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オーストラリア電力自由化に おける電力業界変革の事例の ご紹介 PwC Australia www.pwc.com.au

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オーストラリア電力自由化における電力業界変革の事例のご紹介

PwC Australia

www.pwc.com.au

PwC

関連する専門領域・経験

略歴

マーク・コーリン - パートナーMark Coughlin

マーク・コーリンはPwCの豪州およびアジア地域におけるエネルギー&ユーテリィーズ部門のリーダーであり、豪州内外における公益事業およびインフラビジネスに対して30年のアドバイザリー経験を有しています。国内の大手公益事業会社のCEO、CFOとして経営を担った経験を活かし、

公益事業法人に対して戦略、規制、オペレーション、資金マネジメントなど幅広い分野に跨る支援を提供してきました。

1990年代に豪州電力市場が自由化された際、マークは資産価値算定、

オペレーティングモデルおよびプロセスデザインの策定、システム導入に関するアドバイザリー業務を提供しました。豪州の系統運用機関におけるCFOとして、リスク・セーフティマネジメントなどの全社プ

ロジェクトにおける責任者としてプロジェクトを主導した経験を有しています。2005-06年は、CPA AustraliaのNational Presidentおよび会長に就任しました。

主な経験:

• 戦略立案

• オペレーションマネジメント

• リスクアセスメント

専門業界:

• エネルギー(電力、ガス、石油)

• 公益事業法人

関連するプロジェクト経験

• 大手の豪州電力小売企業に対するご支援:

新規オペレーティングモデルの策定と小売・発電における最適化

卸電力取引におけるリスクマネジメント改訂と管理

• クイーンズランド州政府およびビクトリア州政府に対する電力市場自由化に際する市場デザイン、制度設計に関するアドバイスと系統機関の効率性評価

• 電力会社に対するスマートグリッド戦略オプションに関するアドバイス

• 大手電力会社に対する規制対応のための戦略立案および報告のご支援

• 系統機関に対する資産のリスクアセスメントサービス

PwC

目次

3

1. 概要 2. 現在の市場参加者 3. Utility of the Future

オーストラリア電力市場の参加者に関する概要

オーストラリア電力

市場の現状に関する概要紹介

PwCのThoughtLeadershipに関するご紹介

PwC

概要

4

PwC

主なオーストラリア電力市場における現状の概要

オーストラリア電力市場は自由化が行われ発送電が分離されている

オーストラリア内には複数の市場が存在するが、国内の南東部を包含するオーストラリア電力市場(National Electricity Market )の市場規模が最も大きいことから、当該市場についてご紹介する。

5

GeneratorTransmission and

DistributionRetail

PwC

オーストラリアエネルギー市場

6

オーストラリア電力市場(National Electricity Market:

NEM)

西オーストラリア電力市場(Western Australian Energy Market:

WAEM)

NEMは発電容量ベースでオーストラリア電力市場の約89% を占めている

開始時期

対象地域

供給出力

発電容量

取引価格

需要家

1988年12月に電力スポットの卸市場として開始

QLD、NSW 、SA、Vic、 Tas、ACT

~200 TWh/year(2013)

48,321 MW(2013)

AUD122億(2012-13)

約930万人

対象地域

供給出力

発電容量

需要家

西オーストラリア

年間約 18 TWh(2010)

6,300 MW(2010)

約200万人

開始時期 2006年

出所: Australian Energy Regulator statistics

PwC

オーストラリア電力市場の概要(1/3)

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オーストラリア電力市場(NEM)の概要

対象地域 QLD/ NSW/ Vic/ SA/ Tas/ ACT

発電容量 48,321 MW

発電機数 317

需要家数 930万人

年間売上(2012-13) AUD122億

総発電量(2012-13) 199 TWh

過去最大出力 35,551 MW (2009)

0

20,000

40,000

60,000

FY09 FY10 FY11 FY12 FY13 FY14(YTD)

Capacity Peak Demand

NEMにおける最大需要と発電容量(MW)

発電容量 最大需要

(Year to Date)

出所: Australian Energy Regulator statistics

PwC

オーストラリア電力市場の概要(2/3)

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0

50

100

150

200

250

2009A 2010A 2011A 2012A 2013E 2014(YTD)

オーストラリア電力市場における年間電力消費量(TWh)

出所: Australian Energy Regulator statistics (年度別発電量に基づく)

2014(Year to Date)2009 2010 2011 2012 2013

PwC

0

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20

30

40

50

60

Black coal Browncoal

Gas Hydro Wind Liquid Other

Capacity Output

電源別登録済み発電量 (発電総量に占める割合(%))

• 黒炭と褐炭が全体の発電設備容量に占める割合は約55%であるが、実績出力量ベースでは全体75%を占めている

• 石炭火力発電は2012-13年で7%減少した

• 水力発電は2012-13年で36%増加した

• 政府補助金により、過去5年間で太陽光発電が急速に拡大したものの、設備容量は未だ小規模である(2012-13年に2,300MW)

オーストラリア電力市場の概要(3/3)

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出所:Australian Energy Regulator statistics(2014年4月1日時点)

設備容量 出力量

黒炭 褐炭 ガス 水力 風力 石炭液化油 その他

PwC

オーストラリア電力小売市場の特徴

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電力小売価格

• ビクトリア州と南オーストラリア州の電力小売価格は規制されていない

• 2015年7月までにクイーンズランド州、 2014年7月までにタスマニア州が電力小売価格規制の撤廃を確約した

• 2013-2014年、ほとんどの州・特別地域で電力小売価格は安定していた

• LNG輸出の国際的需要により、ガス小売価格は2013-2014年の電力小売価格より高くなる傾向にあった

• 過去5年間、多くの州・特別地域で起こっているエネルギー小売価格の高騰は、主にエネルギーネットワーク設備(電線電柱とガス導管)費用の高騰に起因している

規制• National Energy Retail Law を適用するため、4つの州・特別地域(TAS/ ACT/ SA/ NSW)では、エネルギー小売

市場規制が国主体の規制へと移行されつつある

電力の需要と供給

• 電力需要の減少が、発電能力における余剰発生とネットワーク拡張における投資意欲の減退を引き起こしている

• 今後10年間は、発電設備の新設を殆ど必要としない

• 2013-2014年、電力需要は以下の理由により減少傾向にある

• 電力料金の高騰により、需要家はエネルギー利用を控え、よりエネルギー効率が高い手段を採用

• 経済成長の抑制により、製造業におけるエネルギー需要が衰退

• 太陽光発電所の増加

電力小売の競争

• 2013-14年、電力小売市場は、市場シェアを獲得しつつある小規模小売企業(ほとんどが新規参入者)により、市場の厚みがわずかに増した

• 2012-2013年(NEM)、小売事業者3社(AGL Energy社、Origin Energys社、EnergyAustralia 社(旧TRUenergy社))が、電力・ガスにおける小口需要家のそれぞれ77%、85%へ供給を行った

PwC

市場設計

市場設計の概要

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自由化されたスポット市場の中で発電者は小売企業に対し、5地域別に30分間隔で設定された価格で売電を行う。発電者は市場に入札し、最安値の入札から順に割り当てが行われていき、最高値で割り当てが行われた電力の料金で支払いが行われる。

卸市場

発電者は、独占事業が管理する送配電網に対して非差別的な利用が担保されており、エンドユーザーに対する送電を行う。系統機関の売上や価格設定は規制機関が定期的に設定する。

系統アクセス

競争市場の中で小売事業者が発電費用をベースに価格設定を行い最終需要家へ売電する。オーストラリアの中でも、競争度合いが非常に高い州から殆ど無い州まで様々ある。

小売市場

エネルギー保障、信頼性確保、需要家サービスの標準は各州において異なっている。サービス標準

PwC

根拠法、規制当局とガバナンスの概要

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小売- 23社が存在し、上位3社が市場シェアの大部分を占める。殆どの事業者が発電も行っている。

ネットワーク -送電では5社、配電では13社が参加しており、電力システム内には3つの系統連系線が存在する。

発電者 - 32社が存在し、殆どが小売も行っている。

規制とコンプライアンス -ネットワーク事業は主にNERの規制下にあり、エネルギーセクター全体のコンプライアンスは関連法と業界ルールにより規制を受ける。規制主体はオーストラリア政府のエネルギー当局だが、州政府も適宜関与する。

規則の設計 - NEM創設のため、NELの詳細な制度設計をNERとして規定する主体。Australian Energy Market Commissionがこの役割を担う。

政策- オーストラリア州政府および連邦政府のエネルギー大臣からなるCOAG Energy Councilが担う。

市場運営と計画- NEMの市場ならびに電力システムの運営を行い、ネットワーク設備の計画を補助する。

NEM市場の参加状況 NEMの規制機関

NEMの根拠法は以下のとおりである:

• 主にNational Electricity Law(NEL)が大枠の規定を行い詳細な規定はNationalElectricity Rules(NER)に記述されている

• 他にも、National Electricity Retail Law、Australian Energy Market CommissionEstablishment Act 2004などに関連法にも規定が存在する

PwC

現物取引のヘッジとしての金融取引の枠組み

卸電力市場の市場リスクを軽減するため、オーストラリアの金融市場において電力デリバティブ取引が行われている

• 金融商品はOver-the-Counter取引または該当する取引所において取引が行われる

• オプション、先物契約、スワップなどが商品として存在

• オーストラリアの金融市場法や規制の対象

• 電力発電事業者や小売事業者も参加する

• 最も流動性の高い取引は18-24か月の先物契約である

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現在の市場参加者

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EnergyAustralia社 - 企業概要(1/3)

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0.0%

3.0%

6.0%

9.0%

12.0%

15.0%

18.0%

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

2010A 2011A 2012A 2013A

収益

マージン

EnergyAustralia社収益 (A$m), EBITDAマージン (%)

0.0%

2.5%

5.0%

7.5%

10.0%

12.5%

15.0%

17.5%

20.0%

2009A 2010A

EnergyAustralia社自己資本利益率 (%)

• 電力の供給過剰と需要減少により卸売市場で価格が抑制されたため、Standard & Poor‘s社は、EnergyAustralia社のレイティングを引き下げた

• 2011年、NSWの小売事業買収により顧客管理システムが併存し、運営費の増加を招いた結果、小売事業は脆弱なままとなった

CLPグループにより買収

出所: CLP Group Reports, EnergyAustralia Annual Report

2009 2010 2010 2011 2012 2013

PwC

EnergyAustralia社 - 企業概要(2/3)

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EnergyAustralia社の主な発電設備

発電所 所有権 発電容量 方式 燃料

Yallourn 100% 1480 MW 石炭火力 褐炭

Mount Piper 100% 1400 MW 石炭火力 石炭

Wallerawang 100% 1000 MW 石炭火力 石炭

Hallett 100% 203 MWオープンサイクルガスタービン

天然ガス

Ecogen 調達権のみ 966 MWオープンサイクルガスタービン

天然ガス

Tallawarra 420 MWコンバインドサイクルガスタービン

天然ガス

Wilga Park 16 MWオープンサイクルガスタービン

天然ガス

Waterloo 111 MW ウィンドファーム 風力

CathedralRocks

合弁事業 66 MW ウィンドファーム 風力

一般世帯と企業の契約口数(百万口)

2.8

5,656

全発電容量(MW)

3.1

再生可能エネルギー発電の比率 (%)

出所: EnergyAustralia – 2013 年報告書

PwC

EnergyAustralia社 - 企業概要(3/3)

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現在

• EnergyAustralia社は主要な事業買収と拡大を通し、オーストラリアで最も大きな垂直統合型エネルギー企業の1社となった

• EnergyAustralia社は、顧客管理システムを見直している

将来

短期

• 不良債権の削減を含む事業効率化を達成するために、顧客管理システムを継続的に改良し、顧客情報を古いシステムから新しいシステム基盤へ移行している

• 電力市場の大規模な変動に対処するため、電源ポートフォリオを最適化する

• デジタルによる販売チャネルの拡大を含み、低費用な直接販売を模索する

• 人事機能と同様に、ITを変革する

• 垂直統合型事業を、エネルギー供給おける市場リスクの管理をしつつ、需要を満たすための最適なビジネスモデルとして捉え、事業継続に注力する

中期

• 電力小売市場における高いプレゼンスを活かし、革新的で他社と差別化されたサービスを顧客セグメントに提供する

• 事業効率性を改善し、デジタルとテクノロジー能力における先駆者になる

• マスマーケットにおける顧客ニーズを満たすため、より柔軟性のある電源により低コストで発電する

企業戦略

PwC 18

新規参入事業者(1/2)

Lumo Energy社

Alinta Energy社

• ニュージーランドにおいて公益事業と輸送業の所有と経営を行うInfratil社が所有

• 顧客対応が煩雑な大手小売会社との差別化を行い、顧客数は過去3年間で年10%の伸び

• ‘Direct Connect Australia’にてユニークな商品を提供

• 電力の殆どを市場から調達し、コスト分析(cost to serve)とトレーディング/契約管理を主とした小売事業に注力する

• 現在戦略の見直しを行っている

• プライベート・エクイティ投資により所有 – TPG

• 破綻した投資銀行‘Babcock and Brown’から資産を取得

• 南オーストラリア州(発電量の35%)とビクトリア州で操業している発電会社

• WAEMの電力小売マーケットシェア50%を占める

• NEMで成長ターゲットにしているビクトリア州、南オーストラリア州、クイーンズランド州、ニューサウスウェールズ州で拡大している電力小売を提供している

• 24か月のうちにTPGが撤退する可能性あり

PwC 19

新規参入事業者(2/2)

• 国際的に大手であるGDF Suez社の小規模投資で、三井物産が30%を保有する

• International Power社(UK)の買収に伴いGDF Suez社が保有

• ビクトリア州、南オーストラリア州、西オーストラリア州における3,540MWの電源を所有・運営する(風力発電、ガス火力、褐炭火力等)

• 小売を行うSimply Energy社が急成長を遂げている

• 長期的に褐炭火力が主な電源であるため、再エネ政策がもたらす影響の分析が必要

• 複数のインターネット接続会社がインターネットとガス/電力のクロスセルを行う

• スマートメーター市場の自由化に伴いデータ活用が更に重要となる

• ネットワーク企業が試験的に仮想発電所に参画する

• 過去5年間で太陽光発電ビジネスが成長し、設備提供型からサービス提供型へ移行

• 大手の小売会社はいかに「家を所有」し、住居関連の手厚いサービスを提供出来るかを模索している

GDF Suez社

その他

PwC

Utility of the Future

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PwC

電力セクターの変革発電セクターを取り巻くグローバルトレンドの変遷に伴い、電力市場の基盤は大きく変わりつつある

•分散型電源や、電力網から分離されている自家発電は、従来の電力ビジネスモデルにとって脅威である

•燃料価格の変動が、需要家行動を変えている

•太陽光発電、電気自動車、蓄電池、エネルギー効率、デマンドサイドマネジメントとスマートグリッドの技術が台頭しつつある

•これらの新たな技術は、従来電力事業と競合し、既存のビジネスモデルに大きな影響を与える可能性がある

•制度設計者は、電力供給の可用性、価格、最適な配置、環境への影響のバランスを取るという困難な責任を担う

•経済的な規制/ 売上設定に関するアプローチが変わりつつある

•市場設計/計画/統制のなどの広範に渡る枠組みの改革が行われる

•顧客は、より流動的・社会的になり、デジタルにより双方向的なつながりが実現される

•データ分析と俊敏な戦略が今後のコアコンピタンスとなる

規制当局の役割が変化

新たな需要家による影響

エネルギー

サプライチェーンにおける

技術的な影響

電力供給における脅威

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PwC

電力事業におけるビジネスモデルは2030年までに劇的に変化

電力市場において、現在の公益事業のビジネスモデルが2030年にどのようになることを予期していますか?

大体現状と変わらず

重要な変革以外変わらず

大きく変革(*)

*“見分けがつかない程の完全なる変革”の回答率-北米0%、欧州8%、アジア8%、グローバル4%

北米

南米

欧州

アジア

中東・アフリカ

グローバル

出所: 13th PwC Annual Global Power & Utilities Survey

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PwC

電力需要家の変革における5つの要素

需要家は自主性を求めている– 現在よりも更に効果的な方法で自身のエネルギー管理を行うことを欲している

電源とネットワークの変革 – イノベーションを

続ける事業者のみが価値を高め、技術的な不確定要素から身を守ることが出来る

公益事業者の役割は“エネルギーソリューション”(主に“ホームソリューション”)を実現させるサービス提供者へ変革する

将来のエネルギーバリューチェーンにおいてデータは主要な役割を担う –電力需要家およびネットワークデータが新たな価値を有する

政府や規制機関は、 “Enabler”(潜在

的な価値の実現者)への需要の高まりに合わせ規制改革を行わなければならない

「電力供給者ではなく“Enabler”

(潜在的価値の実現者)が必要 」

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PwC

分散型電源の供給者に関する意識調査需要家中心主義が必須の戦略となる

分散電源市場で成功するために有望、非常に有望な戦略についての回答者数の割合

分散電源を提供するサービス

契約に基づきエネルギー消費の

抑制を支援

インテリジェントな電力網を介して生産消費者(*)のエネルギー・シェア

を支援

エネルギー供給業者から顧客のエネルギー・パートナーとしての存在へ変化

電力需要の急速な拡大が期待される新たな市場へ参画

他の地域への進出ビジネスサービス提供へと多角化

*生産消費者(prosumers):自家発電を行う電力消費者出所: 13th PwC Annual Global Power & Utilities Survey

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PwC

エネルギー事業における新規参入者の思惑とは…

エネルギーを地場調達出来ないか?電力事業者の付加価値とビジネス

モデル変革の可能性とは?

商品の持つイメージを改善することが必要である。

エネルギー業界は常につまらない世界であった

IKEAのフットプリント改善を

活かし、顧客の環境活動を手助けする

最大の課題は柔軟性である

ため、蓄電技術の発展が必要

家屋の将来像は

エネルギー発電所となること

新たなファイナンスモデルを創出する(例:保証、ESCO)

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vandebron Google

IKEA

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Younicos

PwC

事例:IKEA

• IKEAの電力消費の37%は既に太陽光発電と風力発電により賄われている• 米国における49の風力発電機への追加投資(2014年4月に発表)• クライアントへの太陽光発電機の販売(UK)• 「IKEAは顧客が更に持続可能性の高い生活を送るための手助けを行う」

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PwC

電力事業者をエネルギーの“Enabler”へ変革する要素

将来の選択肢を創出する -新たな技術を活用しアジャイルで革新的なビジネスを構築する

収集された大量のデータから価値を創出 -意思決定を手助けするため、最適なデータ管理/分析手法を活用する

安定性のある長期的な政府方針、および自由化され開かれた電力サービス市場の創出

需要家中心とした新たな企業戦略の立案-新たに台頭する社会データ分析を活用し、需要家に関する理解を飛躍的に高める

生産性と資産管理の改善 -需要家中心のフレームワークにより資産価値に集中し、管理する

需要家中心の戦略を実現するためのアジャイルで効率的なオペレーション/ ビジネスモデルを構築する

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オーストラリア市場における自由化と企業分離はオーストラリア経済を大きく発展させている

市場参加者と状況に応じて市場は常に変革を続けていく…

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