ながおか新産業創造センターVol. 22008.3

研究開発や起業等を支援し、産業の創出と振興を図ります。

技術革新に取り組む企業技術革新に取り組む企業㈱コアシステム㈱コアシステム㈲フジックス㈲フジックス

技術革新に取り組む企業㈱コアシステム㈲フジックス

＜特集＞＜特集＞

長岡地域のインキュベータ長岡地域のインキュベータNBICNBIC・NTICNTIC・NARICNARIC

＜特集＞

長岡地域のインキュベータNBIC・NTIC・NARIC

02 Vol.2

技術革新に取り組む企業技術革新に取り組む企業ながおか新産業創造センターでは、将来性のある入居企業の事業展開をサポートするたながおか新産業創造センターでは、将来性のある入居企業の事業展開をサポートするため、め、大学等と連携した研究開発を支援しています。学等と連携した研究開発を支援しています。

技術革新に取り組む企業ながおか新産業創造センターでは、将来性のある入居企業の事業展開をサポートするため、大学等と連携した研究開発を支援しています。

次世代半導体ウエハのナノトポグラフィー評価技術に挑戦する

株式会社コアシステム

株式会社コアシステム

代表取締役　小埜寺 正臣✧産学共同研究・ＮＢＩＣ入居のきっかけ

　長岡技術科学大学（以下「技大」）

との共同研究の始まりは、（株）ナノテ

ムの「ダイヤモンド砥石」の商品開発

化でした。その次が現在当社のメイ

ン事業となっている「表面形状測定

検査機」の開発で、技大の栗田政則

先生が保有している特許「表面粗さ

測定法」を商品化するものでした。

　その後、平成16年度から3年間、

技大と産学共同研究契約を締結し、

同年度の長岡市産学共同研究事業

に「有機薄膜の大面積トポロジー評

価技術確立事業」が採択され、技大

の赤羽正志先生、木村宗弘先生にご

指導いただくことになりました。この

産学共同研究を効果的に行うため、

平成16年11月のＮＢＩCオープンと

同時に、同大学が使用するスペース（ラ

ボＤ）に入居しました。

✧表面形状測定技術

　「表面形状測定技術」は、ハードディ

スク、半導体ウエハなど、表面が鏡面

加工されたものの表面形状を測定す

る技術です。木村先生が「液晶そのも

のの配向状態の表面形状を観察し

たい」という希望をお持ちでしたので、

液晶配向状態の表面形状が3Ｄ画像

データとして表示できたとき、木村先

生は大変喜んでくださり、国際液晶学

会などで研究成果を発表してくださ

いました。

　お陰様で、単独では新規参入が困

難と思われる液晶・フイルム業界に

対して、落下傘降下参入した格好で

業界の一流企業と情報交換が出来

るようになり、このような企業の研究

開発部門から問合せやサンプル測

定の依頼が相継ぎ、結果として業界

最大手の富士フイルム㈱の足柄研

究所に「液晶・フイルム業界向けのレー

ザ走査表面形状検査機第1号」を納

入することができました。

✧レーザ走査表面形状検査機

　細く絞った光線を測定物の表面に

照射すると、光が照射された箇所の

表面形状（傾斜角度）により、反射光

は傾斜角度に比例した角度で戻って

きます。照射光が反射光として戻って

くるときの角度を、短時間に表面全体

で連続的に検出、演算すれば、デジ

タルデータや画像として表示するこ

とができます。この原理を応用して実

用化したのが「形状測定装置」で、特

許を取得しています。　

　鏡面加工された製品の表面形状・

粗さ・キズ・欠陥を測定・検査する装

置で、測定表面を細い光線（ビーム）

で走査することから、「レーザ走査表

面形状検査機」と名づけました。

　測定時間が極めて速いことが特徴

で、振動に強く、構造がシンプルなこ

とから、メンテナンスが容易です。

　昨年のセミコンジャパンでは、当

機器を展示してＰＲを行い、多くのウ

エハ業界の皆様がブースに来場して

いただきました。

✧これまで受けた支援と成果

　表面形状検査機の研究開発にあ

たり、長岡市の支援制度（長岡市フ

ロンティアチャレンジ補助金、長岡

市産学共同研究事業補助金）や新潟

県の支援制度（わざづくり支援助成

金等）、その他（財）光産業技術振興

協会、（財）地域総合整備財団など、

多くの皆様から資金支援をいただき

ました。

　また、中小企業総合展への出展支

1

03Vol.2

技術革新に取り組む企業ながおか新産業創造センターでは、将来性のある入居企業の事業展開をサポートするため、大学等と連携した研究開発を支援しています。

レーザ走査方式表面形状検査機（特許第3810749号）

援や㈱KSPのビジネスマッチング商

談会参加支援など、販路拡大に関す

る支援もいただきました。

　このようなベンチャー企業育成に

おいて、助成金は大変ありがたいで

すが、事業が継続して発展できるよう

に、発展段階に応じた資金手当（資

金融資条件の緩和等）のシステムが

あると、更に企業の研究開発が進む

ものと考えています。

✧事業の発展と株式公開をめざして

　表面形状測定技術特許の商品化

を目指して、平成13年12月の事業

化可能性調査から6年が経過し、皆

様のご支援のお陰で、各業界で当社

の技術商品が認知されてきました。

　ただし、市場は、研究開発部門で

使う「スタンドアローン型の手動機・

実験機」ではなく、生産工場の現場で

使う「インライン全数非破壊検査機」

を求めています。今後は、測定・検査

機として本来の固有性能の確実さと

高さを確保・発展させながら、市場の

要求する「製造工程内インライン全

数非破壊検査機」の実現を目指して、

オートメーション自動化技術、安全

工学技術などと融合した「インテリジェ

ント検査装置」の完成を目指していき

ます。

　また、当社では、顧客の要求スピー

ドに対応できるよう、企業間のコラボレー

ションが不可欠と考えています。顧客

の要求する「工程内インライン検査機」

という「自動化オートメーション」まで

備えた装置を開発するため、同業の

測定検査機メーカー、商社、新規事

業を探している企業、投資ファンドな

どからの出資先を探しています。

　業績はまだまだこれからですが、顧

客の要求に応えるために、自社固有

技術と既存技術を駆使して、顧客の

満足を得るための努力を惜しまない

所存です。

　NBIC入居企業の㈱片山抜型製作所が、長岡ニュータ

ウンに隣接する「長岡オフィス・アルカディア」に進出す

ることになりました。

　平成19年10月24日に、進出企業（同社を含めて４社）

と長岡市、分譲主体である都市再生機構の３者で、進出

の際の基本条件に関する協定を締結しました。

　同社は平成20年夏の新工場竣工を予定しており、

NBICとしては平成16年11月の施設オープン以降、初

の卒業企業となります。

　平成19年10月、独立行

政法人科学技術振興機構

（JST）の「地域結集型研究

開発プログラム」に、新潟県

の「食の高付加価値化に資する基盤技術の開発」が新規

課題として選定されました。

　「地域結集型研究開発プログラム」は、都道府県や政

令指定都市が中心となって産学官連携による研究開発

を実施するもので、地域として企業化の必要性が高い

分野の研究開発課題について、地域の大学、公的研究機

関、研究開発型企業が結集して行う共同研究活動です。

　このたび選定された「食の高付加価値化に資する基

盤技術の開発」では、NBICをコア研究室として、高圧処

理を活用した新規の食品加工技術の開発や、これらの

技術の実用化に向けた小型軽量の圧力装置の開発が実

施されます。

★ 高圧処理を活用した研究開発、NBICを拠点として実施

11★ ㈱片山抜型製作所、新工場建設へ

協定締結式にて（左から２人目が片桐・長岡事業所長）

04 Vol.2

✧入居のきっかけ

　日本精機㈱で生産技術に長らく携

わっておりましたが、ベンチャーとい

う甘美な響きに誘われて、イバラの

道に分け入ってしまいました。もともと

検査装置設計等の仕事に関わって

いましたので、この分野を主要事業と

しています。ラベルの検査関連の仕

事でＲＦＩＤ（ＩＣタグ）の知識にふれ、

この小型軽量の巻取り型検査装置を

開発した折に、長岡市フロンティアチャ

レンジ補助金を受けたことが、入居

のきっかけになりました。

✧製品と中核技術

　ラベル関連の仕事に関わってから

10年程となり、ラベルの製造工程に

おける装置がメインになっています。

ラベルの剥がれやカスの残りを検知

する装置やアイマークの濃淡度を検

出する装置等が主要製品です。

　複雑な動きを制御する手段として、

当社ではマイコンを使用しています。

小型、軽量、安価な装置の実現には、

ワンチップマイコンの採用が必須で

あるため、当社ではＨ８／3048系や

ＰＩＣ16F877を採用しています。また、

小ロットのものや開発仕様の装置には、

ＩＣロジック回路・ＰＬＣ（ｼｰｹﾝｻ）等を

利用しています。

✧企業展開と開発テーマ

　フロンティアチャレンジ補助金で

支援をいただいた開発テーマは「ＲＦ

ＩＤ検査装置」でした。この時点での

技術的主眼は2つありました。１つは「軽

量小型化でラベルを巻きながらの自

動検査装置をつくること」、もう一つは

「データ通信技術の確立」でした。前

者は、試行錯誤の末に形にすること

ができましたが、後者は「無線技術」

の知識が不足だったため、少し問題

が残ってしまいました。開発型企業に

とって、技術と知識の不足は致命傷と

なりかねません。来るユビキタス時

代に適応していくために、社内にお

ける無線通信技術の高度化を画策し

ています。

✧資金面での苦労

　開発型企業は労多くして益すくなし

との逸話どおり、なかなか苦労はたえ

ません。固定費を下げようと事務所を

閉鎖しＳＯＨＯ型の会社にしたり、あ

まり気乗りのしない自動機の制御開

発を受注したりと、自己資金不足によ

り会社の歩むべき道を踏み間違えて

しまうことが往 と々して起きてしまいま

した。

　気付かぬうちに楽に生活できる人

生が目的になってしまうことが、当た

り前になっていくのです。私は学生時

代に剣道をやっていました。その教え

に「心、技、体」とありますが、この教え

は企業にも当てはまるのだと思って

います。「企業のめざす道、企業の技術、

健全な経営」がしっかりあれば、間違っ

た方向には行かないと信じています。

✧ＮＢＩＣに入居して

　開発型企業は往々にして唯我独尊

に陥ってしまう傾向があるようです。

多種多様な業種を知り、その知識を

垣間見ることは非常に勉強になります。

ＮＢＩＣに入居している企業は各々が

その道のエキスパートをめざしてい

新しい入居企業をご紹介しますながおか新産業創造センターに平成１９年７月に入居した、ものづくり元気企業をご紹介します。

創造力のある企業をめざして

有限会社 フジックス

有限会社 フジックス

代表取締役　藤塚　彰

05Vol.2

ることから、相当な刺激を受けるきっ

かけになります。今後、多様な支援を

いただきながらハイレベルな企業を

目指していきたいと思っています。

✧創造力のある企業を目指して

　開発型企業としてユビキタス時代

に対応できる企業をめざし、製品の

創造を行っていくことが当社の目標

であり、存在理由だと思います。楽な

経営のために下請け企業となる道だ

けは選ばないように、日々精進してい

きたいと思っております。

　モノづくりはモノを想像することか

ら始まり、それを具体化するための知

識と技術が必要となります。発想は人

間に多くの夢を与えますし、それを具

体化すれば形になります。その過程は、

自己実現と同じです。モノを創ること

は人間に与えられた特権ですので、

それを大切にしていきたいと思って

います。

ラベル形状認識型剥がれ・かす残り検査装置

　産業用自動機械の開発設計、搬送ユニッ

トの製造販売、装置一式の開発製造を手が

けるほか、地元の特産品「銀杏」の自動殻割

機を開発し、全国の銀杏関係者から御好評

をいただいております。

　IT活用のコンサルティング業務、業務用

ソフトウェアの設計開発から運用保守サー

ビス、パッケージソフトウェアの販売・賃貸等、

“心通う”システムトータルサービスを提供

しております。

　ハード・ソフトの両面から食品加工の新

技術「高圧加工」の研究開発を行い、食の安心・

安全・健康といったニーズに応え、高齢化社

会や環境に配慮した豊かな社会の構築、新

産業の創出、地域経済の活性化を目指します。

　牛乳パックやお菓子の箱等の包装紙器の

多くは、紙に抜型を押し当て、箱の形に切り

出す“打抜き加工”で作られており、この紙

器加工に用いる抜型及び周辺資材の研究開

発・製造・販売を行っております。

　半導体製造装置の部材の高寿命化及びパー

ティクルの抑制を実現するため、大気開放

型CVD装置による酸化イットリウム成膜技

術の研究開発を行っております。

㈲アイエスマック

㈱イーオス21

H・P未来産業創造研究会

㈱片山抜型製作所

時田シーブイディーシステムズ㈱

06 Vol.2

　NBICは、産学連携による新分野進出のための研究開発や起業等を支援し、

長岡市における産業の創出及び振興を図ることを目的に、新産業の事業活動

の拠点を提供するインキュベーション施設として平成16年11月に開設され

ました。

　インキュベーションルーム１０室、ラボ4室、交流サロン1室、会議室2室を備

えており、セキュリティシステム完備により、施設を24時間利用することがで

きます。

　入居企業に対する支援として、事業スペースの安価な使用料、高速大容量の

光ファイバーLANの無償利用、大学等の研究者とのマッチングによる研究開

発支援、経営課題や技術開発への専門家相談等があります。

＜施設概要＞①入居室数　ルーム１０室（20㎡～57㎡）、　ラボ４室（211㎡～554㎡）②貸室料等　月額350円～1,500円/㎡　(水道料など共益費を含む)　電気料等自己負担　駐車場無料③入居期間　原則５年以内④入居対象者　新産業進出のための研究開発を行う者、　新規事業の開始又は事業拡大を目指す者⑤連絡先　ながおか新産業創造センター　電話0258-21-0369

ＮＢＩＣ入居者（平成20年3月現在）

　NTICは、長岡技術科学大学の学内共同教育研究施設として、大学の持つ知

的資産を地域社会や産業界等に適切かつ効果的に還元することにより、企業

等の新技術開発の促進及び新産業の創出に資することを目的としています。

　その目的を達成するため、産学官の連携・協力に係るコーディネートに関す

ること、情報発信・受信活動及び学内外技術広報・啓蒙活動に関すること、地域

社会等への技術移転活動に関すること、企業家養成・啓蒙活動及び新産業創出

に関すること等の業務を行っています。

　センター内には、キャンパスインキュベーションブースがあり、起業を志す

もの及び起業後まもないベンチャー企業がセンターの実施する起業化指導、

経営・技術指導その他の支援を受けるために利用されています。

＜施設概要＞①入居室数　４区画（7.5㎡）②貸室料等　貸室料なし　電気料負担なし　駐車場無料③入居期間　原則１年以内（審査により、延長可）④入居対象　長岡技術科学大学の教職員及び学生で起業　を志す者、教職員又は学生が代表を務める　起業を志す団体及び起業後まもないベン　チャー企業、教職員又は学生が構成員の過　半数を占める起業を志す団体及び起業後ま　もないベンチャー企業等⑤連絡先　（独）長岡技術科学大学テクノインキュベー　ションセンター　電話0258-47-9180

ＮＴＩＣ入居者（平成20年3月現在）（有）システムセーフテイーテクノロジー（株）FUCO

安全に関する委託事業

次世代Webサービスの開発・販売／グリッドコンピューティングシステムの開発・製品化（本体は、NARICに入居）　

（株）片山抜型製作所（株）コアシステム時田シーブイディシステムズ（株）（有）アイエスマック（株）イーオス２１（有）フジックス

HP未来産業創造研究会長岡技術科学大学

ＮＩＣＯナノテク研究センターＪＳＴイノベーションサテライト新潟研究室

抜型加工における面版・切刃の技術開発・製造・販売表面形状検査装置の開発・製造・販売大気ＣＶＤ装置の開発と酸化物薄膜の研究

ぎんなん殻割機／多段スライド搬送ユニットの開発情報システムの開発／IT経営コンサルテングラベル剥がれ・カス残り検査装置／アイマーク濃淡検査装置の開発高圧処理を活用した食品等の開発制御システム工学研究室／モーションコントロール研究室／液晶デバイス研究室／カオス・フラクタル情報数理工学研究室／極限エネルギー密度工学研究室クリーンルーム等を設置し、ナノテク研究を支援

大学研究成果を活用した事業化のための開発支援

長岡技術科学大学テクノインキュベーションセンター

ながおか新産業創造センター

ご紹介します！長岡地域のインキュベータNBIC・NTIC・NARIC入居企業の成長に応じた支援体制の構築など、インキュベータ同士が相互連携することにより、市内における起業や新産業の創出を目指しています。

平成２０年秋入居者募集予定

3

07Vol.2

What’s　インキュベータ？　インキュベータとは、本来は卵をかえす孵化器・保育器のことですが、新しい企業を起こそうとする個人や創業期企業、新しい分野への展開を目指す地域企業にその立ち上 げの拠点となる事務所スペースを提供するほか、様々なサービスを提供しながら、その成長、発展を支援する施設のことです。

ビジネスチャンス創造講座新事業展開のキーワードとして以下の３つ

10月から12月まで、各

　 UP！」　　　講師：山形大学教授　野長瀬　裕二　氏　

　　　事業構想を立案する際の重要事項や、事業構想・事業ア

　　　イデア段階でいかに論理的なビジネスモデルを構築でき

　　　るか等について説明していただきました。

　②「成長は足元から！体質改善による事業規模の拡大」　　　講師：中小企業診断士　中村　公哉　氏

　　　　　　ホクギン経済研究所副所長　河田　博　氏

　　　企業体力を向上させ、顧客内シェアの向上や新顧客の獲

　　　得に効果がある「５Ｓ活動」「ＱＣサークル」、経営戦略を

　　　練る際の自己分析手法である「ＳＷＯＴ分析」等につい

　　　て、中小企業の事例を中心に説明していただきました。

　③「デザインは大きな経営資源！」　　　講師：長岡造形大学教授　松丸　武　氏

　　　“デザインは企業力を向上させることのできる重要な経

　　　営資源”というデザイン意義の再認識、２１世紀の商品

　　　価値をリードするキーワード“感性価値”、デザインマネ

　　　ジメントの導入策等について説明していただきました。

●先使用権制度セミナー講師：長岡技術科学大学知的財産センター

　　　　　　　　　　弁理士　松浦　康次　氏

企業が開発した技術については、特許権取得の対象と

するか、ノウハウとし秘匿するかの選択が重要とされ

ている中で、先使用権（他者が特許出願をする前から、

事業やその準備をしていた者については、他者が特許

権を取得したとしても、例外として事業を継続できる

権利）の概要、特許権と先使用権のメリット・デメ

リット、先使用権の立証方法等について、判例や企業

の取組事例を交えながら説明していただきました。

　（財）にいがた産業創造機構ＮＩＣＯテクノプラザが運営するインキュベータＮ

ＡＲＩＣは、平成２年に新潟県第１号インキュベータとして開設され、研究開発

型企業や新事業開設者の育成事業に取り組み、これまでに３８社が利用してい

ます。

　平成１６年には、これまでの運営組織であった（財）信濃川テクノポリス開発

機構と（財）にいがた産業創造機構ＮＩＣＯが統合し、ＮＩＣＯテクノプラザへと改

組して、（１）ビジネスチャンスを結ぶ（２）企業と人を育てる（３）企業と商品を

創る、の３点に戦略的に取り組む支援体制を整備し、この支援体制をバックに

インキュベータ入居者の早期事業化の実現、経営課題解決のサポート他、起業

家の発掘・育成にも取り組んでいます。＜施設概要＞①入居室数　１０室（３０㎡～１０５㎡）②貸室料等　月額　1,800円/㎡　電気料等自己負担　駐車場無料③入居期間　原則3年以内（2年に限り更新可能）④入居対象　企業内ベンチャーとして、研究開発部門を　独立させる必要のある企業(個人)若しくは　ベンチャー企業を目指し、研究施設を探し　ている企業(個人)⑤連絡先　（財）にいがた産業創造機構NICOテクノ　プラザ　電話0258-46-9711

長岡リサーチコアインキュベーションセンター

ＮＡＲＩＣ入居者（平成20年3月現在）ヒーハイスト精工(株)(有)クリエイト(株)ジャステム

(株)日本サーキット

（株)オフビートワークス

（株）FUCO

（株）アイエスエス

ベアリング製品製造販売、超精密受託加工高性能プリント基板製造装置の開発・製造・販売半導体産業向け自動機の設計・製作その他産業向け自動機の設計・製作アプリケーション開発／アプリケーションテクニカルサポート／ＦＡ向け専用ボードコンピュータの開発システム開発およびアミューズメント機器のファームウェア開発次世代Webサービスの開発・販売グリッドコンピューティングシステムの開発・製品化電子部品用製造装置の開発

現在入居者募集中

地域企業の経営力UPに役立つ講座・セミナーを開催

先使用権制度セミナーにて

33

08 Vol.2

Vol. 22008年

3月23日

発行

長岡東バイパス

●長岡高専

●長岡大学

悠久山公園上越新幹線

信濃川

至新潟

至東京

長岡ニュータウンNICO

長岡技術

ながおか新産業創造センター（NBIC）

長岡JCT

長岡IC

北陸自動車道

至大阪

関越自動車道

8

8

17

352

351

Access MapAccess Map

＜編集・発行＞

長 岡 市 商 工 部 工 業 振 興 課

ながおか新産業創造センター（NBIC）

TEL. 0258-21-0369 FAX. 0258-21-0371E-mail nbic@nbic.jp URL http:NBIC.jp〒940-2135　新潟県長岡市深沢町2085-16

＜問い合わせ先＞

長岡市商工部工業振興課〒940-0062　新潟県長岡市大手通２-１-５TEL. 0258-39-2222 FAX. 0258-36-7385E-mail shoko@city.nagaoka.lg.jp

長岡市では、中小企業の新たな事業展開を支援します！！長岡市では、新技術・新製品の研究開発など、レベルアップを目指す企業の皆様の事業展開に対して、補助金や制度融資などの支援を行っています。技術の高度化や新分野進出にぜひご活用ください。

補助金

補助金名

フロンティアチャレンジ補助金

産学共同研究事業補助金

対　象　者 対象事業 対象事業 補助限度額

市内に事業所を有する中小企業者等 製造業又は

情報サービス業に関する研究開発事業

・原材料費、　外注設計加工費、　人件費等

・専門家謝金、　原材料費、設計・　製作費等

400万円（対象経費の　1/2以内）

500万円（対象経費の　1/2以内）

新技術新製品開発資金

　設備資金

●このほか、（財）にいがた産業創造機構（NICO）、中小企業庁、関東経済産業局、（独）中小企業基盤整備

　機構などの研究開発支援制度もあります。補助金等の活用をお考えの方は、いつでもご相談ください。

新技術新製品開発のための必要資金

　　設備

2,500万円

4,000万円（1年以上5年未満の創業者は6,000万円）

年1.7%

年1.9%

NICOの債務保証及び市長の認定を受けたもの

NICOの設備資金の借入れをし、市長の認定を受けたもの

8年以内（据置1年以　内を含む）

直接金融機関に申込む

中小企業者等と市内の大学等で構成するグループ

制度融資

制度名 資金用途 対象者 返済期間 申込方法融資限度額 貸付利率（H20.3.1現在）

技術革新に取り組む企業㈱コアシステム㈲フジックス

＜特集＞

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