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基幹システムのシフトとは実装時の課題と現実解

株式会社BeeX

テクニカルアーキテクト

大友佑介


自己紹介AWS視点で経歴振り返り

2015年〜今現在


AWS視点で経歴振り返り

2015年 AWS移行@SI・コンサル

移行方針・移行後運用の設計 (Windows)

リフト



2016年 AWS移行@Web

方針策定から実運用まで (Linux)

リフト



2017年 AWS IaaSフル活用@Web

自動化、自動化、自動化その後、サービス開発

シフト


AWS視点で経歴振り返り2018年サービス開発@BeeX

お客様案件、自社開発共にサーバーレス

Cloud

Native


振り返るとリフト&シフトに沿った経歴に

2015年 AWS移行@SI・コンサル

2016年 AWS移行@Web

2017年 AWS最適化@Web

2018年サービス開発@BeeX

リフト

シフト

Cloud

Native

リフト


今日のテーマ

SAP基幹システムの

リフト & シフト


SAP ERPは大きく変わらなくとも十分機能している

※S/4HANAは後で少し触れます


そんな変わらないSAP ERPシステムのシフトって？


AWSさんの知見から Keyword

インフラストラクチャを超えて: スタートアップのスピードでビジネス変革に取り組む方法https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/beyond-infrastructure-how-to-approach-business-

transformation-at-startup-speed/

Big data

& AnalyticsIoT

Apps

& APIs

DevOps

ERP


BeeXの掲げるポストモダンERPポストモダンERPとは、ライフサイクルの長いERPコア機能と、変化の激しい周辺ア

プリケーションを、業務やサービスの特性に合わせて最適なものを選択し組み合わせ

る、新たなERPシステム

変化と多様性への対応力とミッションクリティカル性との共存


今日お話する主題２つ

変わらないERP


外と疎結合するAPI


1

変わらないERP


外と疎結合するAPI


1

内から支える運用

2

変わらないERP


API


SAP

プログラム内でのBAPIの呼び出しを思い浮かべるかもしれませんが、外から呼ぶAPIを思い浮かべてください

SAP

SAPのAPIと言えば

CALL FUNCTION

CALL FUNCTION

BAPI

BAPI ABAP


AWS河原さんの資料より抜粋SAP NW Gatewayを介して外部と連携する頻出パターン


図からポイントを抜き出してみます

API

認証

中間層 SAP


外と連携する時に考慮が必要なもの

認証 SAML、OpenID ConnectなどのWebベースの認証機能※ID連携は別途必要

AWS Cognitoその他：SAP Portal、ADFS、IceWall、Auth0等


外と連携する時に考慮が必要なもの

中間層

認証

SAP

GW

● セキュリティ・障害範囲の分離● 開発・変更の柔軟性・独立性確保● リソースのオフロード・キャッシュ・バッファリング

SAML、OpenID ConnectなどのWebベースの認証機能※ID連携は別途必要

AWS Cognitoその他：SAP Portal、ADFS、IceWall、Auth0等

AWS API Gateway、Lambda、NLB

SAP Netweaver Gatewayその他：その他AWSサービス、.Net、J2EE等


【Tips】 S/4HANAS/4HANAの基盤はERPが外部と連携しやすい構成で作られています。API観点ではNW Gatewayが組み込まれています。

参考: SAP API Business Hub

(https://api.sap.com/)


News! ERPへのサイバー攻撃が急増

2018/07/25 US-CERTが警告※報告書のダウンロード可能です

https://www.us-cert.gov/ncas/current-activity/2018/07/25/Malicious-Cyber-Activity-Targeting-ERP-Applications


APIまとめ変化の少ないERPもAPIを通して連携することで、外部のシフトに加わることができます。

設計のポイントとなるのは

認証と中間層


運用


WEB業界で経験した運用

PM

開発

インフラ

※Product Manager

・完結した小チーム・役割は重なる


WEB業界で経験した運用

PM

開発

インフラ

※Product Manager

・完結した小チーム・役割は重なる

相互理解が深く、目的が同じ方向⇛スピードも精度も向上

運用改善施策も効果が上がりやすくなります。


基幹システムの運用現場に適用できるでしょうか？


Web 対基幹システムの運用違う点

スキル・役割

組織・体制

運用要件

みんなエンジニアマネジメント色強い

日々の運用での継続改善前提

5年間動き続ける

自チーム運用

自チーム開発

自チーム売上

他社開発

自チーム運用

他部署利用

WEB 基幹システム


根本的に違うところもありますが、参考にできるところもあります。

まずは、いくつか技術的なTipsをご紹介します。


Tips①運用ドキュメントの鮮度を保つ

⬢ 運用ドキュメントの精度 ≒ 運用の精度

⬢ 変化の大きなクラウドでは鮮度⇒精度

⬢ Markdown、変更履歴取得(変更障壁の軽減)

⬢チケット管理ツール活用

⬢ Slack等チャットツール連携


Tips② AWSのAPIを活用

⬢コマンド + Bash/PowerShellで(ほぼ)何でもできる

⬢ スクリプトが苦手ならEXCEL組み合わせも有効


Tips③自動化の範囲を絞る

⬢完全は構築も維持も難しい⬢ 半自動化も検討


技術だけでは運用改善の効果は限定的です

効果の高い運用改善には、人や組織、システムの特性の理解が必要です。

PM

開発

インフラ


基幹システム運用を支えるBeeXの実践と挑戦

基幹システム運用

人・スキルサービス



国内最大規模のSAP BASIS集団と基幹システム運用とAWSを熟知したエンジニアが提供する、高品質MSP





〜 IT部門向け管理ポータル〜元IT部門長が自らの経験から欲しかったサービスを設計

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更に先を知りたい方に・・・BeeX技術ブログ

「DXを支えるSAP基幹システムの基盤・運用はこう変わる」


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