ポストデジタル時代の到来 are you r eady for …...ポストデジタル時代の到来...

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ポストデジタル時代の到来 次への備えはできているか? ARE YOU R O F Y D A E R WHAT’S NEXT? Accenture Technology Vision 2019エグゼクティブサマリー

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Page 1: ポストデジタル時代の到来 ARE YOU R EADY FOR …...ポストデジタル時代の到来 次への備えはできているか?ARE YOU READY FOR WHAT’S NEXT? 企業は新しい世界への第一歩を踏み出そう

ポストデジタル時代の到来

次への備えはできているか?

ARE YOU ROF YDAER

WHAT’S NEXT?

Accenture Technology Vision 2019エグゼクティブサマリー

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ポストデジタル時代の到来

次への備えはできているか?

ARE YOU READY FOR WHAT’S NEXT?

企業は新しい世界への第一歩を踏み出そうとしています。それは、瞬間ごとに最適化された世界。企業があらゆる場面で個人のニーズに応え、製品、サービス、さらには人々を取り巻く環境までをもカスタマイズすることで、リアルな体験を形作っていく世界です。

大手カミソリブランドのGilletteは、3Dプリンター開発を手がけるスタートアップ企業のFormlabsと連携し、好みのデザインが選べるカミソリを提供しています1。これは、同社のWebサイト上で提供されているサービスで、デジタル図面を3Dプリンターで出力し、組み立てた上で顧客に直送しています。

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加速している

大きく加速している

変わらない

鈍化している

45%

49%

6%

0%

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個人向けのカスタマイズには、必ずしも3Dプリンター製カミソリのように顧客自身がデザイン情報を入力する必要があるわけではありません。会員制スーパーマーケットのSam’s Clubは、機械学習と顧客の購入履歴データを利用して買い物リストを自動で作成するアプリを開発しました。同社は今後、顧客がリストにある商品を購入する際、店内の最適なルートが表示されるナビゲーション機能をアプリに追加すると発表しています2,3。また米国に拠点を持つVirgin Hotelsは、会員向け特典プログラムの代わりに、デジタル・プラットフォームを活用して、宿泊客をそれぞれの好みのカクテルで出迎え、お気に入りのドリンクをミニバーに揃えておくというサービスを提供しています4。

これらの企業は、人々を取り巻く世界を形作り、自社の製品やサービスを提供する適切な瞬間を見極めるための方法を見つけ出そうとしています。各社を個別に分析すると、ハイパーパーソナライゼーションとデジタルを活用したオンデマンドのサービスに注力していることが分かります。こうした取り組みを俯瞰して見てみると、次の時代に向けて、人々が世界を体験する方法が根本から変わっていくことが予想されます。近い将来、人々は自分だけのカスタマイズされたリアルな体験を手にし、それを形作るすべての瞬間が、企業にとっては商機となるでしょう。

このような移り変わりを実現し、促進しているもの——それは、「ポストデジタル時代」の到来です。大多数の企業におけるデジタルトランスフォーメーションが仕上げの段階に差し掛かろうとしている今、私たちの社会は転換期にさしかかっています。これまで「差別化要因」であったデジタル時代のテクノロジーは、今では「あって当たり前」のものとなっています。しかし、それは、引き続き企業と社会の関係、そして人々の期待に変化をもたらすほどの影響力を持っています。

アクセンチュアは「Technology Vision 2019」の作成にあたり、世界中の経営層およびIT部門の役員6,672人を対象に調査を実施しました。それによると、45%が「新興技術によってここ3年で自社のイノベーションが大きく加速している」と回答しています。

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創業時からデジタルに対応してきた企業や、デジタルトランスフォーメーションを実現した企業は、消費者に対してさまざまなデジタル製品やサービスを提供してきました。Facebook、Twitter、Snapchatなど新しいソーシャルメディアのブランドが世の中に絶え間なく誕生し、これらを使って人々は情報を見つけ、共有しています。また、スマート家電によって、下記に挙げるようなさまざまな体験が可能になっています。・デジタル世界と現実世界の間でのやり取り(例:OK

Google、職場に着いたら会計担当者に相談し忘れないように教えて)

・製品やサービスの発注(例:Alexa、食器用洗剤を追加注文して)

・場所の制約にとらわれない会話(例:Hey Siri、FaceTimeを使ってお母さんに電話して)

現実世界にデジタル技術が浸透することで、企業は今までに類をみない革新的な能力を手にしています。企業は顧客をかつてないほど深く理解できるようになり、消費者との接点の数も増えています。さらには、最終的にすべての企業が同一のプラットフォーム上で連携できるようになると、顧客に対して総合的な体験を提供すべく、企業はより多くのビジネス・パートナーと協働してデジタル・エコシステムを形成するようになるでしょう。

しかし、企業が一斉にポストデジタル時代へと舵を切っている現在、すべての企業がこれらの能力や優位性を手にすることが可能です。デジタル技術そのものは、もはや差別化要因ではありません。すべての企業がデジタル技術に多額の投資を行う中、どうすれば他社をリードできるのでしょうか?

同じ土俵で闘うのであれば、自社の置かれた状況の変化に気づく必要があります。今後、デジタル技術に成熟した顧客、従業員、ビジネス・パートナーから、より大きな期待が寄せられることになるでしょう。これまで企業は、デジタル技術を活用したマス・カスタマイゼーションによって、選択肢を2つから10個に、さらには100個に増やすといったトップダウンのアプローチを用いて、消費者のニーズにより細かく対応してきました。そして、このようなアプローチが一般的になってきたことで、企業はあらゆる個人のニーズに応えることができるという幻想を生み出す結果となりました。ポストデジタル世界の期待に応えるには、この幻想を現実に変える必要があります。つまり、マスレベルで人々を理解した上で、個々に異なる考え方やニーズの変化を一瞬のうちに認識することが必要になってくるのです。

ポストデジタル時代では、あらゆる「瞬間」が潜在的な新しい市場となります。そこでは、個人のニーズが瞬時に企業に伝達され、ただちにそのニーズが満たされるのが当たり前になります。さらに、顧客のニーズは常に 変化しており、企業向け(B2B)および消費者向け(B2C)、公共セクター向けの各取引において、企業には顧客との接点が無数にもたらされています。ポストデジタル世界は、テクノロジーによってリアルな体験が形成される世界です。企業はテクノロジーを活用して、ポストデジタル時代のさまざまな困難に立ち向かい、挑戦し続けることで、どんな局面であれ、どんな瞬間であれ個人のニーズを捉えることができます。

ポストデジタル時代では、あらゆる「瞬間」が潜在的な新しい市場となる。

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自社変革と市場形成の両立企業は、決して単独でデジタルトランスフォーメーションを進めているわけではありません。企業を取り巻く顧客や従業員といった個人も、極めて速いペースで新技術を取り入れています。携帯電話が初めて登場したとき、ユーザー数が5,000万人に達するまでに12年かかりました。インターネットは、わずか7年でこの段階に到達しています5。新しいデジタル技術においては、普及の速度は驚異的です。ユーザー数が5,000万人に達するのに要した時間は、Facebookで4年、WeChatでは1年です。Nianticの提供する拡張現実ゲーム・アプリのPokémon GOに至っては、実に19日という速さでした。

人々は新しいテクノロジーを迅速かつ徹底的に活用しており、顧客、従業員、さらにはサイバー攻撃などで企業を狙う攻撃者でさえ、企業よりも速いスピードでデジタルトランスフォーメーションを進めています。彼らは、テクノロジーそのものに加え、企業がテクノロジーをどのように活用しているかを熟知しており、企業が導入するテクノロジーへの期待値が高くなっています。これにより、企業はこれまでとは異なる方法で人々と連携し、彼らのニーズに適応しなければならず、これは企業にとって新たな挑戦となるでしょう。

ポストデジタル時代の消費者は、あらゆるテクノロジーが浸透した世界の恩恵を受けています。テクノロジーはかつてないほど豊富に存在し、人々は、自分の望みどおりの体験を得るためのテクノロジーの取捨選択について、強いこだわりを持っています。企業は人々が選択するテクノロジーだけでなく、その選択によってもたらされる顧客、さらには新たな市場機会に関する洞察についても注視していく必要があります。

ポストデジタル時代の労働者は、テクノロジーを活用した新たな働き方を実現しようとしています。しかし、彼らは今なお、デジタル時代以前と変わらない雇用形態の下にあります。人材の争奪戦が激しさを増す中、企業は、自社とデジタル技術に成熟した労働者との間の格差を解消するための技術戦略を採用することが不可欠です。

ポストデジタル時代の攻撃者が企業に侵入する入口は、ほぼ無限に存在します。世界中のコネクテッド・デバイスはいつでも悪用される危険性があり、標的となった企業だけでなく、その企業のエコシステム内におけるすべてのパートナーとベンダーも攻撃対象となり得ます。企業は、自分たちは潜在的な被害者であるだけでなく、エコシステム内における他社への攻撃者にもなり得ることを認識した上で、ビジネス・パートナーとともにこのようなポストデジタル時代の脅威に対処しなければなりません。

ポストデジタル時代のビジネス市場は、消費者、ビジネス・パートナー、政府機関によって構成され、三者ともデジタル革命の恩恵を受けています。今では、ほぼすべての業界で、オンデマンド、もしくはカスタマイズされた製品が一般的となっていますが、遅かれ早かれ、顧客はこれら両方を備えた製品が企業から提供されることを当たり前のように望むでしょう。

これは、デジタルが終焉を迎えたことを意味するものではありません。むしろその逆です。企業はデジタルトランスフォーメーションの力を利用して、自らに加え、顧客と従業員、さらには人々の期待を形作ってきました。残された課題は、現在進行中のデジタルの取り組みを利用して、市場を形成することです。企業は、人々が今までにない新たな期待を持つ世界に直面しており、企業の中核となるデジタル技術がこれまで以上に重要な意味を持つようになってきています。実験の段階は過ぎ去り、企業の経営層は次の時代に向けた戦略の策定に早急に取りかかる必要があります。

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A PARALLEL TRANSFORMATION

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現段階では、すべてのニーズが、その瞬間に満たされる段階にはまだ達していません。しかし、ポストデジタル時代の企業はすでにこれまでとは異なる取り組みを進めています。デジタルトランスフォーメーションの過程にある企業は、革新的なサービス、効率化、高度なパーソナライゼーションを今まさに実現しようとしています。一方で、ポストデジタル時代の企業はそのはるか上を目指しており、市場そのものの仕組みを変えることで、他社を凌駕しようとしています。単一の市場から無数のカスタマイズされた市場に至るまで、あらゆる瞬間にオンデマンドで対応しようしています。

もはや業界の境界線が成長の妨げになることはなく、デジタル時代のテクノロジーが成熟するにつれて、創造的破壊が繰り返されるようになっています。企業が業界を超えたあらゆる他社と競争することで、新たな市場が生み出されています。例えばAmazonは、医療費に関する課題に対処するため、保険系投資持株会社のBerkshire Hathawayと大手金融機関のJPMorgan Chaseと提携しています。業界の全く異なる3社ですが、創造的破壊に備え、共同の取り組みを進めています。

新たな「瞬間」を捉える

また、近年急速な成長を遂げている中国のECサイト「JD.com」(京東商城)は、「Toplife」と呼ばれるプラットフォームにより大々的な差別化を図っています。Toplifeは、登録企業が独自のショッピング体験を提供する専用の店舗をECサイト上に設置することができるサービスです6。登録企業は、単にEC小売りプラットフォームによるパーソナライゼーションの恩恵を受けられるだけでなく、最先端のロボティクスやドローン技術を用いて農村地域にも配達を可能とするJD.comのサプライチェーンを活用することができます。また同社は、ウォルマート(Walmart)との提携により、深セン市の実店舗において、8,000品目を超える製品を30分以内に顧客に手渡す、もしくは配達するサービスを開始すると発表しています7。類例のないカスタマイゼーションとスピードを提供することで、JD.comは瞬間を捉えることを可能にし、それによって新たな市場を生み出しています。

これらの傑出した事例が一般的になる日もそう遠くないでしょう。多くの企業がすでに、人工知能(AI)や、ブロックチェーンなどの分散型台帳技術、拡張現実、量子コンピューティングといった次世代技術に投資を行っています。そうした取り組みから、デジタル化の流れに追随するだけでは、企業は次の時代に対応することはできないということがわかるでしょう。

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GETTING TO THE NEW “MOMENT”

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デジタルトランスフォーメーションのさらに先を目指す企業の経営層は、以下のような新たな目標を定める必要があります。

• 最終目標に焦点を定める:企業は瞬間のニーズを把握し始め、そのニーズに応える機会も拡大しています。今後、企業の手に余るほど多数の機会が生み出されることが予想されます。しかし、成功を収めるには、ターゲットとなる機会とそうでない機会を慎重に見極めた上で、どうすれば最終目標に到達できるのかを、逆算して割り出す必要があります。

• 世界がエコシステム形成の新たな段階に入ろうとする中、ポストデジタル時代の企業になることにどのような意味があるのかを見極める:企業が新しい目標とそれを達成するための道すじを設定する際には、連携すべきエコシステム・パートナーと、エコシステム内で自社が占めるポジションを見定める必要があります。

• 次の目標に向かうためのコア・コンピテンシーおよび基盤となるSMACを使いこなす:エンタープライズレベルの技術戦略においては、企業は絶えず変革し続けていなければなりません。工業化の発展とともに、ソ ー シャル、モバイル、アナリティクス、クラウド(SMAC)の組み合わせが、大企業や市場の変革を推進してきました。SMACを完全に使いこなせないままでは、企業はポストデジタル時代のごく基本的な需要にさえ対応できないでしょう。SMACを使いこなすことさ

えできれば、無限の機会を掴むことができます。分散型台帳技術(Distributed Ledgers)、人工知能(Artificial Intelligence)、拡張現実(Extended Reality)、量子コンピューティング(Quantum Computing)―すなわち「DARQ」―は、すでに企業のさまざまな領域に影響を与えています。DARQ技術によってポストデジタルの波が加速することが予想されますが、強固なSMAC基盤なくしては、この波に乗ることはできません。さらに先に目を向けると、DARQ技術によって、企業の中核におけるイノベーションが実現し、DARQはその後の基盤となっていくでしょう。

また、これらの目標に向かって進む上で、企業はこれまでになかった新たな責任を引き受ける必要があります。テクノロジーを活用して人々の暮らしに関与し、リアルな体験を提供するとなれば、企業はプライバシー、安全性、倫理、ガバナンスの問題にも対処していかなければなりません。

例えばドローンは今や、農業サービスから、公共の安全管理、電力・ガスなどのモニタリング、製品の配送まで、さまざまな分野で採用されています。またドローンは、医療分野にも変革をもたらしつつあります。スイスの郵便事業者は、時間的制約のある検査検体を病院間で輸送する際にドローンを利用することで、陸上輸送時の遅延を回避しています8。一方で、ドローンの使用に伴い、患者の安全、プライバシー、データ保護のほか、禁止空域への侵入などの課題が生じることになり、関係各

所での対処が必要になってきます。ドローンが飛行する低空域を管理するためのシステムを運営するAirMapは、Microsoft Azureと協力して、国や地方自治体が領空でのドローンの運行を承認、実行、もしくは禁止するためのプラットフォームを構築しました。同プラットフォームでは、企業がセキュリティとコンプライアンスのチェックポイントをドローン関連のワークフローに組み込むこともできます。

すでに多くの企業は、人々の暮らしに関与することでリアルな体験を提供しており、社会に対する新しい責任を担っています。しかし、特定の瞬間や、絶えず変化し続ける瞬間への対応は、長期にわたって変化のない単一市場に慣れている企業にとっては、新たな難問になっています。機会が無限に存在する中で、製品やサービスが社会に与える潜在的影響を測定するにはどうすればよいのでしょうか?個人によって異なる現実や、その瞬間ごとに変化するニーズに応えつつ、倫理規範に抵触しないようにする方法は?また、早い段階でターゲットとなる機会を選択するにはどうすればよいのでしょうか?ほぼあらゆる製品を瞬時に提供できるようになった時点で、「できること」が必ずしも「やるべきこと」ではないことを心に留めておくことが重要になってきます。

瞬間の持つ影響力をしっかりと理解しておくことは、すべての企業に課された責任です。

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2019年のテクノロジートレンド

トレンド

2「私」を理解せよ

唯一無二の顧客と機会を見つけ出す トレンド

1“DARQ”の力 “DARQ”のDNAを理解する

Accenture Technology Vision 2019では、今後3年間に、企業やビジネスに大きな影響を及ぼす5つの最新トレンドを提示しています。それぞれのトレンドを探ることで、デジタル技術の浸透によってあらゆる業界でどのような期待、能力、リスクが生まれているのか、またポストデジタル時代へと向かう中、企業がどのようにして差別化のための新たな方法を模索しているのかを紹介しています。

新たなテクノロジーはビジネス市場に変革をもたらし、企業に今までに類をみない革新的な能力をもたらします。分散型台帳技術(Distributed Ledgers)、人工知能(Artificial Intelligence)、拡張現実(Extended Reality)、量子コンピューティング(Quantum Computing)は、次なる変革をもたらす新興技術であり、業界全体の在り方を再創造しています。

消費者が活用しているテクノロジーやその活用方法、そこから得られるデータを基に、企業はテクノロジーによって裏付けられた一人ひとり固有の消費者像(テクノロジーアイデンティティ)を捉えることが可能になってきています。このような生きた情報基盤は、次世代の消費者を理解する手助けとなるだけでなく、ポストデジタル時代において、体験に基づく、カスタマイズされた関係を消費者と築く上でも重要なカギとなります。

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トレンド

3 トレンド

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トレンド

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「ヒューマン+」としての労働者新世代の労働者に、新世代の働き方・働く場を労働者は「ヒューマン+」という存在へと変わりつつあります。つまり、さまざまなスキルや知識に加え、テクノロジーによってもたらされる新たな能力を身につけることで、労働者一人ひとりがより大きな力を発揮できるようになります。ポストデジタル時代において、企業はこのような次世代の労働者の新しい働き方に対応するために、技術戦略を導入すべき時に来ています。

マイマーケット顧客ニーズに「今」応えるテクノロジーの進化により、より最適にカスタマイズされた世界とオンデマンドの体験が生み出される中、企業が機会を捉えるには、組織の再編が不可欠です。つまり、それぞれの機会を個々の市場⸺瞬間の市場⸺として捉えることが必要になってきます。

自身を守るために全体を守るエコシステムでは誰もが感染元になりうるエコシステムを活用したビジネスは相互のつながりによって恩恵を受けている半面、これらのつながりに起因するリスクにさらされる危険も増加しています。大手企業は、エコシステム全体と協働して優れた製品やサービス、体験を提供する取り組みの中で、セキュリティも担保する重要性を理解しています。

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ポストデジタルの未来 「電気の時代」に生きているという言葉は、今では聞か

れなくなりました。それと同じように、革新的であることを意味する「デジタル〇〇」という言葉が使われなくなる日も遠くないでしょう。

事実、消費者の間では、この言葉はすでに時代遅れとなっています。企業でも近いうちに同じことが起こると考えられます。わざわざ「デジタル企業」と謳う必要はありません。事業を続けている限り、デジタルに投資していることは自明の理だからです。

企業にとって「ポストデジタル」は、何を意味するのでしょうか?それは、デジタルへの投資からより多くの価値を引き出すべく、デジタルトランスフォーメーションの実現に力を注ぐと同時に、戦略的な視点で次の目標に臨むことを意味しています。機会の見込めるターゲットに焦点を移し、ポストデジタル時代のエコシステムの中での居場所を見つけ、ポストデジタルの未来を見据えてデジタル投資をすることで、企業の経営層は将来の成功を手にするための準備ができます。デジタル化された組織は、未来のイノベーションの土台となるものです。

来たるべき時代には、多くの困難が待ち受けています。現在のデジタル、そしてポストデジタルの持つ強力な力によって、今後、顧客、従業員、社会が企業に対して多大な期待を抱くようになるでしょう。しかし同時にそれは、どんなリアルな体験であっても瞬時に提供できる、大きな可能性の時代でもあるのです。

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THE POST-DIGITAL FUTURE

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アクセンチュアのTechnology Vision 2019につながる直近3年間のテクノロジートレンドには、2018年版、2017年版の次のようなレポート内容が含まれます。

アクセンチュアのTechnology Visionは3年間のテクノロジートレンドから構成されており、今年1年の傾向は全体像の一部を構成しています。企業がデジタルを活用した事業を推進していくにあたり、企業は成熟しつつあるテクノロジーを継続的に習得すると同時に、常に最新テクノロジーを把握することも必要になってきます。こうしたテクノロジーを総合することで、次世代ビジネスをどのように構築し、将来の成長に向けてどのような道を切り拓いていけばよいのかが見えてきます。

全体像概観2019年のトレンド 「私」を理解せよ

「ヒューマン+」としての労働者

自身を守るために全体を守る マイマーケット“DARQ”の力

AIを「市民」に

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マイマーケット

2018年のトレンド

2017年のトレンド

拡張現実 データの信憑性

インターネット・オブ・

シンキング 摩擦ゼロ・

ビジネス

AIは新しいユーザーインター

フェース無限の可能性を

持つエコシステム人材のマーケットプレイス

“ひと”のためのデザイン 未踏の領域へ

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AIが能力を高め、暮らしに与える影響力が強まるにつれて、企業は自社のAIがより適用力を持ち、社会における生産的な一員として行動できるように「育てる」ことが必要です。

トレンド1

AIを「市民」にビジネスや社会に恩恵をもたらすAIの育成

仮想現実(VR)や拡張現実(AR)などの技術が、人とのつながり、情報や経験を得る際の距離を取り除くことで、暮らしや働き方を変革しようとしています。

トレンド2

拡張現実距離の消滅

データを活用して自らを変革する中、企業は新たなタイプの脆弱性に直面しています。信憑性を欠くデータや恣意的に操作されたデータ、偏ったデータはビジネスインサイトの腐敗につながり、歪められた意思決定は社会に多大なる影響を及ぼします。

トレンド3

データの信憑性信用が第一

企業はロボティクスやAI、没入型体験などを活用し、インテリジェントな環境下で大きな賭けに出ようとしています。しかし、こうしたインテリジェント環境を実現するためには、自社のインフラを拡張し、目指すべきダイナミックな実環境にしていく必要があります。

トレンド5

インターネット・オブ・シンキングインテリジェントな分散環境の創造

企業の成長はテクノロジーをベースとしたパートナーシップにかかっています。しかし、従来の経営システムは大規模なパートナーシップに対応するようにはできていません。社会との融合を強め、最大限に力を発揮するた め に 、 企 業 は ま ず 自 ら を 再 構 築 し な け れ ば な り ません。

トレンド4

摩擦ゼロ・ビジネス大規模パートナーシップ構築のために

2018年のトレンド

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AIは今や、企業にとってのデジタル・スポークスマンになりつつあります。企業のバックエンド・ツールとしてだけでなく、多種多様なテクノロジー・インターフェースの中で、より高度な役割を担うようになっています。コンピュータービジョンを使った自動運転車から、機械学習に基づくリアルタイム翻訳に至るまで、AIはあらゆるインターフェースをよりシンプルでスマートなものへと進化させます。そして、未来のコミュニケーションがどのように行われるべきか、高いハードルを設定しています。今後、AIは企業のデジタル・ブランドの顔として、さらには重要な差別化要因として機能するようになるでしょう。それにより、経営陣はAIの領域において、より高度な投資能力と戦略を求められるようになるはずです。

トレンド1

AIは新しいユーザーインターフェース「体験」を第一に

中核的な業務を第三者やそのプラットフォームと統合する企業がますます増えています。しかし、先見性のある企業は、そうした関係性を昔ながらのパートナーシップと同様とは考えていません。彼らはこの新たな関係を活用して、新たなデジタル・エコシステムの中で自らの役割を確立し、次なる戦略的成長の糧にしようとしています。そうした試みを進めながら、未来のバリューチェーンを構築し、自らのビジネスや製品、あるいは市場そのものも変革しようとしています。

トレンド2

無限の可能性を持つエコシステムプラットフォームの先に

次世代型の労働モデルはすでに実現しつつあり、先進企業はいち早く自社の労働力を基礎から再構築し始めています。オンデマンドで(需要に応じて)利用できる人材プラットフォームやオンラインの業務管理ソリューションが進化を遂げる中、古臭い労働モデルやヒエラルキーは消滅しつつあります。そして、これに代わろうとしているのがオープンな人材市場です。その先にあるのはオンデマンド企業とも呼ぶべきモデルであり、企業が真にデジタルなビジネスへの転換を果たす上で欠かすことのできない、迅速なイノベーションと組織変革のカギを握ります。

トレンド3

人材のマーケットプレイス未来を創造する

企業の役割はもはや、新しい製品やサービスを開発することにとどまりません。企業は今、新しいデジタル・インダストリーを形作ってもいるのです。企業がデジタル経済における野心を達成するためには、これらの新しいルールの形成を積極的に支援していかなければなりません。新たなルールの形成をけん引できる企業は、新たなエコシステムで中核的なポジションを確立し、他社との差をさらに広げることができるでしょう。エコシステムによって運営されるデジタル経済においては、テクノロジー標準から倫理規範、政府の規制に至るまで、さまざまなルールがまだ明確に定義されていません。

トレンド5

未踏の領域へ新しい産業と標準の創出

テクノロジーが人間に合わせてくれる時代がくれば、世界はどう変わるでしょうか?デジタル・エクスペリエンスの最先端にあるのは、私たちひとりひとりの行動に合わせて設計されたテクノロジーです。さらに、この変化は従来のパーソナライズされた関係を、より価値のあるパートナーシップへと転換させつつあります。人と機械の効果的な協働を阻むギャップを徐々に縮めつつあるテクノロジーは今、私たちひとりひとりの行動を考慮することで、体験の質を高めるだけでなく、テクノロジー・ソリューションの有効性をも向上させています。

トレンド4

“ひと”のためのデザイン新たな行動を喚起する

2017年のトレンド

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について TECHNOLOGY VISION

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Technology Visionの制作チームはアクセンチュア・リサーチと連携し、この先、企業、政府機関、およびその他の機関に最も大きな影響を及ぼすと予想される新たなIT分野の事象を毎年特定しています。ここで取り上げるトレンドは業界の枠を超えて大きな影響力を持つもので、今日の企業にとって実行可能なものです。

本調査はまず、公共および民間部門、学術界、ベンチャーキャピタル、および新興企業から20名を超える有識者を集めた Technology Vision External Advisory Boardの意見を収集するところからスタートします。このプロセスに加えTechnology Visionチームがテクノロジー産業の著名人や専門家、および約100名のアクセンチュアの幹部社員へのインタビューも行います。

調査概要 Technology Visionについて

さらに毎年、テクノロジーがビジネスに与える影響について全体像を把握するために、世界各国の企業のビジネス部門やIT部門の幹部を対象とする数千人規模のグローバル調査も実施しています。この調査の回答をまとめることで、あらゆる業界や地域を通じて企業がどのようなテクノロジー戦略を構築し、どのような分野に重点的な投資を行っているのかを明らかにしています。

調査から明らかになったテーマのリストを基に、チームは前述の諮問委員会を再度開催します。同委員会による、アクセンチュア経営陣と外部専門家との掘り下げた議論を通じて、個々のテーマを検証しています。

こうした過程を経て、実際のビジネス上の課題との関連性に基づいたテーマごとの比重が決定されます。特に、技術的変化の要因となることがすでに知られている事象だけにとどまらず、多くの企業において近い将来に経営陣の重要課題となってくると思われるテーマに着目するのが特長です。

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27カ国:(回答者の居住地)

1. アルゼンチンオーストラリアオーストリアブラジルカナダチリ中国コロンビアフランス

ドイツインドインドネシアアイルランド日本マレーシアペルーポーランドポルトガル

サウジアラビアシンガポール南アフリカスペインスイスタイUAE英国米国

2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9.

10. 11. 12. 13. 14. 15. 16. 17. 18.

19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27.

20の業界:1. 航空・防衛 2. 自動車3. 銀行4. 消費者向け製品&サービス 5. 化学6. 通信7. エネルギー

8. ヘルスケア9. 産業機器10. 保険11. ライフサイエンス12. メディア13. 金属鉱業14. 公共サービス

15. 小売16. 半導体17. ソフトウェア&プラットフォーム18. 運輸19. 旅行20. 公益事業(電力・ガス・水道)

売上高(米ドル):1. 500憶ドル以上2. 200憶~499憶ドル3. 100憶~199憶ドル

4. 60憶~99憶ドル5. 10憶~59憶ドル6. 2憶5000万~9憶9900万ドル

役職:(ビジネス上級役職者50%/IT上級役職者50%、ディレクターレベル以上)

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TECHNOLOGY VISION 2019 ポストデジタル時代の到来

#TECHVISION2019

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5. Desjardins, J. (2018, June 8). How Long Does It Take to Hit 50 Million Users? Visual Capitalist.

6. Pan, Y. (2017, October 10). JD’s New Luxury E-commerce Site “Toplife”, Explained. Jing Daily.

7. Shieber, J. (2018, February 4). Walmart Brings Its Partnership With JD.com Into the Food Business. TechCrunch.

8. Glaser, A. (2017, March 31). The Swiss Postal Service Is Using Autonomous Drones to Fly Lab Samples Between Two Hospitals. Recode.

1. Gillette Uses 3D Printing to Unlock Consumer Personalization. Formlabs website.

2. Perez, S. (2018, October 28). Walmart’s Test Store for New Technology, Sam’s Club Now, Opens Next Week in Dallas. TechCrunch.

3. Redman, R. (2018, October 29). Sam’s Club Readies New High-Tech Store in Dallas. Supermarket News.

4. Gilliland, N. (2017, June 26). How Six Travel and Hospitality Brands Use Personalisation to Enhance the Customer Experience. Econsultancy.

出典

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<Technology Vision 2019日本語版特設WEBサイト>URL:www.accenture.com/technologyvision-jp

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