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2021 情報科学部 Faculty of Computer and Information Sciences コンピュータ科 学 科 Department of Computer Science ディジタルメディア 学 科 Department of Digital Media

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Page 1: 情報科学部パンフ表1 表4 200507 · 将来の夢である会話のできるaiの開発に向けて、ディープラーニングを使った独自のai ... エッジコンピューティングのための軽量なワークフローエンジンの開発

202 1

情報科学部F a c u l t y o f C o m p u t e r a n d I n f o r m a t i o n S c i e n c e s

コンピュータ科学科D e p a r t m e n t o f C o m p u t e r S c i e n c e

ディジタルメディア学科D e p a r t m e n t o f D i g i t a l M e d i a

見守り、支え、切り拓く。

   

技術でつなぐ、新しい世界。

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身近な「便利!」を支える情報科学

P r o f i l eコンピュータ科学科3年

栃木県立宇都宮高等学校出身

坂本 裕樹さん

コンピュータの動く仕組みや理論について基礎から学び直したいと思い、社会人から一念発起して大学に再入学しました。現在は、自然言語を専門とする研究室に所属し、人工知能を中心に勉強中です。将来の夢である会話のできるAIの開発に向けて、ディープラーニングを使った独自のAI会話システムの構築にチャレンジしています。入学当初は、年齢のこともあり、卒業後のキャリアについて不安に感じていました。しかし、ここでの講義や実習を一生懸命に取り組むことで、単純な学力だけではなく、実践的な知識や技術が身に付いていると実感。入学前より進路の選択肢を広げることはもちろん、自分の自信につなげることができました。

実践的な学びが自分の可能性を広げます

私が紹介した企業で3週間のインターンシップに参加したことがある坂本さん。初めてだという画像処理の課題に挑戦し、成果を発表。企業の方からも好評でした。情報科学部で学んだことを活かして、再び社会で大いに活躍してほしいです。

実践的な学びは、社会でも十分通用する

「情報科学」という言葉を聞いたとき、皆さんはどんなものを思い浮かべますか?生活の隅 ま々で情報化が進む現代では、知らず知らずのうちに恩恵を受けていることも多いでしょう。

改めて周りを見渡してみると、身近にある便利なモノやサービスを情報科学が支えていることに気づきます。最近普及が進んでいる「スマートスピーカー」を例に、見てみましょう!

このように、スマートスピーカーの働きひとつとっても「ネットワーク」「音声認識」「IoT」「アルゴリズム」・・・といったさまざまな情報技術が組み合わさって成り立っていることが分かります。普段なにげなく使っているものも、仕組みを知るとより面白く感じませんか?

S t u d e n t I n t e r v i e w

Dean’s Vo ice 学部長コメント

欲しいデータを素早く見つけるには、コンピュータに指示する手順が重要です。この手順をアルゴリズムといいます。アルゴリズムはよく料理のレシピに例えられますが、にんじんを「みじん切りにする→皮をむく」より「皮をむく→みじん切りにする」方が効率の良い手順と言えますね。アルゴリズムを適切に設計することで時間やエネルギーを削減

できます。

スマートスピーカーに「リビングのテレビで先週のXXのコンサート映像を映して!」と話しかけた時…

例えば

映して!

まず、口から発せられた声は空気の振動としてスマートスピーカーのマイクに伝わります。振動の強さは信号として記録され、ディジタルデータに変換されます。データはWiFiなどのネットワークを介して、クラウド上

のサーバに送られます。

映して!

サーバでは、ディジタルデータに対して音声認識を行い、「リビングノテレビデセンシュウノXXノコンサートノエイゾウヲウツシテ!」という文字データに変換します。さまざまな音声認識手法があり、最近では機械学習技術も

活用されています。

=リ

=ビ・・・文字データを、「リビング」「テレビ」「先週」「XXのコンサート」「映して」といったキーワードに分割して単語同士のつながりを解釈することで、「コンサート映像データを探し、IoT機器としてネットワークにつながっているリビングのテレビに送り、再生する」操作をすべき、と判断します。

該当する番組が見つかったら、リビングのテレビに映像データを送信して再生!

番組リスト

① 日付② 局③ ジャンル

① ジャンル② 日付③ 局

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技術×アイディアで新たな価値を生み出そう

学生同士のコミュニケーションの輪が研究活動の助けになります

スマートスピーカーだけでなく、お財布代わりのスマートフォンや、顔認証セキュリティなども、やはりさまざまな情報技術の組み合わせにより実現しています。

情報科学部では、そのような技術の仕組みを基礎から理解し、原理を追求する力を養うことで、変化を続ける社会においても常に活躍できる人材を育成します。

S t u d e n t I n t e r v i e w

P r o f i l eディジタルメディア学科3年

私立法政大学女子高等学校(現 法政大学国際高等学校)出身

大田原 彩さん

中学生の頃から警察の科学捜査に憧れがあり、防犯カメラの映像から人物特定を行う「歩容認証」を学びたくて入学しました。情報科学部はアットホームな雰囲気が魅力で、学部内の交流も活発です。例えば、GBC(ガラス箱オフィスアワーセンター)では、先生をはじめ、上級生に課題や学生生活について気軽に相談できます。研究が煮詰まったときは、他学科の学生から意見をもらうことで、新しい考え方やヒントを得ることができました。学生同士の横や縦のつながりによって周りからよい刺激を受けることができ、それが研究活動を進めるうえでも助けとなっています。今後は憧れだった「歩容認証」の研究に邁進していきたいです。

GBCの学生支援活動を通して、仲間と成長し合ういい雰囲気を作っていますね。大田原さんは、Yahoo!JAPANと共催したコンテスト「Hack U 法政大学」でもグループで参加。仲間とのチームワークを大切に、楽しそうにシステム作りをしていたのが印象的です。

仲間と切磋琢磨する環境で個々の成長につなげる

情報システムコース人のためのコンピュータ技術を、

社会に実装するための知識や技能を学びます。

WEBシステム 情報検索・サーチエンジン

ユビキタスコンピューティング IoT(Internet of Things)

ヒューマンコンピュータインタラクション

コンピュータ基礎コース「より速く、正確に、安全に、便利に」をめざして、コンピュータや情報処理の技術を学びます。

コンピュータハードウェア

符号・情報理論 プログラミング言語

サイバーセキュリティ

OSソフトウェア工学

メディア科学コースディジタルデータの基礎知識に加え、音や映像といった

情報の処理・表現技術についても学びます。

コンピュータグラフィックス

可視化

パターン認識

画像処理

音声処理

情報科学はスポーツや農業など新しい領域にも拡がり、可能性にあふれた分野です。深めた学びと、あなたのアイディアがつながったとき、世界にまったく新しい価値を生み出せるかもしれません。

2学科×3コース×21研究室=126通りの学びがあります。

コンピュータ科学科 ディジタルメディア学科

どちらの学科に入学しても、興味に応じてすべてのコース、すべての研究室に進むことができます。

コンピュータ科学科 ディジタルメディア学科

在籍教員紹介(学部Webサイト 学科別ページへ)

法政大学情報科学部の研究分野もっと知りたい!

Dean’s Vo ice 学部長コメント

ネットワーク技術

データベース

クラウド

人工現実感(VR)

拡張現実(AR)

自然言語処理アルゴリズム

人工知能(AI)

機械学習

スーパーコンピュータ数値計算・

シミュレーション

=リ

=ビ・・・

映して!

番組リスト

① 日付② 局③ ジャンル

① ジャンル② 日付③ 局

学生による研究室紹介映像

Page 4: 情報科学部パンフ表1 表4 200507 · 将来の夢である会話のできるaiの開発に向けて、ディープラーニングを使った独自のai ... エッジコンピューティングのための軽量なワークフローエンジンの開発

支え合いの輪をつなげる法政大学が全学を挙げて取り組む「ピア・サポート(学生同士の支え合い)」。

情報科学部ではいち早くこの「ピア・サポート」の体制を整え、「RAT」・「GBC」という2つの組織を独自に運営して「支え合いの場」を実現しています。

情報科学部の学生は学外でも多数活躍しています。企業との共同イベントや学会発表には多数の学生が参加し、表彰を受けています。学外で開催される様 な々コンテストに自主的に挑戦する学生もおり、法政大学憲章でもある”自由を生き抜く実践知”を獲得するべく日々 奔走しています。

社会とつなげる

最先端の知識や技術を身に付けた学生は、多くが専門職として採用され、IT業界の第一線で活躍しています。また、研究意欲の高い学生が、大学院へも多数進学しています。

未来とつなげる

<情報処理学会第82回全国大会「学生奨励賞」受賞論文>●能における謡分析のための音源分離を用いたF0抽出●電気味覚による炭酸飲料の刺激増幅に関する基礎検討●エッジコンピューティングのための軽量なワークフローエンジンの開発

つなげて拡がる可能性 ~法政大学情報科学部の取り組み~

卒業生インタビュー G r a d u a t e I n t e r v i e w

<主な進路先>

CIS RAT Faculty of Computer and Information Sciences Resource Administration Team

CIS RATは、情報科学部生が利用するコンピュータ、ネットワーク等の情報基盤システムを設計・構築・運用し、利用者(学生)支援を行う「情報環境支援チーム」です。「自分たちの教育研究環境を自らの手でより良くする」ことを目的として、学生有志で組織されています。

P r o f i l e

ヤフー株式会社

(2011年3月修了)

倉林 雅さん

Security-BoardとしてCISOを補佐し、ヤフーの情報セキュリティ戦略や方針の計画、推進を行っています。ヤフーには該当分野について突出した知識とスキルを持っている第一人者に与えられる黒帯という制度があります。認証技術黒帯としてYahoo! JAPANの認証技術やWebAPIを活用したID連携の業務を担当しています。Yahoo! JAPAN IDによって課題解決し、インターネットをより安心、安全で便利に利用できるように取り組んでいます。

Yahoo! JAPAN IDによって課題解決しインターネットをより安心安全で便利に。

入試情報についてはこちら

2021年度(2020年度実施)一般選抜より、情報科学部のA方式(個別日程)試験日程を変更します。詳細はこちらをご参照ください。

http://nyushi.hosei.ac.jp/

入試情報サイト

GBC(ガラス箱オフィスアワーセンター)

GBCは、学生・教員・職員(心理カウンセラー)の三者が協同で運営する学生サポート施設です。「授業や勉強方法、簡単な学生生活上の悩みを、上級生や教職員に気軽に相談できる場」として機能しています。

難関国家試験への合格

国家試験である「情報処理技術者

試験」の受験を学部として推奨し、

受験者には受験料の全額補助を

行っています。最も難易度の高い

「レベル4」区分の試験にも、毎年

合格実績を出しています。

カプコン、コロプラ、大日本印刷、日立製作所、日本郵便、ソフトバンク、NTTデータ、チームラボ、横浜市役所

学会での受賞

情報処理学会の全国大会を始め、国内外の様々な学会に学生が参加し、発表した

論文が多数の表彰を受けています。

卒業後の進路(2019年度 業種別進路先)

公務 0.8%

サービス 9.7%教育 0.8%

大学院等進学 6.5% 建設 1.6%製造 10.5%

卸・小売 4.0%

運輸・不動産・公益 1.6%マスコミ 2.4%

情報・通信 62.1%

最新・高性能のノートパソコンを1人1台無償で貸与

学校内はもちろんのこと、自宅などでも自由に利用できます。

法政大学 情報科学部 〒184-8584 東京都小金井市梶野町3-7-2042-387-6023~6025 https://cis.hosei.ac.jp

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