ドローンおよび無人地上車輌による害獣対策と 物資...
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ドローンでイノシシが追払えるか?東日本大震災による福島第一原発の爆発により、浜通りでは12市町村の住民が避難を余儀なくされ無人の町にイノシシがはびこりました。避難指示準備区域の解除に伴い、帰宅希望者にとっては住宅地域のイノシシの存在が脅威となり、帰宅が進んでいない現状があります。
当社は、住宅地区からイノシシ追い払いや、害獣生息地と住宅地とを区分けすることに、ロボット(ドローン及び無人地上車両)が何らかの役割を担えるか、との視点で進めてきました。
イノシシは逃げた!!平成29年、浜通りで落ちた栗を捕食するイノシシの数グループを見つけ、ドローンを飛ばしました。22回飛行させ、イノシシはすべて逃げました。(動画)
平成30年は平原に現れるイノシシの群れに対してドローンを降下させると、20m~10m以下でやはりイノシシは逃げました。
2年間約40ケースでイノシシは逃げています。
イノシシはドローンに慣れるか!?
音、光、匂い、etc. これまでイノシシに効果的な忌避剤はありません。どれも慣れるとの報告があります。
では、ドローンにも慣れるのか?VS
食欲
実際に逃げる速度は遅くなってきた(動画)
危なそうなもの
近づくドローンにもまったく逃げなくなるor
音が近づいてくれば本能的に逃げる
長期的な試験が必要
ドローンが与えられる刺激は?
花火、空気銃、etc. ⇒ ✖ドローン自体を「恐ろしい物」と覚えさせる。
ドローンに画像認証用カメラを搭載し、AI認証機能を持たせ、逃げるのが遅くなったイノシシをつきまとうように飛んで、ドローンを学習させる。 ⇒ 長期的な試験が必要
追い払うだけじゃ、ダメ!!
A地点で追い払っても、B地点に出てくるんじゃ、意味がない。頭数を減らすには確実な生息ポイントを探る。
ドローンに赤外線カメラうを搭載し、明るい時間帯でもイノシシを発見できる。
冬の落葉樹帯の午前中にドローンを飛ばせば、睡眠中のイノシシの巣(寝屋)を発見しやすくなる。
捕獲の確率を上げるには!
これまでの箱罠設置方法(目撃地点付近に設置)
ドローン情報獲得後箱罠設置方法(イノシシの巣付近に設置)
イノシシの行動範囲 目撃地点 イノシシの巣(寝屋)巣(寝屋)の近くに罠をかけることで捕獲率を上げる。