リニア中央新幹線の最近の動向について€¦ ·...
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リニア中央新幹線の最近の動向について
資料1
第2回 山梨県リニア活用推進懇話会
リニア中央新幹線着工までの流れ
追加4項目調査
基本計画の決定
調査の指示
整備計画の決定
建設の指示 工事実施計画の申請・認可 着 工
①昭和49年~平成元年
・調査箇所:甲府~名古屋間の山岳
トンネルの地形・地質等
・調査主体:日本鉄道建設公団
(国鉄改革前は、国鉄)
②平成2年~平成20年
・調査箇所:東京~大阪間の地形、地質等
急峻な山岳地帯や活断層、大
都市部の土地利用等を調査
・調査主体:鉄道・運輸機構及びJR東海
起終点:東京都~大阪市
主な経過地:甲府市付近、名古屋市付近、
奈良市付近
・最高設計速度
・建設費用の概算など
・供給輸送力等
・施設等の技術の開発・建設の費用・その他必要な事項
(環境アセス)
営業主体、建設主体の指名
昭和48年
昭和49年~平成20年
報告書提出(H20.10.22)
・ルート確定、中間駅決定
新幹線鉄道の建設手順(全国新幹線鉄道整備法)
中央新幹線
基本計画路線に決定
地形・地質等調査
・走行方式
・地形・地質等
環境アセスの前に概略ルートとおおよその駅の位置が示される
現在
(交通政策審議会への諮問) 前提として、JR東海と県との地元調整
H20.12.24
年 月 内 容 年 月 回 内 容
昭和45. 6.18 平成21. 1.29 ① ◇ 地元調整の具体的な進め方について
昭和48.11.15 平成21. 2.27 ② ◇ 各都県からの質問等に対しての回答
起点:東京都 終点:大阪市 ◇ 山梨リニア実験線の経緯について
主な経過地:甲府市附近、名古屋市附近、奈良市附近 ◇ 県からJRに対して要望
昭和49. 7.16 ・ 県内4地域から駅誘致の要望があることを伝達
平成 2. 2. 6 ・ 中間駅についてはJR東海の負担による建設を要望
平成21. 4.13 ③ ◇ 各都県からの質問等に対しての回答
・ 2025年開業を目標とした首都圏~中京圏間の営業運転路線を超電導リニアによる約290㎞とし、5.1兆円の設備投資。但し、中間駅については地元負担を原則
平成21. 6.18 ④◇ 東京・名古屋市附近間3ルートの「路線の長さ」「所要時間」「工事費」について
・ 自己負担を前提とし、東海道新幹線バイパスを中央新幹線として実現
平成21. 7.21 ⑤◇ 東京・名古屋市附近間の3ルートの「維持運営費」「設備更新費」「輸送需要量」について
平成20.10.22 平成21.10.13 ⑥◇ 東京・大阪市間の3ルートの「路線の長さ」「所要時間」「工事費」「維持運営費」「設備更新費」「輸送需要量」について
平成20.12.24
・輸送需要量に対応する供給輸送力等に関する事項
・施設及び車両の技術の開発に関する事項
・建設に要する費用に関する事項
・その他必要な事項
平成21. 1.29 年 月 内 容
平成21. 6. 8 平成21. 9. 7
平成21. 6.18
平成21. 7.21 ・ 中央新幹線調査の今後のスケジュールと工事費等
・ 中央新幹線の維持運営費、設備更新費、輸送需要量等
・ 駅設置の考え方(駅の構造やイメージ、技術的な選定要件)
◇ 中央新幹線が全国新幹線鉄道整備法に基づく基本計画路線として告示
◇ JR東海がリニア中央新幹線の推進を決定
◇ 全国新幹線鉄道整備法施行
◇ 運輸大臣から国鉄に対し中央新幹線甲府市附近、名古屋市附近間の山岳トンネル部に係る区間の地形、地質等の調査指示
◇ 中央新幹線東京都・大阪市間の地形・地質等に関する調査指示
平成21.10.13◇ JR東海が東京・大阪市間の3ルートの「路線の長さ」「所要時間」「工事費」「維持運営費」「設備更新費」「輸送需要量」を公表
◇ リニア中央新幹線建設促進山梨県期成同盟会の会員を対象に、JR東海が直接説明
平成19.12.25
◇ JR東海が3ルートの「路線の長さ」「所要時間」「工事費」を公表
◇ JR東海と鉄道・運輸機構が、地形・地質等に関する調査結果を国土交通大臣に報告
◇ 国土交通大臣がJR東海と鉄道・運輸機構に、地域と調整を図ることを前提として、整備計画の決定に必要な追加4項目の調査を指示
◇ 沿線6都県とJR東海との地元調整始まる
◇ JR東海が「1県1駅」「中間駅の建設費用は地元負担」と正式公表
◇ JR東海が3ルートの「維持運営費」「設備更新費」「輸送需要量」を公表
中央新幹線の経緯
リニア中央新幹線
地元調整等の状況
リニア中央新幹線に関する説明会
年 月
平成 1. 8. 7
平成15.12. 2
平成17. 3.11
平成18. 9.25
平成18.12.12
平成19. 1.23
平成20. 5.30
平成21. 7.28
平成21. 9. 2
平成 9. 4. 3
◇ 「超電導磁気浮上式鉄道検討委員会」において新実験線を山梨県に決定
◇ 国の「実用技術評価委員会」が「実用化に向けた技術上のめどは立った」と評価
◇ 延伸工事 トンネル区間着工
内 容
◇ 延伸工事 明かり区間着工
◇ JR東海が先行区間の設備更新と一般区間(24.4km)の延伸の建設計画を発表
◇ 先行区間18.4kmが完成
◇ 山梨リニア実験線での走行試験スタート
◇ 世界鉄道有人最高速度581km/hを記録
◇ 実用技術評価委員会が「実用化に必要な技術の確立に見通しが得られた」と評価
◇ 実用技術評価委員会が平成28年度までに実用化の技術を確立することを提言
◇ 国土交通大臣がJR東海の基本計画と建設計画の変更を承認
山梨リニア実験線
経 緯
◎
境川残土処理施設
(H21.11 供用開始)
ルート概要
長さ 内容
18.4km 24.4km 42.8km
トンネル区間 16.0km 19.5km 35.5km
明かり区間 2.4km 4.9km 7.3km
一般区間延長
東京方:JR東海 (3工区)甲府方:鉄道・運輸機構 (7工区)
実験線全線
先行区間
◎
ガイドウェイ供給基地(奥丸田)
(H21.9 造成開始)
A
B
C
木曽山脈赤石山脈
諏訪湖
富士山
リニア中央新幹線ルート図 【 地形・地質等調査報告書(H20.10.22) 】
東京都・名古屋市附近間のデータのエッセンス
【 JR東海公表: 建設費や輸送需要量等(H21.6.18,H21.7.21) 】
334 km +48 km 346 km +60 km 286 km
46 分 +6 分 47 分 +7 分 40 分
156億人㌔ △11億人㌔ 153億人㌔ △14億人㌔ 167億人㌔
56,300 億円 +5,300 億円 57,400 億円 +6,400 億円 51,000 億円
1,770 〃 +150 〃 1,810 〃 +190 〃 1,620 〃
33,300 〃 +4,200 〃 34,200 〃 +5,100 〃 29,100 〃
(1年あたり) 670 〃 +90 〃 680 〃 +100 〃 580 〃
87 分 +8 分 90 分 +11 分 79 分
72億人㌔ △10億人㌔ 68億人㌔ △14億人㌔ 82億人㌔
44,500 億円 +2,700 億円 45,000 億円 +3,200 億円 41,800 億円
1,120 〃 +90 〃 1,140 〃 +110 〃 1,030 〃
18,500 〃 +1,900 〃 18,500 〃 +1,900 〃 16,600 〃
(1年あたり) 370 〃 +40 〃 370 〃 +40 〃 330 〃
伊那谷ルート -
維持運営費(年間)
設備更新費(50年累計)
南アルプスルート
路線の長さ
輸送需要量(2025年)
所要時分
区 分 木曽谷ルート -
超電導リニア
在来型新幹線
所要時分
輸送需要量(2025年)
工事費
維持運営費(年間)
設備更新費(50年累計)
工事費
486 km 48 km 498 km 60 km 438 km
73 分 6 分 74 分 7 分 67 分
396億人㌔ -20億人㌔ 392億人㌔ -24億人㌔ 416億人㌔
89,800 億円 5,400 億円 90,900 億円 6,500 億円 84,400 億円
3,290 〃 210 〃 3,330 〃 250 〃 3,080 〃
62,600 〃 4,500 〃 63,500 〃 5,400 〃 58,100 〃
(1年あたり) 1,250 〃 90 〃 1,270 〃 110 〃 1,160 〃
128 分 8 分 131 分 11 分 120 分
198億人㌔ -21億人㌔ 190億人㌔ -29億人㌔ 219億人㌔
67,100 億円 3,100 億円 67,700 億円 3,700 億円 64,000 億円
1,890 〃 120 〃 1,920 〃 150 〃 1,770 〃
30,700 〃 2,500 〃 31,000 〃 2,800 〃 28,200 〃
(1年あたり) 610 〃 50 〃 620 〃 60 〃 560 〃
-
設備更新費(50年累計)
南アルプスルート
路線の長さ
輸送需要量(2045年)
所要時分
区 分 木曽谷ルート - 伊那谷ルート
超電導リニア
在来型新幹線
所要時分
輸送需要量(2045年)
工事費
維持運営費(年間)
設備更新費(50年累計)
工事費
維持運営費(年間)
○A ○A ○C ○C ○C ○B ○B
東京都・大阪市間のデータのエッセンス
【 JR東海公表: 建設費や輸送需要量等(H21.10.13) 】
中間駅のイメージ
約600m
駅中心
約400m
約45m 約25m 約15m
約25m
約15m
約160m
◎ 駅の長さは約1Kmを想定
◎「2面4線島式ホーム」と「上下亘り線」を設置する
接客空間 出改札、後方支援施設等
移動空間
本線及び複本線輸送空間
駅
接客空間 出改札、後方支援施設等
移動空間
本線及び複本線輸送空間
駅
◆範囲 一番外の分岐装置端のセクションまで
◆形態 輸送空間
ホーム、コンコース、エスカレーター、エレベーター、階段等
駅
接客空間 出改札、後方支援施設等
移動空間
本線及び複本線輸送空間
駅
・直線区間、原則レベル(水平)区間に設置する。
・超電導リニアの特性を活かすため、駅の数は少なく、駅と駅の間隔はできるだけ長いことが望ましい。
・既存の鉄道等の交通機関と結節するなど、高い利便性が必要。
◆設置の条件
◆構成
土木構造物等
①分岐装置 ②ホーム
ガイドウェイへの転落防止磁気シールド設備 ホールホーム構造ホールホーム構造
線路とホームの間をガラス板などで遮断する(仕切った)屋内構造のホーム
ガイドウェイ
進路を変えるためには、ガイドウェイごと動かす必要があります。
超電導リニアが走行するためには、地上コイル、これを支持する側壁及び走行路で構成されるガイドウェイが必要です。
鉄道・機械設備
停車場設備
③乗降装置
・車両への給電
・中間の駅設置による変電所内変換器及び電ケーブル容量増
・信号通信設備
(山梨実験線)
電気設備
その他
・セキュリティ設備
・連絡設備
・駅前広場 など