ダミアン - tomioka...1 5 3 1936(昭和 11)年3月 31 日に敬神道場は...

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1 5 3 11 31 19 使調宿37 10 11 27 西24 12 5 32 2019年9月 (No.162) 33 Vol.13 ▲「絵画スカーフ」は 富岡製糸場東置繭所 1 階のシルクギャラリー で販売しています。 1 2 5 3 29 9 29 11 4 2 3 mugicco 輿輿貿輿輿輿輿輿17 2 1 3 2 輿輿6 7 30

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    1936(昭和11)年3月31

    日に敬神道場は竣しゅんこう工

    しました。

    地鎮祭が行われたのが前年の9

    月19日でしたので造作期間はわ

    ずか6カ月間でした。良質な諸

    資材をふんだんに使用した上で

    の造作とするならば驚くべき短

    期間ともいえましょう。

     

    土地造成の土木工事から始

    まって上棟、内部造作、さらに

    造園に至る請負職人を調べてみ

    ると、土木・建築請負が一ノ

    宮町の湯川重太郎(ただし大

    工棟とうりょう

    梁は渋谷区原宿の小林平次

    郎)、石工が吉田村の黒崎熊蔵、

    金物店が富岡町の丸沢弥作の外ほか

    はほとんど東京の職人を呼び集

    めています(敬称略)。地元の請

    負人を重んじた東国敬神道場た

    らしめる意気込みが感じられま

    す。なお、東国とは中部・関東・

    東北の総称であって上代より皇

    室の祖先が開拓・教化を進めて

    きた地と解釈していたようです。

     

    そこで新築工事の経費を見

    ると予算総額8万1953

    円(以下四捨五入)、精算額

    7万7910円で残額を出して

    います。残額の大口は設計・監

    督費であり、大江国風建築塾が

    建築費はすべて県民の寄付金で

    あることを知った犠牲的精神か

    もしれません。

     

    精算額のうち上位を占めるの

    は木工事(37㌫)、屋根葺ふき工事

    (10㌫)、作庭・門造成工事(8㌫)

    などで品格を重んじた様子が窺

    えます。

    (富岡製糸場名誉顧問 今井幹夫)

    フランス人ダミアンの連載!

    ダミアン

    国際交流員コラム

    ~富岡製糸場のフランス人の

    声~

     2015年より、世界各国でバ

    イクツアー企画を専門とするフ

    ランスの旅行会社のツアーでは、

    東京を最終目的地とする日本一

    周の最後の休憩地として、毎年必

    ず富岡製糸場に立ち寄ってくれ

    ています。2017年11月27日、

    8人のフランス人ライダーを案

    内したとき、偶然にもそのうちの

    1人が私と同じフランス北西部

    サルト県出身でした。その人は、

    24時間耐久レースで有名なル・マ

    ンを中心に活動している画家で、

    富岡製糸場の歴史と価値をはじ

    め、富岡シルク製品の素晴らしさ

    にも感心したといいます。国立高

    等芸術学校の建築学科出身とい

    うこともあり、建築家の隈研吾氏

    が手掛けた富岡市役所の設計に

    も興味津々でした。

     芸名Aア

    KILという彼との交流

    がその後も続き、私が2018年

    12月末に帰省する際、地元のアト

    リエを訪問しました。AKIL氏

    から、シルクと芸術を通じて日仏

    友好に貢献したいと、富岡シルク

    ブランド協議会とのコラボレー

    ションの申し出があり、富岡の豊

    かな自然、日仏交流やゴールドな

    どをモチーフに自身が描いた作品

    画像が、世界遺産登録5周年記念

    企画「絵画スカーフ」の商品化に

    つながりました。富岡シルクがつ

    ないだ2人の縁によって誕生した

    スカーフをぜひご覧ください。

    322019年9月 (No.162)33

    Vol.13

    ◀屋根裏に取り付けた棟札

    社会教育館

    ▲「絵画スカーフ」は富岡製糸場東置繭所 1階のシルクギャラリーで販売しています。

     本市の地域おこし協力隊で

    ある濵はま

    だ田綾あや

    の乃さんが任期満了

    に伴い、イベントを行います。

    濵田さんは、絹の染織を通じ

    て2016年より本市の地域

    おこしに携わってきました。

    問い合わせ 地域づくり課

    (☎内線1253)

    老いも若きも浅香入で1日遊んで浅香入が大好きになる日

    「浅香入の日」イベント(9月29日㈰開催)

    日時 9月29日㈰、午前11時

    ~午後4時

    会場 濵田邸

    (南後箇1588)

    費用 無料

    内容 

    ▼篠しの笛ミ

    ニコンサート

    (篠のね会、午後

    2時~3時)

    ▼天然酵母のパン販売

    (mugicco

    ぱん)

    ▼アロマキャンドルすくい

    (アロマキャンドルを水に浮

    かべて)

    ▼手形足形アート(げんき

    フェスタの人気企画)

    ※駐車場スペースに限りがあ

    るため、できるだけ乗り合わ

    せの上ご来場ください。

     これらは妙義神社社前で講中に

    よって執り行われた、御神輿奉納

    と太々神楽講に関する史料です。

    この時の残金により、「妙義神社

    青銅製燈籠」が妙義神社境内に建

    立されたため、燈籠の関連物件と

    して、附指定となりました。

    新指定文化財の紹介

    ●妙義大権現御神輿奉納文并

    ニ講中連名帳

     

    養蚕製糸の隆盛と生糸貿易の

    拡大の願望を妙義大権現に祈る

    「御神輿奉納太々講」に関する趣

    意書からはじまり、御神輿奉納

    までの手順を示した史料です。

    ●御神輿

     「御神輿奉納太々講」で、妙義

    神社に奉納された御神輿四基の

    一つです。棟札や墨書などの直

    接史料を残していませんが、制

    作年は1862(文久2)年と

    推定され、4月17日の上棟日と

    工匠名が明らかになっています。

    問い合わせ 文化財保護課

    (☎内線2132)

     市教育委員会では、このたび次の文化財を市指定文化財の附

    つけたりに指定し

    ましたので、ご紹介します。

    名称 妙みょ

    うぎ義大だい

    ごんげん

    権現御お

    神輿奉ほう

    のうぶん

    納文

    并ならびにニ講こうち

    ゅう中連れん

    めいちょう

    名帳及および御お

    みこし

    神輿

    所在地 妙義町妙義6番地

    所有者 

    妙義神社 

    代表役員宮

    司 川島邦夫

    指定の種類 富岡市指定重要文

    化財「妙義神社青銅製燈籠」の附

    (附指定…歴史的な価値を明らかに

    するような資料を併せて守る物)

    指定年月日 令和元年7月30日