メディシノバの資金調達実績および日米ファイナン …...macquarie 新株購入...

メディシノバの資金調達実績および日米ファイナンス事情の

違いについてメディシノバ東京事務所代表副社長

岡島正恒

平成30年1月15日

© MediciNova, Inc. 2018 2

メディシノバについて


メディシノバ会社概要

• 本社所在地

4275 Executive Square, Suite 300, La Jolla,

California 92037, USA

• 東京事務所所在地

東京都港区西新橋1-11-5 新橋中央ビル5F

• 設立年月日

2000年9月26日

• 資本の部

34,719,672米ドル（2017/9月末時点）

• 上場市場

– 2005年2月8日東証JASDAQ(大証ヘラクレス)市場上場

– 2006年12月7日米国NASDAQ市場上場

• 主な事業内容

医薬品の開発

執行役員

岩城裕一代表取締役社長兼CEO（最高経営責任者）

ピッツバーグ大学教授、南カリフォルニア大学教授歴任、ジャフコ、日本政策投資銀行顧問役

岡島正恒副社長東京事務所代表

大和証券 SMBC、住友キャピタル証券、住友銀行

松田和子チーフ・メディカル・オフィサー（CMO）

南カリフォルニア大学Keck メディカルスクール助教授、ロサンジェルス小児病院

ロマリンダ大学小児病院

ジェフリー・オブライアン副社長管理部門担当

UBS, DLJ/クレディ・スイス・ファースト・ボストン、野村、パンク・ズィーガルの株式アナリスト

ライアン・セルホーンチーフ・ファイナンシャル・オフィサー（CFO）

国際会計士事務所グラントソントン

（独立）取締役

ジェフ・ヒマワン取締役会長

エセックス・ウッドランズ・ヘルス・ベンチャーズマネージング・ディレクター、シードワンベンチャーズ共同創業

小林温取締役

セガサミーホールディングス株式会社顧問、参議院議員（経済産業大臣政務官、参議院自由民主党政策審議会副会長）

石坂芳男取締役

トヨタ自動車顧問、トヨタ自動車海外部門統括担当副社長、米国トヨタ自動車販売社長

長尾秀樹取締役

佐川アドバンス・SGシステム監査役、SGアセットマックス社長、佐川フィナンシャル社長、日本政策投資銀行新産業創造部長

日米両株式市場に11年以上重複上場している唯一の米国バイオベンチャー


メディシノバの新薬開発ポートフォリオ

NIH助成金

NIH助成金

NIH助成金

NIH助成金


2007年6月２つの開発品に経営資源を集中させることを決定。開発費の大幅削減を実施。

(予)

メディシノバの業績推移

単位：千ドル


2016年12月19日～2017年12月15日NASDAQバイオテクノロジー指数（NBI）の構成銘柄

【NASDAQ Biotechnology Indexの概要】✓ バイオテクノロジーや製薬に分類される株式の総合的なパフォーマンスを計る指標。✓ 1993年11月1日から、200.00を基準値として開始。（2018年1月11日の終値：3,499.79）【NASDAQ Biotechnology Indexの主な要件】✓ 時価総額が200百万ドル以上であること✓ 平均的な1日の取引量が100,000株以上であること✓ NASDAQ市場に少なくとも3か月以上上場していること


¥400

¥500

¥600

¥700

¥800

¥900

¥1,000

株価

Nasdaq Jasdaq

1日あたりの平均出来高（株）

2009年通期 2010年通期 2011年通期 2012年通期 2013年通期 2014年通期 2015年通期 2016年通期 2017年通期

ジャスダック 44,897 20,464 42,542 62,694 165,540 145,978 94,022 306,339 136,536

ナスダック 8,223 2,221 39,595 31,226 64,467 124,600 118,113 151,239 70,479

JASDAQとNASDAQ市場の株価比較


メディシノバの資金調達の歴史

2005年2月～現在


メディシノバの資金調達の歴史①(上場後：2005年2月～2010年7月)

2005./02 Jasdaq上場公募(日本)125.7億円

2007/01

公募(米国)14.6億円2006./12 Nasdaq上場

公募無し

2010/05 Venture debt

借入期間3年 14億円

2009/12 株式交換による企業買収

CB(米国)27.2億円


2011/03

公募(米国)6.4億円

2012/08-2013/10

Aspire 新株購入契約合計5.3億円

2011/09 ｷｯｾｲ薬品第三者割当(普通株＋優先株) 5.8億円

2013/04-2013/09

Macquarie 新株購入契約合計5.9億円

2013/05米国投資家第三者割当3.7億円

2013/10-2015/05

Macquarie 新株購入契約合計6.4億円

2015/05- MLV

販売代理契約枠36.3億円

2015/08

公募(米国)21.8 億円

2016/03

2011/3発行のワラント行使 7.6 億円

2017年9月末時点累積欠損 383 億円1ドル=112.73円換算

メディシノバの資金調達の歴史②(2010年8月～2018年1月)


バイオセクターの成長のために


研究開発と資金調達は創薬ベンチャーにとっての“車の両輪”

研究開発資金調達

車の両輪

上市へ


日米の上場廃止基準について

創薬ベンチャーの特殊性を考慮することが必要

パイプラインの価値（≒時価総額）が低くなれば撤退という上場廃止基準は、創薬ベンチャーに最適例えば、自社開発を続け、赤字が続き、やっと上市まで辿

り着いて、これから大きな売上、利益が計上できる状況になったとしても直前で上場廃止となる可能性あり。

出典：2017年11月15日第1回研究会資料P.40より

メディシノバの資金調達実績 および日米ファイナン …...macquarie 新株購入...

Documents

メディシノバの資金調達実績および日米ファイナン …...macquarie 新株購入...