ジアロイルメタナートホウ素ニフッ化物で見られる 白色フォ...

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ルミネタ色ンス忿学の鳶虚霖 ジアロイルメタナートホウ素ニフッ化物で見られる 白色フォトルミネッセンス 浩*4 白色フオトルミネッセンス(以下,白色発 光)は,白色有機EL素子への応用の観点か ら注目を集めている1).Commissionlntema- tionalde1’Eclairage(CIE)色度座標が(x, y)=(0.33,0.33)である理想的な白色発光を 得るためには,光の三原色(青,緑,赤),も しくは補色関係にある二色(青と黄色など)の 混合が必要である.従来の多くの有機白色発 光材では,複数の発光団の混合によってそれ が達成されているが,発光デバイスの複雑な 製造過程や,発光団ごとの安定性の違いによ る白色発光の退色などの問題点かおる.この 問題の理想的な解決法の一つは,単発光団 から白色発光を得ることであり,図1に示す ような実用性に優れた白色発光材1・2)がこれ までに開発されている.しかし,これらも重 金属または長いπ共役骨格を含むため,高 い環境負荷や製造コストなど,元素戦略の観 点からの問題点を含んでいる. 重金属を含まず,しかも低分子量の有機ボ ロン錯体であるジベンソイルメタナートホウ 素ニフッ化物(laBF2,図2)とその誘導体は, ‘IAtsushiSakai大阪府立大学大学院工学研究科呻士後期課 程・日本学術振興会特別研究員 ‘2MiraiTanaka同上陣士後期課程・日本学術振興会特別研究 ゛3Eisukeohta同上(兼任大阪府立大学21世紀科学研究機 構分子エレクトロニックデバイス研究所)助教陣士(理学) ゜4F4iroshilkeda同上(兼任同上)教授理学呻士 N4yhite-LightPhotoluminescenceobservedforDiaroylmethanato- boronDinuoride 2014年5月号 的・・ 1-Bu 1・Bu 図1唯一発光団に基づく白色発光材112’ OI laBF2 × lbBF2 図2ほ体laBF2とj-Pr置換休lbBF2の構造 1・Bu 1-Bu 強い蛍光を発することが知られている3). 1924年にMorganらによって,母体laBF2が 初めて合成された後4),CHC13中における蛍 光特性が報告され,さらに結晶および薄膜状 態においても,蛍光材としてさまざまな研究 が行われてきた3).著者らもlaBF2とその フエニル基の4イ立に置換基を有する種々の誘 導体の発光特性に関する研究を行ない5),そ の途上で,KBr粉末中におけるイソプロピル G-Pr)置換体lbBF2が白色の蛍光を発するこ とを偶然にも見い出した.本稿では,この特 性に加え,CH2C12中におけるla,bBF2の蛍光 色調が濃度に応じて連続的に変化し,適切な 濃度においては蛍光色が白色になる6)ことを 明らかにしたので,以下に概説する. 〔355〕27

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  • f。『。’。iaに。sx’44Uj1`

    ルミネタ色ンス忿学の鳶虚霖

    ジアロイルメタナートホウ素ニフッ化物で見られる白色フォトルミネッセンス

    酒 井 敦 史 * l ・ 田 中 未 束 * 2 ・ 太 田 英 輔 * 3 ・ 池 田 浩*4

    1 . は じ め に

    白色フオトルミネッセンス(以下,白色発光)は,白色有機EL素子への応用の観点か

    ら注目を集めている1).Commissionlntema-tionalde1’Eclairage(CIE)色度座標が(x,

    y)=(0.33,0.33)である理想的な白色発光を得るためには,光の三原色(青,緑,赤),もしくは補色関係にある二色(青と黄色など)の

    混合が必要である.従来の多くの有機白色発

    光材では,複数の発光団の混合によってそれが達成されているが,発光デバイスの複雑な

    製造過程や,発光団ごとの安定性の違いによる白色発光の退色などの問題点かおる.この

    問題の理想的な解決法の一つは,単̶発光団から白色発光を得ることであり,図1に示す

    ような実用性に優れた白色発光材1・2)がこれ

    までに開発されている.しかし,これらも重金 属 ま た は 長 い π 共 役 骨 格 を 含 む た め , 高い環境負荷や製造コストなど,元素戦略の観

    点からの問題点を含んでいる.

    重金属を含まず,しかも低分子量の有機ボロン錯体であるジベンソイルメタナートホウ

    素ニフッ化物(laBF2,図2)とその誘導体は,‘IAtsushiSakai大阪府立大学大学院工学研究科呻士後期課

    程 ・ 日 本 学 術 振 興 会 特 別 研 究 員‘2MiraiTanaka同上陣士後期課程・日本学術振興会特別研究

    貝゛3Eisukeohta同上(兼任大阪府立大学21世紀科学研究機

    構 分 子 エ レ ク ト ロ ニ ッ ク デ バ イ ス 研 究 所 ) 助 教 陣 士 ( 理 学 )゜4F4iroshilkeda同上(兼任同上)教授理学呻士

    N4yhite-LightPhotoluminescenceobservedforDiaroylmethanato-boronDinuoride

    2014年5月号

    ▽的 ・ ・

    1-Bu

    1・Bu

    ⑤んリ

    図1唯一発光団に基づく白色発光材112 ’

    〉OIFlaBF2

    ×lbBF2

    け人以

    図2ほ体laBF2とj-Pr置換休lbBF2の構造

    1・Bu

    1-Bu

    強い蛍光を発することが知られている3).1924年にMorganらによって,母体laBF2が

    初めて合成された後4),CHC13中における蛍光特性が報告され,さらに結晶および薄膜状態 に お いて も , 蛍 光 材 と して さ ま ざ ま な 研 究が行われてきた3).著者らもlaBF2とそのフエニル基の4イ立に置換基を有する種々の誘

    導体の発光特性に関する研究を行ない5),その途上で,KBr粉末中におけるイソプロピル

    G-Pr)置換体lbBF2が白色の蛍光を発することを偶然にも見い出した.本稿では,この特性に加え,CH2C12中におけるla,bBF2の蛍光色調が濃度に応じて連続的に変化し,適切な

    濃度においては蛍光色が白色になる6)ことを明らかにしたので,以下に概説する.

    〔355〕27

  • 2.KBr粉末中における拡散反射.

    蛍 光 特 性

    KBr粉末申の母体laBF2とj-Pr置換体lbBF2の拡散反射スペクトルと蛍光スペクトルの測定結果を表1に示す.KBr粉末中では,いず れ の 基 質 も 極 大 拡 散 反 射 波 長 λ 9 ≒ は お

    よそ400nmであった.一方,それらのKBr

    粉 末 中 で の 極 大 蛍 光 波 長 ガ リ や 量 子 収 率

    y l - r は 互 い に 大 き く 異 な っ た . す な わ ち , 基

    質laBF2のλ‰は545nmに観測されたが,

    lbBF2のλ‰は439,474,527nmに観測され,

    そ の 蛍 光 バ ン ド は よ り ブ ロ ー ド に な っ た ( 図

    3).またKBr粉末中のlbBF2のが1rは0.13

    であり,laBF2のの≒(=0.03)よりも高い値

    を示した.基質laBF2の発光色は黄色であり,

    そのCIE色度座標は(x,)/)=(0.35,0.44)であっ

    た(図4B)が,興味深いことに,lbBF2の発

    基 質 ノ t ° ? / n m 瓦 一 肩一一一一

    KBr CH2CI2

    表1基質laBFzとlbBF2の拡散反射・吸収、および蛍光特性

    拡 散 反 射 ・ 吸 収 蛍 光

    28E356〕 化学工業

    laBF2

    lbBF2

    400

    398

    0.05

    0.16

    365380380

    4.374,43

    4.84

    KBr

    λFLr“/nm-545

    439474527

    cH2qL

    λFLj/nm-398

    4□

    ゜基質IBF,(0,2μmol)とKBr〔500mg〕粉末をボールミル(50Hz,15分問)で混合

    し,試料を調製した.゛CH2C12中におけるIBFzのλA“sの吸光度か0.3になるように溶液を調製した(約

    0,5×10-5M).

    Wm1

    (A)

    (B)

    30 0 4 0 0 5 0 0 6 0 0 7 0 0 3 0 0 4 0 0 5 0 0 6 0 0 7 0 0

    λ F L s / n m λ F L s / n m

    図3KBr粉末申におけるlaBFz(A)と1bBF2(B)の蛍光スペクトル(実線)およびその波形分解(遠眼玖).励起波長365nm

    0.8

    0.6

    y0.4

     20 。

    (A)

    コI白と上

    -L・---4

    0.20.4

    0。

    ’ト”‘L’

    ・--凪可レ上

    (B)

    0 0 . 2 0 . 4 0 . 6X

    言 ゛ )

    10rsat.図4基質laBFz(A)とlbBF2(B)のKBr粉末中およびCH2CI2中の発光色に対するCIE色度座標.励起波長365nm

  • 光色はCIE色度座標が(x,y)べ0.29,0.38)であり,非常に白色に近いことがわかった(図

    牡KBr粉末中における1aBF2とlbBF2の発光

    特 性 の 違 い の 原 因 を 明 ら か に す る た め に ,Gauss関数を用いて蛍光スペクトルの波形分

    解をおこなった結果,どちらの基質の蛍光スペ ク トル も 三 つ の 蛍 光 バ ン ド で 構 成 さ れて い

    ることが示唆された(図3).長波長領域のこ

    れ ら の 蛍 光 バ ン ド は , エ キ シ マー 形 成 に 由 来

    するものであるが,laBF2の励起モノマー発

    光 は ほ と ん ど 無 く , 多 く は 黄 色 の エ キ シ マー発光であるのに対し,lbBF2では青色の励起モ ノ マー 発 光 と 黄 色 の エ キ シ マー 発 光 が 同 程

    度 に 存 在 し て い る 点 に 違 い が あ る . 基 質laBF2に比べlbBF2のエキシマー形成が少ない理由は,f,Pr基の嵩高さによって二分子の

    近接が立体的に一部抑制されているためだと

    考えられる.すなわち,1bBF2の/-Pr基が補色 関 係 に あ る 青 色 と 黄 色 の 発 光 を 程 よ く 共 存させ,最終的に白色発光色が得られたものと

    考えられる.

    3.CH2C12中における吸収・蛍光特性

    基質la,bBF2のCH2C12中の吸収・蛍光特性

    を表1に示す.それらの極大吸収波長λA8sは,それぞれ365および380nmであった.このことからアルキル置換基の電子供与,性は

    λA8Sにわずかな長波長化をもたらすことがわかる.

    基質laBF2とlbBF2の低濃度(1×10-7M)のCH2C12溶液申では,それらの極大発光波

    長λ≒はそれぞれ398および4Hnmであり,

    発光色はどちらも青色であった(表1,図5).吸収スペクトルと同様に,lbBF2のλ ≒は1aBF2のそれよりも13nm長波長側に現れた3).興味深いことに,CH2CI2中における1aBF2の蛍光量子収率(が1sは0.26であったのに対して,lbBF2のそれは非常に高く,

    0.99であった(表2).

    置換基効果に関するさらなる知見を得るた

    2014年5月号

    II

    (C)

    [IBF21/M

    2×10-1‾lxlO-a-

    sat.

    4000・

    IX10-130001

    - I X 1 0 - 1 ‾ I X I O - 7

    - I X I ひ - 2

    (A)

    3〔X〕40050060〔〕700800λFLs/nm

    エキシマー免光

    励起モノマー免光

    2000・

    o・

    (B)

    めに,la,bBF2の発光特性に対する濃度効果

    を1×10-7Mから2×10-IMの濃度範囲で

    検討した.まず,濃度を高くすると,上記の低濃度溶液中の発光に加え,laBF2とlbBF2の新たな蛍光バンドがそれぞれ548および558

    nmに観測され,発光色も青色から黄色へと

    変化した(図5).それぞれの濃度におけるCIE色度座標から,青色から黄色への変化は

    連続的であることがわかる(図4).さらに,1×10-IMのCH2C12溶液におけるlaBF2と

    1bBF2の発光色のCIE色度座標はそれぞれ(x,

    y)=(0.29,0.35)と(0.34,0.40)であり,理想的な白色発光の座標(x,y)=(0.33,0.33)に近いことがわかった.また,lbBF2には一般的な蛍光性化合物と同様の濃度消光がみられ,

    濃度を高くするにつれてその(が1sは0.99から0.32まで減少した(表2).しかし,興味深いことにlaBF2のの≒は0.26から0.36と.

    〔357J29

    青 色 白 色 黄 色 青 色 白 色 黄 色

    図5CF{2C12中におけるlaBFz(A)とlbBF2(B)の蛍光に対する濃皮効果(励起波長365nm).CF12C12中におけるlaBF2(C)とlbBF2(D)の発光写真(励起波艮365nm.濃度は左から

    [IBF2]=lx10‾7,1XIO‾5,1×10‾3,1×10‾2,1XIO‾≒および2×10-IMまたはI,5XIO-IMの飽和溶岐).

    エ キ シ マ ー 発 光

    励 起 モ ノ マ ー 発 光

    300400釦0600700800λFLs/nm

    500・

    000

    き口』1 I

    (D)

  • 30[358]

    表2CH2CI2中におけるlaBF:laBF2

    とlbBFIの蛍光特性lbBF2

    rFL53yns

    化学工業

    α

    IX10‾1

    IXIO‾2

    1×10‾3

    lx10‾5

    IxlO‾7

    0.36

    0.28

    0.24

    0.22

    0.26

    0.26

    l.65

    0.46

    0,

    0,

    4174

    0.81

    0.51

    0.50

    Ojo

    50.7

    6、270.47

    51.52.60

    0.44

    49.31.02

    39.5

    0.51

    32.5

    0.500.69

    0.443[laBF2]ロ2×10‾IM,【1bBF2】~1.5》く10‾IM

    溶 液 濃度を高くするにっれて増大する傾向があった.この結果は,1aBF2の励起モノマー

    やエキシマーにおける無放射緩和が高濃度溶液中では抑制されることを示唆している.KBr粉末中の場合と同様に,CH2C12中の

    la,bBF2の蛍光スペクトルについても波形分

    解を行った.その結果,低濃度における,光スペクトルは400~500nmの範囲にをもつ複数のバンドで構成されていることがわかった(図6,灰色実線).これらはIBF2の励起モノマー発光のバンドである.これと

    は対照的に,高濃度状態での蛍光スペクトル

    は400~500nn!の範囲にが1sをもつ成分と,550~560nmにλ≒をもつ成分(図6,黒色

    破線)から構成されていた.注目する後者については,1BF2のエキシマー発光であると

    考えられる.発光波長に対する濃度効果がなかった実験事実はこの帰属を支持するもので

    あり,また,母体1aBF2の場合では,現にエキシマー発光として既に帰属されている3).

    表2に示した蛍光寿命z1の測定結果から

    も,上記の発光種の帰属が支持された.検出波長が410nmのとき,1×10-2M以下の溶液中のlaBF2とlbBF2のノ1410はそれぞれ約0.5および1.7nsであったが,検出波長を530

    nmにするとが‰oは約50nsとなり,ノ1410よりも大幅に長いことがわかった.これらの

    W 

    W W

    公一のcSc一

    0,32

    0.37

    0.49

    0,53

    0.68

    0.99

    (A)

    0。31

    0.9]

    0.80

    1.20

    1.86

    1.80

    1.67

    1.56

    2×10-IM

    ∧lx10-IM

    レlx10-2M

    レ1×10-3M

    レlx104M

    レ300400500600700800

    λFLS/nm

    48.33.H

    0.57

    57.811.5

    2.03

    52.014.2

    3.48

    23.91.95

    16.1

    1.7013.2

    1.58

    W M

    か2Q’亡一

    W 1 j 2 l o l  l 1 o1

    忿のcSc一

    UJ 1 I

    (B)にT

    IX10-IM

    lx10-2M

    IX10-3M

    IX10-5M

    300400500600700800

    λFLS/nm

    図6図5A,Bに示されたlaBF2(A)と】bBF2(B)の各濃度における 蛍 光 スペ ク トル ( 実 線 ) , お よ び そ の 波 形 分 解 ( 灰 色 実線 : 励 起 モ ノ マー 発 光 , 黒 色 破 線 : エ キ シ マー 発 光 )

  • 値は,有機化合物の典型的な励起モノマー発

    光 お よ び エ キ シ マー 発 光 の ノ ≒ こそ れ ぞ れ 対応 して い る ≒ よ って C H 2 C 1 2 中 に お けるIBF2の濃度の上昇に伴う青色から黄色への

    発 光 色 の 変 化 は , 励 起 モ ノ マ ー か ら エ キ シマーヘの発光種の変化に由来すると結論づけ

    られる.

    4 . ま と め

    以上のように,著者らは発光特性に対する

    濃度効果を検討した結果,単一発光団からなる ジ ア ロ イ ル メ タ ナ ー ト ホ ウ 素 ニ フ ッ 化 物IBF2が,KBr粉末中だけでなくCH2C12中で

    も白色発光を示すことを明らかにした.この現象は,濃度の上昇に伴って青色を呈する励起モノマーから黄色を呈するエキシマーヘの

    発光種の変化が起こり,ある特定の濃度においてこの二つが適切な割合で共存することに

    由来する.本稿で採り上げたIBF2は,合成が簡便で,さらに重原子を含まず,低分子の

    単一発光団を有するため,元素戦略などの観点からは,従来の例と比べより有利な白色発

    光材として期待される.

    謝 辞本研究は,都市エリア産学官連携促進事業(発

    展型),文部科学省科・学研究費の特定領域研究「フオトクロミズムの攻究とメカニカル機能の創

    出」,新学術領域研究「高次π空問の創発と機能開発」および新学術領域研究「感応性化学種が拓く新物質科学jからの財政的支援を頂いた.また,研究をするにあたって,水野一彦名誉教授(現・

    2014年5月号

    奈良先端科学技術大学院大学),吉本裕一修士,および,議論を頂いたさまざまな研究者にこの場を借りて厚く感謝する.

    文 献

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    5 ) 池 田 詰 ; 吉 本 裕 一 ; 水 野 一 彦 , 日 本 化 学 会 第 8 9 春 季 年 会

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