基幹システムのサーバを aws に全面移行した理由 …aws cloud roadshow 2017...

AWS Cloud Roadshow 2017 名古屋

基幹システムのサーバを AWS に全面移行した理由

－市場価値を基準に業務を見直す－

2017/09/27 CHUBUSHIRYO CO., LTD All rights reserved.

中部飼料株式会社生産統括部情報システムチーム

林英治

AWS Cloud Roadshow 2017 名古屋 2017/09/27 CHUBUSHIRYO CO., LTD All rights reserved.

中部飼料株式会社生産統括部情報システムチーム課長林英治印刷会社を経て、現在の会社では14年目。社内アーキテクト及びNW/インフラ全般を担当。

About me.

趣味：・新しいものを試すこと、IT/家電/文具等。・食べ歩き（ランチ限定） AWS：・AWS歴は趣味レベル半年、業務で2年程どっぷり。・好きなAWSサービスは、Amazon S3 ・AWS 認定ソリューションアーキテクト－アソシエイト

登録できなくなったマイマップ


中部飼料のご紹介

会社名中部飼料株式会社

会社概要１．畜産・水産用配合飼料の製造販売

２．家畜診療業務

３．畜水産物の販売

４．有機入り配合肥料の製造販売

設立 1949年3月

資本金 4,736百万円

従業員数 385名(2017年3月,単体)

売上高 1346億13百万円(2017年3月,単体)

市場名東証１部、名証１部

飼料とは動物のエサのこと

価値の提供

価値の提供


中部飼料のＩＴ部門の役割

お客様（畜産家・養殖業・農家等）

消費者の皆様

営業・研究・製造・管理部門など各部門

情報システム

対価、次の期待

対価、次の期待


仕入先・パートナー

お客様

営業製造

管理部門

調達／IT部門

国内外の市場

国内外の市場

価値の連鎖

対価の連鎖

自社

B2Bの価値拡大モデル


ということで、

お客様、そして消費者の皆様へ価値を提供する体制に貢献するために。

IT部門は今、何をすべきか？ ↓

お客様視点で業務を見直そう！


クラウド導入時に考えた、お客様にとって価値ある業務とは？または価値が低い業務とは？

業務改善

システム運用

セキュリティ

システム企画

各ITサポート

ＩＴ部門の業務

お客様に貢献する改革・改善は強化したい！

サーバー保守

でもサーバ運用やリプレイスの負担が大きくて時間がない。

リプレイスの自体は何も価値を生み出さないのに。


改善前のサーバ運用（ハード異常検知）

・・・サーバ

データセンター

故障

通知

保守コール

連絡

修理


改善前のサーバ運用（リプレイス）

保守切れ迫る

サイジング

機器選定

機器調達

設定廃棄保守解約

平均６か月

・投資タイミング毎の度重なる更新作業・先の読めない中でのサイジング・細かい保守契約管理、支払管理・必要な業務であるが、単体では改善効果が低い →このため、適時に行うべき投資のタイミングがリプレースと一緒になってしまいやすい。


そんな時にAWS。自分のアカウントを使って、

本格的に色々検証してみました。

その結果・・・


なんじゃこりゃー！すげー。早く教えてよー。

今まで何だったんだよ・・・。


そんな時にAWS♪ ①爆速調達

更新方法検討

サイジング

機器選定

機器調達

設定旧機器廃棄

保守解約

サーバリプレイス平均６か月

設定だけ！

後で変えられるのでサイジングに迷う必要もなし。機種選定も保守管理も不要。すぐ新しいサービスに取り組める。

設定


そんな時にAWS♪ ②どんどんチャレンジ

やってみたいことがあるんだけど、サーバの空きリソースがないな。新たに買わないと試せないけど、うまくいくかわからないし、踏み出しづらいんだよね。

AWSなら、考える前にまずやってみる！低速なサーバを短時間使って、ごく少額でテストできる。 ↓ うまくいけば性能を変えて、そのまま本番運用へ使える。


そんな時にAWS♪ ③超高速サーバも借りられる

複雑な計算を大量に実行したいんだけど、どのぐらいの性能のサーバが必要か分からない。

テストするにもプログラムのチューニングがこれからだし、、、。

AWSなら、考える前にまずやってみる！超高速サーバも短時間なら低コスト。プログラムのチューニングも、CPU/メモリストレージ/ネットワークをそれぞれ大きく変化させて洗い出すこともできる。


そんな時にAWS♪ ④運用ツールが充実

データセンターが監視ツールと人でカバーしている部分は人がやらなくてもいいのでは？

そもそも監視や復旧作業自体が自動化できれば、良いのだが・・・。

AWSなら、標準で組み込まれている Amazon CloudWatchでかなりの部分をカバーできる。更に、アラートを元に再起動をかけるといった動作も組み込める。


他の実現手段との比較

クラウド vmware IaaS オンプレ＋DC

サーバコスト ★★ ★★ ★★★

運用コスト ★★★ ★★ ★

改善速度 ★★★★ ★★ ★

技術進化 ★★★★ ★ ★

セキュリティ ★★★ ★★★ ★★★

・改善をしない前提であれば、オンプレが安い。・クラウドベースであれば、API連携の容易さも含め、新しいサービスに取り組む速度が加速する。


第一弾移行結果

・想定以上に早く構築できた。（OSレイヤは１週間） →ディスクのスナップショットを適宜取って進めることで、手戻りが少ないことも早く構築できた一因。

・全サーバにおいて、必要なリソースを見極めるため、敢えて元サーバより性能を落として稼働したが、そのままで問題ないもの、足らないものが出た。チューニングを行ったが、合計のコストで見ると計画時よりも合計でリソースが抑えられ、コストが下がった。その間にもホントにAWS自体の値下げがあったのも一因。 →AWSさん、疑ってごめんなさい。ありがとうございます。

・第一弾の実行中にサーバ障害が起き、AWSのサポートを利用したが、技術レベルが高く素晴らしい対応。

・不必要に高い可用性を目指さないこともコストとのバランスにおけるポイントだった。


この時代におけるIT部門の役割とは？

必要十分なセキュリティ及び可用性を保ちながら、企業が生み出す価値、生産性の向上。

Web-API連携センサーデータからの自動制御

RPAなどによる更なる自動化

Deep Learning AI

各企業のIT部門／ソリューションを提供する企業


生産労働力減少時代を乗り切るために

生産労働人口（15~64歳の人口）の減少

2015年 7,728万人

2030年 6,875万人

→

※95年のピークから1,842万人減少

※既に生まれている人が年齢を重ねるだけなので確定、移民でもなければ減ることはあってもこれ以上増えない ※国勢調査及び国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口29年推計」より

1995年 8,717万人

→

今は65歳以上の労働人口増加によって人数はほぼ横ばいだが、今後の第4次産業革命に連なる時代に求められる価値を出し続けるのには無理がある。


過去にもこんな時代が

長崎：端島（軍艦島）


さっきのランチマップでも


一緒に乗り切りませんか？

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