新型コロナウイルスによる生活と意識の変化に関す...

15
2020 年4月20日 株式会社 第一生命経済研究所 第一生命ホールディングス株式会社(社長 稲垣 精二)のシンクタンク、株式会社第一生命 経済研究所(社長 丸野 孝一)では、男女 1,000 人を対象に行った「新型コロナウイルスに よる生活と意識の変化に関する調査」から新型コロナウイルス感染拡大が進む中での生活者の 実態と意識について分析しました。今回は、その結果の速報(後編)です。 感染拡大による生活時間・コミュニケーションの変化(P.2) 「自宅で過ごす時間」は6割弱、「同居家族と一緒に過ごす時間」は半数弱が増加。 「友人・知人と一緒に過ごす時間」は4割弱が減少。 感染拡大によるメディア接触の変化(P.3) 4割以上の人で増えた「テレビやインターネットを見ること」。 約2割がネットショッピング・SNS・ゲームの利用が増加と回答。 感染拡大による運動習慣・食生活の変化(P.4) 自宅外での運動機会は減少。 外食は減少し、自宅での食事が増加。飲酒機会も減少。 感染拡大による心身の健康面の意識変化(P.5) 運動不足を感じる人が過半数。 「時間的ゆとり」は増えても「ストレス」は増加。「情報を見るのが嫌になった」人も半数。 感染拡大による消費行動への影響(P.6) 約4割が「飲み会や食事会の予定がキャンセルになった・行くのをやめた」。 約3割が「ふだんより多め」の購入を実施。 感染拡大を機に利用した外部サービス(P.7) 外部サービスの利用は全体の 1 割未満にとどまる。 感染拡大を機に利用した外部サービスの情報源(P.8) 「偶然知った」「自ら調べた」人が外部サービスを利用している傾向。 感染拡大による消費面の意識変化(P.9) 9割以上が「冷静な消費行動をとりたい」と回答。 社会や環境を意識した消費、食品や日用品の国内自給率アップへの意識も高い。 感染拡大による社会生活・家庭面の意識変化(P.10) 6割超が自由に外出できることのありがたみを実感。 半数近くが、体の弱い人や外出に制約のある人の大変さについて考えるようになった。 参考資料(P.11) 新型コロナウイルスによる生活と意識の変化に関する調査 (後編) ≪調査結果のポイント≫ ㈱第一生命経済研究所 調査研究本部 ライフデザイン研究部 広報担当 E-mail:[email protected] ※お問い合わせはメールでお願い致します。 【URL】http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/ldi <お問い合わせ先>

Upload: others

Post on 09-Jul-2020

1 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

Page 1: 新型コロナウイルスによる生活と意識の変化に関す …group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/pdf/ldi/2020/news2004_02.pdf1 ≪背景≫ 世界中に甚大な被害をもたらしている新型コロナウイルスですが、日本国内における感

2020 年4月20日 株式会社 第一生命経済研究所

第一生命ホールディングス株式会社(社長 稲垣 精二)のシンクタンク、株式会社第一生命

経済研究所(社長 丸野 孝一)では、男女 1,000 人を対象に行った「新型コロナウイルスに

よる生活と意識の変化に関する調査」から新型コロナウイルス感染拡大が進む中での生活者の

実態と意識について分析しました。今回は、その結果の速報(後編)です。

感染拡大による生活時間・コミュニケーションの変化(P.2)

「自宅で過ごす時間」は6割弱、「同居家族と一緒に過ごす時間」は半数弱が増加。

「友人・知人と一緒に過ごす時間」は4割弱が減少。

感染拡大によるメディア接触の変化(P.3)

4割以上の人で増えた「テレビやインターネットを見ること」。

約2割がネットショッピング・SNS・ゲームの利用が増加と回答。

感染拡大による運動習慣・食生活の変化(P.4)

自宅外での運動機会は減少。

外食は減少し、自宅での食事が増加。飲酒機会も減少。

感染拡大による心身の健康面の意識変化(P.5)

運動不足を感じる人が過半数。

「時間的ゆとり」は増えても「ストレス」は増加。「情報を見るのが嫌になった」人も半数。

感染拡大による消費行動への影響(P.6)

約4割が「飲み会や食事会の予定がキャンセルになった・行くのをやめた」。

約3割が「ふだんより多め」の購入を実施。

感染拡大を機に利用した外部サービス(P.7)

外部サービスの利用は全体の 1 割未満にとどまる。

感染拡大を機に利用した外部サービスの情報源(P.8)

「偶然知った」「自ら調べた」人が外部サービスを利用している傾向。

感染拡大による消費面の意識変化(P.9)

9割以上が「冷静な消費行動をとりたい」と回答。

社会や環境を意識した消費、食品や日用品の国内自給率アップへの意識も高い。

感染拡大による社会生活・家庭面の意識変化(P.10)

6割超が自由に外出できることのありがたみを実感。

半数近くが、体の弱い人や外出に制約のある人の大変さについて考えるようになった。

参考資料(P.11)

新型コロナウイルスによる生活と意識の変化に関する調査

(後編)

≪調査結果のポイント≫

㈱第一生命経済研究所 調査研究本部

ライフデザイン研究部 広報担当

E-mail:[email protected]

※お問い合わせはメールでお願い致します。

【URL】http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/ldi

<お問い合わせ先>

Page 2: 新型コロナウイルスによる生活と意識の変化に関す …group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/pdf/ldi/2020/news2004_02.pdf1 ≪背景≫ 世界中に甚大な被害をもたらしている新型コロナウイルスですが、日本国内における感

1

≪背景≫ 世界中に甚大な被害をもたらしている新型コロナウイルスですが、日本国内における感

染拡大を受けて、わが国の人々の生活や意識にもさまざまな変化が生じています。

そこで、第一生命経済研究所では、今回の新型コロナウイルスの感染拡大を背景に、人々

の生活や意識にはどのような変化が生じているのかを探るための緊急アンケート調査を実

施しました。全国の 20~69歳の男女 1,000名を対象に行った今回の調査からは、不安の広

がりとともに、働き方や消費、健康、コミュニケーションなどの面でも、さまざまな変化が

生じていることが明らかになりました。本リリースではこの調査の速報結果(後編)につい

てお伝えします。前編の内容は下記の通りです。

なお、この調査は、4月7日に政府が緊急事態宣言を発令する直前に行われました。国内

における新型コロナウイルスの感染拡大の経緯、および本調査実施日までの新型コロナウ

イルス感染症の発生動向等については、巻末に参考資料として掲載しています。

≪調査概要≫ ■調査名 :新型コロナウイルスによる生活と意識の変化に関する調査

■調査対象:全国の 20~69歳の男女 1,000名

■調査時期:2020年 4月 3日(金)~4日(土)

■調査方法:インターネット調査(株式会社クロス・マーケティング)

≪前編の内容≫ http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/pdf/ldi/2020/news2004_01.pdf

新型コロナウイルスへの感染に関する不安

「感染すること」は 87%、「十分な治療を受けられないかもしれないこと」は 81%、

「検査をしてもらえないこと」は 75%が不安。

誰かにうつすリスク・重症化リスクに対する意識

自分が感染したら「誰かにうつすかもしれない」と思う人は 85%、

「重症化するかもしれない」と思う人は 56%。

三密回避などの感染拡大予防策

6割以上が“三密”を回避。9割近くが不要不急の外出を自粛。

感染拡大の影響に対する不安

約8割が「食品や日用品が手に入らなくなること」「人やモノの移動制限」に不安。

家計悪化や収入減、感染による差別やトラブルへの懸念も。

新型コロナウイルスに関する情報収集と情報源

7割以上が積極的に情報収集、その主要な情報源は「テレビのニュース」。

一次情報よりも二次情報からの情報収集が主流。

感染拡大による働き方の変化

働く人の約5割が自分の仕事や働き方に影響を受けている。

感染拡大による仕事・働く意識の変化

「仕事のストレスが増えた」約3割、「仕事がはかどらなかった」約2割。

感染拡大による今後の働き方の変化

「自分の仕事や勤め先の将来像が描けない」が 38%。

自分の仕事の将来不安を感じている人が目立っている。

Page 3: 新型コロナウイルスによる生活と意識の変化に関す …group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/pdf/ldi/2020/news2004_02.pdf1 ≪背景≫ 世界中に甚大な被害をもたらしている新型コロナウイルスですが、日本国内における感

2

自宅で過ごす時間

同居家族と一緒に過ごす時間(注1)

別居家族と一緒に過ごす時間

友人・知人と一緒に過ごす時間(仕事時間は除く)

離れて暮らす家族と電話・メール・テレビ電話などでコミュニケーションすること

友人・知人と電話・メール・テレビ電話などでコミュニケーションすること(仕事として行うものを除く)

24.9

20.0

1.9

0.7

3.1

2.3

31.5

26.2

4.7

1.7

12.3

8.8

56.4

46.2

6.6

2.4

15.4

11.1

0% 20% 40% 60%

増えた

やや増えた

0.8

1.2

7.8

20.0

1.7

2.2

1.2

1.0

7.7

17.2

2.4

3.4

2.0

2.2

15.5

37.2

4.1

5.6

0%20%40%60%

減った

やや減った

感染拡大による生活時間・コミュニケーションの変化

「自宅で過ごす時間」は6割弱、「同居家族と一緒に過ごす時間」は半数

弱が増加。「友人・知人と一緒に過ごす時間」は4割弱が減少。

図表1 感染拡大による生活時間・コミュニケーションの変化

注 1:回答者は同居家族がいる人

注 2:選択肢には、これらの他に「変化なし」がある

新型コロナウイルスの感染拡大による生活時間の変化について聞いたところ、「自宅で

過ごす時間」や「同居家族と過ごす時間」については『増えた』とする人(「増えた」「や

や増えた」の合計)がそれぞれ6割弱と半数弱を占め、いずれも『減った』とする人

(「減った」「やや減った」の合計)を大幅に上回りました。これに対して、「友人・知人

と過ごす時間(仕事時間は除く)」については『減った』とする人が4割弱と、『増えた』

とする人を大幅に上回っています。新型コロナウイルスの感染拡大は、自宅で過ごす時間

や同居家族と過ごす時間を増やした一方で、友人・知人と過ごす時間を減少させるなど、

人々のライフスタイルにさまざまな変化をもたらしていると考えられます。

また、離れて暮らす家族や、友人・知人と電話・メール・テレビ電話などでコミュニケ

ーションをとることについては、「変化なし」と答えた人が大半を占めたものの、『増え

た』と答えた人が1~2割弱を占め、減ったと答えた人を上回りました。

Page 4: 新型コロナウイルスによる生活と意識の変化に関す …group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/pdf/ldi/2020/news2004_02.pdf1 ≪背景≫ 世界中に甚大な被害をもたらしている新型コロナウイルスですが、日本国内における感

3

感染拡大によるメディア接触の変化

4割以上の人で増えた「テレビやインターネットを見ること」。

約2割がネットショッピング・SNS・ゲームの利用が増加と回答。

図表2 感染拡大によるメディア接触の変化

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、メディア接触においてどのような変化があ

ったかをたずねました。

「テレビやインターネットをみること」については、「増えた」(「増えた」「やや増え

た」の合計、以下同様)とする人が 43.1%でした。前編のリリース(図表6)にもあるよ

うに、新型コロナウイルスに関する情報源として、テレビのニュースやインターネットの

情報サイトが多くあげられましたが、これらに加えて在宅率が高まったことによる娯楽と

してのテレビ・インターネットの利用も多くなっていると考えられます。また、消費者の

外出の自粛や店舗の営業自粛などにより、「インターネットショッピングや通信販売の利

用」が増えているとされますが、実際に約2割の消費者が増えたと感じていると回答して

います。また、「SNSの利用」「ビデオゲームをすること」も2割弱の人が増えたと回答し

ました。

非常事態宣言の発令により、自宅で過ごす時間がさらに増える上、それがある程度長期

にわたることを考えると、今後は「どう過ごすか」が非常に重要なポイントとなるでしょ

う。他の設問の結果にもあるように、外出が制限されて自宅で過ごす時間が増えたことか

ら運動不足やストレス蓄積を訴える声が多くなっています。

今後はこれらを解消し、在宅で有意義に過ごせるようなモノやコンテンツへの社会的ニ

ーズがより一層高まると考えられます。こうした機会を活用した学習やチャレンジを喚起

できるようなものが提供されるとよいかもしれません。また、高齢期が近い就労者にとっ

ては、退職後の自分のライフデザインを考えるチャンスとするのもよいでしょう。少しで

もこの時間を有効に使えるよう、個人と社会が考えていく必要があるといえます。

テレビやインターネットを見ること

インターネットショッピングや通信販売の利用

SNSの利用

ビデオゲーム(テレビ、パソコン、スマホなどで)をすること

15.9

5.4

8.3

7.0

27.2

14.3

10.9

11.8

0% 20% 40% 60%

増えた

やや増えた

1.1

2.2

1.9

2.1

1.8

2.1

1.9

2.2

0%20%40%60%

減った

やや減った

注:選択肢には、これらの他に「変化なし」がある

43.1

19.7

19.2

18.8

2.9

4.3

3.8

4.3

Page 5: 新型コロナウイルスによる生活と意識の変化に関す …group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/pdf/ldi/2020/news2004_02.pdf1 ≪背景≫ 世界中に甚大な被害をもたらしている新型コロナウイルスですが、日本国内における感

4

感染拡大による運動習慣・食生活の変化

自宅外での運動機会は減少。

外食は減少し、自宅での食事が増加。飲酒機会も減少。

図表3 感染拡大による運動習慣・食生活の変化

注:選択肢には、これらの他に「変化なし」がある

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、運動習慣や食生活がどのように変化したか

をたずねました。

運動習慣に関しては、「屋内で運動すること」と「屋外で運動すること」が減った(「減っ

た」「やや減った」の合計)と答えた人がそれぞれ2割前後います。感染への不安からスポ

ーツクラブなどに行くことを控えたり、スポーツ関係のサークル・クラブ活動やイベントな

どが行われなくなったり、あるいは運動をする場自体が閉鎖・休業などにより使えなくなっ

たりしたことが原因と考えられます。

しかし、「自宅で運動すること」が増えた(「増えた」「やや増えた」の合計)と答えた人

は 11.2%とさほど多くありません。全体的な運動機会が減っていると思われます。

食事に関しては、「外食をすること」が減ったと答えた人の割合が 50.2%と半数を超えた

一方、「自宅で食事をすること」は 37.0%が増えたと答えています。外食の機会が減り、家

にいる時間が長くなったことが原因であることは明らかです。

「お酒を飲むこと」に関しては、減ったと答えた人の割合は 18.6%である一方、増えた

と答えた人は 6.3%に過ぎません。外での飲酒機会が減ったことにより、自宅で飲むこと、

いわゆる“家飲み”が増えたと言われますが、家の外と中で飲む機会を合わせれば増えてい

ない人がほとんどであることがわかります。

屋内(ジム・スポーツクラブ・体育館など)で運動すること

屋外で運動すること(ジョギング、ウォーキング、

屋根のない運動場でのスポーツなど)

自宅で運動すること

外食をすること

自宅で食事をすること

お酒を飲むこと

0.8

2.1

3.0

1.0

22.6

2.0

1.7

4.8

8.2

3.0

14.4

4.3

2.5

6.9

11.2

4.0

37.0

6.3

0% 20% 40% 60%

増えた

やや増えた

15.5

10.5

5.0

26.0

1.0

10.5

6.6

7.6

3.6

24.2

0.3

8.1

22.1

18.1

8.6

50.2

1.3

18.6

0%20%40%60%

減った

やや減った

Page 6: 新型コロナウイルスによる生活と意識の変化に関す …group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/pdf/ldi/2020/news2004_02.pdf1 ≪背景≫ 世界中に甚大な被害をもたらしている新型コロナウイルスですが、日本国内における感

5

感染拡大による心身の健康面の意識変化

運動不足を感じる人が過半数。

「時間的ゆとり」は増えても「ストレス」は増加。

「情報を見るのが嫌になった」人も半数。

図表4 感染拡大による心身の健康面での意識変化

新型コロナウイルスの感染拡大によって、心身の健康面にどのような変化があったかを

たずねました。

「運動不足を感じるようになった」にあてはまる(「あてはまる」「どちらかといえばあ

てはまる」の合計)と答えた人の割合は、53.4%と半数を超えました。家にこもるように

なり、運動不足になっている人が多いことがわかります。

一方、「食生活が不健康になった」については、20.6%の人しかあてはまると答えてい

ません。食生活への悪影響は総じてみればさほどないようです。

「医療機関に行きにくくなった」「病気の予防のための検診などに行きにくくなった」

に対しては、それぞれ 56.6%、49.1%と半数前後の人があてはまると答えています。新型

コロナウイルス感染症以外の病気の治療や予防のために通院することが難しくなったと感

じている人が多いことがうかがえます。

「時間的なゆとりがなくなった」にあてはまると答えた人の割合は 27.5%と低いことか

ら、全体的には時間的に余裕ができた人が多いと思われます。ただし、「ストレスを感じ

ることが増えた」にあてはまると答えた人の割合は 62.4%と高い値を示しています。

また、「新型コロナウイルスに関する情報を見るのが嫌になった」にあてはまると答え

た割合も 50.3%と半数を超えています。“コロナ疲れ”という言葉に象徴されるように、

新型コロナウイルスに関する情報ばかり見ることによるストレスも大きいと考えられま

す。

21.6

5.5

21.8

19.1

8.9

23.4

14.9

31.8

15.1

34.8

30.0

18.6

39.0

35.4

28.8

50.8

28.1

34.0

49.1

25.1

33.1

17.8

28.6

15.3

16.9

23.4

12.5

16.6

0% 20% 40% 60% 80% 100%

運動不足だと感じるようになった

食生活が不健康になった

医療機関に行きにくくなった

病気の予防のための

検診などに行きにくくなった

時間的なゆとりがなくなった

ストレスを感じることが増えた

新型コロナウイルスに関する

情報を見るのが嫌になった

あてはまる どちらかといえばあてはまる どちらかといえばあてはまらない あてはまらない

Page 7: 新型コロナウイルスによる生活と意識の変化に関す …group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/pdf/ldi/2020/news2004_02.pdf1 ≪背景≫ 世界中に甚大な被害をもたらしている新型コロナウイルスですが、日本国内における感

6

注:それぞれについて、経験の「ある/ない」をたずねた。図表は「ある」と回答した割合

感染拡大による消費行動への影響

約4割が「飲み会や食事会の予定がキャンセルになった・行くのをやめた」。

約3割が「ふだんより多め」の購入を実施。

図表5 感染拡大による消費行動への影響

新型コロナウイルスの感染拡大によって、消費行動にどのような変化があったかをたず

ねました。

消費行動に関する設問について、それぞれ経験が「ある」か「ない」かを回答してもら

ったところ、「飲み会や食事会の予定がキャンセルになった・行くのをやめた」とする人

は 41.1%にのぼり、多くの人で対面での飲食機会が取りやめになったことが確認されまし

た。また、「イベント(コンサート、スポーツ観戦、パーティなど)がキャンセルになっ

た・行くのをやめた」とする人も 33.6%となっており、3人に1人で経験があると回答し

ています。「旅行の予定がキャンセルになった・行くのをやめた」とする人も3割を超え

ました。

「食品や飲料をふだんより多めに買った(買おうとした)」「トイレットペーパーや消毒

液などの日用品を、ふだんより多めに買った(買おうとした)」「感染予防や健康増進に役

立つものを自分のために買った」「(同)家族のために買った」とする割合は 25~30%でし

た。ただし、こうした消費行動については子どもがいる女性では半数近くの人が行ってい

るなど、属性別の傾向が強いのが特徴です(図表省略)。家族の在宅率が高まったことに

より、必然的に家庭での消費量が増えたことなどが影響しているといえそうです。

なお現在、外出を自粛して自宅にいる人を狙った新型コロナウイルス関連の不審な電話

やメール等が多数確認されており、自治体から注意喚起が行われています。データでは、

そうした悪徳商法やサギに遭遇したとする人は 4.2%となっていました。こちらについて

は今後引き続き、注意喚起と対策に関する情報発信が求められます。

(%)

41.1

33.6

31.3

30.6

28.1

27.7

25.9

4.2

0 20 40 60

飲み会や食事会の予定がキャンセルになった・行くのをやめた

イベント(コンサート、スポーツ観戦、パーティなど)が

キャンセルになった・行くのをやめた

旅行の予定がキャンセルになった・行くのをやめた

食品や飲料をふだんより多めに買った(買おうとした)

トイレットペーパーや消毒液などの日用品を、ふだんより多めに買った

(買おうとした)

感染予防や健康増進に役立つものを自分のために買った

感染予防や健康増進に役立つものを家族のために買った

新型コロナウイルス関連の悪徳商法やサギにあいそうになった(あった)

Page 8: 新型コロナウイルスによる生活と意識の変化に関す …group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/pdf/ldi/2020/news2004_02.pdf1 ≪背景≫ 世界中に甚大な被害をもたらしている新型コロナウイルスですが、日本国内における感

7

5.0

2.0

1.7

1.7

0.9

0.7

91.8

0% 20% 40% 60% 80% 100%

食品や食事の提供や宅配のサービス

(インターネットや電話などによる)

感染症に関する対処方法や治療に関する相談サービス

買い物代行サービス

子どもの学習支援サービス

(場所の無料開放、オンラインを含む学習支援など)

子どもの預かり支援サービス

(託児、ベビーシッター、キッズシッターなど)

高齢者の見守りサービス

上記のどれも利用していない

感染拡大を機に利用した外部サービス

外部サービスの利用は全体の 1割未満にとどまる。

図表6 新型コロナウイルス感染拡大を機に利用した外部サービス<複数回答> (次のサービスの利用を開始したり、利用を増やしたりしましたか)

新型コロナウイルス感染拡大を機に、利用を開始したり、利用を増やした外部サービス

について聞いたところ、「利用していない」という回答が全体の 91.8%にのぼり、実際に

利用を開始したり、増やしたりした人は、全体の 1割未満にとどまりました。

利用を開始した、あるいは利用が増えた人が利用した外部サービスをみると、「食品や

食事の提供や宅配」が 5.0%と最も多く、「感染症に関する対処方法や治療に関する相

談」、「買い物代行」、「子どもの学習支援」などは少数となりました。

この 1か月程の間に、学校の一斉休校や外出自粛などが目まぐるしく展開され、日々の

あたりまえの活動に大きな制約がかかるようになりました。同時に、自分や家族が新型コ

ロナウイルスに感染しない・他人にうつさないよう、細心の注意を払う必要も出てきまし

た。こうした中で、それらを支援するさまざまなサービスも生まれています。しかし、実

際の状況(調査時点)をみてみると、その利用は 1割にも満たず、サービスを利用するま

でには至っていないのが実態のようです。

Page 9: 新型コロナウイルスによる生活と意識の変化に関す …group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/pdf/ldi/2020/news2004_02.pdf1 ≪背景≫ 世界中に甚大な被害をもたらしている新型コロナウイルスですが、日本国内における感

8

感染拡大を機に利用した外部サービスの情報源

「偶然知った」「自ら調べた」人が外部サービスを利用している傾向。

図表7 感染拡大を機に利用を開始した外部サービスの情報源<複数回答>

注:回答者は、感染拡大を機に利用を開始したり、利用を増やした外部サービスがあると答えた人

さらに、サービスの利用を開始した、あるいは利用が増えたと回答した人に対して、そ

のサービスをどのように知ったのかを尋ねました。

その結果、「テレビやラジオやインターネットなどで偶然知った」が 45.1%と最も高

く、続いて「自ら調べた」(32.9%)、「職場や所属する団体・組織からの情報提供」

(25.6%)となりました。

「テレビやラジオやインターネットなどで偶然知った」また、「自ら調べた」という回答

の背景には、必要かもしれないサービスを知る機会が少なく、偶然や自ら調べる方法でし

が情報を得ることが出来ないことが推察されます。

図表6でも示されたように、大規模な外出自粛などの措置が取られ、さまざまなサービ

スが立ち上がった一方、大方の人はサービスを利用していないことが分かりました。

サービスを必要とする人に向けて、誰が、どのように情報を届けるか、またどこに行け

ば必要な情報が手に入るのか、利用のしやすさなど、サービスを提供する側にとっても模

索が続きそうです。

45.1

32.9

25.6

23.2

22.0

17.1

8.5

0% 10% 20% 30% 40% 50%

テレビやラジオやインターネットなどで

偶然知った

自ら調べた

職場や所属する団体・組織からの情報提供

友人・知人からの情報提供

住んでいる自治体や町内会・自治会、

マンションからの情報提供

家族や身近な親族からの情報提供

その他

Page 10: 新型コロナウイルスによる生活と意識の変化に関す …group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/pdf/ldi/2020/news2004_02.pdf1 ≪背景≫ 世界中に甚大な被害をもたらしている新型コロナウイルスですが、日本国内における感

9

感染拡大による消費面の意識変化

9割以上が「冷静な消費行動をとりたい」と回答。社会や環境を

意識した消費、食品や日用品の国内自給率アップへの意識も高い。

図表8 感染拡大による消費面の意識変化

「新型コロナウイルスで生活に様々な変化が出たことで、消費行動について以下のよう

なことを感じますか」とたずねました。

目立ったのは「デマや不確実な情報に流されず、冷静な消費行動をとりたい」とする意

見で、「そう思う」(「非常にそう思う」と「まあそう思う」の合計、以下同様)で 93.9%

を占めました。中国に多くの生産拠点を置くマスクが不足したことが影響し、国内に生産

拠点があり、供給に問題がないトイレットペーパーまで買い溜めが発生して品薄状態にな

るなど、情報に振り回された経験があってこその意識の高さといえそうです。こうしたモ

ノの不足を痛感してか、「トイレットペーパーやマスクなど、消耗品を大事に使いたい」

とする意見も9割にのぼりました。

また、「自分さえよければいいという消費行動はとりたくない」「食品のムダをなくし、

なるべく廃棄がないようにしたい」「社会や環境のことまで考えた消費行動を日ごろから

考えたい」といった、いわゆる「エシカル消費」とされる意識の高さも目立ちました。さ

らに、食品や日用品の自給率向上や、インバウンドに頼らない国内経済の循環といったも

のにも関心が高いことが確認されました。こうした意識が、今後の情勢の変化に伴ってど

のように変わっていくかが注目されます。

53.6

40.3

41.3

33.1

33.5

34.8

30.5

23.4

18.8

17.8

40.3

50.4

48.6

55.0

52.4

50.6

52.9

58.1

54.8

47.5

5.0

8.0

8.1

10.0

11.8

12.5

14.1

15.8

21.9

28.8

1.1

1.3

2.0

1.9

2.3

2.1

2.5

2.7

4.5

5.9

0% 20% 40% 60% 80% 100%

デマや不確実な情報に流されず、冷静な消費行動をとりたい

トイレットペーパーやマスクなど、消耗品を大事に使いたい

自分さえよければいいという消費行動はとりたくない

食品のムダをなくし、なるべく廃棄がないようにしたい

食品や日用品の自給率(国内で生産する割合)を高めるべき

外国人に頼らなくても、国内経済が回るように考えるべき

日ごろから、いざという時の備えとして食品や日用品の

備蓄を行っておきたい

社会や環境のことまで考えた消費行動を日ごろから考えたい

新型コロナウイルスの影響で困っている事業者の

商品・サービスを買うことで助けたい

経済行動が制限されることで地球環境が

改善される可能性がある

非常にそう思う まあそう思う あまりそう思わない 全くそう思わない

Page 11: 新型コロナウイルスによる生活と意識の変化に関す …group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/pdf/ldi/2020/news2004_02.pdf1 ≪背景≫ 世界中に甚大な被害をもたらしている新型コロナウイルスですが、日本国内における感

10

25.3

9.3

7.3

5.7

4.9

5.9

37.5

37.0

32.1

29.1

25.9

16.5

26.0

37.0

39.7

43.0

46.3

45.9

11.2

16.7

20.9

22.2

22.9

31.7

0% 20% 40% 60% 80% 100%

自由に外出できることのありがたみを

実感するようになった

体の弱い人や外出に制約のある人の

大変さについて考えるようになった

家族で楽しむ時間が増えた

家族の様子が以前よりわかるようになった

ふだん以上に家族に助けられた

家族と過ごす時間にストレスを感じるようになった

あてはまる どちらかといえば

あてはまる

どちらかといえば

あてはまらない

あてはまらない

感染拡大による社会生活・家庭面の意識変化

6割超が自由に外出できることのありがたみを実感。半数近くが、体の

弱い人や外出に制約のある人の大変さについて考えるようになった。

図表9 新型コロナウイルス感染拡大による社会生活・家庭面の意識変化

新型コロナウイルスの感染拡大による生活や気持ちの変化について聞いたところ、「自

由に外出できることのありがたみを実感するようになった」と答えた人(「あてはまる」

「どちらかといえばあてはまる」の合計、以下同様)が6割を超えました。また、「体の

弱い人や外出に制約のある人の大変さについて考えるようになった」とする人も半数近く

を占めています。

また、「家族と過ごす時間にストレスを感じるようになった」と答えた人が約2割を占

めた一方で、「家族で楽しむ時間が増えた」「家族の様子が以前よりわかるようになった」

「ふだん以上に家族に助けられた」と答えた人もそれぞれ3~4割前後を占めました。

新型コロナウイルスの感染拡大を背景とする生活の変化にともなって、人々の間にはさ

まざまな不安意識の広がりやストレスの増大がみられます。一方で、今回の出来事は、個

人の今後のライフデザインやふだんのライフスタイルにさまざまな気づきや学びの視点を

もたらしている面もあるようです。

Page 12: 新型コロナウイルスによる生活と意識の変化に関す …group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/pdf/ldi/2020/news2004_02.pdf1 ≪背景≫ 世界中に甚大な被害をもたらしている新型コロナウイルスですが、日本国内における感

11

≪参考資料≫

1.国内における新型コロナウイルス感染拡大の経緯

今回の調査を実施するまでの国内における新型コロナウイルスの感染拡大をめぐる経緯

は下記のとおりです。

注:官公庁、自治体公表資料および各種報道資料等を基に、第一生命経済研究所が作成。

時期 感染者数等 政策面

1月 15日 1人目の感染者確認

※新型コロナウイルスに関連した肺炎の患者(武

漢市に滞在歴あり)の発生が国内で初めて確認さ

れる(厚生労働省「新型コロナウイルスに関連し

た肺炎の患者の発生について(1例目)」)

30日 10人目の感染者発表(上記資料10例目) 政府は新型インフルエンザ等対策特別措置法

の規定に基づき、新型コロナウイルス感染症

対策本部を設置

2月 13日 30人目の感染者発表(上記資料30例目)

国内死亡者1名の発表(上記資料27例目)

27日 首相は全国の小中学校と高校、特別支援学校

に臨時休校を要請する考えを表明。3月2日か

ら春休みまでの実施を要請

28日 北海道知事が道内の感染拡大に伴い、「緊急事

態宣言」を独自に発令。時期を3月19日とし、

3週間の週末の外出自粛を要請

29日 国内感染者239名に達する(無症状病原体保有者な

どを含む。以下同様)

中国と韓国からの入国制限強化を開始。両国

に発給済みの査証(ビザ)の効力を停止し、

両国からの入国者に14日間の待機を要請

3月 13日 国内感染者は714名(国内死亡者は21名)

※厚生労働省「新型コロナウイルスに関連した患

者等の発生について」当該日公表分

「新型コロナウイルスの感染拡大に備える改

正特別措置法」(新型コロナ特措法)成立

19日 ・ 兵庫県知事、大阪府知事が、感染拡大防止

対策として兵庫-大阪間、その他地域との

往来、外出自粛を要請

・ 欧州の感染拡大を受け、イタリア、スイ

ス、およびスペインの一部地域、アイスラ

ンド全域を入国拒否対象に追加

21日 シェンゲン協定加盟国をはじめとする38か国

を対象とした14日間の待機要請を開始

24日 国内感染者は1,175名(国内死亡者は43名)

※厚生労働省「新型コロナウイルスに関連した患

者等の発生について」当該日公表分

東京オリンピック・パラリンピックの開催延

期決定

25日 ・ 東京都知事が「感染爆発の重大局面」とし

て、平日の自宅勤務、夜間や週末を含めた

不要不急の外出自粛、外国からの帰国者に

14日間の自宅などでの待機を要請。足並み

をそろえるかたちで、神奈川県、埼玉県、

千葉県知事より、都内移動の自粛を要請。

・ 全世界を対象に不要不急の渡航自粛を要

請。政府が国や地域を問わず、全世界を対

象に渡航自粛を求めるのは初

4月 1日 首相は全世帯に再利用可能な布マスクを配布

すると表明(1住所あたり2枚ずつ配布)

4日 国内感染者は3,191名(国内死亡者は70名)

※厚生労働省「新型コロナウイルスに関連した患

者等の発生について」当該日公表分

東京都内での新たな感染者が100人を超える

本調査実施

7日 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための

改正特別措置法に基づく緊急事態宣言が発令

(対象は東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、

兵庫、福岡の7都府県、期間は4月8日から5月6

日まで)

Page 13: 新型コロナウイルスによる生活と意識の変化に関す …group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/pdf/ldi/2020/news2004_02.pdf1 ≪背景≫ 世界中に甚大な被害をもたらしている新型コロナウイルスですが、日本国内における感

12

2.新型コロナウイルス感染症(国内事例)の発生動向(2020年 4月 4日時点)

注:厚生労働省公表「新型コロナウイルス陽性者数(チャーター便帰国者を除く)と PCR検査実施人数(都道府県別)

【1/15~4/4】」、「新型コロナウイルス感染症(国内事例)の状況(PCR検査陽性者数の累計)」より、第一生命経済

研究所が作成。なお、PCR検査実施数は、疑似症サーベイランスの枠組みの中で報告が上がった数を計上してお

り、各自治体で行った検査結果を反映しているものではない(退院時の確認検査などは含まれていない)。

都道府県 PCR検査

陽性者数(人)

検査人数(人) うち現在入院等 うち退院 うち死亡

北海道 193 55 130 8 2296

青森県 11 11 0 0 188

岩手県 0 0 0 0 76

宮城県 20 19 1 0 348

秋田県 10 8 2 0 349

山形県 6 6 0 0 369

福島県 14 13 1 0 264

茨城県 59 56 1 2 1383

栃木県 14 11 3 0 657

群馬県 25 23 1 1 866

埼玉県 153 126 23 4 1547

千葉県 219 187 31 1 828

東京都 897 837 48 12 3806

神奈川県 197 159 32 6 1099

新潟県 32 21 11 0 1248

富山県 10 10 0 0 198

石川県 32 27 5 0 264

福井県 44 43 0 1 275

山梨県 11 9 2 0 625

長野県 11 7 4 0 669

岐阜県 43 40 2 1 833

静岡県 10 7 3 0 1006

愛知県 216 149 48 19 2917

三重県 12 8 4 0 598

滋賀県 17 14 3 0 293

京都府 105 87 18 0 1398

大阪府 388 306 80 2 1292

兵庫県 182 119 52 11 2805

奈良県 24 16 8 0 364

和歌山県 21 5 15 1 1579

鳥取県 0 0 0 0 227

島根県 0 0 0 0 161

岡山県 10 10 0 0 390

広島県 13 12 1 0 1040

山口県 7 4 3 0 396

徳島県 3 2 1 0 164

香川県 2 2 0 0 344

愛媛県 12 8 3 1 350

高知県 24 12 12 0 482

福岡県 67 62 5 0 1594

佐賀県 6 6 0 0 184

長崎県 8 6 2 0 505

熊本県 16 13 3 0 1125

大分県 31 25 6 0 1739

宮崎県 4 2 2 0 346

鹿児島県 3 3 0 0 346

沖縄県 9 7 2 0 430

合計 3,191 2,553 568 70 40,263

Page 14: 新型コロナウイルスによる生活と意識の変化に関す …group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/pdf/ldi/2020/news2004_02.pdf1 ≪背景≫ 世界中に甚大な被害をもたらしている新型コロナウイルスですが、日本国内における感

13

3.新型コロナウイルス感染症の国内発生動向(確定週別人数)

注1:厚生労働省公表「新型コロナウイルス感染症の国内発生動向」(令和 2年 4月 4日 18時時点)より、

第一生命経済研究所が作成

注2:チャーター機、クルーズ船案件は除く

注3:医療機関からの届け出情報との突合前

691 3 8 4 24

76 105

210270 248

494

693

20

9 3

628

4226

77

67

380

2

201

125

0

100

200

300

400

500

600

700

800

900

1000

確定週別人数

有症者 無症者 症状確認中

(人)

Page 15: 新型コロナウイルスによる生活と意識の変化に関す …group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/pdf/ldi/2020/news2004_02.pdf1 ≪背景≫ 世界中に甚大な被害をもたらしている新型コロナウイルスですが、日本国内における感

14

【担当研究員】 宮木 由貴子(みやき ゆきこ)

調査研究本部 ライフデザイン研究部・部長 兼 主席研究員

専門分野:消費スタイル、消費者意識、コミュニケーション

http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/members/miyaki.html

的場 康子(まとば やすこ)

調査研究本部 ライフデザイン研究部・主席研究員

専門分野:子育て支援策、労働政策

http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/members/matoba.html

水野 映子(みずの えいこ)

調査研究本部 ライフデザイン研究部・上席主任研究員

専門分野:ユニバーサルデザイン、障害者・外国人とのコミュニケーション

http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/members/mizuno.html

北村 安樹子(きたむら あきこ)

調査研究本部 ライフデザイン研究部・主任研究員

専門分野:家族、ライフコース

http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/members/kitamura.html

稲垣 円( い な が き み つ )

調査研究本部 ライフデザイン研究部・主任研究員

専門分野:コミュニティ、住民自治、ソーシャルキャピタル、地域医療

http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/members/inagaki.html

前編はこちら

http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/pdf/ldi/2020/news2004_01.pdf

㈱第一生命経済研究所 調査研究本部

ライフデザイン研究部 広報担当

E-mail:[email protected]

※お問い合わせはメールでお願い致します。

【URL】http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/ldi

<お問い合わせ先>