クラウド時代のエンジニア育成 ~クラウドシフトの …...ccie r&s boot camp...

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4 クラウドコンピューティングサービスの台頭は、PCの登場 やインターネットの普及以上に大きなビジネスインパクトを もたらします。これを産業革命に例える人もいます。 産業革命は、テクノロジの発展によるものとされていま すが、本当に重要なことは社会の変化にあります。まず、 農業効率の改善による人口増加、それに伴う労働力と 消費の拡大、そして労働力や製品を運搬する鉄道網の 発達、これらの影響により初めて「革命」と呼べるほどの 変化が起きました。 クラウドコンピューティングの技術基盤は仮想化と分散 コンピューティング、そしてインターネットです。しかし、本 クラウド時代のエンジニア育成 ~クラウドシフトのために~ 当に重要なことは「所有から利用へ」という考え方の変化 (パラダイムシフト)です。 クラウド時代のコンピュータ業界の特徴は、コンピュー ティング基盤を提供する会社と、それを利用する会社が 分離することです。クラウドを提供する会社は、誰にでも 使いやすいコンピューティング基盤の構築に専念しま す。一方、利用企業はシステム基盤構築をクラウド提供 者に任せ、アプリケーションの構築や、アプリケーション サービスの利用を行います。それに伴い、エンジニアの 役割も変化します。クラウド提供者と利用企業の情報シ ステム部門、そして両社を仲介するSIerに分けて考えて みましょう。 クラウド時代、変化するエンジニアの役割 4 5 「クラウド時代」 求められる知識スキル 開発言語 データベース ネットワーク サーバー(OS) 要求定義 クラウドアーキテクチャ / 仮想化概要 / Web&サーバー 技術基礎 クラウド概要 / プロジェクトマネジメント / ITサービスマネジメント クラウド提供者に求められる ITシステム基盤の専門家 としての知識とスキル クラウド提供者には、より大規模な環境 を構築するための専門的な知識が必要 になります。特に仮想化やLAN/VLAN含むネットワークの知識が不可欠です。 そのため、従来のサーバー技術者と LAN技術者の融合が求められます。ま た、システム管理の自動化を行うための 知識も必要です。システム管理製品を 使いこなすだけでなく、自動化のための スクリプト言語も重要でしょう。 SIerが、顧客からの要件をもとに業務シ ステムを開発する仕事はもちろん残りま す。実装のために、クラウド提供者の サービスを組み合わせることも検討する 必要があります。複数ベンダーのサービ スを組み合わせる場合、総合窓口とし てプロジェクトマネジャーの役割も担いま す。開発言語(JavaPHP、.NETC#)バリエーションを増やし、知識の幅を広 げる必要があります。データベースの知 識も重要です。 SIerに求められる アプリケーション開発の専門家 としての知識とスキル 利用企業の情報システム部門 に求められる IT利活用(上流工程)の専門家 としての知識とスキル クラウド利用企業のIT部門では、OSネットワークの知識はそれほど必要とさ れなくなります。そのため、自社システム の要求定義などの上流工程がますます 重要になります。クラウドベンダーが提供 する機能を使うことで、業務アプリケー ションを自作することも比較的簡単にな るでしょう。外部に依頼していたシステム 開発の一部を内製することで、コスト削 減に結びつけることもできます。 さらに、クラウドを推進する全ての方に、クラウドの概要はもちろんのこと、プロジェクトマネジメント、ITサービスマネジメントについて、 基本的な知識が必要です。 具体的に必要な知識スキルは? グローバルナレッジでは、これらのスキルと技術に対応するためのトレーニングコースを提供いたします。 クラウド提供者 SIer 情報システム 部門

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Page 1: クラウド時代のエンジニア育成 ~クラウドシフトの …...CCIE R&S BOOT CAMP 総仕上げ編: トラブルシューティング・アセスメント 試験に必要な各テクノロジを修得するスキルアップフェーズ

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クラウドコンピューティングサービスの台頭は、PCの登場

やインターネットの普及以上に大きなビジネスインパクトを

もたらします。これを産業革命に例える人もいます。

産業革命は、テクノロジの発展によるものとされていま

すが、本当に重要なことは社会の変化にあります。まず、

農業効率の改善による人口増加、それに伴う労働力と

消費の拡大、そして労働力や製品を運搬する鉄道網の

発達、これらの影響により初めて「革命」と呼べるほどの

変化が起きました。

クラウドコンピューティングの技術基盤は仮想化と分散

コンピューティング、そしてインターネットです。しかし、本

クラウド時代のエンジニア育成

~クラウドシフトのために~

当に重要なことは「所有から利用へ」という考え方の変化

(パラダイムシフト)です。

クラウド時代のコンピュータ業界の特徴は、コンピュー

ティング基盤を提供する会社と、それを利用する会社が

分離することです。クラウドを提供する会社は、誰にでも

使いやすいコンピューティング基盤の構築に専念しま

す。一方、利用企業はシステム基盤構築をクラウド提供

者に任せ、アプリケーションの構築や、アプリケーション

サービスの利用を行います。それに伴い、エンジニアの

役割も変化します。クラウド提供者と利用企業の情報シ

ステム部門、そして両社を仲介するSIerに分けて考えて

みましょう。

クラウド時代、変化するエンジニアの役割

4

5

「クラウド時代」

求められる知識とスキル

開発言語

データベース

ネットワーク

サーバー(OS)

要求定義

クラウドアーキテクチャ / 仮想化概要 / Web&サーバー 技術基礎

クラウド概要 / プロジェクトマネジメント / ITサービスマネジメント

クラウド提供者に求められる

ITシステム基盤の専門家

としての知識とスキル

クラウド提供者には、より大規模な環境

を構築するための専門的な知識が必要

になります。特に仮想化やLAN/VLANを

含むネットワークの知識が不可欠です。

そのため、従来のサーバー技術者と

LAN技術者の融合が求められます。ま

た、システム管理の自動化を行うための

知識も必要です。システム管理製品を

使いこなすだけでなく、自動化のための

スクリプト言語も重要でしょう。

SIerが、顧客からの要件をもとに業務シ

ステムを開発する仕事はもちろん残りま

す。実装のために、クラウド提供者の

サービスを組み合わせることも検討する

必要があります。複数ベンダーのサービ

スを組み合わせる場合、総合窓口とし

てプロジェクトマネジャーの役割も担いま

す。開発言語(Java、PHP、.NET、C#)の

バリエーションを増やし、知識の幅を広

げる必要があります。データベースの知

識も重要です。

SIerに求められる

アプリケーション開発の専門家

としての知識とスキル

利用企業の情報システム部門

に求められる

IT利活用(上流工程)の専門家

としての知識とスキル

クラウド利用企業のIT部門では、OSや

ネットワークの知識はそれほど必要とさ

れなくなります。そのため、自社システム

の要求定義などの上流工程がますます

重要になります。クラウドベンダーが提供

する機能を使うことで、業務アプリケー

ションを自作することも比較的簡単にな

るでしょう。外部に依頼していたシステム

開発の一部を内製することで、コスト削

減に結びつけることもできます。

さらに、クラウドを推進する全ての方に、クラウドの概要はもちろんのこと、プロジェクトマネジメント、ITサービスマネジメントについて、

基本的な知識が必要です。

具体的に必要な知識とスキルは?

グローバルナレッジでは、これらのスキルと技術に対応するためのトレーニングコースを提供いたします。

クラウド提供者 SIer 情報システム 部門

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◆Cisco360とは?

シスコ認定CCIE育成プログラム『Cisco

360 Learning Program for CCIE Routing

and Switching』とは、CCIE取得のためにシ

スコ社が開発したプログラムです。アセス

メント・自主学習用のVoD・技術資料・イン

ストラクタによるワークショップ形式のトレー

ニングなど、『Cisco360』にはCCIE取得に

向けて必要なテクノロジを修得するための

様々なコンテンツが用意されています。

CCIEラボ試験対策ならグローバルナレッジ

Cisco Certified Internetwork Expert(CCIE) Routing &

Switching (R&S) は、シスコが提供するネットワークインフ

ラ計画・運用・構築におけるエキスパートの認定です。

認定には筆記試験の合格後、8時間に及ぶ実技試験

(Lab試験)に合格する必要があります。

認定試験の合格には、経験と実績が求められるLab試験

の対策が必須であるといえます。

受講者からの合格報告数

68名超 (2012年2月現在)

レベルに合わせて着実に成長 シスコ認定プログラム

-Cisco 360 Learning Program-

オリジナルコース

受講者に大好評

日本語

補足資料 (Prep1/Prep2/CIERS1)

合格まで講師が伴走

受講後も

サポート (グローバルスクエア)

① 実績

お客様の声

② カリキュラム

③ マテリアル ④ サポート

CCIE R & S 対策コース

が支持される4つの理由

解説書が非常に丁寧

に書かれており、わか

りやすい資料でした。

すばらしいと思います。

Lab試験や今後の業務に

もたいへん役に立つ内容

だと感じました。

1 グローバルナレッジの

7

Prep1/Prep2ともオリジナル日本語解説集

が付属し、英語教材では伝わりにくい詳細

なニュアンスまで押さえられます。

『Cisco360』コンテンツ(CIERS1)を、トラブル

シューティング対策とアセスメントを中心に

カスタマイズしたコースです。

『Cisco360』標準テキスト(英語)に加え、

グローバルナレッジオリジナルの日本語

補足資料を使用します。

テクノロジごとに区切って受講しやすい日数

の5つのコースを提供。弱点分野を選んで

受講できます。

チェック チェック項目 自信がなければ

まずこのコースへ!

IGMPとマルチキャストルーティングプロトコルの違いを説明できる

PIM Sparse Modeの通信の仕組みを、RP(ランデブーポイント)・Registerメッセー

ジ・Source Tree・Shared Treeなどの用語を用いて説明できる

Static RP・Auto-RP・BSRを使用して、PIM Sparse Modeの通信を成功させることが

できる

CoS・IP Precedence・DSCPの違いを説明できる

CBWFQ/LLQについて違いを説明でき、MQCを使用して設定することができる

Policing/Shapingについて違いを理解し、CIRとは何か、CIRがTc、Bcを用いてどのよ

うに表されるか、Beとは何か、Beはどのように計算するとこができるかを説明するこ

とができる

チェック チェック項目 自信がなければ

まずこのコースへ!

ルータ~L2SW~ルータの接続構成において、L2SWでVLAN・トランクポート・アク

セスポートの設定を行い、ルータ同士の直結セグメントでの通信を成功させることが

できる

OSPFネットワークタイプを5つ列挙し、DRの有無、neighborコマンドの有無、デフォル

トのタイマー値を説明できる

" eigrp stub "の動作を説明することができる

passive-interface・distribute-list・route-mapを使用したルーティングアップデート

のフィルタの設定ができる

BGPベストパス選択アルゴリズムでどのアトリビュートから順に評価をするか、最低6

番目まで列挙でき、実際のshow ip bgpの出力からベストパスを判断できる

ACL・AS-Path ACL・Prefix-list・route-mapを使用して、BGPルートのフィルタをす

ることができる

ルートリフレクタ・BGPコンフェデレーションを利用してトランジットASを構築することが

できる

MPLS-L3VPNにおいて、RD(Route Distinguisher)・RT(Route Target)を使用し

て、カスタマーごとのプレフィックスを分離して対向のPEにアドバタイズする仕組みを

説明できる

MPLS-L3VPNにおいて、LDPでアドバタイズされた網内転送用ラベル、MP-BGPで

アドバタイズされたVPN識別用ラベルがユーザのパケットに付与され、トラフィックが

分離される仕組みを説明できる

OSPFのsham-linkの動作を説明することができる

リンクローカルアドレス、グローバルアドレスの違いを説明できる

IPv6のルーティングプロトコル(RIP・OSPF・EIGRP・MP-BGP)の設定ができる

トンネルの設定を行い、IPv4ネットワークを経由して、IPv6の拠点間の通信を成功さ

せられる

CCNP

SWITCH

CCNP

ROUTE

ABGP

速習

MPLS

速習

IPv6

速習

MCAST

速習

QoS

すべてチェックができたら

チェックリストの項目は、各コースの受講前に

「最低限押えておきたいレベル」を掲載しています。

詳しくは、Webのお問い合わせページまたは

フリーダイヤル(0120-009686)へお問い合わせください。

すべてチェックができたら

1 2 3 •ABGP

•速習MPLS

•速習IPv6

•速習MCAST

•速習QoS

CCIE Prep1 ~Switching, IGP, BGP, MPLS,

OER/PfR~

CCIE Prep2 ~L2 Technology, QoS, Multicast,

Security, IOS Features~

CCIE R&S BOOT CAMP

総仕上げ編: トラブルシューティング・アセスメント

CCIE Lab試験に必要な知識と経験を深めるステップアップフェーズ CCIE Lab試験に必要な各テクノロジを修得するスキルアップフェーズ CCIE Lab試験に向け試験テクニックを修得する実践フェーズ

CCNP取得から時間が経過

していて、前提の技術知識

に自信がない…

技術は理解しているが、条

件に合わせて実機で設定す

る経験が足りない…

BGP、マルチキャスト、QoS、

IPv6、MPLSについて、各種設

定はできる

実機演習をたくさんこなして、

総合的な問題に対応する力を

つけたい!

いざ Lab試験! 模擬試験

に取り組み試験テクニックを

修得したい

トラブルシューティングの手法

を学びたい

3つのフェーズでカリキュラムを提供

適切なレベルのコースを受講できるから学習効果が高い

このコースで大丈夫?

CCIE Prep1 or Prep2 受講前にはここをチェック!

CCIE Prep1 ~Switching, IGP, BGP, MPLS, OER/PfR~ CCIE Prep2 ~L2 Technology, QoS, Multicast, Security, IOS Features~

各コースの詳細はp.22でご覧ください

★ ★ ★

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若手からベテランまで、世界と戦うPMを養成!

プロジェクトマネジャー養成トレーニング

プロジェクトマネジメント手法のデファクト

スタンダードであるPMBOK®をもとに、プ

ロジェクトマネジメントの基礎知識を体系

的に学びます。

グローバル化する競争の中で、情報システム開発を取り巻く環境はますます厳しくなっています。海外開発拠点の拡大にともない、異なる

価値観を持つ海外技術者との協業や、世界的なうねりとなっているクラウドや仮想化などの新技術への対応など、情報システム開発の現

場では日々新たな課題に取り組まなければなりません。その一方で、ユーザからの短納期、低価格の要求もさらに強まっています。

このような環境下で、従来に比べてプロジェクトの難易度は確実に上がっており、プロジェクト成功のためには知識と経験をもった優秀なプ

ロジェクトマネジャーが必要です。多くの企業で、プロジェクトマネジャーの養成が急務となっています。

グローバルナレッジでは、プロジェクトマネジャーを養成するための、3つのステップを提案しています。「①わかる:プロジェクトマネジメントの

基礎知識を体系的に学ぶ」「②できる:各領域の専門知識を修得し応用力をつける」「③深める:アウトプットを繰り返し実践力を身につけ

る」、というステップです。この3つのステップによるトレーニングと、現場経験を相互に繰り返すことによって、優秀なプロジェクトマネジャーを

養成することができます。

①わかる

プロジェクトマネジメントの各領域につい

て、より専門的な知識を学びます。リスク

フリーの教室で課題に取り組むことで、現

場で応用できるスキルを身につけます。

②できる

ディスカッションやアウトプット中心のト

レーニングで、プロジェクトマネジャーとし

ての意思決定を繰り返し、より適切に実

践できる能力を身につけます。

③深める

グローバルナレッジは

3つのステップでプロジェクトマネジャーを養成

9

•PMBOK®第4版概要

•プロジェクトマネジメント(前編)

•プロジェクトマネジメント(後編)

•事例で学ぶプロジェクトマネジメント(ケース研修)

スコープマネジメント

基礎

実践

応用

①わかる

②できる

③深める

•PMのためのスコープ・マネジメント

•アーンド・バリュー・マネジメント

•プロジェクト・コスト・マネジメントに役立つプロジェクト原価計算

•プロジェクト・チーム・マネジメント

•プロジェクト・コミュニケーション

•PMのためのリスク・マネジメント

•プロジェクトを成功に導く外注管理

•PMのためのシステム開発関連法規解説

•PMBOK®ベースのプロジェクトマネジメント計画書作成

•PMのためのコンピテンシー開発

•ケーススタディで学ぶプロジェクトマネジメント・実践

•プロジェクトマネジメント道場

•CAPM®資格取得対策

•PMP® BOOT CAMP(前編)

•PMP® BOOT CAMP(後編)

実務活用 資格取得

プロジェクトの立ち上げから終結に至るまでのケースを読み、

分析し、様々な角度から議論を行います。それらを通じて、

プロジェクトマネジャーとしての意思決定を行う訓練をします。

スケジュール・マネジメント

コスト・マネジメント

品質マネジメント

人的資源マネジメント

コミュニケーション・マネジメント

リスク・マネジメント

調達マネジメント

プロジェクト計画ケース プロジェクト進捗ケース 各コースは以下の流れで進行します

・ 実践的な研修を受けたい

・ 知識修得型の学習は必要ない、応用コースを受講したい

・ 演習中心のコースを選びたい

・ 中堅社員のプロジェクトマネジメント力を向上させたい

・ 議論をするなかで、気づきを得て欲しい

・ 研修の場を通して、社員のコミュニケーションをはかりたい

受講者

研修ご担当者

NEW

【PDU対象】ケーススタディで学ぶ

プロジェクトマネジメント・実践 シリーズ8コース

3つのステップを

「基礎」「応用」「実践」カテゴリで幅広くコース展開

プロジェクトの管理ポイントに合わせて8コース

こんな方へ 8コース共通: 【価格(税込)】 52,500円 【期間】 1日間 【PDU】 7PDU

NEW

分析・ディスカッションが豊富な実践コース

各コースの詳細はp.44~p.45でご覧ください

オリエン

テーション

ケース

分析

(個人)

ケース

分析 (グループ)

発表/

討議

講師

解説

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グローバル人材育成トレーニング 企業のグローバル化を推進する人材の育成は急務となっています。

グローバルナレッジは、グループ会社のグローバル ナレッジ マネジメント センター(GKMC)を通じて

「グローバル人材育成トレーニング」を提供しています。

AMA’s Core Values

GKMCは、American Management Association (AMA)のサービスを国内で唯一、提供しています。

AMAは、1923年企業の成長に必要な“マネジメント”や“リーダーシップ”能力をどうすれば効果的に教育できるか、

といった実務家たちの熱い思いから誕生した世界最大のグローバル人材育成コンサルティング組織です。

日本企業が国際ビジネスの舞台で今後更に活躍するために、AMAの終身顧問であったピーター・ドラッカー氏は、

1993年、日本でAMAの営業を開始する際にご尽力くださいました。

Value 1

“今”の課題を解決する能力を多角的に提供

コース開発には、研究者・学識者に加え、ビジネスの最前線で活躍している実務家たちが携わっています。ビジ

ネスの現場で"今"求められていることを、すぐに実践するための知識やスキルを提供します。

世界中のベストプラクティスを効果的に修得

日本のビジネス慣習や文化を踏まえた上で、世界のベストプラクティスを効果的・効率的に修得できる方法を取

り入れています。

“企業戦略を実現” するための人材育成

企業が掲げるビジネス戦略に基づいて、最適な人材育成ソリューションを提供し、ビジネスの成功を支援します。

Value 2

Value 3

グローバル市場の動きを理論化したプログラム

専門調査機関とともにグローバル規模の市場調査を実施し、市場の変化に応じたビジネス課題を明確にしたうえ

で、その解決法を理論的に組み立てたコースを提供します。

現場のプロを育てるのは、実務経験が豊富な講師

ビジネスの第一線で活躍し、豊富な経験と知識を持つプロフェッショナルな講師が研修を担当しており、ビジネス

の現場ですぐに活かせるスキルをアドバイスします。

Value 4

Value 5

11

自身の個性・専門性・ビジネススキルを今日のグローバルビジネスで発揮

するために必要な意識、視点、知識を学習します。

グローバルマインドセット

-グローバルな視野がビジネスを変える-

【HSC0057R】・1日間・63,000円(税込)

グローバル環境で自信を持ってディスカッションできるようになるための意

識とスキルを身につけます。ポイントを十分理解して頂くため、講義は日本

語で行いますが、演習は実際のシーンを想定して英語で行います。

グローバルビジネスディスカッション - 日本人特有のスタイルを知り、グローバルスタイルを学ぶ -

【HSC0058R】・1日間・63,000円(税込)

様々な状況で必要となるビジネス英語力を、インタラクティブなディスカッ

ションやケーススタディを通して包括的に向上することを目的とします。

英語が母国語でない人のための

ビジネスカンバセーションスキル

【HSC0059R】・2日間・136,500円(税込)

コースを通して、講師が受講者をとことんコーチングしますので、人前でプ

レゼンテーションすることが怖くならない「自信」を身につけます。

ビジネスプレゼンテーションスキル(英語)

【HSC0060R】・2日間・136,500円(税込)

部下を通して業務目標を達成するマネジャー向けの、より効果的なコミュニ

ケーションスキルやマネジメントツールを修得します。

グローバルスタンダードビジネススキル:マネジメント

【HSC0061R】・2日間・136,500円(税込)

ビジネスの第一線で活躍する管理職の方向けに、受講後からすぐに活用で

きる実践的な財務管理能力を身につけます。

グローバルスタンダードビジネススキル:ファイナンス

【CNC0028R】・2日間・136,500円(税込)

戦略立案の全体像を理解し、実習やケーススタディを通して柔軟で適応力

の高い実践的な戦略立案能力を修得します。

グローバルスタンダードビジネススキル:戦略の立案

【CNC0029R】・2日間・136,500円(税込)

グローバル人材育成の各コースを無料で体験できるイベント“Test Drive”を

不定期で開催しています。日程・対象コースなどの最新情報は、グローバル

ナレッジのWebサイトをご覧ください。

コースの内容、講師のファシリテーション能力、会場の雰囲気などを確認い

ただく場としてご活用ください。

Test Drive ~グローバル人材育成トレーニング無料体験~

無料

グローバル人材育成トレーニング 推奨コースフロー

● COURSE LIST ●

● COURSE FLOW ●

日本語

日本語 英語

英語

英語

英語

英語

英語

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システム開発の手戻りを減少!

要求定義

スキルアップ

トレーニング

不十分な要求定義が招く

負のスパイラルから脱却

要求定義が不十分なまま開発を進め、後続の工程で

苦労した経験をお持ちの方は多いでしょう。要求の追

加や変更が相次ぎ、そのたびに手戻りが発生して対応

に追われる。無理をして対応した結果、品質が悪化す

る。要員のモチベーションが低下する……このような

負のスパイラルが、多くの開発現場に存在します。

システム開発における失敗プロジェクトの多くは、要求

定義に起因しています。要求定義の不備による手戻り

のコストは、プロジェクトコスト全体の30~50%を占める

という調査結果もあります。要求定義をきっちり行うこと

が、システム開発プロジェクトの肝と言えるでしょう。

ところが、開発現場では依然として「KKD(勘と経験

と度胸)」をもとに要求定義を行っているケースが多い

ようです。組織として要求定義の標準的な方法を持た

ないため、リーダーや所属部署が変わると要求定義の

方法が変更されてしまうことになり、メンバーの要求定

義スキルが向上しないという結果を招いています。

要求定義の方法論を確立し、組織で共有すれば、

その失敗を減らすことができます。

ビジネスに役立たないシステムができる

ビジネス環境が変化しても要求の変更を適切に処理できない

予算/期間を無視した要求を設定してしまう

根拠のない見積りをする

要求を超えた(本来必要ない)過剰な機能を実装してしまう

手戻りの作業も増え、無駄なコストが発生する

ビジネス環境を理解し、プロジェクトの背景と目的を明確

にします

業務とビジネスルールを把握し可視化します

ステークホルダーからの要望を整理します

最終的には、誰が見ても同じ解釈になる、あいまいさのな

いドキュメント(=要求仕様書)を作成します

方法論を共有するためには、個別学習ではなく、組織で同じトレーニ

ングを通じて修得することをおすすめします。

グローバルナレッジでは、システム開発にあたり、「要望の明確化」

「要件定義」「要求仕様策定」を行う一連のプロセスを「要求定義」と

し、それぞれのスキルを強化するトレーニングをご用意しています。

要望の

明確化

要件定義

要求仕様策定

要求定義

主に情報システム部門(または上流工程を担当する開発会社)に所属し、直接

ユーザと要求定義を行う方を対象に、システム開発プロジェクトにおける、業務

分析、要望の収集、要件の導出・分析までの作業の流れと成果物について学習

します。

【PDU対象】システム要件定義 ~業務要件を明確にし手戻りのないシステム構築を!~

主にシステム開発会社(またはユーザ企業の情報システム部門)に所属し、要求

定義・外部設計工程に関わる方を対象に、システム要件から設計に展開するた

めに必要な要素である要求仕様を定義するプロセスと成果物について学習しま

す。

【PDU対象】ソフトウェア要求仕様策定 ~システム要件から設計への橋渡しを!~

情報システム構築の要ともいえる要件定義においては、システム知識や業務知

識そのものに加えて顧客や情報システム担当者との効果的なコミュニケーション

を図ることが重要です。本コースでは、要件定義をスムーズに進めるために必要

なスキルについて解説し、コミュニケーションにポイントを絞った演習を行います。

【PDU対象】要件定義のためのコミュニケーション術~要望・要件を引き出すヒアリングのポイント~

NEW

【SWC0015G】・2日間・102,900円(税込)

【SWC0016G】・2日間・102,900円(税込)

【CNC0030G】・1日間・52,500円(税込)

● COURSE LIST ●

要求定義ができていないと、次のような問題が発生します

法論を確立し、要求定義のスキルを向上しましょう

注目

コー

12

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経営戦略策定からその評価までをITコンサルティングサービスとして位置付け、

いずれのプロセスでも必要となる現状分析・課題設定・実行管理・達成評価・を

修得します。なかでもIT企画からIT戦略評価までを重点的に学びます。

ITコンサルタントは様々な課題に直面します。急な予算の不足、納期変更、ス

テークホルダー同士の対立など、実際の現場では悩みは尽きません。具体的に

起こりやすい課題を取り上げ、実際にどう対応していくか、またどうすれば問題の

発生を事前に防げるのかを検討します。

経営戦略を立案する上で必要な技法(SWOT分析、仮説検証技法)を身につ

け、現場で活用できるようになることを目指します。

ITコンサルティングのプロセスにおける、IT戦略の策定からITの企画までを学び、

調達文書(RFP)の作成ができることを目指します。

ITコンサルタントの養成(基礎) ~IT化の課題を解決する4つの力を身につけ、

ITコンサルティングサービスを提供できる人材になる~

ITコンサルタントの養成(応用・経営戦略編) ~経営課題を解決するIT戦略・システム化計画を策定するために~

ITコンサルタントの養成(問題解決編) ~コンサルティングの現場で発生する問題に対応するには~

ITコンサルタントの養成(応用・IT戦略編) ~IT戦略立案からソリューション要求作成まで~

中堅・ベテラン エンジニアの

さらなるステップアップに

ITコンサルタント

養成トレーニング

コンサルティングスキルを向上し

「ITコンサルタント」へステップアップを 企業の課題は多様化しており、IT戦略策定やIT導入・活用

など、ITに関する様々な局面でコンサルティング・サービス

の重要性が高まっています。情報化支援を行う企業に

おいても、ITの導入を通じて顧客の経営課題を解決できる

エンジニアの育成が急務です。

グローバルナレッジでは、企業におけるIT化の全段階で発

生する問題や課題について、専門的な知識や経験を用い

て解決するプロフェッショナル職位を、「ITコンサルタント」と

位置づけ、ITコンサルタント養成のための4つのトレーニング

を新たに提供します。

NEW

体系立てて学習し、自分の営業スタイルを見つめなおしたい

事業課題を解決するITソリューションを提案できない、ITありきの提案

から脱却したい

社内業務システム構築をするため、企画提案を勉強したい

基幹システムの再構築を行うために、コンサルスキルを身につけたい

プロジェクトリーダーとして、上流のコーディネートを知り、分析力をつけ

たい

上流工程を行っているが、我流なのでスキルを確認したい

顧客の課題がうまく引き出せない。顧客とやり取りするノウハウがほしい

ベンダー任せのRFPを自社で作成できるようになりたい

● COURSE LIST ●

【CNC0035G】・2日間・105,000円(税込)

【CNC0031G】・2日間・105,000円(税込)

【CNC0032G】・2日間・105,000円(税込)

【CNC0033G】・2日間・105,000円(税込)

このような方にお勧めです

セールス・企画

SE・PM

注目

コー

応用編

基礎編

問題解決編

NEW

NEW

NEW

ITコンサルティング・サービスの各プロセス

を幅広くカバーした、トレーニングのシリーズ

です。

13