ポンプ構造1-1.軸封 1)陸上ポンプ 2)排水ポンプ グランドパッキン式...

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1-1. 軸封 1)陸上ポンプ 2)排水ポンプ ●グランドパッキン式 組込み状態 グランドパッキン 写真は、テフロン(白) メカニカルシール 組込み状態 ●メカニカルシール 電動機内部:空気 油室内部:潤滑油 ケーシング内部:排水 メカニカルシール 摺動部(上部) メカニカルシール 摺動部(下部) 15 PL・PV 0.15~0.75 20 BO・KO・SVC・SCU 1.5 0.75 25 SSU・SCU・BO・KO・SVC *1.5~3.7 1.5~3.7 30 SSU・SVC 5.5~7.5 40 BO・KO・SCU 5.5~7.5 50 BO・SCU 11~22 セラミックス~ カーボン SiC~ SiC NBR SUS 304 軸径 mm 材              質 摺動部 ポンプ側 電動機側 ゴム スプリング 適      用      機      種 電動機出力 電動機出力 ポ ン プ 型 式 kW(2極) kW(4極) ※1.5kWはSSUのみ 表3. メカニカルシール標準仕様一覧表 図1 図2 図3 S KSPS LS SM LS SP KH LS2 MKHS LS2 M SP SP3 MSP KSP GV 単段カップリング直結形 多段カップリング直結形 単段カップリング直結形 多段カップリング直結形 単段カップリング直結形 単段カップリング直結形 多段カップリング直結形 カップリング直結形 ベルト駆動形 ステンレス製 鋳鉄製 ステンレス製 鋳鉄製 ギヤー形 渦巻ポンプ 自吸式渦巻ポンプ カスケードポンプ オイルポンプ タイプ 機 種 多少の漏れが許される環境、取り扱い液の軸封として使用される。 一般的には、軸封の補修・交換がポンプを分解せずに行える。 このため、通常のメンテナンスは機械の初心者でも可能である。 表1. 代表機種 SKJ LP SJ4S SJM3 SJ4 GPM2 SJMS SLP2 SJS NX SVM SJM2 SJ ESPM MTP OKS GPL2 単段モートル形 単段ライン形 単段カップリング直結形 多段モートル形 多段カップリング直結形 単段モートル形 単段カップリング直結形 単段モートル形 単段モートル形 カップリング直結形 カップリング直結形 ステンレス製 鋳鉄製 樹脂製 鋳鉄製 自吸式カスケード形 ギヤー形 渦巻ポンプ 自吸式渦巻ポンプ オイルポンプ タイプ 機 種 漏れが許されない環境や取り扱い液、極力漏れを無くしたい用途で使用される。 以前は設備用のポンプは取り扱いが容易なグランドパッキン方式が主流だったが、市場ニーズの 高度化により、最近ではメカニカルシール方式が主流になりつつある。 表2. 代表機種 ポンプ構造 技術資料

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Page 1: ポンプ構造1-1.軸封 1)陸上ポンプ 2)排水ポンプ グランドパッキン式 組込み状態 グランドパッキン 写真は、テフロン(白) メカニカルシール

1-1. 軸封1)陸上ポンプ

2)排水ポンプ

●グランドパッキン式組込み状態

グランドパッキン写真は、テフロン(白)

メカニカルシール

組込み状態

●メカニカルシール

電動機内部:空気

油室内部:潤滑油

ケーシング内部:排水

メカニカルシール

摺動部(上部)

メカニカルシール

摺動部(下部)

15 PL・PV 0.15~0.7520 BO・KO・SVC・SCU 1.5 0.7525 SSU・SCU・BO・KO・SVC *1.5~3.7 1.5~3.730 SSU・SVC 5.5~7.540 BO・KO・SCU 5.5~7.550 BO・SCU 11~22

セラミックス~カーボン

SiC~SiC NBR

SUS304

軸径mm

材              質摺動部

ポンプ側 電動機側ゴム スプリング

適      用      機      種電動機出力 電動機出力

ポ ン プ 型 式 kW(2極) kW(4極)

※1.5kWはSSUのみ

表3. メカニカルシール標準仕様一覧表

図1

図2

図3

S

KSPS

LSSMLS

SP

KH

LS2MKHSLS2MSP

SP3MSPKSPGV

単段カップリング直結形多段カップリング直結形単段カップリング直結形多段カップリング直結形単段カップリング直結形単段カップリング直結形多段カップリング直結形カップリング直結形ベルト駆動形

ステンレス製

鋳鉄製

ステンレス製

鋳鉄製

ギヤー形

渦巻ポンプ

自吸式渦巻ポンプ

カスケードポンプオイルポンプ

タイプ 機 種

多少の漏れが許される環境、取り扱い液の軸封として使用される。一般的には、軸封の補修・交換がポンプを分解せずに行える。このため、通常のメンテナンスは機械の初心者でも可能である。

表1. 代表機種

SKJ

LPSJ4S

SJM3SJ4

GPM2

SJMSSLP2SJSNX

SVMSJM2

SJESPMMTPOKSGPL2

単段モートル形単段ライン形単段カップリング直結形多段モートル形多段カップリング直結形単段モートル形単段カップリング直結形単段モートル形単段モートル形カップリング直結形カップリング直結形

ステンレス製

鋳鉄製

樹脂製鋳鉄製自吸式カスケード形ギヤー形

渦巻ポンプ

自吸式渦巻ポンプ

オイルポンプ

タイプ 機 種

漏れが許されない環境や取り扱い液、極力漏れを無くしたい用途で使用される。以前は設備用のポンプは取り扱いが容易なグランドパッキン方式が主流だったが、市場ニーズの高度化により、最近ではメカニカルシール方式が主流になりつつある。

表2. 代表機種

ポンプ構造

技術資料

Page 2: ポンプ構造1-1.軸封 1)陸上ポンプ 2)排水ポンプ グランドパッキン式 組込み状態 グランドパッキン 写真は、テフロン(白) メカニカルシール

1-2. 羽根車1)羽根車の形状と特徴

2)ボルテックスポンプとセミボルテックスポンプの特徴

3)排水水中ポンプの羽根車形状と用途

セミオープン ノンクロッグ型セミオープン

ノンクロッグ型セミオープン

カッターディスク付

(特殊)セミオープンポンプ構造:(セミ)ボルテックス

「ボルテックス」とは「渦、渦巻き」のこと。セミオープン羽根形状ですが、羽根車とケーシングのスキマ大きく。羽根が発生する渦により異物を吸込み、そのスキマを通過させ排出します。主に汚物ポンプに使用されます。

一般に、ポンプ吐出し口径と同等の大きさの固形物を排出できる構造のものをボルテックスポンプと呼びます。 これに対して、セミボルテックスポンプは、羽根車の一部がケーシングの水路内部に出ています。ボルテックスポンプより通路がせまいため、通過できる固形物はやや小さくなりますが、ボルテックスポンプと比べるとポンプ効率が高いのが特徴です。

参考:クローズ形羽根車主に清水用の陸上ポンプと水中ポンプで使用されます。主に主板、側板、羽根(ブレード)の3つの部分で構成されます。流体を遠心力で押し出すことにより効率的に圧力のエネルギーを与えることが出来ます。異物が含まれる排水ポンプでは通常使用しません。

スキマ大

固形物は羽根車を通らない

図4

表4

表5

流体中の異物を出来るだけ詰まり無く送り出すよう工夫された羽根車。異物通過面積が比較的小さい為、異物が小さくかつ少ない汚水排水に使用される。主板とブレードで構成され、側板が無いためブレードが目視できるので、点検・メンテナンスが容易。異物通過を考慮した羽根車のため、ポンプ゚効率はクローズ羽根より劣る。

羽根(ブレード)枚数を 2 枚とし、羽根(ブレード)高さを高くすることで、異物通過面積を広くした羽根車。異物を含む雑排水に使用され る。ポンプ 効 率 は セミオープンより劣る。

ノンクロッグ型セミオープンの羽根車に繊維状の異物を切断するカッターディスクを有した羽根車。繊維状の異物を含む雑排水、汚物排水に使用される。カッター部分は強度のある材料を使用しているが磨耗が生じる為、定期的にメンテナンスが必要。

ボルテックス型セミオープン形及び、ノンクロッグ型セミオープン形が羽根(ブレード)で異物を吐き出すのに対し羽根車が起こした渦流れで異物を排出する方式。羽根車の中を異物は通過しないので、他の方式に比べても、異物が詰まりにくい。異物を含む雑排水、汚物排水に使用される。ポンプ効率はセミオープンより劣る。

セミボルテックス型ポンプ効率が低い(揚程が出ない)という、ボルテックス型の欠点を補うために異物通過率を多少犠牲にした、ボルテックス型羽根車。

ポンプ機種 羽根車形状 羽根車材質 ポンプ構造 ※異物通過径 用途1 用途2 運転方式 配管接続PLPV

PV2PVPTPVSSUBOKOSVCSCU

KCS2SLA2SSUSBOSKOSLD2LG2

セミオープンセミオープンセミオープンセミオープンセミオープンセミオープンノンクロッグ型セミオープンノンクロッグ型セミオープンカッターディスク付セミオープンセミオープンセミオープンセミオープンセミオープンブレードレスノンクロッグ型セミオープンカッターディスク付セミオープンセミオープン

樹脂製樹脂製樹脂製樹脂製樹脂製鋳鉄製鋳鉄製鋳鉄製鋳鉄製鋳鉄製ステンレス製ステンレス製ステンレス製ステンレス製ステンレス製ゴム製ゴム製

ーセミボルテックスセミボルテックスセミボルテックスーーーーセミボルテックスボルテックスーーーボルテックスーーー

5mm20mm20mm40mm15mm呼称径の10%呼称径の50%呼称径の50%呼称径の60%呼称径の100%ーーーーーーー

汚水汚水・雑排水汚水・雑排水汚水・雑排水・汚物汚水汚水汚水・雑排水・汚物汚水・雑排水・汚物汚水・雑排水・汚物汚水・雑排水・汚物汚水汚水汚水汚水・雑排水・汚物汚水・雑排水・汚物汚水汚水

非自動式、自動式(フロート付)有り非自動式、自動式(フロート付)有り非自動式非自動式非自動式非自動式、自動式(フロート付)有り非自動式、自動式(フロート付)有り非自動式非自動式、自動式(フロート付)有り非自動式、自動式(フロート付)有り非自動式自動式(フロート付)非自動式非自動式非自動式非自動式非自動式

相フランジ相フランジ相フランジ相フランジ相フランジ相フランジ相フランジ相フランジ相フランジ相フランジねじ込みホース相フランジ相フランジ相フランジホースホース

海水

化学汚水化学汚水化学汚水土砂水・工事排水清掃水・溜水

※異物通過径 :参考数値。同一型式でも口径・出力により異なる。

技術資料

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1-4. 保安部品(ドレン抜き)●ケーシング

標準(プラグ)

プラグ止め

配管・コック付※通常は、配管まで コック付は、客先特別仕様

配管付き

●グランド下標準(孔明けのみ)

孔加工

配管・コック付※通常は、配管まで コック付は、客先特別仕様

配管付き

1-3. 保安部品(カップリングガード)

端部折り曲げ化工・芯高の高いポンプに適用。(運転時の振動防止)

密閉型・回転部に手が入らないようにするため。

標準色マンセル 7.5BG5/1.5

標準色マンセル 7.5BG5/1.5

※写真は客先指定色マンセル 2.5Y8/12

仕様1(テラル標準)

外観

要素

塗装色

取付状態

仕様2表6

表7

表8

技術資料

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表11

表12

ポンプ

タップ穴(ドレン・ゲージ)インロー部ベースの裏面モートル軸カップリング接合部

(ベースとケーシング、ベースと脚、モーターとベース、カップリングカバーとベース)ネジ類(ワッシャー含む)ケーシングとベース・モーターとベース・相フランジ用ボルトナットカップリングカバーとベース・エンジンのスライドレールのボルトドレンプラグ、ゲージプラグ

※記号について◎:侵されない ○:大体侵されない △:注意して使用可 ×:使用できない

はけ塗り(上塗り)組み込んだ後に接合面はけ塗り組立前に上塗りはけ塗り(上塗り)モートルに組み込んだ後にスプレー塗装

組立後はけ塗り

SUS304 注 : 小頭ボルトはキャップスクリューにて対応

標準塗装特殊

塗装 1特殊

塗装 2塩害塗装

下塗り上塗り下塗り上塗り下塗り上塗り下塗り上塗り

アクリル化アルキド樹脂系

エポキシ樹脂系

エポキシ樹脂系塩化ビニル樹脂系

2 液エポキシ樹脂系2 液ウレタン樹脂系

×

×

×

×

×

アクリル化アルキド樹脂系

エポキシ樹脂系

塩化ビニル樹脂塗装

ウレタン樹脂塗装

塗装内容 耐食性屋内 屋外

耐水性屋内 屋外

耐候性屋内 屋外

耐油性屋内 屋外

耐塩性屋内 屋外

2)屋外仕様・塩害仕様の追加項目

3)各種塗装仕様の特徴

1-5. 塗装

①屋外仕様

表9. 塗装仕様

定義   潮風の雰囲気のまったく無い屋外耐蝕性  塩水噴霧 240時間 クロスカット片側剥離巾 3mm 以内

素地調整

下塗り

上塗り

ポンプねずみ鋳鉄品(FC)

1種ケレン(ショットブラスト)フェノール変性アルキド樹脂系ペイント膜厚25μ以上色調 7.5Y4.0/1.0アクリル化アルキド樹脂系膜厚25μ以上色調 7.5BG5.0/1.5

外面 内面

②塩害仕様

表10. 塗装仕様

定義   潮風にはかからないが、その雰囲気にあるような場所耐蝕性  塩水噴霧 480時間 クロスカット片側剥離巾 3mm 以内

素地調整

下塗り

中塗り

上塗り

ポンプねずみ鋳鉄品(FC)

1種ケレン(ショットブラスト)フェノール変性アルキド樹脂系ペイント膜厚25μ以上色調 7.5Y4.0/1.02 液エポキシ樹脂系ペイント膜厚30μ以上2 液ウレタン樹脂系ペイント膜厚25μ以上色調 7.5BG5.0/1.5

外面 内面

1)塗装仕様例

●特別仕様例(M型ポンプ)

グランド下配管付

ケーシング・グランド下 共にドレン配管コック付

ケーシング配管付※通常は、配管まで コック付は、客先特別仕様

図5

技術資料

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図6

図7

図8

1-6. 排水ポンプ電動機保護装置

V(白)

U(赤)

電動機巻線

プロテクタ

●単相用 (0.4kW)

主V(白)

U(赤)

電動機巻線

プロテクタ

●単相用 (0.15, 0.25kW)●三相用

主V(白)

U(赤)

プロテクタ

電動機巻線

動作温度 120℃復帰温度   60℃

W(黒)

(白)X

(赤)U

(赤)Z

Y(黒)

V(白)

W(黒)

P2P1

RF

TTX

リセットボタン

T

OFF

MCD

MCD MCS

MCM

MCM

サーマルプロテクタリード線

MCS MCD RT X

OL

T

RT RT

ON

MCM

E

IM3~

U1

V1

W1

V2

W2

U2

MCD MCS

ST

電動機が過負荷、拘束、欠相により異常温度上昇した時、焼損を防止するために電動機にはプロテクタが内蔵されています。

①7.5kW以下:自動復帰型オートカット7.5kW以下の電動機のプロテクタは巻線に内蔵されています。巻線の温度が異常上昇するとプロテクタは巻線回路を遮断し、電源の供給を断ちます。遮断後、巻線の温度が下がるとプロテクタは自動的に復帰します。従って、地上の制御盤とは無関係に電動機を保護します。

②11kW以上:サーマルプロテクタ(b接点出力)11kW以上の電動機においては、プロテクタは巻線回路と別の回路に内蔵されています。巻線の温度が異常上昇すると、プロテクタを内蔵する回路

(P1-P2回路)は遮断され、温度が下がると復帰します。電動機の保護を行うためには、地上の制御盤により、P1-P2回路の導通時に電源を供給し、遮断時に電源を断つ必要があります。制御盤回路図例(図8)を参照ください。これにより、電動機の保護はプロテクタと地上の制御盤によって行うことが可能になります。

※電動機巻線(λ結線)の中性点に接続 ※電動機巻線と直列に接続

技術資料

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1-8. 排水ポンプ着脱装置

表14

図9

ポンプ吐出口に取付けられたスライディングガイドをガイドパイプに合わせ、スライディングガイドと吐出管のフランジ面が密着するまでおろします。フランジ面は、ポンプの自重により完全に密着し、運転中ポンプの吐出圧力により開くことはありません。ポンプを配管から離脱する場合は、そのままの状態で吊り上げるだけで、フランジ面が分離します。

番号 名  称 材質 個数1 吐出管 FC200 12 スライディングガイド FCD450 13 相フランジ FC200 14 パイプサポータ FCD450 15 基礎ボルト SS400 46 バランスチェーン SS400 17 吊りチェーン SS400 6m8 ※ガイドパイプ SGPW 2

■構成部品

※ガイドパイプは標準付属品ではありません。

■適用機種●C型

1

2

3

4

5

7

86

SSU 型 100φまでBO 型 100φの 7.5kW 以下KO 型 100φの 7.5kW 以下SVC 型 全機種(50φの 1.5kW は除く)SCU 型 80φの 7.5kW 以下及び 100φの 7.5kW 以下

■特長①ポンプはガイドパイプにそわせて下におろすだけで、吐出管に自動的に接続します。②接続部のボルト、ナット、パッキンは必要ありません。(漏れの心配はありません。)③ポンプを吊り上げるだけで吐出管と離脱ができます。④ポンプの保守点検が容易になり、維持、管理の面でも経済的です。

1-7. 排水ポンプケーブル仕様

単相 3 10.1

三相 4 11.1

1.25 11.1

2.0 11.8

3.5VCT

14.0

三相

5.5 16.5

3 13.0

4 14.5

15.5

17.0

3

17.0

4

3

4

3

4

18.5

20

22

1.25 VCT

表13. 仕様一覧表

2PNCT

3.5

5.5

8

14

4

10

プロピレンゴム

エチレン

ゴム

クロロプレン

ビニル

ビニル

ビニル

ビニル

電 動 機相

寸  法長さ(m) 仕上外径(mm)

材   質種類 シース 絶縁体

サイズmm2

芯 数 断 面 図

絶縁体(赤・白・緑)

絶縁体(赤・白・黒)

絶縁体(赤・白・黒・緑)

シース

●三相用4芯

●三相用3芯

絶縁体の緑色はアース用

●単相用

導 線

技術資料

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■適用機種PL 型 全機種PV 型 全機種BO 型 65φ・80φ・100φの 11kW 以上及び 125φ以上KO 型 65φ・80φの 11kW 以上SVC 型 (50φの 1.5kW のみ)SCU 型 80φの 11kW 以上 100φの 11kW 以上

●SEC型

番号 名  称 材質 個数1 支え台 FC200 12 吐出エルボ FC200 13 相フランジ FC200 14 スライディングガイド FCD450 15 テーパーフランジ FCD450 16 パイプサポータ SS400 17 基礎ボルト SS400 48 バランスチェーン SS400 19 吊りチェーン SS400 6m10 ※ガイドパイプ SGPW 2

■構成部品

※ガイドパイプは標準付属品ではありません。

表16. 着脱装置選定表

1

2

3

4

57

8

6 9

10

注) 1.※1 呼称径…配管径を示します。 2.※2 横吐出…上吐出とする場合は、吐出ベンド(フランジ:JIS10K 並形)を特別附属品として用意しています。 3.※3 BO・KO の 7.5kW 以上、SVC は 65 となります。 4.※4 相フランジで呼称径になります。

(単位:mm)

50 C-1-506565

65

C-1-65

80 C-1-8080 C-1-100×80

C-1-100×65

100 C-2-10032 SEC-1B-A40 SEC-1B-A50 SEC-1B-A

80 SEC-2-80SEC-2-80×65

100 SEC-2-100125 SEC-2-125150 SEC-4-150200 SEC-3-200

呼称径※1

※2

※3

※4

※4

※3

型   式形   状

吐出方向

吐出管呼称径

吐出エルボ呼称径(配管側)×(本体側)

適 用 ポ ン プ

PL PV SSU BO KO SVC SCU

50 50 50 50SSU 50BO 50KO 50SCU 70 70 65

70 65

65

65SSU 65SVC 65SCU

80 70 80 80SSU 80SVC100

100

70 80100 100 100 100SSU 100KO

50 × 50 50 50 32PL50 × 50 50 50 40PL 40PV

 吐

 出

50 × 50 50 50 50PL 50PV 50SVC

80 ×10080 ×100

100100

80100 × 100 100 100125 × 100 100 100 125BO150 × 150 150 150 150BO200 × 200 200 200 200BO

80BO(5.5~7.5kW)

80KO(5.5~7.5kW)

80BO(11kW以上)

80KO(11kW以上)

65BO(11kW以上)

65KO(11kW以上)

 吐

 出80BO

(3.7kW以下)80KO

(3.7kW以下)

65BO(3.7kW以下)

65KO(3.7kW以下)

65BO(7.5kW)

65KO(7.5kW)

スライディングガイド(テーパフランジ)呼 称 径

ポンプケーシング呼称径

100BO(7.5kW以下)

100BO(11kW以上)

100SCU(11kW以上)

80SCU(11kW以上)

100SCU(7.5kW以下)

80SCU(7.5kW以下)

表15

図10

技術資料

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表17

図11

1-9. 排水ポンプの運転方式

ポンプ2台

+ポンプ1台

制御盤 フロートスイッチ(必要個数)

運転方式 非自動式 自動式 自動交互並列運転

非自動(記号なし) 自動(A 型) 自動(A 型)+自動交互(T 型)

ポンプ台数 1 台(非自動タイプ) 1 台(自動タイプ) 2 台一組(自動タイプ+自動交互タイプ)

フロート なし 2 個付 2 個付(自動タイプ)+3 個付(自動交互タイプ)運転用制御盤 必要 不要 不要

外観

湧水槽や小さな水槽に使用されます。 ある程度大きな水槽には 2 台一組で使用されます。

非自動タイプのポンプも、実際にはポンプ1台や2台と制御盤・フロートスイッチ等を組み合わせ、水位による自動運転を行います。制御盤は、テラル製(BD3L 型、BD3S 型)を使用する場合、及び現場手配の電気工事による場合があります。

使い方

1.A型とT型の2台のポンプを組み合わせて使用すると、制御盤を使用せずポンプに付属しているフロートスイッチにより自動交互並列運転ができます。2.電源容量はポンプ2台分が必要です。3.配線はポンプを電源に接続するだけです。尚、アース線も必ず接続してください。

通常運転時

異 常 時

1号ポンプはB水位に達した時、起動する時と起動しない時を交互にくり返し、2号ポンプに起動の機会を与えます。

い2号ポンプが運転中、異常増水でなおも水位が上がる時はA水位で1号ポンプも起動し、2台のポンプが並列運転して水位を下げます。ろ1号ポンプが運転中、異常増水でなおも水位が上がる時はD水位で2号ポンプも起動し、2台のポンプが並列運転して水位を下げます。は2号ポンプが故障した場合、1号ポンプがB水位とA水位で交互に起動、C水位で停止をくり返します。に1号ポンプが故障した場合、2号ポンプがD水位で起動、E水位で停止をくり返します。

(注) 運転水位は、E水位<C水位<B水位<D水位<A水位となる様に設定し、各フロートの水位差を50mm以上に取ってください。 設定水位が正常でないと、誤動作の原因となります。

A水位(異常起動) 1号異常起動

B水位(起動) 1号起動D水位(起動)

通常運転時 異 常 時

自動交互運転 異常増水時 ポンプ故障時

2号起動

E水位(停止) 2号停止(停止)C水位 1号停止

1 号ポンプ

2 号ポンプ

(A型)(T型)子

1号ポンプ ON ON ON ON ON ONOFF OFF OFF OFF OFF OFF

2号ポンプ OFF OFF OFF OFF OFFON ON ON ON ON

ポンプの運転

2号ポンプ

2号ポンプ 2号ポンプ

1号ポンプ 2号故障 1号故障

自動交互並列運転型の作動説明

1号ポンプ

1号ポンプ

1号ポンプ

1号ポンプ

2号ポンプ

2号ポンプ

2+1号ポンプ

1+2号ポンプ

2号ポンプ

い ろ は に

技術資料