ビジネス変化に迅速に対応する...

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2009/07/22 株式会社 日立製作所 情報・通信グループ ソフトウェア事業部 アプリケーション基盤ソフトウェア本部 AP基盤マーケティング部 尾花 © Hitachi, Ltd. 2009. All rights reserved. ビジネス変化に迅速に対応する 高品質な業務実行基盤の実現 ~クラウド時代に向けた知識・ノウハウを活用するシステムとは~

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Page 1: ビジネス変化に迅速に対応する 高品質な業務実行基盤の実現...ビジネスモデルは進化していく。 ビジネスモデルの進化に対応するため、

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2009/07/22

株式会社 日立製作所 情報・通信グループソフトウェア事業部 アプリケーション基盤ソフトウェア本部AP基盤マーケティング部

尾花 学

© Hitachi, Ltd. 2009. All rights reserved.

ビジネス変化に迅速に対応する高品質な業務実行基盤の実現

~クラウド時代に向けた知識・ノウハウを活用するシステムとは~

Page 2: ビジネス変化に迅速に対応する 高品質な業務実行基盤の実現...ビジネスモデルは進化していく。 ビジネスモデルの進化に対応するため、

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1. 継続的に進化してきたシステム

2.イノベーションを可能にするシステムとは

3.基盤業務の安定稼働を実現するSI工業化

4.仮説検証で新たな価値を創出するフロント統合

5.知識・ノウハウとシステムの融合を加速する「Cosminexus V8」

Contents

Page 3: ビジネス変化に迅速に対応する 高品質な業務実行基盤の実現...ビジネスモデルは進化していく。 ビジネスモデルの進化に対応するため、

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継続的に進化してきたシステム

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レンタル業

持ち帰り

来店

たとえば・・・・レンタルビジネスの進化

ビジネスモデルの進化に伴うシステムの進化1-1.

◆業務効率の向上来店勧誘のための広告費用を削減したい。分散している商品の在庫管理を集約したい。

在庫管理財務管理 顧客管理

新作ありますか?

◆サービスレベルの向上目的DVDを、お客さまが探す手間を簡略化したい。品切れに伴う、お客さまの再来店ストレスを撲滅したい。

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レンタル業

在庫管理

受注管理

発送管理

財務管理

集約

配達

運送業

配達管理配達依頼

ネット注文

カタログ発信

インターネットプロバイダ

ネット管理

ビジネスモデルの進化に伴うシステムの進化1-2.

サービスレベル向上・業務効率向上するためには・・・

②運送業とのシステム連携③在庫管理の大規模対応

来店レンタル業

在庫管理財務管理 持ち帰り

①商品検索と注文作業のネット対応

顧客管理

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コンテンツ管理業

財務管理 在庫管理(コンテンツ)

受注管理

アクセス管理

ビジネスモデルの進化に伴うシステムの進化1-3.

さらに、デジタル家電時代に対応したシステムにするためには・・・

お客さまのニーズと生活環境の変化に伴い、ビジネスモデルは進化していく。

ビジネスモデルの進化に対応するため、システムは、継続的に進化(改善)していかねばならない。

コンテンツ選択

カタログ発信

コンテンツ配信

インターネットプロバイダネット管理

④カタログ発信→コンテンツ発信対応

⑥DVD媒体管理→データ管理

⑤配送・配達管理→アクセス管理対応

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ビジネスモデル システム構成

来店モデル

配送モデル

配信モデル

財務/在庫管理のビジネスモデル対応

企業のコア・システムも、今までの業務知識・ノウハウを引き継ぎながら進化している。

システム進化の遷移を整理してみましょう1-4.

在庫管理財務管理 顧客管理

在庫管理財務管理 受注管理 配達管理発送管理 ネット管理

在庫管理(コンテンツ)

アクセス管理財務管理 受注管理 ネット管理

検索の容易化

来店の不要化

お客さまの情報(知識)

配達の即時化

お客さま確認のノウハウ受注→発送ノウハウ

商品知識と検索のノウハウ

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ビジネスモデル システム構成

来店モデル

発送モデル

配信モデル

既存のシステムは知識・ノウハウの結合体1-5.

在庫管理財務管理 顧客管理

在庫管理財務管理 受注管理 配達管理発送管理 ネット管理

在庫管理(コンテンツ)

アクセス管理財務管理 受注管理 ネット管理

検索の容易化

来店の不要化

お客さま情報(知識)の活用

配達の即時化

受注→発送ノウハウ お客さま確認のノウハウ

商品知識と検索のノウハウ

財務/在庫管理のビジネスモデル対応

知識・ノウハウを活用し続ける必要がある!

システムを進化させるためには・・・

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イノベーションを可能にするシステムとは

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どうやってシステムは進化してきたか・・・2-1.

お客さまの価値観

財務管理 在庫管理 受注管理 発送管理

行きたくない

すぐ見たい

借りたい

配信管理

既存サービスを維持するため急な変更はできない

既存サービスとの連携プログラムを開発 発送管理プログラムを開発

連携プログラムを追加開発

配信管理プログラムを開発

業務の流れ

システム進化とともに連携が複雑化、進化スピードが遅くなってきた・・・。

:連携の複雑さ

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「改革する」ためには「○○○に適応する」ではなく、

「自分たちの意思で価値創出する!」

◆進化

◆改革

基盤は維持しつつ、 社会制度や機構・組織などをあらためて変える

「進化」と「改革」の違いは・・・2-2.

環境への適応による 形態・機能・行動などの変化

「進化する」と「改革する」はチョット違う。

出展:「大辞林 第二版」

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どうしてシステム進化を続けたのか・・・2-3.

お客さまの価値観

財務管理 在庫管理 受注管理 発送管理

行きたくない

すぐ見たい

借りたい

配信管理

業務の流れ

基盤(コア・コンピタンス)を容易に変えてはならない!

なぜ、このようなシステムを開発しなかったのか?

ただし、知識・ノウハウを暗黙知にしてしまうと進化が遅くなる!

長年蓄積した知識・ノウハウを見直す時間はない!

企業基盤を維持するため、開発した連携プログラムは貴重な知識・ノウハウ!

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システム構築のための知識・ノウハウとは・・・2-4.

要件定義

①開発対象業務の整理

②アクティビティ図

③システム化範囲の決定

④ユースケース図

⑤ユースケースシナリオ

⑥コンポーネント外部仕様図

⑦分析クラス図

⑧論理データモデル

⑨分析シーケンス図

⑩ステートマシン図

⑪コンポーネント仕様図

⑫論理クラス図

⑬論理シーケンス図

⑭リクエストマッピング

⑮データベースマッピング

業務分析(CIM) 要求分析(PIM) システム分析(PIM) 論理設計(PSM) 実装・テスト

非機能要件定義

用語辞書の作成、メンテナンス

アーキテクチャ設計

画面/帳票設計

データベース設計

⑯実装クラス図

⑲テスト仕様

⑰実装シーケンス図

⑳単体テスト

⑱実装

連動テスト

21

情報システム部門(上流設計者) 上流設計者、実装者 実装者

業務主管部門等参画部署

基本設計 詳細設計 実装◆ ◆ ◆ ◆ ◆

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借りたい

システム開発におけるイノベーションとは・・・2-5.

お客さまの価値観

業務の流れ

財務管理 在庫管理 受注管理

既存の知識・ノウハウを修正しながら、維持すべき基盤業務

従来の価値観

すぐ見せる

来店させない

仮説

修正仮説

自分たちの意思で価値を創出する!

ただし、検証経緯を暗黙知にすると同じ事を繰り返すことになる!

新たな価値を創出するため、仮設検証を繰り返した経緯も貴重な知識・ノウハウ!

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イノベーションを可能にするシステムとは・・・2-6.

従来の価値観

既存の知識・ノウハウを修正しながら、維持すべき基盤業務

借りたい

基盤は維持しつつすぐ見せる

来店させない

仮説

修正仮説

あらためて変える

基盤業務の品質を維持かつ安定稼働させるため、

新たな価値を創出するため、

既存の知識・ノウハウの活用を容易にする実行基盤

仮説検証の知識・ノウハウを共有化する実行基盤

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①高品質・安定稼働を維持したままシステムを統合

クラウドコンピューティング

クラウド時代に求められるシステムとは・・・2-7.

業務システム

業務システム

業務システム

業務システム

業務システム

業務システム

業務システム

業務システム

業務システム

業務システム

今までの業務を同様に進められる

従来価値観

②迅速に新サービスの創出を可能にするシステム

SIの工業化

新しいアイディアをシステム化しやすい

フロント統合SI:System Integration

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基盤業務の安定稼働を実現するSI工業化

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業務システム

業務システム 業務システム

新業務システム

フロント統合

プロセス統合

情報統合

新業務システム

基盤業務を安定稼働させるには・・・3-1.

企業のコア・システム 全体最適なシステム形態

業務システム

業務システム

業務システム

業務システム

業務システム

システムの進化に伴い連携が複雑化。変更しようとすると、安定稼働が困難に

基盤システムを段階的に移行することにより、システム全体の最適化を推進

フェーズ1

フェーズ2

フェーズ3

業務システム

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システムインテグレーションで遭遇する問題3-2.

こんな経験はありませんか?

高負荷テストにおいて、タイムアウトが多発

サイジング見積りミスによりシステムテストで目標性能が出ない。

設計ドキュメント内容の定義ファイルへの反映漏れ

にしたシステム構築では、考慮すべき項目を見落としてしまう。

効率と品質、どのように保証していますか・・・?

トラフィック量増大に伴うキュー制御変更に対する考慮漏れ

業務形態の変更に伴う(バッチ⇒トランザクション)トラフィック量変化考慮漏れ

商品種類の拡充による検索結果数の増加に伴うメモリー消費量変化の考慮漏れ

経験をよりどころ

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設計指針の共有でSI品質を向上3-3.

企画提案 基本設計 詳細設計構築 テスト

アプリケーション担当

基盤担当

経験をよりどころにすると、お互いの事情を考慮せず、ズレが生じてしまう。

ネットワーク担当

方向が少しずつ少しずつ

ズレていく・・・

整合性を取るための検討が必要

不整合が

発覚

立場の異なる担当者を、同じゴールに向かわせる設計指針があれば・・・

企画提案 基本設計 詳細設計構築 テスト

アプリケーション担当

基盤担当

ネットワーク担当

設計指針があれば整合性が取れる

SIの工業化

自分のやりやすい

方法で開発

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SIの工業化とは3-4.

企画提案 基本設計 詳細設計構築 テスト

アプリケーション

要件定義見積もり

システム基本設計

業務詳細設計

システム詳細設計、構築

運用テスト

システムテスト

SIノウハウに基づいて、設計作業をマニュアル化

基盤

ネットワークネットワーク基本設計

ネットワーク詳細設計、構築

ネットワークテスト

計算式パターン

業務基本設計

設計手順

ポイント

ポイント

ポイント

企画提案 基本設計 詳細設計構築 テスト

アプリケーション

要件定義見積り 基本設計

業務詳細設計

詳細設計、構築

運用テスト

システムテスト基盤

ネットワークネットワーク基本設計

ネットワーク詳細設計、構築

ネットワークテスト

計算式パターン化

業務基本設計

設計手順

メモリーサイズパターン化

計算式

設計手順 タイムアウト値

待ちキューの長さ

メモリー消費量

トラフィック量

同時実行数

SIノウハウシステム要件 適切なコンフィグ

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SIノウハウをシステム化したSI支援ツール3-5.

ナビゲーションに従うことで、適切な構成と環境定義が設計可能

基礎データと計算式によりサイジング精度を確保

最少限の設計項目で運用環境を自動構築

工業化したSI

要件定義 パターン選択 サイジング計算 環境設定 構築

基本設計 詳細設計、構築

パターン選択& 仕様確認

基本設計書作成

パターン ガイド業務フロー

ナビゲーションによる詳細設計

自動構築&実行

パラメータ設計書

定義ファイル、運用バッチ・シェル

負荷分散装置

・・・

負荷分散装置

・・・

運用環境

動作確認

自動生成 自動構築

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デモンストレーション3-6.

スクリーンをご覧ください

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適用事例(基幹業務システムのWeb化)

大規模基幹システムへのユーザーインタフェースを、業務専用端末から標準のパソコン(Web画面)に再構築する。

AP/DBサーバ

専用端末

データベース

業務アプリケーション(オンライン)

業務アプリケーション

Windows®

FEPサーバ

AP/DBサーバ

パソコン

データベース

Web ブラウザ

業務アプリケーション(オンライン)

Windows®

業務アプリケーション(ゲートウェイ)

新規開発

業務専用端末(Windows® 95)

標準パソコン(Web画面)

専用端末の維持にコストがかかる。低コスト、短期間で再構築したい。

テーマ

3-7.

AP/DB:Application/Database FEP:Front End Processor

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FEPサーバ

AP/DBサーバ

パソコン

データベース

Web ブラウザ

業務アプリケーション(オンライン)

Windows®

業務アプリケーション(ゲートウェイ)

新規開発

既存の資産(基幹システム)は最大限活用する。低コスト、短期間で構築したい。

要件

企画 設計 実装 テスト

方式設計 性能管理 環境設計

SI支援ツールを利用

■持続構成(負荷分散構成)

■システム性能確保(流量制御)

■障害対策(ヘルスチェック)

■業務遅延対策(タイマー値)

■プロセス構成

■トランザクション管理方式

■ FEPサーバ部分だけを開発

設計項目のモレを防止し品質が向上

適用事例(基幹業務システムのWeb化)3-8.

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大規模基幹システムを再構築、予定通りにサービスイン障害発生なし。レスポンス目標クリア

効果

SI支援ツールを利用することで

設計項目のモレを防止。専門性が高い環境設計で標準化を図れることができた。システムインテグレーションノウハウを活用。設計品質を確保できた。サイジング内容のドキュメントを自動生成できた。

APサーバ30台構成の大規模システムのプロジェクトで、

◎設計品質を確保◎環境設計作業を約70%効率化

適用事例(基幹業務システムのWeb化)3-9.

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仮説検証で新たな価値を創出するフロント統合

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仮説検証で価値を創出するためには4-1.

①新しい価値観の仮説を立てる。

②システムを改修する。

③価値観にリーチする新業務を立ち上げる。

お客さまの価値観

財務管理 在庫管理 受注管理 発送管理

来店させない

業務の流れ

③新業務を立ち上げる

②システムを改修する

①新仮説を立てる

④実行して検証する。

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新業務を立ち上げるには4-2.

たとえば・・【仮説】利用者に代わって適切なビデオを検索する電話注文サービス

受注担当者

本人確認

興味をヒアリング

お勧めコンテンツ検索

コンテンツ紹介承諾?

新注文業務 作業 顧客管理システム

検索システム

利用者

NO

YES受注手続き 財務管理

システム業務手順を徹底 業務手順の確立

新業務を立ち上げるには、業務を行う 「人」 の環境を整えなければならない。

⇒業務手順の確立と徹底のため、業務アプリケーションを開発⇒短期間で開発できれば、仮説検証を早めることができる。

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興味をヒアリング

お勧めコンテンツ検索

コンテンツ紹介

本人確認

承諾?

新業務手順

業務アプリケーション開発で発生する問題4-3.

主管部門 システム部門

業務アプリケーション

業務実行者

業務要件のギャップ

システムの専門知識

業務要件の認識合わせで、開発が長期化

業務の専門知識

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業務要件のギャップとは4-4.

四角と上中下にまるを書いてください。

同じ表現でも、立場によって業務要件の解釈が変わる。

認識を合わせることは難しい。

上中下

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フロント統合による業務アプリケーション開発4-5.

①プロトで業務手順を「見える化」

②業務手順を「共有」しながら仕様検討

③プロトと既存システム連携でアプリ開発

本人確認

興味を確認

コンテンツ検索

コンテンツ紹介

業務

プロトタイピングによる業務手順の「見える化」と「共有」で要件のギャップを解消

仕様変更を最小化し、短期開発を実現

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プロトタイピングによる業務手順の「見える化」4-6.

業務手順を表現しやすい画面構成

プログラミングレスで容易にプロトタイピング

Flow Guide

text

Link

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業務フロー領域:業務の流れをフローチャートで表現

ガイド領域:各作業で利用する情報

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業務手順を「共有」しながら仕様検討4-7.

打ち合わせの指摘は、その場で反映して確認

実際の利用時と同じ画面で仕様を調整

主管部門とシステム部門がプロトタイプで業務手順を共有しながら、仕様を調整

業務要件と仕様のギャップを最小化

主管部門 システム部門

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既存システムとの連携によるアプリケーション開発4-8.

ワークフロー連携 プラグイン

Webサービス プラグイン

データベース プラグイン

SOA プラグイン各種SOAサービス

各種Webサービス

データベース

ワークフローシステム

既存システム

プラグインを介して、既存システムを業務手順に取り込む。

疎結合なので、業務手順の変更による既存システムの影響をガード

フロント統合

業務アプリケーション

SOA:Service Oriented Architecture

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操作しやすいアプリケーション画面4-9.

業務フロー領域:業務手順をフローチャートで表示⇒適切な作業やシステムへ誘導

ガイド領域:各作業に必要な情報をガイダンス表示

業務のナビゲーションにより、迷わずに業務を実行

利用者

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デモンストレーション4-10.

スクリーンをご覧ください

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知識・ノウハウとシステムの融合を加速する

「Cosminexus V8」

5コ ズ ミ ネ ク サ ス

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「Cosminexus V8」5-1.

既存資産を最大限に活用して、イノベーションに導くプラットフォーム

業務システム

業務システム 業務システム

プロセス統合

業務システム

情報統合

商品データベース顧客データベース 顧客データベース

業務システム

業務システム

フロント統合

アプリケーション基盤

仮説検証で価値創出

基盤業務の安定稼働

散在データの活用促進

SI工業化

既存システム再利用促進

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「Cosminexus V8」5-1.

既存資産を最大限に活用して、イノベーションに導くプラットフォーム

業務システム

業務システム 業務システム

プロセス統合

業務システム 業務システム

業務システム

フロント統合

アプリケーション基盤

SI工業化

uCosminexus Service Platform

uCosminexusNavigation Platform

uCosminexus Application Server

情報統合

商品データベース顧客データベース 顧客データベース

ユーコズミネクサス ナビゲーションプラットフォーム

ユーコズミネクサス

アプリケーションサーバ

ユーコズミネクサス

サービス プラットフォーム

DataStage®

データステージ

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「Cosminexus V8」製品一覧5-2.

分類 製品名

フロント統合業務ポータル uCosminexus Navigation Platform ユーコズミネクサス ナビゲーションプラットフォーム

情報ポータル uCosminexus Portal Framework ユーコズミネクサス ポータル フレームワーク

プロセス統合

ビジネスプロセス管理エンタープライズサービスバス

uCosminexus Service Platform ユーコズミネクサス サービス プラットフォーム

uCosminexus Service Architect ユーコズミネクサス サービス アーキテクト

サービスアダプタuCosminexus Service Adapter ユーコズミネクサス サービス アダプタ

iWayアダプタ アイウェイ アダプタ

uCosminexus TP1 Gateway ユーコズミネクサス テーピーワン ゲートウェイ

情報統合フェデレーション uCosminexus Information Federator ユーコズミネクサス インフォメーション フェデレータ

レプリケーション uCosminexus Information Replicator ユーコズミネクサス インフォメーション レプリケータ

ETL DataStage データステージ

アプリケーション基盤

アプリケーションサーバuCosminexus Application Server ユーコズミネクサス アプリケーションサーバ

uCosminexus Developer ユーコズミネクサス ディベロッパ

TPモニタuCosminexus OpenTP1 ユーコズミネクサス オープンティーピーワン

Cosminexus アプリケーションサーバ連携バッチ処理 uCosminexus Batch Job Accelerator ユーコズミネクサス バッチ ジョブ アクセラレーター

ストリーム処理 uCosminexus Stream Data Platform ユーコズミネクサス ストリーム データ プラットフォーム

ワークフロー処理uCosminexus Service Platform - WorkCoordinator ユーコズミネクサス サービス プラットフォーム ワークコーディネーター

電子フォームワークフローセット帳票出力 uCosminexus EUR ユーコズミネクサス イーユーアール

セキュリティ Keymate/Crypto キーメイトクリプト

コンテンツ管理uCosminexus DocumentBroker ユーコズミネクサス ドキュメントブローカー

uCosminexus Content Manager ユーコズミネクサス コンテントマネージャー

HiRDB ハイアールディービー

データ交換

uCosminexus Interschema ユーコズミネクサス インタースキーマ

uCosminexus Message Service for ebXML ユーコズミネクサス メッセージ サービス フォー イービーエックスエムエル

uCosminexus Business Reporting Processor ユーコズミネクサス ビジネス リポーティング プロセッサー

uCosminexus Enterprise File Transfer ユーコズミネクサス エンタープライズ ファイル トランスファー

クラスタリング HAモニタ エイチエーモニタ

メインフレーム資産活用

COBOL2002 コボルニセンニ

XMAP3/Web for Cosminexus エックスマップスリー ウェブ フォー コズミネクサス

uCosminexus Batch Job Execution Server ユーコズミネクサス バッチ ジョブ エグゼキューション サーバ

uCosminexus 日立コード変換Object Wrapper オブジェクト ラッパー

560 Web Adaptor 560 ウェブ アダプタ

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まとめ

・既存システムは、お客さまが蓄積した知識・ノウハウの結合体である。

・イノベーションを可能にするシステムとは、現状維持と新しい価値を模索する実行基盤である。

・SI工業化で現状システムの安定させ、フロント統合で知識・ノウハウを継続的にシステムに融合する必要がある。

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日立サポート360

顧客

サーバ

ソフトウェア*1

ストレージ*1

ネットワーク*1

1つのサポート商品に統合異なるサポート商品(従来)

プレミアムスーパープレミアムスタンダード

緊急トラブル対応窓口設置問題解決支援

情報提供

日立サポート360

顧客

~日立の総合力を活かした統合サポートサービスはじめました~●各種のハード/ソフトにまたがる問題にも、ワンストップで一貫性のある回答●お客様要件に応じた、3段階のサービスグレード

・・・

アカウントチーム設置

BladeSymphonyほか

日立オープンミドルウェアほか

日立ディスクアレイサブシステム

CommuniMaxシリーズ

今回追加

※スタンダードに加え ※プレミアムに加えサービスグレード

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