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Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism 新たな住宅セーフティネット制度について -制度の概要- 資料2-1 1

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Page 1: 新たな住宅セーフティネット制度について -制度の …新たな住宅セーフティネット制度(住宅確保要配慮者の範囲) ①低額所得者 (月収15.8万円(収入分位25%)以下)

Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism

新たな住宅セーフティネット制度について

-制度の概要-

資料2-1

1

Page 2: 新たな住宅セーフティネット制度について -制度の …新たな住宅セーフティネット制度(住宅確保要配慮者の範囲) ①低額所得者 (月収15.8万円(収入分位25%)以下)

新たな住宅セーフティネット制度の創設の背景(H29法改正時)

・高齢者の単身世帯が大幅増(H27)601万世帯 →(H37)701万世帯

・若年層の収入はピーク時から1割減【30歳代給与】(H9)474万円 →(H27)416万円

・子どもを増やせない若年夫婦【理想の子ども数を持たない理由】

- 家が狭いから:16.0%

・特にひとり親世帯は低収入【H26年収】ひとり親 296万円

⇔ 夫婦子育て世帯 688万円

・家賃滞納等への不安から入居拒否

生活保護受給者

高齢者のみの世帯

ひとり親世帯

単身の高齢者 65%

60%

55%

14% H26 民間調査

【大家の入居拒否感】

・総人口が減少する中で公営住宅の大幅増は見込めない【管理戸数】(H17)219万戸 →(H26)216万戸

・民間の空き家・空き室は増加傾向(H15)659万戸 →(H25)820万戸

空き家・空き室を活用し、住宅セーフティネット機能を強化

住宅確保要配慮者の状況 住宅ストックの状況

【空き家・空き室の現状】

二次的住宅5.0%(41万戸)

その他の住宅38.8%(318万戸)

売却用の住宅3.8%(31万戸)

約820万戸

うち耐震性等があり駅から1㎞以内の住宅

48万戸

うち耐震性等があり駅から1㎞以内の住宅

137万戸

賃貸用の住宅52.4%(429万戸)

2

Page 3: 新たな住宅セーフティネット制度について -制度の …新たな住宅セーフティネット制度(住宅確保要配慮者の範囲) ①低額所得者 (月収15.8万円(収入分位25%)以下)

2.5

2.9

3.3

8.0

10.5

10.5

18.9

19.3

24.0

0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0

生活サイクルが異なることへの不安

入居者以外の者の出入りへの不安

属性名称に対する不安

その他

住宅の使用方法に対する不安

習慣・言葉が異なることへの不安

居室内での死亡事故等に対する不安

他の入居者・近隣住民との協調性に対する不安

家賃の支払いに対する不安

17%

12%

55%

12%

4%

79%

6%

13%2%

22% 3%

24%44%

7%20%

3%

48%

20%

9%

住宅確保要配慮者に対する賃貸人の入居制限の状況

入居制限する理由

入居制限の状況

(%)

(%)

出典:(公財)日本賃貸住宅管理協会(平成30年度)家賃債務保証業者の登録制度等に関する実態調査報告書

高齢者に対して約8割が拒否感

外国人に対して約7割が拒否感

障がい者に対して

約7割が拒否感

住宅確保要配慮者の入居に対する賃貸人の意識

○住宅確保要配慮者の入居に対して、賃貸人の一定割合は拒否感を有しており、入居制限がなされている状況。家賃の支払いに対する不安等が入居制限の理由となっている。

0.00.71.0

2.93.03.43.9

4.66.8

8.810.911.011.311.4

20.2

0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0

その他

子育て世帯は不可

一人親世帯は不可

低額所得者は不可

非正規社員は不可

フリーランスは不可

生計中心者が離職者の世帯は不可

LGBTは不可

無職は不可

外国人は不可

単身高齢者(60歳以上)は不可

障がい者は不可

生活保護受給者は不可

高齢者のみの世帯は不可

ホームレスは不可

子育て世帯に対して約1割が拒否感

従前と変わらず拒否感はない 従前は拒否感があったが現在はない

拒否感はあるものの従前より弱くなっている 従前と変わらず拒否感が強い

従前より拒否感が強くなっている

3

Page 4: 新たな住宅セーフティネット制度について -制度の …新たな住宅セーフティネット制度(住宅確保要配慮者の範囲) ①低額所得者 (月収15.8万円(収入分位25%)以下)

不動産事業者が求める居住支援 (鹿児島県居住支援協議会)

世帯属性 入居制限の

状況

入居制限の理由

(複数回答)

必要な居住支援策(複数回答)●第1位 ◎第2位 ○第3位

制限している

条件付きで制限している

第1位

(%)

第2位

(%)死亡時の残存家財処理

見守りなどの居住支援

家賃債務保証の情報提供

入居トラブルの相談対応

入居を拒まない物件の情報発信

契約手続きのサポート

高齢単身世帯 4% 27% 孤独死などの不安(76%)

保証人がいない(35%)

●(61%)

◎(53%)

○(36%)

高齢者のみ世帯 3% 21% 孤独死などの不安(39%)

保証人がいない(33%)

◎(40%)

●(43%)

○(33%)

障がい者のいる世帯 3% 24% 近隣住民との協調性に不安(36%)

衛生面や火災等の不安(35%)

●(40%)

◎(26%)

○(25%)

ひとり親世帯 1% 8% 保証会社の審査に通らない(40%)

家賃の支払いに不安(37%)

◎(21%)

●(36%)

○(18%)

子育て世帯 1% 6% 保証会社の審査に通らない(43%)

保証人がいない(35%)

○(14%)

●(33%)

◎(24%)

低額所得世帯 5% 26% 家賃の支払いに不安(50%)

保証人がいない、保証会社の審査に通らない(37%)

●(48%)

◎(26%)

○(20%)

外国人世帯 7% 29% 異なる習慣や言語への不安(66%)

近隣住民との協調性に不安(43%)

◎(36%)

●(48%)

○(33%)

鹿児島県居住支援協議会平成29年度不動産事業者へのアンケート調査より 4

Page 5: 新たな住宅セーフティネット制度について -制度の …新たな住宅セーフティネット制度(住宅確保要配慮者の範囲) ①低額所得者 (月収15.8万円(収入分位25%)以下)

③ 住宅確保要配慮者のマッチング・入居支援

② 登録住宅の改修・入居への経済的支援

① 住宅確保要配慮者の入居を拒まない賃貸住宅の登録制度

新たな住宅セーフティネット制度の概要※ 住宅確保要配慮者に対する賃貸住宅の供給の促進に関する法律(住宅セーフティネット法)の一部を改正する法律

(平成29年4月26日公布 10月25日施行)

൛য

保証会社

ਏଦൟ

入居

都道府県等

登録 情報提供

要配慮者の入居を拒まない住宅(登録住宅(セーフティネット住宅))

家賃・家賃債務保証料の低廉化

・改修費補助(立上り期に国の直接

補助あり)

・家賃低廉化補助・改修費融資

(住宅金融支援機構)

・家賃債務保証料補助

居住支援協議会

不動産関係団体宅地建物取引業者

賃貸住宅管理業者、家主等

居住支援団体居住支援法人

社会福祉法人、NPO等

地方公共団体(住宅部局・福祉部局)

ક੍ର১য

入居支援等

居住支援活動への補助

【新たな住宅セーフティネット制度のイメージ】

国と地方公共団体等による支援

① 登録制度② 経済的支援 ③ マッチング・入居支援

5

Page 6: 新たな住宅セーフティネット制度について -制度の …新たな住宅セーフティネット制度(住宅確保要配慮者の範囲) ①低額所得者 (月収15.8万円(収入分位25%)以下)

新たな住宅セーフティネット制度(住宅確保要配慮者の範囲)

① 低額所得者

(月収15.8万円(収入分位25%)以下)

② 被災者(発災後3年以内)

③ 高齢者

④ 障害者

⑤ 子ども(高校生相当まで)を養育して

いる者

⑥ 住宅の確保に特に配慮を要するもの

として国土交通省令で定める者

法律で定める者

・外国人 等

(条約や他法令に、居住の確保に関する規定のある

者を想定しており、外国人のほか、中国残留邦人、

児童虐待を受けた者、ハンセン病療養所入所者、

DV被害者、拉致被害者、犯罪被害者、矯正施設

退所者、生活困窮者など)

・東日本大震災等の大規模災害の被災者

(発災後3年以上経過)

・都道府県や市区町村が

供給促進計画において定める者

国土交通省令で定める者

※ 地域の実情等に応じて、海外からの引揚者、新婚世帯、原子爆弾被爆者、戦傷病者、児童養護施設退所者、LGBT、UIJターンによる転入者、これらの者に対して必要な生活支援等を行う者などが考えらえる。

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Page 7: 新たな住宅セーフティネット制度について -制度の …新たな住宅セーフティネット制度(住宅確保要配慮者の範囲) ①低額所得者 (月収15.8万円(収入分位25%)以下)

○ 規模・床面積が一定の規模以上であること

※ 各戸25㎡以上ただし、共用部分に共同で利用する台所等を備えることで、各戸に備える場合と同等以上の居住環境が確保されるときは、18㎡以上

※ 共同居住型住宅の場合、別途定める基準

○ 構造・設備・耐震性を有すること

・一定の設備(台所、便所、浴室等)を設置していること

○ 家賃が近傍同種の住宅と均衡を失しないこと

○ 基本方針・地方公共団体が定める計画に照らして適切であること 等

登録基準

○ 住宅全体・住宅全体の面積

15 ㎡ × N + 10㎡以上

(N:居住人数、N≧2)

○ 専用居室・専用居室の入居者は1人とする

・専用居室の面積

9㎡以上(造り付けの収納の面積を含む)

○ 共用部分・共用部分に、居間・食堂・台所、便所、洗

面、洗濯室(場)、浴室又はシャワー室を設ける

・便所、洗面、浴室又はシャワー室は、居住人数概ね5人につき1箇所の割合で設ける

共同居住型住宅(シェアハウス)の基準

※ 地方公共団体が供給促進計画で定めることで、耐震性等を除く基準の一部について、強化・緩和が可能

※ 1戸から登録可能

新たな住宅セーフティネット制度(セーフティネット住宅の登録基準)

7

Page 8: 新たな住宅セーフティネット制度について -制度の …新たな住宅セーフティネット制度(住宅確保要配慮者の範囲) ①低額所得者 (月収15.8万円(収入分位25%)以下)

施行状況 備考

住宅確保要配慮者円滑入居賃貸住宅の登録

20,424戸(47都道府県)

北海道341戸、青森県153戸、岩手県420戸、宮城県311戸、秋田県99戸、山形県336戸、福島県405戸、茨城県31戸、栃木県15戸、群馬県108戸、埼玉県793戸、千葉県492戸、東京都1,603戸、神奈川県246戸、新潟県21戸、富山県22戸、石川県57戸、福井県30戸、山梨県386戸、長野県23戸、岐阜県260戸、静岡県79戸、愛知県1,348戸、三重県401戸、滋賀県200戸、京都府15戸、大阪府7,783戸、兵庫県1,206戸、奈良県17戸、和歌山県165戸、鳥取県827戸、島根県4戸、岡山県81戸、広島県52戸、山口県7戸、徳島県102戸、香川県7戸、愛媛県8戸、高知県3戸、福岡県1,734戸、佐賀県16戸、長崎県56戸、熊本県26戸、大分県22戸、宮崎県7戸、鹿児島県102戸、沖縄県4戸

居住支援法人の指定

279者(40都道府県)

北海道14者、岩手県3者、宮城県4者、福島県5者、茨城県3者、群馬県2者、埼玉県5者、千葉県11者、東京都25者、神奈川県10者、新潟県2者、石川県4者、福井県4者、山梨県3者、長野県1者、岐阜県2者、静岡県3者、愛知県21者、三重県2者、滋賀県3者、京都府5者、大阪府54者、兵庫県9者、奈良県5者、和歌山県6者、鳥取県2者、岡山県6者、広島県3者、山口県4者、香川県3者、愛媛県4者、高知県3者、福岡県20者、佐賀県3者、長崎県2者、熊本県14者、大分県4者、宮崎県1者、鹿児島県2者、沖縄県2者※青森県・秋田県・山形県・栃木県・富山県・島根県・徳島県:0者

居住支援協議会の設立

94協議会

47都道府県47市区町(札幌市、旭川市、北海道本別町、横手市、鶴岡市、さいたま市、千葉市、船橋市、千代田区、文京区、台東区、江東区、大田区、世田谷区、杉並区、豊島区、北区、板橋区、練馬区、葛飾区、江戸川区、八王子市、調布市、町田市、日野市、狛江市、多摩市、横浜市、鎌倉市、川崎市、名古屋市、岡崎市、岐阜市、京都市、宇治市、豊中市、岸和田市、神戸市、宝塚市、姫路市、広島市、徳島県東みよし町、北九州市、福岡市、大牟田市、うきは市、熊本市)

供給促進計画の策定

32都道府県 8市町

北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、埼玉県、東京都、神奈川県、新潟県、山梨県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、大阪府、兵庫県、和歌山県、鳥取県、徳島県、香川県、愛媛県、福岡県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県、旭川市、盛岡市、横浜市、川崎市、岡崎市、福岡市、大分市、栃木県茂木町

新たな住宅セーフティネット制度の施行状況(R2.1.31時点)住宅確保要配慮者に対する賃貸住宅の供給の促進に関する法律(住宅セーフティネット法)の一部を改正する法律(平成29年4月26日公布 10月25日施行)

【新たな住宅セーフティネット制度の施行状況】

※受付・審査中の10,159戸を合わせると30,583戸

※家賃債務保証業者の登録:69者8

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セーフティネット住宅の都道府県別登録戸数(R2.1.31時点)

341

153

420 311

99

336 405

31 15 108

793

492

1,603

246

21 22 57 30

386

23

260

79

1,348

401

200

15

1,206

17

165

827

4 81 52 7

102 7 8 3

1,734

16 56 26 22 7 102

4

7,783

500

1,000

1,500

2,000

2,500

北海道

青森県

岩手県

宮城県

秋田県

山形県

福島県

茨城県

栃木県

群馬県

埼玉県

千葉県

東京都

神奈川県

新潟県

富山県

石川県

福井県

山梨県

長野県

岐阜県

静岡県

愛知県

三重県

滋賀県

京都府

大阪府

兵庫県

奈良県

和歌山県

鳥取県

島根県

岡山県

広島県

山口県

徳島県

香川県

愛媛県

高知県

福岡県

佐賀県

長崎県

熊本県

大分県

宮崎県

鹿児島県

沖縄県

【都道府県別セーフティネット住宅登録状況】(戸)

8,500

9

Page 10: 新たな住宅セーフティネット制度について -制度の …新たな住宅セーフティネット制度(住宅確保要配慮者の範囲) ①低額所得者 (月収15.8万円(収入分位25%)以下)

セーフティネット住宅の登録戸数の月別推移(H30.6~R2.1)※月末時点

1,034 1,140 3,606 3,712 3,955

6,237 6,905 7,443 7,975 8,279 8,359 8,920 9,117 9,650 10,712 11,695 13,194

15,947

19,495 20,424

1,326 2,510

1,603 2,419 3,560

2,234 2,388

2,559 2,392 2,683 2,779 2,545 3,542

8,573 8,691

8,679

9,947

8,232

7,561

10,159

2,360 3,650

5,209 6,131

7,515 8,471

9,293 10,002 10,367

10,962 11,138 11,465 12,659

18,223 19,403

20,374

23,141 24,179

27,056

30,583

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

14,000

16,000

18,000

20,000

22,000

24,000

26,000

28,000

30,000

32,000

H30.6 H30.7 H30.8 H30.9 H30.10 H30.11 H30.12 H31.1 H31.2 H31.3 H31.4 R1.5 R1.6 R1.7 R1.8 R1.9 R1.10 R1.11 R1.12 R2.1

登録戸数 受付・審査中戸数

(戸)

改正住宅セーフティネット法の施行(H29.10.25)

①省令改正による登録手続の簡素化

(H30.7.10)

③全ての都道府県で手数料廃止・大幅減額

(R1.6月議会)

目標:17.5万戸(R3.3)

②CSVデータによる一括申請の導入

(R1.5.16)

④地方公共団体への直接訪問や全国説明会等(先進的な取組の横展開) 10

Page 11: 新たな住宅セーフティネット制度について -制度の …新たな住宅セーフティネット制度(住宅確保要配慮者の範囲) ①低額所得者 (月収15.8万円(収入分位25%)以下)

■ 面積基準等の緩和の状況:9都府県・4市で緩和タイプ【国の基準】 一般【住戸25㎡】 台所等一部共用【住戸18㎡】 共同居住型【1人専用居室9㎡、全体(15N+10)㎡】

東京都平成7年度以前に着工:15㎡以上平成8~17年度に着工:17㎡以上平成18年度以降に着工:20㎡以上

13㎡以上 1人専用居室面積:7㎡以上 住宅全体面積:(13×居住人数+10)㎡以上

大阪府 18㎡以上 13㎡以上 1人専用居室面積:7.5㎡以上 住宅全体面積:(13.5×居住人数+10)㎡以上

岐阜県 23㎡以上 16㎡以上 定員(ひとり親世帯の場合):「各居室部分の床面積÷9㎡」人

福岡県、福岡市 平成17年度以前に着工:18㎡以上 平成17年度以前に着工:13㎡以上 平成17年度以前に着工:1人専用居室面積:7㎡以上、住宅全体面積:(13×居住人数+10)㎡以上

愛知県、岡崎市 バリアフリー配慮に限り18㎡以上 - -

茨城県、横浜市 18㎡以上 - -

鳥取県、香川県 平成18年3月以前着工:18㎡以上 - -

川崎市 20㎡以上 - -

長崎県 - - 1人専用居室面積:7㎡以上 住宅全体面積:(13×居住人数+10)㎡以上

埼玉県平成7年度以前に着工:16㎡以上平成8~17年度に着工:18㎡以上

- -

賃貸住宅供給促進計画による面積基準の緩和等の状況(R2.1.31時点)

■ 住宅確保要配慮者の追加の状況:30都道府県・7市町で追加海外引揚

新婚原爆被爆

戦傷病

児童養護施設

LGBT

UIJ要配慮者

支援その他(主なもの)

徳島県 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 妊婦,炭鉱離職,離職退去,要介護要支援,被虐待

香川県 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 妊婦,要介護要支援,被虐待

長崎県 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 難病,要介護要支援

岩手県,宮城県,秋田県,茨城県,静岡県,和歌山県,愛媛県,宮崎県,鹿児島県

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 妊婦

山形県 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 若者

愛知県 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 失業者、一人親世帯、低額所得者の親族と生計を一にする学生

熊本県 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 失業者、若年性認知症の者、三世代同居・近居世帯、仮設住宅入居中の熊本地震の被災者

滋賀県 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 指定難病患者,要介護要支援,妊婦,被災地からの避難者(発災後3年以内),犯罪をした者等

大分県 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 留学生の生活を支援(同居・近居)する学生

北海道,福島県,埼玉県,東京都,神奈川県,新潟県,大阪府,福岡県,旭川市,福岡市,岡崎市

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

岐阜県 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

兵庫県 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 被虐待

川崎市 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 指定難病・特定疾患患者、市が必要と認める者

鳥取県 ○ ○ ○ ○ ○ 起訴・執行猶予,罰金・科料

沖縄県 ○ ○ ○ ○

青森県 ○ ○ ○

盛岡市 ○ ○ 妊婦

横浜市 ○

茂木町 ○※ ※新婚又は子育て(妊婦含む)の場合に限る

※山梨県,三重県,大分市は追加なし

11

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省令改正による登録手続の簡素化(H30.7.10施行)

■ 登録に係る手続き等の改善点

○ データ入力

○ 申請書の印刷

○ 添付図書の用意

○ 申請書等の提出

○ 地方公共団体の審査

登 録

○ 登録内容の変更

申請の必須項目を極力削減し、以下の最低限の項目のみとする。(25㎡以上の一般住宅で法人が申請者の場合)○住宅の名称・所在地 ○構造 ○着工日又は竣工日 ○住宅確保要配慮者の範囲○専用住宅か否か ○家賃・共益費・敷金 ○床面積○便所・浴室・台所・収納の有無 ○入居問合せ先の名称・連絡先 等

なお、申請者が初めて登録する際には、以下の項目の入力が必要○法人の名称・所在地 ○法人の役員の氏名等

印刷を不要とする。

申請の添付図書を極力削減し、以下を基本とする最低限の添付図書のみとする。(25㎡の一般住宅で新耐震基準を満たす場合)○面積と設備の概要が記載された間取図 ○暴力団員でないこと等の誓約書

申請書及び添付図書について、紙での提出は原則不要とし、電子データによりシステム上で地方公共団体に提出できることとする。

登録時と同様に、変更申請書を紙で提出することは原則不要とする。また、地方公共団体が承認しなくても、システム上は変更内容がすぐに反映されるようにする。(地方公共団体の事後承認とする。)

省令改正及びそれに伴うシステム改修 システム改修凡例

※付近見取図、配置図、各階平面図、建物の登記事項証明書、法人の登記事項証明書、検査済証等を原則不要とする。

※管理委託先の名称・住所や最寄り駅からの所要時間等を任意入力項目とする。

※平成30年7月10日に省令を改正し、登録申請書の記載事項や添付書類等を大幅に簡素化。(⇒これにより、地方公共団体の事務処理時間は従来の1/10以下となる想定)

(従来の流れ)

12

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セーフティネット住宅情報提供システム(H29.10.20運用開始)

国では、セーフティネット住宅をWeb上で検索・閲覧・申請できるとともに、事業者による登録申請や地方公共団体における登録事務などを支援するための「セーフティネット住宅情報提供システム」※を広く提供。(平成29年10月20日より運用開始)

※https://www.safetynet-jutaku.jp

情報提供システム

都道府県等

事業者

①セーフティネット住宅の登録データの入力

②登録申請※

③登録手続き

④セーフティネット住宅の検索・閲覧

要配慮者等

※平成30年7月10日のシステム改修により、システム上での申請を可能とした。

(画面イメージ)

13

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事業者

■現状

システム

住棟Ⅰ 住棟Ⅱ

住戸①

住戸②

入力

入力

入力

入力

入力

入力

都道府県等

申請

申請

事業者

システム

アップロード

都道府県等

一括申請

住戸①

住戸②

住戸①

住戸②

住棟Ⅰ

住棟Ⅱ

転記「SN住宅独自の情報」

を追加で入力

事業者

システム

アップロード

都道府県等

一括申請

住戸①

住戸②

住戸①

住戸②

住棟Ⅰ住棟Ⅱ

約80項目

新規で登録申請を行う場合、大家等は各住棟・住戸ごとにシステム上で情報を手入力しなければならない。※登録のために入力必須の項目数

住棟について:約40項目 住戸について:約40項目

SN住宅の登録申請に最適化されたCSV形式により、複数住棟・住戸の一括入力・申請を可能にする。

大手不動産ポータルサイトのCSV形式

大手不動産ポータルサイトのCSV形式※に追加で情報を入力することで、複数住棟・住戸の一括入力・申請を可能にする。※SN住宅と重複する項目は追加入力不要

一括データ(CSVデータ)を活用することにより、システムへの複数住棟・住戸の一括入力・申請を可能にすることで、物件を多く所有している大家等の入力の手間を省力化。

住戸①

住戸②

約40項目

(SN住宅の必須項目)

※このほか、添付ファイルのアップロード可能容量の拡張(3→10MB)(H30.10)やドラッグ&ドロップ機能の実装(H30.12)等、地方公共団体や事業者等の要望を踏まえた改修を適宜実施中。※CSV形式の活用に係る問合せ先:(一社)すまいまちづくりセンター連合会セーフティネット住宅登録事務局 TEL:03-5229-7578 E-mail:[email protected]

(CSV形式の活用に係るマニュアルや仕様書等はセーフティネット住宅情報提供システム「住宅登録事業者の方へ」(https://www.safetynet-jutaku.jp/guest/apply.php)に掲載)

CSVデータによる一括申請の導入(R1.5運用開始)

■改修その1(CSV(HM形式))

■改修その2(CSV(SN形式))

注:以下の項目数はイメージ

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■ 全国における登録手数料の設定状況

地方公共団体における登録手数料の廃止等(R2.1.31時点)

登録を受け付ける都道府県の約6割が手数料を徴収していたが、手続きの簡素化により全ての都道府県が手数料の廃止または大幅な減額(従来の1/10以下)を実施。

【省令改正前(平成30年6月)】 【省令改正後(令和元年12月議会後)】

23都道県18市が廃止3県2市が大幅減額

* H31.4に新たに中核市となった4市を含む

*

都道府県

:3

:44

手数料減額

手数料なし

政令市・中核市

:1

:2

:75

手数料減額

手数料なし

令和元年度内に廃止予定

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名古屋市の取組

地方公共団体における登録促進に係る取組(H30.12時点)

○大阪府では、居住支援協議会活動支援事業(国補助)も活用して事務員を2名雇用し※、個別の事業者に対するセーフティネット住宅の登録のお願いや登録申請に係る申請支援(代行入力)を実施。※協議会で1名(国補助金で雇用(補助金期間以外は協議会会費で雇用))、協議会事務局である府公社で1名(国補助金で雇用)

○特に、旧雇用促進住宅の住宅を管理するビレッジハウス・マネジメント㈱の住宅※について、以下の流れで申請支援(代行入力)を行っており、4,256戸(H30.11.30時点)を登録。

①ビレッジハウスで申請システムのアカウント登録②ビレッジハウスから府協議会に、申請に必要なデータを送付③府協議会で申請システムに代行入力④ビレッジハウスで確認の後、申請⑤大阪府や各政令市・中核市で審査・登録※ビレッジハウスでは全国約1,000件、10万戸の旧雇用促進住宅についてリノベーションを行い、

敷金・礼金・手数料・更新料の不要な月2万円台からの賃貸住宅を提供。

○その他の事業者に対しても、適宜申請支援(代行入力)を実施。

○名古屋市では、以前より独自で高齢者の受入れにあたり見守りサービスの商品開発や大家への啓発を進めていた㈱ニッショー(仲介業者)に協力依頼を行い、大家の物件をニッショーが代行入力することで、H30.12.20時点で617戸の登録申請を実施(このうち、164戸は登録済、残り453戸は受付・審査中)。

大阪府の取組

<ビレッジハウス忠岡1号棟>

山梨県の取組

○山梨県では、主に宅建業者13社に個別訪問し、宅建業者が大家の許可を得た上でその場で県担当者がサポートしながら代行入力を行い、378戸(H30.12.25時点)が登録見込み(このうち、284戸は登録済、残り94戸は申請見込み)。 16

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セーフティネット住宅(専用住宅)の改修費への支援〔令和2年度予算案]スマートウェルネス住宅等推進事業:250億円の内数社会資本整備総合交付金等の内数住宅確保要配慮者専用の住宅に係る改修費用に対して補助を行う。

国による直接補助【スマートウェルネス住宅等推進事業の内数】

地方公共団体を通じた補助【社会資本整備総合交付金の内数】

事業主体等 大家等

補助対象工事等

①共同居住用住居に用途変更するための改修・間取り変更、②バリアフリー改修(外構部分のバリアフリー化を含む)、③防火・消火対策工事、④子育て世帯対応改修、⑤耐震改修、⑥居住のために最低限必要と認められた工事(従前賃貸住宅を除く)、⑦居住支援協議会等が必要と認める改修工事

※ 上記工事に係る調査設計計画(インスペクションを含む)も補助対象

補助率・補助限度額

国1/3 国1/3 + 地方1/3

国費限度額:50万円/戸※ ①②③④⑤を実施する場合、補助限度額を50万円/戸加算

入居対象者

・子育て・新婚世帯、高齢者世帯、障害者世帯等

・低額所得者(月収15.8万円(収入分位25%)以下)・被災者世帯 等

・子育て・新婚世帯、高齢者世帯、障害者世帯等(月収38.7万円(収入分位70%)以下)

・低額所得者(月収15.8万円(収入分位25%)以下)・被災者世帯 等

家賃

・公営住宅に準じた家賃の額※以下であること。(75㎡以上の一戸建て、長屋建てはその1.5倍以内の額)

※公営住宅に準じた算定式による50㎡の住戸の家賃額 (例 東京都文京区:6.7万円、大阪市:6.4万円、静岡市:5.4万円、青森市:4.4万円)

・近傍同種の住宅の家賃の額と均衡を失しない額であること。

その他主な要件

・要配慮者専用住宅としての管理期間が10年以上であること。・情報提供やあっせんなど居住支援協議会等との連携が図られていること。

<対象改修工事のイメージ(例)>

バリアフリー改修(手すり、廊下幅、段差解消)

耐震改修

間取り変更

防火・消火対策(連動型住宅用火災報知器への変更、

スプリンクラー設置、内装不燃化)

子育て世帯対応(玄関の二重ロック化、ドアの指詰め防止)

外構バリアフリー化(エントランスに手すり、スロープ設置)

※令和2~4年度

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セーフティネット住宅(専用住宅)の家賃・家賃債務保証料の低廉化支援〔令和2年度予算案]公的賃貸住宅家賃対策補助:110.91億円の内数

家賃低廉化に係る補助 家賃債務保証料の低廉化に係る補助

事業主体等 大家等 家賃債務保証会社等

低廉化対象世帯月収15.8万円(収入分位25%)以下の世帯※ 生活保護(住宅扶助)及び生活困窮者自立支援制度(住居確保給付金)を受給している世帯

を除く。

補助率・補助限度額

国1/2+ 地方1/2(国費限度額:2万円/戸・月)

国1/2+地方1/2(国費限度額:3万円/戸・年)

※ 家賃と保証料に係る支援は、合計して24万円/戸・年を限度として併用可能。

低廉化前の家賃 近傍同種家賃と均衡を失しないこと。

支援期間・管理開始から原則10年以内等※ ただし、同一入居者への補助の総額が国費で

240万円を超えない場合は、最長20年間-

その他の要件

・高齢者を対象とする場合、高齢者居住安定確保計画等において、対象とする高齢者の考え方及び対象者数を明示すること。

・同一世帯について3年を超えて家賃低廉化を行う場合、住宅確保要配慮者居住支援協議会等が3年ごとに当該世帯の家賃低廉化の継続必要性の審査を行うこと。

住宅確保要配慮者専用の住宅について、家賃及び家賃債務保証料の低廉化に係る費用に対して補助を行う。

18

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■令和元年度の補助事業実施見込み自治体※H31.4アンケートを元に、R1.9に各地方公共団体に対し電話確認

都道府県

政令市中核市

改修費

家賃家賃債務保証料

北海道網走市 ◎ ◎音更町 ◎ ◎

青森県 十和田市 ◎ ◎

岩手県盛岡市 ◎花巻市 ◎ ◎ ◎

一関市 ◎

宮城県 大崎市 ◎ ◎

山形県

(県) ○山形市 ◎ ◎

鶴岡市 ◎ ◎ ◎寒河江市 ◎南陽市 ◎ ◎ ◎

舟形町 ◎白鷹町 ◎ ◎ ◎

栃木県栃木市 ◎茂木町 ◎

群馬県 前橋市 ◎埼玉県 さいたま市 ◎

千葉県千葉市 ◎

船橋市 ◎ ◎

東京都

(都) ○ ○ ○墨田区 ◎ ◎世田谷区 ◎

豊島区 ◎ ◎練馬区 ◎ ◎八王子市 ◎ ◎ ◎

都道府県

政令市中核市

改修費

家賃家賃債務保証料

神奈川県 横浜市 ◎ ◎静岡県 長泉町 ◎愛知県 名古屋市 ◎ ◎ ◎

京都府京都市 ◎ ◎ ◎宇治市 ◎

大阪府 豊中市 ◎

兵庫県

(県) ○ ○ ○

神戸市 ◎姫路市 ◎南あわじ市 ◎

神河町 ◎

鳥取県(県) ○ ○ ○鳥取市 ◎ ◎ ◎

徳島県(県) ○

美波町 ◎高知県 奈半利町 ◎

福岡県(県) ○

朝倉市 ◎

鹿児島県(県) ○徳之島町 ◎

◎:社総交又は公的賃貸住宅家賃対策調整補助金による支援を実施

○:都県単費による支援(市区町村への補助)を実施

1.登録住宅の改修に対する支援措置(補助を受けた住宅は専用住宅化)

2.低額所得者の入居負担軽減のための支援措置(専用住宅として登録された住宅)

事業主体等 Ⅰ 大家等 Ⅱ 家賃債務保証会社等

補助対象Ⅰ 家賃低廉化に要する費用 Ⅱ 入居時の家賃債務保証料

(国費上限2万円/月・戸) (国費上限3万円/戸)

補助率 国1/2 + 地方1/2(地方が実施する場合の間接補助)

入居者要件等入居者収入(月収15.8万円以下)及び補助期間(Ⅰは原則10年以内等)について一定要件あり

事業主体等 大家等

補助対象工事

①共同居住用住居への用途変更・間取り変更、②バリアフリー改修(外構部分含む)、③防火・消火対策工事、④子育て世帯対応改修、⑤耐震改修、⑥居住のために最低限必要と認められた工事、⑦居住支援協議会等が必要と認める改修工事

補助率・補助限度額

【補助金】:国1/3(制度の立上り期、国の直接補助)

【交付金】:国1/3 + 地方1/3(地方公共団体が実施する場合の間接補助)

※国費限度額はいずれも50万円/戸(①②③④⑤を実施する場合、補助限度額を50万円/戸加算)

入居者要件等 家賃水準について一定要件あり (特に補助金は公営住宅に準じた家賃)

その他 要配慮者専用住宅としての管理期間が10年以上であること

※「登録住宅」と「専用住宅」・登録住宅:住宅確保要配慮者の入居を拒まない住宅として登録した住宅・専用住宅:登録住宅のうち住宅確保要配慮者専用住宅として登録した住宅

(複数の属性の住宅確保要配慮者を入居対象者として設定可能)

セーフティネット住宅(専用住宅)への経済的支援の概要・実施見込み(R1.9時点)

令和元年9月時点の調査では、セーフティネット住宅の改修費が30団体、家賃低廉化等※が32団体で補助事業を実施見込み。※家賃低廉化29団体+家賃債務保証料低廉化のみ実施3団体

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入居者:高齢者,障害者,被災者低額所得者,外国人,児童虐待をうけた者,ハンセン病患者,DV被害者,犯罪被害者等,生活困窮者被災者他

所在地:東京都羽村市小作台2-16-33

建物用途 :寄宿舎構造・階数 :RC造4階建て建物延べ面積:1,472.56㎡建物総戸数 :55戸改修戸数 :49戸

サービス&サポート:就労サポート

定期面談生活支援

ELSHEART HAMURA(東京都羽村市) 人生のリカバリーを応援・支援するシェアハウス

○整備内容・築28年を経過した寄宿舎 ・共用部分(エントランスホール、カフェ、シャワールームなど)の改修を行い居住性の向上を図った・インスペクションにより建物、設備の劣化を指摘 ・インスペクションにより認められた劣化部分の補修や設備を更新した

・個室は、押入を取り外すなど最低限の改修に留めた

総事業費 99,071

補助対象事業費

バリアフリー改修工事 911

間取り変更工事 30,537

インスペクションによる工事

39,367

計(経費を含む) 70,815

補助額 23,605

○エントランスホール

○地域開放カフェ(就労支援等)○シェアハウス(個室)

配置図・1階平面図

3階平面図

<改修後>

支え合う関係づくりを行い、安心して暮らし続け、自立した生活を目指すための“社会自立支援”モデルを整備

事業概要

カフェ

エントランスホール

(千円)

○シャワールーム

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入居者:高齢者,障害者子育て,新婚,被災者外国人,低所得者

所在地:岐阜県瑞穂市本田字御野立594-1

改修前用途 :共同住宅構造・階数 :木造2階建て建物延べ面積:437.22㎡建物総戸数 :22戸

(改修後20戸)改修戸数 :4→2戸

NANO HOUSE (岐阜県瑞穂市) 居住性と資産価値を向上した賃貸住宅

総事業費 6,000

補助対象事業費

間取り変更工事 6,000

計 6,000

補助額 2,000

事業概要

(千円)

◯改修後 LDKのアイランドキッチン

◯改修後 洋室 ◯建物外観

○整備内容・築26年を経過した木造2階建てワンルームの賃貸住宅 ・2戸を繋げて1戸とし、ファミリー向け1LDKへ間取り変更・狭く低家賃のワンルーム(19㎡、家賃1.5万/戸) ・大型化、内装と設備の更新により2戸分以上の家賃収入を確保

改修後平面図

39.74㎡

改修後 1LDK1戸39.74㎡

1戸

改修前 ワンルーム2戸19.87㎡+19.87㎡

1戸 1戸

19.87㎡19.87㎡

改修前平面図

狭小・低家賃住宅の間取変更(2戸→1戸)により、住みやすさ向上と家賃収入アップを実現

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◯改修後 洋室2

弁天堂(大阪府大阪市) バリアフリー重視の小規模アットホーム型シェアハウス

入居者:高齢者,障害者被災者,低額所得者犯罪被害者生活困窮者、賃貸住宅供給促進計画に定める要配慮者

所在地:大阪府大阪市阿倍野区晴明通159

建物用途 :併用住宅構造・階数 :RC造3階建て建物延べ面積:280.30㎡改修戸数 :1→5戸

◯改修後 階段昇降機設置(1階~2階)◯改修後 共用スペース(床段差解消)

総事業費 12,119

補助対象事業費

階段昇降機設置工事

2,574

間取変更工事(BF含む)

9,750

計 11,370

補助額 3,790

○整備内容・既存建物は築36年を経過した3階建て併用住宅(2・3階が住居) ・2階住戸を共同居住用住戸とし要配慮住宅を確保・EVはなく住戸内にも段差があった ・2階へ上がる階段には階段昇降機を設置し住戸内段差も解消

事業概要

(千円)

改修後平面図(2階)

「2階住戸の居住でも安心」階段昇降機付きの全床段差解消・ユニバーサル設備、地域密着型の空き家活用

晴明通1室

晴明通2室晴明通3室

晴明通4室

晴明通5室洋室 5

洋室 4洋室 3洋室 2

洋室 1

共用スペース

:住戸

:共用スペース階段昇降機設置

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入居者:高齢者障害者

所在地:兵庫県加古川市野口町長砂639-1

建物用途 :寄宿舎構造・階数 :木造2階建て建物延べ面積:114.32㎡改修戸数 :1→4 戸

せいりょう園グループハウス岸本邸 (兵庫県加古川市) 戸建て住宅をシェアハウスに

○整備内容・木造2階建て、築40年を経過した一戸建て住宅 ・ 4戸の居室を設け、共同居住用住宅へ改修し、共同利用のLDKを整備した・旧耐震の建物で不燃化対策も十分ではない ・耐震補強やバリアフリー化により、安全・安心な住宅とした

・インスペクションにより認められた劣化部分の補修や内装の不燃化を行った

○改修後 共用部 LDK<耐震改修>

○改修前 2階和室6帖

空き家の一戸建て住宅を有効利用し、高齢者・障がい者が安心して暮らせる共同居住用住宅を整備

事業概要

(千円)

改修後

2階平面図

○改修後 2階洋室(201号室)

耐力壁工事部分

○筋交い設置(耐力壁)

○改修前 1階和室6帖

○改修後 1階洋室(101号室)

○バリアフリー改修浴室手摺取付

:耐震補強壁

101号室14.49㎡

102号室19.15㎡

202号室13.44㎡

201号室13.44㎡

LDK18.85㎡

改修後 1階平面図

8,000

バリアフリー改修工事 207

耐震改修工事 2,158

防火・消火対策工事 1,781

用途変更工事(電気設備工事のみ)

1,123

間取り変更工事 2,012

計(経費を含む) 7,281

2,323

補助対象事業費

総事業費

補助額

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入居者:高齢者,障害者,被災者子供を養育している者低額所得DV被害者犯罪被害者等

所在地:静岡県静岡市清水区字羽衣脇三保1330-7

建物用途 :専用住宅構造・階数 :木造平屋建建物延べ面積:46.37㎡建物総戸数 :1戸改修戸数 :1戸

チョッコーハウス三保A(静岡県静岡市) 高齢者、子育て世帯も住みやすい連続空間の住宅

○整備内容・築46年を経過した木造平屋建て住宅 ・間取り変更により、LDKから洋室までを連続した一体空間とした。・内外装仕上げや設備は老朽化している ・耐震改修工事に伴う内外壁等を更新した(一部補助対象外)

・間取り改修により設備、内装のリニューアルをし、大きめのクローゼットを配置

間取り変更・設備更新、耐震改修に伴う内外壁更新により、きれいな平屋建て戸建て住宅を整備

事業概要

(千円)

○洋室

総事業費 7,000

補助対象事業費

間取り変更工事 4,418

計 4,418

補助額 1,000

<改修前> <改修後>

○浴室

改修後平面図

<施工中>

洋室LDK

LDKから洋室まで一体化した空間

○キッチン

○LDK、洋室

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○ 住宅確保要配慮者・民間賃貸住宅の賃貸人の双方に対し、住宅情報の提供等の支援を実施

○ 住宅確保要配慮者の民間賃貸住宅への円滑な入居の促進等を図るために、地方公共団体、不動産関係団体、居住支援団体等が連携して、居住支援協議会※を設立

○ 住宅確保要配慮者・民間賃貸住宅の賃貸人の双方に対し、住宅情報の提供等の支援を実施

概要

居住支援協議会の概要

※ 住宅確保要配慮者に対する賃貸住宅の供給の促進に関する法律第51条第1項に基づく協議会

(1)設立状況 94協議会が設立(令和2年1月31日時点)○ 都道府県(全都道府県)○ 市区町(47市区町)

北海道札幌市、旭川市、本別町、横手市、鶴岡市、さいたま市、千葉市、船橋市、千代田区、文京区、台東区、江東区、豊島区、北区、杉並区、板橋区、大田区、世田谷区、練馬区、葛飾区、江戸川区、八王子市、調布市、町田市、日野市、狛江市、多摩市、川崎市、横浜市、鎌倉市、岐阜市、名古屋市、岡崎市、京都市、宇治市、豊中市、岸和田市、神戸市、宝塚市、姫路市、広島市、東みよし町、北九州市、福岡市、大牟田市、うきは市、熊本市

(2)居住支援協議会による主な活動内容・メンバー間の意見・情報交換・要配慮者向けの民間賃貸住宅等の情報発信、紹介・斡旋・住宅相談サービスの実施

(住宅相談会の開催、住宅相談員の配置等)・家賃債務保証制度、安否確認サービス等の紹介・賃貸人や要配慮者を対象とした講演会等の開催

(3)支援居住支援協議会が行う住宅確保要配慮者に対する民間賃貸住宅等への入居の円滑化に関する取り組みを支援〔令和2年度予算案〕

共生社会実現に向けたセーフティネット機能強化・推進事業(10.5億円)の内数

居住支援協議会居住支援協議会

生活福祉・就労支援協議会

地域住宅協議会

(自立支援)協議会

連携

居住支援団体居住支援法人

NPO社会福祉法人等

居住支援団体居住支援法人

NPO社会福祉法人等

不動産関係団体宅地建物取引業者賃貸住宅管理業者

家主等

不動産関係団体宅地建物取引業者賃貸住宅管理業者

家主等

地方公共団体(住宅・福祉部局)

都道府県・市町村

地方公共団体(住宅・福祉部局)

都道府県・市町村

連携

この他、54市区町村で設立検討中(うち18市区町村が令和2年度までに設立予定)

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居住支援協議会の設立・取組状況

【設立済の協議会における取組状況】

※H30年1月時点の69協議会へのアンケートによる。取組には、サービスを紹介しているものも含む。

市町村協議会の設立は、H29年度の改正住宅セーフティネット法の施行以降、大幅に増加居住支援協議会における取組みとして、入居前の支援では住宅相談窓口を設置し、相談対応を行う協議会が最も多い。また、入居中や入居後の支援では、見守りや緊急対応、家財・遺品整理の実施やサービスの紹介が多い

2 6 1226 31 37

46 47 47 47 47

1 15

811

11

14 19 2335

47

37

17

3442

48

6066

70

82

94

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

H20 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 R1都道府県 市町村

【居住支援協議会の設立数の推移】

※R2年1月31日時点

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4.団地再生に係る活動

3.市町村居住支援協議会設立への支援

○ 地域で活動するNPO等複数の居住支援団体を選定し、常設相談窓口の運営を委託。○ 関係者間のネットワークづくりや居住支援に関する課題認識及び解決を図るために、複数の部会を運営。○ 市町村を取り纏める立場として、市町村居住支援協議会の設立を積極的に支援。横断的に情報提供を行う。

事業の特徴: 相談窓口+ネットワーキング重視

■協力不動産店の登録:20店舗(通算:468店舗)入居を拒まない住宅の登録(新規)・高齢者世帯31棟94戸 ・障害者世帯 26棟85戸・外国人世帯 27棟88戸 ・子育て世帯 16棟40戸(通算:742棟5,545戸)

■相談件数入居相談件数: 276件 うち、成約(転居)件数: 47件

要配慮者の居住支援の先行事例の見学会を開催し、要配慮者が「生きがい・やりがい」を持ちつつ生活できるよう、団地再生を通じた居住支援活動を啓発。

県協議会の活動を通じて、関係者の連携の重要性を認識してもらい、市町村単位の協議会設立の動きが出ている。また、相談においても、市町村との連携が図られるようになっている。

居住支援協議会の活動事例 神奈川県居住支援協議会

構成員や協力団体、地域(要配慮者)との関係 活動内容

地域への波及・効果

実績(H30.4~H31.3)

県内4団体に相談窓口を委託し、要配慮者に対する住宅相談、入居可能な住宅情報の提供、不動産業者へのあっせん等及び、入居後の生活支援活動について、NPO等の民間団体と行政等が連携して取り組む事業を支援。

1.要配慮者の民間賃貸住宅への入居支援

2.要配慮者の居住の安定を図る取組

要配慮者の入居を拒否しない不動産店、賃貸住宅等を登録し、上記相談事業において活用するとともに、HPや「かながわ住まいの情報紙」を発行して情報発信。

市町村単位での居住支援協議会設立を支援するため、各部会を横断する「市町村居住支援協議会設立準備会議」において、情報共有の具体的な手法や連携の取り方について、グループワークを通じて体感し、市町村協議会設立を推進。

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○ 相談窓口での情報提供のみならず、相談者の意向整理や見学同行を行う専門アドバイザー派遣の仕組みを構築。地域や個人の実情を踏まえた手厚いサポートを実施。

○ 市内の不動産店や家主等に対して、制度や協議会の取組を精力的に周知。

事業の特徴: 地域密着+相談機能強化

●ひとり親家賃補助制度 問合せ 376件、継続補助 37件・新規補助 76件●セーフティネット住宅の登録数 8棟27戸●神戸すまいのあんしん入居制度 相談・問合せ 411件、制度利用 44件●JTI“マイホーム借上げ制度”新規登録件数 1件

事務局

不動産関係団体

居住支援団体

顧問

神戸市

民間賃貸住宅等の情報提供

専門的な助言

住宅確保要配慮者関連施策の検討・情報提供

住宅確保要配慮者への情報提供・支援

・アンケート調査の実施神戸市内に民間賃貸住宅を所有している所有者等

・普及啓発民生委員児童委員協議会・自治懇談会でのPR地域包括支援センター、ケアマネージャー連絡会での出前講座広報紙「シルバーこうべ」「広報KOBE」等の広告掲載

・セミナー・相談会の実施 5/26:セミナー36名、相談会3名 1/26:セミナー55名

高齢者向けの勉強会を開催し、各相談窓口との連携構築を検討。・関係機関へのヒアリング

実施団体数:7団体 実施期間:平成30年8月22日~10月18日・勉強会の開催

開催日:平成30年11月26日(第1回)、平成31年1月21日(第2回)・相談対応マニュアルの作成

・相談体制の強化検討8/20:高齢期の住まい方セミナー 参加者:57名9/11:高齢者施設の見学会(中央区) 参加者:19名9/20:高齢者施設の見学会(西区) 参加者:20名10/2:高齢者住替え相談会 相談者:5組6名

・普及啓発民間賃貸住宅所有者向けDM送付不動産団体の研修会でのパンフレット配布、会報誌へのチラシ封入、DM送付広報紙KOBEへの広告掲載

・入居支援ひとり親家賃補助制度登録住宅の登録事務

・情報提供のみにとどまっていた相談体制から、意向整理・見学をサポートするアドバイザー派遣制度検討をし、相談体制を強化。

・相談対応マニュアルを作成し、各相談窓口の対応可能範囲を正確に把握することにより相談対応の向上を図る。

居住支援協議会の活動事例 神戸市居住支援協議会

実績(H30.4~H31.3)

構成員や協力団体、地域(要配慮者)との関係

地域への波及・効果

4.居住支援協議会のあり方検討

3利用可能な空き家の有効活用の方策・検討.

活動内容

1.新たな住宅セーフティネット制度の運用

2「神戸すまいのあんしん入居制度」の運用.

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居住支援法人とは・居住支援法人とは、住宅セーフティネット法に基づき、居住支援を行う法人※として、都道府県が指定するもの

・都道府県は、住宅確保要配慮者の居住支援に係る新たな担い手として、指定することが可能

※住宅確保要配慮者に対する賃貸住宅の供給促進に関する法律第40条に規定する法人

● 居住支援法人に指定される法人・NPO法人、一般社団法人、一般財団法人(公益社団法人・財団法人を含む)

・社会福祉法人・居住支援を目的とする会社 等

● 居住支援法人の行う業務① 登録住宅の入居者への家賃債務保証② 住宅相談など賃貸住宅への円滑な入居に係る

情報提供・相談③ 見守りなど要配慮者への生活支援④ ①~③に附帯する業務

都道府県知事

居住支援法人

支援

指定申請

【制度スキーム】

● 居住支援法人への支援措置・居住支援法人が行う業務に対し支援(定額補助、補助限度額1,000万円等)。・[R2年度予算案]共生社会実現に向けたセーフティネット機能強化・推進事業(10.5億円)の内数

居住支援法人制度の概要

※ 居住支援法人は必ずしも①~④のすべての業務を行わなければならないものではない。

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99

70

95

121

121

35

51

97

91

134

138

0 30 60 90 120 150

のためのセミナー開催等

制度周知やネットワーク形成

死後事務委任、家財整理等

就労支援・生活指導

入居後の相談等

見守りサービス

登録申請書入力代行等

サブリース等による入居支援

緊急連絡先の確保

家賃債務保証

不動産店への同行・コーディネート

入居に向けた相談等

令和元年度居住支援法人活動支援事業の応募状況等

○ 令和元年度は、161法人が応募(交付決定は138法人)○ 多くの法人では、高齢者、障がい者、低額所得者等を事業対象者として活動○ 相談窓口等の入居前支援は全138法人が実施。見守り等の入居中支援も約9割の法人が実施

44

65

70

87

93

99

112

118

123

128

0 50 100 150

その他

犯罪被害者

矯正施設退所者

外国人

DV被害者

被災者

子ども養育者

低額所得者

障がい者

高齢者入居前支援

(138法人)

入居中支援

(121法人)

その他

事業対象者 事業内容

死亡・退去時支援(70法人)

30

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居住支援法人の取組事例

○社会福祉法人悠々会 (東京)・要配慮者へのヒアリングにより、希望にあった物件を探し、法人として一部屋ごとにサブリース契約を締結。入居後は24時間見守りサービスや日常生活支援を実施

○NPO法人 かながわ外国人すまいサポート

センター (神奈川)・多言語コーディネータースタッフによる入居相談の受付

・多言語対応の住宅借り方マニュアル等のパンフレット作成

・物件説明や契約の際など必要に応じて通訳ボランティアを

派遣

○NPO法人 リトルワンズ (東京)・生活的基盤を安定するために必要な社会的スキルを身につける自立サポートを実施

・NPOと不動産事業者の連携によるひとり親向け専用のサイトを開設し、空き家・空き室とひとり親世帯をマッチング

・社会的・情報的孤立からの救済のため、イベントやセミナーを開催

⑤要配慮者が希望する物件を法人として借り上げ、居住支援を実施

③ひとり親子育て家庭に特化した伴走型サポートを実施

④外国人に特化し、多言語による入居や退去の相談・支援を実施

○NPO法人 おかやま入居支援センター(岡山)・障害者等の入居支援に向け、医療・福祉・法律・不動産等の専門家が連携するネットワークを形成し、住宅の提供や個別状況に応じた入居後のサポート

○NPO法人 抱樸 (福岡)・入居費・生活費の支援、最低限の家財確保等、賃貸住宅へ入居するホームレスの自立支援を実施

①単身の低額所得高齢者に対し、経済的困窮と社会的孤立の両面を支援

○熊本市社会福祉協議会 (熊本)・賃貸借契約時に求められる保証を社協が行い、入居時から退去時までの包括的かつ継続的な支援を実施

⑥住まいの確保と住まい方の包括支援を社協として実施

②様々な個別ケースに対応するためのネットワークを形成し、居住支援を実施

31

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居住支援法人の活動事例 NPO法人 抱樸

○ 住まいにおける課題を、経済的要因だけでなく社会的孤立にも対応し解決させる。○ 家賃債務保証業者と連携し、生活支援付き連帯保証の仕組みを構築。○ 空き家・空き室のサブリースと、上記連帯保証に仕組みを組み合わせた、見守り付き支援住宅の運営。

事業の特徴

■設立年月日 平成12年11月■法人所在地 福岡県北九州市■支援エリア 主に北九州市、福岡市その周辺

■居住支援に係る体制 34名(平成31年1月現在)■対象者 高齢者、障がい者、生活困窮者等

入居相談件数:418件(不動産店同行等含む)、うち、成約件数:239件見守り実施件数:1,070件生活相談件数:459件家賃債務保証:29件

実績(H30.4~H31.2)

主な活動内容

1.入居前支援

○常設の相談窓口及び定例相談会により入居相談の受付。○地元の不動産会社と連携し、物件情報を提供。○不動産会社への同行、物件の検討・選定、契約手続きのアドバ

イス、引っ越し準備及び対応等を実施。

2.入居後支援

○定期的な連絡・訪問、就労支援、健康・医療面の支援、近隣トラブルの解消、金銭面の課題解決等多岐にわたる支援を実施。

○保証人がいない者からの相談に応じ、法人自らが保証人となる「保証人バンク」を実施。

○家賃債務保証業者であるオリコフォレントインシュアと連携し、債務保証と生活支援の一体型サービス(生活支援付き連帯保証)により、拒否しない住居支援を実現。

3.見守り付き支援住宅の運営

○マンションの空き室を借り上げ、管理人を配置。生活支援付き連帯保証を要配慮者に提供する、地域課題解決型の住宅を運営。 32

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■設立年月日 平成13年12月■法人所在地 東京都町田市■支援可能なエリア 町田市

■居住支援に係る体制 2名(平成30年11月現在)■対象者 住宅確保要配慮者全般

居住支援法人の活動事例 社会福祉法人 悠々会

○ 住み慣れた地域での生活が難しい人への支援を目的とした事業を実施。○ 独力で不動産契約や更新ができない人に代わり、法人が不動産空き物件をサブリース契約。○ 引っ越しの援助や生活上の不便や不安を解消できる様々なオプションサービスを紹介・提供。

事業の特徴

実績(H30.4~H31.2)

入居相談件数:390件うち、入居に繋がった件数:35件見守り実施件数:35件生活相談件数:35件家賃債務保証:1件

主な活動内容

1.「まるごと安心賃貸住宅」の展開

○常設の相談窓口及び相談会により、相談を受付。○要配慮者が希望する物件をオーナーより借り上げ、低廉家賃で賃貸。

○借り上げた全ての物件に、24時間見守りシステムと自動消火装置、スプリンクラーを整備。

○入居後はセンサーや定期的な巡回による見守りサービスを実施。○社会福祉法人のノウハウを活かし、介護や看護が必要となった際に

様々な関係機関と連携し、速やかに対応。○引っ越し、荷物設置、行政機関への手続きや申請等、日常生活

の様々な支援を実施。

サブリースによる引き下げ後の家賃

生活支援に要する費用(見守り、買い物サポート等)

収益

本人に提示する家賃=元の家賃

→ALSOKに機器や緊急時対応のサポートを外注

(機器設置に2万円、かつ1件あたり6千円/月)

→(例:5万円)→(例:3万8千円)

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居住支援法人の活動事例 熊本市社会福祉協議会

■設立年月日 昭和30年4月■法人所在地 熊本県熊本市■支援可能エリア 熊本市全域

■居住支援に係る体制 3名(平成30年12月1日現在)■対象者 高齢者、障がい者、生活困窮者、刑余者、被災者等々

保険会社・保証会社

賃貸借契約保証委託契約(相談支援等)

県司法書士会

賃貸住宅経営者協会

市復興総室

市保護管理援護課

トラブル発生時対応契約

協力

実績(H30.4~H31.3)

入居相談件数:310件うち、入居に繋がった件数:30件生活相談件数:39件家賃債務保証:7件

○ 独居高齢者や障がい者、生活困窮者等を対象に、賃貸住宅契約時に求められる保証を実施。○ 入居時から退去時の生活保障まで、包括的かつ継続的な支援を実施。○ 福祉的観点を重要視し、入居後の生活相談を密にすることで寄り添い型の支援を実現。

事業の特徴

○定期または随時の見守り、声がけ。○近隣との関係づくり。○近隣・家主とのトラブル対応。○就労支援。○死後事務委任、家財処分・遺品整理。○葬儀、納骨。

主な活動内容

1.入居前支援

2.入居後支援

○相談窓口の開設及び相談会の開催。○内覧同行、契約時の立会い。○支援プランの作成。○必要なサービスのコーディネート。○賃貸借契約時の保証人引受。

3.包括的支援のための保証制度

市居住支援協議会

県弁護士会家主・管理会社

地域包括支援センター

障がい者支援相談センター

市建築政策課

住宅確保要配慮者

○身元保証: 賃貸借契約時の連絡先、入居後の見守りと生活相談。○滞納家賃保証: 滞納家賃の立替えと求償。○原状回復保証: 敷金を超えた分の修繕費等を保証、残置物処理費を保

証。○死後事務保証: 葬儀執行、家財等の片付け、各種手続きの代行等。

熊本市社会福祉協議会

各主体が連携

34

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○ 住宅確保要配慮者(低額所得者、被災者、高齢者、障害者、子供を育成する家庭その他住宅の確保に特に配慮を要する者)の民間賃貸住宅(新たな住宅セーフティネット制度における住宅確保要配慮者の入居を拒まない賃貸住宅等)への円滑な入居の促進を図るため、居住支援協議会等による住宅確保要配慮者の入居円滑化の取組み等を支援する。

事業内容

目 的

居住支援協議会等活動支援事業

居住支援協議会の概要

居住支援協議会又は居住支援法人等が行う、住宅確保要配慮者の民間賃貸住宅への入居の円滑化に関する活動等に係る事業への支援

【補助限度額】 10,000千円/協議会等(なお、外国人の入居の円滑化に係る活動を行う場合は12,000千円/協議会等)

※ この他、新たな住宅セーフティネット制度やサービス付き高齢者向け住宅に関する周知・普及等の取組みに係る事業等への支援を実施

○ 設立状況;94協議会(全都道府県・47市区町)が設立(R2.1.31時点)

居住支援法人の概要

○ 地方公共団体、不動産関係団体、居住支援法人等が連携して協議会を設立

○ 設立状況;279者(40都道府県)が指定(R2.1.31時点)

○ 都道府県により、NPO法人、一般社団法人、一般財団法人(公益社団法人・財団法人を含む)、社会福祉法人、居住支援を目的とする会社等が指定

居住支援協議会居住支援協議会

生活福祉・就労支援協議会

地域住宅協議会

(自立支援)協議会

連携

居住支援団体居住支援法人

NPO社会福祉法人等

居住支援団体居住支援法人

NPO社会福祉法人等

不動産関係団体宅地建物取引業者賃貸住宅管理業者

家主等

不動産関係団体宅地建物取引業者賃貸住宅管理業者

家主等

地方公共団体(住宅・福祉部局)

都道府県・市町村

地方公共団体(住宅・福祉部局)

都道府県・市町村

連携

[事業主体] 住宅セーフティネット法に基づく居住支援協議会等

[補助率] 定額 [上限額は以下を参照]

[事業期間] 令和2~6年度(5年間)

令和2年度予算案:共生社会実現に向けた住宅セーフティネット機能強化・推進事業(10.5億円)の内数

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1.名称: 一般社団法人 全国居住支援法人協議会

2.設立: 令和元年6月29日に設立総会・理事会を開催。理事等を選任

会長: 村木 厚子(元厚生労働事務次官、津田塾大学客員教授)

副会長: 三好 修 (三好不動産社長、全国賃貸住宅経営者協会連合会会長)

代表副会長: 奥田 知志(NPO抱樸理事長、(一社)生活困窮者自立支援全国ネットワーク代表理事)

3.会員数: 1号会員:82団体(議決権有)、2号会員:54団体(議決権無)、

賛助会員:14団体、19名

※居住支援法人及び指定を目指す団体が主対象 (令和2年1月14日現在、6月末は各67、44、12、13)

4.主な活動: ①居住支援法人の事業・人材育成に関する全国研修会の実施

②関連情報、先進事例の情報提供

③住宅確保要配慮者向け相談

④居住支援法人設立支援

⑤政府への提言

全国居住支援法人協議会(略称:全居協)の設立

令和元年6月29日設立記念シンポジウムは全国から300名が参加

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○平成29年10月の住宅セーフティネット法の改正によって多様な居住支援を担う民間企業、団体等を都道府県が

居住支援法人として指定する制度が創設されたが、居住支援法人のあり方は手探りの段階。法人が行う事業、

地域のパートナー、効果的な支援モデル、住宅確保要配慮者のニーズ把握の方法と活動への反映など多様な

課題が存在。

○課題の認識と解決のために、全国の居住支援法人等が相互に情報を共有し、課題を学び、活動の参考にする

必要。課題をともに協議し、有効なソリューションのあり方を模索することにより、居住支援法人の活動に資する

ことを目的として「全国居住支援法人協議会」が設立。

令和元年度の研修会の予定東京会場:令和元年12月2日(月)大阪会場: 〃 12月9日(月)仙台会場: 〃 2年 1月20日(月)福岡会場: 〃 2月17日(月)

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居住支援サミットの開催・出展募集(平成24年度~)

高齢者、子育て世帯、障害者等の住宅確保要配慮者に対する居住支援の強化を図る目的から、国における居住や福祉に関する施策と各地の居住支援協議会で行っている先進的な取組みに関する情報提供の場として、厚生労働省・国土交通省主催で居住支援全国サミットを開催。日時 令和2年3月10日(火)(午前の部)資料展示 10:00 ~ 12:30(予定)(午後の部)取組紹介・パネルディスカッション

13:30 ~ 16:55(予定)会場 日本消防会館 ニッショーホール(定員600名)

(東京都港区虎ノ門2丁目9番16号)参加対象者 地方公共団体、居住支援法人、

不動産関係団体、一般等申込期間 1月中旬から3月6日(金)まで主催 厚生労働省・国土交通省

20

・午前の部は、居住支援法人・居住支援協議会等による資料展示、簡便な発表会(1団体2分程度)を予定しています。

・今後、出展する団体を以下の方法で募集しますので、奮ってご応募ください!※募集は、12月中旬~1月末

-国土交通省HP(後日、詳細を以下のURLに掲載します。)

http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_fr3_000019.html-居住支援メールマガジン

資料展示・発表会の出展募集について

※敬称略

《令和元年度 居住支援全国サミット議事次第(予定)》○午前の部10:00~12:30 資料展示

居住支援法人等による資料展示及び簡便な発表会を実施

○午後の部

13:30~13:45 開会挨拶・オープニング(課題提起)

13:45~14:00 全国居住支援法人協議会による情報提供

14:00~14:40 居住支援に関する最新施策の動向

14:50~15:20 サミットの趣旨説明

日本大学 教授 白川 泰之

15:20~16:45 取組紹介・パネルディスカッション

テーマ「(仮称)地域における居住支援体制の構築」

【パネリスト】

・名古屋市居住支援協議会

・船橋市居住支援協議会

・東みよし町居住支援協議会

【コーディネーター】

日本大学 教授 白川 泰之

令和元年度 居住支援全国サミット

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居住支援メールマガジンにご登録ください!!

[email protected]

◆このメールマガジンでは、みなさまの活動についても配信しております。

掲載希望の内容などございましたら、左記アドレス(登録と同じ)までご連絡ください!!

■ 国土交通省住宅局安心居住推進課では、 2019年2月に居住支援メールマガジンを創設しました。

■ 月1回程度、居住支援に役立つ情報を地域で居住支援に取り組む人々に直接配信しています!

◆ご所属・お名前を記載いただき、下記アドレスまでご連絡ください。

※配信停止・配信先変更も同じアドレスです。

登録方法 誰でも配信できます!!

官・民、住宅・福祉問わず、約1,800アドレスが登録されています!!

http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_fr3_000019.html

◆過去のアーカイブ

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終身建物賃貸借事業の概要と実績

高齢者単身・夫婦世帯等が、終身にわたり安心して賃貸住宅に居住できる仕組みとして、賃貸人が、知事の認可を受けた場合に、借家人が生きている限り存続し、死亡した時に終了する(相続性を排除)、借家人本人一代限りの借家契約により、高齢者に対して住宅を賃貸する事業を行うことができる制度。

1.趣旨

(1)入居者

・高齢者(60歳以上)であること。

・単身又は同居者が高齢者親族であること(配偶者は60歳未満も可)。

(2)住宅の基準

・段差のない床、浴室等の手すり、幅の広い廊下等を備えていること

・前払家賃を受領する場合にあっては、当該前払家賃の算定根拠が書面で明示され、必要な保全措置が講じられるものである 等

(3)高齢者が死亡した場合の同居者の継続居住

・同居者は、高齢者の死亡後1月以内の申出により継続居住可能。

(4)解約事由

・家主からの解約申入れは、住宅の老朽等の場合に限定

・借家人からの解約については、

①療養、老人ホームへの入所、親族との同居等が理由の場合は、解約申入れ1か月後に契約は終了

②上記以外の理由の場合は、解約申入れ6か月後に契約は終了

(5)その他の借家人に対する配慮

・借家人が希望すれば、終身建物賃貸借契約の前に定期借家により1年以内の仮入居が可能

12,157戸(うちサ付以外318戸)

234事業者(うちサ付以外12事業者)(平成30度末時点)

2.制度の内容 3.実績

終身建物賃貸借事業の認可実績(戸数)の推移

(戸)

終身建物賃貸借事業は、知事の認可を受けた事業者が、高齢者に対し、終身にわたって住宅を賃貸する事業を行

うことができる制度。平成13年に創設され、これまでの認可実績は、約1万2千戸(平成30年度末時点)

2,240

4,4885,110

5,765

7,8248,961

9,73310,929

12,157

01,0002,0003,0004,0005,0006,0007,0008,0009,000

10,00011,00012,00013,000

39

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終身建物賃貸借の活用促進について

2.また、賃借権が相続人に相続されないという点において、賃貸人にとっては、以下のようなメリットが

あり、身寄りのない高齢者等を受け入れるに当たり、セーフティネット住宅での活用が期待される。

①無用な借家契約の長期化を避けることができる②残置物の処理等を円滑に行うことができる③相続人への明渡し請求に伴う立退料を請求されるおそれがない 等

3.しかしながら、終身建物賃貸借の認可については、以下のような課題が存在。

①必要な申請書類が多く手続きが煩雑であること②サ高住と同等のバリアフリー基準が求められておりハードルが高い③そもそも制度が知られていない 等

大家のメリット

課題

終身建物賃貸借の活用を促進し、セーフティネット住宅での活用が可能となるよう、

認可基準等の緩和等を実施

1.終身建物賃貸借は、賃借人の死亡時まで賃貸借が存続するため、賃借人にとっては、住み慣れた

家に死ぬまで居住できるということの他、以下のようなメリットがある。

①賃貸人(認可事業者)からの解約の申入れ事由が限定されている②1年以内の定期建物賃貸借により仮入居が可能③死亡した賃借人と同居していた配偶者又は60歳以上の親族は継続居住が可能④前払金の保全措置がとられている 等

賃借人のメリット

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終身建物賃貸借の面積・バリアフリー基準の緩和について

床面積

①床は段差のない構造のものであること。②住戸内の階段の各部の寸法は、次の各式

T≧19.5 R/T≦22/21 55≦T+2R≦65③共用階段の各部の寸法は、次の各式。

T≧24 55≦T+2R≦65④便所、浴室及び住戸内の階段には、手すりを設けること。⑤その他国土交通大臣の定める基準に適合すること。

①便所、浴室及び住戸内の階段には、手すりを設けること。

②その他国土交通大臣の定める基準に適合すること。

①25㎡以上であること

②共同利用の場合は18㎡以上

③ただし、高齢者居住安定確保計画で定める場合にあってはその規模とすることができる。

①25㎡以上であること

②同等以上の居住環境が確保される場合は18㎡以上

③ただし、居間、食堂、台所その他の住宅の部分を高齢者が共同して利用する場合にあっては、国土交通大臣が定める基準※(9㎡シェアハウス)

① 床は段差のない構造のものであること。② 廊下の幅は78㎝以上であること。③ 居室出入口幅は75㎝以上、浴室出入口幅は60㎝以上。④ 浴室の短辺は130㎝以上、面積は2㎡以上。⑤ 住戸内の階段の各部の寸法は、次の各式

T≧19.5 R/T≦22/21 55≦T+2R≦65⑥ 共用階段の各部の寸法は、次の各式

T≧24 55≦T+2R≦65⑦ 便所、浴室及び住戸内階段には、手すりを設けること。⑧ 階数三以上である共同住宅はエレベーターを設置。⑨ その他国土交通大臣の定める基準に適合すること。

新築の場合のバリアフリー基準

既存の場合のバリアフリー基準

改正前 改正後

変更なし

① セーフティネット住宅における終身建物賃貸借の活用が促進されるよう、SN住宅と同様に9㎡シェアハウス型についても可能とする。② 既存住宅の場合は、既にバリアフリー基準の緩和がされているが、更に緩和し手すりの設置のみで足りることとする。③ 高齢者居住安定確保計画による強化又は緩和可能な対象は床面積だけであったが、設備・バリアフリー基準も強化又は緩和可能とする。

高齢者居住安定確保計画により、

床面積、設備基準及びバリアフリー基準の強化又は緩和可能

※・住宅全体の面積は、15㎡×入居者の定員+10㎡以上。・専用居室の入居者は1人。・専用居室の面積は、9㎡以上(造り付けの収納の面積を含む。)。・共用部分に、居間・食堂・台所、便所、洗面設備、浴室又はシャワー室、洗濯室又は洗濯場を設ける。

・便所、洗面設備、浴室又はシャワー室を、居住人数概ね5人につき1箇所の割合で設ける。

平成30年9月10日公布・施行

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終身建物賃貸借の申請に係る添付書類の緩和について

添付書類 改正前 改正後

① 賃貸住宅の位置を表示した付近見取図

② 縮尺、方位、賃貸住宅の位置等を表示した配置図

③ 縮尺、方位、間取り、設備の概要を表示した各階平面図

④ 賃貸住宅の整備をしようとする場合は、土地の地上権等を有することを証する書類

⑤ 賃貸住宅を有する場合は、次に掲げる書類・賃貸住宅を有する者であることを証する書類・土地の地上権等を有することを証する書類

⑥ 賃貸住宅の賃借権等を有する場合は、次に掲げる書類・賃借権等を有する者であることを証する書類

・賃貸住宅を有する者が土地の地上権等を有することを証する書類

・賃貸住宅において終身建物賃貸借を行うことについて賃貸住宅を有する者が承諾したことを証する書類

⑦ 申請者が法人の場合は、登記事項証明書及び定款

⑧ 整備する場合にあっては、工事完了前に、敷金を受領せ

ず、かつ、終身にわたって受領すべき家賃の全部又は一部を前払金として一括して受領しないことを誓約する書面

削除

削除

① 縮尺、方位、間取り、設備の概要を表示した各階平面図(新築の場合)賃貸住宅の規模及び設備の概要を表示した間取り図(既存の場合)

削除

削除

削除

削除

② 整備する場合にあっては、工事完了前に、敷金を受領せ

ず、かつ、終身にわたって受領すべき家賃の全部又は一部を前払金として一括して受領しないことを誓約する書面

③ その他都道府県知事が必要と認める書類

その他、終身建物賃貸借の認可申請の様式については、セーフティネット住宅の登録申請様式と可能な限り統一することにより、両者を併せて申請することを容易とする。

平成30年9月10日公布・施行

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家賃債務保証業者登録制度の概要

○適正に家賃債務保証の業務を行うことができる者として一定の要件を満たす家賃債務保証業者を国に登録(5年更新)※

※任意の登録制度。未登録でも家賃債務保証業の運営は可能

①家賃債務保証業者の登録制度の概要

○以下の基準等に適合する家賃債務保証業者を登録• 暴力団員等の関与なし• 純資産額1,000万円以上• 内部規則・組織体制を整備済み• 求償権の行使方法が適切• 相談・苦情対応体制を整備済み• 一定年数以上の家賃債務保証業の継続 等

②登録の基準

○登録された家賃債務保証業者は、以下のルール等を遵守• 従業者証明書の携帯• 暴力団員等の排除• 虚偽告知及び誇大広告の禁止• 消費者契約法に反する契約の制限• 契約時の必要事項の説明・書面交付• 契約締結時の書面交付• 適正な記録帳簿の備付け• 受領家賃と自己財産の分別管理 等

③業務適正化のためのルール

○登録業者に対して以下の指導等を実施• 適正な業務運営確保のための報告徴収及び資料提出

• 違反行為等に係る指導、助言、勧告及び登録の抹消

• 登録の取消等の事実の公表 等

④登録業者に対する指導等

※ 家賃債務保証業者登録規程(国土交通省告示)公布:平成29年10月2日施行:平成29年10月25日

○ 適正に家賃債務保証の業務を行うことができる者として一定の要件を満たす家賃債務保証業者を国に登録する制度を創設し、その情報を広く提供します。

登録業者数(R2.1.31時点) 69者

【シンボルマーク】

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○長期間の退職後の暮らしをより豊かにするためには、住まいの備えが不可欠。

○高齢期にさしかかる前の可能な限り早い段階において、自らの判断に基づき、高齢期の住まいや住まい方を選択し、必要な場合には住まいの改修を行うことが望ましい。

⇒本ガイドラインは、プレシニア・アクティブシニアを主な対象として、高齢期に備えた既存住宅の改修に関する配慮事項を示す。

高齢期の健康で快適な暮らしのための住宅改修ガイドライン

<ガイドラインの目的>

<ガイドラインの目指す住まいのイメージ>

平成31年3月28日公表

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高齢期の健康で快適な暮らしのための住まいの改修ガイドライン

和室

トイレ

洗面・脱衣

浴室 キッチン

ダイニング廊下

リビング

玄関

配慮項目 概 要重要項目

①温熱環境

• 開口部など住宅の断熱性を高めるとともに、暖冷房設備を設置

• 居室と非居室の間で過度な温度差を生じさせない

②外出のしやすさ• 玄関や勝手口から道路まで安心し

て移動できるようにする• 外出や来訪のしやすい玄関とする

③トイレ・浴室の利用のしやすさ

• 寝室からトイレまで行きやすくする

• トイレや浴室の温熱環境、バリアフリー環境を確保する

④日常生活空間の合理化

• 日常的な生活空間を同じ階にまとめる

• よく利用する空間を一体的にし、広く使えるようにする

⑤主要動線上のバリアフリー

• 日常生活において家事、外出、トイレなどによく利用する動線をバリアフリー化する

⑥設備の導入・更新• 安全性が高く、使いやすい、メン

テナンスが容易な設備の導入または更新

⑦光・音・匂い・湿度など

• 採光、遮音、通風など適切な室内環境を確保する

⑧余剰空間の活用• 余った部屋を収納、趣味、交流な

どの空間として利用する

<配慮項目>

キッチンダイニング

リビング 和室↓

趣味室↓

寝室

トイレ

洗面脱衣

浴室

デッキや手すりの設置

水回りの集約等

寝室を1階かつトイレの近くに配置

<改修のイメージ>

スロープの設置

廊下階段

生活空間の一体化

玄関

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Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism

新たな住宅セーフティネット制度について

-住宅確保要配慮者専用賃貸住宅改修事業の概要・注意点-

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セーフティネット住宅(専用住宅)の改修費への支援〔令和2年度予算案]スマートウェルネス住宅等推進事業:250億円の内数社会資本整備総合交付金等の内数住宅確保要配慮者専用の住宅に係る改修費用に対して補助を行う。

国による直接補助【スマートウェルネス住宅等推進事業の内数】

地方公共団体を通じた補助【社会資本整備総合交付金の内数】

事業主体等 大家等

補助対象工事等

①共同居住用住居に用途変更するための改修・間取り変更、②バリアフリー改修(外構部分のバリアフリー化を含む)、③防火・消火対策工事、④子育て世帯対応改修、⑤耐震改修、⑥居住のために最低限必要と認められた工事(従前賃貸住宅を除く)、⑦居住支援協議会等が必要と認める改修工事

※ 上記工事に係る調査設計計画(インスペクションを含む)も補助対象

補助率・補助限度額

国1/3 国1/3 + 地方1/3

国費限度額:50万円/戸※ ①②③④⑤を実施する場合、補助限度額を50万円/戸加算

入居対象者

・子育て・新婚世帯、高齢者世帯、障害者世帯等

・低額所得者(月収15.8万円(収入分位25%)以下)・被災者世帯 等

・子育て・新婚世帯、高齢者世帯、障害者世帯等(月収38.7万円(収入分位70%)以下)

・低額所得者(月収15.8万円(収入分位25%)以下)・被災者世帯 等

家賃

・公営住宅に準じた家賃の額※以下であること。(75㎡以上の一戸建て、長屋建てはその1.5倍以内の額)

※公営住宅に準じた算定式による50㎡の住戸の家賃額 (例 東京都文京区:6.7万円、大阪市:6.4万円、静岡市:5.4万円、青森市:4.4万円)

・近傍同種の住宅の家賃の額と均衡を失しない額であること。

その他主な要件

・要配慮者専用住宅としての管理期間が10年以上であること。・情報提供やあっせんなど居住支援協議会等との連携が図られていること。

<対象改修工事のイメージ(例)>

バリアフリー改修(手すり、廊下幅、段差解消)

耐震改修

間取り変更

防火・消火対策(連動型住宅用火災報知器への変更、

スプリンクラー設置、内装不燃化)

子育て世帯対応(玄関の二重ロック化、ドアの指詰め防止)

外構バリアフリー化(エントランスに手すり、スロープ設置)

※令和2~4年度

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①間取り変更 及び 共同居住用住居に用途変更するための改修 限度額の加算

②バリアフリー改修工事として補助対象となるものの内容 限度額の加算

・間仕切り壁や界壁の敷設や撤去等

工事項目 工事内容

手すりの設置 手すりの設置又は改良する工事

段差解消 段差を解消する工事又は段差を小さくする工事

廊下幅等の拡張 廊下、通路又は出入口の幅を拡張する工事

出入口の改良 出入口の建具を設置又は改良する工事

浴室の改良 浴室を改良する工事

便所の改良 便所を改良する工事

階段の設置・改良 階段の勾配を緩和する等の改修工事

転倒防止 注意喚起用床材等の設置、排水溝の溝蓋の設置、滑りにくい仕上材への改修等

エレベーター等の設置 エレベーター等の昇降設備を設置する工事

補助対象工事

工事項目 工事内容

建築基準法関連 用途変更に伴い、建築基準法に適合させるため必要な改修工事

消防法関連 用途変更に伴い、消防法に適合させるため必要な改修工事

その他 共同居住用住居の用に供するために必要な改修工事

・共同居住用住居に用途変更するための改修(下記表)

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③防火・消火対策工事 限度額の加算

工事項目 工事内容

防火・消火対策工事

自動火災報知器の設置

避難設備誘導灯設置

非常用照明設置

スプリンクラー等設置(消火設備設置、屋内消火栓設備設置)

内装材の不燃化工事

防火戸の設置

④子育て世帯対応改修 限度額の加算

工事項目 工事内容

安全性能向上工事 クッション床へ改修、指詰め防止工事、シャッター付コンセント等の設置 等

防犯性能向上工事 オートロックの設置、カメラ付きインターホン設置、防犯ガラスの設置 等

防音性・遮音性の向上工事 防音壁の設置、二重床工事・床仕上げ材の改修 等

家事負担軽減など子育てに適した設備の導入

台所の対面化や大型化に係る工事、風呂・脱衣所の暖房乾燥機の設置 等

補助対象工事

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⑤耐震改修 限度額の加算

工事項目 工事内容

建築物の耐震改修の

促進に関する法律

昭和 56 年 5 月 31 日以前に着工した建築物として法令を遵守し竣工したものに対して、「建築物の耐

震改修の促進に関する法律(平成 7 年法律第 123 号)第 4 条第 1 項に規定する「建築物の耐震診断

及び耐震改修の促進を図るための基本的方針(平成 18 年国土交通省告示第 184 号)」 のうち同条第

2 項第3号の「(別添)建築物の耐震診断及び耐震改修の実施について技術上の指針となるべき事項」

に基づき、建築士が行った耐震診断により、所要の耐震性能を有するために必要とされる改修工事

既存住宅に係る住宅の品質確保

の促進等に関する法律

昭和 56 年 5 月 31 日以前に着工した建築物として法令を遵守し竣工したものに対して、既存住宅に係

る住宅の品質確保の促進等に関する法律(平成 11 年法律第 81 号)第 6 条第 3 項の建設住宅性能評

価書を取得するために必要とされる改修工事

既存住宅の売買に係る

特定住宅瑕疵担保責任の

履行の確保等に関する法律

昭和 56 年 5 月 31 日以前に着工した建築物として法令を遵守し竣工したものに対して、既存住宅の売

買に係る特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律(平成 19 年法律第 66 号) 第 19 条第

2 号の保険契約が締結されていることを証する書類を取得するために必要とされる改修工事

・専門家によるインスペクション等※により、構造、防水等について居住のために補修・改修が必要である旨の指摘を受けて行う工事

⑥居住のために最低限必要と認められた工事(従前賃貸住宅を除く)

補助対象工事

※「平成25年6月 国土交通省 既存住宅インスペクション・ガイドライン」をもとに調査・検査を行うもの 50

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⑦居住支援協議会等が必要と認める改修工事

工事項目 工事内容

入居者の身体等の状況に応じて必要となる工事

車いす対応台所の設置等、車いす等に配慮したコンセント位置の移設又は設置、

聴覚障害者用お知らせランプの設置、点字表示の設置

居室のサッシのクレセントを大型レバー型に改修、

屋根除雪作業のための軽減措置(融雪装置の設置等) 等

ヒートショック対策工事(浴室・脱衣室・便所・寝室)

断熱・遮熱フローリングの整備、グラスウール・押出し発泡ポリスチレン等の増設

内窓設置、複層ガラス設置、断熱シャッター設置、暖房便座への更新 等

高齢者・障害者・子育て世帯等を支援する施設の整備

トイレにおむつ交換台を設置、共用リビングの設置 等

上記①~⑦の補助対象工事に係る調査設計計画(インスペクションを含む)も補助対象

補助対象工事

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家賃の上限額

家賃の額は、以下の額を超えないものであること※1

家賃の上限額 = 67,500円※2 × 50/65 ※3 × 市町村立地係数※4

※2 家賃算定基礎額(収入分位40%を想定したもの)※3 規模係数※4 国土交通大臣が市町村の立地条件の偏差を表すものとして,0.7~1.6の範囲内で市町村ごとに定める数値。

都道府県 市区町村名 上限家賃 都道府県 市区町村名 上限家賃 都道府県 市区町村名 上限家賃

北海道 札幌市 51,900 富山県 富山市 49,300 島根県 松江市 44,100青森県 青森市 44,100 石川県 金沢市 51,900 岡山県 岡山市 49,300岩手県 盛岡市 44,100 福井県 福井市 49,300 広島県 広島市 57,100宮城県 仙台市 51,900 山梨県 甲府市 46,700 山口県 山口市 41,500秋田県 秋田市 44,100 長野県 長野市 46,700 徳島県 徳島市 49,300山形県 山形市 44,100 岐阜県 岐阜市 49,300 香川県 高松市 57,100福島県 福島市 46,700 静岡県 静岡市 54,500 愛媛県 松山市 49,300茨城県 水戸市 46,700 静岡県 浜松市 49,300 高知県 高知市 49,300栃木県 宇都宮市 49,300 愛知県 名古屋市 57,100 福岡県 北九州市 46,700群馬県 前橋市 49,300 三重県 津市 44,100 福岡県 福岡市 54,500埼玉県 さいたま市 54,500 滋賀県 大津市 51,900 佐賀県 佐賀市 44,100千葉県 千葉市 57,100 京都府 京都市 57,100 長崎県 長崎市 51,900東京都 千代田区 83,000 大阪府 大阪市 64,900 熊本県 熊本市 49,300東京都 墨田区 54,500 大阪府 堺市 54,500 大分県 大分市 44,100

神奈川県 横浜市 62,300 兵庫県 神戸市 62,300 宮崎県 宮崎市 44,100神奈川県 川崎市 57,100 奈良県 奈良市 57,100 鹿児島県 鹿児島市 49,300神奈川県 相模原市 51,900 和歌山県 和歌山市 51,900 沖縄県 那覇市 51,900新潟県 新潟市 51,900 鳥取県 鳥取市 46,700

<各都市の上限家賃※(参考)>

※1 住戸床面積が75㎡以上の一戸建て、長屋建てはその1.5倍以内の額

※住戸床面積が75㎡以上の一戸建て、長屋建てはその1.5倍以内の額 52

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改修工事のみを補助申請する場合調査設計計画(インスペクションを含む)

と改修工事を補助申請する場合

申請の流れについて

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★事前審査

補助金交付事務の合理化の観点から、住宅確保要配慮者専用賃貸住宅としての登録が完了する前

に、事前審査を受け付けます※ 。事前審査とは、交付申請より前に登録要件以外の補助要件に係る審査

を行っています。

※補助申請に係る事前審査の受付は、住宅確保要配慮者専用賃貸住宅の登録申請後に行います。

※過去3カ年度内に国土交通省住宅局所管補助金において、交付決定の取り消しに相当する理由で補助金の返還を求

められたことがある者等(団体を含む)は、本補助金への申請が原則として制限されます。

申請に係る主な注意点

★登録及び意見聴取

補助事業の交付申請の前に、住宅確保要配慮者専用賃貸住宅の登録窓口に登録申請を行ってください。

※登録窓口については、セーフティネット住宅情報提供システムよりご確認ください。

住宅確保要配慮者専用賃貸住宅改修事業の募集期間内に、住宅確保要配慮者専用賃貸住宅改修事業事務局あてに交付申請書類を提出してください。

※金融機関の融資を受ける事業である場合には、融資の内諾を得た上で、交付申請書を提出ください。

※また、金融機関あてに「融資の内諾を得たものであること」以外の補助要件に適合していることが確認されたことを示す補

助要件適合確認済証が必要な場合には、余裕をもってご相談ください。

①交付申請書の提出

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申請に係る主な注意点

交付申請のあった事業は、整備事業事務局の審査の結果、補助の要件を満たすと判断されるものにつ

いて、整備事業事務局が補助事業として交付決定し、応募・交付申請者に通知します。

交付決定通知書の受領後1ヶ月以内に今後の事業スケジュールを整備事業事務局に報告してください。

②交付決定通知の発出

補助事業の着手は、交付決定通知日以後可能となります。当該通知日よりも前に着手した事業について

は、補助対象となりませんので注意してください。

◎改修工事の着手の時期については、工事の着工をもって判断しますので、交付決定通知日以降に、建設予定地で工

事着工前後の写真を、提出してください。

◎調査設計計画費用(改修に限る)の着手の時期については、設計の契約行為をもって判断しますので、補助事業に

係る契約は、交付決定通知書の日付以降に締結してください。

◎交付決定後、事業に着手した場合には、速やかに着手したことの証明(写真、契約書)を整備事業事務局に提出して

ください。(年度内に事業着手に至らない場合は、交付決定が無効になります。)

③事業着手

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交付申請者は、補助事業が完了したときは、遅滞なく「完了実績報告書」を整備事業事務局に提出して

ください。

◎完了実績報告書の提出に先立ち、必ず補助事業完了の2か月前には整備事業事務局に事前相談を行ってください

④完了実績報告の提出

整備事業事務局は、「完了実績報告書」を受理した後、交付申請の内容に沿って補助事業が実施され

たか書類の審査を行うとともに、必要に応じ工事の実施状況等を確認するための補助対象となった住

宅等の現地検査、事業所への現地検査等を行うこととしています。

検査等の結果、適正に事業が完了していることが確認できた場合は、補助金を交付します。

⑤補助金額の確定・支払い

申請に係る主な注意点

各手続きの処理時期

完了実績の事前相談 原則毎月報告書の提出前、事業完了の2ヶ月前には必ず事前相談を開始してください。

完了実績報告の提出 原則毎月工事が完了次第、遅滞なく整備事業事務局に提出してください。

補助金の交付 補助金の額の確定の翌月末頃(平成30年7月以降)

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★補助完了後の手続き(定期報告)

申 請 者

入居者の報告

補助事務事業者(スマートウェルネス住宅等推進事業室)

補助を受けた専用住宅は、10 年以上登録された状態が継続される必要があります。これに反して早期に登録・運営が中止された場合には、補助金返還などの対象となります。

年に1回程度定期報告調査票を発送

利用状況・管理状況等の確認

申請に係る主な注意点

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令和元年5月22日(水) 募集開始

令和 2年2月28日(金) 募集締切【消印有効】

スケジュール

提出先

問い合わせ先

スマートウェルネス住宅等推進事業室電話: 03-6265- 4905 FAX: 03-6268-9029 E-mail:[email protected]

住宅確保要配慮者専用賃貸住宅改修事業ホームページ http://snj-sw.jp/

最新情報のお知らせ及び申請書のダウンロード先

〒101-0051 東京都千代田区神田神保町3-25 精和ビル6階スマートウェルネス住宅等推進事業室 宛

スケジュールの変更等がある場合はこちらでお知らせします。

令和2年5月中 募集開始予定

募集開始前には、報道発表します国土交通省HP http://www.mlit.go.jp/

令和2年度事業スケジュール等

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