診断士scm研究会 7月2003 発表用 - airnet2003/07/26 · 3.vmiの理論と課題 5....

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1 COPYRIGHT:JBL2003新津

VMIの理論と実際＋α、次世代LLP?

平成１５年７月２６日

日本アイ・ビー・エムロジスティクス株式会社販売物流事業　輸出部長中小企業診断士（情報　２０００年登録）新津　昭夫

SCM研究会　


成田事業所

本社

横浜事業所藤沢事業所野洲事業所

n会社名　　日本アイビーエム　ﾛｼﾞｽﾃｨｸｽ株式会社

　　　　　　　　　　　　　　　　IBM Japan Business Logistics Co., Ltd　（英文名称）

n本社所在地　東京都港区海岸3丁目23番地19号

n国内事業所　藤沢、横浜、成田、野洲（滋賀県）

n設立　　　　　　　　1993年　6月23日

n資本金　 3000万円 (1993年6月23日)

5000万円 (1994年6月29日)

n株主　　　　 June 1993 – May 1999 : 51%－日本ｱｲ･ﾋﾞｰ･ｴﾑ 49%-－ IBM退職者June 01, 1999 : 100%－日本ｱｲ･ﾋﾞｰ･ｴﾑ

n従業員数 220人 (2003年4月1日現在)

n海外現地法人　　　　 Business Logistics Thailand Co., Ltd (BLT)(設立 : 1997年10月30日 / 株主 : 49%－JBL)

日本ｱｲ･ﾋﾞｰ･ｴﾑ　ﾛｼﾞｽﾃｨｸｽ株式会社 (JBL)のプロフィール

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目　　次

１.VMI以前の経営手法

６.e-business on DemandのLogisticsへの展開

従来

現在

未来

３.VMIの理論と課題

５. VMIの成功要件

４. VMIの事例と海外展開パターン

２.VMIの定義と類似手法の整理分類

4 COPYRIGHT:JBL2003新津出展：東京実践経営研究会：｢製造業の情報化マニュアル｣

VMI以前の主な経営手法　－　経営環境の変化と経営手法の変遷　－

イベント

朝鮮戦争

東京五輪

大阪万博

石油危機

貿易摩擦

バブル経済

平成不況

バブル崩壊

１９５０１９６０１９７０１９８０１９９０２０００年代

産業

石炭

繊維

鉄鋼・造船

自動車・家電

半導体・ｺﾝﾋﾟｭｰﾀ

経営管理の時代経営戦術の時代経営戦略の時代経営情報の時代

パラダイム・経営手法

QC QCサークルＺＤ運動ＭＢ賞ＤＦＤ ISO14000 Six ｼｸﾞﾏ

・動機付け・生産性・多角化・ｺｽﾄ　ﾀ゙ｳﾝ・多様化・企業文化・顧客満足・ｺｱ･ｺﾝﾋ゚ﾀﾝｽ・差別化・ｺﾗﾎﾞﾚｰｼｮﾝ・ｽﾋﾟーﾄ゙経営

ＰＰＭＢＰＲ　　　CI ERP ｲﾝﾀｰﾈｯﾄ環境経営SISABC/ABM

欲求の段解説Ｘ理論/Ｙ理論 ROI M&A リストラ

損益分岐点分析 POS EC ROE ｷｬｯｼｭﾌﾛｰ経営

科学的管理法 MIS かんばん方式 CIM アウトソーシングＱＲ / ECR

IE

OR

ﾗｲﾝ生産方式 JIT ｱｼﾞｬﾙ生産方式ﾘｰﾝ生産方式３ＰＬ

ABC分析 FA/FMS POP SCM

VA / VE ｺﾝｶﾚﾝﾄ･ｴﾝｼﾞﾆｱﾘﾝｸﾞﾅﾚｯｼﾞ･ﾏﾈｼﾞﾒﾝﾄ　　　　ﾃ゙ﾀー･ﾏｲﾆﾝｸ゙ＰＬ法

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VMI以前の主な経営手法　－　ＳＣＭにVMIの源流を見る　－

生産管理型ＳＣＭ

ロジスティクス型ＳＣＭ

これまでのＱＲ/ ECRの概念

ＳＣＭの領域

産地サプ

ライヤメーカー卸売業小売業消費者




従来

現在

未来


３.VMIの理論



4


VMIの定義

１．小売業におけるVMIの定義　（ベンダー管理在庫方式）• ウォルマートとGEの電球で始まった施策。• 納入業者に小売の発注業務を委託すること。• 小売・メーカー双方が需要予測を行い、小売から販売情報と店頭在庫の量がメーカーに伝わ

ると、店頭在庫の補充量が算出でき、出荷を指示する。• 小売店は発注業務をしない。

（グローバルロジスティックス研究会定義）

VMIのキーポイント

　　・自動補充発注、　・予測して自動的に送り込む、

　・ベンダー管理、　・協同で予測する

２．メーカーまたは卸売り業と小売業におけるCRPCRP（Continuous Replenishment Program）　連続補充方式

• USのｽｰﾊﾟｰﾏｰｹｯﾄ/加工食品業界で始まったＥＣＲ戦略の具体的な施策の一つ。• 倉庫において在庫が減少した場合、次に納入される日までの需要予測を行い、それに

対応した量を機械的にメーカーに発注する仕組み。• Efficient Customer Response：効率的顧客対応。

（グローバルロジスティックス研究会定義）

３．VMIの一般定義VMIとは、サプライチェーン上に存在する供給する側と供給される側の間において、供給する側が供給される側の需要予測情報や在庫状況をリアルタイムに把握できる状況下で、供給する側が適正な在庫量を算出し提供する狭義のロジスティックスであり、また双方の在庫を最も適正な量に制御する（ブル

ウイップ効果を防止する）管理手法である。

（JBL定義）


　　VMIとCRPの整理

自動補充発注仕入情報

売上情報在庫情報

POS

自動補充発注＋

生産計画

週次予測（12週)生産計画

日次予測（7日)補充計画

最終予測（2日前)出荷

RTI（リアルタイムインべントリ）

と自動補充発注

VMIベンダー主導型店舗在庫管理

?ウォルマートとGEの電球

CRP連続補充方式

? USの食品/雑貨業界

CFER/CPER（ｼｰﾌｧ-/ｼｰﾊﾟｰ）（Collaborative　Planning Forecasting and Replenishment）

小売店小売本部流通センタメーカー

出荷情報在庫情報

出荷情報

自動補充発注＋

生産計画

売上情報在庫情報

POS

POS• 実需に基づく精度の

高い計画

ベンダーが管理１）　ベンダー生産計画との連携２）　商品の製造計画、在庫計画をマーケッ

トの動きに合わせる

自動補充発注

予測して自動的に送り込む

１）　メーカーがセンタの在庫管理を代行２）　メーカー（卸）が小売（卸）の在庫ニー

ズを予測

協同で予測する

１）　予測をマーケットに近づける

２）　WEBを使いマーケット側と協同で予測

１）　PUSH→PULLへ２）　小売の過剰在庫圧縮

自動補充発注３）　発注コスト軽減（10％*）４）　発注頻度増加（数回／日）→在庫圧縮５）　発注ミス防止

６）　物流効率向上

5




従来

現在

未来






生産関連費用の把握：生産速度と需要速度で費用が決まる

時間

累積数

傾きの差が、負荷率であり、ベンダーとユーザーの生産速度の差

在庫期間

在庫量

入荷

出荷

流動数曲線での表現

ρ＝λ/μ (0＜ρ＜1)

ρ：負荷率（トラフィック）λ：平均到着率μ：平均処理率

累積数

在庫期間

在庫量

出荷

ρが1以上なら在庫が溜まる

累積数

在庫期間

在庫量出荷

Ρが1以下なら在庫が減り品切れが発生する

時間時間

総費用＝品切れ費用＋在庫費用＋稼動費用＋遊休費用

１＜ρの場合 ρ ＜１の場合

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従来

現在

未来




フィリピン　液晶部品

フィリピン　電子部品

野洲　電子部品

綾瀬　PC完成品

大黒　PC完成品

川崎　CRT菖蒲沢　PC部品

２００２２００１２０００１９９９１９９８

スタンドアローン時代ＤＢインテグレーション時代

深? 　電子部品

野洲　液晶部品

2002.5

統合・移管

ＶＭＩ倉庫数　　　　：７ヶ所サプライヤー数　　：２４４社取扱部品数　　　　：１，６４９点

２００３年２月現在

ＩＢＭのＶＭＩ倉庫事例一覧

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国内のVMI事例


IBM倉庫IBM工場

お客様

コンフィグレーション＆

カスタマイゼーション

技術情報

お客様仕様の決定

ネットワーク設定

最終梱包・出荷・直送

組立テスト

カスタマイゼーション個別設定

部品・製品の調達

製品VMI 標準製品

部品VMI モニターVMI

綾瀬 IFC

コンフィグレーション＆

カスタマイゼーション

お客様にお届け

指定の時期に指定の場所に

?共同倉庫機能?出荷・配送センター機能?キッティング機能

調達部門販売部門小売販売

サプライヤー

サプライヤー

お客様

IBMのPC ロジスティクス　　共同倉庫-綾瀬IFC-の果たす機能

*IFC ( Integrated Fulfillment　Center )

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日本海外ＶＭＩ倉庫

サプライヤー

サプライヤー

メーカー製造第２工程

メーカーのお客様の生産拠点

メーカー海外VMI倉庫

部品サプライヤーのダイレクト出荷

製造第１工程

サプライヤー

メーカー国内VMI倉庫

他の国

海外展開VMIモデル　1.

部品

部品最適輸送

輸出型グローバルロジスティクスVMI

生産工程の海外展開に伴うﾛｼﾞｽﾃｨｸｽ


海外展開VMIモデルの事例　－ IBM中国ー.

IBMで行っているVMIのケースです。JBLはエンド・ツー・エンドの出荷をサポートしています。

E2Eのロジスティクス管理業務

サプライヤー資産工場側資産

日本

サプライヤー

部品

サプライヤーの出荷

部品

部品

最適輸送

フォワーディング関連業務（書類作成、輸出梱包、輸出手配、グローバルレートを使った輸送費）

最適業者を組み合わせたロジスティクス体制

深? （福田保税区）VMI倉庫

香港Hub倉庫 IBM関連工場

（IIPC）出荷指示（急ぎの場合Pull指示）

出荷指示（通常の場合倉庫搬入指示）

出荷指示（Pull指示）

深?

倉庫契約、

倉庫運営、

倉庫内オペレーション

中国

Think PadPC-ServerServer オプションの製造

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海外展開VMIモデル　2．輸入型非居住者VMI　１．

*LLP (Lead Logistics Provider)

海外サプライヤー

（日本国内拠点なし）

基本購買契約

購入計画

プル・オーダー

出荷　　NO CHG INV.

CHG INV.

支払い

プル・オーダー出荷支払い

日本　メーカー／販社

LLP　　VMI倉庫

サプライヤーのメリット

販売ルートの拡大

日本にｻﾌﾟﾗｲﾔｰの販売拠点がないケース　→　ｻﾌﾟﾗｲﾔの販路拡大


プル・オーダー

資産の流れサプライヤー資産 (VMI)

ＬＬＰ資産

メーカー／販社　　　資産

資産移動一時的

海外サプライヤー〈非居住者〉

メーカー／販社〈A,B,C...〉

・プル・オーダー・受領・支払

基本購買契約

③プル・オーダー

④CHG INV.

⑦支払い

・　生産　・　出荷　- NO CHG INV.

②出荷ＬＬＰ

・トラッキング・在庫管理・出荷管理・一時資産計上

⑤出荷

⑥支払い

①購入計画

③プル・オーダー

*LLP (Lead Logistics Provider)

輸入型非居住者VMI　２．海外展開VMIモデル　2　（詳細説明）

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関税定率法の一部改正　～非居住者在庫管理・通関ｻｰﾋﾞｽ形態～

外国のベンダー（非居住者）

国内のユーザー（居住者）

保税

基本的売買契約

①搬送

③プルオーダー

③プルオーダー

④配送

入港

到着

輸入申告

搬出

配送

輸入許可

パターン1

通常輸入国内のユーザー

（居住者）搬入

入港

到着

輸入申告

搬出

配送

輸入許可

パターン2

非居住者が輸入申告直前まで在庫管理


搬入

入港

到着

輸入申告

搬出

配送

輸入許可

パターン3

非居住者が搬出直前まで在庫管理


搬入

入港

到着

輸入申告

搬出

配送

輸入許可

パターン４JBLの進めるVMIパターン内貨VMI


搬入

保税転売倉入申請

倉入申請

輸入者居住者

輸入者非居住者

保管

輸入者居住者（セットメーカーの場合と商社の場合）

保管

保管


海外展開VMIパターン3

ＢＰＯ型VMIサプライヤーとメーカー/販社間のロジスティクスをBusiness Process Outsourcing（BPO)で対応。

サプライヤー、メーカーがコアビジネスに専念できるサポート体制を構築します。

サプライヤーメーカー /販社Logistics BPO　

部品販売機能

VMI倉庫

部品購買機能

出荷倉庫

実物流実物流

Ｆｅｅ

Ｂｅｎｅｆｉｔ

サプライヤーのメリット•　品質向上に傾注•　ｺｽﾄ削減に傾注　(業務の効率化、物流の効率化）

実物流

Ｆｅｅ

Ｂｅｎｅｆｉｔ

ＢＰＯ機能の役割•　全体最適の関係構築•　情報の共有化•　Ｅ２Ｅのロジスティクスの可視性提供•　荷主、在庫圧縮に貢献•　物流ｺｽﾄ低減を荷主に提案

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あるキャピタル企業の提案例

ベンダー資産バイヤー資産

ベンダー資産金融会社の資産バイヤー資産

ベンダー資産バイヤー資産

＜従来＞

＜バイヤーのニーズに基づいたVMI、JIT取引＞

＜金融会社を介在した取引＞

FOB

DDU

VMI、JIT

工場渡し倉庫持込渡し

B/S,C/Fが悪化

ベンダー搬送ベンダー倉庫国際輸送バイヤー倉庫

（VMI倉庫）

搬送バイヤー

＜海外＞＜日本＞

バイヤー資産ベンダー資産




従来

現在

未来

３.VMIの理論

５. VMIの成功要件と4PLへの期待



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プル・シグナル　　による納品

部品サプライヤー共同倉庫資産の移転（サプライヤー資産）

組立メーカー

メーカーの狙いと目標

l在庫削減／回転率向上

l変動に対する柔軟性

l発注作業軽減

サプライヤーの享受点

l安定的な取引関係の構築

lForecastｔに基づく

　　計画生産－調達－輸送

l事務処理コスト軽減

VMIでの全体最適

VMIのキーポイント

　　・自動補充発注、　・予測して自動的に送り込む、

　・ベンダー管理、　・協同で予測する

在庫情報

内示（予測）

予測による補充

計画（予測）＆　補充

全体最適とWin/EVENの関係

• パートナーシップの熟成

• 情報の共有化

• E2Eのロジスティクスの可視性提供


　部品サプライヤー共同倉庫組立メーカー

パートナーシップの熟成

（サプライヤー資産）

組立メーカーの役割

在庫データを常に監視し適正状態に管理　

VMIによる企業を超えた

サプライチェーンの実現

VMI方式

コック方式一方的な負担　部分最適（ブルウイップ）

計画の連動

部品サプライヤーの役割

信頼に基づくタイムリーな納品とリスクの認識

需要変動情報の分析、的確な生産とスケジュールへの反映

リードタイム、サイクル短縮など変化への対応力の向上

引き取り責任を明示した要請と契約

レベルの高い在庫管理と結果（在庫情報／使用実績）の提供　

需要予測(確定オーダーを含む）精度の向上

需要変化の適時性のあるサプライヤーへの連絡の仕組みの確立

相互信頼

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情報の共有化

組立メーカー

生産計画を確実に実行する

ための十分な

データの提供

サプライヤー

健全なパートナーシップ確立

のためのタイムリーな　　　

データの提供

情報共有

VMI共同倉庫

精度の高いデータの提供のための簡易なシステム情報共有情報共有

需要情報在庫情報出荷情報輸送情報

・搬送途上の部品情報・精度の高い在庫情報

・出荷情報の提供（ASN）

・搬送途上の部品情報・精度の高い在庫情報

・基幹システムへの情報提供

・信用出来る在庫管理・必要な人に必要な情報のみ提供

情報共有のためのインフラ構築が重要です


E2Eのロジスティクスの可視性提供

　　－　WEBベースでの国際輸送情報管理のしくみ　－

GAINS:　

Global Advanced Information Network Systems• 輸出書類作成

• 輸送状況のモニタリング　

　　（サプライコミットからお客様納品まで）

oGAINS

GAINS

WMS

工場 HUB お客様

輸入輸出

サプライヤー

購買

生産計画

資材調達

MRP需要情報

需要予測

請求

支払い

研究開発

輸出輸入

WMS

狙い

• 作業効率改善

• 可視性向上による

在庫削減

部品番号、注文番号、ケース番号などで検索が可能

インターネットブラウザー

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E2Eのロジスティクスの可視性提供　　－　WEBベースでの在庫情報共有のしくみ　－

生産拠点

生産管理・購買

・　輸出データ入力

・　在庫データ・入出庫在庫履歴照会

・　基幹システムへのデータ提供

サプライヤー

サプライヤー、倉庫、部品・製品別

・入出庫在庫履歴照会

・在庫・不足部品情報・在庫データ

・入出庫在庫履歴照会

システム管理者

プロセスオーナー

＜ L４Sの概要＞

WEB アプリケーション

・Ｉｎ－Ｔｒａｎｓｉｔデータ・ＲＩＰデータ・入庫データ・出庫依頼・出庫済処理・棚卸し・在庫・履歴照会

ラインサイドストック

物流センター

・マスターデータ入力

・入出庫データ入力

・在庫・入出庫履歴照会・検査・入出庫タグ・棚卸し

帳票出力

インターネットブラウザー


・在庫把握方法・適正在庫基準・発注量計算・発注頻度・システム

VMI構築における検討のポイント　

・需要計画は何週分開示されているか

• お客様への情報提供内容（ASNほか）

• お客様との検収• 請求可能タイミング

④プル・シグナル現地

お客様VMI共同倉

庫

・配送頻度・梱包形態・距離/時間

情報

モノ

⑥在庫/出荷情報

・タイミング・どんな方法で

・タイミング・どんな方法で

工場

⑨ダイレクト出荷

• 在庫管理システム長期在庫管理/棚卸

• セキュリティー• 契約のサービス内容• 費用発生単位

①需要情報

⑦出荷情報（ASN)

⑤JIT納入

⑧補充指示

③生産指示

海外販社

オーダーデスク

②需要情報

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?経営者層の断固たる意思

?取引先との理解と協力

?情報の共有

?ITインフラの整備（既存システムのインターフェース）

?Win-Evenの関係

?海外における最適パートナーの選出

Leadership / Collaboration / Speed

短期間での成功のためには


•　全部品のＶＭＩ開始

•　追加システム機能の開発導入

•　追加機能および費用対効果の検討

•　限定部品のＶＭＩ開始

•　教　育

•　サプライヤーへの要請･契約

•　基幹システムとの整合性の検討

•　対象部品の選定

•　契約・運営方針の検討、決定

VMI導入手順・スケジュール　（サンプル）

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　？PL事業の語源

1PL :荷主（製造業、卸売り業、小売業）自家物流　2PL :物流（専）業者=運送会社・倉庫会社等

3PL :荷主のロジスティクス業務の外部委託先、物流子会社、

4PL :3PLを下請けにするﾛｼﾞｽﾃｸｽ・ｱｳﾄｿｿーｻｰ　＝　LLP　＝　CL

２ＰＬ

荷主物流購買部門

３ＰＬ(アセット型 )

３ＰＬ(ﾉﾝ･ｱｾｯﾄ型）

OR

荷主

まとめ役

３ＰＬ(ﾉﾝ･ｱｾｯﾄ型）

２ＰＬ

３ＰＬ(アセット型 )

組合せ

OR ｻﾌﾟﾗｲﾔ（製造業者）

OR ﾊﾞｲﾔｰ（卸、小売業）

荷主＝１ＰＬ自家物流

荷主物流部門

２ＰＬ

荷主2 荷主3

LLP or 4PL


Source　：　CAP GEMINI ERST&YOUNG

自家物流(In-sourcing)

LLP(Lead Logistic Provider)

3PL(Third Party Logistics)

LSP(Logistic Service Provider)

JOM(Joint

Operating Model)

アウトソーシングの

発展度合地理的な業務範囲キーファクター

u導入スピードuﾅﾚｯｼﾞの譲渡uリスクと成果の配分u柔軟性

uﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄ管理u窓口の一本化

u機能強化u広い業務範囲

uｺｽﾄ削減

u顧客ﾅﾚｯｼﾞ

ｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ・ｻﾌﾟﾗｲﾁｪｰﾝ統合

汎地域統合

多地域

特定地域

E2E

責任の一本化ﾌﾟﾛｾｽ管理

柔軟性

Logistics Providerの分類

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従来型3PLｻｰﾋﾞｽ内容とLLPに求めらるｱｳﾄｿｰｽｻｰﾋﾞｽの範囲

保管業務

流通加工業務包装業務

輸配送業務

物流管理業務

従来型の3PLのｻｰﾋﾞｽ内容ＬＬＰのｱｳﾄｿｰｼﾝｸ゙･ｻﾋー゙ｽとは？

保管業務

流通加工業務包装業務

輸配送業務

E2E

受注管理業務

発注管理業務

在庫管理業務

物流管理業務

需給計画業務

VMI支援ｻｰﾋﾞｽ

E2E

取引先ＶＭＩ倉庫組立メーカー社販




従来

現在

未来

３.VMIの理論

５. VMIの成功要件と4PLへの期待



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ロジスティクス環境の変化

情報一元化による生産性向上

情報一元化による生産性向上

企業間情報交換による業務最適化

企業間情報交換による業務最適化

RFIDをつかった情報把握による、

柔軟かつ迅速な対応

RFIDをつかった情報把握による、

柔軟かつ迅速な対応

企業内システム e-business e-business on demand

第一期第二期（現在）第三期

情報バッチ処理企業間情報共有ｲﾝﾀﾗｸﾃｨﾌﾞな情報可視性

*RFID (Radio Frequency Identification)


グリッド　コンピューティング

＋

RFID – Radio Frequency Identification

＝

e-ビジネス・オンデマンドのロジスティクスへの展開

What’s e-biz on demand in Logistics?

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グリッド　コンピューティング


グリッド技術の適用と発展段階

レ

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ＲＦＩＤの種類

＜電源方式、通信距離＞

アクティブタイプ（電源、バッテリ有タイプ）

密接型

近接型

近傍型

遠隔型

ＲＦＩＤ

パッシブタイプ（無電源タイプ）

存在検知型

情報識別型

大容量型　

読取専用型

単一書込 /読取専用

読書可能型　

=> 数mm

=> 数mm~数cm

=> 数cm~数十cm

=> 数十cm~数m

=> 数bits

=> 数bits~数bytes

=> 数bytes~数k bytes

=> 数m~数十m

＜記憶情報量＞＜アクセス方式＞

2001 （株）日本インフォメーションシステム

レ


RFIDの分類社団法人日本自動認識システム協会http://www.aimjapan.or.jp/

直径数 mmの棒状スティック形

タバコ箱程度の箱状箱形

54×86×数mmのカード状カード形

直径20mm程度のコイン状コイン形

直径数 mmの円筒状筒形

ラベル形状で薄形ラベル形

形　　状

数10m～数 m遠隔型

数mm～数10m近接型

0～数mm密着型

書き込み距離

電池レス型（アンテナから供給）受動型

電池内臓型能動型電源方式

ＲＷ型　　　読み書き可能型（Read Write）

ＷＯＲＭ型　単一書込み/ 読取専用型（Write Once Read Many）

ＲＯ型　　　読取専用型（Read only）アクセス方式

数Kバイト分類データベース

数10バイト情報識別型

記憶情報

近赤外光線光方式

放射電磁界マイクロ波方式

誘導電磁界電磁誘導方式

静電誘導静電結合方式

相互誘導電磁結合方式

伝導媒体方式

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Øアパレル商品管理システム• 商品の生産段階で、商品名や色、サイズなどの情報を入力したタグを商品に取り付ける• そのタグを利用して、生産管理や入出庫管理が非常に効率的かつ早く行えるようになった• 人的ミスや検品時のエラーなども減らすことが可能となった

Ø入退室管理システム• RFIDを利用した IDカードを従業員に配布し、あらかじめ個人情報を記録させておく• 入退場を自動化すれば、徹底したセキュリティ管理が可能• タイムカードとして勤怠管理にも利用できる

Ø図書館管理システム• 書籍にタグを取り付け、データベースに照合することによって管理を行う。• 貸し出しおよび返却処理の効率化が図られる• 書庫側に持ち込んだリーダーからのデータを管理用パソコンに送り、検索・照合が可能となる

Øレンタル管理システム• 貸し出しおよび返却処理の効率化が図られる• ﾘｰﾄﾞ/ﾗｲﾄ機能を使用し、修理履歴などの情報も効率的に管理できる

Ø動物用個体識別管理システム• 体内に埋め込む• 迷子、盗難に対する手段/血統書の不正使用などに対する手段• 多頭数の健康情報管理/動物輸出入時の身分証明

導入具体事例　（２００１年）ﾛｼﾞｽﾃｨｸｽｼﾞｬｰﾅﾙ 2001年9月号より


物流パレット・コンテナ・通い箱管理（回収・追跡）製品トラッキング在庫管理入出庫管理（検品・仕分け）盗難防止卸・小売

商品管理（鮮度管理、偽造識別）在庫管理（温度管理）ＰＯＳレジ精算万引き防止顧客管理（会員カード）

運輸手荷物管理定期券・プリペイド通行料金入退場管理

サービスレンタル品・リース物品（追跡・履歴）リサイクル（回収品仕分・不法投棄防止）クリーニング（顧客管理・履歴管理）電子チケット

セキュリティ入退出管理個人認証資産管理盗難防止

公共図書管理（貸し出し・履歴）住民カード社員証・学生証

医療薬品管理（履歴・使用量）服用管理（副作用・飲み合わせ）処方箋管理患者識別

製造工程管理ＷＩＰトラッキング在庫管理部品・材料調達履歴

電子タグの活用例

電子タグ

サーバー

ネットワーク

実証実例：電子タグ（RFID）アプリケーション領域

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物流管理S－ラベルに書き込めるデータ量はバーコードの20倍、しかも手で書き込む事ができ梱包されたまま、ゲートを通すだけで商品の流れを今案でにないより詳細な物流管理が可能。

パレット管理S－ラベルは耐久性に優れていて、バーコードとは違い水や汚れに強くパレット等に取り付けるなどの過酷な条件にも対応、繰り返し使う事が可能。商品の搬入、検品、管理が一度に行えて効率的です。

RFIDが活用される物流現場のイメージ


即応性　・　柔軟性　・　集中化　・　回復力

統合化　・　オープン　・　仮想化　・　オートノミック

e-business on demandでのロジスティクス

サプライヤー

サブ

ＢＰＯ

ロジスティクス

サプライヤー

ＢＰＯ


メーカー

ＢＰＯ


販売会社

ＢＰＯ


消費者

グリッド・コンピューティングによる可視性向上

オンデマンド・ビジネス

オンデマンド・オペレーティング

環境

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国内製造－２

自社在庫

海外子会社

販売店

VMI

VMI

国内製造－１

自社在庫

VMIVMI

お客様

国内ｻﾌﾟﾗｲﾔｰ

海外ｻﾌﾟﾗｲﾔｰ

OEM

VMI

VMI

VMI

u　無在庫オペレーションの展開u　海外拠点への進出u　製造のアウトソーシングu　ロジスティクスのアウトソーシング

製造ﾒｰｶｰの管理できる範囲

進展するロジスティクスフロー

ｻﾌﾟﾗｲﾔｰ

VMI

ｻﾌﾟﾗｲﾔｰ

VMI

従来より築きあげてきた量・納期管理の抜本的な見直し

POSデータは不要!?


CH　Out（出荷）

EtoE　ロジスティクスの可視化

出荷（出庫）

入荷（入庫）

在庫期間仕掛期間

在庫量

T（時間）

Pv（在庫）

＊流動数曲線＊

Sｻﾌﾟﾗｲﾔｰ

M製造販売

CHお客様

CustT1 T2

CH

T2

M

T1

I

TInv=(M+CH) + (T1+T2)IBMの実証実験

PC世界供給地点日本IBMフルフィルメント

センター

量販店

ﾛｼﾞｽﾃｨｸｽ部門が把握出来る在庫

生産・出荷調整の意志決定支援

計画

実績

ＶＭＩ

29


製造WIP

（Ｍ2）

製造WIP

（Ｍ1）

VMI（V2）

VMI（V3）

PI（P2）

PI（P1）

VMI（V1）

製造F/G

（Ｍ３）

ﾁｬﾈﾙ

（CＨ）

お客様

（Ｃｕｓｔ）

ｻﾌﾟﾗｲﾔｰ（S1）

ｻﾌﾟﾗｲﾔｰ（S2）

海外WIP

（Ｍ４）

OEMVMI（V4）

（T1）（T2）（T3）（T4）

（T5）VMI（V5）

p1p1

a1x2

a2x3

a1

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b1(=a1)

c1x3

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f2

f1

ＥｔｏＥの量管理

M1+M2+M3+CH+P2+T1+T2+T3+T4+V1

製造メーカーが把握出来る在庫

ロジスティクス部門が把握出来る在庫

Ｓ１部品のトータル

在庫= ＢOＭ

展開表X


提供サービス

•　物流業務一括請負　•　ＥｔｏＥでの可視化サービス　　　－量納期情報　　　－貨物トラッキング•　量納期管理でのＷｉｎ-Ｗｉｎの

　　　関係支援•　物流コストＯｐｔｉｍｉｚａｔｉｏｎ•　非戦略部品の代理購買（商社機能）

• ＩＣタグによる読取技術- 読取精度- 混載品一括読取技術

• アプリケーションによる処理技術- ＢOＭ展開- 大量データ

• 最終需要変動時の子部品　　　生産調整のアルゴリズム

e-ビジネス・オンデマンドのロジスティクス・プロバイダー　（ＬＰ）

サブサプライヤーサプライヤーＡ社販売店

お客様　（製品Ａ）

Ｂ社製品Ｂ

C社

e-business on demand LP

技術要件基本要件

•　高度な中立性

- 企業機密遵守- 競合見積による

物流サービスの購入

• ＩＴ開発能力

• 業界でのリーダーシップ

　ロジスティクス　　

　

BPO


　

BPO


　

BPO


　

BPO製品C

30


新しいビジネスのアプローチ　

部品調達会社

配送

原材料供給会社

配送会社

製造ロジスティックス

下請け会社

セールスエンジニアリング

マーケティング

小売

ユビキタスネットワーク

社内

社外

　　サプライ・チェーン・マネジメント

小売顧客


書籍名：「VMI－無在庫経営に向けた新ビジネスモデル」

（日刊工業新聞社）ISBN4-526-05093-8

著者：湯浅憲治　日本IBMロジスティクス株式会社　社長

松井正行　電気通信大学教授

　本書は、日本アイ・ビー・エムの製品ロジスティクスで実際に構築してきたVMIと物流戦略、理論と事例、VMI構築手順、VMI支援システム、導入事例として綾瀬IFC、海外IBM、アルプス物流様の紹介が含まれています。VMIはSCMのロジスティクス改革分野のソリューションの一つとして位置付けられており、国内・海外を含めた在庫最適化に取り組もうとされているお客様にたいへん役立つ内容です。今後VMIを導入して在庫の削減に取り組まれる電気・電子・機械・自動車セットメーカー、そのメーカーに納品される部品メーカー、さらにVMIを運用される物流企業にとって参考となる内容。

書籍紹介

診断士scm研究会 7月2003 発表用 - airnet2003/07/26 · 3.vmiの理論と課題 5....

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