ボイラー複数制御装置...ボイラー複数制御装置(bpc-c)は、大規模施設の熱源器を経済的、かつ快適に...

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ボイラー複数制御装置 BPC BPC BPC BPC-C 取扱説明書 ● このたびはボイラー複数制御装置(BPC-C)をお買い上げいただきまして、 まことにありがとうございます。 ● ボイラー複数制御装置(BPC-C)は、大規模施設の熱源器を経済的、かつ快適に ご使用いただくために開発されたシステムユニットです。 ● お使いになる前に必ずこの「取扱説明書」をよくお読みいただき、正しくお使い下さい。 目次 目次 目次 目次 1.概要・・・・・P1 2.仕様・・・・・P2P3 3.システム系統図・・・・・P4 操作方法 サンポット株式会社

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Page 1: ボイラー複数制御装置...ボイラー複数制御装置(BPC-C)は、大規模施設の熱源器を経済的、かつ快適に ご使用いただくために開発されたシステムユニットです。

ボイラー複数制御装置

BPCBPCBPCBPC----CCCC

取扱説明書

● このたびはボイラー複数制御装置(BPC-C)をお買い上げいただきまして、

まことにありがとうございます。

● ボイラー複数制御装置(BPC-C)は、大規模施設の熱源器を経済的、かつ快適に

ご使用いただくために開発されたシステムユニットです。

● お使いになる前に必ずこの「取扱説明書」をよくお読みいただき、正しくお使い下さい。

目次目次目次目次

1.概要・・・・・P1

2.仕様・・・・・P2~P3

3.システム系統図・・・・・P4

操作方法

サンポット株式会社

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1.概要

○操作をリモコン及びタイマーで行い、ボイラーを連結制御するシステムユニットです。

BPCBPCBPCBPC----CCCC 特徴特徴特徴特徴

① システムダウンを防止:連結ボイラーの 1 台が万一故障した場合でも残りのボイラーの運転でシステム

全体の停止を防止

② タイマー運転:付属の週間タイマーを使用して、1 日 1 回の ON/OFF、指定時間内に ON/OFF

を繰り返すサイクル運転、曜日振替運転など自由な設定が可能

③ 通常の操作はリモコンスイッチ及びタイマーの設定を行うだけのシンプル操作

④ リモコンの運転ランプ、警報ランプでシステムの状態を確認可能

⑤ 個別ボイラーの運転、警報の発生をコントロールユニットで確認可能

⑥ 耐久性の向上:各ボイラーの使用頻度の均一、及び長時間の連続運転を避けるための運転

ボイラー自動切替機能付

⑦ 外部機器(USC-100PC等)接続可能

BPCBPCBPCBPC----CCCC 構成部品構成部品構成部品構成部品

コントロールユニット:1台

リモコン:1個

サーミスタ:2本

ボイラー接続線:8本(ボイラーリモコン CU-KR使用機種、CU-KRA使用機種用)

盤扉シール:1枚

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2.仕様

コントロールユニット

項目 仕様

定格電源 AC100V 50/60Hz

使用周囲温度 0~50℃(氷結しないこと)

使用周囲湿度 35~85%RH(結露しないこと)

保存周囲温度 -20~70℃RH(氷結しないこと)

ボイラー接続台数 2~8台(ボイラーとコントロールユニット間の信号線は4芯)

接続可能ボイラー ・ボイラーリモコン CU-KR使用機種

・CUG-E4403UR(警報出力にリレー必要)、CUG-E5903UR(警報出力にリレー必要)

CUG-703UR(警報出力にリレー必要)、CUG-523UR(警報出力にリレー必要)

・ボイラーリモコン CU-KRA使用機種

盤ケース色 クリーム色 マンセル 2.5Y9/1(日塗工U22-90B)

外形寸法 400(W)×400(H)×160(D)mm (日東工 CH16-44)

入力 ボイラー警報信号×8、サーミスタ(往き・戻り)タイマー入力、外部入力

出力 ボイラー運転出力×8、循環ポンプ出力、運転ランプ出力、警報ランプ出力

外部出力

その他 ボイラーローカル運転スイッチ(コントロール基板)

停電補償 電気二重層コンデンサ 2ヶ月以上(at25℃)

フラッシュ ROMによるデータ保持 10年以上(SAVE/LOAD可能)

付属品 ボイラーリモコン CU-KR使用機種、CU-KRA使用機種用ボイラー接続線×8

待機時消費電力 4W

入力

項目 仕様

ボイラー警報信号 フォトカプラ 最大定格 DC26.4V (計 8点)

サーミスタ入力 フォトカプラ 最大定格 DC26.4V (計 2点)

タイマー入力 フォトカプラ 最大定格 DC26.4V

外部入力 フォトカプラ 最大定格 DC26.4V

出力

項目 仕様

ボイラー運転出力 リレー接点 定格負荷 DC30V 誘導負荷 2A 抵抗負荷 4A

循環ポンプ出力 リレー接点 AC100V 10A

運転ランプ出力 トランジスタ 定格負荷 DC30V 0.5A

警報ランプ出力 トランジスタ 定格負荷 DC30V 0.5A

外部出力 無電圧リレー接点 定格負荷 AC250/DC30V 誘導負荷 2A 抵抗負荷 4A

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仕様

週間タイマー(オムロン H5S-WA2)

項目 仕様

定格電圧 AC100~240V

消費電力 約 3VA

回路数 2回路独立

抵抗負荷 250V 15A

誘導負荷 250V 10A

設定最小間隔 1分間

ON/OFF動作 40動作(ON-OFF20 セット)

サイクル動作 ON-OFF 10 セット

残動作表示 動作設定時、残設定数を表示

停電補償 連続 5年以上(at25℃)

月差 ±15秒 (at25℃)

使用周囲温度 -10~+55℃

保存周囲温度 -25~+65℃

外形寸法 72(W)×72(H)×58.5(D)mm

サーミスタ

項目 仕様

温度範囲 -20℃~+105℃

サーミスタ R(25℃)=10kΩ±5% B=3970K±5%

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3.システム系統図

AC100V

6芯(最大 30mまで)

床暖房パネル

パネルラジエータ ボイラー 1

ボイラー 8

P

ポンプ

(単相 AC100V)

各 4芯

ボイラーリモコン

2芯 2芯 2芯

コントロールユニット

リモコン

サーミスタ

AC100V

配管

低圧配線

ボイラーには個別にボイラーリモコンが必要です。

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BPCBPCBPCBPC----CCCC 操作方法目次操作方法目次操作方法目次操作方法目次

電源投入・・・・・電源投入・・・・・電源投入・・・・・電源投入・・・・・PPPP6666

コントロールユニットの設定方法・・・・・コントロールユニットの設定方法・・・・・コントロールユニットの設定方法・・・・・コントロールユニットの設定方法・・・・・P6P6P6P6~~~~P7P7P7P7

タイマーの使用方法・・・・・タイマーの使用方法・・・・・タイマーの使用方法・・・・・タイマーの使用方法・・・・・P8P8P8P8~~~~P13P13P13P13

リモコン操作方法・・・・・リモコン操作方法・・・・・リモコン操作方法・・・・・リモコン操作方法・・・・・P14P14P14P14

シーケンサシーケンサシーケンサシーケンサ LEDLEDLEDLED 詳細・・・・詳細・・・・詳細・・・・詳細・・・・P15P15P15P15

運転方法運転方法運転方法運転方法

タイマー運転・・・・・タイマー運転・・・・・タイマー運転・・・・・タイマー運転・・・・・P16P16P16P16

自動運転・・・・・自動運転・・・・・自動運転・・・・・自動運転・・・・・P17P17P17P17

手動運転・・・・・手動運転・・・・・手動運転・・・・・手動運転・・・・・P18P18P18P18

警報に関して・・・・・警報に関して・・・・・警報に関して・・・・・警報に関して・・・・・P19P19P19P19~~~~P21P21P21P21

ランプ点灯・消灯ランプ点灯・消灯ランプ点灯・消灯ランプ点灯・消灯時の運転状態・・・・・時の運転状態・・・・・時の運転状態・・・・・時の運転状態・・・・・P21P21P21P21

ボイラーの運転する順番に関して・・・・・ボイラーの運転する順番に関して・・・・・ボイラーの運転する順番に関して・・・・・ボイラーの運転する順番に関して・・・・・P22P22P22P22~~~~P23P23P23P23

外部機器を接続するとき・・・・・外部機器を接続するとき・・・・・外部機器を接続するとき・・・・・外部機器を接続するとき・・・・・P24P24P24P24

温調による停止・・・・・温調による停止・・・・・温調による停止・・・・・温調による停止・・・・・P24P24P24P24

ポンプ運転・・・・・ポンプ運転・・・・・ポンプ運転・・・・・ポンプ運転・・・・・P25P25P25P25

ボイラー個別エラー(ボイラー個別エラー(ボイラー個別エラー(ボイラー個別エラー(CUCUCUCU----KRKRKRKR 使用機種)・・・・・使用機種)・・・・・使用機種)・・・・・使用機種)・・・・・P26P26P26P26

ボイラー個別エラー(ボイラー個別エラー(ボイラー個別エラー(ボイラー個別エラー(CUGCUGCUGCUG----707070703UR,3UR,3UR,3UR,CUGCUGCUGCUG----523UR523UR523UR523UR タイプタイプタイプタイプ)・・・・・)・・・・・)・・・・・)・・・・・P27P27P27P27

ボイラー個別エラー(ボイラー個別エラー(ボイラー個別エラー(ボイラー個別エラー(CUGCUGCUGCUG----E4403UR,E4403UR,E4403UR,E4403UR,CUGCUGCUGCUG----E5903URE5903URE5903URE5903UR タイプ)・・・・・タイプ)・・・・・タイプ)・・・・・タイプ)・・・・・P27P27P27P27

ボイラー個別エラー(ボイラー個別エラー(ボイラー個別エラー(ボイラー個別エラー(CUCUCUCU----KRAKRAKRAKRA 使用機種)・・・・・使用機種)・・・・・使用機種)・・・・・使用機種)・・・・・P28P28P28P28

シーケンサのテシーケンサのテシーケンサのテシーケンサのデーダーダーダータ SAVE / LOADSAVE / LOADSAVE / LOADSAVE / LOAD ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P29P29P29P29~~~~P32P32P32P32

BPCBPCBPCBPC----CCCC 試運転方法試運転方法試運転方法試運転方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P33P33P33P33~~~~P35P35P35P35

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操作方法操作方法操作方法操作方法

・電源投入・電源投入・電源投入・電源投入

コントロールユニットとボイラーの電源を投入してください。

・コントロールユニットの設定方法・コントロールユニットの設定方法・コントロールユニットの設定方法・コントロールユニットの設定方法

コントロールユニットのシーケンサに台数(DM1)、設定温度(DM0)、ボイラー 1台の暖房出力(DM2)

循環水量(DM3)の4つを設定します。

これらの値は一度入力してしまえば電源を落としても、保持されます。これらの値は一度入力してしまえば電源を落としても、保持されます。これらの値は一度入力してしまえば電源を落としても、保持されます。これらの値は一度入力してしまえば電源を落としても、保持されます。

※電源未投入が※電源未投入が※電源未投入が※電源未投入が 2222 ヶ月を超える場合はシーケンサーのセーブ操作ヶ月を超える場合はシーケンサーのセーブ操作ヶ月を超える場合はシーケンサーのセーブ操作ヶ月を超える場合はシーケンサーのセーブ操作((((P23P23P23P23~~~~))))を参照して下さい。を参照して下さい。を参照して下さい。を参照して下さい。

※注意:値は下記のように入力してください。

台数:DM1DM1DM1DM1に 2~82~82~82~8までの値を入力します。それ以外の値を入力すると、動作しません。

設定温度:DM0DM0DM0DM0に 5555~~~~70707070までの値を入力します。70以上の値を入力すると 70が入力され

ます。

ボイラー暖房出力:DM2DM2DM2DM2 にボイラーボイラーボイラーボイラー 1111 台の暖房出力÷台の暖房出力÷台の暖房出力÷台の暖房出力÷10101010 の値を入力します。16000Kcal16000Kcal16000Kcal16000Kcal であれであれであれであれ

ば、ば、ば、ば、1600160016001600を入力します。

循環水量:DM3DM3DM3DM3にシステム全体の流量システム全体の流量システム全体の流量システム全体の流量 L/minL/minL/minL/minの値を入力します。

入力方法入力方法入力方法入力方法 例:台数(例:台数(例:台数(例:台数(DM1DM1DM1DM1)を)を)を)を 5555 台に設定する。台に設定する。台に設定する。台に設定する。

1:1:1:1:上のボタンを押して上のボタンを押して上のボタンを押して上のボタンを押して

表示の左上を表示の左上を表示の左上を表示の左上を DMDMDMDM に合せるに合せるに合せるに合せる

2:2:2:2:中央のボタンを押し、中央のボタンを押し、中央のボタンを押し、中央のボタンを押し、DM1DM1DM1DM1 を選択する。を選択する。を選択する。を選択する。

※※※※

上を押すと番号+上を押すと番号+上を押すと番号+上を押すと番号+

下を押すと番号-下を押すと番号-下を押すと番号-下を押すと番号-

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3:3:3:3:下のボタンを下のボタンを下のボタンを下のボタンを 2222 秒以上押し続けると秒以上押し続けると秒以上押し続けると秒以上押し続けると

5555 桁目桁目桁目桁目が点滅する。が点滅する。が点滅する。が点滅する。

4:4:4:4:上のボタンを押し、合せたい桁まで上のボタンを押し、合せたい桁まで上のボタンを押し、合せたい桁まで上のボタンを押し、合せたい桁まで

移動させ、中央のボタンで値を合せる移動させ、中央のボタンで値を合せる移動させ、中央のボタンで値を合せる移動させ、中央のボタンで値を合せる

最後に下のボタンを最後に下のボタンを最後に下のボタンを最後に下のボタンを 2222 秒以上押す。秒以上押す。秒以上押す。秒以上押す。

5:5:5:5:図のように表示されれば入力終了図のように表示されれば入力終了図のように表示されれば入力終了図のように表示されれば入力終了

注意:下のボタンを押し続ける時間が注意:下のボタンを押し続ける時間が注意:下のボタンを押し続ける時間が注意:下のボタンを押し続ける時間が

2222 秒以内では入力がキャンセルされます。秒以内では入力がキャンセルされます。秒以内では入力がキャンセルされます。秒以内では入力がキャンセルされます。

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タイマーの使用方法タイマーの使用方法タイマーの使用方法タイマーの使用方法 注:タイマーは週間注:タイマーは週間注:タイマーは週間注:タイマーは週間 2ch2ch2ch2ch タイプです。また、回路タイプです。また、回路タイプです。また、回路タイプです。また、回路 2222 は未使用です。は未使用です。は未使用です。は未使用です。

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・・・・リモコン操作方法リモコン操作方法リモコン操作方法リモコン操作方法

① 運転スイッチ:タイマー運転及び、自動運転させる場合は「入」に合せます。タイマー運転及び、自

動運転を停止させる場合または、手動運転させる場合は「切」に合せます。

② 運転ランプ:運転スイッチが「入」かつタイマーの出力が「入」の場合点灯します。

③ 警報ランプ:ボイラーが 1 台でも警報を発生した場合または、BPC-C にエラーが発生した場合

に点灯します。

④ ポンプスイッチ:「ポンプ手動」に合せるとポンプのみが運転します。タイマー運転及び、自動運転

させる場合は「ポンプ自動」に合せます。

運転スイッチが「切」の状態で「ポンプ手動」から「ポンプ自動」に切替えるとポンプはすぐに

停止しますが、タイマー運転及び、自動運転を停止させたときは 5 分後にポンプが停止しま

す。

※リモコンの運転スイッチ及びポンプスイッチの LEDは点灯しません。

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・シーケンサ・シーケンサ・シーケンサ・シーケンサ LEDLEDLEDLED 詳細詳細詳細詳細

名称名称名称名称 LEDLEDLEDLED 番号番号番号番号 内容内容内容内容

往きサーミスタ入力 0ch 0 サーミスタが接続されていると点滅します。

戻りサーミスタ入力 0ch 1 サーミスタが接続されていると点滅します。

ボイラー警報入力 0ch 2~9 2~9番がそれぞれボイラー1~8の警報入力になり

ます。ボイラーに警報が発生すると点灯します。

タイマー入力 0ch 10 タイマーが ONすると点灯します。

リモコン入力(外部入力) 0ch 11 リモコンの運転スイッチが「入」のとき点灯します。

外部出力 5ch 0 リモコンの運転スイッチが「入」のとき点灯し、出力が ON

します。ただし、BPC-C エラーが発生すると運転スイ

ッチが「入」でも出力しません。

ボイラー運転出力 5ch 1~7

KV-E4T側 3

ボイラー1~8の運転出力です。

運転時(運転許可時)に点灯します。

運転出力 KV-E4T側 0 リモコンの運転スイッチ「入」かつ、タイマー ON時に点灯し

ます。ただし、BPC-C エラー時は消灯します。

警報出力 KV-E4T側 1 1台でもボイラーに警報が入ったときや、BPC-C エラ

ー発生時に点灯します。

ポンプ出力 KV-E4T側 2 ポンプスイッチが「自動」かつ、BPC-C 運転時に点灯

します。BPC-C が停止時でポンプ手動運転時は点

灯しません。

READY/ERROR KV-E4T側 正常であれば電源投入状態で常時点灯します。

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・運転方法・運転方法・運転方法・運転方法

タイマー運転タイマー運転タイマー運転タイマー運転

タイマーを設定し、出力を「自動」に合せます。

リモコンのポンプスイッチを「ポンプ自動」に合せ、運転スイッチを「入」にします。

運転スイッチ及びタイマーが ON すると、リモコンの運転ランプが点灯し、ポンプが運転します。ボイラーは

タイマーが ONになってから 10秒毎に運転していきます。戻り温水の温度が高くなってくると

台数が自動的に減少します。

タイマーが OFFになると、運転ランプが消灯し、ボイラーは一斉に停止します。ポンプは 5分後に停

止します。

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自動運転自動運転自動運転自動運転

ボイラーを連続運転させたい場合はリモコンの運転スイッチを「入」に合せてタイマーの出力を「入」にし

てください。タイマーの出力が「入」の場合、タイマーが設定されていても常にタイマー ON の状態に

なります。

運転を停止させるときはリモコンの運転スイッチを「切」にするか、タイマーの出力を「切」にすると

ボイラーが一斉に停止し、5分後にポンプが停止します。

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手動運転手動運転手動運転手動運転

手動運転では特定のボイラーのみを運転させることができます。

手動運転させるときはリモコンの運転スイッチを「切」にします。ポンプスイッチは「ポンプ手動」にし

ます。

次にコントロールユニット内にある基板の Dip スイッチを ONにすると、選択したボイラーを運転させること

ができます。Dip スイッチの番号はボイラーの番号に一致しています。

※ポンプが運転していなければ、Dip スイッチを入れてもボイラーは運転しません。

※手動運転させたときはコントロールユニットの温調による停止は作動しませんので、ボイラーリモコンの湯

温調節で調整してください。

※タイマー及び自動運転に戻すときは必ず Dip スイッチを全て OFF にし、ボイラーリモコンの湯温調節を

高温にしてください。

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・警報に関して・警報に関して・警報に関して・警報に関して

ボイラーが 1 台でも警報を発生する又はコントロールユニットのエラーが発生すると、リモコンの「警報」が点

灯します。

○ボイラーに警報が発生した場合

ボイラーに警報が発生した場合はボイラー確認後、ボイラーリモコンの運転スイッチを切→入することでボイラ

ーの警報が解除されます。ボイラーに警報が発生していることを確認する方法は

・ ボイラーリモコンで LEDの状態を確認する。(別紙ボイラー個別エラー参照)

・ コントロールユニットシーケンサの 0chLED2~9の点灯を確認する。

コントロールユニットシーケンサ 0chLED番号 警報の発生しているボイラー

2 ボイラー 1

3 ボイラー 2

4 ボイラー 3

5 ボイラー 4

6 ボイラー5

7 ボイラー6

8 ボイラー7

9 ボイラー8

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○コントロールユニットにエラーが発生した場合

コントロールユニットのエラーには1.全ボイラー異常、2.往きサーミスタ断線、3.戻りサーミスタ断線の3つが

あります。これらのエラーが発生した場合にはリモコンの運転スイッチ及びタイマーが ONであっても、全

ボイラーが停止し、5 分後にポンプが停止します。リモコンの「運転」は消灯し、「警報」のみが点

灯するようになります。

また、外部機器と接続している場合は、これらのエラーが発生しているときに外部機器の入力

が ONであってもコントロールユニットからは出力しません。

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1.全ボイラー異常

設置台数すべてのボイラーに警報が発生したときに発生します。ボイラーが 1 台でも復帰すると

このエラーは解除されます。

※ ボイラーの電源コンセントを抜くとボイラーが警報であってもボイラーの警報信号がコントロールユニットに入

ってこないため、コントロールユニットは警報を解除してしまいます。

2.往きサーミスタ断線

往きサーミスタが断線した場合に発生します。確認方法はコントロールユニットシーケンサの 0chLED0番が点灯

したまま又は消灯していればサーミスタが断線している可能性があります。

※0chLED0は通常点滅します。

サーミスタを確認し、0chLED0 が点滅するのを確認した後、コントロールユニットの電源を入れなおすこ

とでエラーが解除されます。

3.戻りサーミスタ断線

0chLED1番を確認してください。解除方法は往きサーミスタ断線と同様です。

・ ランプ点灯・消灯時の運転状態ランプ点灯・消灯時の運転状態ランプ点灯・消灯時の運転状態ランプ点灯・消灯時の運転状態

運転ランプ、警報ランプの点灯時の運転状態を以下の表で示します。

運転スイッチ運転スイッチ運転スイッチ運転スイッチ

(外部入力)(外部入力)(外部入力)(外部入力)

タイマータイマータイマータイマー ボイラー警報ボイラー警報ボイラー警報ボイラー警報 ボイラー運転状態ボイラー運転状態ボイラー運転状態ボイラー運転状態 運転ランプ運転ランプ運転ランプ運転ランプ 警報ランプ警報ランプ警報ランプ警報ランプ

入(外部出力 ON) ON なし 運転 点灯 消灯

切(外部出力 OFF) OFF なし 停止 消灯 消灯

入(外部出力 ON) ON 設置台数以下 運転 点灯 点灯

入(外部出力 ON) OFF 設置台数以下 停止 消灯 点灯

入(外部出力 OFF) ON 全台 停止 消灯 点灯

入(外部出力 OFF) OFF 全台 停止 消灯 点灯

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・ボイラーの運転する順番に関して・ボイラーの運転する順番に関して・ボイラーの運転する順番に関して・ボイラーの運転する順番に関して

コントロールユニットに電源を投入するとボイラーに番号が割り振られます。この番号はコントロールユニットの電

源を入れなおすたびに1つシフトしていきます。

5台設定の例

ボイラー 1 ボイラー 2 ボイラー 3 ボイラー 4 ボイラー 5

番号 1 2 3 4 5

上の状態で電源

を入れなおすと

2 3 4 5 1

さらに入れなお

した場合

3 4 5 1 2

ボイラーが運転する順番は番号が大きいものから運転していきます。台数が減っていくときも

番号が大きいものから停止します。

※ 運転台数が5台から3台になったとき等、2台以上停止した場合は5番よりも先に4番

のボイラーから停止します。

※ 最初の立ち上がりから運転台数が4台の場合は番号4から運転します。

ボイラーに警報が発生すると運転する順番は以下のように固定されます。

5台設定の例

警報が発生した

ボイラー番号

ボイラー 1 ボイラー 2 ボイラー 3 ボイラー 4 ボイラー 5

ボイラー 1 5 1 2 3 4

ボイラー 2 1 5 2 3 4

ボイラー3 1 2 5 3 4

ボイラー4 1 2 3 5 4

ボイラー5 1 2 3 4 5

※複数の警報が入った場合はボイラー番号の大きいほうが優先されます。

※複数の警報が入った場合、ボイラーが運転するまでに時間がかかることがあります。

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運転するボイラーの均等化及び長時間の連続運転を避けるためにボイラーの切替えの機能があり

ます。運転するボイラーは次の場合に切り替わります。(電源投入時ボイラーに割り振られる番号

が1つシフトされます。)

・運転しているボイラーの台数が減ってから再び増えたとき

・運転台数が3台以下で1時間経過したとき

・ コントロールユニットの電源を入れなおしたとき

(例)5台設定の場合 表の上から下のような動作をした場合のボイラーの切り替わり方

ボイラーボイラーボイラーボイラー 1111 ボイラーボイラーボイラーボイラー 2222 ボイラーボイラーボイラーボイラー 3333 ボイラーボイラーボイラーボイラー 4444 ボイラーボイラーボイラーボイラー 5555 運転台数運転台数運転台数運転台数

ボイラーに割り振られるボイラーに割り振られるボイラーに割り振られるボイラーに割り振られる

番号番号番号番号 ○は運転○は運転○は運転○は運転

① ② ③ ④ ⑤ 5

① ② ③ ④ 5 4

② ③ ④ ⑤ ① 5

② ③ ④ 5 ① 4

② ③ 4 5 ① 3

③ ④ 5 ① ② 4

③ 4 5 ① ② 3

3 4 5 ① ② 2

4 5 ① ② ③ 3

4 5 ① ② 3 2

5 ① ② ③ 4 3

上の状態から1時間

経過した場合

① ② ③ 4 5 3

上の状態から電源を

入れなおしたとき

② ③ 4 5 ① 3

設定台数が4台以上の場合、運転台数が3台以下を持続したときは1時間毎にシフトされ

ます。

設定台数が3台以下の場合は 1時間毎に1つシフトされます。

※ 次の場合はシフトされません

・ 台数が連続して増加したとき

・ ボイラーに警報が発生しているとき

・ 3台以下で1時間経過する前に4台以上の運転となってしまったとき

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・外部機器を接続するとき・外部機器を接続するとき・外部機器を接続するとき・外部機器を接続するとき

外部機器を接続するときはコントロールユニットの端子台 33・34間に外部機器の運転出力(無電圧接

点)を接続し、端子台 35・36間に外部機器の運転入力を接続します。

動作は端子台 33・34間を外部機器の無電圧接点が閉じることによって、端子台 35・36間よ

り運転の信号を外部機器へ無電圧で返します。コントロールユニットのエラーが発生したときは端子台

34・35間が短絡されている状態でも運転信号を外部機器へ返しません。

※ 外部機器のみで運転する場合は、リモコンの運転スイッチを「切」にしてください。

※ コントロールユニット端子台 34のリード線を外した場合、ポンプ手動運転できなくなります。

※ 端子台 33・34には必ず無電圧の接点を接続してください。有電圧接点を接続すると故障

します。

※ 端子台 35・36は無電圧接点のため、極性はありません。

定格負荷は AC250V/DC30V 2A(誘導負荷) 4A(抵抗負荷)です。

・温調による停止・温調による停止・温調による停止・温調による停止

○設定温度<往き温水のとき

現在の運転台数が強制的に 1台減少します。さらに 10分経過後に設定温度<往き温水の

場合は 1台減少します。

○ 設定温度<戻り温水

全ボイラーが停止します。(この状態ではポンプは停止しません。)

戻りの温度が下がると再び運転を始めます。

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・ポンプ運転・ポンプ運転・ポンプ運転・ポンプ運転

ボイラー連動運転:リモコンで「ポンプ自動」かつシステムが運転状態のときに自動的にポンプが運転し、

システムを停止させると、5分後にポンプが停止します。

ポンプ手動運転:リモコンの運転スイッチが「切」の状態で、配管のエア抜き時やボイラーを手動運転

させる場合はリモコンで「ポンプ手動」にスイッチを入れるとポンプが運転します。「ポンプ自動」へ

切り替えるとポンプが停止します。このときポンプ停止までの遅延時間はなく、瞬時に止ま

ります。

※ リモコンの運転スイッチを「入」から「切」にして「ポンプ自動」に切替えた場合は 5 分後にポンプ

が停止します。

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ボイラー個別エラー(ボイラーリモコンボイラー個別エラー(ボイラーリモコンボイラー個別エラー(ボイラーリモコンボイラー個別エラー(ボイラーリモコン CUCUCUCU----KRKRKRKR 使用機種)使用機種)使用機種)使用機種)

ボイラーの個別エラーはボイラーリモコン(CU-KR)で確認できます。

エラー内容エラー内容エラー内容エラー内容 運転スイッチ運転スイッチ運転スイッチ運転スイッチ LEDLEDLEDLED

((((緑緑緑緑))))

燃焼燃焼燃焼燃焼 LEDLEDLEDLED

((((赤赤赤赤))))

確認確認確認確認 LEDLEDLEDLED

((((橙橙橙橙))))

リセット方法リセット方法リセット方法リセット方法

対震異常 消灯 点滅 点灯 ボイラーリモコン運転スイッチ

ON→OFF

着火ミス 消灯 点灯 点灯 ボイラーリモコン運転スイッチ

ON→OFF

温度加熱異常 点滅 点滅 点灯 ボイラーリモコン運転スイッチ

ON→OFF

不着火異常 点滅 点滅 点滅 ボイラー電源再投入後、

ボイラーリモコン運転スイッチ

ON→OFFを 6回

湯温サーミスタ異常 点滅 点滅 点灯 ボイラーリモコン運転スイッチ

ON→OFF

湯温サーミスタ断線 消灯 点滅 点滅 ボイラーリモコン運転スイッチ

ON→OFF

排気検知 消灯 消灯 点滅 ボイラーリモコン運転スイッチ

ON→OFF

灯油異常 点滅 消灯 消灯 給油

給水異常 消灯 消灯 点灯 給水後、ボイラーリモコン運転スイ

ッチ ON→OFF

失火異常 点滅 点灯 点灯 ボイラーリモコン運転スイッチ

ON→OFF

停電異常 非表示 自動復帰

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ボイラー個別エラー(ボイラー個別エラー(ボイラー個別エラー(ボイラー個別エラー(CUGCUGCUGCUG----707070703UR3UR3UR3UR、、、、CUGCUGCUGCUG----523UR523UR523UR523UR タイプ)タイプ)タイプ)タイプ)

ボイラーの個別エラーはボイラー付属のリモコンで確認できます。

エラー内容エラー内容エラー内容エラー内容 エラー表示エラー表示エラー表示エラー表示

リセット方法リセット方法リセット方法リセット方法

着火ミス E1 ボイラーリモコン運転スイッチ 切→入

炎検出器異常 E2 ボイラーリモコン運転スイッチ 切→入

途中失火 E3 ボイラーリモコン運転スイッチ 切→入

加熱防止装置作動 E4 ボイラーリモコン運転スイッチ 切→入

給湯サーミスタ異常 E5 ボイラーリモコン運転スイッチ 切→入

制御基板異常 E6 ボイラーリモコン運転スイッチ 切→入

送風機異常 E7 ボイラーリモコン運転スイッチ 切→入

対震異常消火装置作動 P3 ボイラーリモコン運転スイッチ 切→入

ハイカットサーミスタ異常 H7 ボイラーリモコン運転スイッチ 切→入

通信異常 74

75

76

ボイラーリモコン運転スイッチ 切→入

ボイラー個別エラー(ボイラー個別エラー(ボイラー個別エラー(ボイラー個別エラー(CUGCUGCUGCUG----E4403URE4403URE4403URE4403UR、、、、CUGCUGCUGCUG----E5903URE5903URE5903URE5903UR タイプ)タイプ)タイプ)タイプ)

ボイラーの個別エラーはボイラー付属のリモコンで確認できます。

エラー内容エラー内容エラー内容エラー内容 エラー表示エラー表示エラー表示エラー表示

リセット方法リセット方法リセット方法リセット方法

着火ミス 110 ボイラーリモコン運転スイッチ 切→入

途中失火 120 ボイラーリモコン運転スイッチ 切→入

加熱防止装置作動 150

160

ボイラーリモコン運転スイッチ 切→入

給湯サーミスタ異常 321 ボイラーリモコン運転スイッチ 切→入

制御基板異常 731

732

733

ボイラーリモコン運転スイッチ 切→入

送風機異常 610 ボイラーリモコン運転スイッチ 切→入

対震異常消火装置作動 100 ボイラーリモコン運転スイッチ 切→入

ハイカットサーミスタ異常 360 ボイラーリモコン運転スイッチ 切→入

通信異常 740

760

ボイラーリモコン運転スイッチ 切→入

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ボイラー個別エラボイラー個別エラボイラー個別エラボイラー個別エラー(ボイラーリモコンー(ボイラーリモコンー(ボイラーリモコンー(ボイラーリモコン CUCUCUCU----KRAKRAKRAKRA 使用機種)使用機種)使用機種)使用機種)

ボイラーの個別エラーはボイラーリモコン(CU-KRA)で確認できます。

エラー内容エラー内容エラー内容エラー内容 エラー表示エラー表示エラー表示エラー表示

リセット方法リセット方法リセット方法リセット方法

対震 02点滅

対震ランプ

点灯

ボイラーリモコン運転スイッチ 切→入

給水 04点滅

給水ランプ

点灯

ボイラーリモコン運転スイッチ 切→入

不着火 03点滅 ボイラーリモコン運転スイッチ 切→入

断火 05点滅 ボイラーリモコン運転スイッチ 切→入

連続不着火 09点滅 ボイラーリモコンの設定温度+ -を同時押しで運転スイッチ

切→入

サーモ 07点滅 ボイラーリモコン運転スイッチ 切→入

ハイリミット 16点滅 ボイラーリモコン運転スイッチ 切→入

サーミスタ 17点滅 ボイラーリモコン運転スイッチ 切→入

送風機回転異常 18点滅 ボイラーリモコン運転スイッチ 切→入

排気検知 19点滅 ボイラーリモコン運転スイッチ 切→入

リモコン 77点滅 ボイラーリモコン運転スイッチ 切→入

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シーケンサのデータシーケンサのデータシーケンサのデータシーケンサのデータ SAVE / LOADSAVE / LOADSAVE / LOADSAVE / LOAD

タッチパネルユニット及びコントロールユニットの電源を投入した状態から未投入にしても、初期設定の状態は

シーケンサに内蔵している電気二重層コンデンサにより、2ヶ月以上保持(25℃の場合)されますが、

未投入の期間が長期になると電源投入時にシーケンサのアクセスウィンドウが赤く点滅し、223のエラーが表

示されることがあります。

これは電気二重層コンデンサの電圧が低下していることを知らせていますが、電源を未投入→

投入にすれば表示されなくなります。また、15 分ほど電源を投入の状態にしておくと充電

されます。

ただし、ごく稀に動作に異常が生じる場合がありますので、その場合はシーケンサのボタンを操作

して LOADを実行して下さい。設定等は再度やり直す必要がありますが、生産時に書き込

まれたデータを LOADすることができます。

また、初期設定入力後にタッチパネルユニット、コントロールユニットのシーケンサにSAVEを実行しておくと、LOAD

時に設定した値がそのままセットされますので、再度入力する必要はありません。

データの SAVE LOADを行うためにはシーケンサをシステムモードにする必要があります。

出荷時のシーケンサの状態はデバイスモードとなっています。

デバイスモードからシステムモードへの切替方法

図はデバイスモード時の表示です。

シーケンサのボタン「⇔」を押しながら「▲」又は「▼」を押すとシーケンサの表示が切替ります。

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データのセーブ方法

① シーケンサの「⇔」を押しながら「▲」又は「▼」を押して下図を表示させます。中央に Prog

以外の run Load SAVEが表示された場合は「▲」又は「▼」のみを押して Progを

表示させて下さい。

→→→→

②上記の状態で を 3秒間押し続けてバックライトを緑から赤にします。

注意:①と②の操作を行わないとセーブ、ロードはできません。注意:①と②の操作を行わないとセーブ、ロードはできません。注意:①と②の操作を行わないとセーブ、ロードはできません。注意:①と②の操作を行わないとセーブ、ロードはできません。

③「▲」又は「▼」押して SAVE選択します。

④SAVE表示中に を押し続けて下図のように Endを表示させます。

→→→→

⑤「▲」又は「▼」押して下図のように runを表示させ、 を 3秒間押し続け、バックラ

イトを赤から緑にし、①の操作を行ってデバイスモードを表示させて下さい。

→→→→ →→→→

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データのロード方法

① シーケンサの「⇔」を押しながら「▲」又は「▼」を押して下図を表示させます。中央に Prog

以外の run Load SAVEが表示された場合は「▲」又は「▼」のみを押して Progを

表示させて下さい。

→→→→

②上記の状態で を 3秒間押し続けてバックライトを緑から赤にします。

注意:①と②の操作を行わないとセーブ、ロードはできません。注意:①と②の操作を行わないとセーブ、ロードはできません。注意:①と②の操作を行わないとセーブ、ロードはできません。注意:①と②の操作を行わないとセーブ、ロードはできません。

③「▲」又は「▼」押して Loadを選択します。

④Load表示中に を押し続けると表示が一瞬消えたのち、下図が表示されます。

→→→→

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⑤「▲」又は「▼」押して下図のように runを表示させ、 を 3秒間押し続け、バックラ

イトを赤から緑にし、①の操作を行ってデバイスモードを表示させて下さい。

→→→→ →→→→

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BPCBPCBPCBPC----CCCC 試運転方法試運転方法試運転方法試運転方法

試運転の流れ

① 電源の投入(BPC-C、ボイラー)

② BPC-Cの初期設定、タイマー現在時刻設定

③ 循環ポンプ空気抜き

④ 自動運転

⑤ サーミスタ温度確認

⑥ システム停止

①①①① 電源の投入電源の投入電源の投入電源の投入

・BPC-Cのブレーカーを入れます。

・ ボイラーはボイラー基板の DIP スイッチの設定を済ませた後に電源を入れます。(ボイラーの設定は

工事説明書を参照して下さい。)

・ ボイラーの電源を投入後、ボイラーリモコンの湯温調整を最大にします。

②②②② BPCBPCBPCBPC----CCCC の初期設定、タイマー現在時刻設定の初期設定、タイマー現在時刻設定の初期設定、タイマー現在時刻設定の初期設定、タイマー現在時刻設定

○○○○BPCBPCBPCBPC----CCCC の設定の設定の設定の設定

・ DM00DM00DM00DM00 にににに設定温度を入力します。(最大設定温度を入力します。(最大設定温度を入力します。(最大設定温度を入力します。(最大 70707070℃まで)℃まで)℃まで)℃まで)

・ DM01DM01DM01DM01 にボイラーの設置台数を入力します。にボイラーの設置台数を入力します。にボイラーの設置台数を入力します。にボイラーの設置台数を入力します。(2(2(2(2 台~台~台~台~8888 台台台台))))

・ DM02DM02DM02DM02 にボイラーにボイラーにボイラーにボイラー 1111 台の暖房出力÷台の暖房出力÷台の暖房出力÷台の暖房出力÷10101010 の値を入力します。(の値を入力します。(の値を入力します。(の値を入力します。(50000kcal50000kcal50000kcal50000kcal であればであればであればであれば 5000500050005000 をををを

入力します。)入力します。)入力します。)入力します。)

・ DM03DM03DM03DM03 にシステム全体にシステム全体にシステム全体にシステム全体の流量の流量の流量の流量 L/minL/minL/minL/min の値を入力します。の値を入力します。の値を入力します。の値を入力します。

※以上でシーケンサの設定は終了ですが、※以上でシーケンサの設定は終了ですが、※以上でシーケンサの設定は終了ですが、※以上でシーケンサの設定は終了ですが、SAVESAVESAVESAVE を行うとデータをより安全にバックアップさせることを行うとデータをより安全にバックアップさせることを行うとデータをより安全にバックアップさせることを行うとデータをより安全にバックアップさせること

ができます。シーケンサのができます。シーケンサのができます。シーケンサのができます。シーケンサの SAVESAVESAVESAVE 方法に関しては方法に関しては方法に関しては方法に関しては P29P29P29P29~~~~P32P32P32P32 を参照して下さい。を参照して下さい。を参照して下さい。を参照して下さい。

○ タイマーの設定タイマーの設定タイマーの設定タイマーの設定

・ 回路回路回路回路 1111 の出力を「入」に合せます。(設定に関係なく、タイマーの出力がの出力を「入」に合せます。(設定に関係なく、タイマーの出力がの出力を「入」に合せます。(設定に関係なく、タイマーの出力がの出力を「入」に合せます。(設定に関係なく、タイマーの出力が ONONONON します。)します。)します。)します。)

・ モード切替は「運転」に合せます。モード切替は「運転」に合せます。モード切替は「運転」に合せます。モード切替は「運転」に合せます。

※時刻の設定は※時刻の設定は※時刻の設定は※時刻の設定は P8P8P8P8~~~~P13P13P13P13 を参照して下さい。を参照して下さい。を参照して下さい。を参照して下さい。

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③③③③ 循環ポンプ空気抜き循環ポンプ空気抜き循環ポンプ空気抜き循環ポンプ空気抜き

・ BPC-Cのリモコンで運転スイッチは「切」、「ポンプ手動」にします。

・ 空気抜き終了後は「ポンプ自動」にします。

④④④④ 自動運転自動運転自動運転自動運転

1.ボイラーリモコンの運転スイッチを「入」にします。703URE・523URE・E4403UR・E5903UR

タイプのボイラーは BPC-C リモコンで「ポンプ手動」にしてからボイラーリモコンの運転スイッチを「入」にし

ます。

※※※※707070703URE3URE3URE3URE・・・・523URE523URE523URE523URE・・・・E4403URE4403URE4403URE4403UR・・・・E5903URE5903URE5903URE5903UR タイプのボイラーはタイプのボイラーはタイプのボイラーはタイプのボイラーは初回電源投入時に初回電源投入時に初回電源投入時に初回電源投入時に BPCBPCBPCBPC----CCCC とととと

連動運転させるためにボイラーのタイマー端子連動運転させるためにボイラーのタイマー端子連動運転させるためにボイラーのタイマー端子連動運転させるためにボイラーのタイマー端子/E/E/E/E----CONCONCONCON 端子に接点を認識させる必要があります。端子に接点を認識させる必要があります。端子に接点を認識させる必要があります。端子に接点を認識させる必要があります。

ボボボボイラーリモコンの運転スイッチを「入」にしたのち、イラーリモコンの運転スイッチを「入」にしたのち、イラーリモコンの運転スイッチを「入」にしたのち、イラーリモコンの運転スイッチを「入」にしたのち、P18P18P18P18 ののののボイラーボイラーボイラーボイラー手動運転スイッチにて接続している手動運転スイッチにて接続している手動運転スイッチにて接続している手動運転スイッチにて接続している

ボイラーすべてボイラーすべてボイラーすべてボイラーすべてにににに DipDipDipDip スイッチのスイッチのスイッチのスイッチの ONONONON→→→→OFFOFFOFFOFF 操作を行ってください。操作を行ってください。操作を行ってください。操作を行ってください。

(ボイラーは接点の認識を記憶するので、停電復帰時に(ボイラーは接点の認識を記憶するので、停電復帰時に(ボイラーは接点の認識を記憶するので、停電復帰時に(ボイラーは接点の認識を記憶するので、停電復帰時に DipDipDipDip スイッチスイッチスイッチスイッチ ONONONON→→→→OFFOFFOFFOFF 操作は不要です。)操作は不要です。)操作は不要です。)操作は不要です。)

2.BPC-Cのタイマーの出力が「入」となっていることを確認します。

3.BPC-Cのリモコンの運転スイッチを「入」にするとリモコンの「運転」が点灯し、ボイラーが運転を始め

ます。703URE・523URE・E4403UR・E5903UR タイプのボイラーはここで BPC-C リモコンで「ポ

ンプ自動」にして下さい。

⑤⑤⑤⑤ サーミスタ温度確認サーミスタ温度確認サーミスタ温度確認サーミスタ温度確認

BPC-Cのシーケンサでサーミスタの温度を確認します。

1.シーケンサで DM04DM04DM04DM04を表示させると往き温度を表示します。

2.シーケンサで DM05DM05DM05DM05を表示させると戻り温度を表示します。

3.往き温度と戻り温度を比較して往き温度<戻り温度往き温度<戻り温度往き温度<戻り温度往き温度<戻り温度となっていないか確認します。

BPC-C を運転させているにもかかわらず、戻り温度の方が温度が高い場合、往きと戻

りのサーミスタの接続が逆になっている可能性があります。

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⑥シ⑥シ⑥シ⑥システム停止ステム停止ステム停止ステム停止

1.BPC-Cのリモコンで運転スイッチを「切」にすると「運転」が消灯し、全ボイラーが停止します。

※※※※703703703703UREUREUREURE・・・・523URE523URE523URE523URE・・・・E4403URE4403URE4403URE4403UR・・・・E5903URE5903URE5903URE5903UR タイプのボイラーはタイプのボイラーはタイプのボイラーはタイプのボイラーは BPCBPCBPCBPC----CCCC リモコンの運転スイッチを「切」リモコンの運転スイッチを「切」リモコンの運転スイッチを「切」リモコンの運転スイッチを「切」

→「入」してボイラーが運転することを確認して→「入」してボイラーが運転することを確認して→「入」してボイラーが運転することを確認して→「入」してボイラーが運転することを確認して BPCBPCBPCBPC----CCCC リモコンを「切」にします。リモコンを「切」にします。リモコンを「切」にします。リモコンを「切」にします。

2.5分後に循環ポンプが停止します。

以上で試運転終了です。