄与率:全体の経済成長の増加に貢献した割合=各産業の成長率×シェア

・かつて、サービス収支の最大の赤字項目であった「旅行」が、2017年には知財使用料に次ぐ黒字項目となるなど、「稼ぎ手」に変化しつつある。

<サービス収支の変化>

(資料)財務省、日本銀行「国際収支統計」に基づき観光庁作成

Page 3: 近年のインバウンド増加がもたらす 経済・地方へのインパクト...GDP 約 40 兆円増加( 2012 年から 2016 年)のうち、観光の 寄与の割合は

(資料)観光庁「宿泊旅行統計調査」

<地方部の外国人延べ宿泊者数の推移>

地方への波及1(人の流れ)

・地方部の外国人延べ宿泊者数が三大都市圏を上回るペースで 増加しており、2017年にはシェアが初めて4割を突破した。

3

32.5%35.4% 35.1%

38.3%

39.7%

40.9%

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

2012 13 14 15 16 17

地方部シェア 三大都市圏伸び率 地方部伸び率

(前年比、シェア)

(年)

855万人泊

1,575万人泊 2,514万人泊 2,753万人泊1,186万人泊3,188万人泊

2012年から2017年で2,333万人泊増加・約3.7倍

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(資料)観光庁「訪日外国人消費動向調査」より観光庁作成

(2)訪日回数別都道府県訪問率

【台湾】

【中国】

訪日回数1回目 訪日回数 2~9回目 訪日回数 10回以上

地方への波及1(人の流れ②リピーター)

~リピータほど地方に訪れる割合が高くなる傾向~

4

528

672

836

1,159

1,426

1,761

0 500 1,000 1,500 2,000

2012

13

14

15

16

17

(万人)

※JNTO「訪日外客数」に「訪日外国人消費動向調査」のリピーター率を乗じて算出した推計値(年)

(1)訪日リピーター数の推移 ~リピーター数は近年大きく増加し、1,700万人を突破~

20%以上10%以上1%以上1%未満

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(資料)国土交通省「建築着工統計に基づき観光庁作成

<ブロック別宿泊業の建築物工事予定額の変化>(2017年/2012年)

地方への波及2(投資)

・宿泊業の建築物工事予定額は、5年で8.4倍・ブロック別にみると、絶対額は関東、近畿が大きいが、伸び率では北海道、近畿、北陸が高い。

5

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

北海道 東北 関東 北陸 中部 近畿 中国 四国 九州 沖縄

2012年

2017年

(億円)

対2012年比

34.5倍

2.7倍

7.6倍

12.1倍

4.2倍

17.7倍

5.1倍 9.8倍

8.6倍 6.2倍

全国計2012年:1,121億円

2017年:9,431億円

8.4倍

Page 6: 近年のインバウンド増加がもたらす 経済・地方へのインパクト...GDP 約 40 兆円増加( 2012 年から 2016 年)のうち、観光の 寄与の割合は

320%

321%

325%

346%

357%

436%

489%

505%

826%

952%

0% 500% 1000%

岩手県

福岡県

大分県

和歌山県

長野県

岡山県

沖縄県

青森県

佐賀県

香川県

<外国人延べ宿泊者数伸び率上位5県における宿泊業の建築物工事予定額の動向>

(資料)国土交通省「建築着工統計に基づき観光庁作成

地方への波及3(人の流れと投資の関係)

・インバウンドの伸びが著しい地方部では、これに対応した宿泊業の建設投資が大幅に増加

(香川県)

48265 185 40

1,360

4,643

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

4,000

4,500

5,000(百万円)

(年)

(佐賀県)

0430 213 16 101

8,519

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

8,000

9,000(百万円)

(年)

(青森県)

52 53 18 92250

3,663

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

4,000(百万円)

(年)

(沖縄県)

12,74610,9888,08913,860

63,868

78,532

0

10,000

20,000

30,000

40,000

50,000

60,000

70,000

80,000

90,000(百万円)

(年)

(岡山県)

99

960

344 188 179

4,060

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

4,000

4,500(百万円)

(年)6

・外国人延べ宿泊者数の伸び率をみると、上位は、香川県、佐賀県、青森県、沖縄県、岡山県とすべて地方部であり、インバウンドの地方への展開が進んでいる。

(資料)観光庁「宿泊旅行統計調査」

<2012年から2017年の外国人延べ宿泊者数の変化>

4万人泊 → 45万人泊

4万人泊 → 38万人泊

伸び率

4万人泊 → 26万人泊

78万人泊 → 460万人泊

8万人泊 → 42万人泊

29万人泊 → 132万人泊

12万人泊 → 52万人泊

31万人泊 → 132万人泊

5万人泊 → 19万人泊

76万人泊 → 319万人泊

2012年 2017年