ネットワーク・システム運用管理の実際

ソフトバンクBB株式会社

高橋 真

自己紹介

• 所属

– 2003年、Softbank BB入社（本籍）

– SoftBankTelecomやMoblieへ出向

• 趣味/職務

– ネットワークの設定作業の自動化、無人化

• 思うこと

– 「手順書」が書ける設定作業は自動化できるはず

モチベーション

• ネットワークの構築の現場の状況と課題を共有したうえで、ソリューションの糸口を見つけたい。

• 同じ悩みを共有できる人をみつけたい。

導入検討開始時のSBグループネットワーク

SBTM BackboneSBTM BackboneSBM BackboneSBM Backbone

Fixed-line / Leased-line /Enterprise VPN-service

Network

Mobile NetworkAccess NetworkADSL, FTTH

(L2/3)4000 GC

(ADM/ATM)2500 GC

(ADM/ATM)3500拠点

NTT/NCCNTT/NCC

(ADM/L2/L3)

AreaNetwork

CoreNetwork

Control

Access

独自技術で個別に縦割りで構築されたＮＷ独自技術で個別に縦割りで構築されたＮＷ

ネットワークの統合へ

次期ネットワークを実現する技術 “MPLS-TP”

MPLSMPLS--TPTP(Multi Protocol Label Switching(Multi Protocol Label Switching

-- Transport Profile)Transport Profile)

MPLSMPLS技術をベースにしたパケットベース技術をベースにしたパケットベースのの伝送伝送技術を採用技術を採用

MPLSMPLS技術をベースにしたパケットベース技術をベースにしたパケットベースのの伝送伝送技術を採用技術を採用

WDMWDMPDHPDHSDHSDH

IP/EthernetIP/Ethernet/MPLS/MPLS

X.25X.25 フレームフレームリレーリレー ATMATM

パケット技術パケット技術パケット技術パケット技術

伝送技術伝送技術伝送技術伝送技術

各種サービスを収容する統合バックボーン

コスト抑制運用一本化NWの単純化設備の共有化

IPコアネットワーク

モバイルコアネットワーク

xDSLFTTHEther

EtherATM/FRT1/E1

GE-PON

Ether-SW

DSLAM

MSAN

アクセス集約

９00MHzモバイル

2.1/1.5GHz

法人(直収光)

法人(ｼｪｱｰﾄﾞ光)

ｺﾝｼｭｰﾏ

リングネットワーク

リングネットワーク

リングネットワーク

PTN

PTNPTN

PTN

PTN

PTN

PTN

PTNPTN

PTN

Packet Transfer Node (PTN)= パケット伝送装置

アクセス サービスコア

（共通網）

次期ネットワーク

集約ルータ

集約ルータ

集約ルータ

モバイル

伝送路構築のフロー

PTN MSAN ONT

BTS

1. PTNで面を構築

2. GC等へMSANを設置

3. ONTを設置し、回線開通

4. BTSを設置し、サービスを開始

1 ２ ３ ４

MPLSMPLS--TPTP網網MPLSMPLS--TPTP網網

課題

構築コストの増加

作業リスクの増加

短期間での構築

システム化/自動化の取り組み

スコープ

機器の事前設定

運搬/工事

展開/開通

監視

作業の自動化

事前設定システムの概要

WAN/VPN

DBMSDBMS

対象機器対象機器オペレータオペレータ

作業指示

設定投入データ同期倉庫 DC

IPアドレスの設定も自動化

• 工場出荷時の状態

–アドレス未設定

• ターミナルサーバを利用したRS232C接続

–全て同じIPアドレス

• 仮想ルータでNATし別のアドレスに見せる

– DHCPクライアント

• DHCPサーバのアドレス払い出しをトリガーに

システム起動

事前設定の自動化

キッテイング

電源投入

ＬＥＤ確認

サーバ接続

起動確認

ＦｉｒｍＵＰ

設定投入

光レベル測定

テプラ貼付

梱包

手順書/チェックシートの

Web化

機器の設定の自動化

進捗管理のリアルタイム化

事前設定の自動化

事前設定自動化の効果

作業単価の削減(ITスキル不要)

オペレータ数の削減

対象確認 設定・確認

入館連絡機器設置・

接続退館

自動化前の構築作業

工事終了後、センターのオペレータがオンラインで設定投入、正常性の確認

センター

現地

対象確認 設定・確認

入館連絡機器設置・

接続退館

自動化後の開通作業(IVR化の例)

センターの通常作業は全て自動化 センターの技術者はエラー対応に特化

センター

エラー対応

現地

IVRサーバ

ＩＶＲの効果

• センターオペレータ工数の削減

• 作業スピードの向上

• 作業品質の向上

ある例では工数1/3へ圧縮66%削減

システムの課題

0

4,000

8,000

12,000

16,000

20,000・最初からフルスピード

・最初の2年で65%、3年で

85%を展開

課題：開発速度（例：プラチナバンド基地局展開計画数推移）

課題-開発速度-

• プロジェクト早期にシステムを導入しないと

大きな効果を期待できない。

– 例：プラチナバンドは最初の2年で2/3が終了

– センター機器は1年以内にほぼ終了

– 業務フロー変更の負荷大

例：業務/Config確定後、僅か２週間でのシステムリリース要求

起きていること

• 実装能力の高い正社員数名に託す

– 属人化へ

• 設計しながら構築する。

– ドキュメントは後回し

• 作れる順に作る、あるもので作る

– システム全体としての最適化なし

これでいいのか？

課題-システムの複雑化-

NW設計 NW監視

伝送

IP

Ether

MPLS-TP

NW構築 NW設計 NW構築

各レイヤーを通した運用監視システムの必要性

監視システムの複雑化

NW監視

・皆さんどうしてます？

・なにかよいソリューションはありますか？

ご清聴ありがとうございました。