前橋市情報化推進アクションプラン 2019 · 2 2018年度の主な取組結果...

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前橋市情報化推進アクションプラン 2019 2019年3月

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前橋市情報化推進アクションプラン

2019

2019年3月

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目 次

<目 次>

1 前橋市情報化推進アクションプラン 2019 の取組にあたって

・・・・・・・・・・・・・・ 2

2 2018年度の主な取組結果 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4

3 2019年度の取組概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8

(1) 実施事業一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10

(2) 個別実施事業

① ICTマネジメント ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11

② 情報共有・活用 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18

③ 連携・協働 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21

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1 前橋市情報化推進アクションプラン 2019 の取組にあたって

2017年6月に政府が発表した「未来投資戦略」は、一年が経過し、20

18年6月、「未来投資戦略2018」として改訂、公表に至りました。

2018年版では、”「Society5.0」「データ駆動型社会」への変革”との副

題が提示されており、2017年版において初めて定義された「Society5.0」

の実現に向けて、さらに一歩踏み込み、より具体的な道筋が示されています。

これによれば、我が国がこれまで培ってきた技術力や研究開発力、人材、も

のづくり等の現場から得られる良質で豊富なリアルデータを社会の共有財産

として社会課題の解決を担うビジネスに活用することで、個別のニーズにきめ

細かく、かつリアルタイムで対応できる商品やサービスを創出し、大きな付加

価値を生みだそうとするデータ駆動型社会への転換が提唱されています。

そのためには、行政の役割として従来型の制度・慣行や社会構造の改革を一

気に推進し、産業界におけるイノベーションが起こりやすい環境や制度を整え

るべく、その隘路となり得る分野横断的な課題を克服すべきとしています。

また、自ら範を示すこととして、デジタルガバメントを推進するための具体

的施策を次のとおり掲げています。

①旗艦プロジェクトの推進

個人向けワンストップサービスの実現(「介護」、「引越し」、「死亡・相続」

におけるワンストップ化)、法人向けワンストップサービスの実現(法人設立

手続のオンライン・ワンストップ化等)、デジタルファースト法の整備

②マイナンバー制度の利便性向上

公的個人認証(JPKI)等の利便性向上(マイナンバーカード機能のスマート

フォンへの搭載等)、マイナンバー制度の利活用推進(マイナンバーカードを

活用した大規模災害時の避難所入退所管理の検証等)

③官データのオープン化

行政保有データの原則公開の徹底、官民連携によるデータを活用した新サー

ビス・新事業の創出・普及の支援

④AI・RPAを活用した業務改革

行政の様々な業務への人工知能技術導入による高度化・効率化、住民・企業

の負担軽減や地域課題の解決、地方公共団体の業務システムの標準化・業務効

率化

⑤デジタル・ガバメント推進のための体制・環境整備

府省横断の推進体制の整備、地方公共団体における制度環境等の整備

⑥世界で一番企業が活動しやすい国の実現

裁判手続等のIT化の推進、貿易手続・港湾物流等の改善、不動産取引関連

サービスのデジタル化、建築関係手続のオンラインによる簡素化、動産担保に

関する法的枠組み及び登記制度の整備

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この中で特に 近、全国の自治体関係者の間でも注目を集め大きな話題とな

っているのが、「④AI・RPAを活用した業務改革」です。

まず、AIについては、全国を見渡すと、例えば、市民からの問合せに対

し、チャットボットと呼ばれる自動応答ロボットが24時間休みなく応答し、

回答を返したり、他に内部事務補助で使われる例として、比較的複雑で経験が

必要だといわれる戸籍事務において、職員が質問をテキスト入力すると、ロボ

ットが過去の事例等から適切な回答を選んでくれることで、新人職員であって

も迅速で正確な事務に資するなど、すでに活用事例が見られます。本市におい

ても、2018年度中にAIを活用して、公道の目まぐるしく移り変わる交通

事情を適宜判断し、運行する「自動運転バス」の実証実験がスタートしていま

す。この実証実験は、公道で一般客を乗せて、3か月間という長期間で継続し

て行うものとしては、全国初の事例であることから、関係者の大きな注目を集

めており、今後の本格的な実用化に向けた発展が期待されています。

他方、RPAはロボティック・プロセス・オートメーションの略称であり、

人間がパソコン上で行う一連の定型事務を、ソフトウェアにより自動化するも

のです。金融業界等の民間ではすでに活用が始まっており、大幅な業務の効率

化を実現するなど多くの成功事例が見られます。自治体においても、数は少な

いですが、実験的に運用に乗り出す例も出始めました。場合によっては、7割

程度の業務効率化につなげられたとの報告もあり、多くの自治体で別途、進め

る働き方改革の一助ともなる可能性を秘めることから、今後、全国で急速に普

及が進むことが予想されます。

こうしたことを踏まえ、本市でも、RPAの情報収集を含め、積極的な活用

について、本格的な検討を行う予定です。

また、「②マイナンバー制度の利便性向上」については、これまでに本市が

進めてきたマイナンバーカードを活用した諸施策のさらなる充実を図るとと

もに、例にもあるとおり、大規模災害時の避難所入退所管理といった新たなマ

イナンバーカードの活用についても研究を重ねていきます。

さらに、今年度は2011年6月から、本市と高崎市、伊勢崎市の三市で情

報交換を始め、業務効率化・経費適正化・業務品質確保を目的に8年を超える

歳月を経て実現した次期基幹情報システムの三市協働利用が2020年1月

から始動するほか、これまで商用光回線が未達であった赤城山大沼湖畔の観光

や産業誘致の活性化のため、事業者が光回線を敷設するための補助を行うなど、

前橋市における Society5.0 の実現に向けて、例年以上に積極的に取り組んで

いきます。

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2 2018年度の主な取組結果

2018年度、本市が行った取組について、主なものを以下のとおり、3点

にまとめました。

(1) マイナンバーカードの利活用と交付申請支援

前年度から研究を重ねてきた「でまんど相乗りタクシー(マイタク)制度」

におけるマイナンバーカード活用について、2018年5月から、一般市民

を対象(マイタク利用資格条件あり)に実運用を開始しました。また、同時

に市役所1階ロビーにマイタクのマイナンバーカード登録申請窓口を設置

しました。本窓口では、マイタク登録のほか、マイナンバーカードの交付申

請の支援、地域経済応援ポイント申請等、マイナンバーカードに係る諸手続

き総合窓口として機能しています。

(2) 認知症等による行方不明等可能性のある高齢者等事前登録制度における

手のひら静脈認証による身元特定

社会問題化する高齢者等の行方不明事案に対して、市役所窓口等で家族等

による申請を受けて、本人の手のひら静脈を電子化して登録し、県警と共有

することで、発見時に迅速な身元特定につなげようとする取組を開始しまし

た。行方不明への対策として、GPSの活用など様々な取組が全国で行われ

ていますが、身元特定に手のひら静脈認証を活用するのは全国的にも先進的

な事例です。

現在、沼田管内との連携により、県下で千人を超える登録者を集め、運用

を行っています。

(3) ㈱NTTドコモとのICTを活用した街づくりに係る連携

2018年5月、本市と㈱NTTドコモは「前橋市におけるICTを活用

したまちづくり推進に関する連携協定」を締結しました。これに基づき、以

下の取組を実施しました。

① 前橋5G等ICT利活用検討推進協議会の発足

② 吉澤NTTドコモ代表取締役社長による協議会発足記念講演の開催

③ 前橋5G等ICT利活用検討推進協議会ワークショップの実施

④ 写真×スポーツイベントプラットフォームの検討(2018年9月の

赤城ヒルクライム大会が荒天中止となったため未実施。2019年4月

の第6回前橋・シティマラソン大会にて実証実験実施予定。)

⑤ AIを活用した地域交通網の 適化実験の実施

⑥ 次世代移動通信システム5Gを活用した救急搬送高度化ソリューシ

ョン実証試験の実施

特に、⑥の5Gを救急搬送時に活用する実証試験は全国初の試みであり、

多くの関係者の耳目を集めました。

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<取組結果一覧>

事業

番号 事 業 名 所管課

成 成果

決算額

(千円)

①ICTマネジメント

ICT資源管理

1-01

マイタク(でまんどタ

クシー)制度における

マイナンバーカード

活用

交通政策課

〇 △ 利用者の利便性向上や市役所、タクシ

ー運転手、事務職員の事務負担の軽減

につなげることができた。利用者数は

1月末時点で 3,054 人であり、さらな

る利便性の周知が必要。

6,486

1-02

マイキープラットフ

ォーム(地域経済応援

ポイント制度)の推進

未来の芽創

造課

情報政策課

〇 △ ポイント交換実績は前年度よりも伸

び悩む。更なる制度周知や活用促進策

の展開が必要。

2,208

1-03 国保健康ポイント事

業の導入

国民健康保

険課

〇 〇 国の保険者努力支援制度の評価指標

の一つとなっており、事業の開始によ

る財源の確保や国保財政の安定運営

に努めた。

2,713

調達管理

1-04 制度改正に伴う各業

務システムの改修

各課・情報

政策課

〇 〇 制度改正までに予定どおりシステム

を改修済み。

12,577

1-05 各業務システムの機

能充実

各課・情報

政策課

〇 〇 業務効率化のため、機能充実を図るた

めの改修を実施済み。

1-06 マイナンバーカード

の交付申請支援 情報政策課

〇 〇 2018年5月からはマイタクのマ

イナンバーカード運用開始に合わせ

て、カード交付申請に加え、マイタク

登録手続きも開始した。

1,219

ICTサービスレベル管理

1-07 三市合同SLM委員

会の運営 情報政策課

〇 〇 三市合同でシステムベンダーと月1

回の定期的な委員会を開催し、大きな

問題もなくシステムの安定稼働を行

うことができた。

業務継続

1-08 業務継続計画の推進 情報政策課

〇 〇 業務マニュアルの時点修正を含めて

見直しを実施した。

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②情報共有・活用

情報共有

2-01

認知症等による行方

不明等可能性のある

高齢者等事前登録制

度における手のひら

静脈認証による身元

特定

長寿包括

ケア課

〇 〇 健康まつりや健康フェスタ等のイベ

ントでの登録会や施設やデイサービ

ス等への出前登録を実施し、累計で2

48名もの方に登録いただき、運用を

行っている。

937

情報発信

2-02 本市ホームページの

再構築 市政発信課

〇 〇 予定どおり再構築を実施し、ウェブア

クセシビリティの向上やマルチデバ

イス対応、緊急時の庁外からのアクセ

ス等、 新の機能を具備した。

28,026

2-03

花火大会の観光客に

向けた会場周辺臨時

駐車場空き情報発信

情報政策課

〇 △ 予定どおり花火大会における臨時駐

車場空き情報と現場からのSNSを

活用したレポートを発信した。一方、

駐車場警備員との無線装置不調によ

り迅速な情報反映に支障が出た。

情報活用

2-04

群馬県公共交通情報

オープンデータ化シ

ステムの活用

交通政策課 〇 〇 2018年12月にオープンデータ

を公開。乗り換え案内サイトでの路線

バス検索が可能となった。2019年

3月には県作成の検索アプリも公開。

350

2-05 母子健康情報サービ

スの利用促進

情報政策課

子育て支援

〇 〇 市内産婦人科とのエコー動画の連携

を開始。パパママ教室での周知等を進

め、登録者数も500人を超え、順調

に増加。

2,484

2-06

官民ビッグデータを

活用したEBPMの

推進

未来の芽

創造課

〇 〇 関係者と共に超スマート自治体研究

協議会を設立、庁内の活用データにつ

いて洗い出しを実施した。

③連携・協働

大学等との連携

3-01 ICTしるくプロジ

ェクトの推進

情報政策課 〇 〇 マイナンバーカードを活用し、意識不

明の患者であっても既往歴等の健康

情報を取得する実証実験を通して、パ

ーソナルヘルスレコード確立の有効

性を確認できた。

事業者等との連携

3-02 こどもプログラミン

グ道場の開催

産業政策課 〇 〇 工場見学とプログラミング学習の2つの

経験を通じて、ものづくりの楽しさ、考

えることの大切さを体験してもらえた。

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凡例説明

事業実施状況 目標達成状況

○… 計画どおりに進んだ

△… 一部計画どおりに進まなかった

○… 達成

△… 未達成(目標に近づけた)

また、このほか、アクションプラン2018には掲載していませんが、20

18年度中に取り組み、成果のあった事業は以下のとおりです。

3-03 スマートフォン用外

国語音声翻訳アプリ

開発への協力

情報政策課 〇 〇 国保課における実証実験を実施し、ア

プリの改善提案を行ったほか、市民課

や観光部門に加え、税部門における

活用も始まった。

3-04 ぐんまプログラミン

グアワードへの支援

未来の芽

創造課

学校教育課

情報政策課

〇 〇 予定どおり実施し、イベントの充実と盛

り上がりに資することができた。

2,000

3-05 市内郵便局における

マイナポータル用端

末の設置

情報政策課 〇 〇 広報へのチラシ折込みなどにより、市

民の間でも周知が広がり、申請数を伸

ばすことができた。

他自治体等との連携

3-03 次期情報システム共

同利用事業

情報政策課 〇 〇 公募型プロポーザルにより選定した

事業者と契約を締結し、三市の主管課

で構成される業務ワーキンググルー

プと受注者によってパッケージ機能

確認工程を完了した。

68,304

事業名 所管課 成果 決算額

(千円)

NTTドコモとのICTを活

用した街づくりに係る連携

情報政策課 2018年5月に、NTTドコモとの「前橋市

におけるICTを活用したまちづくり推進に

関する連携協定」を締結。これを記念し、同社

吉澤社長の記念講演会を皮切りに、AIを活用

した地域交通網の 適化や5Gを活用した救

急搬送高度化ソリューションの実証試験を実

施した。

Web×IoTメイカーズチ

ャレンジへの協力

情報政策課 総務省と協力し、主に大学生を対象に IoT の利

活用能力育成を目的に講習会とハッカソンの

2段階でイベントを実施し、IoT 利活用のため

の人材育成に資することができた。

ぐんまプログラミング教育推

進協議会への参画

情報政策課

青少年課

プログラミング人材の育成を目的として産官

学が参加する「ぐんまプログラミング教育推進

協議会」への参加。地域ICTクラブ、ぐんま

こどもICT検定の設立、運営の検討、実施を

行い、人材育成を図った。

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3 2019年度の取組概要

2019年度も、引き続き前橋市情報化推進基本方針の基本目標である「I

CTマネジメント」「情報共有・活用」「連携・協働」の3つの柱に基づき、本

市の情報化を進めていきます。また、以下については、それぞれにおいて特徴

的な事業について、重点的に取り込むこととしてとりあげています。

①ICTマネジメント

今後、行政事務分野での普及が予想されるRPAについて、導入に向け

た情報収集や、どんな業務に活用すれば 大限効果が発揮できるのか、又

はできないのかといった閾値の見極めといった研究に着手します。

また、情報セキュリティを確保するため、本市では初めて外部監査を実

施します。具体的には2018年度中に教育委員会から情報政策課へ移管

された教育情報ネットワーク運用管理の分野において、外部人材による監

査を実施する予定です。

この他、次期データプリント委託により、年度初めの納税通知書等の送

付業務について大幅な効率化を実現するほか、マイナンバーカードの活用

施策について、引き続き充実を図ります。

②情報共有・活用

これまで商用光回線が未達であった赤城山大沼湖畔において、四季折々

の自然の魅力をリアルタイムで発信することで、観光や産業誘致の活性化

につなげるため、事業者が光回線を敷設するための補助を実施します。

また、前年度から始まった交通分野において、AIを活用し、路線バス

の自動運転やデマンドバスの配車を行う取組についても、継続して運用を

行います。

さらに、マイナンバーカードの電子証明書を活用した行政手続ワンスト

ップサービスについても、準備の整った手続きから開始します。

この他、ICTしるくプロジェクトや官民ビッグデータ活用についても

引き続き取組を進めます。

③ 連携・協働

昨年5月に本市がNTTドコモと締結した「ICTを活用した街づく

り推進に関する連携協定」に基づき、新年度においても引き続き取組を

推進します。特に早ければ2020年を待たずに商用利用が始まるとさ

れる次期移動通信システム5Gを活用した実証実験については、本市の

特性を活かした救急搬送ソリューション等、さらなる可能性についても

研究を行います。

また、いよいよ2020年1月から三市共同利用による自治体クラウ

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ド式基幹系情報システムが稼働します。これは、数年にわたって、本市

と高崎市及び伊勢崎市で検討を重ねてきた事業であり、三市人口総計が

100万人弱規模の自治体同士の事例として、全国でも特に注目を集め

ています。

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(1) 実施事業一覧

分野 分 類 事業名

事業

番号 所管課

ICTマネジメント

情報システム全体 適化 RPA導入に向けた研究 1-01 情報政策課

情報セキュリティの確保 セキュリティ外部監査の実施 1-02 情報政策課

ICT資源管理 次期データプリント委託事業の実施 1-03 情報政策課

ICT資源管理 地域経済応援ポイントの活用促進 1-04 未来の芽創造課

ICT資源管理 マイナンバーカードを活用したでま

んど相乗りタクシーの運営1-05 交通政策課

調達管理 図書館システムの更新 1-06 図書館

調達管理 マイナンバーカードの多目的利用・

普及促進1-07 情報政策課

調達管理 制度改正に伴う各業務システムの改

修1-08

各課対応・情報

政策課

調達管理 各業務システムの機能充実 1-09各課対応・情報

政策課

ICT サービスレベル管理 三市合同SLM委員会の運営 1-10 情報政策課

業務継続 業務継続計画の推進 1-11 情報政策課

情報共有・活用

情報共有行政手続ワンストップサービスの開

始2-01 情報政策課

情報共有 ICTしるくプロジェクトの推進 2-02 情報政策課

情報発信赤城山大沼周辺光ファイバ等整備事

業への補助2-03 情報政策課

情報活用官民ビッグデータを活用したEBP

Mの推進 2-04 未来の芽創造課

情報活用 自動運転バスの実証 2-05 交通政策課

情報活用 AI活用による地域交通の 適化 2-06 交通政策課

連携・協働

大学等の連携 IoTに係る地域の人材育成 3-01 情報政策課

事業者等との連携 NTTドコモとの連携 3-02 情報政策課

他自治体等との連携 交通系ICカード導入に向けた支援 3-03 交通政策課

他自治体等との連携 自治体クラウド事業への移行 3-04 情報政策課

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(2) 個別実施事業

① ICTマネジメント

事業名 RPA導入に向けた研究 事業番号 1-01

分類 情報システム全体 適化 所管課 情報政策課

事業の概要

RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を活用して、業

務の効率化を図るため、導入可否に向けた事務の洗い出しを実施する。

年度目標

(対応期限)

年度内にテスト運用を開始する。

予算額 未定

スケジュール

4月~6月 7月~9月 10月~12月 1月~3月

事業名 セキュリティ外部監査の実施 事業番号 1-02

分類 情報セキュリティの確保 所管課 情報政策課

事業の概要

教育情報ネットワークに対し、第三者による外部監査を実施し、セキュ

リティを確保する。

年度目標

(対応期限)

年度内のセキュリティ監査の実施

予算額 1,500,000 円

スケジュール

4月~6月 7月~9月 10月~12月 1月~3月

テスト運用

監査計画の作成

情報収集

監査の実施

報告書作成

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事業名 次期データプリント委託事業の実施 事業番号 1-03

分類 ICT資源管理 所管課 情報政策課

事業の概要

前橋市、伊勢崎市の二市で納税通知書等に UCD(ユニバーサルコミュニケ

ーションデザイン)を導入することで市民サービス向上につなげるとと

もに、各種通知書をA4汎用紙やハガキに変更し郵便局に直接納品して

発送することで経費の削減につなげる。

年度目標

(対応期限)

二市で共通化できるデザインを採用し、次期システムの稼働に合わせて、

2020年1月から次期データプリント委託事業を開始する。

予算額 26,104,000 円

スケジュール

4月~6月 7月~9月 10月~12月 1月~3月

事業名 地域経済応援ポイントの活用促進 事業番号 1-04

分類 ICT資源管理 所管課 未来の芽創造

事業の概要

国のマイナンバーカードを活用した消費活性化策(2020年夏頃)に

向け、市民や商店主への周知・広報を行い、前橋ポイントの利用を促進

させる。

年度目標

(対応期限)

前橋ポイントへの年間交換額 500,000 円

予算額 493,000 円

スケジュール

4月~6月 7月~9月 10月~12月 1月~3月

事業検討

事業運用

周知及び利用促進策検討

継続運用

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事業名 マイナンバーカードを活用したでまん

ど相乗りタクシーの運営 事業番号 1-05

分類 ICT資源管理 所管課 交通政策課

事業の概要

マイタク利用に使う紙帳票をマイナンバーカード1枚に機能を統合し、

利用者の利便性とタクシー事業者や市の業務効率化に資する。

年度目標

(対応期限)

利用者の3割をマイナンバーカード運用に切り替える。

予算額 229,609,000 円

スケジュール

4月~6月 7月~9月 10月~12月 1月~3月

事業名 図書館システムの更新 事業番号 1-06

分類 調達管理 所管課 図書館

事業の概要

図書館システムの更新を図り、業務の効率化を図る。

年度目標

(対応期限)

年度内の稼働を実施する。

予算額 39,854,000 円

スケジュール

4月~6月 7月~9月 10月~12月 1月~3月

業者選定

システム運用

システム構築・移行

継続運用

事業周知

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事業名 マイナンバーカードの多目的利用・普及

促進 事業番号 1-07

分類 調達管理 所管課 情報政策課

事業の概要

本市における実情や住民ニーズを踏まえ、マイナンバーカードを活用し

た市民の利便性や行政サービスの効率性向上のため、マイナンバーカー

ドの多目的利用を検討し、マイナンバーカードの普及促進を図る。

年度目標

(対応期限)

全国平均の普及率を上回る。

予算額 ―円

スケジュール

4月~6月 7月~9月 10月~12月 1月~3月

普及啓発・多目的利用の検討

申請窓口の運用

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事業名 制度改正に伴う各業務システムの改修 事業番号 1-08

分類 調達管理 所管課 各課対応・情報

政策課

事業の概要

各種制度改正に伴い、各業務システムの改修等を実施する。

年度目標

(対応期限)

各種制度改正の対応期限までにシステム改修を実施する。

予算額 ―

スケジュール

4月~6月 7月~9月 10月~12月 1月~3月

●制度改正に伴い改修を実施する業務システム一覧

各システム消費税率変更対応 情報政策課

団体内統合宛名システム

住基ネットシステム

住基ネット中間サーバー機器更改

児童扶養手当システム 子育て支援課

介護保険システム 介護保険課

住民税システム 市民税課

事業所税システム

法人市民税システム

地方税電子申告支援サービス(eLTAX)

固定資産税システム 資産税課

国民健康保険税システム 国民健康保険課

国民健康保険資格システム

選挙システム 選挙管理員会事務局

※随時、適切な時期までにシステム改修を終了する。

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事業名 各業務システムの機能充実 事業番号 1-09

分類 調達管理 所管課 各課対応・情報

政策課

事業の概要

業務の効率化を図るため、各業務システムについて改修を行い、機能を

充実させるもの

年度目標

(対応期限)

各業務システムのタイミングに合わせて、改修を行い、システムを稼働 させる。

予算額 ―

スケジュール

4月~6月 7月~9月 10月~12月 1月~3月

●機能充実のために改修を実施する業務システム一覧

障害福祉システム 障害福祉課 Windows10 対応するためのシステム改修

戸籍システム 情報政策課 Windows10 対応するためのシステム改修

生活保護システム 社会福祉課 Windows10 対応するためのシステム改修

子ども子育てシステム 子育て支援課 Windows10 対応するためのシステム改修

子ども子育てシステム 子育て施設課 新システムへのデータ移行

介護給付適正化支援パッ

ケージシステム 介護保険課

介護給付費適正化事業強化に伴うシステ

ム新規開発

データ連携システム

(eLTAX) 市民税課 税務署との申告書データ連携に伴う改修

画像管理システム 市民税課 課税資料の画像化管理に伴うシステム新

規開発

家屋評価システム 資産税課 原家屋評価システム保守サポート終了に

伴う再開発

国民健康保険資格システ

ム 国民健康保険課

各証に被保険者氏名のフリガナを併記で

きるように機能追加

学校給食管理システム 教育委員会事務

局総務課 基幹システムとのデータ連携仕様改修

※各業務システムのタイミングに合わせて、システム改修を終了する。

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事業名 三市合同SLM委員会の運営 事業番号 1-10

分類 ICTサービスレベル管理 所管課 情報政策課

事業の概要

基幹情報システムのホスティングサービスを円滑に行うため、受託者で

あるシステムベンダーとの間で相互の役割や基準となる管理指標を設定

したSLA(サービスレベル合意書)をもとに、本市、高崎市及び伊勢

崎市の三市で合意事項の遵守状況と共通の課題に取り組むSLM(サー

ビスレベルマネジメント)委員会を運営する。

年度目標

(対応期限)

年度内を通して、月1回の定期的な委員会を開催し、システムベンダー

からの運用状況報告を受け、システムの安定稼働を図る。

予算額 ―

スケジュール

4月~6月 7月~9月 10月~12月 1月~3月

定期的な委員会

の開催

年間評価会議

の開催

事業名 業務継続計画の推進 事業番号 1-11

分類 業務継続 所管課 情報政策課

事業の概要

情報政策課において災害時の対応訓練を実施し、訓練結果とマニュアル

を照らし合わせ、適時更新を行うとともに、危機管理部門との連携を図

る。

年度目標

(対応期限)

より実践的な訓練を実施し、問題点を洗い出し、マニュアルへ反映させ

る。

予算額 ―

スケジュール

4月~6月 7月~9月 10月~12月 1月~3月

訓練実施

結果検証

システムベンダーへの監査実施

マニュアル申請

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②情報の共有・活用

事業名 行政手続ワンストップサービスの開始 事業番号 2-01

分類 情報共有 所管課 情報政策課

事業の概要

行政手続きについて、マイナンバーカードの電子証明書機能を活用し、

ワンストップで電子申請を行えるようにすることで、市民の利便性向上

を図る。

年度目標

(対応期限)

準備の整った手続から年度内にサービスを開始する。

予算額 ―

スケジュール

4月~6月 7月~9月 10月~12月 1月~3月

事業名 ICTしるくプロジェクトの推進 事業番号 2-02

分類 情報共有 所管課 情報政策課

事業の概要

就学前乳幼児を持つ保護者を対象に、母子健康手帳に記載の一部内容

(健康診査、予防接種)について、インターネットを通じて提供する

「母子健康情報サービス」をもとに、市民の健康情報を一元化するパ

ーソナルヘルスレコードの構築を目指す。

年度目標

(対応期限)

年度内にパーソナルヘルスレコードの基となる記録項目を追加する。

予算額 2,480,000 円

スケジュール

4月~6月 7月~9月 10月~12月 1月~3月

稼働準備

システム運用

継続運用及び機能充実の検討

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事業名 赤城山大沼周辺光ファイバ等整備事業へ

の補助 事業番号 2-03

分類 情報発信 所管課 情報政策課

事業の概要

赤城山大沼周辺の活性化のため、民間事業者が実施する光ファイバの敷

設工事を支援する。

年度目標

(対応期限)

事業者による敷設工事を年度内に完了させる。

予算額 20,000,000 円

スケジュール

4月~6月 7月~9月 10月~12月 1月~3月

業者選定

補助支払

事業名 官民ビッグデータを活用したEBPM

の推進 事業番号 2-04

分類 情報活用 所管課 未来の芽創造課

事業の概要

地域課題の解決に対して官民ビッグデータを活用する手法を確立し、科

学的根拠に基づく政策立案(EBPM)を実現する

年度目標

(対応期限)

仕組みの構築(課題に対する解決策の検討、庁内における試行等)

予算額 1,040,000 円

スケジュール

4月~6月 7月~9月 10月~12月 1月~3月

敷設工事

課題検討 解決策の試行

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事業名 自動運転バスの実証 事業番号 2-05

分類 情報活用 所管課 交通政策課

事業の概要

市内の基幹的バス路線で実施する自動運転実証実験において、運行エリ

アの拡大や安全性の確保等に係る支援を行う。

年度目標

(対応期限)

自動運転区間の拡大を実現し、継続して実証実験を実施する。

予算額 3,500,000 円

スケジュール

4月~6月 7月~9月 10月~12月 1月~3月

拡大実施

事業名 AI活用による地域交通の 適化 事業番号 2-06

分類 情報活用 所管課 交通政策課

事業の概要

ふるさとバス、るんるんバス、城南地区地域内交通に AI 配車システムを

導入し、効率上 適な配車に資する。

年度目標

(対応期限)

年間利用者を前年比10%アップ

予算額 7,000,000 円

スケジュール

4月~6月 7月~9月 10月~12月 1月~3月

実施地域追加

運用継続実施

実証実験継続

区間拡大準備

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③連携・協働

事業名 IoTに係る地域の人材育成 事業番号 3-01

分類 大学等の連携 所管課 情報政策課

事業の概要

本格的なIoT活用時代の到来を見据え、国・大学・企業・団体等との

連携体制を整備し、IoTを活用して新たなサービスやコンテンツを開

発することのできる人材育成を図る。

年度目標

(対応期限)

人材育成のためのイベントを実施

予算額 ―

スケジュール

4月~6月 7月~9月 10月~12月 1月~3月

イベント実施

事業名 NTTドコモとの連携 事業番号 3-02

分類 事業者等との連携 所管課 情報政策課

事業の概要

2018年5月に締結したNTTドコモとの「ICTを活用したまちづ

くり推進に関する連携協定」に基づき、NTTドコモの持つ様々なIC

Tソリューションを実験的に活用することで、本市の地域課題の解決に

つなげる。

年度目標

(対応期限)

実証実験を実施し、実運用への成果を得る。

予算額 ―

スケジュール

4月~6月 7月~9月 10月~12月 1月~3月

実験実施

実験実施

イベント準備

実証実験の検討

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事業名 交通系 IC カード導入に向けた支援 事業番号 3-03

分類 他自治体等との連携 所管課 交通政策課

事業の概要

バス事業者が交通系 IC カードを導入するにあたり、市が運行委託してい

る 3路線に対し、県と協調して支援する。

年度目標

(対応期限)

年度内の実現を図る。

予算額 7,563,000

スケジュール

4月~6月 7月~9月 10月~12月 1月~3月

補助

事業名 自治体クラウド事業への移行 事業番号 3-04

分類 他自治体等との連携 所管課 情報政策課

事業の概要

前橋市、高崎市及び伊勢崎市(三市)で合意した共同利用事業の推進体

制をもとに、2020年1月から次期情報システムの共同利用を『自治

体クラウド事業』として実施する。

年度目標

(対応期限)

2020年1月の自治体クラウドの稼働に向け、稼働後の運用手順やサ

ービスレベルを事業者と合意し、移行期間の工程をスケジュールどおり

に実施する。

予算額 54,863,000

スケジュール

4月~6月 7月~9月 10月~12月 1月~3月

新システム稼働

継続運用

移行準備

事業者での導入準備