fukushi treasurekenhp/uploadfiles/kenhp/7080/...3 march 2019 福祉わかやま march 2019...

特 集 2 3 災害時にも。ボランティアの力を、地域の力に。 ~和歌山県災害ボランティアセンター常設化10周年記念フォーラムを開催~ 今月の表紙 3 vol.380号 2019 社会福祉法人 和歌山県社会福祉協議会 たくさんの方にご来場いただきました。ありがとうございました。(記念フォーラムでの様子:2~3頁に関連記事) たくさんの方にご来場いただきました。ありがとうございました。(記念フォーラムでの様子:2~3頁に関連記事) 4 5 ・赤い羽根共同募金の活動紹介 ・苦情解決のツボ ・平成30年度第3回 福祉・介護・保育の就職フェアわかやま開催案内 6 7 8 ・地域福祉活動紹介 民生委員・児童委員活動紹介 ・情報案内コーナー ・  だんの  らしの  あわせを支える人たち

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Page 1: Fukushi Treasurekenhp/uploadfiles/kenhp/7080/...3 MARCH 2019 福祉わかやま MARCH 2019 福祉わかやま 2 和歌山県災害ボランティアセンター 常設化10周年記念フォーラムの開催

特 集2 3

発 行 社会福祉法人 和歌山県社会福祉協議会 〒640-8545 和歌山市手平2丁目1-2 TEL:073-435-5222 FAX:073-435-5226[URL] http://www.wakayamakenshakyo.or.jp/ [e-mail] [email protected]

災害時にも。ボランティアの力を、地域の力に。~和歌山県災害ボランティアセンター常設化10周年記念フォーラムを開催~

山本 純生さん(やまもと すみお)

足が不自由になった方が自分の作った義肢や装

具を使って日常生活が送れるようになり、笑顔

を見せてくれることが、この仕事のやりがいを

感じる瞬間です。

メッセージ

 義肢装具を作る仕事といっても、それらを使

うのは患者さんです。時には患者さんに義肢や

装具が合わず、型を採り直したり、さまざまな

修正を行ったりしながら作り上げていくことも

あります。教科書通りにいかないこともありま

すが、この難しさがこの仕事の魅力だと思って

います。

きっかけ

 義肢装具士になろうと思ったきっかけは高校

時代の恩師からこの仕事を紹介されたことでし

た。ものづくりが好きで、一人ひとりに合わせ

て義肢や装具を作っていくことに魅力を感じ、

高校卒業後この仕事に就きました。

 当時は特別な資格が必要な仕事ではなかった

ですが、その後、国家資格が必要な職種となり

ました。

一人ひとりに合った義肢装具を

 義肢装具士は患者さん一人ひとりの体に合わ

せて、型を採り、義肢や装具を作っていきます。

とても繊細な作業のため、必ず一度でその方に

合ったものを作れるとも限りません。なるべく

良い状態で採型ができるように、患者さんをよ

く見て、コミュニケーションをとることも重要

になってきます。子どもにはアニメを見てもら

ったり、担当の理学療法士に同席してもらった

りと工夫しています。

 事故や疾病、先天性などさまざまな事情で手

 県内の福祉職場で働く人たちに、そ

の仕事の魅力をお聞きしました。

 今回は、社会福祉法人琴の浦リハビ

リテーションセンター付属義肢装具適

合センターで働く山本 純生さんです。すみ おやまもと

を支える人たちふ だんの く らしの し あわせ

経験年数職  種勤 務 先

住 所

T E L

: 36年: 義肢装具士: 社会福祉法人 琴の浦リハビリテーションセンター 付属義肢装具適合センター: 〒640-0014 和歌山市毛見1451番地:073-444-3141

タイトル下に4mm広げたので3月号は元に戻す

 次号から、「ふくしトレジャー」と銘打ち、私たちの身近で地域のふくしを支える人や物(まさに宝物あるいは秘宝)をご紹介していきます。 これまで(平成20年度から平成28年度)「こだわりの逸品」として、県内の障がいがある方々が働く作業所等で作られる逸品を紹介してきました。また、平成29年度からは、「 ふ だんの く らしの し あわせを支える人たち」として、福祉職場で働く方々を紹介してきました。

 さらに取材先を拡大して、「 ふ だんの く らしの し あわせ(ふくし)」を支える人・物・笑顔を、福祉現場のみならず広く地域のふくしを支える力をご紹介していきます。

●退職後、地域のボランティア活動に勤しむ方●バームクーヘン専門工房「おかし工房 sawa」で作られるバームクーヘン

●教育現場で活躍する「スクールソーシャルワーカー」

順次掲載予定です★

次号から

Fukushi Treasure

ふくし トレジャー

この冊子は、再生紙を使用し

環境に優しい植物油インキで

印刷しています。

今月の表紙

毎月1回

10,000部発行

3vol.380号

2019

社会福祉法人和歌山県社会福祉協議会

たくさんの方にご来場いただきました。ありがとうございました。(記念フォーラムでの様子:2~3頁に関連記事)たくさんの方にご来場いただきました。ありがとうございました。(記念フォーラムでの様子:2~3頁に関連記事)

45・赤い羽根共同募金の活動紹介・苦情解決のツボ・平成30年度第3回 福祉・介護・保育の就職フェアわかやま開催案内

678 ふ く し

・地域福祉活動紹介 民生委員・児童委員活動紹介・情報案内コーナー・  だんの  らしの  あわせを支える人たち

Page 2: Fukushi Treasurekenhp/uploadfiles/kenhp/7080/...3 MARCH 2019 福祉わかやま MARCH 2019 福祉わかやま 2 和歌山県災害ボランティアセンター 常設化10周年記念フォーラムの開催

MARCH 2019 福祉わかやま 2MARCH 2019 福祉わかやま3

 和歌山県災害ボランティアセンター常設化10周年記念フォーラムの開催に併せ、就労継続支援事業所等の「こだわりの逸品」販売コーナーを設けました。 和歌山県セルプセンター協力のもと、県内の団体からバームクーヘン・お菓子・ひじき・椎茸・雑貨類などが販売され、同フォーラムの参加者を中心に近隣住民の方々等、多くの方にお越しいただきました。皆様のご来場、ありがとうございました。

出 店

和歌山県セルプセンター商品提供事業所

(福)一峰会、(福)きのかわ福祉会、(福)山水会、(福)なかよし作業所、(福)わかば福祉会

〜和歌山県災害ボランティアセンター

 常設化10周年記念フォーラムを開催〜

生時に行政にお願いしたいことは、災害派遣

等従事車両の高速道路の無料措置にかかる

申請手続きの改善と市町村等への周知徹底、

福祉避難所の指定と人材確保、災害VCや

被災地で活動するボランティアへの情報提

供の体制の充実。

 住民にお願いしたいことは、地元で災害が

起きたときの初動対応訓練の実施・参加、地

区ごとの防災計画の策定、防災知識の習得、

備蓄体制の充実。

 県災害VCにお願いしたいことは、協力団

体等との役割の共有化、災害ボランティア登

録において地域で偏在がないような配慮な

ど。

 国際交流の促進、在留外国人や移住者へ

の支援などを実施している。防災に関しては、

NHKや防災士会などと連携した学習会の

実施ほか、多言語パンフレットの配布なども

行っている。

 外国人が被災した際には、言葉・文化の壁

が大きく、災害時特有の用語が通じないこ

とがある。「宗教上の理由で食べられないも

のがある、地震の体験が無いためにパニック

になった、外国人は避難所が使えないのでは

ないか…

」といった誤解や不安が発生したと

の報告がある。

 熊本地震を経験した地元の協会の方によ

ると、「すべては日頃の交流から」がキーワー

ドになるようだ。和歌山においても多言語

化の取組促進となるべく連携の輪を広げた

い。

 紀伊半島大水害での災害VCの立ち上げ

では、平成19年から訓練に取り組むなど、市

民・ボランティアの皆さんが災害時にどう動

くかを考える機会を持てていたことが大き

かった。また、中高生向け「ボランティアスク

ール」をきっかけに社協と距離の近い学生も

多く参画してくれた。

 約2か月間の災害VC運営では、被災者

主体の支援を心がけたほか、普段から顔の

見える関係づくりができていたことが有事

の際に活きることがはっきりした。なお、平

成29年台風21号で災害VCを設置した際に

は、普段の生活で問題を抱えている人が顕

在化したという事例もみられた。

 今後の取組については、地元のことは地元

で行うという意識付け。地域の困りごとの

解決の必要性に気づき、共感し、参加するこ

とで地域の再生が進むといった考え方が重

要である。旧熊野川町では「チームくまのが

わ」が立ち上がり、自分たちのまちをどう描

いて作っていくのか、何かしたいという住民

の想いを形にする取組を進めている。つなが

りと信頼関係を重視しながら実践していき

たい。

 平成30年7月豪雨では、全社協・被災地社

協からの要請及び「近畿ブロック府県・指定

都市社協災害時の相互支援協定」の調整に

より、7月20日〜10月7日までの約2か月

半、倉敷市災害VC運営支援者として、延べ

46名の県内の社協職員を派遣し、継続的な

支援に入った。

 一連の派遣終了後、振り返り会、市町村社

協事務局長会議(派遣職員報告会)などを通

じて、本県の被災時を想定した場合の確認・

検討事項を洗い出した。

 社協が災害VCを運営する理由を共通認

識として設定し、地元主体の運営とするた

めに、県内社協職員等による先遣隊や運営

支援者のチームづくり、セクションリーダー

の役割、地元のサイズに合った和歌山スタイ

ルによる備え等々の教訓・課題が挙げられ、

今後、引き続き県社協・各市町村社協におい

て継続検討を進めることとした。

 京都府では、全市町村の災害VCの常設

 1月21日(月)、和歌山ビッグ愛において、本フ

ォーラムを開催しました。

 災害時にも「助け合う・支え合う、お互い様」

の関係づくりを推進するため、これまでの災害

からの学びを改めて振り返るとともに、大切な

教訓を„いま“、そして„未来“に、どう活かすこと

が必要なのかをともに考える場とするために開

催し、約330名の参加をいただきました。

 阪神淡路大震災以降、災害ボランティアセ

ンター(以下「VC」という。)の運営に関して

は、「被災者中心、地元主体、協働」の3原則

をもとに、多くの実践・検証が積み重ねられ

てきた。

 県内においても、平成17年から災害時対

応訓練の実施などを踏まえ、被災地の支援

要請に即座に対応するためには、関係団体

間の日常的な連携と仕組みを備える必要が

あることから、平成20年「災害ボランティア

センター」の常設化に至った。

 和歌山は南海トラフや中央構造線断層帯

などを震源とした地震のリスク、台風などの

水害リスクがつきまとう。これまでの実績や

つながりを大切にしながら、広域・同時多発

災害への支援体制強化に努めたい。

 日本は特に自然

災害が多い国であ

ることを認識し、

日頃から一人ひと

りを支えるセーフ

ティネットを強化

すること、自治会や自主防災組織、民生委

員・児童委員、ボランティアなど日頃の取組

やつながりを再点検することが必要である。

 昨年の災害では様々なボランティアが活

動したが、ボランティア、官民・専門職等によ

る支援活動は「被災者ファースト」だったか

どうかを検証しなければならない。被災者の

ニーズに応えることに併せてボランティア

の自主性が尊重されなければならないこと

が活動の原点であることを十分に認識する

必要がある。また、災害時に行政からの依頼

によって社協が災害VCを設置するという

一連の流れがいいものなのか、検証も必要で

あり、なにより各セクターの連携・協働によ

り被災者の復旧・生活再建に取り組むこと

が重要である。

 災害により、新たに生じた課題・浮き彫り

になった課題・災害以前から抱えていた課題

が明らかになる。災害時の支援活動は、課題

を抱える本人、課題が発生している地域が、

自らの手で解決できるよう支援し、普通の

暮らしを家族や地域とともに営むことがで

きることを目的とする。被災者が力を発揮

できるような支援が必要である。

 市町村災害VCに求められる役割は、被

災した地域の復旧と生活再建の一助として

多様な困りごとを整理し、具体的な支援活

動を推進すること。災害によって、潜在化し

ていた課題が顕在化することを踏まえて、支

援に当たることなどがあげられる。

 フォーマル(公的・専門サポート)と、イン

フォーマル(自助・互助・共助サポート)の組

合せによる「フォーマル+インフォーマル」を

ベースとした災害支援コーディネートが求

められている。災害があってもなくても、安

心して暮らしたいというのが本来の住民の

願い。ありがとうを交わし合い、平常時には

支え合い、災害時にも助け合う、そんな枠組

みが必要である。

 「自分たちの地域は自分たちで守ろう」を

スローガンに「福祉防災ボランティア会」が

旧5町に設置されている。主要メンバーは65

〜70歳位で、防災士、看護師、保育士、民生委

員・児童委員など多種多様である。

 昨年は西日本豪雨で被害を受けた倉敷市

にボランティアバスを運行した。また、紀の

川市内では平成29年台風21号により被害が

出たため、市からの相談を受けて検討した

結果、災害VCは設置せず、地域の力で対応

することを判断し、福祉防災ボランティア会

と連携し活動した。活動資機材はストック

ヤードを有効活用し、災害ゴミやガレキ撤

去、家財の運搬などに取り組んだ。地域内・

行政内での認知度が上がる結果にもなった。

 今後、各福祉防災ボランティア会に災害V

C運営支援者の役割を担ってほしいと考え

ており、訓練を継続するとともに、社協職員

自身のスキルアップを図りたい。

 防災士会では、様々な被災地に、様々な協

力をいただいて災害ボランティアに出向いて

いる。

 これまでの経験をもとに、大規模災害発

化の動きがあり、それを受けて、長岡京市と

市社協の協定に基づき、常設型災害VCを

平成27年に設置、翌年には専任職員を配置

した。

 長岡京市の地域福祉計画のなかで「市民

に見える取組」を定め、防災を切り口にした

地域づくりを行うこととし、「防ぎ、守る」か

ら「フセマルまちプロジェクト」を開始。中央

共同募金会の福祉基金を活用し、家庭と防

災を結びつけて、家族で防災について考える

取組を実施した。

 例えば、「パパの防災力」向上と位置づけ

て、父親が防災を切り口に家庭で活躍する

仕組づくりを進めたことで、父親世代と社

協のつながりができた。また、ペットを飼っ

ている家庭向けの交流会を実施するなどの

取組も行った。

 「家庭と防災」「子どもと防災」「ペットと

防災」「車いすと防災」といったようなテーマ

型の取組を進めている。それぞれのテーマを

入口に、地域に関心を持ち、活動してもらえ

る人を増やしたい。

災害時にも。

ボランティアの力を、

地域の力に。

あの日あの時の教訓を紡ぐ„いま“

実践リレートーク

山田

 日和氏

リレートーカー

社会福祉法人

長岡京市社会福祉協議会

同時開催!こだわり

の逸品販売コーナーを

和歌山県災害ボランティアセンター

         

10年の取組

県社会福祉協議会

県災害ボランティアセンター主任

南出

  考

説 明

みなみ

こう

災害時にも強く、一人ひとりを

大切にする„地域“とは

基調講演講 師

 コミュニティ・エンパワメント

・オフィスFEELD

o

代表

桒原

 英文氏

くわ

はら

ひで

ふみ

社会福祉法人

紀の川市社会福祉協議会

望月

 貴文氏

リレートーカー

もち

づき

たか

ふみ

日本防災士会和歌山県支部

早稲田

 眞廣氏

リレートーカー

わ 

せ だ

まさ

ひろ

城山

 雅宏氏

リレートーカー

公益財団法人

和歌山県国際交流協会

じょうやま

まさ

ひろ

奥田

 修子氏

リレートーカー

社会福祉法人

新宮市社会福祉協議会

おく

しゅうこ

土井

 郁夫氏

リレートーカー

社会福祉法人

みなべ町社会福祉協議会

ど い

いく お

やま

ひ より

Page 3: Fukushi Treasurekenhp/uploadfiles/kenhp/7080/...3 MARCH 2019 福祉わかやま MARCH 2019 福祉わかやま 2 和歌山県災害ボランティアセンター 常設化10周年記念フォーラムの開催

MARCH 2019 福祉わかやま 2MARCH 2019 福祉わかやま3

 和歌山県災害ボランティアセンター常設化10周年記念フォーラムの開催に併せ、就労継続支援事業所等の「こだわりの逸品」販売コーナーを設けました。 和歌山県セルプセンター協力のもと、県内の団体からバームクーヘン・お菓子・ひじき・椎茸・雑貨類などが販売され、同フォーラムの参加者を中心に近隣住民の方々等、多くの方にお越しいただきました。皆様のご来場、ありがとうございました。

出 店

和歌山県セルプセンター商品提供事業所

(福)一峰会、(福)きのかわ福祉会、(福)山水会、(福)なかよし作業所、(福)わかば福祉会

〜和歌山県災害ボランティアセンター

 常設化10周年記念フォーラムを開催〜

生時に行政にお願いしたいことは、災害派遣

等従事車両の高速道路の無料措置にかかる

申請手続きの改善と市町村等への周知徹底、

福祉避難所の指定と人材確保、災害VCや

被災地で活動するボランティアへの情報提

供の体制の充実。

 住民にお願いしたいことは、地元で災害が

起きたときの初動対応訓練の実施・参加、地

区ごとの防災計画の策定、防災知識の習得、

備蓄体制の充実。

 県災害VCにお願いしたいことは、協力団

体等との役割の共有化、災害ボランティア登

録において地域で偏在がないような配慮な

ど。

 国際交流の促進、在留外国人や移住者へ

の支援などを実施している。防災に関しては、

NHKや防災士会などと連携した学習会の

実施ほか、多言語パンフレットの配布なども

行っている。

 外国人が被災した際には、言葉・文化の壁

が大きく、災害時特有の用語が通じないこ

とがある。「宗教上の理由で食べられないも

のがある、地震の体験が無いためにパニック

になった、外国人は避難所が使えないのでは

ないか…

」といった誤解や不安が発生したと

の報告がある。

 熊本地震を経験した地元の協会の方によ

ると、「すべては日頃の交流から」がキーワー

ドになるようだ。和歌山においても多言語

化の取組促進となるべく連携の輪を広げた

い。

 紀伊半島大水害での災害VCの立ち上げ

では、平成19年から訓練に取り組むなど、市

民・ボランティアの皆さんが災害時にどう動

くかを考える機会を持てていたことが大き

かった。また、中高生向け「ボランティアスク

ール」をきっかけに社協と距離の近い学生も

多く参画してくれた。

 約2か月間の災害VC運営では、被災者

主体の支援を心がけたほか、普段から顔の

見える関係づくりができていたことが有事

の際に活きることがはっきりした。なお、平

成29年台風21号で災害VCを設置した際に

は、普段の生活で問題を抱えている人が顕

在化したという事例もみられた。

 今後の取組については、地元のことは地元

で行うという意識付け。地域の困りごとの

解決の必要性に気づき、共感し、参加するこ

とで地域の再生が進むといった考え方が重

要である。旧熊野川町では「チームくまのが

わ」が立ち上がり、自分たちのまちをどう描

いて作っていくのか、何かしたいという住民

の想いを形にする取組を進めている。つなが

りと信頼関係を重視しながら実践していき

たい。

 平成30年7月豪雨では、全社協・被災地社

協からの要請及び「近畿ブロック府県・指定

都市社協災害時の相互支援協定」の調整に

より、7月20日〜10月7日までの約2か月

半、倉敷市災害VC運営支援者として、延べ

46名の県内の社協職員を派遣し、継続的な

支援に入った。

 一連の派遣終了後、振り返り会、市町村社

協事務局長会議(派遣職員報告会)などを通

じて、本県の被災時を想定した場合の確認・

検討事項を洗い出した。

 社協が災害VCを運営する理由を共通認

識として設定し、地元主体の運営とするた

めに、県内社協職員等による先遣隊や運営

支援者のチームづくり、セクションリーダー

の役割、地元のサイズに合った和歌山スタイ

ルによる備え等々の教訓・課題が挙げられ、

今後、引き続き県社協・各市町村社協におい

て継続検討を進めることとした。

 京都府では、全市町村の災害VCの常設

 1月21日(月)、和歌山ビッグ愛において、本フ

ォーラムを開催しました。

 災害時にも「助け合う・支え合う、お互い様」

の関係づくりを推進するため、これまでの災害

からの学びを改めて振り返るとともに、大切な

教訓を„いま“、そして„未来“に、どう活かすこと

が必要なのかをともに考える場とするために開

催し、約330名の参加をいただきました。

 阪神淡路大震災以降、災害ボランティアセ

ンター(以下「VC」という。)の運営に関して

は、「被災者中心、地元主体、協働」の3原則

をもとに、多くの実践・検証が積み重ねられ

てきた。

 県内においても、平成17年から災害時対

応訓練の実施などを踏まえ、被災地の支援

要請に即座に対応するためには、関係団体

間の日常的な連携と仕組みを備える必要が

あることから、平成20年「災害ボランティア

センター」の常設化に至った。

 和歌山は南海トラフや中央構造線断層帯

などを震源とした地震のリスク、台風などの

水害リスクがつきまとう。これまでの実績や

つながりを大切にしながら、広域・同時多発

災害への支援体制強化に努めたい。

 日本は特に自然

災害が多い国であ

ることを認識し、

日頃から一人ひと

りを支えるセーフ

ティネットを強化

すること、自治会や自主防災組織、民生委

員・児童委員、ボランティアなど日頃の取組

やつながりを再点検することが必要である。

 昨年の災害では様々なボランティアが活

動したが、ボランティア、官民・専門職等によ

る支援活動は「被災者ファースト」だったか

どうかを検証しなければならない。被災者の

ニーズに応えることに併せてボランティア

の自主性が尊重されなければならないこと

が活動の原点であることを十分に認識する

必要がある。また、災害時に行政からの依頼

によって社協が災害VCを設置するという

一連の流れがいいものなのか、検証も必要で

あり、なにより各セクターの連携・協働によ

り被災者の復旧・生活再建に取り組むこと

が重要である。

 災害により、新たに生じた課題・浮き彫り

になった課題・災害以前から抱えていた課題

が明らかになる。災害時の支援活動は、課題

を抱える本人、課題が発生している地域が、

自らの手で解決できるよう支援し、普通の

暮らしを家族や地域とともに営むことがで

きることを目的とする。被災者が力を発揮

できるような支援が必要である。

 市町村災害VCに求められる役割は、被

災した地域の復旧と生活再建の一助として

多様な困りごとを整理し、具体的な支援活

動を推進すること。災害によって、潜在化し

ていた課題が顕在化することを踏まえて、支

援に当たることなどがあげられる。

 フォーマル(公的・専門サポート)と、イン

フォーマル(自助・互助・共助サポート)の組

合せによる「フォーマル+インフォーマル」を

ベースとした災害支援コーディネートが求

められている。災害があってもなくても、安

心して暮らしたいというのが本来の住民の

願い。ありがとうを交わし合い、平常時には

支え合い、災害時にも助け合う、そんな枠組

みが必要である。

 「自分たちの地域は自分たちで守ろう」を

スローガンに「福祉防災ボランティア会」が

旧5町に設置されている。主要メンバーは65

〜70歳位で、防災士、看護師、保育士、民生委

員・児童委員など多種多様である。

 昨年は西日本豪雨で被害を受けた倉敷市

にボランティアバスを運行した。また、紀の

川市内では平成29年台風21号により被害が

出たため、市からの相談を受けて検討した

結果、災害VCは設置せず、地域の力で対応

することを判断し、福祉防災ボランティア会

と連携し活動した。活動資機材はストック

ヤードを有効活用し、災害ゴミやガレキ撤

去、家財の運搬などに取り組んだ。地域内・

行政内での認知度が上がる結果にもなった。

 今後、各福祉防災ボランティア会に災害V

C運営支援者の役割を担ってほしいと考え

ており、訓練を継続するとともに、社協職員

自身のスキルアップを図りたい。

 防災士会では、様々な被災地に、様々な協

力をいただいて災害ボランティアに出向いて

いる。

 これまでの経験をもとに、大規模災害発

化の動きがあり、それを受けて、長岡京市と

市社協の協定に基づき、常設型災害VCを

平成27年に設置、翌年には専任職員を配置

した。

 長岡京市の地域福祉計画のなかで「市民

に見える取組」を定め、防災を切り口にした

地域づくりを行うこととし、「防ぎ、守る」か

ら「フセマルまちプロジェクト」を開始。中央

共同募金会の福祉基金を活用し、家庭と防

災を結びつけて、家族で防災について考える

取組を実施した。

 例えば、「パパの防災力」向上と位置づけ

て、父親が防災を切り口に家庭で活躍する

仕組づくりを進めたことで、父親世代と社

協のつながりができた。また、ペットを飼っ

ている家庭向けの交流会を実施するなどの

取組も行った。

 「家庭と防災」「子どもと防災」「ペットと

防災」「車いすと防災」といったようなテーマ

型の取組を進めている。それぞれのテーマを

入口に、地域に関心を持ち、活動してもらえ

る人を増やしたい。

災害時にも。

ボランティアの力を、

地域の力に。

あの日あの時の教訓を紡ぐ„いま“

実践リレートーク

山田

 日和氏

リレートーカー

社会福祉法人

長岡京市社会福祉協議会

同時開催!こだわり

の逸品販売コーナーを

和歌山県災害ボランティアセンター

         

10年の取組

県社会福祉協議会

県災害ボランティアセンター主任

南出

  考

説 明

みなみ

こう

災害時にも強く、一人ひとりを

大切にする„地域“とは

基調講演講 師

 コミュニティ・エンパワメント

・オフィスFEELD

o

代表

桒原

 英文氏

くわ

はら

ひで

ふみ

社会福祉法人

紀の川市社会福祉協議会

望月

 貴文氏

リレートーカー

もち

づき

たか

ふみ

日本防災士会和歌山県支部

早稲田

 眞廣氏

リレートーカー

わ 

せ だ

まさ

ひろ

城山

 雅宏氏

リレートーカー

公益財団法人

和歌山県国際交流協会

じょうやま

まさ

ひろ

奥田

 修子氏

リレートーカー

社会福祉法人

新宮市社会福祉協議会

おく

しゅうこ

土井

 郁夫氏

リレートーカー

社会福祉法人

みなべ町社会福祉協議会

ど い

いく お

やま

ひ より

Page 4: Fukushi Treasurekenhp/uploadfiles/kenhp/7080/...3 MARCH 2019 福祉わかやま MARCH 2019 福祉わかやま 2 和歌山県災害ボランティアセンター 常設化10周年記念フォーラムの開催

県社協“発”~県社会福祉協議会から事業の案内や報告等を発信

 します!~

福祉サービスの

苦情相談

 福祉サービスを提供している事業所

には、「苦情受付担当者」や「苦情解決責

任者」が配置されており、まずは当事者

間での話し合いで解決を図ることが基

本です。

 また、多くの事業所では、職員以外の

公平・中立な立場である「第三者委員」

も設置されており、利用者の苦情を聞

いたり、話し合いに立ち会ったり、助言

を行ったりしています。

 事業所の苦情受付担当者や職員に、直接苦情を言いづ

らい場合には第三者委員に申し出ることが出来ます。

 しかし、利用者と事業者の双方で話し合っても解決し

なかった場合や、事情があって事業者に直接苦情を言い

づらい場合には、「福祉サービス運営適正化委員会」にご

相談ください。

 福祉サービス運営適正化委員会では、来所、電話、

FAX、手紙、電子メールで、ご相談を受付けています。

来所の際は、できるだけ事前にご連絡をお願いします。

MARCH 2019 福祉わかやま 4MARCH 2019 福祉わかやま5

県福祉サービス運営適正化委員会

TEL:

073-435-5527

FAX:

073-435-5584

e-mail:kujou@

wakayam

akenshakyo.or.jp

お問合せ先

和歌山JAビル1・2階(和歌山市美園町5-1-1)▼就職セミナー 13:00~13:40 就職フェアの上手な活用のしかたや就職活動に役立つ情報などをお伝えします。

▼個別面談会 13:40~16:00求人票だけではわからない業務内容や職場の雰囲気などについて、採用担当者から直接聞くことができます。

▼各種相談コーナー 13:40~16:00 ナースセンター、ハローワーク、介護労働安定センター、介護福祉士会、社会福祉士会、保育士及び福祉人材センターなどの相談コーナーを設けて、具体的な相談に応じます。

会 場内 容

日 時

県福祉人材センター「ハートワーク」 TEL:073-435-5211 FAX:073-435-5209お問合せ先

入退場自由

正職求人パート求人あり

きいちゃんトートバッグプレゼント♥

3月7日(木) 13:00~16:00

45法人参加予定和歌山駅前JAビル開催平成30年度 第3回

福祉・介護・保育の就職フェアわかやま

複数の施設の情報が一度に収集できる機会ですので、

ぜひご来場ください。

災害時におけるボランティア支援に関する協定を締結しました。

本就職フェアに参加された方は、雇用保険にかかるハローワークでの失業認定の求職活動に該当します。

 去る2月6日(水)、本会・県災害ボランティアセンターとライオンズクラブ国際協会335-B地区は、災害時のボランティア支援に関して協定を締結しました。 協定の主な内容は、以下のとおりです。

履歴書用の写真をプレゼント♥プロのカメラマンが撮影します。ご希望の方は、履歴書にふさわしい服装でお越しください。

皆様からご協力を頂いた、赤い羽根共同募金の

活用事例を紹介させて頂きます。

皆様からご協力を頂いた、赤い羽根共同募金の

活用事例を紹介させて頂きます。

●ボランティアの移動にかかる輸送手段(車両等)の手配・提供●ボランティア活動のための資機材の提供●ボランティア活動者のための駐車スペースの確保への支援●その他、物的及び人的支援の提供 など

 私たちの住む地域には、災

害だけでなく、社会的な孤立

による孤独死や虐待…

様々な

課題が山積しています。そして

公的な制度が充実してきた昨

今ですがやはり「制度のすき

ま」はできます。赤い羽根共同

募金では、そのような「すきま」

にある様々な地域の課題を解

決していくための「ささえあい

の心」を支援し続けていきたい

と思っています。「困った時は

お互いさま」で始まった赤い羽

根共同募金は70年後の現在も

その気持ちを大切に培ってい

きたいと思っています。そして、

募金に協力下さった方々、地域

の課題解決のためにご尽力下

さっている方々、和歌山の皆様

をつなぐ赤い羽根共同募金で

ありたいと思っています。

 今後とも、ご支援ご協力賜

りますようお願い致します。

社会福祉法人

和歌山県共同募金会

〒640-

8319

和歌山市手平2丁目1の2

県民交流プラザ和歌山ビッグ愛7階

電話

073-

435-

5231 

 「ハンバーグ、美味しいなぁ」「まだ、残っ

ている?」子どもたちの楽しそうな声が

響きます。調理師免許を持つスタッフの方

とボランティアの方々と子どもたちとの

楽しい会話が始まります。

 「子どもたちの笑顔があふれるひなた

食堂は、私たちの活動の糧になっています。」認定特定非営

利活動法人 ハートツリーでは、市から受託している学習

支援事業(生活困窮者自立支援制度)で、ひとり親家庭の子

どもたちを対象に無料塾とともに子ども食堂「ひなた食

堂」を月1回(

第4火曜日の夕食)

運営し

ています。負担金はひとり100円です

ので、食材費にたりず寄付に頼っていま

す。

 食材は、農家の方に小松菜を頂いたり、

お寺のお供え物を頂いたりと、寄付に頼

っています。そこで、赤い羽根共同募金を

通じて、アサヒ飲料「平成30年度 子どもたちの明るい未来

づくり基金」の助成を受け、食材費やホットプレートを購入

しました。ひなた食堂のスタッフは「子どもたちの笑顔で私

たちは元気を貰っています!」

地域の福祉力は「地域防災力」!

 海南市日方地区御門町。町内には、熊野街道・永正寺・栄

通り等があり、昭和感漂う町並みが今も残っています。海抜

は1〜2m、隣接する公園地山

は土砂崩れの危険もあります。

ここは、地震・津波災害時の「一

次避難場所」にも指定されてい

ますが、スロープはなく急な階

段移動が高齢者避難行動の大

きなネックとなっています。

 町内で活動する「わがまちづくりを考える市民団体=ご

もん

いくもん」と、町内老人クラブ「福寿会」の共同開催で、

災害時に避難が困難な方(とりわけ高齢者)を地域で支え

るとりくみとして、赤い羽根共同募金70周年記念助成金で

購入した「避難介助支援器具」の試用体験も兼ねた「町内高

齢者とその家族による避難体験会」を実施しました。隣近

所、お互いに声をかけあいながら「あわてず・あんぜんに・ケ

ガのないように」との合言葉のもと、大きなトラブルもなく

無事に行うことができました。

 今回の助成金で購入した、階段移

動を介助する「おんぶ用支援器具」・

避難場所までの素早い移動を想定

した簡易車椅子・避難場所での待機

用として使用する「強化ダンボール

ベッドと簡易トイレ」など個人で調

達するには高価な器具を、町内共有利用で備蓄し使用体験

できたことは、地域の防災・減災を考える貴重な経験とな

りました。「体験会の成果は町内だけでなく、近隣の方々に

も紹介し、共に知恵・工夫を積み重ねて地域福祉、地域防災

に活かしていきたい」と、体験会実施後も継続して活動にと

りくまれています。

~赤い羽根  共同募金~共同募金活用紹介!

こども食堂(田辺市)„ひなた食堂“

事例1

市民団体(海南市)ごもん

いくもん

ー御門を元気にする会ー

事例2

午前9時〜午後5時30分

土・日・祝日等を除く。

Page 5: Fukushi Treasurekenhp/uploadfiles/kenhp/7080/...3 MARCH 2019 福祉わかやま MARCH 2019 福祉わかやま 2 和歌山県災害ボランティアセンター 常設化10周年記念フォーラムの開催

県社協“発”~県社会福祉協議会から事業の案内や報告等を発信 します!~

福祉サービスの

苦情相談

 福祉サービスを提供している事業所

には、「苦情受付担当者」や「苦情解決責

任者」が配置されており、まずは当事者

間での話し合いで解決を図ることが基

本です。

 また、多くの事業所では、職員以外の

公平・中立な立場である「第三者委員」

も設置されており、利用者の苦情を聞

いたり、話し合いに立ち会ったり、助言

を行ったりしています。

 事業所の苦情受付担当者や職員に、直接苦情を言いづ

らい場合には第三者委員に申し出ることが出来ます。

 しかし、利用者と事業者の双方で話し合っても解決し

なかった場合や、事情があって事業者に直接苦情を言い

づらい場合には、「福祉サービス運営適正化委員会」にご

相談ください。

 福祉サービス運営適正化委員会では、来所、電話、

FAX、手紙、電子メールで、ご相談を受付けています。

来所の際は、できるだけ事前にご連絡をお願いします。

MARCH 2019 福祉わかやま 4MARCH 2019 福祉わかやま5

県福祉サービス運営適正化委員会

TEL:

073-435-5527

FAX:

073-435-5584

e-mail:kujou@

wakayam

akenshakyo.or.jp

お問合せ先

和歌山JAビル1・2階(和歌山市美園町5-1-1)▼就職セミナー 13:00~13:40 就職フェアの上手な活用のしかたや就職活動に役立つ情報などをお伝えします。

▼個別面談会 13:40~16:00求人票だけではわからない業務内容や職場の雰囲気などについて、採用担当者から直接聞くことができます。

▼各種相談コーナー 13:40~16:00 ナースセンター、ハローワーク、介護労働安定センター、介護福祉士会、社会福祉士会、保育士及び福祉人材センターなどの相談コーナーを設けて、具体的な相談に応じます。

会 場内 容

日 時

県福祉人材センター「ハートワーク」 TEL:073-435-5211 FAX:073-435-5209お問合せ先

入退場自由

正職求人パート求人あり

きいちゃんトートバッグプレゼント♥

3月7日(木) 13:00~16:00

45法人参加予定和歌山駅前JAビル開催平成30年度 第3回

福祉・介護・保育の就職フェアわかやま

複数の施設の情報が一度に収集できる機会ですので、

ぜひご来場ください。

災害時におけるボランティア支援に関する協定を締結しました。

本就職フェアに参加された方は、雇用保険にかかるハローワークでの失業認定の求職活動に該当します。

 去る2月6日(水)、本会・県災害ボランティアセンターとライオンズクラブ国際協会335-B地区は、災害時のボランティア支援に関して協定を締結しました。 協定の主な内容は、以下のとおりです。

履歴書用の写真をプレゼント♥プロのカメラマンが撮影します。ご希望の方は、履歴書にふさわしい服装でお越しください。

皆様からご協力を頂いた、赤い羽根共同募金の

活用事例を紹介させて頂きます。

皆様からご協力を頂いた、赤い羽根共同募金の

活用事例を紹介させて頂きます。

●ボランティアの移動にかかる輸送手段(車両等)の手配・提供●ボランティア活動のための資機材の提供●ボランティア活動者のための駐車スペースの確保への支援●その他、物的及び人的支援の提供 など

 私たちの住む地域には、災

害だけでなく、社会的な孤立

による孤独死や虐待…

様々な

課題が山積しています。そして

公的な制度が充実してきた昨

今ですがやはり「制度のすき

ま」はできます。赤い羽根共同

募金では、そのような「すきま」

にある様々な地域の課題を解

決していくための「ささえあい

の心」を支援し続けていきたい

と思っています。「困った時は

お互いさま」で始まった赤い羽

根共同募金は70年後の現在も

その気持ちを大切に培ってい

きたいと思っています。そして、

募金に協力下さった方々、地域

の課題解決のためにご尽力下

さっている方々、和歌山の皆様

をつなぐ赤い羽根共同募金で

ありたいと思っています。

 今後とも、ご支援ご協力賜

りますようお願い致します。

社会福祉法人

和歌山県共同募金会

〒640-

8319

和歌山市手平2丁目1の2

県民交流プラザ和歌山ビッグ愛7階

電話

073-

435-

5231 

 「ハンバーグ、美味しいなぁ」「まだ、残っ

ている?」子どもたちの楽しそうな声が

響きます。調理師免許を持つスタッフの方

とボランティアの方々と子どもたちとの

楽しい会話が始まります。

 「子どもたちの笑顔があふれるひなた

食堂は、私たちの活動の糧になっています。」認定特定非営

利活動法人 ハートツリーでは、市から受託している学習

支援事業(生活困窮者自立支援制度)で、ひとり親家庭の子

どもたちを対象に無料塾とともに子ども食堂「ひなた食

堂」を月1回(

第4火曜日の夕食)

運営し

ています。負担金はひとり100円です

ので、食材費にたりず寄付に頼っていま

す。

 食材は、農家の方に小松菜を頂いたり、

お寺のお供え物を頂いたりと、寄付に頼

っています。そこで、赤い羽根共同募金を

通じて、アサヒ飲料「平成30年度 子どもたちの明るい未来

づくり基金」の助成を受け、食材費やホットプレートを購入

しました。ひなた食堂のスタッフは「子どもたちの笑顔で私

たちは元気を貰っています!」

地域の福祉力は「地域防災力」!

 海南市日方地区御門町。町内には、熊野街道・永正寺・栄

通り等があり、昭和感漂う町並みが今も残っています。海抜

は1〜2m、隣接する公園地山

は土砂崩れの危険もあります。

ここは、地震・津波災害時の「一

次避難場所」にも指定されてい

ますが、スロープはなく急な階

段移動が高齢者避難行動の大

きなネックとなっています。

 町内で活動する「わがまちづくりを考える市民団体=ご

もん

いくもん」と、町内老人クラブ「福寿会」の共同開催で、

災害時に避難が困難な方(とりわけ高齢者)を地域で支え

るとりくみとして、赤い羽根共同募金70周年記念助成金で

購入した「避難介助支援器具」の試用体験も兼ねた「町内高

齢者とその家族による避難体験会」を実施しました。隣近

所、お互いに声をかけあいながら「あわてず・あんぜんに・ケ

ガのないように」との合言葉のもと、大きなトラブルもなく

無事に行うことができました。

 今回の助成金で購入した、階段移

動を介助する「おんぶ用支援器具」・

避難場所までの素早い移動を想定

した簡易車椅子・避難場所での待機

用として使用する「強化ダンボール

ベッドと簡易トイレ」など個人で調

達するには高価な器具を、町内共有利用で備蓄し使用体験

できたことは、地域の防災・減災を考える貴重な経験とな

りました。「体験会の成果は町内だけでなく、近隣の方々に

も紹介し、共に知恵・工夫を積み重ねて地域福祉、地域防災

に活かしていきたい」と、体験会実施後も継続して活動にと

りくまれています。

~赤い羽根  共同募金~共同募金活用紹介!

こども食堂(田辺市)„ひなた食堂“

事例1

市民団体(海南市)ごもん

いくもん

ー御門を元気にする会ー

事例2

午前9時〜午後5時30分

土・日・祝日等を除く。

Page 6: Fukushi Treasurekenhp/uploadfiles/kenhp/7080/...3 MARCH 2019 福祉わかやま MARCH 2019 福祉わかやま 2 和歌山県災害ボランティアセンター 常設化10周年記念フォーラムの開催

MARCH 2019 福祉わかやま 6MARCH 2019 福祉わかやま7

地域福祉活動紹介シリーズ [vol.143]

普段からの声掛けを大切に~民生委員・児童委員協議会の活動~

ひとづくり まちづくり ゆめづくり

お問合せ和歌山市民生委員・児童委員協議会

和歌山市小人町29番地あいあいセンター

        

福祉交流館内3F

TEL:

073丨431丨5566

 民生委員・児童委員の活動をご紹介します。

 和歌山市民生委員・児童委員協議会会長

西本雉紗子さんにお話をお伺いしました。

民生委員になられたきっかけはなんですか?

 住んでいる地域の民生委員さんが退任されることをきっかけに、

自治会からお声掛けいただきました。当時、私は民生委員さんの中

でも最年少の42歳で、同居家族の家事と子育てをしながらではあり

ましたが、お話を引き受けました。

民生委員活動で心掛けていることはなんですか?

 とにかく、いろんな話題(世間話し)で常に話しかけること、声を

かけることをモットーにしています。

活動から感じる地域の様子はどのようなものですか?

 わたしの担当地区は、他の地域から引っ越してきて住まわれる住

民が多いと思います。一人暮らし世帯や高齢者の方も増えています。

また、生活に困っている世帯の相談を受けることもありますね。

 それから、地区には高齢者施設や児童福祉施設等もあり、よく訪

問しています。民生委員は「つなぎ役」として活動するので、関係機

関との顔の見える関係づくりのために施設等との交流を心掛けて

います。

民生委員のなり手不足が言われていますが?

 なり手不足は、民生委員活動の負担感など、いろんな理由がある

と思います。確かに、大変なこともありますが、自分ができる範囲

で活動することでよいのではないかと、私は考えています。‶民生

委員・児童委員„

だからこそ、地

域住民や関係機関からの信頼を

得て活動できることもたくさんあ

るのです。 (

取材日:平成30年12月26日、

本会ホームページから一部抜粋)

いきいきシニアリーダーカレッジ受講生募集 ~みんなで支え合える地域を目指して~

わかやま元気シニア生きがいバンク

●バンク登録…県内にお住まいの概ね60歳以上の方●活動依頼…県内に活動拠点を置く企業や団体など

社会参加活動に意欲のある高齢者の方々に登録いただき、生きがいを持ちながら活躍できる場につなぎます。

~豊富な知識・経験や資格・技能を      地域で活かして、社会参加しませんか~

県福祉人材センター「ハートワーク」TEL:073-435-5210

お問合せ先

※研修の受講には、受講料がかかります。定員50名(先着)になり次第締め切ります。※詳細は本会ホームページをご覧いただくか、直接お問合せください。

県社会福祉協議会 TEL:073-435-52143月29日(金)(定員に達しない場合は4月19日(金)まで受け付けます)

プラン2 施設利用者の補償プラン3 施設職員の補償プラン4 社会福祉法人役員等の補償

インターネットで保険料試算できますふくしの保険 検 索しせつの損害補償社会福祉施設

総合損害補償

平成30年度

施設業務の補償 (賠償責任保険、動産総合保険)プラン1

充実した補償と

割安な保険料

です。

スケールメリットを活かした

社会福祉法人 全国社会福祉協議会団体契約者 株式会社 福祉保険サービス取扱代理店

老人福祉施設、障害者支援施設、児童福祉施設の

事故・紛争円満解決のために!

● このご案内は概要を説明したものです。詳しい内容のお問い合わせは下記までお願いします。 ●

にしもと

児童・生徒の登下校時の見守り活動(西脇地区民協)の様子

和歌山校

田辺校

橋本校

学科・コース

シニアの住みよいまちづくり実践学科

会場・定員・回数・受講料

①ねんりんピックを応援しよう!&和歌山の魅力発見!(田辺・西牟婁圏域)②ねんりんピックを応援しよう!&和歌山の魅力発見!(田辺・日高圏域)

①ささえあいコース②紀北の魅力発見コース

ビッグ愛8階801会議室他【定員/70名】年間/18回年間/2,000円

①ビッグ・ユー 【定員/30名】 年間/10回②田辺市民総合センター 【定員/40名】 年間/10回各コース 年間/1,000円

①橋本市保健福祉センター 【定員/60名】 年間/10回②橋本市保健福祉センター 【定員/40名】 年間/10回各コース 年間/1,000円

 県社会福祉協議会では、2005年(平成17年)から地域活動をリードする人材を養成し、高齢者の社会参加活動を促進する『いきいきシニアリーダーカレッジ』を県内3か所(和歌山校・田辺校・橋本校)で開講しています。

登録方法や活用のお申込みお問合せは

わかやま元気シニア生きがいバンクhttp://www.wakayamakenshakyo.or.jp/TEL:073-435-5214 FAX:073-435-5221

田辺市社会福祉協議会 地域福祉課〒646-0028 田辺市高雄一丁目23番1号 田辺市民総合センター内TEL:0739-24-8329 FAX:0739-26-2928橋本市社会福祉協議会 地域福祉係〒648-0072 橋本市東家一丁目3番1号 橋本市保健福祉センター2階TEL:0736-33-0294 FAX:0736-33-4377

田辺校

県社会福祉協議会 地域福祉部〒640-8545 和歌山市手平2-1-2 和歌山ビッグ愛7FTEL:073-435-5214 FAX:073-435-5221

和歌山校

橋本校

お問合せ先

申 込 期 日

お 申 込 み

※入学資格、日程、申込方法等詳細につきましては、下記までお問合せください。

申込受付中

福祉職場における労務管理研修開 催日時会 場受講申込期限

/3月19日(火) 10:30~16:30/和歌山ビッグ愛/3月5日(火)(必着)

平成30年度 福祉人材キャリア形成支援研修

Page 7: Fukushi Treasurekenhp/uploadfiles/kenhp/7080/...3 MARCH 2019 福祉わかやま MARCH 2019 福祉わかやま 2 和歌山県災害ボランティアセンター 常設化10周年記念フォーラムの開催

MARCH 2019 福祉わかやま 6MARCH 2019 福祉わかやま7

地域福祉活動紹介シリーズ [vol.143]

普段からの声掛けを大切に~民生委員・児童委員協議会の活動~

ひとづくり まちづくり ゆめづくり

お問合せ和歌山市民生委員・児童委員協議会

和歌山市小人町29番地あいあいセンター

        

福祉交流館内3F

TEL:

073丨431丨5566

 民生委員・児童委員の活動をご紹介します。

 和歌山市民生委員・児童委員協議会会長

西本雉紗子さんにお話をお伺いしました。

民生委員になられたきっかけはなんですか?

 住んでいる地域の民生委員さんが退任されることをきっかけに、

自治会からお声掛けいただきました。当時、私は民生委員さんの中

でも最年少の42歳で、同居家族の家事と子育てをしながらではあり

ましたが、お話を引き受けました。

民生委員活動で心掛けていることはなんですか?

 とにかく、いろんな話題(世間話し)で常に話しかけること、声を

かけることをモットーにしています。

活動から感じる地域の様子はどのようなものですか?

 わたしの担当地区は、他の地域から引っ越してきて住まわれる住

民が多いと思います。一人暮らし世帯や高齢者の方も増えています。

また、生活に困っている世帯の相談を受けることもありますね。

 それから、地区には高齢者施設や児童福祉施設等もあり、よく訪

問しています。民生委員は「つなぎ役」として活動するので、関係機

関との顔の見える関係づくりのために施設等との交流を心掛けて

います。

民生委員のなり手不足が言われていますが?

 なり手不足は、民生委員活動の負担感など、いろんな理由がある

と思います。確かに、大変なこともありますが、自分ができる範囲

で活動することでよいのではないかと、私は考えています。‶

民生

委員・児童委員„

だからこそ、地

域住民や関係機関からの信頼を

得て活動できることもたくさんあ

るのです。 (

取材日:平成30年12月26日、

本会ホームページから一部抜粋)

いきいきシニアリーダーカレッジ受講生募集 ~みんなで支え合える地域を目指して~

わかやま元気シニア生きがいバンク

●バンク登録…県内にお住まいの概ね60歳以上の方●活動依頼…県内に活動拠点を置く企業や団体など

社会参加活動に意欲のある高齢者の方々に登録いただき、生きがいを持ちながら活躍できる場につなぎます。

~豊富な知識・経験や資格・技能を      地域で活かして、社会参加しませんか~

県福祉人材センター「ハートワーク」TEL:073-435-5210

お問合せ先

※研修の受講には、受講料がかかります。定員50名(先着)になり次第締め切ります。※詳細は本会ホームページをご覧いただくか、直接お問合せください。

県社会福祉協議会 TEL:073-435-52143月29日(金)(定員に達しない場合は4月19日(金)まで受け付けます)

プラン2 施設利用者の補償プラン3 施設職員の補償プラン4 社会福祉法人役員等の補償

インターネットで保険料試算できますふくしの保険 検 索しせつの損害補償社会福祉施設

総合損害補償

平成30年度

施設業務の補償 (賠償責任保険、動産総合保険)プラン1

充実した補償と

割安な保険料

です。

スケールメリットを活かした

社会福祉法人 全国社会福祉協議会団体契約者 株式会社 福祉保険サービス取扱代理店

老人福祉施設、障害者支援施設、児童福祉施設の

事故・紛争円満解決のために!

● このご案内は概要を説明したものです。詳しい内容のお問い合わせは下記までお願いします。 ●

にしもと

児童・生徒の登下校時の見守り活動(西脇地区民協)の様子

和歌山校

田辺校

橋本校

学科・コース

シニアの住みよいまちづくり実践学科

会場・定員・回数・受講料

①ねんりんピックを応援しよう!&和歌山の魅力発見!(田辺・西牟婁圏域)②ねんりんピックを応援しよう!&和歌山の魅力発見!(田辺・日高圏域)

①ささえあいコース②紀北の魅力発見コース

ビッグ愛8階801会議室他【定員/70名】年間/18回年間/2,000円

①ビッグ・ユー 【定員/30名】 年間/10回②田辺市民総合センター 【定員/40名】 年間/10回各コース 年間/1,000円

①橋本市保健福祉センター 【定員/60名】 年間/10回②橋本市保健福祉センター 【定員/40名】 年間/10回各コース 年間/1,000円

 県社会福祉協議会では、2005年(平成17年)から地域活動をリードする人材を養成し、高齢者の社会参加活動を促進する『いきいきシニアリーダーカレッジ』を県内3か所(和歌山校・田辺校・橋本校)で開講しています。

登録方法や活用のお申込みお問合せは

わかやま元気シニア生きがいバンクhttp://www.wakayamakenshakyo.or.jp/TEL:073-435-5214 FAX:073-435-5221

田辺市社会福祉協議会 地域福祉課〒646-0028 田辺市高雄一丁目23番1号 田辺市民総合センター内TEL:0739-24-8329 FAX:0739-26-2928橋本市社会福祉協議会 地域福祉係〒648-0072 橋本市東家一丁目3番1号 橋本市保健福祉センター2階TEL:0736-33-0294 FAX:0736-33-4377

田辺校

県社会福祉協議会 地域福祉部〒640-8545 和歌山市手平2-1-2 和歌山ビッグ愛7FTEL:073-435-5214 FAX:073-435-5221

和歌山校

橋本校

お問合せ先

申 込 期 日

お 申 込 み

※入学資格、日程、申込方法等詳細につきましては、下記までお問合せください。

申込受付中

福祉職場における労務管理研修開 催日時会 場受講申込期限

/3月19日(火) 10:30~16:30/和歌山ビッグ愛/3月5日(火)(必着)

平成30年度 福祉人材キャリア形成支援研修

Page 8: Fukushi Treasurekenhp/uploadfiles/kenhp/7080/...3 MARCH 2019 福祉わかやま MARCH 2019 福祉わかやま 2 和歌山県災害ボランティアセンター 常設化10周年記念フォーラムの開催

特 集2 3

発 行 社会福祉法人 和歌山県社会福祉協議会 〒640-8545 和歌山市手平2丁目1-2 TEL:073-435-5222 FAX:073-435-5226[URL] http://www.wakayamakenshakyo.or.jp/ [e-mail] [email protected]

災害時にも。ボランティアの力を、地域の力に。~和歌山県災害ボランティアセンター常設化10周年記念フォーラムを開催~

山本 純生さん(やまもと すみお)

足が不自由になった方が自分の作った義肢や装

具を使って日常生活が送れるようになり、笑顔

を見せてくれることが、この仕事のやりがいを

感じる瞬間です。

メッセージ

 義肢装具を作る仕事といっても、それらを使

うのは患者さんです。時には患者さんに義肢や

装具が合わず、型を採り直したり、さまざまな

修正を行ったりしながら作り上げていくことも

あります。教科書通りにいかないこともありま

すが、この難しさがこの仕事の魅力だと思って

います。

きっかけ

 義肢装具士になろうと思ったきっかけは高校

時代の恩師からこの仕事を紹介されたことでし

た。ものづくりが好きで、一人ひとりに合わせ

て義肢や装具を作っていくことに魅力を感じ、

高校卒業後この仕事に就きました。

 当時は特別な資格が必要な仕事ではなかった

ですが、その後、国家資格が必要な職種となり

ました。

一人ひとりに合った義肢装具を

 義肢装具士は患者さん一人ひとりの体に合わ

せて、型を採り、義肢や装具を作っていきます。

とても繊細な作業のため、必ず一度でその方に

合ったものを作れるとも限りません。なるべく

良い状態で採型ができるように、患者さんをよ

く見て、コミュニケーションをとることも重要

になってきます。子どもにはアニメを見てもら

ったり、担当の理学療法士に同席してもらった

りと工夫しています。

 事故や疾病、先天性などさまざまな事情で手

 県内の福祉職場で働く人たちに、そ

の仕事の魅力をお聞きしました。

 今回は、社会福祉法人琴の浦リハビ

リテーションセンター付属義肢装具適

合センターで働く山本 純生さんです。すみ おやまもと

を支える人たちふ だんの く らしの し あわせ

経験年数職  種勤 務 先

住 所

T E L

: 36年: 義肢装具士: 社会福祉法人 琴の浦リハビリテーションセンター 付属義肢装具適合センター: 〒640-0014 和歌山市毛見1451番地:073-444-3141

タイトル下に4mm広げたので3月号は元に戻す

 次号から、「ふくしトレジャー」と銘打ち、私たちの身近で地域のふくしを支える人や物(まさに宝物あるいは秘宝)をご紹介していきます。 これまで(平成20年度から平成28年度)「こだわりの逸品」として、県内の障がいがある方々が働く作業所等で作られる逸品を紹介してきました。また、平成29年度からは、「 ふ だんの く らしの し あわせを支える人たち」として、福祉職場で働く方々を紹介してきました。

 さらに取材先を拡大して、「 ふ だんの く らしの し あわせ(ふくし)」を支える人・物・笑顔を、福祉現場のみならず広く地域のふくしを支える力をご紹介していきます。

●退職後、地域のボランティア活動に勤しむ方●バームクーヘン専門工房「おかし工房 sawa」で作られるバームクーヘン

●教育現場で活躍する「スクールソーシャルワーカー」

順次掲載予定です★

次号から

Fukushi Treasure

ふくし トレジャー

この冊子は、再生紙を使用し

環境に優しい植物油インキで

印刷しています。

今月の表紙

毎月1回

10,000部発行

3vol.380号

2019

社会福祉法人和歌山県社会福祉協議会

たくさんの方にご来場いただきました。ありがとうございました。(記念フォーラムでの様子:2~3頁に関連記事)たくさんの方にご来場いただきました。ありがとうございました。(記念フォーラムでの様子:2~3頁に関連記事)

45・赤い羽根共同募金の活動紹介・苦情解決のツボ・平成30年度第3回 福祉・介護・保育の就職フェアわかやま開催案内

678 ふ く し

・地域福祉活動紹介 民生委員・児童委員活動紹介・情報案内コーナー・  だんの  らしの  あわせを支える人たち