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© SIOS Technology, Inc. All rights Reserved. クラウドサポート定義と 動作検証済みクラウド BC事業企画部 2016/11/30 サイオステクノロジー株式会社 1

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© SIOS Technology, Inc. All rights Reserved.

クラウドサポート定義と

動作検証済みクラウド

BC事業企画部

2016/11/30

サイオステクノロジー株式会社

1

© SIOS Technology, Inc. All rights Reserved.

改版履歴および略称※社外用

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リリース日 版 改版理由・内容

2016年11月 初版 新規作成

改訂履歴

文中で使われている略称 SSP:Single Server Protectionを指します。 SANLess Clusters:WSFC(Windows Server Failover Clustering)とDKCE(DataKeeper for

Windows Cluster Edition)が連携した構成を指します。

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目次

1. クラウドサポートの定義

2. LifeKeeper動作検証済みクラウド環境 Amazon EC2

Enterprise Cloud

FUJITSU Cloud IaaS Trusted Public S5、K5

Microsoft Azure

SoftLayer

TechnoCUVIC

U-Cloud

ニフティクラウド ( 50音順・検証済みクラウドの一部を選抜)

3. クラウド別 LifeKeeper導入時の留意点(検証済みクラウドの一部を選抜)

4. クラウド別 動作確認済み構成

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1.クラウドサポートの定義

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クラウドサポートの定義

クラウド環境のサポートのポリシーについて LifeKeeper/DataKeeper/Single Server ProtectionLifeKeeperがサポートするクラウド環境は、特定

時点にてSIOSの規定の検証が実施されたものです。

この条件を満たしたサポートされるクラウド環境については、下記をご参照願います。[LifeKeeper/DataKeeper/Single Server Protectionの動作検証済クラウド一覧] http://sios.jp/bcp/cloud-ha/environment/

なお、上記の検証済みクラウド一覧に記載されていないクラウド環境につきましては、個別にサポートさせていただいておりますので、下記からお気軽にお問い合わせ下さい。 [購入前の製品に関するお問い合せ] https://lp.sios.jp/BC_Web_Inquiry.html

検証の詳細について 上記動作検証済みクラウド一覧表から、各連携ソリューションページもしくは検証レポートにリンクが貼られていま

す。各連携ソリューションページ内では、検証内容を詳細に記したホワイトペーパーが公開されています。 [連携ソリューションページ] http://sios.jp/products/lkdk/product/solution.html#anc_03

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2.LifeKeeper動作検証済みクラウド環境

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※この章では、検証済みの一部のクラウド環境を選抜して連携概要を紹介します。

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Amazon EC2

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ソリューション概要

クラウドシェアNo.1のAWS(アマゾン ウェブ サービス)は、クラウドストレージ(Amazon S3)、クラウド仮想サーバー(Amazon EC2)、仮想プライベートクラウドサービス(Amazon VPC)、RDBサービス(Amazon RDS)などのサービスを提供します。

Amazon EC2は東京リージョン(データセンタ群)を含む世界中の14の地理的リージョン内の38のアベイラビリティーゾーンで運用されており、ミッションクリティカル業務の基盤としての利用に最も適したクラウドです。このAmazon EC2にLifeKeeper/Datakeeper/SSP for Linuxによる高可用性機能を追加し、アマゾンクラウドの持つ可用性をさらにレベルアップし、あらゆるタイプの障害から業務システムを保護する高可用性ソリューションを提供するのがAmazon EC2 連携ソリューションです。

※連携の詳細はこちら http://sios.jp/products/lkdk/product/c_ec2.html

■2016/11/30時点のサポート構成 LifeKeeper for Linux, LifeKeeper for Windows, SSP, SANLess Clusters

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Amazon EC2

連携概要

物理サーバー環境で利用中のLifeKeeperによるHAクラスタ構成を殆どそのままクラウドに移行可能。

HAクラスター機能はLifeKeeper for Linux、 LifeKeeper for WindowsおよびWSFCで対応。

LifeKeeper for Linuxは、Amazon EC2専用Recovery KitによりAmazonクラウドとシームレスに動作。

共有データはDataKeeperのデータレプリケーション機能でクラウド上でリアルタイムで複製。これにより共有ストレージがサポートされていないクラウド環境上でHAクラスターの構築が可能。

SSP for Linuxにより単一のサーバー環境でのアプリケーションモニタリングと障害時のサービスの再開が可能。

LifeKeeperを使用することで、直感的なGUIでHAクラスターのシステム構築ができ、スクリプトレスでさまざまなアプリケーションの保護が可能になります。

物理(アクティブ)←→クラウド(スタンバイ)のHAクラスターも構築可能。 ※要検証

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<物理(アクティブ)←→クラウド(スタンバイ)のHAクラスターの概念図>

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Amazon EC2専用のリカバリーキットを開発(LifeKeeper for Linuxのみ) 「ルートテーブル」と「Elastic IP」の2通りのAWSリカバリシナリオに対応したノード切り替え時のIPアドレス管理

機能を提供する「Recovery Kit for EC2」。 Recovery Kit for EC2は、スイッチオーバ後にインターネット上のクライアントからのアクセスを可能とするため

のElastic IPとENIの関連付けなどをEC2 API Tools を使用して自動で行う。 他のARKと併せて使用することで、EC2配下のアプリケーションを監視・復旧、待機系へのフェイルオーバーが

可能。

Amazon EC2

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→[Recovery Kit for EC2] http://jpdocs.us.sios.com/Linux/9.1/LK4L/EC2/index.htm

<ルートテーブルシナリオ> <Elastic IPシナリオ>

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安価にHAクラスタシステムを導入してシステムの可用性を向上

待機時に殆ど稼働しない待機系サーバーにクラウドを利用 ※要検証

ランニングコストの大幅削減と可用性の大幅増大

既存環境をそのままHA化

Amazon EC2

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オンプレミス環境の可用性を向上したい 既存システムをAWSへ移行したい

オンプレ環境をそのままAWSに移行し、システムの可用性向上をAWS上で実現

LifeKeeperによるHAクラスタ

DataKeeperによるデータレプリケーション

Recovery Kit for EC2によるAWSリカバリシナリオへの対応

ARKおよびGenericARKによりすべてのユーザアプリケーションの監視と障害復旧機能を実現

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クラウドをホスティング環境として利用しアプリケーションの可用性向上

可能な限りAWSの機能を利用して可用性を高める(Multi-AZ構成、RDS、Amazon S3など)

AWSが対応出来ないユーザアプリケーションの監視と障害復旧機能をSSP(Single Server Protection)で実現

Amazon EC2

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AWS上のアプリの可用性を向上したい

別リージョンへ待機系システムを構築し、広域災害やサイト保守時のサービス停止に対応

AWSとLifeKeeper/DataKeeperまたはSSPの適用範囲はシングルリージョンのケースと同様

可能な限りAWSの機能を利用して可用性を高める(Multi-AZ構成、RDS、Amazon S3など)

AWSが対応出来ないケースはLifeKeeper・DataKeeperまたはSSPで実現

ユーザアプリ障害をトリガーとした自動フェイルオーバー、リアルタイムデータ複製機能など

広域な災害対策を万全にしたい

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Enterprise Cloud

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ソリューション概要

ネットワーク/データセンター/アプリケーション/セキュリティまで、通信キャリアならではの高い技術力、豊富なノウハウを活かし、グローバルなクラウドサービスで、お客さまの課題を解決します。

LifeKeeper/DataKeeper for LinuxおよびSSPは、Enterprise Cloud v1およびv2で動作検証済みであり、Enterprise Cloud上で稼働するシステムの高可用性を実現することが可能です。

連携概要

物理サーバー環境で利用中のLifeKeeperによるHAクラスタ構成を殆どそのままクラウドに移行可能。

HAクラスター機能はLifeKeeper for Linuxで実現。

共有データはDataKeeperのデータレプリケーション機能でクラウド上でリアルタイムで複製。 これにより共有ストレージがサポートされていないクラウド環境上でHAクラスターの構築が可能。

SSP for Linuxにより単一のサーバー環境でのアプリケーションモニタリングと障害時のサービスの再開が可能。

LifeKeeperを使用することで、直感的なGUIでHAクラスターのシステム構築ができ、スクリプトレスでさまざまなアプリケーションの保護が可能になります。

※連携の詳細はこちら http://sios.jp/bcp/cloud-ha/environment/

■2016/11/30時点のサポート構成 LifeKeeper for Linux, SSP

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Fujitsu Cloud IaaS Trusted Public S5

ソリューション概要

富士通のパブリッククラウドサービスFUJITSU Cloud IaaS Trusted Public S5は富士通のデーターセンター内の仮想サーバで専用物理サーバと同等の操作性、安全性、信頼性を確保した、グローバルに活用できるパブリック型(IaaS)のクラウドサービスです。

このサービスにLifeKeeper/LifeKeeper Single Server Protection1を組み合わせることでオンプレミスと同様の可用性を実現することができます。

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■2016/11/30時点のサポート構成 LifeKeeper for Linux, SSP

※連携の詳細はこちら http://sios.jp/products/lkdk/product/f_s5.html

連携概要

物理サーバー環境で利用中のLifeKeeperによるHAクラスタ構成を殆どそのままクラウドに移行可能。

HAクラスター機能はLifeKeeper for Linuxで実現。

共有データはDataKeeperのデータレプリケーション機能でクラウド上でリアルタイムで複製。 これにより共有ストレージがサポートされていないクラウド環境上でHAクラスターの構築が可能。

SSP for Linuxにより単一のサーバー環境でのアプリケーションモニタリングと障害時のサービスの再開が可能。

LifeKeeperを使用することで、直感的なGUIでHAクラスターのシステム構築ができ、スクリプトレスでさまざまなアプリケーションの保護が可能になります。

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Fujitsu Cloud IaaS Trusted Public S5

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ミッションクリティカルシステムを導入する上で オンプレミスと同等の可用性が必須な場合

(LifeKeeper for Linux + DataKeeper for LinuxによるHAクラスター構成)

FUJITSU Cloud IaaS Trusted Public S5とLifeKeeper

アプリケーションまで含めた包括的な高可用性ソリューション

TPS5の強固なプラットフォームでも保護されないアプリケーションの可用性を向上

簡単な導入と低い運用管理コスト

直感的なGUIでシステム構築ができ、スクリプトレスでさまざまなアプリケーションを保護

GUIによるシステムの状態監視

アプリケーションの可用性を向上

高可用性クラスターと同等のアプリケーション監視とリカバリー機能をクラウド上で実現

包括的で柔軟な対応アプリケーション

主要なアプリケーションに対応し、IPアドレスからファイルシステムまで包括的な監視対象

簡単なスクリプトにより、カスタムアプリケーションの監視、復旧が可能

低い運用管理コスト

直感的なGUIで システムの状態を監視

クラウド環境の利用で可用性は高めたいが、 コストは抑えたい場合

(Single Server Protection for Linuxによるアプリケーション監視と復旧)

※FUJITSU Cloud Service K5についても動作検証済みです。 2016/11/30時点のサポート構成は「LifeKeeper for Linux」と「SANLess Clusters」です。

適用例

NEW!

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Microsoft Azure

ソリューション概要

Microsoft Azureは、Microsoftが提供するパブリッククラウドサービスです。ハードウェア、ネットワーク、ディスクなどのストレージ、Windows ServerやLinuxなどのサーバーOS、WebサーバーやRDBMSなどのミドルウェア、グループウェアやサーバー・アプリケーション、そして.NetFrameworkなどのアプリケーション実行環境を、ユーザーがオンデマンドでネットワークを経由して利用可能なITの利用形態です。

Microsoftが管理する世界中のデータセンターに、インターネット経由でサーバー・アプリケーションを簡単に作成し、展開、管理が行えます。サーバーやインフラを所有することなく、必要な時に必要な量のメモリやディスクといったコンピューティングリソースを利用することが出来ます。料金体系はリソース毎に分かれており、時間単位の従量課金での利用となります。

Microsoft AzureとLifeKeeperを組み合わせることで、HAクラスターを容易に構築でき、クラウド環境におけるアプリケーション、サービスの高可用性を実現することが可能となります。

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■2016/11/30時点のサポート環境 LifeKeeper for Linux, SANLess Clusters

※連携の詳細はこちら http://sios.jp/products/lkdk/product/azure.html

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Microsoft Azure

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<LifeKeeper for Linuxによる構成イメージ> 連携概要

物理サーバー環境で利用中のLifeKeeper for LinuxによるHAクラスタ構成を殆どそのままクラウドに移行可能。

HAクラスター機能はLifeKeeper for LinuxおよびWSFCで実現。

共有データはDataKeeperのデータレプリケーション機能でクラウド上でリアルタイムで複製。 これにより共有ストレージがサポートされていないクラウド環境上でHAクラスターの構築が可能。

LifeKeeperを使用することで、直感的なGUIでHAクラスターのシステム構築ができ、スクリプトレスでさまざまなアプリケーションの保護が可能になります。

<SANLess Clustersによる構成イメージ>

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SoftLayer

ソリューション概要 IBMのSoftLayer クラウドは、世界140カ国、2万社以上ものトップWebサイトを支える、処理能力やレスポン

スに優れた先進的な「ハイパフォーマンス・クラウド」で、専有ベアメタル(物理)サーバーと仮想マシン、そしてプライベート・クラウドとのハイブリッド環境の柔軟な組み合わせが特徴です。

このサービスにLifeKeeperを組み合わせることで、クラウド環境における冗長化構成を実現し、アプリケーション、サービスの高い可用性を確保いたします。

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1. 平常時はクライアントからのアクセスはプリマリーサーバーへ。

2. プライマリーサーバーで障害が発生しローカルでのリカバリーが不可能な場合、セカンダリサーバーへのフェイルオーバーが行われます。

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■2016/11/30時点のサポート環境 LifeKeeper for Linux, LifeKeeper for Windows, SANLess Clusters

連携概要

物理サーバー環境で利用中のLifeKeeper for LinuxによるHAクラスタ構成を殆どそのままクラウドに移行可能。

HAクラスター機能はLifeKeeper for Linux、 LifeKeeper for WidowsおよびWSFCで実現。

共有データはDataKeeperのデータレプリケーション機能でクラウド上でリアルタイムで複製。 これにより共有ストレージがサポートされていないクラウド環境上でHAクラスターの構築が可能。

LifeKeeperを使用することで、直感的なGUIでHAクラスターのシステム構築ができ、スクリプトレスでさまざまなアプリケーションの保護が可能になります。

※連携の詳細はこちら http://sios.jp/products/lkdk/product/softlayer.html

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TechnoCUVIC VP

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※連携の詳細はこちら http://sios.jp/products/lkdk/product/c_ctctc.html

ソリューション概要 TechnoCUVIC VP(テクノキュービックVP)は時代のニーズに即し、ITインフラをクラウドで提供する仮想化

ホスティングサービスです。お客様はサーバ・ネットワーク・ストレージなどのITインフラをネットワークを通じて月額課金で利用できます。

DKCE(DataKeeper for Windows Cluster Edition)は、TechnoCUVIC VP上でWSFCと連携し、SANLess Clustersとして、SQL Serverのシステムの高可用性を実現することが可能です。

連携概要

物理サーバー環境で利用中のLifeKeeper for LinuxによるHAクラスタ構成を殆どそのままクラウドに移行可能。

HAクラスター機能はWSFCで実現。

共有データはDataKeeperのデータレプリケーション機能でクラウド上でリアルタイムで複製。 これにより共有ストレージがサポートされていないクラウド環境上でHAクラスターの構築が可能。

DataKeeperによるレプリケーション領域は、WSFCからは共有ストレージとして認識されるため、通常のWSFCの構築に近いイメージで作業が可能です。

■2016/11/30時点のサポート環境 SANLess Clusters

TechnoCUVIC

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U-Cloud

ソリューション概要

U-Cloudは、日本ユニシスグループが提供するクラウドコンピューティングサービスです。お客様が安心して利用できる「エンタープライズクラウド」に徹し、ICTリソースの「共有」と「利用」に一貫し、効率的なコストダウンをはじめ、利便性や、競争力の向上をもたらします。

「U-Cloud IaaS」環境で「LifeKeeper for Linux」を適用することにより、クラウド環境でもより高い可用性で企業システムを構築することができるようになります。

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※連携の詳細はこちら http://sios.jp/products/lkdk/product/c_ucloud.html

■2016/11/30時点のサポート構成 LifeKeeper for Linux, SSP

連携概要 物理サーバー環境で利用中のLifeKeeperによるHA

クラスタ構成を殆どそのままクラウドに移行可能。

HAクラスター機能はLifeKeeper for Linuxで実現。

共有データはDataKeeperのデータレプリケーション機能でクラウド上でリアルタイムで複製。 これにより共有ストレージがサポートされていないクラウド環境上でHAクラスターの構築が可能。

SSP for Linuxにより単一のサーバー環境でのアプリケーションモニタリングと障害時のサービスの再開が可能。

LifeKeeperを使用することで、直感的なGUIでHAクラスターのシステム構築ができ、スクリプトレスでさまざまなアプリケーションの保護が可能になります。

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ニフティ クラウド

ソリューション概要 ニフティクラウドは5,000件以上の導入実績(2016年10月末時点)、国内有数のシェアを誇るパブ

リッククラウドコンピューティングサービスです。 柔軟で高性能/高品質なサービスとなっており、エンジニアリングに必要なDBやDNSといった機能や、モバ

イルに必要な機能もサービスとして提供されています。構築や運用に関する工数を大幅に削減し、お客様のサービスを安定して提供をすることが可能です。

※連携の詳細はこちら http://sios.jp/products/lkdk/product/niftycloud.html

連携概要 物理サーバー環境で利用中のLifeKeeperによるHA

クラスタ構成を殆どそのままクラウドに移行可能。

HAクラスター機能はLifeKeeper for Linuxで実現。

共有データはDataKeeperのデータレプリケーション機能でクラウド上でリアルタイムで複製。 これにより共有ストレージがサポートされていないクラウド環境上でHAクラスターの構築が可能。

SSP for Linuxにより単一のサーバー環境でのアプリケーションモニタリングと障害時のサービスの再開が可能。

LifeKeeperを使用することで、直感的なGUIでHAクラスターのシステム構築ができ、スクリプトレスでさまざまなアプリケーションの保護が可能になります。

■2016/11/30時点のサポート構成 LifeKeeper for Linux, SSP

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3.クラウド別LifeKeeperで導入時の留意点

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※この章では、検証済みの一部のクラウド環境について導入時の留意点について紹介します。

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Amazon EC2

特徴 異なるAvailability Zone を使用しノード間のネットワークが別々でも、EC2 ARKを使用する事で、EIPを各ノードに紐づける

EC2リソースを作成する事が可能。

LifeKeeper導入時に必要な設定 SELinux を "disabled" に設定する。

ノード間での名前解決が可能である事を確認する。(DNSサーバー。もしくは hosts ファイル)

LifeKeeper for Linux で利用するネットワークポートを使用可能な状態にする。

各ノードに割り当てられるIPアドレスを、固定IPアドレス(静的IPアドレス)となるよう設定する。

ノード間で接続するコミュニケーションパス用ネットワークの疎通確認を行う。

LifeKeeper GUI を起動する為、GUI 用パッケージの追加インストールを行う。

LifeKeeperでは、GUIクライアントを使用してリソースの管理を行いますが、クラウド環境で提供されているLinuxのテンプレートには、GUI 環境が含まれていません。その為、以下の様にGUI環境を提供するパッケージグループの追加インストールを行って頂く必要があります。 # yum -y groupinstall “X Window System“ # yum groupinstall -y “Desktop”

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Enterprise Cloud

特徴

同一リージョン内であればノード間のネットワークセグメントに変更がない為、IPリソースを使用したVIPを使用することが可能。

LifeKeeper導入時に必要な設定

SELinux を "disabled" に設定する。

ノード間での名前解決が可能である事を確認する。(DNSサーバー。もしくは hosts ファイル)

LifeKeeper for Linux で利用するネットワークポートを使用可能な状態にする。

各ノードに割り当てられるIPアドレスを、固定IPアドレス(静的IPアドレス)となるよう設定する。

ノード間で接続するコミュニケーションパス用ネットワークの疎通確認を行う。

LifeKeeper GUI を起動する為、GUI 用パッケージの追加インストールを行う。

LifeKeeperでは、GUIクライアントを使用してリソースの管理を行いますが、クラウド環境で提供されている Linux のテンプレートには、GUI 環境が含まれていません。その為、以下の様にGUI環境を提供するパッケージグループの追加インストールを行って頂く必要があります。

# yum -y groupinstall “X Window System”

# yum groupinstall -y “Desktop”

LifeKeeper インストール後、IPリソースによるBroadcast ping による監視処理を一時的に無効化する。

LifeKeeperのインストール後、IPリソースを作成する前準備として、/etc/default/LifeKeeper 設定ファイルのパラメータ設定を、以下のように変更する必要があります。 変更前:NOBCASTPING=0 変更後:NOBCASTPING=1

クラウド環境は、導入時にあらかじめ Unicast ping に応答するホストがいない、もしくは応答できないケースがある為、上記の設定を行い、一時的にBroadcast pingによる疎通確認機能をオフにします。 疎通確認機能は、その後、応答が可能なIPアドレスを Unicast ping の応答用IPアドレスとして登録する事で監視機能が利用可能になります。

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FUJITSU Cloud IaaS Trusted Public S5

特徴

FUJITSUCloud IaaS Trusted Public S5では、仮想マシンに対してプライベートIPアドレス1個が自動的に付与されます。これに加えて、お客様が複数のプライベートIPアドレスを指定して追加することが可能です。その際設定するIP アドレスは、必ず同一セグメントネットワークアドレスの第4オクテット目が151~200 の範囲で設定してください。

自動的に固定のIPアドレスが付与されたeth0に対して、冗長化対象の仮想IPアドレスを設定し、eth0のIPエイリアスとして、eth0:0とeth0:1を手動で設定して、コミュニケーションパスとデータレプリケーションパスとして使用します。

LifeKeeperはIPリソースの死活確認に際し、デフォルトでBroadcast Pingを使用しますが、FUJITSU Cloud IaaS Trusted Public S5環境ではBroadcast Pingが使用できません。そのため、/etc/default/LifeKeeperファイルで以下のパラメータを編集し、明示的にBroadcast Pingを無効化します。 変更前:NOBCASTPING=0 変更後:NOBCASTPING=1

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Microsoft Azure

特徴

同一リージョン内であればノード間のネットワークセグメントに変更がない為、IPリソースを使用したVIPを使用することが可能。また、ネットワークは1経路しか保持できないが、ネットワークの冗長構成が行われている為、運用上の支障は無い。

Linux は セキュリティ上の事情から root ユーザに直接ログインが出来なくなっている。その為、LifeKeeper GUI の操作を行う専用ユーザを設定する必要がある。

LifeKeeper導入時に必要な設定

SELinux を "disabled" に設定する。

ノード間での名前解決が可能である事を確認する。(DNSサーバー。もしくは hosts ファイル)

LifeKeeper for Linux で利用するネットワークポートを使用可能な状態にする。

各ノードに割り当てられるIPアドレスを、固定IPアドレス(静的IPアドレス)となるよう設定する。

ノード間で接続するコミュニケーションパス用ネットワークの疎通確認を行う。

クラウド環境内でネットワークの冗長化構成が行われいる為、仮想マシンの仕様上、ネットワーク

デバイスが1つしか確保できなくても、コミュニケーションパスの1経路で、ノード間の通信の可用性を保つ事が出来る。

LifeKeeper GUI を起動する為、GUI 用パッケージの追加インストールを行う。

LifeKeeperでは、GUIクライアントを使用してリソースの管理を行いますが、クラウド環境で提供されているLinuxのテンプレートには、GUI環境が含まれていません。その為、以下のようにGUI環境を提供するパッケージグループの追加インストールを行う必要があります。 # yum -y groupinstall “X Window System“ # yum groupinstall -y “Desktop”

LifeKeeper インストール後、IPリソースによるBroadcast ping による監視処理を無効化する。

LifeKeeperのインストール後、IPリソースを作成する前準備として、/etc/default/LifeKeeper 設定ファイルのパラメータ設定を、以下のように変更する必要があります。 変更前:NOBCASTPING=0 変更後:NOBCASTPING=1

Azure 環境では、IPリソースによるBroadcast ping, Unicast ping による監視処理が行えません。その為、上記のパラメータは、常に “1” (機能オフ)として運用してください。機能をオフにすると、監視処理が一部実行されなくなるが、コミュニケーションパスが1経路の設定となる為、ノード障害としてネットワークの障害を検出する事は可能です。その為、機能をオフにしても、障害の検出を行われなくなる事はありません。

LifeKeeper GUI の操作を行う専用ユーザの追加 25

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SoftLayer

特徴

同一リージョン内であればノード間のネットワークセグメントに変更がない為、IPリソースを使用したVIPを使用することが可能。

リージョンまたぎのノード間クラスター構成も可能。

LifeKeeper導入時に必要な設定

SELinux を "disabled" に設定する。

ノード間での名前解決が可能である事を確認する。(DNSサーバー。もしくは hosts ファイル)

LifeKeeper for Linux で利用するネットワークポートを使用可能な状態にする。

各ノードに割り当てられるIPアドレスを、固定IPアドレス(静的IPアドレス)となるよう設定する。

ノード間で接続するコミュニケーションパス用ネットワークの疎通確認を行う。

LifeKeeper GUI を起動する為、GUI 用パッケージの追加インストールを行う。

LifeKeeperでは、GUIクライアントを使用してリソースの管理を行いますが、クラウド環境で提供されている Linux のテンプレートには、GUI 環境が含まれていません。その為、以下の様にGUI環境を提供するパッケージグループの追加インストールを行って頂く必要があります。 # yum -y groupinstall “X Window System“ # yum groupinstall -y “Desktop”

LifeKeeper インストール後、IPリソースによるBroadcast ping による監視処理を一時的に無効化する。

LifeKeeperのインストール後、IPリソースを作成する前準備として、/etc/default/LifeKeeper 設定ファイルのパラメータ設定を、以下のように変更する必要があります。 変更前:NOBCASTPING=0 変更後:NOBCASTPING=1

クラウド環境は、導入時にあらかじめ Unicast ping に応答するホストがいない、もしくは応答できないケースがある為、上記の設定を行い、一時的にBroadcast pingによる疎通確認機能をオフにします。 疎通確認機能は、その後、応答が可能なIPアドレスを Unicast ping の応答用IPアドレスとして登録する事で監視機能が利用可能になります。

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TechnoCUVIC VP

特徴

vSphere HA機能について

TechnoCUVIC VPでは、物理障害発生時にvSphere HA機能が働きます。WSFCアクティブノードが稼働するESXi Aで物理障害が発生した場合、HA機能によりESXi A上の仮想マシンがESXi Bで再起動されます。これによりWSFCのアクティブ/スタンバイノードが1つのESXiで稼働するため、ESXi Bで障害が発生した場合、WSFC両ノードが停止し、フェールオーバーできません。ESXi Aが復旧後、vMotionを使い、必ずWSFCアクティブノードを元のESXiに戻してください。

Active Directoryの配置について

WSFCではActive Directory(以下、AD)のドメイン参加が必須要件です。TechnoCUVIC VPでWSFCアクティブノードが稼働するESXiAと同じ場所にADを配置した場合、ESXiAで物理障害発生時にADも停止するため、WSFCによるフェールオーバーが失敗します。ADをWSFCアクティブノードとは別のESXiに配置するか、障害の影響を受けないTechnoCUVIC VP以外の場所に配置するようにしてください。

DataReplicationのネットワーク構成に関する考慮事項

WSFCのクラスターIPアドレスが使用するNICと、DataKeeperのDataReplicationで使用するネットワークが同じ場合、当該NICで障害が発生したとき、WSFCでDataKeeperボリュームリソースが切り替わらず、スタンバイノードでの起動に失敗します。

また、クラスターIPアドレスが使用するNICと、DataKeeperのDataReplicationで使用するネットワークを別々のネットワークに分けた構成で2本のネットワークが切断される障害が発生し、先にDataKeeperのネットワークが障害として検出されると、ネットワーク障害によるDataKeeperボリュームリソースが切り替わらず、スタンバイノードでの起動に失敗します。

そのため、現状ではどちらの構成も制限事項となりますので、より障害の発生頻度が低いクラスターIPアドレスとDataReplicationネットワークを分ける構成を推奨します。 (ただし、プライマリノードの強制停止によるネットワークの全断時は、全てのリソースが正常に切り替えることが出来ます。)

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U-Cloud

特徴

同一リージョン内であればノード間のネットワークセグメントに変更がない為、IPリソースを使用したVIPを使用することが可能。

LifeKeeper導入時に必要な設定

SELinux を “disabled” に設定する。(お客様に引き渡す時点で “disable” に設定済みです。

ノード間での名前解決が可能である事を確認する。(DNSサーバー。もしくは hosts ファイル)

LifeKeeper for Linux で利用するネットワークポートを使用可能な状態にする。

各ノードに割り当てられるIPアドレスを、固定IPアドレス(静的IPアドレス)となるよう設定する。

ノード間で接続するコミュニケーションパス用ネットワークの疎通確認を行う。

X Window System がインストールされている事を確認する。

LifeKeeper インストール後、IPリソースによるBroadcast ping による監視処理を一時的に無効化する。

LifeKeeperのインストール後、IPリソースを作成する前準備として、/etc/default/LifeKeeper 設定ファイルのパラメータ設定を、以下の様に変更する必要があります。 変更前:NOBCASTPING=0 変更後:NOBCASTPING=1

クラウド環境は、導入時にあらかじめ Unicast ping に応答するホストがいない、もしくは応答できないケースがある為、上記の設定を行い、一時的にBroadcast pingによる疎通確認機能をオフにします。

疎通確認機能は、その後、応答が可能なIPアドレスを Unicast ping の応答用IPアドレスとして登録する事で監視機能が利用可能になります。

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ニフティクラウド

特徴

同一リージョン内であればノード間のネットワークセグメントに変更がない為、IPリソースを使用したVIPを使用することが可能。また、ネットワークは1経路しか保持できないが、ネットワークの冗長構成が行われている為、運用上の支障は無い。

LifeKeeper導入時に必要な設定

SELinux を "disabled" に設定する。

ノード間での名前解決が可能である事を確認する。(DNSサーバー。もしくは hosts ファイル)

LifeKeeper for Linux で利用するネットワークポートを使用可能な状態にする。

各ノードに割り当てられるIPアドレスを、固定IPアドレス(静的IPアドレス)となるよう設定する。

ノード間で接続するコミュニケーションパス用ネットワークの疎通確認を行う。

クラウド環境内でネットワークの冗長化構成が行われている為、仮想マシンの仕様上、ネットワークデバイスが1つしか確保できなくても、コミュニケーションパスの1経路でノード間の通信の可用性を保つ事が出来る。

LifeKeeper GUI を起動する為、GUI 用パッケージの追加インストールを行う。

LifeKeeperでは、GUIクライアントを使用してリソースの管理を行いますが、クラウド環境で提供されている Linux のテンプレートには、GUI 環境が含まれていません。その為、以下の様にGUI環境を提供するパッケージグループの追加インストールを行って頂く必要があります。 # yum -y groupinstall “X Window System“ # yum groupinstall -y “Desktop“

LifeKeeper インストール後、IPリソースによるBroadcast ping による監視処理を一時的に無効化する。

LifeKeeperのインストール後、IPリソースを作成する前準備として、/etc/default/LifeKeeper 設定ファイルのパラメータ設定を、以下の様に変更する必要があります。 変更前:NOBCASTPING=0 変更後:NOBCASTPING=1

クラウド環境は、導入時にあらかじめ Unicast ping に応答するホストがいない、もしくは応答できないケースがある為、上記の設定を行い、一時的にBroadcast pingによる疎通確認機能をオフにします。疎通確認機能は、その後、応答が可能なIPアドレスを Unicast ping の応答用IPアドレスとして登録する事で監視機能が利用可能になります。

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4.クラウド別 動作確認済み構成

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動作確認済みクラウド

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※最新の動作検証済みクラウドは下記をご参照願います。

LifeKeeper/DataKeeper/Single Server Protectionの動作検証済クラウド一覧

http://sios.jp/bcp/cloud-ha/environment/

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システム構成

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V to V(シングルリージョン) ①同一リージョン(データセンター)内でのHAクラスター構成

V to V (マルチリージョン) ②異なるリージョン(データーセンター)間でのHAクラスタ構成

P to V ※要検証 ③オンプレミス→クラウド

SSP ④SSP for Linuxによるアプリケーション監視と復旧

WSFC+DKCE ⑤クラスターエンジンにWSFCを使用 DKCEで非共有ディスク構成HAクラスタをクラウド上で実現

■本ドキュメントに関するお問い合わせ■ サイオステクノロジー株式会社

BC事業企画部 TEL:03-6401-5113

E-mail:[email protected]

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