時分割スイッチ 2010年 12月1日 - utsunomiya university...時間スイッチの原理...
TRANSCRIPT
情報ネットワーク(第8回) 時分割スイッチ 2010年 12月1日
時間スイッチの原理 1振幅、1バイト分が周期T=125µs(8kHz)でスイッチに入力する
多重化後は125µsにn多重分の信号が置かれる(フレーム) 先頭ビットによりフレームの境界を認識する
タイムスロット順序変換装置はタイムスロットをフレーム内で交換する 分解装置はフレーム内のタイムスロットを時間順に出力する
2
1
2
n
k
j
2
T � T � T � T �時分割 多重化装置
タイムスロット 順序変換装置 分解装置
フレームの 先頭ビット
フレーム
タイムスロット
入力ハイウェイ 出力ハイウェイ
タイムスロット順序変換装置 通話メモリは1フレーム分の情報を記録する。 メモリへ順番に書き込まれ、制御メモリの内容の順番で読み出され、タイムスロットの変換が行われる。
多重度nのフレーム内では自由に交換できることから非閉塞n×nスイッチとなる
現在では4096多重が可能
3
1 2
n
入力ハイウェイ 出力ハイウェイ
書込装置 読出装置
通話メモリ
シーケンシャルカウンタ 制御用メモリ
通話メモリの各番地に1タイムスロットの
情報が書き込まれる
空間スイッチ 入力ハイウェイと出力ハイウェイが格子を形成し交点の時分割ゲートが情報読み出しを行う。
出力ハイウェイのフレーム上にタイムスロット毎の情報を時間位置を変えずに読み出す。
交換は同じタイムスロットにある情報群に対して行われる。
タイムスロット毎の読み出しを行うところが空間分割スイッチの開閉スイッチとは異なる。
k×tスイッチがn面有る構成と等価 t≧kの場合非閉塞 16×16、32×32の構成が用いられる。
4
メモリ
DEC� DEC� DEC�
入力 ハイウェイ
出力ハイウェイ
時分割 ゲート
1
2
k
1 2
t nタイムスロット
多段スイッチ 時間スイッチ(Tスイッチ)と空間スイッチ(Sスイッチ)を組み合わせて大規模なスイッチを構成する。
3段構成ではT-S-TスイッチとS-T-Sスイッチが有る。 T-S-Tスイッチ、S-T-Sスイッチ双方とも、nk×nkスイッチとして動作する。
5
k本 … …
T�
T�
T�
T�T�
T�
…
k本
時間スイッチ
空間スイッチ
nタイムスロット nタイムスロット
n� n� k� k� n� n�
1� 1� 1�
2� 2� 2�
k� n� k�
T-S-T、S-T-Sスイッチの内部閉塞率 n×nのTスイッチとk×kのSスイッチで、T-S-T、S-
T-Sスイッチを構成する。 特定の入線から特定の出線への経路数:
T-S-Tスイッチ:n S-T-Sスイッチ:k
経路の使用率pは、T-S-Tスイッチ、S-T-Sスイッチともに: p=a/nk (a=通話中の回線数の時間平均)
内部閉塞率: T-S-Tスイッチ:BT-S-T={2p-p2}n
S-T-Sスイッチ:BS-T-S={2p-p2}k
6
n� n� k� k� n� n�
1� 1� 1�
2� 2� 2�
k� n� k�
k� k� n� n� k� k�
1� 1� 1�
2� 2� 2�
n� k� n�
T-S-Tスイッチ
S-T-Sスイッチ
宿題 T-S-T構成とS-T-S構成を比較した場合、T-S-T構成の方が有利な点を述べよ。
アンケートのエクセルファイルをダウンロードして、上記、感想、要望に加えアンケートにも回答してください。文章で回答する設問の場合、文字数制限は有りません。自由に記述してください。アンケートのファイル名は、今日の日付+学籍番号としてください。
例:20111201+0929xx.xls メールで宿題の解答とアンケートを提出してください。
提出期限:12月8日午前10時30分。 メールのタイトル:今日の日付+学籍番号。 例:20111201+0929xx
メールの宛先:
7