岡三グローバルウィークリー...2020/05/22  · 2019/12 7.49 -0.1% 2020/12予 8.06...

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399 岡三証券株式会社 「買わざるリスク」が意識される展開へ Vol. OKASAN GLOBAL RESEARCH CENTER 当面のスケジュール/グローバル投資/日本株式/銘柄戦略 米国株式/アジア株式/為替相場/債券相場 注目銘柄 エムスリー、オムロン、日本ユニシス、 アカマイ・テクノロジーズ、ペイパル・ホールディングス、ホンコン・エクスチェンジ 2020.5.25

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Page 1: 岡三グローバルウィークリー...2020/05/22  · 2019/12 7.49 -0.1% 2020/12予 8.06 7.6% 2021/12予 8.87 10.0% 80 100 120 140 160 3月26日 4月6日 4月16日 4月27日

399 岡三証券株式会社

「買わざるリスク」が意識される展開へ

Vol.

OKASAN GLOBAL RESEARCH CENTER

当面のスケジュール/グローバル投資/日本株式/銘柄戦略米国株式/アジア株式/為替相場/債券相場注目銘柄 エムスリー、オムロン、日本ユニシス、

アカマイ・テクノロジーズ、ペイパル・ホールディングス、ホンコン・エクスチェンジ

2020.5.25

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1 後に重要な注意事項が記載されていますので、十分にお読みください。

(株式市場への影響度 ◎ ○ )経済指標の予想値出所はBloomberg

※内容が一部変更されることがありますので、ご了承ください。

国内スケジュール 予想 海外スケジュール 予想

5月

25日

(月)

決算発表-味の素、清水建設、日本郵船、王子HD 等 休場=米国(メモリアル・デー)、英国、インドネシア、

シンガポール、インド、マレーシア(~26日) 等

独・5月のIfo企業景況感指数 78.3

26日

(火)

40年利付国債(5月債)入札

(財務省、発行予定額:5,000億円程度)

企業向けサービス価格指数(4月、前年比、日本銀行)

決算発表-スズキ、出光興産、コニカミノルタ 等

+1.2%

米・5月のコンファレンスボード消費者信頼感指数

米・4月の新築住宅販売件数(年率換算)

米・3月のS&P/ケース・シラー住宅価格指数(前月比)

米・2年国債入札(発行予定額:440億ドル)

米・決算発表-キーサイト・テクノロジーズ 等

87.0

49万件

+0.3%

27日

(水)

決算発表-リクルートHD、電通G、三菱マテリアル 等 米・地区連銀経済報告(ベージュブック)

米・5年国債入札(発行予定額:450億ドル)

米・決算発表-オートデスク 等

28日

(木)

2年利付国債(6月債)入札

(財務省、発行予定額:2兆円程度)

決算発表-大塚HD、日産自動車、東レ、丸井G 等

〇米・5月17日-23日の新規失業保険申請件数

米・1-3月期(第1四半期)実質GDP

(改定値、前期比年率)

米・4月の耐久財受注(前月比、速報値)

米・7年国債入札(発行予定額:380億ドル)

中・全人代閉幕

韓国中銀、政策金利を発表

米・決算発表-セールスフォース・ドットコム 等

-4.8%

-18.0%

29日

(金)

○消費者物価指数

(東京都区部5月、除く生鮮、前年比、総務省)

○鉱工業生産(4月速報値、前月比、経済産業省)

完全失業率(4月、総務省)

有効求人倍率(4月、厚生労働省)

決算発表-日立製作所、オリンパス 等

-0.2%

-4.7%

2.7%

1.31倍

米・4月の個人所得(前月比)

米・4月の個人消費支出(前月比)

-7.0%

-12.6%

31日

(日)

○緊急事態宣言の期限 〇中・5月の製造業PMI

〇中・5月の非製造業PMI

51.0

6月

1日

(月)

◎法人企業統計調査(1-3月期、財務省)

自動車販売台数(5月、日本自動車販売協会連合会)

休場=ドイツ、インドネシア 等

◎米・5月のISM製造業景況指数

米・決算発表-ギャップ 等

2日

(火)

10年利付国債入札(財務省)

マネタリーベース(5月、日本銀行)

米・5月の自動車販売台数

豪中銀、政策金利を発表

米・決算発表-ズームビデオ 等

3日

(水)

休場=タイ 等

〇米・5月のISM非製造業景況指数

米・5月のADP雇用統計

4日

(木)

30年利付国債入札(財務省)

決算発表-ピジョン 等

◎欧州中央銀行(ECB)定例理事会、政策金利を発表

米・4月の貿易収支

米・決算発表-ブロードコム、ドキュサイン 等

5日

(金)

景気動向指数(4月速報、内閣府) ◎米・5月の雇用統計-非農業部門雇用者数、失業率

インド中銀、政策金利を発表

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2後に重要な注意事項が記載されていますので、十分にお読みください。

<コロナ後の世界で羽ばたく企業を投資の軸に>

相場の中身をみると、業種・銘柄間格差の拡大傾向が鮮明だ。日米ともに金融株や素材株

などのパフォーマンスが冴えない一方、テクノロジー株やヘルスケア株が堅調に推移して

いる。日本では東証マザーズが初めて時価総額で東証2部を上回り、大型優良IT株の比率が

高いナスダック100指数は2月以来の 高値更新も視野に入り始めた。

いずれもクラウド、テレワークや巣ごもり消費などコロナによるパラダイムシフトの恩

恵を受ける銘柄の上昇が背景にあり、短期的な揺り戻しはあっても「コロナ後」を見据え

た格差拡大は続くとみる。投資の軸はコロナ後の世界で羽ばたく企業だ。未曽有の不況の

中、今後の景気回復はスムーズにはいかないだろうが、足元の危機をチャンスに変えてい

る企業は業績拡大基調が続くとみられ、注目度を高めたい。(皆越)

<「買わざるリスク」が意識される展開へ>

先週は、ワクチン開発の進展報道を受けてNYダウが前日比900ドル高となる場面があった。

開発は未だ初期段階で過度な期待は禁物だ。また高値警戒感がくすぶるなか米中対立は再

び泥沼化しつつあり、今週は一旦利益確定売りが広がる場面もありそうだ。

もっとも、先行き不安が残る中でも世界的に株高が続き、投資家は「買わざるリスク」

を意識し始めているようにもみえる。さらに、米国では全50州が経済活動の部分再開に踏

み切り、日本の関西3府県でも追加で緊急事態宣言が解除された。日米欧のPMIは過去 悪

の落ち込みから改善し、景気底打ち期待が高まりやすい状況。足元の上昇に乗り遅れた投

資家も少なくないとみられ、世界の株式市場は押し目があっても底堅さを維持しよう。

今週のポイント

・「買わざるリスク」が意識される展開へ

・短期的な揺り戻しはあっても、業種・銘柄間格差の拡大が続こう

・コロナ後の世界で羽ばたく企業を投資の軸に

国 株価指数 2018年騰落率 2019年騰落率 2019年末 5月22日(注) 年初来騰落率

日本 日経平均 -12.1% 18.2% 23,656.62 20,388.16 -13.8%

アメリカ NYダウ -5.6% 22.3% 28,538.44 24,474.12 -14.2%

アメリカ ナスダック -3.9% 35.2% 8,972.60 9,284.88 3.5%

イギリス FTSE100 -12.5% 12.1% 7,542.44 6,015.25 -20.2%

ドイツ DAX -18.3% 25.5% 13,249.01 11,065.93 -16.5%

フランス CAC -11.0% 26.4% 5,978.06 4,445.45 -25.6%

ロシア RTS -7.4% 44.9% 1,548.92 1,206.28 -22.1%

ブラジル ボベスパ 15.0% 31.6% 115,645.30 83,027.09 -28.2%

香港 ハンセン -13.6% 9.1% 28,189.75 24,280.03 -13.9%

香港 H株 -13.5% 10.3% 11,168.06 9,850.07 -11.8%

中国 上海総合 -24.6% 22.3% 3,050.12 2,867.92 -6.0%

インド センセックス 5.9% 14.4% 41,253.74 30,932.90 -25.0%

<主要国株価指数動向>

※岡三証券作成、終値ベース。(注)日経平均は5月22日、その他は5月21日の終値。休場の場合は直近値。

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3 後に重要な注意事項が記載されていますので、十分にお読みください。

<日本株相場は上昇一服の展開を想定>

今週の日本株相場は、上昇一服の展開を想

定する。国内でも緊急事態宣言が段階的に解

除されるなか、経済活動の再開に対する期待

が下支え要因となろう。一方、バリュエー

ション面から見た割安感は乏しく、一段の上

値追いには慎重な姿勢も根強い。日経平均は

直近高値圏でのもみ合い推移が続きそうだ。

<ボラティリティは低下しこう着感が強まろう>

先週の日経平均は、概ね20,500円水準を挟

んだもみ合い推移が続いた。世界的に経済活

動が再開しつつあるなか、売り方による買い

戻しの動きが継続している。裁定売り残は過

去 高水準に積み上がっており、買い戻し余

力は依然大きいとみられる。今週も、この様

な需給面が下値を支える構図は変わらないだ

ろう。

一方、3月期企業の決算発表が一巡するな

か、予想PER(株価収益率)の大幅な上昇に

よってバリュエーション面の割安感は乏しい。

新型コロナの感染「第2波」に対する懸念な

どもくすぶっており、一段の上値追いに対す

る慎重姿勢は続くとみられる。日経ボラティ

リティインデックスは低下傾向となっており、

日経平均などの指数はこう着感の強い展開と

なりそうだ。

<小型株を中心に個別株物色は活況に>

他方、個別株の物色は活況となっている。

決算発表を受けて、21/3期の増益見通しを示

した企業のほか、減益ながらも増配や自社株

買いなど株主還元の強化を発表した企業の株

価は堅調に推移している。

その他、東証マザーズ指数の急騰に見られ

る様に、小型株の物色意欲も旺盛だ。足元で

は東証1部の小型株指数や日経ジャスダック

平均も堅調で、物色の裾野が広がっている。

指数の方向感が出づらいなかで、個別株物色

が中心の展開となりそうだ。(小川)

●日経平均は直近高値圏で一進一退の推移

今週のポイント

・ 日本株相場は上昇一服の展開を想定

・ ボラティリティは低下しこう着感が強まろう

・ 小型株を中心に個別株物色は活況に

●小型株の物色は裾野が広がる

●ボラティリティは低下傾向が続く

16,000

18,000

20,000

22,000

24,000

26,000

11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月

日経平均(日足)(円)

25日移動平均線

作成:岡三証券、5月22日現在

10

20

30

40

50

60

1月 2月 3月 4月 5月

日経ボラティリティインデックスの推移(5日移動平均)

作成:岡三証券、5月22日現在

0

20

40

60

80

東証マザーズ

指数

東証2部

指数

小型株

指数

日経ジャスダック

平均

TOPIX

主な小型株関連指数の騰落率(3/19〜5/22)(%)

作成:岡三証券、5月22日現在日経平均が年初来安値を付けた3月19日以降の騰落率

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4後に重要な注意事項が記載されていますので、十分にお読みください。

●「遠隔」ニーズを取り込むIT関連株に注目

世界的な経済活動の再開期待と良好な需給

環境を追い風に、日経平均は新型コロナによ

る急落分の「半値戻し」水準を回復している。

もっとも、足元では米中対立が再燃し始めて

おり、ここまでの相場上昇をけん引してきた

半導体やFA(工場の自動化)関連株に関して

は、目先上値が重くなる可能性があろう。

一方、新型コロナの影響により「新しい生

活様式」が求められるなか、仕事や教育の分

野において「遠隔」技術に対する必要性が高

まっている。こうしたニーズを取り込めるITネットワーク関連企業は、先行き業績の拡大

余地が大きいと考えられる。

直近のアナリスト予想では、新型コロナに

よる悪影響が意識されていることから、多く

の業種が「弱気」見通しとなっている。一方

で、情報通信業に関しては「弱気」一辺倒で

はなく、「強気」見通しが示されるケースも

あり、業績の拡大に期待が持てそうだ。

●ITネットワークへの潜在的なニーズは大きい

「遠隔」技術の活用が広がる仕事や教育分

野は大きな市場を有しており、また生活して

いくうえで、必要不可欠でもある分野だ。例

えば、仕事面では多くの企業でテレワークが

取り入れられ、今後も在宅勤務でできる職務

は継続する企業が出てくるだろう。現在想定

されている以上に、「遠隔」技術は潜在的な

ニーズを秘めているとみられ、ITインフラを

構築する企業にとっては商機が広がりそうだ。

半導体やFA関連株に加えて、「遠隔」作業に

欠かせないITネットワーク関連企業からも目

が離せない。(佐藤)

動意付くITネットワーク関連企業に注目!

~半導体・FAに次ぐ第三の柱に~

≪主な関連銘柄≫

出所:QUICK、作成:岡三証券。※TOPIX構成銘柄の情報・通信業で時価総額500億円以上、売買代金移動平均(25日)が5億円以上の企業が対象。※日経平均株価が年初来安値を付けた3月19日を起点に、上昇率が高い順でランキング。GMOクラウドは貸株注意喚起銘柄(5月22日時点)

※出所:QUICK、作成:岡三証券 ※直近は20年4月 ※アナリストによる主要

企業の業績予想の変化を示す。業績見通しの修正幅によって「強気」「変わらず」「弱気」に分類し、強気の割合から弱気の割合を差し引いて求める。

<相対的に優位な情報・通信セクター>

情報・通信

電気機器

輸送用機器

-100

-80

-60

-40

-20

0

20

19年1月 19年5月 19年9月 20年1月

QUICKコンセンサスDIの推移

上昇率

3月19日 5月21日 (%)

3788 GMOクラウド 1,409 4,655 3.3倍 サーバー容量の貸出、セキュリティサービス2326 デジアーツ 3,835 7,930 2.1倍 情報漏洩対策ソリューション7518 ネットワン 1,716 3,160 84.1 ルータ・スイッチを組合わせたネットワーク構築4776 サイボウズ 1,345 2,456 82.6 グループウェアの開発とライセンス販売4686 ジャストシステム 3,960 7,160 80.8 小中学生向け家庭学習サービス「スマイルゼミ」3762 テクマトリックス 1,836 3,220 75.4 ネットワーク・セキュリティの提供や保守、運用4382 HEROZ 2,256 3,905 73.1 AI(人工知能)を活用したサービス開発9984 ソフトバンクG 2,687 4,480 66.7 投資ファンドを通じて、テクノロジー企業へ出資3962 チェンジ 3,010 4,980 65.4 IT技術を用いて企業の業務オペレーションを変革3694 オプティム 1,745 2,815 61.3 法人内のPCなど各種デバイスを管理・運用4348 インフォコム 1,618 2,610 61.3 企業や医療機関の情報システムの企画・開発3769 GMOPG 7,410 11,780 59.0 オンラインでの決済代行サービス9468 KADOKAWA 1,051 1,668 58.7 電子書籍の出版・販売や「ニコニコ動画」9449 GMO 1,659 2,631 58.6 法人や個人に対するインターネットインフラ事業

コード 銘柄名株価(円)

主なサービス

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5 後に重要な注意事項が記載されていますので、十分にお読みください。5 後に重要な注意事項が記載されていますので、十分にお読みください。

<米国株は一進一退の展開を想定>

今週の米国株は、一進一退の展開を想定。

感染「第2波」への警戒感や米中対立が上値

を抑えるも、経済正常化の進展に加え、ワク

チン開発への期待が下支えとなろう。

<経済活動再開の広がりが下支えに>

全米50州が経済活動再開に舵を切り、店舗

や企業活動の部分的な再開の事例を確認する

につれて、投資家の信頼感は上向くとみる。

また、経済が変調をきたせば、当局が追加の

金融・財政支援で対処するとの安心感が相場

を下支える構図に変化はなかろう。景気のV字回復期待が剥落するなか、不透明感との共

存に慣れた市場は、悪材料に対する「免疫」

をつけており、下値余地は限定的となろう。

もっとも、S&P500指数の予想PERが歴史

的高水準となるなど、実力以上に買い進まれ

ているのも事実だ。経済正常化の進捗に沿っ

た物色が続くとみられ、積極的に上値を追う

動きも限られよう。

また、中国から世界に飛び火した新型コロ

ナの感染拡大が米中の溝を深めており、相場

の新たな火種に浮上している。11月の大統領

選を意識した「焦り」から、トランプ政権は

対中強硬策の手綱を当面緩めないとみられ、

先々相場の上値を抑える場面もありそうだ。

<電子化の波に乗る企業に注目>

米大手IT5社の時価総額が全体に占める割

合が高まるなど、生活のオンライン化で恩恵

を受ける銘柄を選好する動きが鮮明となって

いる。そのなかでも、テレワーク向けツール

に強みを持つマイクロソフトの時価総額首位

奪還は生活様式の変化を具現化しているとい

えよう。古い商習慣が残る決済や契約書など

の分野においても電子化が進展しており、関

連サービスを提供する企業が有望だ。一方で、

経済活動再開を受け、店舗を展開する小売企

業等にも打診買いが広がろう。(小泉)

今週のポイント

・米国株は一進一退の展開を想定

・経済活動再開の広がりが下支えに

・電子化の波に乗る企業に注目

NYダウ(日足)

●米国株は一進一退の展開に

作成:岡三証券、5月21日現在

●割高感が意識され上値追いの動きは限定的に

●生活のオンライン化によりIT企業選好が鮮明に

作成:岡三証券、5月21日現在

作成:岡三証券、月足、20年5月分は5月21日現在

S&P500指数の予想PERの推移

米大手IT5社(※)の時価総額が米市場に占める比率

4

6

8

10

12

14

16

18

12年 13年 14年 15年 16年 17年 18年 19年 20年

(%)

9111315171921232527

00年 02年 04年 06年 08年 10年 12年 14年 16年 18年 20年

予想PER

期間平均

(倍)

(※)アルファベット、アップル、フェイスブック、マイクロソフト、アマゾン・ドット・コムの5社

18,000

20,000

22,000

24,000

26,000

28,000

30,000

11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月

200日移動平均線

100日移動平均線

(ドル)

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後に重要な注意事項が記載されていますので、十分にお読みください。 6

今週のポイント

・香港株はもみ合いの展開へ

・香港情勢の悪化や米中対立がリスクに

・インド株は弱含みの推移を想定

●約2ヵ月半遅れで全人代が開幕した

●香港株はもみ合いの展開へ

<香港株はもみ合いの展開へ>

今週の香港株は、もみ合いの展開となろう。

28日に閉幕予定の全国人民代表大会(全人代、

国会に相当)に市場の関心が向かうなか、政

策期待が相場を支える場面もありそうだ。一

方、足元では香港情勢の悪化が再びリスクと

して意識され始めており、注意を要しよう。

<香港情勢の悪化や米中対立がリスクに>

中国では約2ヵ月半遅れで全人代が開催さ

れている。22日に行われた李克強首相による

政府活動報告では、財政赤字を容認する姿勢

が示されたことから財政出動に弾みがつきそ

うだ。政策の恩恵を受けやすいセクターが動

意づく場面もあろう。

もっとも、今回の全人代では香港に対する

「国家安全法」の導入についても協議される

見通し。「一国二制度」を揺るがす法案であ

ることから民主派の反発は必至だろう。これ

を機に香港で抗議活動が再び活発化する可能

性もあり、動向を注視したい。また、トラン

プ米大統領も中国側のこうした動きには警戒

感を示しており、米中対立の溝が一段と深ま

れば、投資家心理の重しとなろう。

物色対象としては、政策期待の根強いイン

フラ関連株や5G関連株などに投資妙味があり

そうだ。また、 近は米国に上場する中国企

業が相次いで香港に重複上場する意向を示し

ており、恩恵を享受するとみられるホンコ

ン・エクスチェンジにも注目したい。

<インド株は弱含みの推移を想定>

今週のインド株は、弱含みの推移を想定。

新型コロナの感染者数が拡大するなか、期間

の延長を繰り返しながら約2ヵ月に亘って都

市封鎖が行われており、月末の期限を前に再

延長されるのか注目されそうだ。22日に中銀

が緊急利下げを実施したことは一定の下支え

要因となろうが、先行き不透明感は根強く、

手控えムードが優勢となろう。(山家)

ハンセン指数と上海総合指数

作成:岡三証券 5月22日前場終値時点

インド:センセックス指数

●インド株は弱含みの推移を想定

作成:岡三証券 5月21日時点

李克強首相による政府活動報告の主な内容

各種資料より岡三証券作成

25,000

30,000

35,000

40,000

45,000

18年1月 18年7月 19年1月 19年7月 20年1月

(ポイント)

2,600

2,800

3,000

3,200

3,400

20,000

22,000

24,000

26,000

28,000

30,000

11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月

(ポイント)

香港ハンセン指数:左軸

上海総合指数:右軸

(ポイント)

◇20年のGDP成長率目標値の発表は見送り

◇20年の財政赤字は対GDP比3.6%超へ(財政赤字拡大を容認)

◇20年の国防費は前年比6.6%増の1.268兆元へ

◇ウイルス対策向け国債を1兆元発行へ

◇約5,000億元規模の減税などを実施

◇預金準備率の引き下げを実施へ

◇「一国二制度」を堅持。台湾独立の動きには断固として反対する

◇中国は米国との貿易合意の履行を約束する

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7 後に重要な注意事項が記載されていますので、十分にお読みください。

<先週はリスクオンの動きが優勢となった>

今週の為替相場は様子見姿勢が強まると考

える。先週はドル高円安含みとなると同時に、

新興国通貨が上昇。特に新型コロナ問題が深

刻化しているブラジル・レアルなどの上昇が

目立っており、為替相場全体でリスクオンの

動きが強まったといえる。他方、足元で米中

関係が悪化。11月に米大統領選挙を控え、ト

ランプ米大統領は対中強硬姿勢を維持するだ

ろう。世界的に経済活動再開の動きが広がっ

てきたことに加え、原油価格が底入れしてい

ることは安心感に。ただ、米中関係の不透明

感は為替市場における様子見姿勢につながる

と考える。

31日には中国の5月の製造業PMIが公表さ

れる。同指数は前月に50を上回ったが、今回

も経済活動の動きが広がっていることが示さ

れよう。足元開幕した中国全人代(日本の国

会に相当)の動向とともに注目される。

<ドル円相場は横這い圏での動きに>

今週のドル円相場は横這い圏での動きに。

先週は一時的に1ドル=108円台をつける場面

が生じたが、徐々にドルの上値が重くなった。

日米で経済活動再開の動きが出てきたことは

リスクオンの流れからドル高円安要因になっ

ていると考えるが、さらに円安が進むために

は材料不足のようだ。また、先週公表の日本

の4月の消費者物価(生鮮食品を除く)は前

年比▲0.2%とマイナス圏に落ち込んだ。継

続的に物価が下落する状況(いわゆるデフ

レ)となれば、為替市場では円高圧力が強ま

ることになる。そういった意味でも経済活動

が再開された後、需要の回復がどのように進

むかが注目される。

一方で、日本の4月の貿易収支は9,304億円

の大幅な赤字に。さらに外国人旅行者の減少

も日本の経常収支を圧迫しよう。日本の経常

収支の悪化は円高抑制要因になるとみる。

●長期的にはドル高円安を見込む

ドル円相場の推移

●先週はリスクオンの動きが優勢となった

各通貨の対ドル騰落率

(5月18日→21日時点)

貿易収支の悪化に加え、外国人旅行者数の減少が経常収支の悪化要因に

今週のポイント

・ドル円相場は横這い圏での動きに

・ユーロ円相場は底堅い推移に

・ルーブルは強含みに、レアルは足元では反発

●新型コロナ問題は日本の貿易収支を圧迫しよう

日本の貿易収支

-16-14-12-10-8-6-4-202468

1012

15年4月 16年4月 17年4月 18年4月 19年4月 20年4月

原数値

季節調整値

(千億円)

出所:財務省、直近は2020年4月

102

104

106

108

110

112

114

11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月

(1ドル=円)

作成:岡三証券、5月22日午前11時現在

(円安)

(円高)

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後に重要な注意事項が記載されていますので、十分にお読みください。 8

●ユーロ円相場は底堅い推移に

ユーロの対円・対ドル相場

<ユーロ円相場は底堅い推移に>

今週のユーロ円相場は底堅い推移に。

先週発表されたドイツの5月ZEW現況指数

は▲93.5に悪化。ただ、経済活動再開に向け

た動きを受け、期待指数は前月から改善した。

本格回復には時間がかかろうが、今年下半期

には景気が好転するとの期待が強まっている。

背景には強力な金融緩和政策があろう。欧

州中央銀行(ECB)は年内に約1.1兆ユーロ

の債券購入を計画しており、不安定な動きと

なっていた南欧諸国の10年国債利回りは足元、

落ち着きを取り戻している。加えて、ドイツ

とフランスは先週、5,000億ユーロ規模の復

興基金創設を提案。これはEUが債券市場で

資金を調達し、被害が深刻な国に供与する仕

組み。この提案を受け、欧州委員会は27日に

も復興計画を公表する見通しであり、6月の

EU首脳会議で合意されれば欧州諸国の経済

復興を強力に後押ししよう。

<ロシア・ルーブルは強含みの展開に>

1-3月期の実質GDPは前年比+1.6%と前期

から減速。原油需給の減退などが影響した。

また、新型コロナによる外出制限措置が本格

化したのは4月以降であるため、4-6月期の実

質GDPはさらなる悪化が見込まれよう。他方、

足元で原油価格が上昇していることは、産油

国通貨であるルーブルにとって追い風に。目

先、ルーブル相場は強含もうが、景気の先行

き不安などで徐々に上値が重くなるとみる。

<ブラジル・レアルは足元で反発>

18日にブラジルの新型コロナの感染者数は

世界で3番目の多さとなった。また感染に収

束の兆しが見えない中、大統領との意見対立

により保健相が相次いで辞任を表明。新型コ

ロナ問題をきっかけに、政治リスクが意識さ

れ始めている。足元で原油価格の上昇や中銀

の為替介入などでレアルは反発しているが、

当面、注意が必要に。(嶋野、引網、木村)

●南欧諸国の金利は一時より落ち着いてきた

南欧諸国の10年国債利回り

-1.0

0.0

1.0

2.0

3.0

4.0

5.0

1月 4月 7月 10月 1月 4月 7月

(%)

出所:Refinitiv、直近は2020年5月21日時点

スペイン

フランス

イタリア

ギリシャ

●ルーブルは強含みに、レアルは足元では反発

ロシア・ルーブルとブラジル・レアル相場

●ロシアでは実質GDPが前期から減速

ロシア:実質GDP寄与度(支出ベース、前年比)

-12-10-8-6-4-202468

15年 16年 17年 18年 19年 20年

(%)

その他

純輸出

固定資本形成

政府消費

民間消費

GDP成長率

出所:ロシア連邦統計庁、

直近値は成長率が2020年1-3月期、

寄与度が2019年10-12月期

※2017年1-3月期以降は2016年新基準

17

19

21

23

25

27

29

1.30

1.40

1.50

1.60

1.70

1.80

1.90

11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月

ルーブルの対円相場(左軸)

レアルの対円相場(右軸)

(1ルーブル=円)

(ルーブル高・レアル高)

(ルーブル安・レアル安)

(1レアル=円)

作成:岡三証券、5月22日午前11時現在

1.05

1.07

1.09

1.11

1.13

1.15

113

115

117

119

121

123

125

11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月

ユーロの対円相場(左軸)

ユーロの対ドル相場(右軸)

(1ユーロ=円) (1ユーロ=ドル)

作成:岡三証券、5月22日午前11時現在

(ユーロ高)

(ユーロ安)

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9 後に重要な注意事項が記載されていますので、十分にお読みください。

●10年国債利回りはゼロ%近辺での動きに

10年国債利回り推移

●低調な経済指標が相場を支えよう

全国消費者物価指数

●下値では投資家の押し目買いが続こう

10年・40年国債利回りと利回り差

新発40年国債入札は無難に消化されよう

<好需給に支えられて底堅く推移しよう>

経済活動再開への期待は高まっているが、

米中対立の激化懸念もあり、投資家の慎重な

姿勢が目立っている。中央銀行の金融緩和姿

勢が続くなかで、国債には安全資産需要も見

込まれ、今週も国債利回りが大きく上昇する

ことはないだろう。国債増発への警戒感から

投資家は上値追いには慎重だが、先週も新発

国債の入札は順調に消化された。投資家の押

し目買いや日銀の国債買入れオペにより、国

債市場の需給環境は引き続き良好であり、国

内債券相場は今週も底堅く推移しよう。

<低調な経済指標が相場を支えよう>

先週末に発表された4月の全国消費者物価

指数(生鮮食品を除く総合)は、前年比

0.2%低下と、伸び率は16年12月以来のマイ

ナスになった。新型コロナによる景気停滞や

原油価格の下落により、デフレ圧力は世界的

に強まっている。今週は週末に5月の東京都

区部の消費者物価指数が発表されるが、物価

の下落圧力はしばらく続こう。同日に発表さ

れる4月の鉱工業生産(速報)や完全失業率

も景気悪化を示す内容であり、債券相場を支

える材料になろう。国内景気、物価の低迷で、

国内債券相場の下値不安は小さいだろう。

<下値では投資家の押し目買いが続こう>

先週の5年国債、20年国債の入札は、いず

れも予想以上に順調に消化された。今週は26日に40年国債、28日に2年国債の入札が予定

されているが、投資家の押し目買い姿勢は確

認されており、今週の国債入札も消化に問題

はないだろう。先週は投資家の押し目買いで

国債利回りは各年限で低下しており、第2次補正予算編成に伴う国債増発はある程度市場

に織り込まれていよう。現状の利回り水準で

は投資家もやや慎重になろうが、今週は月末

週で年金資金の買いも予想され、投資家の現

物債買いが相場を支えよう。(鈴木 誠)

今週のポイント

・好需給に支えられて底堅く推移しよう

・低調な経済指標が相場を支えよう

・下値では投資家の押し目買いが続こう

-0.5

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

16年1月 18年1月 20年1月

40年国債-10年国債

10年国債利回り

40年国債利回り

(%)

作成:岡三証券

2020年5月21日まで

-1.0

-0.5

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

16年4月 18年4月 20年4月

(前年同月比)

生鮮食品を除く総合

生鮮食品及びエネルギーを除く総合

出所:総務省、直近は2020年4月

(%)

-0.3

-0.2

-0.1

0.0

0.1

0.2

11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月

(%)

作成:岡三証券、5月22日 午前11時現在

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後に重要な注意事項が記載されていますので、十分にお読みください。 10

2413

エムスリー

営業利益

(百万円)伸び率

2020/3 34,337 11.5%

2021/3予 40,000 16.5%

2022/3予 42,000 5.0%

5/21株価 4,100円予PER 107.0倍

5/21株価 6,930円予PER 32.5倍

オムロン

※ 業績予想:東洋経済。※ 業績は連結ベース。国際会計基準(IFRS)。※ チャートは日足ベースで5月21日現在。

※ 業績予想:東洋経済。※ 業績は連結ベース。米国会計基準。※ チャートは日足ベースで5月21日現在。

営業利益

(百万円)伸び率

2020/3 54,760 -28.5%

2021/3予 55,000 0.4%

2022/3予 56,500 2.7%

6645

国内 大級の医療従事者向け情報プラットフォーム「m3.com」や、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を介して医療相談ができる「LINEヘルスケア」などのサービスを展開する。新型コロナの感染拡大を受け、同社のサイトへのアクセスが急増中。また製薬会社からのマーケティング支援需要も増加しており、業績への追い風となっているもよう。

医療従事者向けサイトが主力。新型コロナで「医療情報」への関心が集まる

センサなど20万点に及ぶ幅広い製品を通じ、「オートメーション(自動化)」技術を提供する。ヘルスケア分野でも存在感を発揮している。コロナショックを経て、工場などで「3密」を回避するために同社が提供するロボットへの注目が集まっているもよう。また、医療分野でも患者遠隔管理サービスなどを推進しており、新たなビジネスへとつなげる計画だ。

自動化に必要なセンサ技術に強み。「新たな省人化」ニーズに応える

4,500

5,000

5,500

6,000

6,500

7,000

7,500

3月23日 4月1日 4月10日 4月21日 5月1日 5月15日

(円)

25日線

2,500

2,750

3,000

3,250

3,500

3,750

4,000

4,250

4,500

3月23日 4月1日 4月10日 4月21日 5月1日 5月15日

25日線

(円)

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8056

5/21株価 3,350円予PER 19.8倍

※ 業績予想:会社計画。※ 業績は連結ベース。※ チャートは日足ベースで5月21日現在。

日本ユニシス

営業利益

(百万円)伸び率

2020/3 26,139 26.8%

2021/3予 26,000 -0.5%

主力のシステムサービスは、デジタルトランスフォーメーション関連案件の好調に加え、コスト削減が奏功し、利益率が向上している。また、金融機関向けサービスでは新規稼働案件を複数獲得するなど、顧客からの引き合いが強い。注力する決済事業においては、国内でキャッシュレス化が拡大しており、今後も業績への貢献が期待できよう。

システム構築大手。キャッシュレス化の進展で決済分野の強みが顕在化しよう

2,000

2,250

2,500

2,750

3,000

3,250

3,500

3月23日 4月1日 4月10日 4月21日 5月1日 5月15日

(円)

25日線

※ 業績予想:各種資料より岡三証券作成。※ 一株利益(EPS)は特別項目の影響を除いた継続事業ベース(連結)。※ チャートは日足ベースで5月21日現在。

米国株AKAM

アカマイ・テクノロジーズ

コンテンツ配信ネットワークサービス大手。通信量増加に対応

コンテンツ配信ネットワークサービス(CDN)大手。世界130カ国、20万台以上のサーバーで事業を展開。1-3月期決算は売上高・一株利益共に市場予想を上回った。新型コロナの影響で動画視聴や在宅勤務によるネット利用が急増し、ピーク時の通信量は前年同期から約30%増加したもよう。今後も配信速度を向上させるCDNの需要拡大が見込めそうだ。

一株利益

(ドル)伸び率

2019/12 4.49 24.0%

2020/12予 4.93 9.8%

2021/12予 5.35 8.5%

5/21株価 101.00ドル予PER 20.5倍

85

90

95

100

105

110

3月26日 4月6日 4月16日 4月27日 5月6日 5月15日

(ドル)

25日線

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※ 業績予想:各種資料より岡三証券作成。※ 一株利益(EPS)は特別項目の影響を除いた継続事業ベース(連結)。※ チャートは日足ベースで5月21日現在。

米国株PYPL

電子決済サービス大手。衛生意識の高まりで非接触決済の利用が急増

一株利益

(ドル)伸び率

2019/12 3.10 28.1%

2020/12予 3.29 6.1%

2021/12予 4.06 23.4%

電子決済サービス大手。消費者や販売店に向けて、デジタル機器やオンラインでのクレジット決済や送金サービスを提供する。足元では現金やクレジットカードの受け渡しを省略できる「非接触決済」のニーズが高まっている。4月以降、アクティブアカウント数や取引件数など、あらゆる指標で同社サービスの利用増が確認されており、業績成長が期待されよう。

ペイパル・ホールディングス

5/21株価 148.22ドル予PER 45.1倍

香港証券取引所の運営会社。19年の新規上場企業数は183社に達し、調達額ベースでは世界の証券取引所でトップの座を獲得した。足元では米国にADRを上場する複数の中国企業が香港市場へのセカンダリー上場を検討している。米中関係の悪化をきっかけに、香港を上場先に選ぶ中国企業が増加する可能性があり、恩恵が期待できそうだ。

※ 業績予想:各種資料より岡三証券作成。※ 一株利益(EPS)は特別項目の影響を除いた継続事業ベース(連結)。※ チャートは日足ベースで5月21日現在。

ホンコン・エクスチェンジ香港株388

香港証券取引所の運営企業。今後は中国企業の上場先として選好されよう

5/21株価 271.00HKドル予PER 33.6倍

一株利益

(HKドル)伸び率

2019/12 7.49 -0.1%

2020/12予 8.06 7.6%

2021/12予 8.87 10.0%

80

100

120

140

160

3月26日 4月6日 4月16日 4月27日 5月6日 5月15日

(ドル)

25日線

200

220

240

260

280

3月23日 4月1日 4月14日 4月23日 5月6日 5月15日

(HKドル)

25日線

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13

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<株式>・株式の売買取引には、約定代金(単価×数量)に対し、 大1.265%(税込み)(手数料金額が2,750円を下回った場合は2,750円(税込み))の売買手数料をいただきます。ただし、株式累積投資は一律1.265%(税込み)の売買手数料となります。国内株式を募集等により購入いただく場合は、購入対価のみをお支払いいただきます。

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※外国証券の外国取引にあたっては、外国金融商品市場等における売買手数料および公租公課その他の賦課金が発生します(外国取引に係る現地諸費用の額は、その時々の市場状況、現地情勢等に応じて決定されますので、その合計金額等をあらかじめ記載することはできません)。外国株式を募集等により購入いただく場合は、購入対価のみをお支払いいただきます。

・株式は、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の変動による株価の変動によって損失が生じるおそれがあります。

・株式は、発行体やその他の者の経営・財務状況の変化およびそれらに関する外部評価の変化等により、株価が変動することによって損失が生じるおそれがあります。

・また、外国株式については、為替相場の変動によって、売却後に円換算した場合の額が下落することによって損失が生じるおそれがあります。

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14

<債券>・債券を募集・売出し等により、または当社との相対取引により購入いただく場合は、購入対価のみをお支払いいただきます。

・債券は、金利水準、株式相場、為替相場、不動産相場、商品相場等の変動による債券価格の変動によって損失が生じるおそれがあります。

・債券は、発行体やその他の者の経営・財務状況の変化およびそれらに関する外部評価の変化等により、債券価格が変動することによって損失が発生するおそれがあり、また、元本や利子の支払いの停滞もしくは支払い不能の発生または特約による元本の削減等のおそれがあります。

・金融機関が発行する債券は、信用状況の悪化により本拠所在地国の破綻処理制度が適用され、債権順位に従って元本や利子の削減や株式への転換等が行われる可能性があります。ただし、適用される制度は発行体の本拠所在地国により異なり、また今後変更される可能性があります。

<個人向け国債>・個人向け国債を募集により購入いただく場合は、購入対価のみをお支払いいただきます。個人向け国債を中途換金する際は、次の計算によって算出される中途換金調整額が、売却される額面金額に経過利子を加えた金額より差し引かれます(直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685)。

・個人向け国債は、安全性の高い金融商品でありますが、発行体である日本国政府の信用状況の悪化等により、元本や利子の支払いが滞ったり、支払い不能が生じるおそれがあります。

<転換社債型新株予約権付社債(転換社債)>国内市場上場転換社債の売買取引には、約定代金に対し、 大1.10%(税込み)(手数料金額が

2,750円を下回った場合は2,750円(税込み))の売買手数料をいただきます。転換社債を募集等によりご購入いただく場合は、購入対価のみをお支払いいただきます。転換社債は転換もしくは新株予約権の行使対象株式の価格下落や金利変動等による転換社債価格の下落により損失が生じるおそれがあります。また、外貨建て転換社債は、為替相場の変動等により損失が生じるおそれがあります。

<投資信託>・投資信託のお申込みにあたっては、銘柄ごとに設定された費用をご負担いただきます。

お申込時に直接ご負担いただく費用:お申込手数料(お申込金額に対して 大3.85%(税込み))保有期間中に間接的にご負担いただく費用:信託報酬(信託財産の純資産総額に対して 大年率2.254%(税込み))換金時に直接ご負担いただく費用:信託財産留保金(換金時に適用される基準価額に対して大0.5%)その他の費用:監査報酬、有価証券等の売買にかかる手数料、資産を外国で保管する場合の費用等が必要となり、 商品ごとに費用は異なります。お客様にご負担いただく費用の総額は、投資信託を保有される期間等に応じて異なりますので、記載することができません(外国投資信託の場合も同様です)。

・投資信託は、国内外の株式や債券等の金融商品に投資する商品ですので、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の変動による、対象組入れ有価証券の価格の変動によって基準価額が下落することにより、損失が生じるおそれがあります。

・投資信託は、組入れた有価証券の発行者(或いは、受益証券に対する保証が付いている場合はその保証会社)の経営・財務状況の変化およびそれらに関する外部評価の変化等による、対象組入れ有価証券の価格の変動によって基準価額が変動することにより、損失が生じるおそれがあります。

・上記記載の手数料等の費用の 大値は、今後変更される場合があります。

<信用取引>信用取引には、約定代金に対し、 大1.265%(税込み)(手数料金額が2,750円を下回った場合

は2,750円(税込み))の売買手数料、管理費および権利処理手数料をいただきます。また、買付けの場合、買付代金に対する金利を、売付けの場合、売付株券等に対する貸株料および品貸料をいただきます。委託証拠金は、売買代金の30%以上で、かつ300万円以上の額が必要です。信用取引では、委託証拠金の約3.3倍までのお取引を行うことができるため、株価の変動により委託証拠金の額を上回る損失が生じるおそれがあります。

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発行所 岡三証券株式会社代表 03-3272-2211

〒103-8278 東京都中央区日本橋1-17-6定期購読ご希望の方は下記までご連絡ください。

岡三カスタマーセンター 0120-390603 (8:00~18:00 土・日・祝日除く)定価:1部220円 年間購読料 7,700円 (共に送料、消費税込み)

2020年5月25日発行(2020年5月22日作成)

次回発行は2020年6月1日(月)の予定です

○自然災害等不測の事態により金融商品取引市場が取引を行えない場合は売買執行が行えないことがあります。

○2037年12月までの間、復興特別所得税として、源泉徴収に係る所得税額に対して2.1%の付加税が課税されます。

岡三証券株式会社金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第53号加入協会:日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会

一般社団法人第二種金融商品取引業協会

香港における本レポートの配布:本レポートは、香港証券先物委員会(SFC)の監督下にある岡三国際(亜洲)有限公司によって、

SFCに規定される適格機関投資家(PI)に配信されたものです。本レポートに関するお問い合わせは岡三国際(亜洲)有限公司にお願いします。

米国内における本レポートの配布:本レポートは岡三証券が作成したものであり、1934年米国証券取引所法に基づく規則15a-6に規

定される米国主要機関投資家のみに配信されたものです。岡三証券は、米国内における登録業者ではないため、米国居住者に対しブローカー業務を行いません。本レポートで言及されている銘柄の売買注文は、アーバック・グレイソン社を通して執行いたします。

なお、本レポートは、受領者及びその従業員が使用することを目的として配信しております。さらに、本レポートのアナリストは米国で活動をしていないため、米国のリサーチ・アナリス

トとして登録されておらず、 資格も有しておりません。また、当該アナリストは、アーバック・グレイソン社または他の業者の関係者ではありません。したがって、当該アナリストは、米国金融規制機構(FINRA)規則の適用の対象ではありません。

その他の地域における本レポートの配布:本レポートは参照情報の提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありませ

ん。本レポートの受領者は、自身の投資リスクを考慮し、各国の法令、規則及びルール等の適用を受ける可能性があることに注意をする必要があります。

地域によっては、本レポートの配布は法律もしくは規則によって禁じられております。本レポートは、配布や発行、使用等をすることが法律に反したり、岡三証券に何らかの登録やライセンスの取得が要求される国や地域における国民や居住者に対する配布、使用等を目的としたものではありません。

※本レポートは、岡三証券が発行するものです。本レポートの著作権は岡三証券に帰属し、その目的いかんを問わず無断で本レポートを複写、複製、配布することを禁じます。

(2020年1月改訂)

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OKASAN ONLINE SECURITIES CO.,LTD.

取り扱い金融商品に関する留意事項

●商号:岡三オンライン証券株式会社/金融商品取引業者関東財務局長(金商)第52号

●加入協会:日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 日本投資顧問業協会

●リスク:【株式等】株価変動による値下りの損失を被るリスクがあります。信用取引、先物取引、オプション取引および株価指数証拠金取引では投資金額(保証金・証拠金)を上回る損失を被る場合があります。株価は、発行会社の業績、財務状況や金利情勢等様々な要因に影響され、損失を被る場合があります。投資信託、不動産投資証券、預託証券、受益証券発行信託の受益証券等は、裏付け資産の評価額(指数連動型の場合は日経平均株価・TOPIX 等)等、先物取引、オプション取引および株価指数証拠金取引は対象指数等の変化に伴う価格変動のリスクがあります。外国市場については、為替変動や地域情勢等により損失を被る場合があります。上場新株予約権証券は、上場期間・権利行使期間が短期間の期限付きの有価証券であり、上場期間内に売却するか権利行使期間内に行使しなければその価値を失い、また、権利行使による株式の取得には所定の金額の払込みが必要です。株価指数証拠金取引では建玉を保有し続けることにより金利相当額・配当相当額の受け払いが発生します。【外貨建て債券】債券の価格は基本的に市場の金利水準の変化に対応して変動するため、償還の前に売却すると損失を被る場合がございます。また、額面金額を超えて購入すると償還時に損失を被る場合がございます。債券の発行者又は債券の元利金の支払いを保証している者の財務状態の悪化等により、債券の価格が変動し損失を被る場合がございます。債券の発行者又は債券の元利金の支払いを保証している者の財務状態の悪化等により元本や利子の支払いが滞り損失を被る場合がございます。外貨建て債券は外国為替相場の変動などにより、円換算でのお受取金額が減少する恐れがあります。これにより円換算で投資元本を割込み、損失を被る場合がございます。【FX】外国為替証拠金取引(以下、「FX」という。)は預託した証拠金の額を超える取引ができるため、対象通貨の為替相場の変動により損益が大きく変動し、投資元本(証拠金)を上回る損失を被る場合があります。外貨間取引は、対象通貨の対円相場の変動により決済時の証拠金授受の額が増減する可能性があります。対象通貨の金利変動等によりスワップポイントの受取額が増減する可能性があります。ポジションを構成する金利水準が逆転した場合、スワップポイントの受取から支払に転じる可能性があります。為替相場の急変時等に取引を行うことができず不測の損害が発生する可能性があります。【各商品共通】システム、通信回線等の障害により発注、執行等ができず機会利益が失われる可能性があります。

●保証金・証拠金:【信用】最低委託保証金30万円が必要です。信用取引は委託保証金の額を上回る取引が可能であり、取引額の 30%以上の委託保証金が必要です。【先物・オプション】発注必要証拠金および最低維持証拠金は、「(SPAN 証拠金額×当社が定める掛け目)-ネットオプション価値の総額」とし、選択取引コース・取引時間によって掛け目は異なります。当社のWebサイトをご確認ください。また、変更の都度、当社のWebサイトに掲載いたします。【株価指数証拠金取引】発注証拠金(必要証拠金)は、株価指数ごとに異なり、取引所により定められた証拠金基準額となります。Webサイトで最新のものをご確認ください。【FX】個人のお客様の発注証拠金(必要証拠金)は、取引所FXでは、取引所が定める証拠金基準額に選択レバレッジコースに応じた所要額を加えた額とし、店頭 FX では、取引金額(為替レート×取引数量)× 4%以上の額とします。一部レバレッジコースの選択ができない場合があります。法人のお客様の発注証拠金(必要証拠金)は、取引所FXでは、取引所が定める証拠金基準額とし、店頭FXでは、取引金額(為替レート×取引数量)×金融先物取引業協会が公表する数値とします。発注証拠金に対して、取引所 FX では、1 取引単位(1 万又は10万通貨)、店頭FXでは、1取引単位(1,000通貨)の取引が可能です。発注証拠金・取引単位は通貨ごとに異なります。Webサイトで最新のものをご確認ください。

●手数料等諸費用の概要(表示は全て税込・上限金額):【日本株】取引手数料には 1 注文の約定代金に応じたワンショットと 1 日の合計約定代金に応じた定額プランがあります。ワンショットの上限手数料は現物取引で 3,300円、信用取引で1,320円。定額プランの手数料は現物取引の場合、約定代金100万円以下で上限880円、以降約定代金100万円ごとに 550円加算、また、信用取引の場合、約定代金200万円以下で上限1,100円、以降約定代金 100 万円ごとに 330 円加算します。手数料プランは変更可能です。信用取引手数料は月間売買実績により段階的減額があります。信用取引には金利、管理費、権利処理等手数料、品貸料、貸株料の諸費用が必要です。【上場新株予約権証券】日本株に準じます。【中国株】国内取引手数料は約定金額の 1.1%(最低手数料 5,500円)。この他に香港印紙税、取引所手数料、取引所税、現地決済費用の諸費用が必要です。売買にあたり円貨と外貨を交換する際には、外国為替市場の動向をふまえて当社が決定した為替レートによるものとします。【外貨建て債券】外貨建て債券を募集・売出し等により、又は当社との相対取引により購入する場合は、購入対価のみをお支払いただきます。外貨建て債券の売買、償還等にあたり、円貨と外貨を交換する際には、外国為替市場の動向をふまえて当社が決定した為替レートによるものとします。【先物】取引手数料は、通常取引コースの場合、日経225先物が 1枚につき 330円(取引枚数により段階的減額あり)、日経225mini、ミニTOPIX先物、東証REIT指数先物、TOPIX Core30先物、東証マザーズ指数先物、JPX日経インデックス 400先物が 1枚につき 44円、TOPIX先物、日経平均VI先物が 1枚につき 330円、NYダウ先物が1枚につき880円。アクティブ先物取引コースの場合、日経225先物が1枚につき275円、日経225miniが 1枚につき27円です。【オプション】取引手数料は、日経 225 オプションが約定代金に対して 0.176%(最低手数料 220 円)、TOPIX オプションが約定代金に対して 0.22%(最低手数料220円)です。【株価指数証拠金取引】取引手数料は、セルフコースは 1枚につき 156円、サポートコースは 1枚につき 3,300円です。【投資信託】換金時には基準価額に対して最大 0.75%の信託財産留保金をご負担いただく場合があります。信託財産の純資産総額に対する信託報酬(最大2.42%(年率))、その他の費用を間接的にご負担いただきます。また、運用成績により成功報酬をご負担いただく場合があります。詳細は目論見書でご確認ください。【FX】取引所FXの取引手数料は、セルフコースはくりっく 365が無料、くりっく 365ラージが 1枚につき 1,018円、サポートコースはくりっく 365が 1枚につき 1,100円、くりっく 365ラージが 1枚につき 11,000円です。店頭FXの取引手数料は無料です。スプレッドは、通貨ごとに異なり、為替相場によって変動します。Webサイトで最新のものをご確認ください。

●お取引の最終決定は、契約締結前交付書面、目論見書等およびWebサイト上の説明事項等をよくお読みいただき、ご自身の判断と責任で行ってください。

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