岐阜労働局 gifu labour bureau press release...令和2年12 月24 日 発表...
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令和2年 12 月 24 日 発表
岐阜労働局(局長 畑 俊一)は、県内7か所の労働基準監督署において、建設業
を対象に働き方改革の推進に向けたセミナーを開催します。
🔴 平成 31年4月から「働き方改革関連法」が施行され、時間外労働の上限規制、
年次有給休暇の取得の義務化等、労働基準関係法令に則した適切な労務管理を行う
ことが必要となっています。建設業の事業場については、時間外労働の上限規制の
適用が令和6年3月 31 日まで猶予されていますが、その適用に向けた対応が急務
となっています。
🔴 このような状況を踏まえ、本セミナーでは、労働時間の適正な管理、時間外労働
の上限規制への対応、週休2日制の導入などの働き方改革の具体的な進め方につい
て説明します。また、県内企業の取組事例の動画を上映し、効果的な取組を紹介し
ます。
🔴 本セミナーは、県内7か所の労働基準監督署が主催し、令和3年1月から2月に
かけて開催する予定としています(資料1「開催予定表」参照)。
セミナーへの申込は岐阜労働局HPから受け付けているほか、オンラインによる
参加(インターネットにおけるセミナー動画の視聴)も可能とします(動画は、令
和3年1月から配信します。ライブ配信ではありませんので、いつでも、どこでも、
スマートフォン、タブレットなどで視聴いただくことができます。)。
会場参加の申込、オンラインによる参加ともに、岐阜労働局 HP(以下の URL又は
QRコード)から可能です。
URL:https://jsite.mhlw.go.jp/gifu-roudoukyoku/KensetsuAtarashiiSeminar.html
担
当
岐阜労働局労働基準部監督課
監 督 課 長 大谷 徹
監 察 監 督 官 下田 貴裕
電 話 058-245-8102
厚生労働省 岐阜労働局
Gifu Labour Bureau Press Release
「建設業の『新しい働き方』セミナー」を開催します
2
● セミナーの内容
1 「建設業の『新しい働き方』」説明
講師:労働基準監督署職員又は
ぎふ働き方改革推進支援センター 特定社会保険労務士 吉岡かおり氏
2 「改正建設業法」説明(岐阜署、大垣署のみ)
講師:岐阜県 県土整備部 技術検査課 担当官(岐阜署)
国土交通省 中部地方整備局 担当官(大垣署)
3 取組事例紹介(動画上映)
① 三承工業株式会社
ダイバーシティ推進室室長 寺田有希実氏
② 日産工業株式会社
代表取締役社長 島秀太郎氏
4 個別相談会(ぎふ働き方改革推進支援センター)
● 添付資料
資料1 セミナー開催予定表
資料2 セミナー資料(簡略版)
資料1
日時 問い合わせ先 会場 定員
1月19日(火)9:30~11:50
岐阜労働基準監督署058-247-2368
岐阜市鶴舞町2丁目6-7ワークプラザ岐阜 大ホール
70名
1月22日(金)13:30~16:00
多治見労働基準監督署0572-22-6381
多治見市虎渓山町4-13-1とうしん学びの丘エール 多目的室
30名
1月25日(月)14:00~16:00
高山労働基準監督署0577-32-1180
高山市千島町900-1飛騨世界生活文化センター 大会議室
50名
1月27日(水)14:00~16:30
関労働基準監督署0575-22-3251
関市桜本町2丁目30番地の1関市文化会館
100名
2月3日(水)13:30~15:30
恵那労働基準監督署0573-26-2175
恵那市長島町中野414-1恵那文化センター(恵那市中央公民館)多目的研修室
30名
2月9日(火)13:30~16:05
大垣労働基準監督署0584-78-5184
大垣市加賀野4-1-7ソフトピアジャパンセンターセミナーホール
100名
2月9日(火)13:30~15:30
岐阜八幡労働基準監督署0575-65-2101
郡上市白鳥町白鳥359-26白鳥ふれあい創造館
30名
建設業の「新しい働き方」セミナー開催予定
2021年
厚生労働省 岐阜労働局
(簡略版資料)
建設業の「新しい働き方」セミナー
資料2
1.岐阜県 建設業の労働時間等の現状
1
• 全業種の中でも、実労働時間が長い業種である。
• 残業が多いというよりは、所定労働時間が長い。
• 残業が多くなりやすいのは、現場作業者と施工管理者。
• 約半数の企業が、労働時間の管理にタイムカード等の機器
を使用している。
• 約7割の企業が上限規制に対応済み。
• 約8割の企業が年5日の有休を取得させている。
1章のまとめ
岐阜県内の建設業において、
2.改正労働基準法等の説明
2
• 2024年4月1日より建設業もスタート
•月100時間、2~6か月平均80時間(時間外・休日労働含む)
•まずは労働時間の把握・管理を行い、今から準備しましょう
•年5日有休取得させるのは使用者の義務
•労働者ごとに年次有給休暇管理簿を作成、3年間保存
• 2023年4月1日より中小企業もスタート
•月60時間超の割増率25%→50%に引き上げ
2章のまとめ
②残業時間の上限を規制します
③年5日の年次有給休暇の取得を、企業に義務づけます
④月60時間を超える残業は、割増賃金率を引き上げます
①労働時間を把握・管理しましょう
〇働き方改革における本来
の目的とは、
☑社員の心身の健康
☑生産性の向上…など
前章で改正法の説明をしましたが、
働き方改革で残業規制をするのはなぜ?
・少ない人数で利益増・離職率の低下・採用強化
コロナ対策
ワークライフバランス社員満足度◎
生産性向上
心身の健康
残業削減 有休取得率
育児・介護サポート
業務効率化
3.働き方改革の進め方
働き方改革の本来の目的を達成するため
残業削減は
目的達成のための手段のひとつ
魅力ある職場環境づくり
3
自社に置き換えてみましょう
自社で残業規制(働き方改革)をするのはなぜ?
全員を巻き込む
記入してみましょう
3.働き方改革の進め方
根気よく、続けることが大切
4
(例)自社に置き換えてみましょう
これが、自社における働き方改革の目的です
経営トップからメッセージを発信
(例)働き方改革の進め方
社員へ周知実務担当者の選任
継続的なフォロー
担当を明確化 毎月の定例会など
くり返し
方針を打ち出す
目安:2年程度
(例)自社に置き換えてみましょう
育児・介護する社員が増える
3.働き方改革の進め方
5
取り組み
社内環境
タイムカード
導入
有休推進
社員への共有・会社のめざす姿
・当社の働き方改革
週休2日
労働時間の管理
10年後より魅力ある会社へ
残業削減
育児・介護サポート
上限規制法令
現在
有休5日 割増率増
2019年~ 2023年~ 2024年~
新規採用が難しい 定年退職する社員がいる
健康管理
働きやすい職場づくり
(イメージ)
(人出不足) (働き続けてもらうには?) (更なる人手不足・技術継承に課題)
効率化
3年後 5年後
(例)取り組みのイメージ
3.働き方改革の進め方
6
• 会社カレンダーで、有休取得推進日をつくる。
• 毎月1日、有休を取得する等の目標を立てる。また、定例会議などで、有休取得予定日を共有。
• 週休2日を導入する。
• 業務の効率化や、社員の意識改革を行う。
• 残業削減の委員を任命し、組織的に取り組む。
暇を設ける
タイムカード導入 有休推進 週休2日 効率化
労働時間の管理
働きやすい職場づくり
育児介護
• 勤怠管理アプリ等を導入し、スマホから労働時間を管理する。
• システム管理することで、毎月の集計作業が簡単になり、月の途中で残業時間の把握可能。
残業削減
• 男性の育児休暇取得を推進する。• 復職後に働きやすいよう、短時間勤務制度を導入。• 長時間労働者への面談を行う。健康管理
(例)取り組みのイメージ
3.働き方改革の進め方
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社外への働きかけ
社員を守るためにも 根気よく、続けることが大切
短い工期での施工は、事故につながる恐れもあります
〇 提出書類の削減や、簡素化を求める
• 契約時〇 施工しない日、時間帯を定める〇 工期変更や追加工事等に応じた
増加費用を明記
発注者に対し、
元請け企業に対し、
• 工期✖ 長時間労働を前提とした工期
3.働き方改革の進め方
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働き方改革について
• 働き方改革は、社員の心身の健康を守り、生産性を向上さ
せ、会社を維持・成長させるために行うもの
• 残業規制は、そのための施策の一つにすぎない
• 労働時間管理について、改善すべき点があれば対応を
• その上で、会社に合った働き方改革に取り組みましょう
働き方改革は、社員の心身の健康を守り、生産性を向上させ、会社を維持・成長させるために行うもの
3章のまとめ
働き方改革を成功させるには、方針の共有/担当者の任命/継続的なフォローが大切
4.他社事例紹介
◇ 動画による事例紹介
日産工業 株式会社様 三承工業 株式会社様
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