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ウェブクランプ工法 H 形断面柱・H 形鋼梁 柱梁接合工法

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Page 1: ウェブクランプ工法ウェブクランプ工法の特長 ウェブクランプ工法 接合部に取り付けるプレート類はすべて すみ肉溶接です。よって、在来溶接工法に

ウェブクランプ工法

H形断面柱・H形鋼梁 柱梁接合工法

Page 2: ウェブクランプ工法ウェブクランプ工法の特長 ウェブクランプ工法 接合部に取り付けるプレート類はすべて すみ肉溶接です。よって、在来溶接工法に

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(財)日本建築センター BCJ評定-ST0214-01

ごあいさつ 弊社は建設業界の合理化、省力化等のニーズにお応えする為、強靭かつ効率的施工により工期

が短縮できる工法「ウェブクランプ工法」を開発いたしました。在来の溶接工法に比べて工場製作・輸送・現場作業において大きな効果を発揮する、新しい工法として皆様にご満足いただけるものと確信いたしております。今後とも、「ウェブクランプ工法」をご採用賜りますようお願い申し上げます。

株式会社 アイ・テック

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ウェブクランプ工法の特長

   ウェブクランプ工法

接合部に取り付けるプレート類はすべてすみ肉溶接です。よって、在来溶接工法に必要な工場での完全溶け込み溶接の手間を省け、大幅に製作工程を短縮できます。またダイヤフラムを使わないため、超音波探傷検査が不要です。

Web Clamp-Itec New System

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UT対象部無し

柱に梁接合用のブラケットが取付かないので、在来溶接工法に比べ多くの部材が運べます。そのため、効率よく輸送できます。

輸送コスト減

接合金物でジョイントしますので通常梁に付けるスプライスプレートが不要です。SPL不要

在来溶接工法 WCS工法

構造計算には一般的な設計と同様に市販の構造計算ソフトが使えます。アイ・テックでは、プランニングの入口から設計協力いたします。在来設計と

同様

(ウェブクランプシステム)

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柱ウェブ補強板柱フランジ補強板

接合金物

ダブラープレート

シヤープレート

ウェブクランプ工法の各部品

   ウェブクランプ工法

ウェブクランプ工法の要となる接合金物で梁フランジと柱のウェブを接合します。

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接合金物

シヤープレート

在来溶接工法と同様にパネルゾーンが梁より先行降伏しないように必要に応じて使用する補強プレート。

ダブラープレート

柱ウェブボルト孔の断面欠損を補うと共にウェブフィレット部分をかわす補強板。

柱ウェブ補強板

柱フランジ面の接合金物貫通孔を補強する板。柱フランジ補強板

柱と梁ウェブを接合する板でせん断力を負担。

青色のプレートは全て工場にてすみ肉溶接。

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ウェブクランプ工法の適用範囲

   ウェブクランプ工法 Web Clamp-Itec New System

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● 本工法は、H形断面柱、H形鋼梁を用いた鉄骨造の柱梁接合部に適用。● 本工法を適用できる建物の高さは60m以下。● 本工法の適用にあたり、設計者、施工者は下記の組合せとし、本柱梁接合金物の製作はすべて(株)アイ・テックが行います。

(a)設計が(株)アイ・テックで、施工が(株)アイ・テックの場合。(b)設計が(株)アイ・テックで、施工が他社の場合。ただし、この場合は 正しく施工されているかどうか(株)アイ・テックが確認いたします。

(c)設計が他社で、施工が(株)アイ・テックの場合。ただし、この場合は 接合部設計内容が本工法に適合していることを(株)アイ・テックが  確認いたします。

● 本工法は、他の構造形式の骨組と併用できます。● 本柱梁接合部には軸ブレースが取付かないものとし、また側柱と隅柱は適用範囲外となります。

● 本工法に規定される以外の事項は「2007年版 建築物の構造関係技術基準解説書」及び関係学会規準による。

適用範囲

柱● せいが480mm以上700mm以下、幅が250mm以上のH形断面とする。

● 柱の幅厚比はFA,FBとする。● 柱ウェブ厚は6mm以上とし、柱フランジ厚は6mm以上28mm以下と する。● 柱に設ける貫通孔の形状は設計基準による。また、貫通孔には柱フランジ補強板を設ける。

梁● 梁はH形鋼とし、幅厚比はFA,FBとする。● サイズは400x200シリーズから600x300シリーズとする。● 具体的なサイズはご相談ください。

柱・梁の仕様規定

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ウェブクランプ工法の使用材料

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● 使用する材料は、JIS G 3136「建築構造用圧延鋼材」、JIS G 3101 「一般構造用圧延鋼材」及びJIS G 3106「溶接構造用圧延鋼材」の 規定に定めるものとする。● 柱・梁の材質はSS400,SN400,SM490,SN490とする。● 接合金物・柱フランジ補強板・柱ウェブ補強板・シヤープレート・ダブラー プレートの材質は、SS400,SN400,SM490,SN490とする。※ただし、接合金物及びシヤープレートに用いる鋼材の強度区分は梁と同じとし、また柱補強板及びダブラープレートに用いる鋼材の強度区分は柱と同じものとする。

鋼  材

● 使用する高力ボルトはJIS B 1186「摩擦接合用高力六角ボルト・六角 ナット・平座金セット」の規定に定めるもの。または大臣認定受けたトルシア形高力ボルトとする。

● 高力ボルトの径はM16・M20・M22・M24とする。● 接合金物に用いる高力ボルトの材質はF10T・S10T・S14Tとする。● シヤープレートに用いる高力ボルトの材質はF10T・S10T・S14Tとする。

高力ボルト

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ウェブクランプ工法の設計

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1. 設計ルートと使用できる部材種別 柱梁接合部の設計に本工法を適用した建物は、 ルート1・ルート2・ルート3のいずれかにより骨組の設計を行う。 なお、 ルート1-2及びルート2の場合、 に使用する部材は幅厚比FAのみとする。

2. 設計ルートと設計法 柱梁接合部の設計は、 ルート1-1・ルート1-2(Co≧0.30)では、 その存在応力に対し許容応力度設計を行う。 接合金物の耐力が母材の許容耐力以上であること及び、 保有耐力接合されていることを確認する。

3. パネルゾーンの設計法 パネルゾーンが梁より先行して降伏しないように設計する。

本評定範囲

ウェブクランプ工法設計フロー(ルート3)

(梁端降伏先行形)

(       )建築構造計算用一貫プログラム

START

建 築 構 造 計 算 用 一 貫プ ロ グ ラ ム の 完 了 デ ー タ

大 梁 断 面・柱 断 面 の 確 認

接 合 部 の 設 計

パ ネ ル ゾ ー ン の 設 計

柱フランジ・ウェブ補強の検証

柱フェース位置及び曲げモーメントの評価補正

柱ウェブ掴み部分の鉛直荷重時の検証

保 有 水 平 耐 力 計 算

END

設 計 条 件

設計フロー

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ウェブクランプ工法の接合金物・補強板の製作

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溶接材料接合金物の製作に使用する溶接材料は、溶接棒-JIS Z 3211・ソリッドワイヤ-JIS Z 3312・フラックス入りワイヤ-JIS Z 3313とする。接合金物に使用する材料の切断は下記の切断方法を基本とする。板厚に応じて、ガス切断・プラズマ切断・レーザー切断のいずれかを使用して行う。

接合金物の孔あけ及びウェブ補強板の孔あけは、ドリルを使用して行う事とする。孔周辺のまくれは、グラインダー等にて除去する。孔径は、使用するボルト径+2.0mmを標準とする。ただし、柱フランジ補強板の長孔についてはこの限りではなく、別途精度を設定する。

接合金物摩擦面の処理(アイ・テック製作)接合金物とウェブ補強板の摩擦面はすべり係数値が0.45以上を確保できる処理を施します。前記部材の摩擦面処理は、ブラスト処理とし処理後赤錆発生を基本とします。開先加工垂直板と底板との組立てに際して、下記の図 1B 開先加工を行っています。

材料製作

垂直板

底板接合金物

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ウェブクランプ工法と在来溶接工法の工場製作比較

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在来工法(梁通しタイプ) W C S 工 法

現寸作業 材料手配【裏当て金等含】

●柱フランジ補強板●柱ウェブ補強板●シヤープレート 手配

接合金物手配

主材入荷

一次加工

切板・小物入荷

罫 書 き

コア組立

コア溶接

シャフト組立

シャフト溶接

社内検査

柱WEB孔柱FLG貫通

【UT・VT検査】

【UT・VT検査】

【UT・VT検査】

仕口組立

仕口溶接

社内検査

大 組立て

大組立溶接

社内検査

第三者検査

矯正・仕上げ

製品検査

出   荷

建   方

柱フランジ補強板・シヤーPL

工程の短縮

工期の短縮

現寸作業

主材入荷

一次加工

罫 書 き

組 立 て

溶   接

社内検査

矯正・仕上げ

製品検査

出   荷

建   方

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●積荷おろし ●接合金物取付け ●仮締め

●柱の建入れ ●建設現場へ移動 ●足場取付け

●他の柱の建入れ ●梁の取付け ●仮締め

●接合金物に仮締め ●シヤープレートに仮締め ●他の梁の取付け

●各柱・梁を仮締め ●本締め 完成へ

工事現場施工手順

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