各国・地域の実質gdp伸び率の推移...(図表1-1)...

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(図表1-1) 各国・地域の実質GDP伸び率の推移 景気は世界的に拡大を続けている。特に、BRICs を始めとする新興 国の高成長が目を引く。 (注)NIEs、ASEANの伸び率は、それぞれの構成国の伸び率を 日本の輸出に占める割合で加重平均して算出。 各国・地域の実質GDP伸び率の推移 -3.0 -1.0 1.0 3.0 5.0 7.0 9.0 11.0 02/1Q 3Q 03/1Q 3Q 04/1Q 3Q 05/1Q 3Q 06/1Q 3Q (前期比・年率換算、%) ユーロエリア -3.0 -1.0 1.0 3.0 5.0 7.0 9.0 11.0 02/1Q 3Q 03/1Q 3Q 04/1Q 3Q 05/1Q 3Q 06/1Q 3Q (前年比、%) インド ブラジル 中 国 ロシア ASEAN NIEs

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  • (図表1-1)

    各国・地域の実質GDP伸び率の推移

    景気は世界的に拡大を続けている。特に、BRICs を始めとする新興

    国の高成長が目を引く。

    (注)NIEs、ASEANの伸び率は、それぞれの構成国の伸び率を  日本の輸出に占める割合で加重平均して算出。

    各国・地域の実質GDP伸び率の推移

    -3.0

    -1.0

    1.0

    3.0

    5.0

    7.0

    9.0

    11.0

    02/1Q 3Q 03/1Q 3Q 04/1Q 3Q 05/1Q 3Q 06/1Q 3Q

    (前期比・年率換算、%)

    米 国

    ユーロエリア

    日 本

    英 国

    -3.0

    -1.0

    1.0

    3.0

    5.0

    7.0

    9.0

    11.0

    02/1Q 3Q 03/1Q 3Q 04/1Q 3Q 05/1Q 3Q 06/1Q 3Q

    (前年比、%)インド

    ブラジル

    中 国ロシア

    ASEAN

    NIEs

  • (図表1-2)

    世界の経済成長への寄与度

    世界の経済成長への寄与度は、先進国よりも、その他の新興国

    (BRICs を含む)の方が大きい。

    世界の実質 GDP 伸び率への寄与度

    世界の GDP に占め

    るウエイト<A>

    GDP 伸び率

    <B>

    寄与度

    <=A×B>

    (2005 年) (2006 年予測) (2006 年予測)

    世界全体 100.0% 5.1% 5.1%

    先進国(注) 52.3% 3.1% 1.6%

    うち米国 20.1% 3.4% 0.7%

    うちEU 14.8% 2.4% 0.4%

    うち日本 6.4% 2.7% 0.2%

    その他の新興国

    (含む BRICs) 47.7% 7.3% 3.5%

    (データ)IMF、“World Economic Outlook”、2006 年 9 月

    (注)IMF 統計では、以下の計 29 ヶ国を先進国として分類。

    G7(日、米、英、独、仏、イタリア、カナダ)、オーストリア、

    ベルギー、フィンランド、ギリシャ、アイルランド、ルクセン

    ブルク、オランダ、ポルトガル、スペイン、スイス、デンマー

    ク、アイスランド、ノルウェー、スウェーデン、キプロス、イ

    スラエル、NIEs(香港、韓国、シンガポール、台湾)、オース

    トラリア、ニュージーランド

  • (図表2)

    グローバル株価の動向

    米ダウ指数が企業業績の好調や M&A に絡んだ株買いから既往最高値

    を更新するなど主要国の株価が上昇。一部新興国の株価も、高い経

    済成長や企業収益の好調等を背景に既往最高値を付けるなど、世界

    同時株高がみられている。

    4000

    6000

    8000

    10000

    12000

    14000

    16000

    96/1月

    97/1月

    98/1月

    99/1月

    00/1月

    01/1月

    02/1月

    03/1月

    04/1月

    05/1月

    06/1月

    0

    1000

    2000

    3000

    4000

    5000

    6000米ダウ株価指数(左軸)

    米ナスダック株価指数(右軸)

    (ドル) (ドル)

    2000

    3000

    4000

    5000

    6000

    7000

    8000

    96/1月

    97/1月

    98/1月

    99/1月

    00/1月

    01/1月

    02/1月

    03/1月

    04/1月

    05/1月

    06/1月

    6000

    10000

    14000

    18000

    22000

    FT100株価指数(左軸)

    日経平均株価指数(右軸) (円)(ポンド)

    100

    150

    200

    250

    300

    350

    400

    96/1月

    97/1月

    98/1月

    99/1月

    00/1月

    01/1月

    02/1月

    03/1月

    04/1月

    05/1月

    06/1月

    MSCI All Country World Index(注)

    (注)世界48ヶ国(06/6月時点。先進国と新興国のいずれをも含む) の株価指数で構成されるグローバルな株価インデックス。

    (資料)ブルームバーグ

  • (図表3)

    日本経済の動向

    日本経済は、基調としては内需と外需がともに増加し、展望レポー

    トの標準シナリオにほぼ沿って、緩やかに息の長い拡大を継続。

    実質GDP前期比伸び率と各需要項目の寄与度

    ▲ 1.0

    ▲ 0.5

    0.0

    0.5

    1.0

    1.5

    2.0

    2.5

    02/1Q 3Q 03/1Q 3Q 04/1Q 3Q 05/1Q 3Q 06/1Q 3Q

    輸出

    設備投資

    個人消費

    実質GDP前期比

    (%)

    (参考)

    (注)1. GDPギャップは、06年度上期は、4~6月の値。2. 設備・雇用判断加重平均D.I.は、設備や雇用の過剰度合いに対する企業の実感からGDPギャップと類似の指標を作成したもの。具体的には、生産・営業用設備判断D.I.と雇用人員判断D.I.を資本・労働分配率(90~04年度平均)で加重平均して求めた。なお、生産・営業用設備判断D.I.の調査対象は、90/3Q以前は製造業に限られていた。このため、非製造業にまで調査対象が拡大された90/4Q以降について、上記計数を算出している。また、旧ベースは2003年12月調査以前、新べースは2003年12月以降、それぞれ存在する。

    G D P ギ ャ ッ プ の 推 移

    -6

    -4

    -2

    0

    2

    4

    6

    8

    83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05

    -40

    -30

    -20

    -10

    0

    10

    20

    30

    GDPギャップ(左目盛)

    設備・雇用判断加重平均D.I.(右逆目盛)

    (「過剰」-「不足」、%ポイント)(%)

    年度

    06

  • (図表4)

    企業収益の動向

    企業の収益力が強化される中で、今年度の経常利益は 5 期連続の増

    益となる見込み。もっとも、企業は先行きについて保守的な姿勢を

    堅持。

    経常利益(前年比)の推移 (単位:%)

    02年度 03年度 04年度 05年度 06年度

    (計画)

    全産業 16.4 14.4 20.3 12.3 1.8

    大企業 21.1 15.1 21.2 13.3 1.7

    中小企業 14.8 9.8 16.7 9.3 1.0

    製造業 34.9 23.2 27.7 14.6 1.8

    大企業 38.2 20.3 27.6 16.5 1.4

    中小企業 45.6 35.7 23.2 8.4 0.6

    非製造業 7.3 8.7 14.9 10.3 1.9

    大企業 9.1 10.7 15.2 10.0 2.0

    中小企業 5.7 2.2 14.1 9.7 1.2

    (注)06 年度計画は 06/9 月調査時点。対象は金融機関を除く全国の企業 9,863

    社(うち製造業 4,096 社、非製造業 5,767 社)

    (資料)日本銀行「全国企業短期経済観測調査」

    売上高経常利益率の推移

    (資料)日本銀行「全国企業短期経済観測調査」

    1.0

    1.5

    2.0

    2.5

    3.0

    3.5

    4.0

    4.5

    5.0

    5.5

    6.0

    82 84 86 88 90 92 94 96 98 00 02 04 06

    全産業

    製造業

    非製造業

    (%)

    3.97

    年度

    3.7 3.744.01

  • (図表5)

    モノ作りを大切にする日本

    日本ではモノ作りが大切にされ、製造業が依然として 2 割以上のウエ

    イトを維持。特に、国際競争力のある重厚長大産業が多いことから、

    世界的なインフラ整備・工業化に伴いそれらに関連する財の輸出増加

    等を通じて日本経済にプラスに作用する面がある。

    日米の製造業の比率

    (注1)日本の直近値は2004年。

    (注2)日本はGDP統計の経済活動別国内総生産(名目)を利用して作成。

        80年以降のデータは、93SNAベース。それ以前のデータは68SNAベース。    米国はNAICS分類の業種別GDPに基づき算出。

    2523

    20

    1615

    12

    35 36

    2827

    22 21

    5

    10

    15

    20

    25

    30

    35

    40

    1960年 1970年 1980年 1990年 2000年 2005年

    米 国

    日 本

    (%)

  • (図表6)

    わが国の輸出相手国

    日本の輸出額に占める米欧向けのウエイトが低下する一方、中国を

    始めとする新興国向けは、そのインフラ整備や工業化に伴う設備機

    械、自動車・同部品等の輸出増加を受けウエイトを高めている。

    (資料)日本関税協会「外国貿易概況」

    (資料)日本関税協会「外国貿易概況」(注1)EU(93年成立)の90年の計数は、現在の加盟国ベースに調整。(注2)ロシアの90年は、ソ連の計数。

    米国(23)

    0%

    10%

    20%

    30%

    40%

    50%

    60%

    70%

    80%

    90%

    100%

    1990年 1995年 2000年 2005年 06/1-9月

    わが国の相手国別輸出ウエイト

    EU(15)

    中国(14)

    NIEs(24)

    ASEAN(12)

    その他(7)アフリカ(2)ブラジル、ロシア、インド(2)中東(3)

    0

    10

    20

    30

    40

    50

    60

    70

    1990年 1995年 2000年 2005年 06/1-9月

    わが国の相手国別輸出額(兆円)

    米国

    EU

    中国

    NIEs

    ASEAN

    その他アフリカブラジル、ロシア、インド中東

  • (図表7-1)

    日本企業のグローバル化(1)

    日本企業は、ITも活用しながら、グローバル展開を一段と進めて

    いる。

    日本企業の海外売上高比率の推移

    2.9 3.13.9

    4.75.4

    6 5.6 5.8

    6.97.9 8.3

    10.41111.6 11.4 11.8

    14.615.6

    16.217.1

    14.3

    0

    5

    10

    15

    20

    85年度 87年度 89年度 91年度 93年度 95年度 97年度 99年度 01年度 03年度 05年度

    (%)

    (注)海外売上高比率

    =海外現法の売上高/(海外現法売上高+国内法人売上高)×100

    (データ)経済産業省「平成 17 年海外事業活動基本調査」

  • (図表7-2)

    日本企業のグローバル化(2)

    海外の売上高や利益が全体の6~7割あるいはそれ以上に達する企業

    も増えている。

    (参考)海外地域での売上高の比率が高い企業(一例)

    (%)

    06/9 月

    中間期 米州 欧州 アジア・

    その他

    02/3 月期

    トヨタ自動車 74.6 37.9 13.8 22.9 63.1

    スズキ 68.0 15.6 24.3 28.0 52.8

    東芝 51.1 14.6 11.7 24.7 38.1

    リコー 50.1 20.6 23.0 6.5 46.0

    コマツ 73.2 29.3 15.5 28.4 53.8

    三菱重工業 49.2 12.9 9.1 26.9 35.6

    武田薬品工業 48.5 32.1 14.6 1.8 34.7

    信越化学工業 68.9 23.8 12.3 32.8 57.6

    資生堂 30.7 6.9 11.4 12.4 22.4

    (注)地域別の数字は企業側の区分と完全には一致しない。

    (資料)日本経済新聞(06/11/17 日付記事)

    (参考)海外地域での営業利益の比率が高い企業(一例)

    (%)

    順位 社名 比率 順位 社名 比率1 ローム 81 6 HOYA 59 2 三井物産 70 7 ホンダ 58 3 ヤマハ発動機 69 8 日産自動車 57 4 丸紅 64 9 スズキ 51 5 豊田通商 60 10 双日、コマツ 48

    (注)05 年度決算ベース。

    (資料)日本経済新聞(06/7/12 日付記事)

  • (図表8-1)

    設備投資の動向

    設備投資は幅広い業種で増加。また、企業規模別にみても、大企業のみならず中堅中小企業の増加も見込まれる。

    設備投資の増減率

    (単位:前年比%)

    05 年度 (実績)

    06 年度 (計画) 備考

    全 産 業 + 8.5 +12.9 ― 製 造 業 +15.3 +21.8 13 業種中 12 業種でプラス 非 製造業 4.7 + 7.4 9 業種中 8業種でプラス

    (資料)日本政策投資銀行「2006年度設備投資計画調査の概要」(06/8月)

    設備投資の伸び率・寄与度(前年比)

    -12.00

    -8.00

    -4.00

    0.00

    4.00

    8.00

    12.00

    99 00 01 02 03 04 05 06計画

    非製造業(中堅・中小企業)

    非製造業(大企業)

    製造業(中堅・中小企業)

    製造業(大企業)

    全体

    (前年比伸び率及び寄与度、%)

    年度

    (注)2002年度までは土地を含み、ソフトウェアを除く。   2003年度からは土地を除き、ソフトウェアを含む。

    (資料)日本銀行「全国企業短期経済観測調査」

  • (図表8-2)

    設備不足感

    製造業の設備過剰感は解消し、不足感が出てきている。こうしたも

    とで、ヴィンテージの長い設備が多くなっていることから、その代

    替設備への投資や、補修・改修、さらには能力増強のための投資が

    必要となっている。

      (資料)日本銀行「全国企業短期経済観測調査」

    生産・営業用設備判断D.I.の推移

    (製造業ベース)

    ▲ 20

    ▲ 15

    ▲ 10

    ▲ 5

    0

    5

    10

    15

    20

    25

    30

    35

    89年 90年 91年 92年 93年 94年 95年 96年 97年 98年 99年 00年 01年 02年 03年 04年 05年 06年

    (「過剰」-「不足」・%ポイント)

  • (図表8-3)

    キャッシュフローと設備投資

    企業はこれまで潤沢なキャッシュフローを主に有利子負債の返済に

    充ててきたが、最近では、設備投資の原資としたり、自社株消却・

    増配といった株主還元に振り向けている。設備投資はキャッシュフ

    ロー対比でみると引き続き抑制的であるが、それだけに息の長い拡

    大が続く可能性がある。

    設備投資・キャッシュフロー比率の推移(全産業ベース)

    50

    60

    70

    80

    90

    100

    110

    120

    130

    140

    150

    └80└81└82└83└84└85└86└87└88└89└90└91└92└93└94└95└96└97└98└99└00└01└02└03└04└05└06年度半期

    (%)

    設備投資 > キャッシュフロー

    設備投資 < キャッシュフロー

    直近06/2Q

    (注)設備投資・キャッシュフロー比率=名目設備投資額/キャッシュフロー

    キャッシュフロー=減価償却費+経常利益×1/2

    (資料)財務省「法人企業統計季報」

  • (図表8-4)

    製造業の生産能力

    企業が増産投資に慎重であることを反映して、製造業の生産能力指

    数は引続き最近のボトムに近い水準に止まっている。

    (資料)経済産業省

    製造工業生産能力指数

    70

    80

    90

    100

    110

    1980年1月

    1982年1月

    1984年1月

    1986年1月

    1988年1月

    1990年1月

    1992年1月

    1994年1月

    1996年1月

    1998年1月

    2000年1月

    2002年1月

    2004年1月

    2006年1月

    (00年=100)

  • (図表9-1)

    所得環境(1)

    労働需給が引締まるもとで、雇用者数が着実に増え、所定外賃金や

    賞与は増加しているが、所定内賃金は前年比ゼロ%近傍で推移して

    いる。

    (資料)日本銀行「全国企業短期経済観測調査」

    (全産業ベース)企業の雇用人員判断D.I.の推移

    ▲ 50

    ▲ 40

    ▲ 30

    ▲ 20

    ▲ 10

    0

    10

    20

    30

    89年 90年 91年 92年 93年 94年 95年 96年 97年 98年 99年 00年 01年 02年 03年 04年 05年 06年

    (「過剰」-「不足」・%ポイント)

    (注)1. 第1四半期:3~5月、第2:6~8月、第3:9~11月、第4:12~2月。2. 2006/3Qは、9月の前年同月比。

    (資料) 厚生労働省「毎月勤労統計」

    雇 用 者 所 得 の 内 訳

    -6

    -4

    -2

    0

    2

    4

    9 7 9 8 9 9 0 0 0 1 0 2 0 3 0 4 0 5 0 6

    常用労働者数 所定内給与

    所定外給与 特別給与

    雇用者所得

    (前年同期比、寄与度、%)

  • (図表9-2)

    所得環境(2)

    ・労働分配率は最近のボトム圏内で推移している。

    ・配当所得は目にみえて増加している。

    (注) 労働分配率=雇用者報酬/名目GDP

    労働分配率

    48

    49

    50

    51

    52

    53

    54

    55

    56

    └80└81└82└83└84└85└86└87└88└89└90└91└92└93└94└95└96└97└98└99└00└01└02└03└04└05└06

    (季調済、%)

        

    企業の配当支払額

    1.5

    2.0

    2.5

    3.0

    3.5

    4.0

    4.5

    90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05

    東証上場会社(各年度3月決算会社、除く金融業)

    (兆円)

    年度

     (注)東証上場会社の値は、各年度末時点で東京証券取引所に上場している3月期決算会社の  集計値(2005年度末は1,585社)。

    (資料)東京証券取引所

  • (図表9-3)

    新興市場株価の動向

    昨年末にみられた新興市場株価の急騰による資産効果は、本年入り後

    の株価下落により剥落し、むしろ逆資産効果が働いている面もある。

    (資料)ブルームバーグ

    1000

    1500

    2000

    2500

    3000

    05/10月

    05/11月

    05/12月

    06/1月

    06/2月

    06/3月

    06/4月

    06/5月

    06/6月

    06/7月

    06/8月

    06/9月

    06/10月

    06/11月

    80001000012000140001600018000200002200024000

    東証マザーズ指数(左軸)

    日経平均株価指数(右軸)

    (円) (円)

    5060708090100110120130140150

    05/10月

    05/11月

    05/12月

    06/1月

    06/2月

    06/3月

    06/4月

    06/5月

    06/6月

    06/7月

    06/8月

    06/9月

    06/10月

    06/11月

    ジャスダック指数

    (円)

    1500

    2000

    2500

    3000

    3500

    4000

    4500

    05/10月

    05/11月

    05/12月

    06/1月

    06/2月

    06/3月

    06/4月

    06/5月

    06/6月

    06/7月

    06/8月

    06/9月

    06/10月

    06/11月

    大証ヘラクレス指数

    (円)

  • (図表10)

    個人消費の動向

    個人消費はモノ、サービスいずれも底固く推移しているが、回復は

    緩やかに止まっている。

    個人消費関連指標 (前年比、%)

    05 年度 06/4~6 月 7~9 06/7 月 8 9 10

    消費支出(実質・全世帯) ( -0.5) ( -1.5) ( -3.9) ( -1.3) ( -4.3) ( -6.0)

    小売業販売額(実質) ( 1.7) ( -0.6) ( -0.8) ( -0.9) ( -0.9) ( -0.7)

    乗用車新車登録台数(含む軽) ( 0.1) ( -4.6) ( -4.5) ( -6.2) ( -2.5) ( -4.3) ( -3.6)

    家電販売(商業販売ベース、実質)( 9.7) ( 12.4) ( 10.9) ( 12.1) ( 10.8) ( 9.6)

    旅行取扱額(主要 50 社) ( 2.0) ( 2.5) ( 2.2) ( 1.8) ( 5.4) ( -1.0)

    (資料)経済産業省「商業販売統計」、全国軽自動車協会連合会「軽自動車新車販売速報」、日本自動車販売協会連合会「自動車国内販売」、国土交通省「旅行取扱状況」、総務省「家計調査報告」

    個人消費関連の業況判断D.I.の推移

    (注)1. 業況判断D.I.は全規模合計。2. 業況判断D.I.は、2004年3月調査より見直しを実施。旧ベースは2003年12月調査まで、新ベースは2003年12月調査から。

    (資料) 日本銀行「全国企業短期経済観測調査」

    -60

    -50

    -40

    -30

    -20

    -10

    0

    10

    20

    9 7 9 8 9 9 0 0 0 1 0 2 0 3 0 4 0 5 0 6

    小売 対個人サービス 飲食店・宿泊

    (「良い」-「悪い」、%ポイント)

    企業の予測

  • (図表11-1)

    各国・地域のユニット・レーバー・コストの動向

    各国のユニット・レーバー・コストは、以前に比べて抑制的に推移し、

    これが景気拡大下での物価安定に寄与している。ただし、米国では、

    足もとユニット・レーバー・コストが強含んでいる。

    (前年比、%、▲は減少) 日本 米国 ユーロエリア OECD計

    1984~ 1993 年

    平均 1.4 2.9 2.2 5.5

    1994~ 2003 年

    平均 ▲1.2 2.1 1.6 3.1

    2004 年 ▲3.4 1.5 0.8 1.1

    2005 年 ▲1.4 2.9 1.3 2.1

    2006 年(予測) ▲0.8 2.3 0.7 1.6

    2007 年(予測) 0.3 2.6 1.1 1.8

    (データ)OECD, Economic Outlook, May 2006

    (参考)日米の推移

    90

    100

    110

    120

    130

    140

    150

    89/1Q 90/3Q 92/1Q 93/3Q 95/1Q 96/3Q 98/1Q 99/3Q 01/1Q 02/3Q 04/1Q 05/3Q

    (89/1Q=100)

    米 国

    日 本

    直近06/3Q

    (データ)日本:GDP統計 ユニット・レーバー・コスト=名目雇用者報酬÷実質国内総生産

    米国:BLS統計 ユニット・レーバー・コスト=compensation÷実質output

  • (図表11-2)

    物価面の動向 (川下段階)

    各国の消費者物価は、国際的な企業間競争の高まりを受けて企業が

    価格支配力を持ちづらい中、抑制されている。もっとも、こうした

    グローバルな抑制要因は徐々に弱まってきている可能性もある。

    各国・地域の消費者物価の推移

    -5

    0

    5

    10

    15

    20

    80年 82年 84年 86年 88年 90年 92年 94年 96年 98年 00年 02年 04年 06年

    (前年比・%)

    中 国

    日 本

    米 国

    ユーロエリア

    英 国

    (注1)いずれも生鮮食品または食料品を除く(エネルギーは含む)ベース。 (注2)日本の消費者物価は、2000年までは 1995年基準。01年~05年は

    2000年基準、06年入り後は 2005年基準。なお、89/4月と 97/4月の消費税導入・引上げの影響は調整済み

    (参考)消費者物価・前年比の各期間の平均値

    単位:%

    85~89

    90~94

    95~99

    00 年~04

    年 05 年以降 85 年~ 95 年~

    日 本 1.0 1.9 0.2 ▲0.5 0.0 0.6 ▲0.2 米 国 3.5 3.8 2.3 2.5 3.6 3.1 2.6 英 国 6.7 4.8 3.0 2.6 3.1 3.8 2.8 ユーロ 1.5 2.1 2.2 1.9 1.9 中 国 18.2 5.7 0.7 1.1 4.1 2.9

  • (図表12)

    物価面の動向 (川上・川中段階)

    国内企業物価は、非鉄金属などの国際商品市況の高止まりを受けて高め

    の伸びを示している。但し、足もとは、原油価格の下落を受けてやや伸

    びを低下させている。

    商品市況 原油価格

    90

    110

    130

    150

    170

    190

    210

    02/1 02/7 03/1 03/7 04/1 04/7 05/1 05/7 06/1 06/7

    CRB指数

    日経商品指数17種

    (02年初=100)

    月10

    20

    30

    40

    50

    60

    70

    80

    02/1 02/7 03/1 03/7 04/1 04/7 05/1 05/7 06/1 06/7

    WTI先物価格

    ドバイ原油価格

    (ドル/バレル)

    各国・地域の生産者物価の推移

    -10.0

    -8.0

    -6.0

    -4.0

    -2.0

    0.0

    2.0

    4.0

    6.0

    8.0

    10.0

    12.0

    02/1 02/7 03/1 03/7 04/1 04/7 05/1 05/7 06/1 06/7

    米 国

    日 本

    ユーロエリア

    中 国

    (前年比・%)

    英 国

    (注)日本:国内企業物価指数、米国:生産者物価指数(最終財)、ユーロ

    エリア:生産者物価指数(除く建設)、英国:Output Price

  • (図表13)

    企業金融面の動向

    企業の資金繰り判断DIは、緩和的な水準にある。

    (資料)日本銀行「全国企業短期経済観測調査」

    (全産業ベース)企業の資金繰り判断D.I.の推移

    ▲ 30

    ▲ 25

    ▲ 20

    ▲ 15

    ▲ 10

    ▲ 5

    0

    5

    10

    15

    20

    25

    89年 90年 91年 92年 93年 94年 95年 96年 97年 98年 99年 00年 01年 02年 03年 04年 05年 06年

    (「楽である」-「苦しい」・%ポイント)

    全規模合計

    中小企業

  • (図表14)

    企業間信用等の動向

    企業の財務内容の改善を背景に、企業間信用は回復基調。クレジッ

    ト・スプレッドは、低格付けの一部企業や業種については拡大した

    ものの、総じてなお低水準。

    企業の受取手形・売掛金残高の推移

    (データ)財務省「法人企業統計四半期別調査」

    160

    170

    180

    190

    200

    210

    220

    230

    240

    250

    260

    90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06

    (兆円)

    186兆円(03/3Q)

    218兆円(06/2Q)

    (注) クレジット・スプレッドは、「社債流通利回り-国際流通利回り」(5年)。格付けはMoody's。

    クレジット・スプレッドの推移

    0.0

    0.2

    0.4

    0.6

    0.8

    1.0

    1.2

    1.4

    1.6

    9 8年 9 9 0 0 0 1 0 2 0 3 0 4 0 5 0 6

    Aa格

    A格

    Baa格

    (%)

  • (図表15)

    金融機関の貸出動向

    金融機関が不良債権処理進捗や格付け向上等を背景にリスクテイク

    能力を高めていることから、貸出態度も積極的。

    金融機関の貸出態度判断D.I.の推移

    (資料)日本銀行「全国企業短期経済観測調査」

    (全産業ベース)

    ▲ 30

    ▲ 20

    ▲ 10

    0

    10

    20

    30

    40

    89年 90年 91年 92年 93年 94年 95年 96年 97年 98年 99年 00年 01年 02年 03年 04年 05年 06年

    (「緩い」-「厳しい」・%ポイント)

    銀行貸出・前年比の推移

    ▲ 12.0

    ▲ 10.0

    ▲ 8.0

    ▲ 6.0

    ▲ 4.0

    ▲ 2.0

    0.0

    2.0

    4.0

    6.0

    00/1月 01/1月 02/1月 03/1月 04/1月 05/1月 06/1月

    銀行貸出計

    地銀+地銀Ⅱ

    中小企業向け貸出

    (前年比・%)

    (注)1.「銀行貸出計」は、都市銀行、長期信用銀行、信託銀行、地方銀行、地方 銀行Ⅱの合計。 2.「銀行貸出計」と「地銀+地銀Ⅱ」はいずれも特殊要因調整後、平残ベース。 3.「中小企業向け貸出」は、都市銀行、地方銀行、地方銀行Ⅱの合計(末残ベース)。

    (資料)日本銀行「貸出・資金吸収動向」、「貸出先別貸出金」

  • (図表16)

    いざなぎ景気と今回の景気との比較

    今回の景気拡大は、民需・公需ともに旺盛であったいざなぎ景気と

    は異なり、民需主導となっている。

    今回の景気 いざなぎ景気

    (02 年 2 月~) (65 年 11 月~70 年 7 月)

    名目成長率 1.0% 18.4%

    実質成長率 2.4% 11.5%

    国内民需 2.7% 12.6%

    設備投資 6.7% 24.9%

    個人消費 1.5% 9.6%

    公的需要 -1.0% 7.6%

    輸出 10.6% 18.3%

    消費者物価 -0.2% 5.1%

    失業率(レンジ) 4.0~5.5% 1.0~1.6%

    (注1)成長率は、いずれも季節調整済年率(今回の景気は 02 年 1-3 月と 06

    年 7-9 月の比較、いざなぎ景気は、65 年 10-12 月と 70 年 7-9 月の比較)。

    (注2)消費者物価伸び率は、年率(今回の景気は 02 年中と 05 年中の比較<

    生鮮食品を除く総合>、いざなぎ景気は 65 年中と 70 年中の比較<持家の

    帰属家賃及び生鮮食品を除く総合>)。

    (図表1-5)(図表6-10)(図表11-16)