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FA-M3 プログラム開発ツール WideField3 説明書
(電子ドキュメント) 1 CD-ROM
FA-M3 プログラム開発ツール WideField3 はじめにお読みください 1 冊子
FA-M3 プログラム開発ツール WideField3 使用許諾契約書 1 紙
FA-M3 ソフトウェア製品 シリアル番号発行通知書 1 紙
CD-KEY 1 シール
電子ドキュメントには主に次のものが含まれます。
ドキュメント名称 ドキュメント No.
FA-M3 プログラム開発ツール WideField3 説明書 導入・トラブルシューティング編 IM34M06Q16-01
FA-M3 プログラム開発ツール WideField3 説明書 オフライン編 IM34M06Q16-02
FA-M3 プログラム開発ツール WideField3 説明書 オンライン編 IM34M06Q16-03
FA-M3 プログラム開発ツール WideField3 説明書 スクリプト編 IM34M06Q16-04
FA-M3V トレース機能 説明書 IM34M06Q50-21
シーケンス CPU 説明書 機能編(F3SP28,38,53,58,59,-□N/,-□H/,-□S 対応) IM34M06P13-01
シーケンス CPU 説明書 機能編(F3SP66-4S,67-6S 対応) IM34M06P14-01
シーケンス CPU 説明書 ネットワーク通信機能編(F3SP66-4S,67-6S 対応) IM34M06P14-02
シーケンス CPU 説明書 機能編(F3SP71,76,-□N/-□S 対応) IM34M06P15-01
シーケンス CPU 説明書 ネットワーク通信機能編(F3SP71,76,-□N/-□S 対応) IM34M06P15-02
シーケンス CPU 説明書 命令編 IM34M06P12-03
パソコンリンクコマンド 説明書 IM34M06P41-01
また,上記以外にも FA-M3 高機能 I/O モジュールの電子ドキュメントを付属しています。
取扱説明書 冊子は製品添付されません。ドキュメント No.を指定し別途手配が必要です。
IM 34M06Q16-11
FA-M3 プログラム開発ツール
WideField3 はじめにお読みください
WideField3 のセットアップと初期設定
IM 34M06Q16-11 8 版
User’s Manual
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はじめにお読みください-1
IM34M06Q16-11 8th Edition: May.31, 2017-00
1. システム要件
1.1 使用できるパソコン WideField3 は,以下の動作環境で利用できます。
項目 仕様
PC PC/AT 互換機OS Microsoft Windows 10 (32bit/64bit)
Microsoft Windows 8 / 8.1 (32bit/64bit) Microsoft Windows 7 (32bit/64bit)
必要なソフトウエア .NET Framework 2.0,DirectX 9.0c 以上供給メディア CD-ROMCPU Pentium 1GHz 以上で,上記 OS が正常に動作すること メモリ 1GB 以上で,上記 OS が正常に動作することハードディスク容量 400MB 以上確保できることディスプレイ 1024×768 ドット以上推奨通信条件 *1 *2 USB,RS-232C, Ethernet,FL-net 対応プリンタ 上記 OS で使用できる A4 サイズ対応のプリンタ日本語 IME Microsoft -IME など各種
*1: FL-net 通信を行う場合,TCP/IP プロトコルが正しく動作するネットワークカードが必要です。 使用可能な通信条件は CPU 機種により異なります。 *2: USB 通信では,パソコンのチップセットによっては,まれに接続が不安定になることがあるため,全てのパソコン (チップセット)との接続を保証するものではありません。
注 意
動作環境によっては,WideField3 で選択しているフォントで文字が正しく表示されない
場合があります。表示可能なフォントを選択して実行して下さい。
1.2 使用できる CPU 機種 WideField3 は,以下のシーケンス CPU モジュールで使用できます。
シリーズ CPU 形名 FA-M3 F3SP05-0P, F3SP08-0P, F3SP08-SP,
F3SP21-0N, F3SP25-2N, F3SP35-5NFA-M3R F3SP28-3N, F3SP38-6N, F3SP53-4H, F3SP58-6H,
F3SP28-3S, F3SP38-6S, F3SP53-4S, F3SP58-6S, F3SP59-7S, F3SP22-0S, F3FP36-3N, F3SPV3-4H, F3SPV8-6H, F3SPV3-4S, F3SPV8-6S, F3SP66-4S, F3SP67-6S,
FA-M3V F3SP71-4N, F3SP76-7N, F3SP71-4S, F3SP76-7S, F3SPV9-7S
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はじめにお読みください-2
IM34M06Q16-11 8th Edition: May.31, 2017-00
2. WideField3 のセットアップ WideField3 を使用するパソコンにセットアップする方法について説明します。
セットアッププログラムでは,次のようなセットアップ操作が可能です。 WideField3インストールプログラム
既にWideField3がインストール
されている
新しくWideField3をインストールする
WideField3をメンテナンスする
WideField3をバージョンアップする
WideField3を修復する
WideField3をアンインストールする
2.1 WideField3をインストールする
2.2 WideField3をアップデートする
2.3 WideField3をインストール時の状態に戻す
2.4 WideField2をアンインストールする
はい
いいえ
02_01.VSD
補足
WideField3 インストールプログラムは,WideField3 がパソコン上にインストールされているかどうかを
自動的に判別して,新規インストール/メンテナンスインストールを起動します。
補足
既にインストールされている WideField3 のバージョンは,WideField3 を起動して,メニューの[ヘルプ]
-[バージョン情報]から確認することができます。
はじめにお読みください-3
IM34M06Q16-11 8th Edition: May.31, 2017-00
2.1 WideField3 をインストールする WideField3 を新規にインストールします。
参照
ご利用の OS により若干表示イメージが異なります。 その他の OS 毎の違いに関しては,「4.システム毎の導入ガイド」をご参照ください。
注 意
セットアップを行うときは,他のアプリケーションソフトウェア,ウイルスチェッカー,
IME などをすべて終了してください。
インストール手順は,次のとおりです。
操作 ◆
① 製品 CD-ROM を CD-ROM ドライブに挿
入します。
参照
CD-ROM がセットされると,通常,自動的に
インストールプログラムを開始しますが,お
使いの OS によって動作が異なる場合があり
ます。自動で開始した場合には,操作④から
ご参照ください。 OS 毎の動作に関する詳細は,「4.システム毎
の導入ガイド」をご参照ください。
② エクスプローラなどでCD-ROM上のルー
トフォルダへ移動し,ファイルを参照し
ます。
はじめにお読みください-4
IM34M06Q16-11 8th Edition: May.31, 2017-00
③ SETUP.EXE を選択します。
補足
セットアップを開始すると,インストール直
後に使用する WideField3 の表示言語を選択で
きます。
補足
旧バージョンの WideField(SF610)がインス
トールされている場合は,以下のメッセージ
が表示されます。 はい(Y) ボタンをクリ
ックするとセットアップを継続します。
0201_01.VSD
旧バージョンの WideField2(SF620)がインス
トールされている場合は,以下のメッセージ
が表示されます。 はい(Y) ボタンをクリ
ックするとセットアップを継続します。
0201_02.VSD
⇒ WideField3 の InstallShield ウィザードが起
動し,[設定言語の選択]ダイアログボッ
クスが表示されます。
④ 言語を選択して, 次へ(N) ボタンをク
リックします。
0201_03.VSD
はじめにお読みください-5
IM34M06Q16-11 8th Edition: May.31, 2017-00
⇒ [WideField3 用の InstallShield ウィザード
へようこそ]ダイアログボックスが表示
されます。
⑤ 次へ(N) ボタンをクリックします。
⇒ [使用許諾契約]ダイアログボックスが
表示されます。
⑥ [使用許諾契約の全条項に同意します
(A)]オプションボタンをオンにして,
次へ(N) ボタンをクリックします。
補足
使用許諾契約書は製品に付属されています。
使用許諾契約書をすべてお読みいただいた上
で,同意される場合に限り 次へ(N) ボタン
をクリックしてください。 キャンセル ボタ
ンをクリックすると,セットアップが終了で
きます。
⇒ [ユーザ情報]ダイアログボックスが表
示されます。
⑦ ユーザ名,会社名,および CD-Key を入力
し, 次へ(N) ボタンをクリックします。
補足
CD-Key は製品に付属されているシリアル番
号発行通知書に記載されています。
0201_04.VSD
0201_05.VSD
0201_06.VSD
はじめにお読みください-6
IM34M06Q16-11 8th Edition: May.31, 2017-00
⇒ [インストール先の選択]ダイアログボ
ックスが表示されます。
⑧ インストール先を選択し, 次へ(N) ボ
タンをクリックします。
⇒ [機能の選択]ダイアログボックスが表
示されます。
⑨ 次へ(N) ボタンをクリックします。
補足
インストールできるコンポーネントには, WideField3 のプログラムファイル(本体),サ
ンプルプログラム,取扱説明書があります。
チェックマークを付けてインストールを選択
することができます。
⇒ [インストールの準備完了]ダイアログ
ボックスが表示されます。
⑩ インストール ボタンをクリックします。
⇒ インストールが開始されます。
補足
インストールが終了したら,パソコンを再起
動してください。
0201_07.VSD
0201_08.VSD
0201_08.VSD
はじめにお読みください-7
IM34M06Q16-11 8th Edition: May.31, 2017-00
2.2 WideField3 をアップデートする 既に WideField3 がインストールされているパソコンに,新しいバージョンの WideField3
でアップデートする方法について説明します。
手順は,次のとおりです。
操作 ◆
① 製品 CD-ROM を CD-ROM ドライブに挿
入します。
参照
CD-ROM がセットされると,通常,自動的に
インストールプログラムを開始しますが,お
使いの OS によって動作が異なる場合があり
ます。自動で開始した場合には,操作④から
ご参照ください。 OS 毎の動作に関する詳細は,「4.システム毎
の導入ガイド」をご参照ください。
② エクスプローラなどでCD-ROM上のルー
トフォルダへ移動し,ファイルを参照し
ます。
③ SETUP.EXE を選択します。
⇒ InstallShield ウィザードが起動し,[よう
こそ]ダイアログボックスが表示されま
す。
④ [修正(E)]オプションボタンをオンに
して, 次へ(N) ボタンをクリックしま
す。
注 意
バージョン R3.02 以前の WideField3 からアッ
プデートすると,機能変更に伴い使用する環
境が変更になる場合があります。次のような
メッセージが表示された場合には,表示され
た情報を十分に確認した上で,アップデート
を実行してください。詳細は,操作説明のあ
とへ記述された注意事項をごらんください。
0202_01.VSD
はじめにお読みください-8
IM34M06Q16-11 8th Edition: May.31, 2017-00
⇒ メンテナンスインストールが開始されま
す。修正が完了すると[メンテナンスの
完了]ダイアログボックスが表示されま
す。
⑤ 完了 ボタンをクリックします。
補足
FA-M3 ホームページからダウンロードしたバージョンアップインストールプログラムでのインストー
ルでは,パソコンに WideField3 がセットアップされていないときには以下のメッセージを表示し,バー
ジョンアップインストールすることはできません。
0202_03.VSD
バージョンアップインストールを行う際には,パッケージ版のインストールを行ってから,バージョン
アップインストールプログラムを実行してください。
0202_02.VSD
はじめにお読みください-9
IM34M06Q16-11 8th Edition: May.31, 2017-00
注 意
WideField3のバージョン R3.02以前は,管理者権限でのみ実行することが可能でしたが,
R3.03 以降は Windows にログインしているユーザ権限での実行が可能となりました。
R3.02 以前がセットアップされている状態から,R3.03 へのアップデートを行った際は,
環境設定・キーカスタマイズ設定や作成したユーザデータの格納先が以下のように変更
となります。
· 環境設定・キーカスタマイズ設定
< Windows Vista,7,8 の場合> 導入環境 フォルダ
R3.02 以前 C:\Program Files\WideField3 配下R3.03 以降 C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Local\Yokogawa\FA-M3 配下
< Windows XP の場合> 導入環境 フォルダ
R3.02 以前 C:\Program Files\WideField3 配下R3.03 以降 C:\Document and Settings\(ユーザ名)\Local Settings\Application Data\Yokogawa\FA-M3 配下
· ユーザデータ
< Windows Vista,7,8 の場合> 導入環境 フォルダ
R3.02 以前 C:\Program Files\WideField3 配下R3.03 以降 C:\Users\Public\Yokogawa\FA-M3 配下
< Windows XP の場合> 導入環境 フォルダ
R3.02 以前 C:\Program Files\WideField3 配下R3.03 以降 C:\Document and Settings\All Users\Documents\Yokogawa\FA-M3 配下
アップデート前に作成したユーザデータは,インストーラでのアップデート後に新しい
フォルダに移動してください。アップデート前のフォルダを扱う場合は,WideField3 を
管理者権限で起動してください。
注 意
· WideField3 のバージョン R3.02 以前から,R3.03 以降のバージョンにアップデートす
る場合,アップデート前の環境設定・キーカスタマイズ設定をアップデート後に引
き継ぐことができません。環境設定を継承する場合には,アップデート前に手動で
環境設定・キーカスタマイズ設定のエクスポートを行い,アップデート後の
WideField3 にインポートしてください。
その際,フォルダ設定など,場合によってはアクセス権のため使用できない設定が
あることに注意してください。
はじめにお読みください-10
IM34M06Q16-11 8th Edition: May.31, 2017-00
2.3 WideField3 をインストール時の状態に戻す WideField3 がインストールされているパソコンに対して,WideField3 のインストール状
態を修正する方法について説明します。
手順は,次のとおりです。
操作 ◆
① 製品 CD-ROM を CD-ROM ドライブに挿
入します。
参照
CD-ROM がセットされると,通常,自動的に
インストールプログラムを開始しますが,お
使いの OS によって動作が異なる場合があり
ます。自動で開始した場合には,操作④から
ご参照ください。 OS 毎の動作に関する詳細は,「4.システム毎
の導入ガイド」をご参照ください。
② エクスプローラなどでCD-ROM上のルー
トフォルダへ移動し,ファイルを参照し
ます。
③ SETUP.EXE を選択します。
⇒ InstallShield ウィザードが起動し,[よう
こそ]ダイアログボックスが表示されま
す。
④ [変更(M)]オプションボタンをオンに
して, 次へ(N) ボタンをクリックしま
す。
⇒ メンテナンスインストールが開始されま
す。変更が完了すると[メンテナンスの
完了]ダイアログボックスが表示されま
す。
⑤ 完了 ボタンをクリックします。
0203_01.VSD
0202_02.VSD
はじめにお読みください-11
IM34M06Q16-11 8th Edition: May.31, 2017-00
2.4 WideField3 をアンインストールする インストールされている WideField3 を,パソコンから削除します。
補足
WideField3 の削除を行っても,ユーザが作成したプロジェクトファイルなどのアプリケーションファイ
ルやドライバソフトウェアは削除されません。
手順は,次のとおりです。
操作 ◆
① 製品 CD-ROM を CD-ROM ドライブに挿
入します。
参照
CD-ROM がセットされると,通常,自動的に
インストールプログラムを開始しますが,お
使いの OS によって動作が異なる場合があり
ます。自動で開始した場合には,操作④から
ご参照ください。 OS 毎の動作に関する詳細は,「4.システム毎
の導入ガイド」をご参照ください。
② エクスプローラなどでCD-ROM上のルー
トフォルダへ移動し,ファイルを参照し
ます。
③ SETUP.EXE を選択します。
⇒ InstallShield ウィザードが起動し,[よう
こそ]ダイアログボックスが表示されま
す。
④ [削除(R)]オプションボタンをオンに
して, 次へ(N) ボタンをクリックしま
す。
⇒ [ファイル削除の確認]ダイアログボッ
クスが表示されます。
⑤ OK ボタンをクリックします。
⇒ 削除が開始されます。削除が完了すると
[メンテナンスの完了]ダイアログボッ
クスが表示されます。
⑥ 完了 ボタンをクリックします。
0204_01.VSD
0204_02.VSD
0202_02.VSD
はじめにお読みください-12
IM34M06Q16-11 8th Edition: May.31, 2017-00
3.USB ドライバのセットアップ WideField3 をインストールしたパソコンの USB ポートと,シーケンス CPU モジュール
の USB ポートとを接続するには,あらかじめパソコンに USB ドライバのインストール
が必要です。
USB ドライバは,全てのシーケンス CPU モジュールに対して共通です。以下の仕様に
基づいてケーブル選定,導入を行ってください。 シーケンス
CPU モジュール 仕様
CPU モジュール側コネクタ形式 F3SP66-4S,F3SP67-6S USB 1.1 準拠デバイス
USB コネクタ B タイプF3SP71-4N,F3SP76-7N F3SP71-4S,F3SP76-7S
F3SPV9-7S
USB 2.0 準拠デバイス USB コネクタ ミニ B タイプ
■ インストール用ドライバについて
インストール用の USB ドライバは,以下の方法で参照が可能です。
● WideField3 インストール用 CD-ROM
WideField3 のインストール用 CD-ROM の「\Driver」フォルダに格納されています。
● WideField3 のインストール先フォルダ
WideField3 をパソコンにインストールすると,以下のフォルダに格納されます。
・32bit 版 OS の場合
「<システムドライブ>\Program Files\Common Files\Yokogawa\Driver」
・64bit 版 OS の場合
「<システムドライブ>\Program Files (x86)\Common Files\Yokogawa\Driver」
● FA-M3 ホームページ
USB ドライバの最新バージョンをホームページより入手可能です。
注 意
同じパソコンから,複数台のシーケンス CPUにそれぞれ USBケーブルを接続した場合,
2 台目以降に接続した USB ポートは使用できません。必ず 1 台のシーケンス CPU に接続
してください。
またこのとき,2 台目以降の USB ドライバは正しく認識されていない状態になるため,
再度正しく接続する場合には,ケーブルを一旦取り外し,接続し直してください。
また,1 台のパソコンから 1 本の USB ケーブルによって複数のシーケンス CPU に同時に
接続することはできません。
はじめにお読みください-13
IM34M06Q16-11 8th Edition: May.31, 2017-00
3.1 USB ドライバの新規インストール パソコンに USB ドライバを新しくセットアップする操作について説明します。
3.1.1 ドライバインストーラによるセットアップ WideField3 に付属している,ドライバインストーラを利用したセットアップ方法です。
本節では,Windows 7 での表示例を元に説明を行います。
注 意
USB ドライバのインストール時は,USB ケーブルを外した状態で行ってください。
操作 ◆
① エクスプローラなどで CD-ROM を開き,
「\Driver\UsbDriver\x86」フォルダを開き
ます。
注 意
ドライバソフトウェアのフォルダの場所は,
32bit 版 OS,64bit 版 OS ではそれぞれ x86,x64を選択してください。
補足
ドライバのインストールは,管理者権限への
昇格を求められますが,そのまま続行を選択
してください。
②「dpinst.exe」を管理者権限で実行します。
⇒ [FA-M3 USB Driver Setup]ダイアログが
表示されます。
③ 次へ(N) ボタンをクリックすると,自
動的にUSBドライバのインストールを開
始します。
⇒インストール終了メッセージが表示され
ます。
補足
メッセージのステータスが「Ready to use」と
なっていることを確認してください。
はじめにお読みください-14
IM34M06Q16-11 8th Edition: May.31, 2017-00
④ USB対応のシーケンスCPUをPCとUSB
接続します。
⇒ Windows の[デバイスマネージャ]を開
き ,「 Win FAM3-USB Driver (M
Command)」が表示されることを確認しま
す。
補足
Windows のタスクトレイでも,ドライバが正
常に動作していることを確認できます。
補足
64bit 版 OS では,インストール時に次のメッセージが表示される場合があります。
この場合には,[インストール]を選択して,セットアップを継続してください。
はじめにお読みください-15
IM34M06Q16-11 8th Edition: May.31, 2017-00
3.2 USB ドライバの更新インストール 既に古いバージョンの USB ドライバがインストールされているパソコンに対して,新し
いバージョンの USB ドライバに更新を行う操作について説明します。
USB ドライバの更新は,Windows の[デバイスマネージャ]上で行います。
[デバイスマネージャ]の開き方については,各 OS によって異なります。 OS デバイスマネージャの開き方(代表的な方法)
Windows 7 [コントロールパネル]を開き,[ハードウェアとサウンド]を選択。 [デバイスマネージャ]を開く。
Windows 8 / 8.1 [コントロールパネル]を開き,[ハードウェアとサウンド]を選択。 表示方法を[カテゴリ]にした上で,[デバイスマネージャ]を開く。
Windows 10 [コントロールパネル]を開き,[ハードウェアとサウンド]を選択。 表示方法を[カテゴリ]にした上で,[デバイスマネージャ]を開く。
本章では,Windows 7 での更新インストールの方法について説明します。
操作 ◆
① パソコンとCPUモジュールをUSBケー
ブルで接続した状態で,[デバイスマネー
ジャ]を開きます。
② [FAM3-USB Driver]-[Win FAM3-USB
Driver (M Command)]をダブルクリック
して開きます。
⇒ [Win FAM3-USB Driver (M Command)の
プロパティ]ダイアログが表示されます。
③ [ドライバー]タブを選択します。
④ ドライバーの更新(P) ボタンをクリッ
クします。
はじめにお読みください-16
IM34M06Q16-11 8th Edition: May.31, 2017-00
⑤ [コンピュータを参照してドライバーソ
フトウェアを検索します(R)]をクリック
します。
⑥ [コンピュータ上のデバイスドライバ-
の一覧から選択します(L)]をクリックし
ます。
⑦ ディスク使用(H) ボタンをクリックし
ます。
⑧ [製造元のファイルのコピー元]の 参
照(B) ボタンをクリックし,更新するド
ライバを選択します。
はじめにお読みください-17
IM34M06Q16-11 8th Edition: May.31, 2017-00
⑨ 次へ(N) ボタンをクリックします。
⇒ドライバの更新が行われます。
はじめにお読みください-18
IM34M06Q16-11 8th Edition: May.31, 2017-00
3.3 ドライバの導入状況を確認する FA-M3 用 USB ドライバのセットアップ状況を確認する方法について説明します。
USB ドライバの導入状況の確認は,Windows の[デバイスマネージャ]上で行います。
補足
デバイスマネージャの開き方については,「3.2 USB ドライバの更新インストール」をごらんください。
本章では,Windows 7 での確認方法について説明します。
3.3.1 ドライバのバージョンを確認する 導入済みの USB ドライバのバージョンを確認する方法について説明します。
補足
ドライバのバージョン情報は,ドライバインストーラに付属の README をごらんください。 導入時にはご確認の上,最新バージョンを使用するようにしてください。
操作 ◆
① パソコンとCPUモジュールをUSBケー
ブルで接続した状態で,[デバイスマネー
ジャ]を開きます。
② [FAM3-USB Driver]-[Win FAM3-USB
Driver (M Command)]をダブルクリック
して開きます。
⇒ [Win FAM3-USB Driver (M Command)の
プロパティ]ダイアログが表示されます。
③ [ドライバー]タブを選択します。
⇒[Win FAM3-USB Driver (M Command)のプ
ロパティ]ダイアログが表示されます。
0303_02.VSD
はじめにお読みください-19
IM34M06Q16-11 8th Edition: May.31, 2017-00
3.3.2 ドライバの認識状態を確認する FA-M3 とパソコンを接続しているときに,USB ドライバが正しく認識され,利用準備が
整っているかを確認する方法について説明します。
● ドライバは正しくセットアップされている
USB ドライバは正常にインストールされ,FA-M3 がデバイスとして認識されており,使
用準備が整っている状態です。
● ドライバのインストールがされていない
USB ドライバがインストールされていません。
USB ドライバのセットアップを行ってください。
● ドライバはインストールされているが正しく認識されていない
USB ドライバはインストールされていますが,FA-M3 がデバイスとして認識されていま
せん。
FA-M3 との接続ケーブルを一旦外して再接続,またはパソコンの再起動を試みてくださ
い。復帰しない場合には,ドライバを一旦削除して再インストールしてください。
はじめにお読みください-20
IM34M06Q16-11 8th Edition: May.31, 2017-00
4.システム毎の導入ガイド WideField3 のインストールや,使用開始するまでの初期設定などは,WideField3 を使用
する,パソコンの環境(オペレーティングシステム)によって異なる場合があります。
本章では,お使いの OS 別に導入に関して説明してあります。
4.1 Windows 7 の場合 Windows 7 での導入について説明します。
4.1.1 セットアップ時の注意事項と制限事項 Windows 7 では,以下の制限事項について注意してください。
■ ログインユーザとユーザアカウント制御(UAC)機能
Windows 7 では,Windows にログインするユーザによって,次のようなユーザ権限が用
意されています。
· Administrator(管理者)
· 標準ユーザ
それぞれに対して,Windows のシステムに対して操作を行う権限が異なります。
また,Windows 7 ではウィルスや不正な操作,操作ミスによって,管理者権限を必要と
するアプリケーションが,不正に自動的にシステムにインストールされることを防ぐ,
ユーザアカウント制御(UAC)機能が搭載されています。
ユーザアカウント制御機能は,一時的に無効にすることが可能ですが,システム保護の
観点からお勧めできません。
そのことから,WideField3 のインストールに際しては,以下の点に注意して実行するよ
うにしてください。
1.CD-ROM からのインストール
製品 CD-ROM を CD ドライブにセットすると,通常,インストールプログラムが自
動的に実行(Autorun)します。
Windows 7 では,ユーザアカウント制御(UAC)機能が有効になっているとき,
セットアッププログラムの実行権限がブロックされ,セットアッププログラムが起
動できない場合があります。
この場合には,「3.管理者権限で実行」の操作に従って,インストールプログラムを
実行してください。
2.システム管理者(Administrator)でのインストール
WideField3 のセットアップ・メンテナンス・削除を行う場合は,システム管理者
(Administrator)権限でログイン,またはインストール時の権限昇格の許可を受け
た上で行ってください。Administrator 権限のないユーザは WideField3 をセットアッ
プ・メンテナンス・削除することはできません。
また,Windows 7 ではインストールプログラムは「管理者として実行」を選択
してください。管理者権限のない場合には,インストールは続行できません。
はじめにお読みください-21
IM34M06Q16-11 8th Edition: May.31, 2017-00
3.管理者権限で実行
セットアッププログラムは,エクスプローラのメニューから,「管理者として実行」
を選択してください。
0403_01.VSD
はじめにお読みください-22
IM34M06Q16-11 8th Edition: May.31, 2017-00
4.1.2 Windows のセキュリティブロックについて
■ FL-net 接続を使用する場合
Windows 7 では,セキュリティに関する機能が向上されており,Windows が制御するフ
ァイアウォール機能により,WideField3 を使用した FL-net プロトコルによるオンライン
接続が影響を受けます。
本章では,FL-net 接続時にセキュリティブロック機能よって起こる現象と,利用するた
めの設定について説明します。
WideField3 から FL-net 通信にてオンライン接続を実行すると,セキュリティの警告のメ
ッセージが表示されます。ここで,Windows セキュリティの重要な警告ダイアログが表
示されますので,「プライベートネットワーク(ホームネットワークや社内ネットワーク
など)」にチェックを入れ,「アクセスを許可する」を選択してください。
ブロックを解除すると,WideField3 がファイアウォールの設定において,ブロックされ
る対象から除外され,FL-net 通信が利用できるようになります。
0403_02.VSD
上記画面で「アクセスを許可する」を選択しなかった場合には,以降,FL-net 通信を利
用したオンライン機能が使用できなくなります。
補足
ブロックの解除は,ファイアウォールに対しての操作であるため,管理者権限への昇格を求められます
が,そのままはい(Y)を選択してください。
0403_03.VSD
はじめにお読みください-23
IM34M06Q16-11 8th Edition: May.31, 2017-00
「アクセスを許可する」を選択せずに,通信ができなくなった後で,再度通信可能にす
る場合は Windows ファイアウォールの設定を行うことで通信が可能になります。
ブロックを解除する方法を以下に示します。
1.コントロールパネルから,「システムとセキュリティ」を開きます。
0403_04.VSD
2.システムとセキュリティから,「Windows ファイアウォールによるプログラムの許
可」を開きます。
0403_05.VSD
はじめにお読みください-24
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補足
ファイアウォールの設定は,管理者権限への昇格を求められますが,そのままはい(Y)を選択して
ください。
0403_03.VSD
3.Windows ファイアウォールの設定画面で「例外」タブが開きますので,「mcomsrvex」
(ycomsrv)にチェックを入れて,ブロックの対象外に設定します。
0403_06.VSD
補足
[設定の変更]ボタンをクリックすることで,各設定を行えるようになります。
4.設定完了です。全てのウィンドウで OK をクリックして閉じてください。
はじめにお読みください-25
IM34M06Q16-11 8th Edition: May.31, 2017-00
4.1.3 ネットワークの設定 WideField3 で,Ethernet,FL-net での通信機能を利用する場合,パソコン側ではネット
ワーク接続の設定を行う必要があります。
本章では,下図に示すようなネットワーク構成で Ethernet 接続を行う場合を例に,
Windows 7 のネットワーク設定について説明します。
(機器の選定に関しては,各取扱説明書をご参照ください。)
1.コントロールパネルの「ネットワークとインターネット」を開きます。
0403_07.VSD
PC
HUB
WideField3
FA-M3
はじめにお読みください-26
IM34M06Q16-11 8th Edition: May.31, 2017-00
2.次に,「ネットワークと共有センター」を選択します。
0403_08.VSD
3.「ネットワークと共有センター」から「ローカルエリア接続」を選択します。
0403_09.VSD
はじめにお読みください-27
IM34M06Q16-11 8th Edition: May.31, 2017-00
4.「ローカルエリア接続の状態」が表示されるので,プロパティボタンをクリックし
ます。
0403_10.VSD
補足
ネットワークの設定は,管理者権限への昇格を求められますが,そのままはい(Y)を選択してくだ
さい。
0403_11.VSD
はじめにお読みください-28
IM34M06Q16-11 8th Edition: May.31, 2017-00
5.「インターネットプロトコル バージョン 4(TCP/IPv4)」を選択し,プロパティをク
リックしてください。
0403_12.VSD
6.「次の IP アドレスを使う」のオプションボタンをチェックし,IP アドレスとサブネ
ットマスクを設定して,OK をクリックします。
0403_13.VSD
本例では,自パソコンの IP アドレスを“192.168.0.1”としています。
はじめにお読みください-29
IM34M06Q16-11 8th Edition: May.31, 2017-00
7.最後に「ローカルエリア接続のプロパティ」画面に戻りますので,OK ボタンを押
し,設定を終了します。
以上で,パソコン側のネットワーク設定が完了です。
WideField3 で Ethernet 通信を利用するときには,WideField3 上で相手先を指定するこ
とで開始できます。
注 意
ネットワーク構成の構築および設定等に関しては,ネットワーク管理者に確認の上,行
うようにしてください。
はじめにお読みください-30
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4.2 Windows 8 / 8.1 の場合 Windows 8 / 8.1 での導入について説明します。
4.2.1 セットアップ時の注意事項と制限事項 Windows 8 / 8.1 では,以下の制限事項について注意してください。
■ ログインユーザとユーザアカウント制御(UAC)機能
Windows 8 / 8.1 では,Windows にログインするユーザによって,次のようなユーザ権限
が用意されています。
· Administrator(管理者)
· 標準ユーザ
それぞれに対して,Windows のシステムに対して操作を行う権限が異なります。
また,Windows 8 / 8.1 ではウィルスや不正な操作,操作ミスによって,管理者権限を必
要とするアプリケーションが,不正に自動的にシステムにインストールされることを防
ぐ,ユーザアカウント制御(UAC)機能が搭載されています。
ユーザアカウント制御機能は,一時的に無効にすることが可能ですが,システム保護の
観点からお勧めできません。
そのことから,WideField3 のインストールに際しては,以下の点に注意して実行するよ
うにしてください。
1.CD-ROM からのインストール
製品 CD-ROM を CD ドライブにセットすると,通常,インストールプログラムが自
動的に実行(Autorun)します。
Windows 8 / 8.1 では,ユーザアカウント制御(UAC)機能が有効になっているとき,
セットアッププログラムの実行権限がブロックされ,セットアッププログラムが起
動できない場合があります。
この場合には,「3.管理者権限で実行」の操作に従って,インストールプログラムを
実行してください。
2.システム管理者(Administrator)でのインストール
WideField3 のセットアップ・メンテナンス・削除を行う場合は,システム管理者
(Administrator)権限でログイン,またはインストール時の権限昇格の許可を受け
た上で行ってください。Administrator 権限のないユーザは WideField3 をセットアッ
プ・メンテナンス・削除することはできません。
また,Windows 8 / 8.1 ではインストールプログラムは「管理者として実行」を選択
してください。管理者権限のない場合には,インストールは続行できません。
はじめにお読みください-31
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3.管理者権限で実行
セットアッププログラムは,エクスプローラのメニューから,「管理者として実行」
を選択してください。
0404_01.VSD
はじめにお読みください-32
IM34M06Q16-11 8th Edition: May.31, 2017-00
4.2.2 Windows のセキュリティブロックについて
■ FL-net 接続を使用する場合
Windows 8 / 8.1 では,セキュリティに関する機能が向上されており,Windows が制御す
るファイアウォール機能により,WideField3 を使用した FL-net プロトコルによるオンラ
イン接続が影響を受けます。
本章では,FL-net 接続時にセキュリティブロック機能よって起こる現象と,利用するた
めの設定について説明します。
WideField3 から FL-net 通信にてオンライン接続を実行すると,セキュリティの警告のメ
ッセージが表示されます。ここで,Windows セキュリティの重要な警告ダイアログが表
示されますので,「プライベートネットワーク(ホームネットワークや社内ネットワーク
など)」にチェックを入れ,「アクセスを許可する」を選択してください。
ブロックを解除すると,WideField3 がファイアウォールの設定において,ブロックされ
る対象から除外され,FL-net 通信が利用できるようになります。
0404_02.VSD 上記画面で「アクセスを許可する」を選択しなかった場合には,以降,FL-net 通信を利
用したオンライン機能が使用できなくなります。
補足
ブロックの解除は,ファイアウォールに対しての操作であるため,管理者権限への昇格を求められます
が,そのままはい(Y)を選択してください。
0404_03.VSD
はじめにお読みください-33
IM34M06Q16-11 8th Edition: May.31, 2017-00
「アクセスを許可する」を選択せずに,通信ができなくなった後で,再度通信可能にす
る場合は Windows ファイアウォールの設定を行うことで通信が可能になります。
ブロックを解除する方法を以下に示します。
1.コントロールパネル*1から,「システムとセキュリティ」を開きます。
0404_04.VSD *1: コントロール パネルを開くには,画面の右端からスワイプして [検索] をタップし (マウスを使っている場合は,画面
の右上隅をポイントし,マウス ポインターを下へ移動して [検索] をクリックし),検索ボックスに「コントロール パネル」と入力し,[アプリ] をタップまたはクリックし,[コントロール パネル] をタップまたはクリックします。
2.システムとセキュリティから,「Windows ファイアウォールによるプログラムの許
可」を開きます。
0404_05.VSD
はじめにお読みください-34
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補足
ファイアウォールの設定は,管理者権限への昇格を求められますが,そのままはい(Y)を選択して
ください。
0404_06.VSD
3.Windows ファイアウォールの設定画面で「例外」タブが開きますので,
「McomSrvEx」(ycomsrv)にチェックを入れて,ブロックの対象外に設定します。
0404_07.VSD
4.設定完了です。全てのウィンドウで OK をクリックして閉じてください。
はじめにお読みください-35
IM34M06Q16-11 8th Edition: May.31, 2017-00
4.2.3 ネットワークの設定 WideField3 で,Ethernet,FL-net での通信機能を利用する場合,パソコン側ではネット
ワーク接続の設定を行う必要があります。
本章では,下図に示すようなネットワーク構成で Ethernet 接続を行う場合を例に,
Windows 8 のネットワーク設定について説明します。
(機器の選定に関しては,各取扱説明書をご参照ください。)
1.コントロールパネルの「ネットワークとインターネット」を開きます。
0404_08.VSD
PC
HUB
WideField3
FA-M3
はじめにお読みください-36
IM34M06Q16-11 8th Edition: May.31, 2017-00
2.次に,「ネットワークと共有センター」を選択します。
0404_09.VSD 3.「ネットワークと共有センター」から「イーサネット」を選択します。
補足
接続名は,ネットワークの設定によって名称が異なるため,お使いの環境に合わせて設定を行ってくだ
さい。
はじめにお読みください-37
IM34M06Q16-11 8th Edition: May.31, 2017-00
4.「イーサネットの状態」が表示されるので,プロパティボタンをクリックします。
0404_11.VSD
補足
ネットワークの設定は,管理者権限への昇格を求められますが,そのままはい(Y)を選択してくだ
さい。
はじめにお読みください-38
IM34M06Q16-11 8th Edition: May.31, 2017-00
5.「インターネットプロトコル バージョン 4(TCP/IPv4)」を選択し,プロパティをク
リックしてください。
6.「次の IP アドレスを使う」のオプションボタンをチェックし,IP アドレスとサブネ
ットマスクを設定して,OK をクリックします。
0404_14.VSD
本例では,自パソコンの IP アドレスを“192.168.0.1”としています。
はじめにお読みください-39
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7.最後に「イーサネットのプロパティ」画面に戻りますので,OK ボタンを押し,設
定を終了します。
以上で,パソコン側のネットワーク設定が完了です。
WideField3 で Ethernet 通信を利用するときには,WideField3 上で相手先を指定するこ
とで開始できます。
注 意
ネットワーク構成の構築および設定等に関しては,ネットワーク管理者に確認の上,行
うようにしてください。
はじめにお読みください-40
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4.3 Windows 10 の場合 Windows 10 での導入について説明します。
4.3.1 セットアップ時の注意事項と制限事項 Windows 10 では,以下の制限事項について注意してください。
■ ログインユーザとユーザアカウント制御(UAC)機能
Windows 10 では,Windows にログインするユーザによって,次のようなユーザ権限が
用意されています。
· Administrator(管理者)
· 標準ユーザ
それぞれに対して,Windows のシステムに対して操作を行う権限が異なります。
また,Windows 10 ではウィルスや不正な操作,操作ミスによって,管理者権限を必要
とするアプリケーションが,不正に自動的にシステムにインストールされることを防ぐ,
ユーザアカウント制御(UAC)機能が搭載されています。
ユーザアカウント制御機能は,一時的に無効にすることが可能ですが,システム保護の
観点からお勧めできません。
そのことから,ToolBox のインストールに際しては,以下の点に注意して実行するよう
にしてください。
1.CD-ROM からのインストール
製品 CD-ROM を CD ドライブにセットすると,通常,インストールプログラムが自
動的に実行(Autorun)します。
Windows 10 では,ユーザアカウント制御(UAC)機能が有効になっているとき,
セットアッププログラムの実行権限がブロックされ,セットアッププログラムが起
動できない場合があります。
この場合には,「3.管理者権限で実行」の操作に従って,インストールプログラムを
実行してください。
2.システム管理者(Administrator)でのインストール
ToolBox のセットアップ・メンテナンス・削除を行う場合は,システム管理者
(Administrator)権限でログイン,またはインストール時の権限昇格の許可を受け
た上で行ってください。Administrator 権限のないユーザは ToolBox をセットアッ
プ・メンテナンス・削除することはできません。
また,Windows 10 ではインストールプログラムは「管理者として実行」を選択
してください。管理者権限のない場合には,インストールは続行できません。
はじめにお読みください-41
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3.管理者権限で実行
セットアッププログラムは,エクスプローラのメニューから,「管理者として実
行」を選択してください。
はじめにお読みください-42
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4.3.2 Windows のセキュリティブロックについて
■ FL-net 接続を使用する場合
Windows 10 では,セキュリティに関する機能が向上されており,Windows が制御する
ファイアウォール機能により,ToolBox を使用した FL-net プロトコルによるオンライン
接続が影響を受けます。
本章では,FL-net 接続時にセキュリティブロック機能よって起こる現象と,利用するた
めの設定について説明します。
ToolBox から FL-net 通信にてオンライン接続を実行すると,セキュリティの警告のメッ
セージが表示されます。ここで,Windows セキュリティの重要な警告ダイアログが表示
されますので,「プライベートネットワーク(ホームネットワークや社内ネットワークな
ど)」にチェックを入れ,「アクセスを許可する」を選択してください。
ブロックを解除すると,ToolBox がファイアウォールの設定において,ブロックされる
対象から除外され,FL-net 通信が利用できるようになります。
上記画面で「アクセスを許可する」を選択しなかった場合には,以降,FL-net 通信を利
用したオンライン機能が使用できなくなります。
補足
ブロックの解除は,ファイアウォールに対しての操作であるため,管理者権限への昇格を求められます
が,そのままはいを選択してください。
はじめにお読みください-43
IM34M06Q16-11 8th Edition: May.31, 2017-00
「アクセスを許可する」を選択せずに,通信ができなくなった後で,再度通信可能にす
る場合は Windows ファイアウォールの設定を行うことで通信が可能になります。
ブロックを解除する方法を以下に示します。
1.コントロールパネルから,「システムのセキュリティ」を開きます。
2.システムとセキュリティから,「Windows ファイアウォールによるプログラムの許
可」を開きます。
はじめにお読みください-44
IM34M06Q16-11 8th Edition: May.31, 2017-00
補足
ファイアウォールの設定は,管理者権限への昇格を求められますが,そのままはいを選択してくださ
い。
3.「許可されたプログラム」の設定画面で,「ycomsrv」(mcomsrvex)にチェックを入れ
て,ブロックの対象外に設定します。
補足
[設定の変更]ボタンをクリックすることで,各設定を行えるようになります。
4.設定完了です。全てのウィンドウで OK をクリックして閉じてください。
はじめにお読みください-45
IM34M06Q16-11 8th Edition: May.31, 2017-00
4.3.3 ネットワークの設定 ToolBox で,Ethernet,FL-net での通信機能を利用する場合,パソコン側ではネットワ
ーク接続の設定を行う必要があります。
本章では,下図に示すようなネットワーク構成で Ethernet 接続を行う場合を例に,
Windows 10 のネットワーク設定について説明します。
(機器の選定に関しては,各取扱説明書をご参照ください。)
1.コントロールパネルの「ネットワークとインターネット」を開きます。
PC
HUB
ToolBox
FA-M3
はじめにお読みください-46
IM34M06Q16-11 8th Edition: May.31, 2017-00
2.次に,「ネットワークと共有センター」を選択します。
3.「ネットワークと共有センター」から「ローカルエリア接続」を選択します。
補足
接続名は,ネットワークの設定によって名称が異なるため,お使いの環境に合わせて設定を行ってくだ
さい。
はじめにお読みください-47
IM34M06Q16-11 8th Edition: May.31, 2017-00
4.「ローカルエリア接続の状態」が表示されるので,プロパティボタンをクリックし
ます。
補足
ネットワークの設定は,管理者権限への昇格を求められますが,そのまま続行を選択してください。
はじめにお読みください-48
IM34M06Q16-11 8th Edition: May.31, 2017-00
5.「インターネットプロトコル バージョン 4(TCP/IPv4)」を選択し,プロパティをク
リックしてください。
6.「次の IP アドレスを使う」のオプションボタンをチェックし,IP アドレスとサブネ
ットマスクを設定して,OK をクリックします。
本例では,自パソコンの IP アドレスを“192.168.0.1”としています。
はじめにお読みください-49
IM34M06Q16-11 8th Edition: May.31, 2017-00
7.最後に「ローカルエリア接続のプロパティ」画面に戻りますので,OK ボタンを押
し,設定を終了します。
以上で,パソコン側のネットワーク設定が完了です。
ToolBox で Ethernet 通信を利用するときには,ToolBox 上で相手先を指定することで開
始できます。
注 意
ネットワーク構成の構築および設定等に関しては,ネットワーク管理者に確認の上,行
うようにしてください。
Rev-1
IM34M06Q16-11 8th Edition: May.31, 2017-00
説明書 改訂情報 資料名称 : FA-M3 プログラム開発ツール WideField3 はじめにお読みください
WideField3 のセットアップと初期設定
資料番号 : IM 34M06Q16-11 2017 年 5 月/8 版
WideField3R4.01 対応 2016 年 9 月/7 版 梱包内容の変更
2016 年 2 月/6 版/R3.03
WideField3R3.03 対応 2013 年 12 月/5 版/R3.01
WideField3R3.01 対応 2013 年 5 月/4 版/R2.04
WideField3R2.04 対応 2012 年 1 月/2 版/R2.01
WideField3R2.01 対応 2012 年 9 月/3 版/R2.03
WideField3R2.03 対応 2011 年 1 月/初版/R1.01
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本書の内容に関するご質問は、下記メールアドレスにてお願いいたします。
問い合わせメールアドレス: [email protected]
■ 著作者 横河電機株式会社
■ 発行者 横河電機株式会社
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