インテル株式会社 データ・セントリック時代に対応した データ …€¦ ·...
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34 ビジネスコミュニケーション 2019 Vol.56 No.7
「インテルでは、次の 3分野を重点領域と捉えています。第一に、データの収集・分析・管理と有効活用を促すクラウドとデータセンター、AI、それに関わるネットワークの領域。次に、データの流れや処理を加速させるメモリー、FPGA
(Field Programmable Gate Array)、5Gなどの領域。そして、データリッチなモノと機械の領域です。この 3分野を相互連携させて循環させていくことでデータの価値が高まり、成長へのサイクルを実現することができます。膨大なデータを活用するデータ・セントリック時代では、デバイス、データセンター、ネットワークへの投資がこれまで以上に求められるでしょう。その中でインテルは、データカンパニーとしてデータの価値をさらに発展させていきます。」インテルは、ビジネスと社会、世界中の人々に素晴らしい体験を実感してもらえるよう、自動運転車、5Gネットワーク、人工知能(AI)、仮想世界などの分野に注力しながら、最先端のテクノロジーと製品を通じてさまざまな課題の解決に取り組んでいます。
1968年の設立以来、インテルは半導体を通じてビジネスや社会をより豊かにするテクノロジーと製品を開発・提供し、業界をリードしてきました。そして今日、スマートかつインターネットにつながるモノや機械から生み出されるデータ量が爆発的に増加する中で、データを利用してビジネスとイノベーションを加速していくデータカンパニーとしてのミッションを遂行しています。インテルでは、データをビジネスとイノベーションをさらに加速させるための実用的かつ重要なツールと捉え、データの価値をさらに発展させています。この取り組みを加速させるために、成長に向けたインテルの戦略的サイクル(図 1参照)を推進しています。この取り組みについて、インテルの友眞衛ディレクターは次のように語っています。
データ・セントリック時代に対応したデータセンター向けテクノロジーと製品を提供インテルは、データを創出する「デバイス」から、データを運ぶ「ネットワーク」、データを収集・分析する「クラウド/データセンター」まで、データの価値を高めてビジネスやイノベーションを加速させていくデータカンパニーです。膨大なデータを活用していくデータ・セントリック(データ中心)時代に対応したテクノロジーを通じて、データセンター向けソリューションを推進しています。
インテル株式会社
インテルは、コンピューティングとコミュニケーションの未来を導き、
これまで不可能とされてきた顧客体験を現実のものにします。
自動運転車
5Gネットワーク
人工知能(AI)
仮想世界
図 1 インテルの戦略的サイクル〜成長の好循環〜 図 2 インテルが注力していく 4 分野
データカンパニーとしてデータの価値を発展させる最先端のテクノロジーや製品を開発・提供
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メモリー分析、人工知能、自動運転車、ネットワーク変革などの極めて厳しい要求に対応します。」
「インテル®OptaneTM DCパーシステント・メモリー」は、従来型のアーキテクチャーを刷新する新しいメモリー製品です。大容量のDIMM型メモリーをコストを抑えて実現しました。「第2世代インテル®Xeon®スケーラブル・プロセッサー」と組み合わせることで、メモリー負荷の高いワークロードや仮想マシンの集約を可能に。また、これまでディスクで読み書きする確率が高かった処理を大容量メモリーで改善してデータ処理の性能が向上しました。分析、クラウドサービス、次世代通信サービスをさらに高速化することで、データ・セントリック時代のニーズに対応し、ビジネスや社会の ICT変革に貢献します。
インテルが開発・提供しているテクノロジーや製品は、PC産業を支えるものから、世界中のデータセンターの進化や数十億に上るモバイル/ IoT機器間の接続、企業や政府の ITシステムのセキュリティーを守るものまで多岐にわたります。その中でもデータの価値を発展させるデータセンター向けテクノロジーと製品は、ユーザーの要求に応えながら、データ・セントリック時代に対応した実用的な利活用を導き出しています。「第 2世代インテル® Xeon®スケーラブル・プロセッサー(Code name: Cascade Lake†)」は、AIアクセラレーションを搭載したシームレスなパフォーマンス基盤となる製品です。マルチクラウドからインテリジェントなエッジおよびバックまで、革新的な影響を及ぼすデータを迅速に取得するなど、業界をリードするワークロードと最適なパフォーマンスを実現しています。本製品の特長について、インテルの小鮒亮介ソリューション・マネージャーは次のように語っています。「データ・セントリック時代の中でさまざまな課題を解決するためには、データを効率的に転送、格納、処理できる機敏性と柔軟性が必要です。本製品は、CPUキャッシュの最適化、メモリー通信幅の拡大などのプラットフォームのさらなる最適化とともに、NFVや検索機能などの利用用途に応じた推奨モデルが提供されています。ハードウェア・ベースのセキュリティーを活用してダイナミックなサービスデリバリーを展開するなど、ハイブリッド・クラウド基盤のサポートやイン
© 2019 Intel Corporation.
第2世代インテル®Xeon®スケーラブル・プロセッサー
(Code name: Cascade Lake†)
DIMM型の大容量メモリー・キャパシティー構成を実現
利用用途に応じた推奨モデル化NFV、検索機能など利用用途に応じた推奨モデル(SKU)およびエコシステム・ソリューションを確立
セキュリティー機能の強化いくつかの主要なセキュリティー・サイド・チャネルを、ハードウェア・レベルで対応
対前世代比最大1.33倍のパフォーマンス向上(平均)†開発コード名
プラットフォームの更なる最適化CPU 間通信改善 (インテル® メッシュ・アーキテクチャー (*1))、CPU キャッシュの更なる最適化、メモリー通信幅の拡大 等(*1) インテル® メッシュ・アーキテクチャーは、前世代 Skylake† より対応
ソフトウェアでのコア数・クロック数の変更特的モデル(*2) では、コア数・クロック数変更がソフトウェアで可能 (インテル® スピード・セレクト・テクノロジー)(*2) Y モデル CPU など
暗号化通信、AI 処理などの高速化インテル® QAT(*3) での暗号化通信、インテル®ディープラーニング・ブーストでの AI 処理のアクセラレーションなど(*3) インテル® QuickAssist テクノロジーは前世代 Skylake† より対応し、 現世代 Cascade Lake† で対応が拡大
© 2019 Intel Corporation.
DRAMHOT TIER
HDD / テープCOLD TIER
インテル® QLC 3D NAND SSD
メモリーストレージのギャップストレージのギャップストレージストレージストレージストレージストレージストレージストレージストレージストレージストレージストレージストレージストレージストレージストレージストレージストレージストレージのギャップ
メモリーストレージストレージストレージストレージストレージストレージストレージストレージストレージメモリーメモリー容量の拡張
より多くのデータを大容量メモリーへ
ストレージ領域
メモリー領域
より多くのデータをより多くのデータを
①サーバー / VM の集約これまでメモリーの量やコストが制限で、複数サーバーにアプリケーションが分散していた場合の集約
②データ処理の性能向上これまでディスクまで読み書きする確率が高かった処理を、大容量メモリーで改善(インメモリーDBなど)
③システム再起動時間の短縮「不揮発性モード」利用による、プログラム、データなどのロード時間を削減(SAP HANA*など(*)) (*)ソフトウェア製品の対応が必要です
128 GB、256 GB、512GB メモリーモード
Appダイレクトモード
メモリーモード
インテル® Optane™ DC パーシステント・メモリーの適用例
厳しい要求にも最適なパフォーマンスを実現する「第 2 世代インテルⓇXeonTM スケーラブル・プロセッサー
(Code name: Cascade Lake†)」 高速かつ効率の良いデータ活用をサポートする「インテルⓇOptaneTM DC パーシステント・メモリー」
図 3 第 2 世代インテルⓇXeonⓇスケーラブル・プロセッサー(Code name: Cascade Lake†)
図 4 インテルⓇOptaneTM DC パーシステント・メモリー
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インテル株式会社コミュニケーション・サービス・プロバイダー・セグメントディレクター 友眞 衛氏(右側)
ソリューション・マネージャー
小鮒 亮介氏(左側)