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業務自動化ソフトとクラウドコンピューティング の普及により経理3.0の時代が到来する?

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Page 1: 業務自動化ソフトとクラウドコンピューティング の普及により経 … · 中小企業の経理のしごとって? ・経理の仕事ってどんなもの?

業務自動化ソフトとクラウドコンピューティングの普及により経理3.0の時代が到来する?

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目次

第1章. 中小企業の経理のしごとって?

・経理の仕事ってどんなもの?・経理2.0!? コンピュータを活用した会計処理の普及・経理担当者はスーパーマンか?!今も昔も結局多忙な経理マン

第2章. 経理マンと情報システムとの関係

・実はこんなにいっぱい?経理担当者の仕事は情報システム担当さながら・経営管理部門と情報システム部の統合へ

第3章. 自動化とクラウドコンピューティングが実現した、経理3.0とは?!

・ソフトウェアのさらなる進化と、業務の自動化の時代・多くの仕事がコンピュータによって自動化される?!・ソフトウェアのさらなる進化により、経理は次の時代へ・普及の流れに拍車をかける、クラウドコンピューティング

第4章. 課金や請求の業務も自動化へ

・記帳や簿記に加えて、課金・請求の仕事も自動化していく・課金・請求を自動化するクラウドシステム「請求管理ロボ」とは?

第5章. これからの経理と企業が目指すべき姿

・さらなるIT時代へ向けて。経理担当が心がけるべきこと・経営者には社内を常に見渡して、ルーチンワークを減らす責任がある!

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第1章.中小企業の経理の仕事って?

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経理の仕事ってどんなもの?

経理の主な仕事とは会計業務です。 経理と呼ばれる仕事だけで図の通り、沢山の仕事があります。

日次、月次、年次の処理というように仕事が分類されますが、最終的には決算書の作成を目的とし、1年を通じて資金と帳簿を一致させ、会社の資金の動きが正確に処理されているかを正確に把握し記録するのが経理と呼ばれる仕事です。

第1章.中小企業の経理の仕事って?

3月決算の会社の一年間の業務の流れの例 ※企業によって異なります

経理の仕事内容とは?

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経理2.0!? コンピュータを活用した会計処理の普及

かつて、会計ソフトが無かった時代の経理の仕事は本当に大変なものでした。日々の仕訳を漏れなく記録した上で、それを間違いなく複数の帳簿に次々と転記していくという目の回るような仕事でした。

1990年代のパーソナルコンピュータの普及以降は、会計システムを活用して会計処理をすることが一般的となりました。コンピュータと併せて会計ソフトウェアも安価に導入出来るものとなった結果、昨今の経理担当者は従来の会計の知識に加えて、自社にふさわしい会計ソフトウェアを選定して導入したり、それらを使いこなして日々のお金の流れをシステムに記録していく能力が求められるようになりました。

会計システムを導入により、複数の元帳への転記を行う必要性がなくなった経理の担当者は、帳簿をつけるスピードが飛躍的に向上を実現し、資金繰り表の作成や売上分析といった業務を素早くに行うことが出来るようになりました。時間に余裕も生まれ、今まで会計処理だけに時間を取られていた経理担当者の仕事の幅は広がってきたと言えます。

第1章.中小企業の経理の仕事って?

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経理担当者はスーパーマンか?!今も昔も結局多忙な経理マン

会社の規模や取引の量にもよりますが、従来から社員数が50人に満たない会社などでは管理部門のスタッフはどうしてもコストセンターとみなされがちです。そのため、前述のように業務に余裕が生まれたはしたものの、経理担当者は、多くの業務を兼務することが一般的でした。

経理として雇われたはずなのに、雪だるま式に仕事が増え総務・人事労務・購買・販売管理といった仕事を全て1人で行っている場合もあるようです。読者の方々中でも経理の仕事をされている方は、結果的に目の回るような量の仕事に忙殺されながらも、たまにお休みすると悲鳴があがるといった、「スーパーマン」のように活躍されていらっしゃるのではないでしょうか。

気がついてみれば経理担当者は今も昔も忙しいままです。

第1章.中小企業の経理の仕事って?

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第2章.経理マンと情報システムとの関係

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実はこんなにいっぱい?経理担当者の仕事は情報システム担当さながら

経理の担当者の最大のミッションは、多くのシステムから吐き出されたあらゆる数字情報を会計ソフトに集約させ、“企業の通信簿”とも呼ばれる、財務諸表を作成することです。そのため、現代の経理担当者の仕事と情報システムは切っても切り離せないものなのです。

そのため経理業務を担当する部門では、いろいろなシステムの操作を行う必要があります。具体的には下記のような多様なシステムを駆使しながら、会計伝票を起票していきます。

第2章.経理マンと情報システムとの関係

誤謬なく会計処理を行うために、経理担当者は様々なシステムを操作し、正確な情報を集める必要があります。多くのシステムの機能を知り、どのシステムにも必要とする機能が無い場合には、エクセルなどの表計算ソフトを使いながら足りない機能を自分で補いながら作業していきます。もはや、現代において経理担当者として生き残るためには、会計の知識だけではなく、卓越した情報システムの知識を兼ね備えている必要があるといっても過言ではありません。

いろいろなシステムの操作をマスターしてしまった結果、経理担当者の兼務はさらにハードになるようです。

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経営管理部門と情報システム部の統合へ

さらに、これから先の時代は、クラウドコンピューティングを活用することで、さらに安価で自社にふさわしい情報システムを導入することができるようになっていきます。ユーザーインターフェースも発達し、導入に必要な知識も少なくなり、企業は情報システムの専門部隊を保有する必要がなくなってきいきます。

大袈裟に言うと、利用する当事者自ら使用するシステムを選定し、自社に最適な形でカスタマイズし活用することが求められていきます。

効率的に会計処理を行うために必要な情報を効率的に集約するシステムを構築し、企業内で業務の流れを最適化していくことが必要とされます。管理会計などの領域まで含めると、会計担当者が把握するべき情報は企業のほぼ全ての計数情報といっても過言ではありません。

そのため、先進的な企業において既に、CFO(最高財務責任者)がCIO(最高情報責任者)を兼務するという事例も見られるようになってきています。

第2章.経理マンと情報システムとの関係

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第3章.自動化とクラウドコンピューティングが実現した経理3.0とは?

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ソフトウェアのさらなる進化と、業務の自動化の時代

そして、現代は業務の自動化の時代と言われています。業務を軽減するだけではなく、それぞれのプロセスを繋ぎあわせて連続処理することにより、人々の業務は自動化され、さらに軽減されていきます。

パーソナルコンピュータが1990年台に発売してからわずか20年ほどの間に、次々と開発された業務用のソフトウェアは競合同士しのぎを削りながら進化を続け、次第に人々の仕事を楽にしてきました。

そしてこれから、人間の仕事が、コンピュータに奪われる時代が訪れると言われています。産業革命以降、家電製品が主婦の仕事を減らしてきたように、ホワイトカラーの労働者の仕事の中でもルーチンワークを皮切りにコンピュータに仕事を任せる時代が始まっています。

第3章.自動化とクラウドコンピューティングが実現した、経理3.0とは?

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多くの仕事がコンピュータによって自動化される?!

第3章.自動化とクラウドコンピューティングが実現した、経理3.0とは?

2014年に国内でも多くのメディアにも取り上げられ非常に話題になった、 デロイトとオックスフォード大学の調査によると、 “イギリスにおける1/3の仕事は次の20年で自動化されるリスクに晒されている。 ”(引用元“One-third of jobs in the UK at risk from automation” )言われています。その興味深い調査結果の一部を抜粋してみました。

もし、興味の有る方は元文も読んでみてください原文“THE FUTURE OF EMPLOYMENT: HOW SUSCEPTIBLE ARE JOBS TO COMPUTERISATION?”

また、オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授の研究論文には、 代替が起こりやすいとされる具体的な仕事も記載されています。

• 英国の既存の仕事の35%が自動化されるリスクが高い。• 年収3万ユーロ以下(日本円で400万程度)の仕事は、年収10万ユーロ(日本円で1,300万円)の仕事に比べて5倍自動化されやすい。「持てる者」と「持たざる者」の格差がより広がる。

• 技術革新は、機会を創造すると同時に課題を生み出し、今後10年で雇用に大きな変化をもたらす。• 今後10年で従業員に求められるようになるスキルは、「デジタルの知識やノウハウ」「経営能力」「クリエイティビティ」であり、逆に「事務的な仕事」「支援業務」「外国語」のスキルの必要性は少なくなってゆく。

引用(当社により和訳しています)

引用(当社により和訳しています)

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ソフトウェアのさらなる進化により、経理は次の時代へ

紙と鉛筆で経理作業を行っていた時代を経理1.0、パーソナルコンピュータを活用して経理作業が軽減された現代を経理2.0の時代と名付けるならば、AI等のテクノロジーによって簿記や記帳の業務が自動化され、経理3.0時台の到来が始まったと言えます。ここでは、現在までの流れを説明していきます。

第3章.自動化とクラウドコンピューティングが実現した、経理3.0とは?

わかりやすい例として、家計の管理を行う「家計簿」と呼ばれるものがありますが、 一般家庭の会計(家計)は企業の会計よりも"ルール"が多くないことから一足先に自動化が実現したと言えます。

まずは身近な家計簿から? 家計簿が自動的に

日米における個人財務管理ソフト米国においては2007年に創業したMint.comが現在1,000万以上のユーザを抱えており、 日本では2012年に開始した家計簿アプリMoneyForwardが既に200万のユーザを獲得した(2015年4月)と発表しています。 これらのサービスは、クレジットカードや銀行などの金融機関から出納データを自動的に取得した上で、支払先名称等をもとに使途を推定し、家計簿を作成します。

大企業と比べると、会計のルールが少ない中小企業をターゲットとした商品が先に普及しています。“クラウド型会計ソフト”と呼ばれる市場ですが、FreeeやMoneyForwardが大きなシェアを誇っており、2015年7月には従来のパッケージ型会計ソフトウェアとしてトップシェアを保有している弥生株式会社の弥生会計もクラウド版の発売を発表しました。 これらのサービスでは、多かれ少なかれ「インターネットバンキングと連携して出納データを自動で取り込む」や「日々の会計仕訳のパターンを

そして企業の会計も自動化へ

記憶して二度目以降の仕訳を自動的に行う」といった会計の自動化機能が付随しています。

これからの時代は「セキュリティの不安」という大きな論争を乗り越えて、大手企業にもクラウド版会計ソフトの波が押し寄せてくることは言わずもがなといったところだと思います。

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普及の流れに拍車をかける、クラウドコンピューティング

そして、新しい業務アプリケーションの普及と、ソフトウェアの進化はクラウドコンピューティングの普及があってこそ、と言えます。

提供する企業の側は、もはや高価なサーバーを維持するために途方も無い費用を支払う必要はありませんし、サーバーのセットアップやハードウェア障害に悩まされることなく、ソフトウェアをより良いものにすることに集中することが出来るようになりました。

導入する企業の側も、素晴らしい業務システムがウェブブラウザからすぐに導入でき、無料や非常に安価な料金で設備投資を行うことなく活用することが出来ます。しかも使いたい期間だけお金を払って利用でき、今使っているものより良いものが流通すればすぐに乗り換えることさえ可能です。従来のように家電量販店でパッケージを購入してきたり、多額のシステム投資を行って開発した自社専用のシステムを我慢しながら10年以上も使い続ける必要は、もはやありません。

前ページ記載のfreeeは、無料から使えるなど、創業間もない企業のニーズをうまく市場を取り込み、

2013年3月のサービス開始から1年4ヶ月後の2014年7月には導入企業数が10万事業者が突破したと発表しています。パッケージを買ってきてインストールして活用する時代であれば、このように企業の業務の根幹を担うシステムの領域で1つのシステムがが爆発的に流通することは起こりえなかったことです。

第3章.自動化とクラウドコンピューティングが実現した、経理3.0とは?

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第4章. 課金や請求の業務も自動化へ

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記帳や簿記に加えて、課金・請求の仕事も自動化していく

3章では会計や仕訳の仕事について記載しましたが、 ROBOT PAYMENTでは課金や請求の仕事の自動化の可能性に着目して 「請求管理ロボ」というサービスを提供しています。

記帳や簿記の分野を自動化するソフトウェアが普及したと述べましたが、それ以外の仕事も自動化していきます。経理3.0時代の到来によって、人間がやらなくてはいけない仕事は次々と減っていきます。

記帳や簿記の仕事に続いて、経理が手動で行う必要がなくなる仕事はなんでしょうか?

ROBOT PAYMENTでは、課金・請求業務におけるルーチンワークの多さに着目し、課金・請求に付随する業務を自動化するというコンセプトの元に「経理のミカタ」というサービスを開発しています。

決済代行会社である強みを活かし、課金の形態が銀行振込だけでなく「クレジットカード決済・口座振替・コンビニ決済」複数手段を取り揃えることにより、様々な業種・業態の課金に対応しています。

多くの会社の担当者はこの課金・請求の仕事に多大な時間を費やしています。請求業務は営業部とコミュニケーションを取りながら、1円の間違いも許されない会計と密接に関わる業務であるため、担当者の大きなストレスの元となっています。さらに、郵送の封入作業など人手のかかる作業が多い上にとても退屈なルーチンワークの連続です。

この問題に対して予てから問題意識を持っていた企業においては請求作業のアウトソーシングを行うなどの対策を取ってきましたが、ムダの削減には限度がありました。これからは、退屈な仕事はコンピュータに任せることでさらなる効率化・正確性の向上・コスト削減を行うことが可能になっていきます。

第4章. 課金や請求の業務も自動化へ

課金・請求業務の大変さ

請求・課金業務の自動化に着目して作られた「請求管理ロボ」

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第5章.これからの経理と企業が目指すべき姿

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さらなるIT時代へ向けて。経理担当が心がけるべきこと

第5章.これからの経理と企業が目指すべき姿

これまでも、会計の領域では、1990年以降に弥生会計のようなソフトウェアが普及したことで、書籍や資格試験で勉強する簿記論の内容と実務の実態が次第にズレが生じてきているのは皆様がご存知の通りです。ITツールの進化に伴い、会計処理に必要な知識は少しずつ変わってきているのです。

アメリカでは、この5年以内で既に会計士・税理士の人口が数万人減少したと言われています。今後もコンピュータの能力向上は進み、マニュアル化しやすい仕事から順番に人工知能に代替されていきます。あと数年もすれば、簡単な記帳の仕事はシステムが正確に自動的に処理することが一般的になるでしょう。現実を目の当たりにして、経理の業務に関わっている方は、ただ嘆くだけでなく、今後も真に求められるスキルを身につけることに集中する必要があります。

コンピュータの能力向上とあなたのキャリア

これまで会計のチームは、帳簿担当・買掛や売掛担当・給与担当・請求担当などと細分化されていましたが、 さらなるツールの進化に伴い組織がスリム化するはずです。一足早く使いこなして更に多くの領域の仕事をこなすことはもちろん、更なる付加価値を出して行きましょう。

もはや、経理と呼ばれる仕事は存在しないのかもしれない

管理会計の導入により企業の意思決定へ参画する 節税対策のプランを組み立てる 税務リスクの判断を行う キャッシュ・フローを安定させる動きをする BIツールの導入(同じく安価になっていきます)による経営の見える化を行う

など、多くの企業がやりたいのに上手く出来ていない、もしくは内省化できていない仕事は数多くあるはずです。 一日も早くテクノロジーを使いこなす側に周り、まずは自分の仕事を減らした上で高度な仕事に取り組んでいきましょう。そうすれば、今後も失業する心配はありません。IT化が進んでも無くならない仕事は人にしか出来ない仕事はクリエイティブな仕事だと言われておりますが、特に「企業の経営判断」の仕事はコンピュータに置き換わることが出来ない仕事として様々な研究で上位ランクインしています。人工知能が発達するとはいえ、コンピュータの合理的な経営判断能力が人間に匹敵するのは少なくとも2030年よりも先のことになりそうです。(もし匹敵したとしても、万が一の時にコンピュータは責任を取ることが出来ませんから、なおさら遠のくことでしょう)どうすれば企業の利益が最大化できるのかを常に考え、コンピュータには出来ない仕事を身につけてゆく。志を高くもち、日々仕事と向き合っていくのは、そんなに難しいことではないと思います。

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経営者には社内を常に見渡して、ルーチンワークを減らす責任がある!

第5章.これからの経理と企業が目指すべき姿

企業経営者は、経理担当に無駄なルーチンワークをさせるのをやめるべきです。経理に限った話ではありませんが、社員にはルーチン作業を徹底的に減らすように教育していく責任があると言えます。もちろん、すぐにルーチン作業をゼロにすることなど出来るはずはないですが、この仕事は無くす事ができないかという思考習慣を組織に植えつけていきましょう。そのためには、ぜひ、一足先に最新のITツールを導入して、IT化経営を実践していきましょう。

社内に慢性的に存在するルーチン作業は悪であると思え!

経営者は常に最新のツールの動向や機能について積極的に情報を集め、最新のテクノロジーを活用すると、どのようなことができるのか理解しておく必要があります。これからの時代は、世間で言われている通り徹底したIT経営を実践していかなければ勝てません。競合企業はあなたの会社より、さらに社内リソースを効率的に運用し、賢く勝負してきます。

また、現代の若者は職場を選ぶ際に「将来失業しないスキルを身に付けることが出来るかどうか」を非常に重要視するようになってきています。優秀な人材を確保し、辞めずに働いてもらうためにも経営者は自らテクノロジーカンパニーの体現へ向けて舵を切りましょう。

会社も社員も幸せになれるよう、テクノロジーとの向き合い方を考え、日本中に強い組織を作っていきましょう。 ROBOT PAYMENTは少しでもそんな素敵な経営者の皆様のお役に立てればと考えています。

企業の利益と社員の幸福を同時に追求しましょう

最新のITツールを導入することにより

• データが見える化し、迅速な経営判断を実現できる• 人が介在しないことによりミスを減らし、クレームが無くなる• 余計な固定費が無くなる• コア事業へリソースを集中することができる

など、良いことが盛りだくさんです。

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経理のルーチンワークを最小化。請求管理ロボのご紹介

丸2日かかっていた請求業務がわずか3時間まで圧縮

請求管理ロボは、今までエクセルと手作業で行っていた、請求・消込・催促の作業を全て自動化し、請求管理業務に必要な様々なファイルやシステムの管理画面を1つの画面でまとめて操作できるクラウドサービスです。

株式会社KDDIウェブコミュニケーションズ様 <インタビュー事例引用>

ROBOT PAYMENTについて

株式会社ROBOT PAYMENTは、創業から15年以上に渡り、お客様に決済代行・決済システムのサービスを提供し続けている企業です。クレジットカード決済代行の他、口座振替やコンビニ決済、他にも多彩な手段で決済システム・決済代行を行っております。また、オンライン決済の技術を活かした、継続請求管理ロボット「請求管理ロボ」を提供し、企業の生産性向上、収益向上、キャッシュフロー改善を通じてお客様の成功を実現します。