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FortiCarrier 3000EシリーズFortiCarrier 3600E、3800E / 3800E-DC
フォーティネットの新しい FortiCarrier 3000E
シリーズアプライアンスは、あらゆる種類の大量デバイス接続を前提に設計された、キャリアグレードネットワーク(CGN)ソリューションです。先進アーキテクチャの採用により、最も過酷な要件の IPv4 BYOD環境はもちろん、今後の主流となる IPv6の拡大する IoT環境にも対応する、業界最大規模の接続能力を実現しました。
実績あるキャリアグレードネットワークサービス (CGN)ソリューション
FortiCarrierシリーズは、サービスプロバイダや大規模エンタープライズネットワークに採用され、長年にわたって鉄壁のセキュリティサービスを提供してきました。新たに追加されたFortiCarrier 3000Eシリーズは、使いやすいインタフェースとすでに実績のあるFortiOSによるキャリアグレードの信頼性を基盤として、キャリアグレードIPv4 / v6ネットワークサービスの提供に重点を置いて開発されました。
モバイル展開を前提とした設計の新たなアーキテクチャにより、膨大なセッションの開始や終了を常に処理する環境においても、新しいFortiCarrier 3000Eシリーズは予測可能なパフォーマンスと安定したサービスレベルを実現します。FortiCarrier 3000Eシリーズは、フォーティネットの強力なFlow ProcessingユニットFP1を採用することで、1台のCGNアプライアンスで最大300万接続 / 秒、4億同時セッション、160Gbpsスループットのハイパフォーマンスをサポートすると同時に、ハードウェアアクセラレーションによる安定したパフォーマンスを実現します。
Highlights
§ 専用設計のハードウェアアクセラレーションアーキテクチャにより、最大300万接続 / 秒の膨大なシグナリングサージを処理
§ BYODおよびIoTを前提とした設計で、 4億同時セッションをサポート
§ 3Uフォームファクタのコンパクト設計により、アプリケーションの省スペース化に最適で、サービスプロバイダの機器設置コストを削減
§ キャリアグレードNAT / IPv6への包括的な移行オプション:NAT44、NAT444、NAT64 / DNS64、NAT46
3次元の高性能 最も要求の厳しいIPv4 / v6モバイルネットワークの拡張では、大量の接続を処理するスケーラビリティ、高い転送能力、高性能プロセッサが必要となります。これらの要件を前提に設計された専用アーキテクチャにより、シグナリングサージが頻繁に発生する状況でも安定したコアネットワークを実現します。
アップグレードの 面倒な作業を軽減
レガシーIPv4ネットワークのアップグレードに対応する、キャリアグレードNAT(NAT44、NAT444)の包括的オプションを利用できます。幅広い先進のIPv6移行テクノロジーを内蔵しています。
TCOを最大限に 削減
FortiCarrier 3000Eシリーズは、CG-NATおよびIPv6移行テクノロジーの豊富な機能セットと3次元の高性能を両立させることで、あらゆるCGNアプライアンスの総所有コスト(TCO)を最小限に抑制します。
主な機能と特長
FortiCarrier 3000 Eシリーズ
2 www.fortinet.com/jp
導入例
モバイルサービスプロバイダFortiCarrier 3000Eシリーズは、モバイルブロードバンドサービスに不可欠な 2つの機能を提供します。優れたスケーラビリティを備えたアーキテクチャによって、加入者数とその関連 IPアドレスインフラストラクチャを単一のインターネット接続 IPアドレスから数万以上のプライベート IPアドレスまで拡張できるため、収益の大幅な拡大が可能になります。
さらに、Gi / sGiインタフェースに CGNアプライアンスを導入することで、ユーザーの IPアドレスがインターネットに公開されなくなるため、ネットワーク全体のセキュリティも強化されます。
エンタープライズやマネージドサービスプロバイダFortiCarrier 3000Eシリーズには、極めて柔軟な導入を可能にする、IPv4および IPv6の包括的機能セットが提供されています。
IPv4および IPv6テクノロジーのトンネリングやカプセル化の幅広いオプションを利用して、あらゆるタイプの IPクライアントをあらゆるタイプの IPネットワーク(すなわち、あらゆるインターネットコンテンツ)へシームレスに接続できます。
代表的な導入例として、既存 IPv4ネットワークの拡張と新規 IPv6
ネットワークの導入の例を右の図でご紹介します。IPv4と IPv6
の異なる移行テクノロジーを使用することで、新しいネイティブIPv6クライアントと IPv4クライアントの共存が可能です。
モバイルの Evolved Packet Coreを完全に保護するため、フォーティネットでは、FortiGateで FortiOS Carrierライセンスをご利用いただき、Gi / sGiファイアウォールとして導入する方法を推奨しています。これにより、同じ FortiGateを RANセキュリティゲートウェイとしても機能させ、GTP、SCTP、IPsecなどの高度モバイルプロトコルのアグリゲーションが可能になります。
モバイルサービスプロバイダのネットワークにおけるCGNの導入例
GTPプロトコルドメイン IPプロトコルドメイン
Gi / sGi インタフェース
S1 インタフェース
*SeGwには別途FortiOS Carrier ライセンスが必要です
Evolved Packet Core FortiGate 5000D* (Gi / sGi-FWとして機能)FortiCarrier 3800E(CGNとして機能)
FortiGate 5000D*(SeGwとして機能)
RAN
GGSNまたは
P-Gwクラスタ
MMEおよび
S-Gwクラスタ
ePDGおよびPDGクラスタ
ローミングパートナー
インターネット
エンタープライズやマネージドサービスプロバイダのネットワークにおけるCGNの導入例
パブリック ― プライベートIPアドレス変換
IPv4クライアント
IPv4クライアント
IPv6クライアント
NAT44 / NAT444
NAT46NAT64 / DSN64
冗長構成FortiCarrier 3000E
新規IPv6ネットワーク
新規IPv4ネットワーク
IPv6インターネット
IPv4インターネット
FortiCarrier 3000 Eシリーズ
3
インタフェース1. GbE RJ45管理インタフェース2. 2 x USBインタフェース3. 管理コンソールインタフェース4. 32 x 1 GbE SFP / 10 GbE SFP+インタフェース
インタフェース1. GbE RJ45管理インタフェース2. 2 x USBインタフェース3. 管理コンソールインタフェース4. 32 x 1 GbE SFP / 10 GbE SFP+ インタフェース5. 高速ネットワークインタフェース: 2 x 100 GbE QSFP28
FortiCarrier 3600E
ハードウェア
FortiCarrier 3800E / 3800E-DC
主な機能
NATおよびセッションのセットアップ § NATセッションセットアップのハードウェアによるアクセラレーション
§ ロギングのハードウェアによるアクセラレーション § 固定 / Deterministic NAT:プライベート IP対パブリック IPのマッピング、ポート範囲のマッピング
§ PBA(ポートブロック割り当て)モード: ロギングのオーバーヘッドを軽減し、CPSレートを高速化
§ SPA(単一ポート割り当て)モード: ポートリソース共有を優先 § フルコーン NAT(EIM / EIF)のサポート § ヘアピニングのサポート § ポートリソース利用に対するユーザークォータ制御 § 最大同時セッション数に対するユーザークォータ制御 § 送信元ポート保持プール: 特定のアプリケーション用途 § 基幹サービスプール: ユーザーエクスペリエンスの向上
リソースプール管理 § ソフトウェアを活用して動的NATの IPを選択: ラウンドロビンまたはランダム
セッション処理 § アプリケーション単位のタイムアウト制御 § ICMP変換
§ GRE / PPTP / L2TP変換 § IPフラグメント変換 § IPフラグメントをデフラグ後に変換 § アプリケーションレイヤゲートウェイのサポート(FTP / TFTP /
SIP / MGCP / PPTP / L2TP / ICMPエラー / IPオプション) § NATマッピングまたは各セッションのログ § マッピング / セッションあたり 2つのログを記録 § 最大 16台のログサーバーをハッシュベースのロードバランシングでサポート
§ Syslog(UDP経由) § NetFlow v9または IPFIX(UDP経由) § HAクラスタリング: アクティブ / パッシブモード(ハードウェア
ベースの NAT / セッション同期)
IPv6 サポートと移行 § IPv6ネットワークアドレス変換サポート(NAT66、NAT64、 および DNS64(DNSプロキシ)、NAT46)
§ IPv6ファイアウォールポリシー § IPv6の動的ルーティング(RIPng、BGP) § デュアルスタックルーティング § IPv6トンネリング § SIP(IPv6経由) § CPUで IPv6トラフィックを処理
ハードウェアベースのパフォーマンス § ルート / ポリシー検索、NAT、ロギング、およびポートリソース管理を Flow Processingユニット FP1が実行
§ 予測可能かつ安定したパフォーマンス
4
3
21 4
3
21 5
FortiCarrier 3000 Eシリーズ
技術仕様
FortiCarrier 3600E FortiCarrier 3800E FortiCarrier 3800E-DC
システム性能
スループット 160 Gbps 160 Gbps 160 Gbps
パケット / 秒 50M pps 50M pps 50 M
接続数 / 秒(フルTCP) 3 M 3 M 3 M
同時セッション 400 M 400 M 400 M
ハードウェア仕様
ネットワークインタフェース 32 x 1 GbE SFP / 10 GbE SFP+32 x 1 GbE SFP / 10 GbE SFP+、 2 x 100 GbE QSFP28
32 x 1 GbE SFP / 10 GbE SFP+、 2 x 100 GbE QSFP28
GbE RJ45管理インタフェース 1 1 1
内蔵ストレージ 2 x 480 GB(合計960 GB) 2 x 480 GB(合計960 GB) 2 x 480 GB(合計960 GB)
電源 冗長 冗長 冗長
動作環境
形状 3Uアプライアンス 3Uアプライアンス 3Uアプライアンス
電源 100 ~ 240 V AC、50 ~ 60 Hz 100 ~ 240 V AC、50 ~ 60 Hz -36 V DC ~ -72 V DC
消費電力(平均 / 最大) 613 W / 834 W 633 W / 858 W 633 W / 858 W
最大電流 120 V / 12 A、240 V / 7 A 120 V / 12 A、240 V / 7 A 36 ~ 17 A
放熱 2,847 BTU/h 2,929 BTU/h 2,929 BTU/h
動作温度 0 ~ 40 ℃ 0 ~ 40 ℃ 0 ~ 40 ℃
保管温度 -25 ~ 70 ℃ -25 ~ 70 ℃ -25 ~ 70 ℃
湿度 20 ~ 90%(結露しないこと) 20 ~ 90%(結露しないこと) 20 ~ 90%(結露しないこと)
準拠規格・認定
準拠規格 FCC Part 15 Class B、VCCI、CE、CB、UL/c FCC Part 15 Class A、VCCI、CE、CB、UL/c FCC Part 15 Class A、VCCI、CE、CB、UL/c
安全性に関する注意事項 CSA、CE、UL CSA、CE、UL CSA、CE、UL
サイズ
高さ x 幅 x 奥行 131 x 438 x 665 mm 131 x 438 x 665 mm 131 x 438 x 665 mm
重量 25.39 kg 25.93 kg 25.93 kg
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