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導入ガイド

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導入ガイド

32

はじめに

導入推進コミュニティに参加

http://aka.ms/driveadoption

プライベートや仕事で人と人がつながる手段はこの数年間で一変し、世界全体が巨大な 1 つのネットワークになっています。今や仕事でもつながりあって業務を遂行できることが期待されるようになりました。Office 365 があれば、組織内のユーザー同士が連携し、協力し合って業務を遂行できます。しかしそれを実現するには、このワーク スタイルを変革する "旅 " に組織内の関係者をいざなう必要があります。

このガイドは、Office 365 への投資を効率的に活用しようとしている組織向けに作成されました。詳しい手順のガイドとして使うことを目的としており、それによって組織に高いプラスの効果をもたらすタスクを組織が見分けたあと、そのタスクを実行することができます。

Microsoft は、Office 365 のお客様をサポートしてきた何年もの経験を活かし、実際の企業の実際の経験に基づく使いやすいガイドを作りました。

このガイドが、実現できるソリューションについてのヒントになれば幸いです。ぜひそのソリューションを気に入って活用し、組織内で共有してください。以下の導入推進コミュニティから、それについてのフィードバックをお寄せください。

http://aka.ms/driveadoption

また、同じような状況のお客様は他にもいることを忘れないでください。お客様のように Office 365 を導入しようとしている組織は何千もあり、このコミュニティでつながることができます。

ワーク スタイルを変革しましょう。なぜなら、ワーク スタイルは、仕事の成果に影響するからです。

4 5

Office 365 で成功を収めると、組織のあらゆるユーザーがさらに多くのことを成し遂げることができます。

Office 365 を展開する前に、一歩下がってそもそもなぜ購入したかを考えてみましょう。IT アップグレード サイクルの一環として特定の技術要件に従って購入しましたか。あるいは、ビジネスで特定のニーズが見つかりまし

たか。

導入の推進は、ビジネスの課題について理解し、Office 365 ソリューションによってそれらの課題に対処するところから始まります。つまり、組織全体のユーザーがメリットを理解し、提供されたソリューションを受け入れる

ようにする必要があります。人はもともと変化に抵抗する傾向があるため、どうしてユーザーの役に立つのかを

知っておく必要があります。

Microsoft では、Office 365 への投資を最大限活用していただきたいと考えています。そのためには、計画が重要です。この導入ガイドの唯一の目的は、お客様の導入プロセスを支援することです。次の 3 ステップで構成されています。

01フェーズ 1:構想主要関係者を招集してチームを編成し、ビジネス シナリオを特定して優先順位を設定します。また、主要関係者と協力して、組織で Office 365 を採用するための成功プランを作ります。

フェーズ 2:オンボーディング成功プランを実行して組織によるテクノロジのオンボーディングを支援し、ユーザーが

新しい方法で作業できるようにします。初期導入プログラムから始め、組織全体に広げ

ていきます。02

フェーズ 3:価値の推進ユーザーのエンゲージメントを増やし、導入を推進することで、Office 365 への投資から継続的な価値を生み出します。Office 365 の成功を評価および共有しながら、今後の改善のために繰り返すべきポイントを理解することによって、変化に対処して準備します。03

Office 365 の導入に影響を与える重要な成功要因の詳細 :

https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=843793

ユーザ

ー エンゲージメントを高めて導入を推進す

変更を管理して変化に備える

導入結果を確認し、今後の成功のために共有する

成功プランの作成

成功プランの実施

4

1

3

2

特定

主要関係者の

ビジネス

シナリオを明確にし

定義する ユーザーのオン

ボーディン

技術的なオンボーディング

FastTrack

構想

値の推進

オンボーディング

変化のスピードについていき、ビジネスを中断させないことは、私たちにとって本当に重要でした。FastTrack チームとのパートナシップはすばらしいものでした。たくさんのオンボーディングの課題に対処できるように助けてくれただけでなく、ビジネス プロセスを確立してビジネスに変化をもたらす方法を戦略的に教えてくれました。

– CSC 上級プリンシパル、Omar Bhatti 氏

76

FastTrack Center がお手伝いしますFastTrack Center は、何百人ものエンジニアで構成されたチームです。世界中の IT 担当者とパートナーが Office 365 をスムーズに展開できるように、日々尽力しています。

対象プランのライセンスを 50 以上お持ちの Office 365 ユーザーは、お客様に合わせたリモート アシスタンスを受け取るオンボーディングをリクエストできます。FastTrack エンジニアは、Office 365 プロジェクトの計画、技術的な環境の調査、展開準備のガイドの提供、Office 365 へのデータの移行 *、ユーザー採用アシスタンスの提供をお手伝いします。

「Meet the FastTrack Center」ビデオ : http://aka.ms/meetfasttrack

今すぐ始める

http://fasttrack.microsoft.com

FastTrack Center がお手伝いします

* 移行サービスは、対象となるライセンスを 150 以上お持ちのお客様がご利用いただけます

フェーズ 01。構想適切なチームを編成し、Office 365 を活用して成し遂げるビジネス目標のリストを作ることは、導入と展開の計画全体を通じて非常に重要です。こうすることで、Office 365 をユーザーに関連付けることができ、組織全体で受け入れ態勢を整えることもできます。

このフェーズでは、Office 365 で成功を収めるために組織内の適切なユーザーを選ぶ方法、Office 365 ビジネス シナリオの独自のリストを作る方法、特定のビジネス目標を達成するのに最適な成功プランを作る方法について説明します。

フェーズ 01: 構想

役割 責任 部署

エグゼクティブ スポンサー Office 365 に関する上層レベルのビジョンと価値を会社全体に伝達する エグゼクティブ リーダーシップ

目的達成の責任者 Office 365 展開によってビジネス目標を達成できるようにする 任意の部署

導入支持者 Office 365 の支持基盤を作り、エンド ユーザーからの異議を扱う 各部署 (スタッフ )

プロジェクト マネージャー Office 365 の導入実施と展開プロセス全体の管理を行う プロジェクト管理

トレーニング リーダー Office 365 を展開するためのトレーニング プログラムやリソースを管理する IT/人事

部署のリーダー 特定の部署における Office 365 の活用方法を特定し、エンゲージメントを奨励する 各部署 (管理職 )

IT スペシャリスト 展開におけるすべての技術的側面の管理を行う IT

人事マネージャー Office 365 を人事プロセスに統合し、Office 365 で人事コンテンツの 管理を行う 人事 (管理者 )

コミュニケーション リーダー Office 365 に関する全社的なコミュニケーションの管理を行う IT/コーポレート コミュニケー

ション

コミュニティ管理者 日々の Yammer ネットワーク活動を管理し、指導やベスト プラクティスの 提供を行う

IT/コーポレート コミュニケーション

SharePoint サイト 管理者

組織の SharePoint サイト戦略管理のサポートを行い、業務側と IT のつなぎ役としての役割を担う IT/スタッフ

主要な役割

98

主要関係者を招集し、チームを編成する

導入を成功させるために何より大切なのは、主要関係者と、

他の人に対して変化を促して実現させるのに適切なユーザー

で構成される動的なチームを作ることです。成功をもたらす

導入戦略を作成するには、まず、組織の幅広い層を代表する、

熱意あふれる個人で構成されるチームを編成する必要があり

ます。

この表で、Office 365 の展開を成功に導くために必要な各関係者と、その役割および責任を理解してください。

ステップ 01: 主要関係者を招集し、チームを編成する

主要な役割、チームが必要としているもの、それらが必要な理由を理解するには、以下をご覧ください。

https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=843791

ステップ 01:

ステップ 01: 主要関係者を招集し、チームを編成する

ヒントとテクニック

1. チームで同じ担当者が複数の役割を兼任してもかまいません。

2. 組織内で重要な関係者を特定するときに、エグゼクティブ スポンサーを確保することが重要です。経営陣と主要関係

者の協力を得られると、勢いを維持し、エンド ユーザーの導入を推進して実現するためのビジネス上の強い後押しを

得ることができます。

警告

上記の各役割は、あくまでも目安です。組織の規模と構成によっては、役割が兼任されることもあります。また、必要でな

い役割もあります。

Copyright Prosci®. All rights reserved.

10 11

エグゼクティブ スポンサーとは何かとそれが重要な 理由

エグゼクティブは、組織内の主要なリーダーであり、従業員に

よる導入を推進するにあたり、その関与は不可欠となります。

エグゼクティブは会社の文化に最大の影響力を持ち、新しいテ

クノロジや作業方法の価値とメリットを組織全体に積極的に伝

達できます。また、Office 365 を活用できる、主要なビジネス目標と解決すべき課題について、非常に重要な知見を示すこと

もできます。

エグゼクティブ スポンサーは、包括的なビジネス目標を設定します。

ステップ 01: エグゼクティブ スポンサーとは何かとそれが重要な理由

ヒントとテクニック

スポンサーを特定する際、変化の影響を受ける各種部門の主要関係者を対象に含めることを検討してください。

2017 年 7 月、McKinsey Quarterly (www.mckinsey.com) Copyright© 2017 McKinsey & Company.All rights reserved. 許可を得て転載。

調査によると、目に見えるエグゼクティブ スポンサーがいると、変革プロジェクトが成功しやすくなります。回答者の 85% 超が、CEO がある程度目に見える、またはかなり目に見えると、変革プロジェクトが成功を収めた、またはかなり成功を収めたと回答しました。

エグゼクティブ スポンサーが行うべき事柄

プロジェクト チームが、使用すべきビジネス シナリオを特定して優先順位を付けることができるようにする

ビジネス目標を達成するために組織

が Office 365 の使用を計画する方法を、組織全体の他のリーダーに伝達

する役割を担う

エグゼクティブ スポンサーが ABC を把握していることを確認する

積極的で目に見える

エグゼクティブ同士で

従業員と直接コミュ

協力体制を構築する

関与を行う

ニケーションを取る

ステップ 01: エグゼクティブ スポンサーとは何かとそれが重要な理由

積極的に Office 365 の機能への関与や機能の使用を行うことで、エンド ユーザー全体で導入を推進し、目標とする行為を促進する

エグゼクティブ スポンサーが Office 365 プロジェクトの展開にどのように貢献できるかについて詳しくは、

https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=843791 をご覧ください。

12 13

目的達成の責任者とは何かとそれが重要な理由組織内で目的達成の責任者を確立することは、Office 365 に設定されたビジネス目標を達成するために重要です。ユーザーが

サービスを利用して、その価値を生かすことができるようにす

る責任を負っています。

目的達成の責任者が行うべき事柄

ユーザーが Office 365 を利用してその価値を生かすことができるようにする

適切な関係者が関与するようにする

組織が Office 365 に設定したビジネス目標を Office 365 シナリオに変える

コミュニケーションとトレーニングが正しく実施される

ようにする

ステップ 01: 目的達成の責任者とは何かとそれが重要な理由

導入支持者とは何かとそれが重要な理由

Office 365 の導入を推進する上で重要なもう 1 つの関係者グループとして、組織内の Office 365 導入支持者を作り上げてそれを活用することができます。

組織内のあらゆるユーザーから賛同を得ることは簡単ではあ

りません。導入支持者はこの困難をやわらげ、 Office 365 の導入において重要な役割を果たします。また、知識が豊富な

だけでなく、専門知識の向上に努めており、同僚の指導やサ

ポートも進んで行います。Office 365 を部門やチームに浸透させるのを助けます。

導入支持者が行うべき事柄

お客様独自のプログラムの策定

お客様独自の Office 365 導入支持者の確立に役立つ他のリソースや資料については、次のガイドをダウンロードしてください。

https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=843794

チーム全体で Office 365 とその価値の支持基盤を作る

チーム内のユーザーが「自分にメリットがあること」を

理解できるようにする

非公式なコミュニケーション チャネルを通じて Office 365 に対する関心を高める

新しいユーザーの受け入れ、指導の提供、ベスト プラクティスの共有における支援を行う

ユーザーのエンゲージメントと導入に関するフィード

バックをプロジェクト チームに提供する

ステップ 01: 導入支持者とは何かとそれが重要な理由

14 15

Office 365 グループを使ってプロジェクトを計画し、Office 365 の実装に関連するドキュメントで共同作業を行う

Office 365 の実装プロジェクトにおける毎日のタスク管理に Microsoft Planner を使う

Yammer を使って、Office 365 導入支持者コミュニティを構築、準備、サポートする

Skype for Business を使ってプロジェクト チームとのオンライン会議を実施し、Microsoft OneNote で会議の議事録を取る

ステップ 01: Office 365 を使った導入チーム メンバーとの共同作業 ステップ 02: ビジネス シナリオを明確にし、定義する

ビジネス シナリオを明確にし、定義する

ステップ 02: ビジネス シナリオを明確にし、定義することは、組織が Office 365 への投資の価値を最大限に生かすだけでなく、導入を円滑に進めるためにも重要なステップです。ビジネス シナリオは、ユーザーが Office 365 を使ってビジネス上の課題に対処したり、定義された目標を達成したりする方法を扱います。

ビジネス シナリオがあると、効果的に導入の成否を確認し、目に見える結果を生むことができる

より多くのことを達成するために Office 365 をどう役立つかをチームが理解できる

ビジネス シナリオは、製品を実際の状況に当てはめ、ユーザーが使うタイミングと方法を把握できるため、関

心向上と準備アクティビティに役立つ

展開の計画と実行の最初から最後まで、さまざまな Office 365 アプリおよびサービスを使うと、より成功しやすくなります。

チームがサービスに精通し、同僚に効率的に広めることができ

るようにするため、このことを検討してください。以下に例を

示します。

ビジネス シナリオが重要な理由

このグローバルな変革を実現するために組織全体が団結したのを見て非常に満足しています。

当社には、事前に多くの計画を行った専任チームがいました。Yammer は、非の打ちどころのない抜本的な変更エージェントとしての実力を示しました。チームは、ダイナミックに形成され、各国の実装グループと共に動きました。会話があちらこちらで始まり、それが結果的にエンド ユーザー サポートのすばらしい経路となりました。

Office 365 の展開が終わるまでは、このツールなしでどうやって成功させることができるだろうかと考えていました。

– ABB CIO、Andy Tidd 氏

Office 365 を使った導入 チーム メンバーとの共同作業

他のユーザーの経験から学びましょう。コミュニティにご参加ください。Microsoft Technology Community の導入推進コミュニティの一環として、Microsoft の何千人もの他のお客様と交流し、

どのようなシナリオが役に立ったかを知ることができます。

お客様が得られるメリットは何でしょうか。

プロジェクトの更新

エンジニアリングとつながる

同業者と共同作業

今すぐ同業者との会話を始める – 導入推進コミュニティに参加

http://aka.ms/driveadoption

関係を築く

その他のユーザー リソース

他のユーザーの経験から学ぶ

16 17ステップ 02: ビジネス シナリオを明確にし、定義する

導入推進コミュニティ ページ

サポートについてのディスカッションとベスト プラクティスの共有

最新の会話を見る

コミュニティで話題になっている 内容を見る

スペースに参加する

特定のコミュニティ トピックに関する注目のディスカッション

導入推進のお知らせ最新のお知らせを参照する

コミュニティコミュニティの参加者を確認する

ステップ 02: ビジネス シナリオを明確にし、定義する

生産性向上ライブラリでビジネス シナリオを見つける

お客様の組織に効果のある Office 365 の使い方を見つけることができるよう、生産性向上ライブラリ内にビジネス シナリ

オをまとめました。

http://fasttrack.microsoft.com/office/envision/productivitylibrary

...のメンバーとして[チーム ]

...したい[したいことの 説明 ]

を使って[テクノロジの特定のアプリケーション ]

...であるときに、 シナリオが成功 したことがわかる

[ソシューション の導入に成功した 場合の結果 ]

1918

ビジネス シナリオを明確にする

適切なビジネス シナリオを明確にするには、組織全体で変革を推進および支援する関係者を巻き込むことをお勧めします。

部署のリーダー、プロジェクト マネージャー、IT 担当者、組織での Office 365 の使い方をブレインストーミングできる他の関係者を招き、いくつかワークショップを開催するとよいで

しょう。ビジネス シナリオを明確にする足掛かりとして、ワークショップでは以下の点を確認してください。

コミュニケーションと共同作業に関して、組織の課題

や問題点にはどのようなものがあるでしょうか。

組織で、改善したいと考えている領域は何ですか。

Office 365 がサポートできる組織の戦略的イニシアチブまたは現在の変革プロジェクトは何ですか。

組織で通常、他の方法と比較して好意的に受け入れら

れているコミュニケーションや共同作業の方法を挙げ

てください。

情報の起草、配信、および共有を行うプロセスを挙げ

てください。

ステップ 02: ビジネス シナリオを明確にし、定義する

販売管理 のメンバーとして

チーム内でさまざまなバージョンをメール送信するのではなく、だれでもアクセスして編集できる単一バージョンの提案

を作成したい

チームが Word と PowerPoint の共同編集機能を使って共同編集できる単一バージョンのセールス案を 1 か所に保存および共有するために、SharePoint サイトを使う

セールス チームが簡単に提案を作成できるようになっため、取引により多くの時間をさけるようになったときに、シナリオが成功したこ

とがわかる

独自のビジネス シナリオを作る前に、以下の枠組みを使って検討します。

[チーム ]のメンバーとして

[したいことの説明 ]をしたい

[テクノロジの特定のアプリケーション ]を使って

[ソリューションの導入に成功した場合の結果 ]であるときに、 シナリオが成功したことがわかる

始め方がわからない場合は

ステップ 02: ビジネス シナリオを明確にし、定義する

Office 365 には、国際的なコミュニケーションと共同作業を改善するためのテクノロジが備わっています。ビデオ会議、プレゼンテーション、デスクトップ共有を使って、パートナーと連携しています。

– Henkel の Laundry and Home Care 研究開発 IT システム部長、 Klaus Huelsewiesche 氏

影響

難しさ

低 中 高

全ユーザーがインスタント メッセージを使う

従来型の電話システムをクラウド PBX に置き換える

人事ポリシーのレビュー ワークフロー

Office ビデオによる製品トレーニング

クラウド上のメール

新規採用者の Yammer グループ

2120

ビジネス シナリオに優先順位を設定するOffice 365 は、ビジネスに直接プラスの影響を与えることができるため、多くのビジネス シナリオに優先順位を設定することにより、最初に焦点を当てるべきシナリオを理解することは

重要です。

ステップ 02: ビジネス シナリオを明確にし、定義する

シナリオの優先順位を設定する

以下のグラフを参照し、組織に期待される影響のレベルとその

実現の難しさに応じて、ビジネス シナリオを描いてみてください。ここでは、どのシナリオが最も高いレベルの影響を最も

すばやく実現できるかを理解でき、重要だがより多くの計画が

必要とされる可能性がある困難なプロジェクトを特定すること

もできます。

ヒントとテクニック

ユーザーに最も大きな価値を最初にもたらすシナリオについて考えることは大切です。すぐに行おうと思っていることの中

には (メールの移行など )、目に見える価値がすぐに現れないものがあります。まず、目に見える結果 (すべてのユーザーが

インスタント メッセージにアクセスできるようにするなど ) をすぐに出すことを焦点を当てた方がよい可能性があります。

ステップ 02: ビジネス シナリオを明確にし、定義する

2322

成功の判断基準を定義する

理想とするビジネス シナリオを策定するときには、Office 365 の展開がもたらす影響を確認するために、成功の判断基準が正

式に定められていることが不可欠です。

組織がさまざまなビジネス シナリオ (コストの削減、顧客満足度の向上、従業員のエンゲージメントの向上、

注文処理時間の短縮など ) を採用することで改善する可能性があるビジネスの主要業績評価指標 (KPI) を特定する

Office 365 の実装前の状態を評価する。KPI ベンチマークを確立し、Office 365 に関するユーザーの現在の知識のベースラインを決める

Office 365 が組織に与える影響を経営陣に紹介するのに役立つ基準を選ぶ

ステップ 02: 成功の判断基準を定義する

成功の判断基準を定義する方法

何を確認するか、また、量的データと質的データの両方をどの

ように収集するかを決める必要があります。

成功の判断基準を決定する際は、次の作業をお勧めします。

合い言葉は "SMART"

成功の判断基準を立案する際には、影響力の強い目標を設定するため、覚えやすい SMART に従います。

明白で、あいまいさがないこと。"何、なぜ、だれ、どこ " の 質問への回答。

Specific (明確 ):

具体的。達成状況を明確に示すこと。

Measurable (測定可能 ):

現実的。極端でないこと。

Attainable (達成可能 ):

関係者にとって重要であること。

Relevant (重要 ):

具体的な期日に基づいていること。"いつ " の質問への回答。

Timely (適切なタイミング ):

ステップ 02: 成功の判断基準を定義する

成功の判断基準 方法 /情報源 指標 目標の例

導入の拡大使用量の増加は、そのテクノロジのユーザー導入と相関する。

量的Office 365 のレポート

メールボックスの使用量SharePoint の使用量Skype for Business の IM および 会議Skype for Business の音声使用時間

展開前と展開後の使用状況レポートを比較したときに、導入が月 10% の伸びを示すこと。

トレーニングの有効性使用量の増加はトレーニングの 有効性と相関する。

量的Office 365 のレポート

質エンド ユーザー アンケートYammer グループとフィードバック

メールボックスの使用量SharePoint の使用量Skype for Business の IM および 会議Skype for Business の音声使用時間従業員の満足度

トレーニング前とトレーニング後の使用状況レポートを比較したときに、導入が月ベースで伸びを示すこと。最終トレーニングのアンケートで、従業員の実質的なユーザー満足度スコアが 130 以上。

運用コストの削減導入の拡大は、サード パーティの会議機能の使用量、出張時間、リソース割り当ての減少と相関します。

量的Office 365 のレポート財務 /会計のレポートヘルプ デスクのレポート出張および電話の経費レポート結果の確認

メールボックスの使用量SharePoint の使用量電話会議の請求と使用量出張および電話の経費ヘルプ デスクの電話件数

Office 365 導入前と導入後のレポートを比較したときに、コストが削減されたことを示すこと。展開後にサード パーティの電話会議機能の使用量が月 10% の減少を示すこと。

生産性の向上導入の拡大は、コミュニケーションや意思決定の迅速化、タスク完了までの時間短縮と相関します。

質エンド ユーザー アンケートYammer グループとフィードバック

プロジェクト完了までの所要時間 顧客の注文を完了するまでの時間が 6 か月以内に 15% 短縮されること。

共同作業の改善チームや場所の垣根を越えたコミュニケーションの増加。

質エンド ユーザー アンケートYammer グループとフィードバック

従業員の満足度節約した時間

複数の場所で作業するチームは、Skype for Business の展開後 3 か月以内に、チームメイトとのつながりが強まったという感想を報告すること。

従業員の満足度の向上柔軟な働き方の選択肢によって、エンゲージメントが向上し、ストレスが軽減され、ワークライフ バランスが改善されることにより、従業員の満足度が向上します。

質エンド ユーザー アンケートYammer グループとフィードバック

従業員の満足度 従業員の満足度が 6 か月以内に 15% 向上すること。

24 25

成功の判断基準の例

成功の判断基準を定めることができるように、以下の例を考慮してください。

ステップ 02: 成功の判断基準の例

成功プランの作成

ステップ 03: 成功プランは、Office 365 での目標を実現するまでのロードマップとなるため、展開に不可欠です。

成功プランを作成する方法

ステップ 03: 成功プランの作成

05.[メリット ] に成功の判断基準を入力する

06. [チーム ] タブでプロジェクトの関係者をプランに追加する

01. FastTrack サイトにログインします (Office 365

02. [新しいプランを開始 ] をクリックして成功プランを作成し始めます。

03. 成功プラン ホーム ページの [ビジネス ケース ] タイルをクリックします。

04.ビジネス シナリオを選ぶ

http://www.fasttrack.microsoft.com組織 ID を使用 )。

Henkel が成功に導く Office 365 の導入を計画した方法

一般的なアプローチエンド ユーザーには後から焦点が当てられる。「トレーニングへのリンクが記載されたメール」など

最適なアプローチエンド ユーザーによる導入は、統合ワーク ストリームとして展開と同時進行で行われる

展開のタイムライン 展開のタイムライン

展開のリソース

展開のリソース

ユーザーに焦点を当てた計画と活動 導入の軌道技術展開の計画と実行

26 27

導入に関する活動を計画する準備ができました

導入作業を計画するときは、初期導入段階の後も見越しておく

ことが重要です。多くの組織は、エンド ユーザーによる導入を結果論として扱っています。新しいテクノロジは、利用可能

になった場合に使用されるにすぎないという通説があるためで

す。しかし、足掛かりとなる基盤について考える必要がありま

す。ユーザーは変化に抵抗する可能性があるため、テクノロジ

展開計画と同時にこのステップを計画し、開始することが重要

です。ですから、そのまま続けてください。そうすれば、すば

らしい成功プランができあがります。

ステップ 03: 成功プランの作成

CIO Executive Board Business Productivity Database

一般に、新しいテクノロジ展開を喜んで利用するユーザーは 34% にすぎない

Office 365 の導入を成功させる計画に役立つ、さまざまな活動、テンプレート、イベント、トレーニングのヒントがあります。これらの各リソースを活用して最大限の導入を完了するのが理想的ですが、タイムラインとリソースによっては必ずしも現実的ではないことも理解しています。

重要な活動と、最適な結果を出すために推奨される追加の活動について説明します。

ステップ 03: 成功プランの作成

http://aka.ms/adoptionexcellence

Henkel: 優れた導入

お客様 の事例

導入活動

重要な成功活動

ポスター、冊子、チラシ

http://fasttrack.microsoft.com/office/resources/drive-value

Colaborate on content With Office apps for desktop and mobile, you can keep connected easily and share your content on OneDrive for Business and SharePoint Online. Collaborate with the people you rely on to get things done, at the office

or on the go. Work with your team on a project, share reports with a partner, or connect with your customers—from virtually any device.

Access and share files from anywhere

Work better together

Elevate teamwork

Training Visit the Office 365 Training Center at aka.ms/o365learning. <If available, add links to your organization’s internal training resources.>

Learn what you can do with Office 365 Community Events

<Add links to your Office 365 communities or Yammer groups.>

<Tell people about your upcoming Office 365 events. For example, “Join our weekly lunch and learn every Monday at noon in the cafeteria.”>

Get it done from anywhere Ready to do your best work wherever you happen to be? With Office 365 you can

get work done from anywhere, without missing a beat.

Get Office on your favorite devices

Work where you are

Work together seamlessly

Training Visit the Office 365 Training Center at aka.ms/o365learning. <If available, add links to your organization’s internal training resources.>

Learn what you can do with Office 365 Community Events

<Add links to your Office 365 communities or Yammer groups.>

<Tell people about your upcoming Office 365 events. For example, “Join our weekly lunch and learn every Monday at noon in the cafeteria.”>

カウントダウンとお知らせメール

http://fasttrack.microsoft.com/office/resources/drive-value

ヒントとテクニックを提供するメール シリーズ

http://fasttrack.microsoft.com/office/resources/drive-value

2928

コミュニケーションと関心向上 関心や期待を引き出すコミュニケーション戦略を使ってくださ

い。サービスが利用可能になる前に、今後予定されている事柄

にユーザーが期待を抱くようにし、導入後も積極的に使い続け

るようにしてください。

スタッフは「自分にメリットがあること」を知る必要

があるため、メッセージを作るときは必ずスタッフに

ついて考慮する

メール、ポスター、物理的なイベント (カップケーキでもかまいません ) などの活動を混ぜ合わせ、プロジェクトのタイムラインに従って策定する

実際に製品に触れたり、質問したりすることができる

イベントをスケジュールする

会社や文化に対する関心を高めるための活動を用意する

O365 について知らせるメッセージの送信、導入イベントの開始、全員参加の会議中におけるメリットの共有

を経営陣に行ってもらうと、重要性を実証し、すべて

のユーザーに新しいテクノロジを使い始めてもらう点

で大いに効果がある

重要な成功活動

ステップ 03: コミュニケーションと関心向上 ステップ 03: コミュニケーションと関心向上

ヘルプ デスクの準備ユーザーが直面する Office 365 のあらゆる問題や質問をトラブルシューティングできるようヘルプ デスクの体制を整えるには、このガイドを使います。

https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=843799

Office 365 に関して革新する必要はありません。Microsoft に任せればいいのです。私たちの仕事は、できる限り早くテクノロジを導入し、クライアントに価値を提供するためそのテクノロジを使うことに集中することです。– Mott MacDonald デジタル変革ディレクター

詳細情報http://aka.ms/officeblogs/adoption

Darren Russell 氏

30 31

導入イベント

Office 365 を使う際の目標を考えます。導入イベントは、その目標とビジネスの特定の部分にどのように貢献する

でしょうか。

社風について考えます。どのタイプの活動が経営陣や従

業員の共感を得ることができるでしょうか。

時間とリソースについて考えます。異なるイベント活動

を混ぜて調整し、ニーズやスケジュールに合ったものを

計画できるでしょうか。

既存の社内イベントについて考えます。導入を組み入れ

ることができそうな社内イベントが、Office 365 の展開前後に予定されているでしょうか。

導入イベントの選び方

ステップ 03: エンゲージメント イベント

重要な成功活動

効果的な導入を行うためのリソースと手段

Office 365 の効果的な導入を行うことができるように、以下のリソース、アイデア、手段を用意しました。

計画チームと導入支持者が Office 365 T シャツを着る。https://www.co-store.com/iw で注文可能 (米国のお客様のみ )

Office 365 のバナー、ポスター、ちらしをオフィスのいたるところに掲示する

カフェテリア /休憩室にデモ ブースを設け、Office 365 のさまざまなツールや機能を紹介したり、実地体験を

してもらう

離れたオフィスのチーム メンバー向けに Skype 会議ブロードキャスト イベントを実施する

トレーニングユーザーがすぐに使い始めるようにしましょう。新しいユー

ザーが Office 365 を最大限に活用するのに必要な知識と情報を手に入れることができるようにするには、トレーニングが重

要です。「なぜ ?」はトレーニングの最も重要な側面です。エンド ユーザーが Office 365 を初めて使用する場合、タスクを実施するための手順を説明するだけのトレーニングでは不十分

です。なぜこの変更を実施するのか、ユーザーが得られるメリッ

トは何か、なぜユーザーに変更を促しているのかを伝える必要

があります。

トレーニング プログラムを作るときは、以下の点を考慮する必要があります。

現在実行している生産性向上システム現在生産性向上システムを実行している場合、行動の

変化が必要になるため、トレーニング段階で多くの時

間を費やす必要が生じる可能性があります。

スタッフのテクノロジ リテラシートレーニング プログラムを計画するときは、スタッフがどの程度テクノロジに精通しているかを把握

する必要があります。これにより、新たな作業方

法をどの程度容易に受け入れることができるかを 見分けることができます。

ビジネスで同時に実施されている他のイニシアチブスタッフを圧倒させたり、新しい作業方法の学習で混

乱が生じることがないように、ビジネスで同時に実施

されている他のプログラムは何かを理解しておくこと

は重要です。

最適な実施方法消費可能なマイクロラーニング、対面トレーニング、

アシスタンス付き /なしオンライン チュートリアルなど、組織で特定のトレーニングを実施する最適な方法

を理解しておくことは重要です。

ステップ 03: トレーニング

重要な成功活動

ステップ 03: トレーニング

重要な成功活動

生産性向上トレーニング

ユーザーが Office 365 によって生産性を最大限に高めることができるように備えるシナリオ ベースのトレーニング

ビデオ トレーニング

シナリオ ベース

http://aka.ms/productivitytraining

直接的

分かりやすい言葉を 使用

製品トレーニング

ユーザーがサービスやアプリを効率的に使うことができるように備える製品ベースのトレーニング

オンラインで実施可能

記事スタイル

http://aka.ms/o365producttraining

手軽なサイズ

アプローチが詳細

クイック スタート ガイド製品固有のクイック スタート ガイドは、Windows PC 向け Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNote の更新バージョンの基本について簡単に説明します。

http://aka.ms/quickstart

Word 2016

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Excel 2016

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Insert and edit functionsUse the formula bar to view or edit the selected cell or to insert functions into your formulas.

Customize chartsSelect a chart to quickly add, change, or remove any existing chart elements and formatting.

カード ベース

カスタマイズ可能

短くてシンプルであり、使いやすい

初日の活動、セットアップ、サインイン、次のステップを提供

上位 3 ~ 5 タスクをカバー

Office トレーニング センター部品表 (BoM)この資料を使うと、提供されているトレーニング コンテンツから、自分に必要なものを特定できます。

http://aka.ms/officebom

3332

導入支持者プログラムを作成する導入支持者は熱意をもって積極的に支持基盤を作り、同僚がよ

り効果的なソリューションを学ぶための手助けをします。導入

支持者は中心となるプロジェクト チームのリソースの負担を軽減し、コミュニティ全体のエンゲージメントの推進をサポー

トします。

より良いワーク スタイルの導入を促進する流れや意欲を引き出します。

チーム間に影響の輪を築きます。

チームの垣根を越えて、新しいワーク スタイルを推進します。

ビジネスの課題とソリューションの候補を見極めます。

プロジェクト チームとスポンサーにフィードバックを提供します。

わたしは、いわゆるパワー ユーザーです。周りの人たちがわたしの真似をするよう、常に進歩に努めています。アイデアを共有することが重要です。– Paul

モチベーションの高い人たちを見つけることが重要です。わたしはそれをチャンスと考えます。コミュニティへの働きかけと知識の共有は、わたしの仕事の一環です。– Darren

導入支持者が重要な理由

ステップ 03: 導入支持者プログラムを作成する

重要な成功活動

各事業単位の導入支持者と協力し、Office 365 に関するメールを毎週送信してもらいます。各 Office 365 ツールには中心的なメリットがり、ユーザーがそれらのメリットを手軽に実感できるようにすることで、各ツールの価値を発揮することができます。

– Qantas 変更マネージャー、 Nick Lamshed 氏

34 35

導入支持者コミュニティを構築するには

時間と労力を惜しまない熱心な導入支持者を見つける

導入支持者が最新情報と成功事例を共有するための Yammer グループを作成する

Office 365 の主要要素に関する、簡単なトレーニングを実施する

チームや個人の立場に立って業務をサポートするための

リソース (ランチ ミーティングなど ) を提供する

何が順調で何が順調でないかを確認するための導入支持

者との定期的な話し合いを持つ

エンゲージメントと取り組み評価のためのプログラム (関連イベントへの特別な参加権、導入支持者コミュニティの構築に関する講演など ) を企画する

導入支持者の役割と彼らがどこにいるかを各人に周知す

ること (導入支持者は IT サポート スタッフだけではなく、ビジネス部門の代表者も含まれます )

ヒントとテクニック

導入支持者プログラムは、導入計画に必ず含めてください。同僚から教えてもらうことが、トレーニング方法として最も一

般的で効果的であることがわかっています。組織内の、リーダーや指導者の資質のあるユーザーを探して連絡をとり、コミュ

ニティ開発の基盤として活躍してもらいましょう。

https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=843794

ステップ 03: 導入支持者コミュニティを構築するには

重要な成功活動

ステップ 03: 追加の活動

Yammer グループを作成するOffice 365 の成功事例、ベスト プラクティスを共有し、新しい機能の使い方を教える Yammer グループ (#O365win) を従業員向けに作ります。

追加の活動

Microsoft の Office 365 トレーニングのリソースを独自の社内トレーニング サイトに取り込む

トレーニング

コンテストは、組織全体の部門間で健全な競争をシミュレー

ションし、導入を推進するための優れた方法です。Office 365 のいくつかの機能について考え、ユーザーに Office 365 の使用を促すコンテスト、スカベンジャー ハント、懸賞、プレゼントをどうしたら作ることができるかを考えます。

コンテスト

Office 365 ティーザー ビデオを導入イベントで流したり、カフェテリアやエレベーター付近などで繰り返し流したりします。

https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=844104

Office 365 ティーザー ビデオ

他のビデオについては http://aka.ms/officevideo をご覧ください

作業の流れ 第 1 週 第 2 週 第 3 週 第 4 週 第 5 週 第 6 週 (使用開始目標 )

第 7 週 第 8 週 第 9 週 第 10 週 第 11 週 第 12 週

主要関係者を招集し、 チームを編成する

目標達成の責任者とプロジェクト マネージャーを特定して採用する

エグゼクティブ スポンサーを特定して採用し、チーム内の残りの役割を埋める

ビジネス シナリオを明確にし、定義する

ビジネス シナリオを明確にし、定義 する

ビジネス シナリオに優先順位を設定する

成功の判断基準を定義する

成功の判断基準 /主要業績評価指標 (KPI) を定義し、KPI ベンチマークを確立する

成功プランを作成する

http://fasttrack.office.com で、成功プランにプロジェクトの詳細を集め始める

成功プランを確定させる

導入支持者プログラムを作成する

導入支持者を特定して採用する

導入支持者をサポートする Yammer グループを作成する

導入支持者のトレーニングとブレインストーミング活動を実施する

導入支持者の継続的な任務を決定する

使用開始時の導入支持者の活動を最終決定する

導入時に使うフィードバックと成功事例を導入支持者から集める

フィードバックを導入支持者から集め、必要に応じてプログラムを繰り返す

早期導入プログラム

プログラム参加者を採用する。Yammer グループをセットアップし、コミュニケーションおよびフィードバック コレクションを簡単に行えるようにする

参加者にベースライン アンケートを配布する。参加者に有効な Office 365 アカウントを提供し、早期導入プログラムを正式に開始する

プログラム参加者に連絡し、非公式なフィードバックを集める

最終アンケートを送信し、集まった洞察を使って導入に調整を加える

コミュニケーションと関心向上

コミュニケーション計画とエンゲージメント イベント戦略を策定する。使用 可能なテンプレートを使ってコミュニケーション資料を作成する

従業員に "カウントダウン メール " を送信する

社屋全体で Office 365 が目に付くようにする

予定されている Office 365 の導入について、社内イントラネットで知らせる。導入エンゲージメント イベントを準備する

Office 365 の成功事例を共有する Yammer グループ (#O365win) をエンド ユーザー向けに作る。エンド ユーザーにベースライン アンケートを配布する

"お知らせメール " を送信して、何が利用可能かをユーザーに知らせる。導入エンゲージメント イベントを実施する

"ヒントとテクニック " メールをエンド ユーザーに送信する

"ヒントとテクニック " メールをエンド ユーザーに送信する。導入後のアンケートを配布する

"ヒントとテクニック メールをエンド ユーザーに送信する "

トレーニングエンド ユーザーのトレーニング計画を策定する

トレーニング リソースを保存する社内トレーニング サイトをセットアップする

エンド ユーザーをトレーニングする

エンド ユーザーをトレーニングする

継続的なトレーニング シリーズを発足する

サポートヘルプ デスクがエンド ユーザーをサポートする準備を整える

ユーザー エンゲージメントを高めて導入を推進する

コンテストを準備および実施して、ユーザー エンゲージメントを高め続ける社内トレーニング サイトを更新および維持する成功事例を共有する追加のエンゲージメント イベントを定期的にホストする

変更を管理して変化に備える

Office 365 公式ロードマップと Office ブログをモニタリングする

新しい機能のリリースについてエンド ユーザーに伝え、備えさせる

導入結果を確認し、今後の成功のために共有する

Office 365 の成功の判断基準と主要業績評価指標 (KPI) を集め、報告する

成功事例を集めて共有する

新しいビジネス シナリオを展開する

フェーズ

1: 構想

フェーズ

02:

オンボーディング

フェーズ

03:

価値の推進

36 37

Office 365 の展開タイムライン Office 365 の展開計画を始めるには、以下のタイムラインを考慮してください。必要な調整を加えて、展開に合ったタイムラインを作成します。

38 39

プロジェクト チームのオンボーディングを行い、 Office 365 によって生産性を高めることができるよう同僚のサポートに備えさえる

ビジネス シナリオを明確にし、定義する

http://fasttrack.microsoft.com で成功プランを作る

Office 365 を展開するためのプロジェクト タイムラインを完成させ、導入活動の実施を開始する

フェーズ 01チェックリスト

何も行わない場合と、体系的なユーザー移行キャンペーンを実施した場合では、導入率が 73% 増加しました

– Qantas 変更マネージャー、Nick Lamshed 氏

フェーズ 01: チェックリスト

4140

フェーズ 02。オンボーディングこれで、組織に Office 365 を導入するための確かな成功プランが作成されたので、Office 365 へのオンボーディングを始め、この新しい作業方法についてユーザーに紹介することができます。

成功を収めるテクノロジ実装では、労力の 80% がユーザーに充てられ、労力の 20% がテクノロジに充てられます。これは、新しいテクノロジ実装では、成功を確実にするためにエンド ユーザーに求められる行動の変化を管理する必要があるためです。

このフェーズでは、成功プランを実行し始め、ユーザーがこの変化に対応できるようにします。IT チームは、FastTrack Center を利用して Office 365 への技術的なオンボーディングを完了できます。

フェーズ 02: オンボーディング

早期導入プログラム

導入を成功させるには、早期導入プログラムによって Office 365 の展開を始め、初期フィードバックをいくらか得てから、組織全体にプログラムを展開する際にその勢いを維持します。

Office 365 への技術的なオンボーディングを完了するときは、ビジネス ユーザーの主要なグループに加えて、ユーザーをサポートすることになる IT チームのメンバーに対する早期導入プログラムの実施を検討することが重要です。このプログラム

を実施すると、ユーザー エクスペリエンスに関するフィードバックを集め、組織全体に Office 365 を導入するときに使うことができる初期成功事例を得ることができます。

早期導入プログラムでは、Office 365 の導入支持者となり、導入を広範囲にサポートする早期導入者グループができあがりま

す。このプログラムは、問題が起きても柔軟に対処する、信頼

できるグループでサービスの流れをテストする機会となります。

早期導入プログラムは、導入前計画の第 2 週に実施してください。

フェーズ 02: 早期導入プログラム

ヒントとテクニック

全体として、早期導入プログラムの参加者を選ぶときは、プロジェクトの成功を願っているユーザーを選んでください。プ

ログラムの参加者は、重要な影響者であり、展開時の経験を同僚と共有することになります。

早期導入プログラムを使って、テクノロジを簡単にテストするだけでなく、実際の問題を解決してください。プログラムの

参加者に、優先順位を設定したビジネス シナリオで Office 365 を使うことを勧めます。組織による Office 365 の導入にお

いて重要と定義したビジネス上の結果を実現するため、シナリオに加える必要がある変更がないか探します。

42 43

さまざまな事業部門および部門のユーザー (できれば、プロジェクトやビジネス プロセスで協力しているユーザー )

組織全体での大規模導入時に導入支持者となる可能性が

高い導入支持者やリーダー。フェーズ 1 を振り返り、導入支持者に求められる資質を確認する

テクノロジによく苦労しているユーザー。それらのユー

ザーのニーズを理解し、導入時にそのニーズに対処する

ことは重要

導入時にユーザーをサポートすることになる IT/ヘルプ デスク チームのメンバー

CEO や上級管理者は除く。CEO に関与を依頼することは魅力的かもしれないが、早期導入プログラムから除外し

ておけば、展開時に明らかになる前にすべての問題を取

り除いておくことができる

パイロット グループに加えるユーザー

フェーズ 02: 早期導入プログラム

選択したビジネス シナリオ (基本シナリオを含む ) に関して、早期導入プログラムの参加者をトレーニングす

る。使用可能なシナリオ コミュニケーション アセットと FastTrack で利用可能なトレーニング リソースを、 http://fasttrack.microsoft.com/office/resources/drive-value で確認

早期導入プログラムを成功させるためのアクション

Office 365 導入支持者プログラムを開始する。対象となる導入支持者にプログラムについて知らせ、導入支持者

となるための採用と準備を始める

早期導入プログラムの参加者からリアルタイムのフィー

ドバックを入手し、このフィードバックに基づいて導入

計画を調整する。プログラム参加者向けの Yammer グループを作ってみる。こうすることで、プログラムの他

のユーザーが投稿されたフィードバックを参照し、自分

の考えを追加してみようという気になる

営業時間内は Skype for Business をオンラインにしておくことでフィードバックを受け取り、質問に答えたり、

ヒントを共有したりできるようにしておく

プログラム参加者に積極的に接触してフィードバックを

集める。デスクに立ち寄ったり、IM を送信したり、電話をかけたりする。だれからもフィードバックが得られ

ない場合は、プログラムがその可能性を発揮していない

ことになる

フェーズ 02: 早期導入プログラム

44 45

タイムラ

イン作業の流れ 説明

第 1 週コミュニケーション コミュニケーション計画とエンゲージメント イベント戦略を策定します。資料を準備します。

トレーニング エンド ユーザーのトレーニング プログラムの計画を立てます。

第 2 週

コミュニケーション カウントダウン メールをユーザーに送信して、計画を周知し、実施内容を説明します。また、"ユーザーが得られるメリット " を強調して関心を喚起します。

早期導入プログラム プログラムの参加者を採用およびトレーニングし、早期導入プログラムの Yammer グループを確立することで、早期導入プログラムを開始します。

Office 365 の知識に関するデータを集めるため、パイロットに参加するユーザーがアクティブ化済みのアカウントとデバイスを受け取る直前にベースライン アンケートを配布します。

サポート エンド ユーザーをサポートできるようヘルプ デスクの体制を整え、『Office 365 ヘルプ デスク トラブルシューティング ガイド』を周知します。

第 3 週

コミュニケーション ポスター、チラシ、ティーザー ビデオなどを使用して、全社内で Office 365 が目に付くようにします。

トレーニング 内部チーム サイトを準備して、ファースト ステップ ガイドや、ヒントとテクニックなどのトレーニング リソースを保管します。Microsoft の一般向けラーニング センターをユーザーに案内することもできます。Office 365 ラーニング センター (http://aka.ms/O365learning) を参照してください。

早期導入プログラム 早期導入プログラムの参加者に連絡し、フィードバックを集めます。

パイロットの中盤でアンケートを実施し、Office 365 を使用した経験についてデータを収集し、全体展開に先だってアンケート結果を使用して調整を行います。

第 4 ~ 5 週

コミュニケーション 内部のコミュニケーションに努め、ポータル サイト、IT ポータル、その他の内部サイトで必要に応じて告知を行います。

パイロット グループと同様、アカウントとデバイスを受け取る直前に組織全体にアンケートを配布します。導入エンゲージメント イベントを準備する

早期導入プログラム パイロット期間の直後に最終アンケートを行い、全体向けのトレーニングや関心向上に関する資料をさらに調整する必要があるかどうかを判断します。

導入前 導入までの 5 週間、コミュニケーション計画の策定、トレーニング準備の実施、早期導入プログラムの実施を行うことで、

Office 365 を展開するための組織を集めることに時間を割きます。以下のタイムラインを確認し、導入前の数週間のガイドと

してください。

導入前のタイムライン

リソースとテンプレート

Office 365 の展開についてできる限り理解できるようにするため、一連のテンプレートとリソースを用意しました。

http://fasttrack.microsoft.com/office/resources/drive-value

フェーズ 02: 導入前

導入 組織全体における Office 365 の導入の実装は、大切な瞬間です。それまでの計画と労力をすべて利用して、努力が報われるかどうかを確認するときです。

タイムラ

イン作業の流れ 説明

第 6 週

コミュニケーション Office 365 導入イベントを実施し、エンド ユーザーを盛り上げます。"お知らせメール " を送信して、利用可能な機能、使用を開始する方法、ヘルプとリソースの参照先を通知します。

トレーニング エンド ユーザー トレーニングを実施します。

導入のタイムライン

フェーズ 02: 導入

4746

導入後 組織に Office 365 を正常に導入した後、Office 365 のエクスペリエンスに関してユーザーとかかわり続けることは重要です。追加のヒントとテクニックを提供し、必要に応じて継続的なトレーニングを行うことで、状況を確認してください。

タイムライン 作業の流れ 説明

第 8 ~ 12 週

コミュニケーション "ヒントとテクニック " メール テンプレートを使って、定期的にエンド ユーザーにヒントを伝え、勢いを維持し、Office 365 の使用を広めます。

組織全体の展開後に最終アンケートを配付し、エンド ユーザーの Office 365 の知識とエクスペリエンスを評価します。

トレーニング 必要に応じてエンド ユーザー トレーニング シリーズを継続して実施します。

導入後のタイムライン

フェーズ 02: 導入後

どこからでも作業ができるブラウザーや Office 365 の操作用に設計されたモバイル アプリを使って、どのデバイスでも使い慣れた Office 機能を利用できます。

フェーズ 02: 導入後

Office 365 ユーザーの使用開始をサポートするため、従業員が日常の業務で必要とするタスクに幅広く応用できる 5 種類の基本シナリオを作成しました。これには、メールと予定表を使っ

たコミュニケーションから、ファイルの保存と共有、仮想会議

やリアルタイムでのコラボレーションまでが含まれます。

以下の各種シナリオをご覧ください。

計画実行のための展開リソース

外出先からでもメールや予定表を使 えるどのデバイスからでも会議、連絡先、

タスク一覧、メールにアクセスでき、

自分のデスクにいないときでも受信ト

レイのクリーンアップや、緊急の用件

への対応が可能です。

コンテンツで共同作業OneDrive for Business に作業ファイルを保存することで、場所を問わない更

新や共有、ファイル同期やオフライン

作業、他のユーザーと同時でのドキュ

メント操作、エンタープライズ基準の

セキュリティとコンプライアンス機能

によるファイル管理が可能です。

会議を有意義にOffice 365 アプリを使って、他のユーザーとつながり有効な会議を開催でき、

時間とリソースを節約できます。Skype for Business、Outlook、PowerPoint、OneNote、SharePoint Online サイトがコラボレーションの能率アップに役立

ちます。

チームを 1 つにするYammer Enterprise を使うと、適切な人材とつながりを持ち、複数のチーム

で情報を共有したり、グループ別に

ネットワークを編成したりできます。

Yammer Enterprise ネットワークは、すべての同僚がいつでも、どのデバイス

からでもすぐにアクセスできる知識体

系の構築に役立ちます。

http://fasttrack.microsoft.com/office/resources/drive-value

必要なシナリオを選び、関連するコミュニケーション、イベント、トレーニン

グ リソースを確認する

4948

FastTrack Web サイトの各基本シナリオ キットには、メールのテンプレート、ポスター、チラシの他、ビデオやトレーニング リソースが含まれます。テンプレートは、コミュニケーション計画に合わせてカスタマイズできます。

フェーズ 02: 導入後

コミュニケーションおよびトレーニング戦略を作成する土台として、基本シナリオをご利用ください。

基本シナリオを、ビジネス上の実際の問題を解決す

るものに変える

Office 365 の導入で奨励する、貴社に適したシナリオを決定する

各シナリオに関連するリソースを使って、メールに

よるお知らせやトレーニングの活動を実行する

導入前の第 1 週にこれらの資料を確認し、どの資料が組織の導入に最も有効活用できるかを調べます。これがコミュニケーション計画となります。

フェーズ 02: 導入後

5150

各シナリオには、Office 365 の導入と受入の各フェーズで一般的なコミュニケーション タスクに対応するカスタマイズ可能なメール テンプレートが含まれています。メールには、Office 365 機能の習得に役立つトレーニングとリソースへの直接リンクが含まれます。

これらのリンクは、シナリオごとに管理されています。使用可能な

メール テンプレートは以下のとおりです。

メール テンプレート

メールは、Word (.docx) 文書として入手できます。使用するテンプレートを選んで、コミュニケーションの目的に合わせて自由にカスタマイズできます。会社のスタイルに合うようにコピーを調節したり、会社のロゴを追加したり、コンテンツを入力して、カスタマイズします。必ず、事前に決めた送信者アカウント (エグゼクティブ スポンサーのアカウントなど ) から特定のターゲットの対象者にメールを送信します。

ヒントとテクニック

メール以外の方法でも知らせてください。

関心向上キャンペーンの一環としてティーザー ビデオやすぐに印刷できるポスターを使い、物理的なオフィス スペースで

Office 365 の導入について期待を高めることができます。

http://fasttrack.microsoft.com/office/resources/drive-value

メールの種類 フェーズ 機能

"カウントダウン " 導入前 このメッセージを使用して、雰囲気を盛り上げ、従業員に Office 365 を使用してできることを伝えます。シナリオごとに 1 件のメールがあります。

"お知らせ " 導入 このメッセージを使用して、導入を開始し、新しいユーザーに Office 365 を使い始めるための手順を伝えます。シナリオごとに 1 件のメールがあります。

"ヒントとテクニック " 導入後 この "ヒントとテクニック " を使用して、詳細な Office 365 の機能を紹介し、ユーザーの生産性向上を支援します。シナリオごとに 3 件のメールがあります。

フェーズ 02: 導入後

早期導入プログラムを実施し、集めたフィードバックに

基づいて成功計画を更新する

使用可能なテンプレートとリソースを、導入をサポート

する仕方でカスタマイズする

Office 365 の展開時、導入前、導入時、導入後の導入活動を実施する

フェーズ 02チェックリスト

フェーズ 02: チェックリスト

5352

フェーズ 03。価値の推進ビジネスへの Office 365 の初期導入によって、ユーザーは直接的な価値を見ることになります。ただし、これは始まりにすぎません。Office 365 には新機能が追加され続け、ユーザーが機能が向上したことを理解するにつれてこのサービスでもっと多くのことを行いたいと思うようになります。

ユーザーがこれを活用できるように自分自身を備えておくと、長期的な成功につながります。

このフェーズでは、導入後のエンゲージメント活動について学習し、導入結果の確認と共有を開始し、繰り返して導入をさらに推進します。

フェーズ 03: 価値の推進

エンゲージメントを高めて導入を推進する導入を推進する継続的なエンゲージメント活動を計画および実

行することは重要です。これは、最初は盛り上がっていたサー

ビスの話題がなくなった後も、組織全体のユーザーの関心を維

持するのに貢献します。さらに、組織で Office 365 を最大限に活用することもできます。

組織における Office 365 の導入において何が起きたかに関して、量的データと質的データの両方を入手することは重要で

す。量的データには管理コンソールのワークロード使用状況レ

ポートを利用し、質的データにはエンド ユーザー アンケートと Yammer グループを利用します。

必ず、定期的に成功を共有し、Office 365 のヒントを送信してください。Office 365 の価値を引き出しているヒーローを生み出し、他のユーザーも同じようにするよう励ますことも目標と

してください。

集めたデータを使うことで、十分活用されていないサービスを

推奨し、ユーザーに対して "ユーザーが得られるメリット " のメッセージを強調するコミュニケーションをさらに行うことを

目標としてください。

フェーズ 03: エンゲージメントを高めて導入を推進する

Skype for Business クライアントの使用アクティブ ユーザー レポート

Office 365 グループ アクティビティ

5554

ヒントとテクニック

開始前に使用率指標を測定し、記録します。そのようにして、導入活動の効果を確認できます。

組織による Office 365 の導入をモニタリングする

Office 365 管理ポータルには、さまざまなワークロードにおける現在のユーザー エンゲージメント レベルを示すレポートがあり、それらのレポートを使って導入を改善できる分野を特定することができます。

フェーズ 03: 組織による Office 365 の導入をモニタリングする

導入推進 継続的な関心向上およびトレーニング活動により、時間の経過

と共に Office 365 の導入を進めることができます。

ヒントとテクニックのメールを活用して、スキル開発

を強化する : http://fasttrack.microsoft.com/office/resources/drive-value

革新的で効果のある方法で Office 365 を使う方法に関して、成功事例を共有する

定期的にエンゲージメント イベント (対話集会、ランチ ミーティングなど ) を追加で開催し、エンド ユーザー エンゲージメントを促進する

ユーザーに課題を与え、コンテストを実施して作業の

改善に最も役立った Office 365 の使い方を表彰する

関心向上キャンペーン

復習セッションの定期的なトレーニング カレンダー

ユーザーが価値を引き出している状況を共有するため

の部門別セッション

問題を抱えているユーザーが気軽に相談できる場所

ヘルプデスクが "どうすればいいか " という質問に回答できるようにする

トレーニングOffice 365 について理解しているスタッフは個人またはチームごとに異なる速度で進歩するため、トレーニングは非常に重要

です。

フェーズ 03: 導入推進

56 57

導入結果を確認し、今後の成功のために共有する導入結果の確認ガイドを使って、Office 365 の導入の効果を評価します。これにより、設定された基準に対してベンチマーク測定を行ってユーザーに合わせてソリューションを改善し、成功事例を集めることができます。

ヒントとテクニック

この導入ガイドの構想フェーズでは、成功の判断基準を定義するタスクを設定しました。導入結果の確認ガイドに従って作

業を進めるにあたって、必ずこれを参照してください。

https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=843797

エンド ユーザー アンケートのテンプレート

フェーズ 03: 導入結果を確認し、今後の成功のために共有する

アンケート テンプレートを使用して、ベンチマークに対する満足度や進展を 確認します。

成功事例は、しばしば、Office 365 の導入結果を証明するにあたって量的指標と同じくらい重要です。展開の過程において、

プロジェクト チームのメンバーと導入支持者に、部門間の共同作業やチームワークを示す例を見つけてもらい、Yammer を使って共有してください。

Office 365 を使用した経験に関する成功事例を共有する場合、次の情報を含めるようにしてください。

ビジネス上の価値に関する成功事例の共有のしやすさ社内の

場合は、Yammer ネットワークの Office 365 Success Stories グループを通じて共有できます。成功事例は導入推進コミュニ

ティを介して Office 365 コミュニティで社外に広く共有することもできます。

http://aka.ms/driveadoption

ヒントとテクニック

楽しみましょう。コンテストを作って Office 365 に関する良い印象を生み出すのは、楽しい作業です。以下のようなものを

作ってみてください。

時期。成功事例は時期を示す言葉から始める必要があります。それがいつ起こったかが読者にわかるようにし

ます。

登場人物。成功事例には名前を使う必要があります。だれが関係していたのかが読者にわかるようにします。

事象。成功事例では、発生した事象を詳しく説明する必要があります。

視覚的要素。起こったことを読者が思い描ける必要があります。

成功事例を 集めて共有する

フェーズ 03: 導入結果を確認し、今後の成功のために共有する

https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=843796

58 59

反復 導入の推進は継続されるサイクルで、導入日や導入の影響の確

認をもって終わるものではありません。ユーザーと組織のニー

ズの変化に対応できるよう、Office 365 によってビジネス上の価値をもたらすことができる新しい方法を模索し続けましょう。

評価プロセスで得られた知見を活用して追加トレーニン

グを開始する。ベスト プラクティスや、影響の大きい Office 365 のソリューションについて、ユーザー教育を実施する

組織内の他の部門と協力して、ビジネス シナリオやソリューションを策定するための追加のセッションをスケ

ジュールする。その後、部署ごとにトレーニングを開催

して、Office 365 がどのようにして各ビジネス ラインを成功に導くかを説明する

生産性向上ライブラリを使って、Office 365 をさらに活用するための新しいビジネス シナリオを特定できる

http://fasttrack.microsoft.com/office/envision/productivitylibrary

Office 365 を利用してビジネスの実務を改善するアイデアをユーザーや導入支持者から集め、エンゲージメント イベント、コミュニティ活動、Yammer グループを介して他の人たちと共有する。これらのアイデアを活用して、

追加ソリューションを立案し、追加トレーニングを実施

する

フェーズ 03: 導入結果を確認し、今後の成功のために共有する

ユーザーにこのツールを気に入ってもらいたいので、従業員の声に耳を傾けるだけでなく、そのフィードバックから実際に改善策を考えて、フィードバックを反映させています。

– Nationwide、Jeff Schuman 氏

変更を管理して変化に備える

https://aka.ms/managingchangeO365

Office 365 で変更を管理する

ビジネスとクラウドは常に変化しています。ユーザーは常に作

業の効率を上げる新しい機会を探しており、継続的に更新され

るクラウドの機能によってこれが実現します。

利用できそうな新しいサービス機能や更新プログラムを見逃さ

ないように、Office 365 の公式ロードマップと Office ブログを定期的にご覧いただくことをお勧めします。

フェーズ 03: 変更を管理して変化に備える

機能は開発フェーズごとにグループ化

機能をアプリ、サービス、プラットフォームごとにフィルタリングし、最も有効活用でき

る機能と更新を見分ける

http://fasttrack.microsoft.com/roadmap

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Office 365 の公式ロードマップ

フェーズ 03: Office 365 の公式ロードマップ

Office ブログ

フェーズ 03: Office ブログ

Office 365 導入を推進するために継続的な活動を実施する

Office 365 の成功の判断基準をモニタリングして報告する

組織全体で Office 365 の成功事例を共有する

Office 365 によってユーザーと組織に価値をもたらすことができる新しい方法を模索し、実装する

変更を管理して変化に備える

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組織が更新を受け取る方法を 管理する

Office 365 管理センターを使うと、組織がすぐに更新を受け取ることができるように初期リリースにサインアップできます。

必要に応じて、特定の個人だけが更新を受け取ることを指定し

たり、既定のリリース スケジュールを維持して後で更新を受け取ることを選択したりすることもできます。オプションにつ

いて詳しくは、http://aka.ms/releaseoptions をご覧ください。

組織内で Office 365 がスムーズに運用されるように、 Office 365 管理者にメッセージ センター (管理ポータル内 ) を使ってもらいます。

メッセージ センター

フェーズ 03: 変更を管理して変化に備える フェーズ 03: チェックリスト

フェーズ 03チェックリスト

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参照先fasttrack.office.com

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最新ニュースを入手(Office 365 について )

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