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平成29年度の改訂内容 TOKYO高度品質プログラム (東京都版水安全計画) 概要版 (平成2912月改訂) 【お問い合わせ先】 東京都水道局 浄水部 浄水課 〒163-8001 新宿区西新宿二丁目8番1号 東京都庁第二庁舎15階 電話 03-5320-6448(直通) メールは[email protected] 見直しの背景 〇国内外の情報収集、専門家との意見交換を踏まえ、放射性物質への対応、 テロ及び火山噴火等の危害想定を新たに追加 〇万一、水質基準を超過した場合の給水継続や給水停止について、対応を 整理 ○今まで以上に事故対応を迅速化するため、作業手順を見直すとともに連 絡体制をより具体的に明記 〇平成20年3月に「TOKYO高度品質プログラム」を導入して、約10年が 経過 〇放射性物質の検出など過去に例のない危害が発生するとともにテロの脅 威が増大 〇平成28年3月、国は、水質基準を超過した場合に給水継続をするかどう かを水道事業体が判断するように通知 〇平成29年、下水道局施設内における違法接続による事故が発生 主な見直し内容 HPはこちら 平成29年度には、水道を取り巻く社会状況の変化を踏まえ、大幅な見直しを 行い、より機能的な内容としました。

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平成29年度の改訂内容

TOKYO高度品質プログラム

(東京都版水安全計画)

概要版

(平成29年12月改訂)

【お問い合わせ先】 東京都水道局 浄水部 浄水課 〒163-8001 新宿区西新宿二丁目8番1号 東京都庁第二庁舎15階 電話 03-5320-6448(直通) メールは[email protected]

見直しの背景

〇国内外の情報収集、専門家との意見交換を踏まえ、放射性物質への対応、

テロ及び火山噴火等の危害想定を新たに追加

〇万一、水質基準を超過した場合の給水継続や給水停止について、対応を

整理

○今まで以上に事故対応を迅速化するため、作業手順を見直すとともに連

絡体制をより具体的に明記

〇平成20年3月に「TOKYO高度品質プログラム」を導入して、約10年が

経過

〇放射性物質の検出など過去に例のない危害が発生するとともにテロの脅

威が増大

〇平成28年3月、国は、水質基準を超過した場合に給水継続をするかどう

かを水道事業体が判断するように通知

〇平成29年、下水道局施設内における違法接続による事故が発生

主な見直し内容

HPはこちら

平成29年度には、水道を取り巻く社会状況の変化を踏まえ、大幅な見直しを

行い、より機能的な内容としました。

「TOKYO高度品質プログラム」では、

① 水道水質に悪影響を及ぼす可能性のある危害の発生時には、

水安全計画により、マニュアルに基づいた対応を行い、影響

を最小化します。

② 平常時には、浄水場(所)において、ISO 9001に準じた品

質マニュアルに基づき、徹底した水質管理を行います。

③ これらによって確保された水道水の高いレベルの安全性とお

いしさを、ISO/IEC 17025に基づく精度の高い水質検査で

確認します。

こうした取組によって、より安全でおいしい水を安定的に供

給していきます。

東京都水道局では、これまでも安全でおいしい水の供給を目

指して、水源から蛇口までの各段階において、水質管理に万全

を期してきました。さらに、最高水準の水質管理を目指して、

平成20年度から、「TOKYO高度品質プログラム(東京都版水

安全計画)」を運用しています。

ISO 9001に準じた 品質管理

貯水池や河川の各地

点での水質監視

都内全域の131カ所の蛇口に

設置した自動水質計器による

常時監視など

水源 (貯水池や河川等)

浄水場 蛇口

(浄水場から蛇口までの過程)

「TOKYO高度品質プログラム(東京都版水安全計画)」の概要

■TOKYO高度品質プログラム (東京都版水安全計画)とは

精度の 高い

水質検査

高度な 品質管理

①水安全計画

③ISO/IEC 17025

②ISO 9001

食品衛生管理のHACCPの考え方を導入した水質管理手法

品質マネジメントシステムの国際規格

水質検査の客観的な信頼性を保証する国際規格

東京都水道局では、「TOKYO高度品質プログラム」をPDCAサイクルによ

り継続的に見直ししていくことによって、将来にわたって水質管理に関する

技術力の維持・向上を図ります。

■水道水の信頼性の更なる向上を目指して

危害発生時

水質管理

危害分析

平常時

水安全計画によるリスクマネジメント

水源から蛇口までの過程で起こりうる危害(約100種類)を想定

(危害の例:テロ、火山の噴火、有害物質の流出)

危害の発生頻度と影響の大きさから特別な対応が必要かを分析

危害が発生することを想定して対応方法をあらかじめマニュアルとして整備(約60種類)

マニュアルに基づく対応を迅速に実施することにより、危害の影響を最小化

Do:運用各マニュアルによる水質管理の実施

Plan:計画危害分析、マニュアル

の作成等

Check:検証安全性・おいしさの確認、問題点の整理

Action:見直しマニュアル等の見直し

PDCAサイクル

リスク マネジ メント

より安全でおいしい水

高い技術レベル

信頼性の更なる向上

PDCAによるレベルアップ

ActionCheck

PlanDo

ActionDo

CheckPlan

CheckAction

Plan Do