三井住友・米国ハイ・ イールド債券・ ブラジルレアルファンド · 2...

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交付運用報告書 見やすく読みまちがえにくいユニバーサル デザインフォントを採用しています。 〒105-6228 東京都港区愛宕2-5-1 https://www.smd-am.co.jp ■口座残高など、お取引状況についてのお問い合わせ お取引のある販売会社へお問い合わせください。 ■当運用報告書についてのお問い合わせ コールセンター 0120-88-2976 受付時間:午前9時~午後5時(土、日、祝・休日を除く) 当ファンドは、信託約款において「運用報告書(全体版)」に記載すべき事項を、電磁的方法によりご提供する旨を定めており、次の手順でご覧 いただけます。なお、印刷した「運用報告書(全体版)」はご請求により交付させていただきますので、販売会社までお問い合わせください。 【閲覧方法】https://www.smd-am.co.jp/fund/unpo/にアクセス→ファンド名を入力→検索結果からファンドを選択 受益者の皆さまへ 平素は格別のお引立てに預かり、厚くお礼申し 上げます。 当ファンドは投資信託証券への投資を通じて、 実質的に米国のハイイールド債に投資すること により、安定的な収益の確保と信託財産の中長 期的な成長を目指して運用を行います。当作成 期についても、運用方針に沿った運用を行いま した。 今後ともご愛顧のほどお願い申し上げます。 当作成期の状況 基 準 価 額(作成期末) 1,910円 純資産総額(作成期末) 3,284百万円 騰 落 率(当作成期) -22.4% 分配金合計(当作成期) 60円 ※騰落率は、分配金(税引前)を分配時に再投資したと仮定 して計算したものです。 三井住友・米国ハイ・ イールド債券・ ブラジルレアルファンド 追加型投信/海外/債券 日経新聞掲載名:米ハイレアル 第19作成期 2019年10月16日から2020年4月13日まで 109決算日 2019年11月12日 110決算日 2019年12月12日 111決算日 2020年1月14日 112決算日 2020年2月12日 113決算日 2020年3月12日 114決算日 2020年4月13日

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交付運用報告書 見やすく読みまちがえにくいユニバーサルデザインフォントを採用しています。

〒105-6228 東京都港区愛宕2-5-1https://www.smd-am.co.jp

■口座残高など、お取引状況についてのお問い合わせ お取引のある販売会社へお問い合わせください。■当運用報告書についてのお問い合わせコールセンター 0120-88-2976受付時間:午前9時~午後5時(土、日、祝・休日を除く)

当ファンドは、信託約款において「運用報告書(全体版)」に記載すべき事項を、電磁的方法によりご提供する旨を定めており、次の手順でご覧いただけます。なお、印刷した「運用報告書(全体版)」はご請求により交付させていただきますので、販売会社までお問い合わせください。

【閲覧方法】https://www.smd-am.co.jp/fund/unpo/にアクセス→ファンド名を入力→検索結果からファンドを選択

受益者の皆さまへ平素は格別のお引立てに預かり、厚くお礼申し上げます。当ファンドは投資信託証券への投資を通じて、実質的に米国のハイイールド債に投資することにより、安定的な収益の確保と信託財産の中長期的な成長を目指して運用を行います。当作成期についても、運用方針に沿った運用を行いました。今後ともご愛顧のほどお願い申し上げます。

当作成期の状況

基 準 価 額(作成期末) 1,910円

純資産総額(作成期末) 3,284百万円

騰 落 率(当作成期) -22.4%

分配金合計(当作成期) 60円

※騰落率は、分配金(税引前)を分配時に再投資したと仮定して計算したものです。

三井住友・米国ハイ・イールド債券・ブラジルレアルファンド追加型投信/海外/債券 日経新聞掲載名:米ハイレアル

第19作成期 2019年10月16日から2020年4月13日まで

第109期 決算日2019年11月12日 第110期 決算日

2019年12月12日

第111期 決算日2020年1月14日 第112期 決算日

2020年2月12日

第113期 決算日2020年3月12日 第114期 決算日

2020年4月13日

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三井住友・米国ハイ・イールド債券・ブラジルレアルファンド

1 運用経過基準価額等の推移について(2019年10月16日から2020年4月13日まで)

基準価額等の推移

※分配金再投資基準価額は、作成期首の値が基準価額と同一となるように指数化しています。

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

0

5,000

10,000

'19/11 12 '20/1 2 3作成期首 作成期末

純資産総額(百万円): 右軸

基準価額(円): 左軸

分配金再投資基準価額(円): 左軸

作成期首 2,527円

作成期末 1,970円(当作成期分配金60円(税引前)込み)

騰 落 率 -22.4%(分配金再投資ベース)

分配金再投資基準価額について 分配金再投資基準価額は分配金(税引前)を分配時に再投資したと仮定して計算したもので、ファンド運用の実質的なパフォーマンスを示します。

※分配金を再投資するかどうかについては、受益者の皆さまがご利用のコースにより異なります。また、ファンドの購入価額などによって課税条件も異なります。したがって、受益者の皆さまの損益の状況を示すものではありません。(以下、同じ)

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三井住友・米国ハイ・イールド債券・ブラジルレアルファンド

基準価額の主な変動要因(2019年10月16日から2020年4月13日まで)

 当ファンドは、投資信託証券への投資を通じて、主として米国のハイ・イールド債券に投資しました。実質的に組み入れる外貨建資産については、「米ドル」売り、「ブラジルレアル」買いの為替取引を行いました。 なお、運用指図に関する権限の一部をピムコジャパンリミテッドに委託しています。

組入れファンドの状況

組入れファンド 投資資産 作成期末組入比率

PIMCO U.S.ハイイールド・ストラテジーファンドⅡ-Y(BRL) 外国債券 98.2%

SMAM・マネーインカムファンド<適格機関投資家限定> 短期金融資産 0.1%

※比率は、純資産総額に対する割合です。

下 落 要 因●新型コロナウイルスの感染拡大を背景に、スプレッド(国債に対する上乗せ金利)が大幅

に拡大し、米国ハイ・イールド債券市場が下落したこと●ブラジルレアルが対円で下落したこと

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三井住友・米国ハイ・イールド債券・ブラジルレアルファンド

1万口当たりの費用明細(2019年10月16日から2020年4月13日まで)

項 目 金額 比率 項目の概要

(a) 信 託 報 酬 21円 0.881% 信託報酬=期中の平均基準価額×信託報酬率×(経過日数/年日数)期中の平均基準価額は2,403円です。

投信会社:ファンド運用の指図等の対価販売会社:交付運用報告書等各種資料の送付、口座内でのファンドの

管理、購入後の情報提供等の対価受託会社:ファンド財産の保管および管理、投信会社からの指図の実

行等の対価

(投 信 会 社) (12) (0.479)

(販 売 会 社) (9) (0.381)

(受 託 会 社) (1) (0.022)

(b) 売買委託手数料 - - 売買委託手数料=期中の売買委託手数料/期中の平均受益権口数売買委託手数料:有価証券等の売買の際、売買仲介人に支払う手数料(株 式) (-) (-)

(投資信託証券) (-) (-)

(先物・オプション) (-) (-)

(c) 有価証券取引税 - - 有価証券取引税=期中の有価証券取引税/期中の平均受益権口数有価証券取引税:有価証券の取引の都度発生する取引に関する税金(株 式) (-) (-)

(公 社 債) (-) (-)

(投資信託証券) (-) (-)

(d) そ の 他 費 用 0 0.003 その他費用=期中のその他費用/期中の平均受益権口数保管費用:海外における保管銀行等に支払う有価証券等の保管および

資金の送回金・資産の移転等に要する費用監査費用:監査法人に支払うファンドの監査費用そ の 他:信託事務の処理等に要するその他費用

(保 管 費 用) (-) (-)

(監 査 費 用) (0) (0.003)

(そ の 他) (0) (0.000)

合 計 21 0.884

※期中の費用(消費税のかかるものは消費税を含む)は、追加・解約によって受益権口数に変動があるため、簡便法により算出しています。

※比率欄は1万口当たりのそれぞれの費用金額を期中の平均基準価額で除して100を乗じたものです。※各項目毎に円未満は四捨五入しています。※各項目の費用は、当ファンドが組み入れている投資信託証券が支払った費用を含みません。

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三井住友・米国ハイ・イールド債券・ブラジルレアルファンド

参考情報 総経費率(年率換算)

※ 1の各費用は、前掲「1万口当たりの費用明細」において用いた簡便法により算出したもので、各比率は、年率換算した値(小数点以下第2位未満を四捨五入)です。「1万口当たりの費用明細」の各比率とは、値が異なる場合があります。

※ 2の投資先ファンド(当ファンドが組み入れている投資信託証券(マザーファンドを除く))の費用は、実際に投資しているシェアクラスのデータが入手できない場合は、入手可能なファンド全体のデータをもとに委託会社が計算したものです。運用管理費用と運用管理費用以外の費用を明確に区別できない場合は、まとめて表示しています。投資先ファンドへの平均投資比率を勘案して、実質的な費用を計算しています。

※ 1と 2の費用は、原則として、募集手数料、売買委託手数料および有価証券取引税を含みません。また、計上された期間が異なる場合があります。

※上記の前提条件で算出している参考値であり、実際に発生した費用の比率とは異なります。

当作成期中の運用・管理にかかった費用の総額(原則として、募集手数料、売買委託手数料および有価証券取引税を除く。)を期中の平均受益権口数に期中の平均基準価額(1口当たり)を乗じた数で除した比率に、投資先ファンドの経費率を加えた総経費率(年率)は1.84%です。

総経費率(1+2) 1.84%

1 当ファンドの費用の比率 1.79%

2 投資先ファンドの費用の比率 0.05%

総経費率1.84%

運用管理費用および運用管理費用以外0.05%

運用管理費用(投信会社) 0.97%

運用管理費用(受託会社) 0.04%

その他費用0.01%

運用管理費用(販売会社) 0.77%

投資先ファンドの費用 0.05%2 当ファンドの費用 1.79%1

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三井住友・米国ハイ・イールド債券・ブラジルレアルファンド

最近5年間の基準価額等の推移について(2015年4月13日から2020年4月13日まで)

最近5年間の推移

※分配金再投資基準価額は、2015年4月13日の値が基準価額と同一となるように指数化しています。※当ファンドの運用方針に対し適切に比較できる指数がないため、ベンチマークおよび参考指数を記載していません。

最近5年間の年間騰落率2015.4.13

決算日2016.4.12

決算日2017.4.12

決算日2018.4.12

決算日2019.4.12

決算日2020.4.13

決算日基準価額 (円) 4,706 3,148 3,628 3,108 2,795 1,910期間分配金合計(税引前) (円) - 900 600 465 285 160分配金再投資基準価額騰落率 (%) - -14.8 36.9 -2.3 -0.5 -27.2純資産総額 (百万円) 39,173 16,169 15,137 10,207 6,620 3,284

当作成期

0

2,000

4,000

6,000

8,000

0

50,000

'15.4.13 '16 '17 '18 '19 '20.4.13

分配金再投資基準価額(円): 左軸

基準価額(円): 左軸

純資産総額(百万円): 右軸

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三井住友・米国ハイ・イールド債券・ブラジルレアルファンド

投資環境について(2019年10月16日から2020年4月13日まで)

米国ハイ・イールド債券市場は、下落しました。為替市場ではブラジルレアルは対円で大幅に下落しました。

米国ハイ・イールド債券市場

 作成期首から2020年1月にかけては、米中通商協議が進展し、12月には第一弾の合意がなされたことや、英国のEU(欧州連合)離脱を巡る不透明感の後退(1月末に離脱が完了しました)などを受けて株式等のリスク資産価格が上昇するなか、クレジット市場においてもスプレッドが縮小したことから米国ハイ・イールド市場は上昇しました。 2月以降は、新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動の停滞を背景に、企業の収益悪化やデフォルト(債務不履行)率の上昇が懸念されたことからリスク性資産の価格が下落しました。FRB(米連邦準備制度理事会)による3月の緊急利下げの実施や量的緩和の再開などにより、米国国債金利は大幅に低下しましたが、リスク回避姿勢の高まりを受け、スプレッドが大幅に拡大したことで米国ハイ・イールド市場は下落しました。 セクター別では通信やヘルスケア、食品・飲料セクターなどが市場平均を上回るパフォーマンスとなりました。一方、エネ

ルギー・パイプライン、航空、自動車セクターなどが市場平均を下回る結果となりました。  当 作 成 期 のICE BofAML BB-B US HighYield Index(米ドルベース)は、7.0%下落しました。

為替市場

 為替市場は、作成期首から1月にかけて、ブラジルの経済指標が改善したことで同国の経済成長への期待が高まりましたが、一方で中央銀行により利下げが断続的に行われたことから、ブラジルレアル・円相場は概ね横ばいでの展開となりました。 2月以降、作成期末にかけては、新型コロナウイルスの感染拡大による世界的な景気後退懸念に加えて、原油需要見通しが大幅に下方修正されたことで原油価格が2016年以来の安値を割り込んだことなどがマイナス材料となり、ブラジルレアルは対円で下落しました。 作成期を通じてみればブラジルレアルは対円で下落しました。 当作成期のブラジルレアル・円は作成期

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三井住友・米国ハイ・イールド債券・ブラジルレアルファンド

ポートフォリオについて(2019年10月16日から2020年4月13日まで)

当ファンド

 当ファンドは「PIMCO U.S.ハイイールド・ストラテジーファンドⅡ-Y(BRL)」および「SMAM・マネーインカムファンド<適格機関投資家限定>」を主要投資対象とし、安定的な収益の確保と信託財産の中長期的な成長を目指して運用を行うこととし、

「PIMCO U.S.ハイイールド・ストラテジーファンドⅡ-Y(BRL)」の組入れを高位に保ちました。

PIMCO U.S.ハイイールド・ストラテジーファンドⅡ-Y(BRL)

 米国の金融政策や商品市況の動向により相場変動の高まりが予想されるなか、マクロ経済環境の変化に対する耐性なども配慮しながら慎重な業種・銘柄選択を行ないました。具体的には、住宅市場の回復の恩恵

を受けやすいと考えられる建築資材セクターや、相対的に底堅い業績が見込まれる包装・梱包の投資比率を高めに維持しました。一方、クレジットファンダメンタルズ

(信用力に関する基礎的条件)が脆弱な企業が多く含まれることや資源価格の変動の影響を受けやすいと考えられるエネルギー及び金属・鉱業関連のセクターや、中長期的にEコマース(電子商取引)によりシェアを奪われることが予想される小売セクターへの投資比率を低めに維持しました。

SMAM・マネーインカムファンド<適格機関投資家限定>

 主として、円貨建ての短期公社債および短期金融商品に投資し、安定した収益の確保を目指した運用を行いました。

ベンチマークとの差異について(2019年10月16日から2020年4月13日まで)

 ベンチマークおよび参考指数を設けていませんので、この項目に記載する事項はありません。

首26円26銭から作成期末21円18銭と5円08銭のブラジルレアル安・円高となりました。

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三井住友・米国ハイ・イールド債券・ブラジルレアルファンド

分配金について(2019年10月16日から2020年4月13日まで)

 当作成期の1万口当たりの分配金(税引前)は、基準価額水準等を勘案し、それぞれ10円といたしました。なお、収益分配に充てなかった留保益につきましては、運用の基本方針に基づき運用いたします。

(単位:円、1万口当たり、税引前)

項 目 第109期 第110期 第111期 第112期 第113期 第114期

当期分配金 10 10 10 10 10 10(対基準価額比率) (0.392%) (0.389%) (0.383%) (0.400%) (0.483%) (0.521%)

当期の収益 10 10 10 10 10 10当期の収益以外 - - - - - -

翌期繰越分配対象額 2,496 2,504 2,512 2,518 2,524 2,531※単位未満を切り捨てているため、「当期の収益」と「当期の収益以外」の合計が「当期分配金」と一致しない場合があります。※「対基準価額比率」は、「当期分配金」(税引前)の期末基準価額(分配金(税引前)込み)に対する比率で、当ファンドの収

益率とは異なります。

2 今後の運用方針当ファンド

 引き続き、「PIMCO U.S.ハイイールド・ストラテジーファンドⅡ-Y(BRL)」および

「SMAM・マネーインカムファンド<適格機関投資家限定>」を主要投資対象とし、安定的な収益の確保と信託財産の中長期的な成長を目指して運用を行います。

PIMCO U.S.ハイイールド・ストラテジーファンドⅡ-Y(BRL)

 米国については、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により足もとでは雇用の悪化が見込まれており、短期的には景気後退がより深まることが予想されます。ただし、家計セクターは債務が低水準にあるなど引き続き健全性を維持しており、FRBの金融緩和政策や2兆ドル規模の大型財政出動による下支えもあるなか、事態が収束に向かえば、雇用も回復し景気は力強く持ち直すことが期待されます。

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三井住友・米国ハイ・イールド債券・ブラジルレアルファンド

 米国ハイ・イールド債券については、スプレッドの大幅な拡大は魅力的な投資機会をもたらす可能性があり、緩和的な金融環境や、大規模な財政政策による景気刺激策もプラス要因になると考えられます。一方、新型コロナウイルスの感染拡大を背景に景気後退に対する懸念が強まっており、企業の供給網の混乱や人の移動が制限されることによる旅客需要の減少などのリスク要因にも注視する必要があります。また、エネルギー関連企業の割合が比較的高い米国ハイ・イールド債券については、世界的に景気後退に陥るなかエネルギー価格の低迷にも警戒が必要と考えます。 上述の見通しのもと、当戦略はリスク量の拡大には慎重な姿勢を維持しながら業種・銘柄選択を行なう方針です。具体的には、持続的な家財修繕やリフォーム需要の高まりを享受できる建設資材、相対的に底堅い業績が見込まれる包装・梱包への投資比率を多めとします。一方、参入障壁が低く、Eコマース市場が拡大するなか、売場の確保のコストなど固定費の高い傾向にある小売、原油価格低迷の影響を受けやすいパイプラインへの投資比率を少なめとします。また、ハイ・イールド債券の中でも比較的高格付けの債券を中心に分散投資を行うことでデフォルトリスクを抑え、より安定的な収益の獲得を目指します。 また、為替市場の見通しですが、ブラジルレアルについては、ブラジル中央銀行が

レアル買いの為替介入で通貨下落に対抗するなか、新型コロナウイルスの感染拡大による景気後退懸念などが相場の重石となると考えます。また、原油価格の下落に加えて、主要輸出相手国の一つである中国の景気悪化が避けられないとの見通しを受け、ブラジル国内経済が不安視されます。 一方で、事態が収束すれば、財政健全化とインフレ率の安定化が進むなかで同国の成長率の加速が期待されます。また、これまで課題となっていた年金改革法案の成立を受けて、インフラや教育などへの投資のシフトも、同国経済の支えになると考えられます。

SMAM・マネーインカムファンド<適格機関投資家限定>

 引き続き、主として、円貨建ての短期公社債および短期金融商品に投資し、安定した収益の確保を目指した運用を行います。

(2020年4月17日現在)

3 お知らせ約款変更について

 該当事項はございません。

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三井住友・米国ハイ・イールド債券・ブラジルレアルファンド

4 当ファンドの概要商 品 分 類 追加型投信/海外/債券信 託 期 間 2010年10月28日から2025年10月14日(当初、2020年10月13日)まで

運 用 方 針 投資信託証券への投資を通じて、実質的に米国のハイイールド債に投資することにより、安定的な収益の確保と信託財産の中長期的な成長を目指して運用を行います。

主 要 投 資 対 象

当ファンドは以下の投資信託証券を主要投資対象とします。PIMCO U.S.ハイイールド・ストラテジーファンドⅡ-Y(BRL)PIMCO バミューダ U.S.ハイイールド・ファンド(M)(米国のハイイールド債等に投資)SMAM・マネーインカムファンド<適格機関投資家限定>マネーインカム・マザーファンド(円貨建の短期公社債および短期金融商品に投資)

当 フ ァ ン ド の運 用 方 法

■米国のハイイールド債中心に投資し、安定的な収益の確保と信託財産の中長期的な成長を目指して運用を行います。

■原則として、「米ドル」売り、「ブラジルレアル」買いの為替取引を行います。■運用指図に関する権限の一部をピムコジャパンリミテッドに委託します。

組 入 制 限 ■外貨建資産への直接投資は行いません。

分 配 方 針

■毎月12日(休業日の場合は翌営業日)に決算を行い、分配を行います。■分配対象額は、経費控除後の繰越分を含めた利子、配当等収益と売買益(評価損益を含みま

す。)等の全額とします。■分配金額は、委託会社が基準価額水準、市況動向等を勘案して決定します。※委託会社の判断により分配を行わない場合もあるため、将来の分配金の支払いおよびその金

額について保証するものではありません。

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三井住友・米国ハイ・イールド債券・ブラジルレアルファンド

5 代表的な資産クラスとの騰落率の比較

当ファンド 日本株 先進国株 新興国株 日本国債 先進国債 新興国債平均値 1.6% 6.8% 8.0% 4.2% 2.0% 1.2% 0.6%

※上記期間の月末ごとに、それぞれ直近1年間の騰落率を算出し、最大・平均・最小を表示しています。よって、決算日に対応した数値とは異なります。

※当ファンドの騰落率は、分配金(税引前)を分配時に再投資したと仮定して計算したものです。※全ての資産クラスが当ファンドの投資対象とは限りません。

各資産クラスの指数

日 本 株 TOPIX(配当込み)株式会社東京証券取引所が算出、公表する指数で、東京証券取引所第一部に上場している内国普通株式全銘柄を対象としています。

先進国株 MSCIコクサイインデックス(グロス配当込み、円ベース)MSCI Inc.が開発した指数で、日本を除く世界の主要先進国の株式を対象としています。

新興国株 MSCIエマージング・マーケット・インデックス(グロス配当込み、円ベース)MSCI Inc.が開発した指数で、新興国の株式を対象としています。

日本国債 NOMURA-BPI(国債)野村證券株式会社が公表する指数で、国内で発行された公募固定利付国債を対象としています。

先進国債 FTSE世界国債インデックス(除く日本、円ベース)FTSE Fixed Income LLCにより運営されている指数で、日本を除く世界の主要国の国債を対象としています。

新興国債 JPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックス-エマージング・マーケッツ・グローバル・ダイバーシファイド(円ベース)J.P. Morganが算出、公表する指数で、新興国が発行する現地通貨建て国債を対象としています。

※海外の指数は、為替ヘッジなしによる投資を想定して、円ベースとしています。※上記各指数に関する知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。また、上記各指数の

発行者および許諾者は、当ファンドの運用成果等に関して一切責任を負いません。

55.2

-30.7

(%)

-40.0

-20.0

0.0

20.0

40.0

60.0

80.0

100.0

41.934.1 37.2

9.3 15.3 19.3

-22.0 -17.5-27.4

-4.0-12.3 -17.4

最大値

最小値平均値

【2015年4月~2020年3月】

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三井住友・米国ハイ・イールド債券・ブラジルレアルファンド

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6 当ファンドのデータ当ファンドの組入資産の内容(2020年4月13日)

組入れファンド等

銘柄名 形態 組入比率

PIMCO U.S.ハイイールド・ストラテジーファンドⅡ-Y(BRL)

バミューダ籍外国投資信託(円建て) 98.2%

SMAM・マネーインカムファンド<適格機関投資家限定> 国内籍国内投資信託 0.1%コールローン等、その他 - 1.7%

※比率は、純資産総額に対する割合です。

※未収・未払金等の発生により、数値がマイナスになることがあります。

純資産等

項目 第109期末 第110期末 第111期末 第112期末 第113期末 第114期末

純資産総額 (円) 4,939,962,064 4,872,871,871 4,817,033,102 4,490,623,385 3,616,468,731 3,284,365,464受益権総口数 (口) 19,464,231,423 19,031,319,012 18,532,916,438 18,042,457,598 17,564,317,167 17,191,800,6011万口当たり基準価額(円) 2,538 2,560 2,599 2,489 2,059 1,910

※当作成期における、追加設定元本額は29,070,457円、解約元本額は3,313,711,108円です。

円100.0%円

100.0%

通貨別配分(純資産総額比)

バミューダ99.9%バミューダ99.9%

日本0.1%

国別配分(ポートフォリオ比)

外国投資信託証券98.2%

外国投資信託証券98.2%

国内投資信託証券0.1%

その他1.7%

資産別配分(純資産総額比)

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組入上位ファンドの直近決算概要(当ファンドの計算期間とは異なります)

PIMCO U.S.ハイイールド・ストラテジーファンドⅡ-Y(BRL)(2018年11月1日~2019年10月31日)基準価額の推移以外は投資ファンドを含むシェアクラスで構成された「PIMCO U.S.ハイイールド・ストラテジーファンドⅡ」の情報です。

基準価額(円建て)の推移

※分配金再投資ベース

組入れファンド等 (2019年10月31日現在)

組入れファンド等 組入比率

ピムコ・バミューダ U.S.ハイイールド・ファンド(M) 90.4%そ の 他 9.6%合計 100.0%

※比率は純資産総額に対する割合

1万口当たりの費用明細※単位当たり費用明細は入手できるデータがないため記

載していません。

80859095100105110

期首 '18/12 '19/1 2 3 4 5 6 7 8 9 期末

期首=100

※国別配分については、入手できるデータがないため記載していません。※2019年10月31日現在

米ドル100.0%米ドル100.0%

通貨別配分(ポートフォリオ比)

外国投資信託90.4%

外国投資信託90.4%

その他9.6%

資産別配分(純資産総額比)

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 以下は投資ファンドの実質的な投資先である「PIMCO バミューダ U.S.ハイイールド・ファンド(M)」の情報です。

組入上位10銘柄 (2019年10月31日現在)

銘柄名 クーポン 満期日 組入比率

1 U.S. Treasury Notes 2.250% 2024/11/15 3.1%2 Ortho-Clinical Diagnostics, Inc. 6.625% 2022/05/15 0.7%3 Virgin Media Finance PLC 5.750% 2025/01/15 0.7%4 New Red Finance, Inc. 5.000% 2025/10/15 0.5%5 Sprint Corp. 7.875% 2023/09/15 0.5%6 Sprint Corp. 7.125% 2024/06/15 0.5%7 Novelis Corp. 5.875% 2026/09/30 0.5%8 Jaguar Holding Co. II 6.375% 2023/08/01 0.5%9 Caesars Resort Collection LLC 5.250% 2025/10/15 0.5%10 Beacon Roofing Supply, Inc. 4.875% 2025/11/01 0.5%

全銘柄数 483銘柄※比率は純資産総額に対する割合※全銘柄の情報については、運用報告書(全体版)に記載

しています。

1万口当たりの費用明細※単位当たり費用明細は入手できるデータがないため記

載していません。

※国別配分については、入手できるデータがないため記載していません。※2019年10月31日現在

米ドル99.9%米ドル99.9%

円0.1%

通貨別配分(ポートフォリオ比)

社債券等88.4%社債券等88.4%

米国財務省証券3.1%

銀行ローン債権0.2%

モーゲージ証券0.0%短期証券7.2%

その他1.1%

資産別配分(純資産総額比)

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ご参考 基準価額と分配金の関係分配金はファンドの純資産から支払われますので、分配金が支払われると、その金額相当分、基準価額は下がります。

決算期① ② ③ ④=②+③ ⑤=③÷① ⑥=(④-①)÷①

期首基準価額 期末基準価額 分配金(税引前)

分配金込み期末基準価額

期首基準価額に対する分配金の割合

分配金込みリターン(基準価額騰落率)

第109期 2,527円 2,538円 10円 2,548円 0.40%   0.83%第110期 2,538円 2,560円 10円 2,570円 0.39%   1.26%第111期 2,560円 2,599円 10円 2,609円 0.39%   1.91%第112期 2,599円 2,489円 10円 2,499円 0.38%   △3.85%第113期 2,489円 2,059円 10円 2,069円 0.40% △16.87%第114期 2,059円 1,910円 10円 1,920円 0.49%   △6.75%

表の見方「分配金込みリターン(⑥)」とは期末に支払われた分配金を含めた、当期のファンドの運用成果を表しています。

「分配金込みリターン(⑥)」と「期首基準価額に対する分配金の割合(⑤)」の関係

⑥>⑤の場合 分配金は主に当期の運用成果から支払われています。

⑥<⑤の場合分配金は当期の運用成果を超えて支払われており、「期末基準価額(②)」は「期首基準価額(①)」と比べて下落することになります。

当期のファンドの運用成果は、お客さまの保有期間に応じた運用成果とは異なりますのでご注意ください。

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