パソコン、スマートフォンから「すいおう」活用Webサイトもご覧くださいhttp://www.jataff.jp/suiou/

ハートの形をしたかわいらしい葉をつける「すいおう」、

親しみのもてる野菜です。

「すいおう」の原型とも言える甘藷若葉は、

ポリフェノール（カフェ酸誘導体）や、ルテイン、ビタミン類、ミネラル類など

日本人が日頃から摂取している成分を豊富に含んでいます。

しかし、そのえぐ味や青臭さからか、

日本では日常の食材として顧みられることはありませんでした。

「すいおう」は、甘藷若葉の長所を引き出し、

食味における短所を補うものとして、

九州沖縄農業研究センターで開発された野菜です。

ぜひ、「すいおう」の魅力に触れてください。

「すいおう」をあなたへ。

美味しく食べられる甘藷若葉「すいおう」「すいおう」（平成16年8月18日種苗登録 第12184号）は、強いえぐ味と青臭さのため、これまで敬遠されがちだった甘藷（サツマイモ）の葉・茎・葉柄をおいしく食べられるように開発された品種です。日本人に不足しがちな、ビタミン類・ミネラル類・食物繊維が豊富で、夏場の葉野菜として食べたり、青汁として飲むこともできます。また、さまざまな生理活性をもつと言われているポリフェノールの一種カフェ酸誘導体やカロテノイドの一種ルテインが含まれています。学会等では、「すいおう」に、血糖値改善をはじめ、さまざまな機能性があるとして関心が高まっています。

開発の契機甘藷とは、サツマイモを意味し、甘藷若葉とはサツマイモの葉・茎・葉柄の部分を指します。甘藷の茎葉は、たんぱく質・ビタミン類・ミネラル類・食物繊維が豊富で、野菜としても捨てたものではありません。実際、韓国や東南アジア諸国では栄養価の高い野菜として扱われています。しかし、日本ではまだ馴染みの薄い存在です。なぜなら、甘藷若葉はこれまで健康に良いと言われていながらも、そのえぐ味の強さや青臭さのために敬遠されていたからです。そこで、九州沖縄農業研究センターが茎葉部の食味を重視して７年間を費やして研究を進めた結果、選び抜かれた優等生品種「すいおう」が生まれました。葉が大きく翠（みどり）色で、その翠色が濃厚なことから「すいおう（翠王）」と名付けられました。乾燥条件でも生育が良く、栽培に必要な水は雨のみから補います。甘藷の根は広く張り、土の中の水分や養分を取る力が強いため、水は自然のものだけで充分なのです。雨が降り、適度な水が与えられるとその葉は美しい翠色を増すと農家の方は言います。

1 2

「すいおう」研究者からのメッセージ日本人の食事は、脂質・食塩の摂取過多、ビタミン類・ミネラル類・食物繊維の摂取不足というアンバランスな栄養状態が続いており、メタボリックシンドロームの言葉に代表されるように多数の国民にイエローカードが出されています。ここに紹介する「すいおう」はそんな日本人に不足しがちなこれら

栄養成分を含むのみならず、今日の超高齢社会を作っている高齢者の方々が山の幸、旬の幸としてよく摂取していたポリフェノール類も多く含んでいます。「すいおう」に含まれる機能性成分がメタボ改善に役立つとの報告も次 と々発表されています。健康な身体作りのために「すいおう」を上手に賢く食べませんか。

（元）九州沖縄農業センター須田郁夫チーム長（農学博士）

「すいおう」の機能性 ～論文・学会等での報告例～

3 4

日本農芸化学会2005年度大会講演要旨集, p277（2005）石黒浩二ら, 日本食品科学工学会誌, 54（1）, 45-49（2007）鍔田仁人ら, 食品と開発, 43（11）, 65-66（2008）鍔田仁人ら, Food Style21, 13（3）, 31-33（2009）鮫島まゆら, ジャパンフードサイエンス, 48（7）, 49-52（2009）

日本健康科学学会第21回学術大会抄録集, p446（2005）より引用改変 永井美宇, 近藤和雄ら,Ｊ. Clin. Biochem. Nutr., 48（3）, 203 -208（2011）より引用改変

日本農芸化学会2008年度大会講演要旨集, p126（2008）より引用改変鍔田仁人ら, 食品と開発, 43（11）, 65-66（2008）鍔田仁人ら, Food Style21, 13（3）, 31-33（2009）鮫島まゆら, ジャパンフードサイエンス, 48（7）, 49-52（2009） 80

0 30 60 90 120

90

100

110

120

130

140

150

「すいおう」粉末による血圧上昇抑制作用

投与日数（日）

投与日数（日）

総コレステロール 中性脂肪

血糖値

0

120

7 14 21

140

160

180

すいおう粉末なし群すいおう粉末群

すいおう粉末なし群

3%すいおう粉末群1%すいおう粉末群

すいおう粉末なし群すいおう粉末群

0

100

200

300

400

500

＊＊

＊＊ ＊＊ ＊

＊＊：すいおう粉末なし群に対してp＜0.01で有意差有

経過時間（分）＊：すいおう粉末なし群に対してp＜0.05で有意差有

「すいおう」粉末を含む飲料による血糖値上昇抑制作用

すいおう粉末なし群 すいおう粉末群

日本生薬学会第55回年会講演要旨集, p63（2008）より引用改変鍔田仁人ら, 食品と開発, 43（11）, 65-66（2008）より引用改変鮫島まゆら, ジャパンフードサイエンス, 48（7）, 49-52（2009）より引用改変

「すいおう」粉末による骨粗鬆症改善作用

p=0.078

0

200

400

600

800

すいおうエキスなし群 すいおうエキス群

「すいおう」エキスによるメラニン生成抑制作用

0

25

50

75

100血糖値上昇抑制作用　食事とともに「すいおう」粉末を含む飲料を飲んだ場合に、食後の血糖値の上昇を抑制する作用が臨床試験により明らかにされ、学会などで話題になりました。

美白作用（メラニン生成抑制作用）　女性が気になるしみの原因であるメラニンを作る細胞にカフェ酸誘導体を添加したところ、メラニンの生成が抑えられたことが、学術論文にも報告されています。また「すいおう」のエキスを添加したところ、メラニンの生成が抑えられる実験結果が得られました。

血圧上昇抑制作用「すいおう」粉末を餌に混ぜて高血圧モデル動物に与えた場合に、食後の血圧の上昇を抑制する作用が認められ、学術論文にも報告されています。

骨粗鬆症改善作用　「すいおう」粉末を餌に混ぜて更年期症状のモデル動物に与えた場合に、骨密度の低下を抑える作用や更年期にみられる肥満等の抑制が動物実験で確認され、学会等で注目されています。

肝脂肪蓄積抑制作用「すいおう」粉末を餌に混ぜて動物に与えた場合に、肝臓中の総コレステロールや中性脂肪が抑えられることが学会等で発表されました。

抗酸化作用「すいおう」生葉を食べた場合に、LDLコレステロールの酸化を抑制することが臨床試験により明らかになりました。（本研究は農林水産省の平成21年度新需要創造フロンティア育成事業の助成により実施されました）

「すいおう」粉末による肝臓中の脂質蓄積抑制作用

特定健康診査（いわゆるメタボ健診）で、おなか周り、脂質代謝異常、血圧異常、糖代謝異常に対して国民は関心を持つようになりました。「すいおう」の持つ機能性が、メタボ改善につながるという学術的証拠が複数の研究者により重層的に蓄積されつつあります。 また、女性が気になる美容や骨粗鬆症改善など多岐にわたる機能性が学会等で発表されております。その一例を紹介しましょう。

＊

（mg/dl）

（mg/cm3）

メラニン生産率

骨密度

血圧

肝臓1gあたりの脂質量

（mmHg）

（mg）

（%）下園英俊ら, 日本食品科学工学会誌, 43, 313-317（1996）

0.0摂取前 30分 1時間 2時間 4時間

0.2

0.4

0.6

0.8

1.0

1.2LDLの移動度（相対値）

＊,＊＊：すいおう生葉摂取前に対してp＜0.05, p＜0.01で有意差有

「すいおう」生葉によるヒト血中LDLコレステロール酸化抑制作用

5 6

「すいおう」の栄養価「すいおう」は、ビタミン類・ミネラル類が豊富で、「野菜の王様」と呼ばれるケールにも匹敵する栄養素を誇ります。かつ、機能性成分も豊富なため、野菜としてだけでなく、加工食品としても積極的に摂りたい食品です。

(g クロロゲン酸 当量/凍結乾燥粉末100g)

（mg/100g 生鮮重）

（1/IC50）

すいおう

ホウレンソウ

レタス

キャベツ

ブロッコリー

0 1 2 3 4 5

3,4-ジカフェオイルキナ酸

3,5-ジカフェオイルキナ酸

3,4,5-トリカフェオイルキナ酸

4,5-ジカフェオイルキナ酸

0 0.01 0.02 0.03 0.04 0.05

Koji Ishiguro et al, Acta Hort, 637, 339-345（2004）より引用改変

Makoto Yoshimoto et al, Acta Hort, 703, 107-115（2006）より引用改変

下4品は中央値、その他は平均値* 2003～2004年度に同一圃場で栽培. ** 市販品を供試.

*** Mangels et al （1993）によるデータを抜粋.

「すいおう」のルテイン量

「すいおう」のポリフェノール量

ルテイン

カフェ酸誘導体の抗糖尿病作用（α-グルコシダーゼ阻害作用）

OH

OH

OH

OHOH

HO

OHHOOC

OOO

OOOOOOO

*エンサイ（葉身）

*すいおう葉柄

茎

葉身

**ホウレンソウ

*** ブロッコリー***ケール

0 10 20 30 40

OH

HO

食物繊維

鉄マグネシウム

カルシウム

ビタミンB1ビタミンB2

ビタミンK

チンゲンサイすいおう 500

食物繊維

鉄マグネシウム

カルシウム

ビタミンB1ビタミンB2

ビタミンK

ケールすいおう

150

100100

200

250食物繊維

鉄マグネシウム

カルシウム

ビタミンB1ビタミンB2

ビタミンK

こまつなすいおう

ルテインルテインは、野菜や果物に含まれる黄色い色素であり、カロテノイドの一種（キサントフィル）です。体内では眼や肌などに存在し、ルテインの摂取量と加齢黄斑変性症との関係が2年間のヒト介入摂取試験により明らかにされており、眼科医により推奨されているという報告があります。「すいおう」は、他の野菜と比べても多くルテインを含んでいます。

ポリフェノール　「すいおう」のポリフェノール含量は、ホウレンソウなどの、一般的に体によいと思われる野菜の数値を上回っており、強い抗酸化力を有しています。また、「すいおう」は、試験管内・培養細胞レベルで、強い抗酸化作用、抗腫瘍作用、抗高血圧作用、抗糖尿病作用、抗エイズ作用などを示すカフェ酸誘導体を含み、特に強い活性を示す「3,4,5 -トリカフェオイルキナ酸」を含有しています。

「すいおう」の栄養成分（各野菜を100として） 日本食品分析センター調べ

カルシウムカルシウムは

チンゲンサイと比較して ケールと比較して こまつなと比較して

ホウレンソウの

約2.8倍ビタミンB2は

セロリの

約5.6倍

鉄分は

ニラの

約2.8倍ビタミンB1は

キャベツの

約2倍

ビタミンKは

チンゲンサイの

約4.3倍

マグネシウムは

こまつなの

約3倍

50100

200

300300

400400

100

200

300

「すいおう」の特徴・栄養成分「すいおう」には、ポリフェノールの一種であるカフェ酸誘導体やカロテノイドの一種ルテインが含まれており、それらの成分による効果が期待できます。また、カルシウムや鉄分、ビタミンB2、ビタミンKなども豊富で生野菜や青汁などとして摂取することによって野菜不足をサポートすることが可能です。

甘藷若葉に特徴的なポリフェノール（トリカフェオイルキナ酸）

石黒浩二, 農業および園芸, 81,（3）, 345-349（2006）より引用改変Olmedilla et al, Nutrition, 19, 21-24（2003）Larson T et al, Optometry, 80, 579-586（2009） 各植物の栄養成分については五訂増補食品成分表2008より引用

１人分当たりエネルギー 289kcalたんぱく質 3.0g脂質 20.7g炭水化物 22.7gナトリウム　10mg塩分 0.1g未満ポリフェノール　73mg（没食子酸として）カフェ酸誘導体　54mgルテイン　510μgORAC　1300μmol（トロロックスとして）

１人分当たりエネルギー　370kcalたんぱく質　13.7g脂質　12.4g炭水化物　9.0gナトリウム　620mg塩分　1.6gポリフェノール　130mg（没食子酸として）カフェ酸誘導体　59mgルテイン　610μgORAC　2400μmol（トロロックスとして）

１人分当たりエネルギー　191kcalたんぱく質　3.8g脂質　16.6g炭水化物　5.4gナトリウム　310mg塩分　0.8gポリフェノール　64mg（没食子酸として）カフェ酸誘導体　28mgルテイン　250μgORAC　1100μmol（トロロックスとして）

１人分当たり （白玉のみ）エネルギー　196kcalたんぱく質　4.6g脂質　0.6g炭水化物　40.7gナトリウム　6mg塩分　0.1g未満ポリフェノール　55mg（没食子酸として）カフェ酸誘導体　51mgルテイン　970μgORAC　1200μmol（トロロックスとして）

7 8

「すいおう」の生葉を使って

材料（1人分） ○すいおう茎葉（生）/50g ○鶏肉/50g ○たまねぎ/50g ○米粉/10g ○じゃがいも/50g ○にんじん/10g ○ガラムマサラ/8g ○塩/少 々 ○こしょう/少 々 ○コンソメ顆粒またはキューブ/適量

作り方1　鶏肉、たまねぎ、じゃがいも、にんじん、すいおうの茎を適当な大きさに 切ります。2　鍋に湯を沸かし、1の材料を煮込みます。3　材料が煮えたら、すいおうの葉と、水で溶いた米粉を加えます。4　調味料を入れて味を調えます。

油や市販のルーを使用せず、米粉を使ってとろみをつけて。低エネルギーに仕上がります。

栄養をスープごといただく「すいおう」カレー風煮込み

栄養を油でコーティング「すいおう」天ぷら

ヘルシースイーツ「すいおう」白玉

サラダの代わりに「すいおう」タルタルソース

「すいおう」のペーストを使って

「すいおう」を使用した調理例（生葉・ペースト）栄養の宝庫「すいおう」を毎日の食卓に色の濃い野菜の魅力は、すでにご存知のことだと思います。この食材「すいおう」もその名の通り、深い翠色をした立派な緑黄色野菜の仲間です。生葉はもちろん栄養の宝庫ですが、色鮮やかなまま冷凍保存できるペーストにしてもその栄養価はさほど損なわれません。さらに、粉末など加工食品にすれば、生葉に

比べ、一度にたくさんの量を摂ることができます。粉末は混ぜたり、溶かしたりといった利便性が高く、日常の食卓や、飲食店のさまざまな調理に、季節を問わず手軽に展開できることも大きな魅力でしょう。ぜひ、「すいおう」を毎日の食材として活用してください。

女子栄養大学栄養科学研究所根岸由紀子准教授（栄養学博士）

材料（1人分） ○すいおう生葉/数枚 ○薄力粉/10g ○卵/10g（1/5個）○水/10ml ○サラダ油/適量 ○すいおう粉末/少 々 ○塩/少々

作り方1　葉を洗って、キッチンペーパーでさっと水気を取っておきます。2　溶いた卵と水で卵水を作り、薄力粉をさっと混ぜ、衣を作ります。3 葉の裏にだけ薄力粉をつけ、2の衣をつけて、熱したサラダ油で からっと揚げます。4　すいおう粉末と塩を混ぜたもので召し上がってください。

色もきれいでビタミン類の損失も少ない料理です。残った葉と茎を刻んでかき揚げにしてもおいしくいただけます。

ここがポイント！先生からの

一言

ここがポイント！先生からの

一言

材料（1人分） ○すいおうペースト/25g ○白玉粉/50g ○水/30ml ○ゆで小豆（缶・加糖）/30g

作り方1　白玉粉に水を加え、すいおうペーストを入れて、よく混ぜます。2　適当な大きさに丸めて、沸かした湯へ入れ、浮き上がって約1分 経ったら、冷水に取ります。3　ゆで小豆（缶・加糖）を添えていただきます。

白玉は冷凍できます。きな粉や切りゴマをかけてもおいしいデザートになります。

ここがポイント！先生からの

一言

材料（4人分） ○すいおうペースト/50g ○固ゆで卵/100g（2個） ○きゅうり（ピクルス）/50g ○たまねぎ/50g ○マヨネーズ/100g○塩/少 々 ○こしょう/少々

作り方1　ゆで卵、きゅうりのピクルスをみじん切りにします。2　たまねぎもみじん切りにして約10分ほど水にさらし、水気を取ります。3　すいおうペーストと材料をすべて混ぜあわせ、フライなどにかけて 召し上がってください。

ゆでた葉のペーストは色鮮やかで、栄養も生葉とほとんど変わりません。

しかも冷凍することもできます。

ここがポイント！先生からの

一言

9 10

材料（6個分） ○すいおう粉末/6g ○強力粉/300g ○砂糖/15g○塩/6g ○ドライイースト/3g ○ぬるま湯/150ml ○牛乳/20ml

作り方1　すいおう粉末と強力粉をボウルの中で混ぜ、中央をくぼませて砂糖と塩、 塩から離れたところに、ドライイーストを入れます。2　1に牛乳とぬるま湯を入れ混ぜ、広い台の上で約15分こねます。3　6等分して丸め、ぬれ布巾をかけて約15分ほどねかせます。4　成型して約40分発酵させ、沸かした湯に砂糖か蜂蜜（分量外）を入れ、 片面約30秒ずつゆでて、190℃のオーブンで約25分焼きます。

栄養素を練り込んだ色鮮やかでもっちりしたベーグルです。粉末はパンや麺類などにも

練り込めます。

「すいおう」を使用した調理例（パウダー）

ここがポイント！先生からの

一言

材料（1人分） ○すいおう粉末/1g ○パスタ（マカロニ）/50g ○マヨネーズ/25g○ヨーグルト/25g ○塩/好みで ○こしょう/好みで○野菜（きゅうり・たまねぎ・にんじん・セロリなど）/適量

作り方1　パスタ（マカロニ）をゆでます。2　野菜は適量をせん切りにして冷たくしておきます。3　マヨネーズ、ヨーグルトとすいおう粉末をよく混ぜて、塩・こしょうで 味を調えます。4　1と2を3であえたら完成です。

ソースがよく絡むパスタの形を選んでください。バジルを用いたジェノベーゼのように、

いろいろな料理に使えます。

ここがポイント！先生からの

一言

朝食やランチタイムのメニューに。不足しがちな食物繊維や栄養素を手軽に摂れます。

ここがポイント！先生からの

一言

材料（10枚分） ○すいおう粉末/2g ○薄力粉/50g ○強力粉/50g ○無塩バター/60g ○砂糖/9g ○塩/3つまみ ○冷水/30ml ○グラニュー糖/適量

作り方1　すいおう粉末、薄力粉、強力粉、砂糖、塩を台にのせ、その上にバターを のせて、カードで何回も切りながらぱらぱらになるまで混ぜます。2　中央にくぼみを作り冷水を入れ混ぜ、めん棒でのばし、半分に折っては のばすことを３回繰り返します。3　2～3mmにのばして型抜きします。両面に刷毛で水を塗ってグラニュー 糖をふり、200℃のオーブンで15～20分焼きます。

粉末ならお菓子への展開も簡単。

食物繊維も入って、ヘルシーな印象に仕上がります。

ここがポイント！先生からの

一言

「すいおう」の粉末を使って

材料（1人分） ○すいおう粉末/1.5g ○市販のコーンポタージュ/1人分の表示分量　　　 　（粉末のインスタントスープでも良い）

作り方1　市販のスープを温めるか、インスタントスープを湯で溶きます。2　すいおう粉末を溶かします。

その他のレシピや詳しい情報は「すいおう」活用Webサイトで！http://www.jataff.jp/suiou/

食物繊維たっぷり「すいおう」リーフパイ

プラスαの栄養を摂れる「すいおう」ポタージュ

手軽に栄養を摂れる「すいおう」ベーグル

栄養や食物繊維をトッピング「すいおう」冷製パスタ

１人分当たりエネルギー　314kcalたんぱく質　6.5g脂質　15.8g炭水化物　36.5gナトリウム　490mg塩分　1.2gポリフェノール　42mg（没食子酸として）カフェ酸誘導体　1mg未満ルテイン　62μgORAC　840μmol（トロロックスとして）

１個分当たりエネルギー　222kcalたんぱく質　8.3g脂質　0.4g炭水化物　43.5gナトリウム　400mg塩分　1.0gポリフェノール　67mg（没食子酸として）カフェ酸誘導体　4mgルテイン　61μgORAC　820μmol（トロロックスとして）

１人分当たりエネルギー　470kcalたんぱく質　0.2g脂質　11.1g炭水化物　17.3gナトリウム　56mg塩分　0.1gポリフェノール　33mg（没食子酸として）カフェ酸誘導体　3mgルテイン　66μgORAC　450μmol（トロロックスとして）

１人分当たりエネルギー　134kcalたんぱく質　2.0g脂質　2.4g炭水化物　9.7gナトリウム　550mg塩分　1.4gポリフェノール　14mg（没食子酸として）カフェ酸誘導体　1mgルテイン　38μgORAC　180μmol（トロロックスとして）

11 12

青汁 タブレット

栄養補助食品 石鹸

お茶 佃煮

お菓子 麺類

※写真はイメージです。

「すいおう」のこれから～秘められた可能性～いま求められる「すいおう」健康志向が高まるにつれ、食べ物に対する意識も大きく変わりつつあります。いま求められる、手軽で、おいしく、安全で、しかも、若々しさを保つために高い効果を期待できる食品とはいったい何なのでしょうか。その答えの一つこそが「すいおう」と言えるのかもしれません。すでに商品化されているお茶や青汁、

うどんなどに加え、より手軽に「すいおう」の機能性成分を摂取できるタブレットや、栄養補助食品などへの展開が期待されます。また、その強い抗酸化力は、新たなアンチエイジング成分を求める化粧品の分野でも注目を浴びることでしょう。

13 14

「すいおう」栽培の展望～育て上げるMade in Japan ブランド野菜へ～

「すいおう」は2回以上収穫できます。

すでに始まっています。こだわりの「すいおう」栽培

大半の野菜は、収穫してしまったらそれきりですが、「すいおう」の場合には、一度収穫しても、残った茎の節から新しい芽が生長するため、長期間繰り返し収穫できます。

2月1月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

温暖地

一般地

植付け 茎葉収穫

現在、「すいおう」の栽培地域は、九州地方を中心に、東北地方、関東地方、中国地方などに分布しています。東北地方、関東地方、中国地方などに分布しています。これは、「すいおう」がさまざまな気候に幅広く適応するこれは、「すいおう」がさまざまな気候に幅広く適応する作物であることを示しています。

消費者が安心して使える食材として「すいおう」を届けるために、現在、「すいおう」の栽培においては農薬や化学肥料の使用を極力減らすように多くの生産者の皆さんが努力しています。

栽培期間以外に農地の土を耕したり、他の作物との輪作や堆肥の施用など、土作りに努力しています。

ビニールマルチや防虫ネットを張って、泥の付着や虫の害を防ぎ、品質の向上に努力しています。

求められる品質を築き上げるために、すでに「すいおう」生産の現場ではさまざまな試みが行われています。

「すいおう」の栽培が行われている主な地域（2013年7月現在）

野菜として、また加工食材としての展望が見込まれる

「すいおう」は、生産する農家の方にとっても、

将来への期待を集める野菜として注目されつつあります。

現在「すいおう」を生産している地域は限られており、

その認知度は決して高いとは言えませんが、今後、さまざまな場面で

「すいおう」が一般消費者に紹介されるケースは多くなると予想されます。

いま「すいおう」を、世界が注目するMade in Japanを体現するブランド野菜として、

また、日本のみならず、世界が求める食材へと育て上げるために、

生産の現場においても、安全と安心を提供できる高品質な野菜、

食材として育てることが求められています。

すいおうを食べたい! 作りたい! 使ってみたい!という方へ

「すいおう分科会」という組織があります「すいおう分科会」はすいおうの産業化やブランド化を促進するために、新品種産業化研究会の分科会として発足しました。すいおう普及のために多様な企業が参加し、栽培から販売まで各地で事業を手がけています。

すいおう分科会参加企業のご案内 （2013年7月現在）

有限会社ANET http://www4.synapse.ne.jp/anet/

エーケーエム株式会社 http://akm-g.com/

川口肥料株式会社 http://1110-ykd.com/

有限会社コウヤマ http://imo-ya.com/

酒のみむら http://www.ura-sake.com/

晨星興産株式会社 http://shinsei.pr.miten.jp/

株式会社東洋新薬 http://www.toyoshinyaku.co.jp/

トキタ種苗株式会社 http://www.tokitaseed.co.jp/index_j.php

株式会社早野商事 http://www.hana-group.co.jp/

農業法人VEGETA穂 http://ameblo.jp/vegetaho-imoking/

and more…NPO法人 グリーン堺 ピーコちゃん生産組合

すいおう分科会のご入会は http://www.jataff.jp/パソコン、スマートフォンからのすいおう情報は http://www.ｊataff.jp/suiou/

｢すいおう｣に関するお問い合わせは下記まで

学校法人 香川栄養学園　女子栄養大学 栄養科学研究所〒350-0288　埼玉県坂戸市千代田3-9-21

TEL 049-282-3701　FAX 049-284-3679URL http://www.eiyo.ac. jp/

栄養・料理レシピについて

九州沖縄農業研究センター

家庭菜園での栽培方法http://www.naro.affrc.go.jp/karc/contents/suiou/

独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構九州沖縄農業研究センター〒861-1192　熊本県合志市須屋 2421

TEL 096-242-7530（広報普及室） FAX 096-242-7769URL http://www.naro.affrc.go.jp/karc/index.html

分析・研究・苗等について