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G ender E quality O ffice vol. 2018.5 08 08 新潟大学 男女共同参画推進室 ニューズレター 男女共同参画推進室は、2016年度より年4回のニューズレターを発行し、 本学における男女共同参画やダイバーシティに関する情報及び活動報告、その他トピックなどをお知らせしています。 平成27年度から、本学が代表機関として取り組んでいる文部科学省科学技術人材育成費補助 事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ」の中間評価結果が公開され、総合評価とし て「A」評価をいただきました。  この事業は、女性研究者がその能力を最大限発揮できるよう、研究とライフイベント(出産・ 子育て・介護等)との両立や女性研究者の研究力の向上を一体的に推進するなど、研究環境のダ イバーシティ実現に関する目標・計画を掲げ、優れた取組を体系的・組織的に実施する大学・独 立行政法人等を選定し重点的に支援するものです。本学は、共同実施期機関である株式会社タケ ショー及び県内8協力機関の参画を得て「連携型」に取り組んでいます。 本学代表の取組に対する評価コメントには ・実行性の高い取組を地域に普及させるための先導的な役割を果たす優れた連携体制 ・優れた女性研究者の上位職登用による連携協力機関の女性上位職比率の向上 ・男性研究者も支援対象とした様々なきめ細かな取組による意識改革 ・ポイント制による人事管理方式での女性研究者の採用・登用へのポイント配分とインセン ティブ付与による新たな展開への期待 などの点が評価できるものとして記され、さらに、本学に対する課題として、  ・他機関への転出の原因分析と定着へ向けた環境整備 ・業績に見合った昇任等の対応策の立案 が指摘されました。 平成32年の事業終了まで、特に自然科学系の女性研究者の増加に向けて、より一層の取組を 進めて参ります。 GEO ダイバーシティ事 業 中 間 評 価において「 A 」 評 価をいただきました 飯野 由香利 教授(人文社会・教育科学系) 平成30年度科学技術分野文部科学省大臣表彰「科学技術賞(理解増進部門)」 2017年度日本建築学会 教育賞(教育貢献) 青柳 かおる 准教授(人文社会・教育科学系) 平成29年度日本学術振興会科学研究費補助金審査委員表彰 興治 文子 准教授(人文社会・教育科学系) 2017PCカンファレンス 最優秀論文賞 岩瀬 陽子 助教(医歯学系) 平成29年度小児歯科学会 「町田賞・研究奨励賞」 森口 紗千子 特任助教(自然科学系) 農林水産大臣感謝状 平 成 2 9 年 度 以 降に受 賞した女 性 研 究 者をご紹 介します <飯野由香利 教授> ※それぞれの所属は受賞当時のものです。 1

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Page 1: GEO 08 新潟大学 男女共同参画推進室 ニューズレター Gender … · 平成30年度男女共同参画推進トップ懇談会を開催します 第1回:牛木 辰男

男女共同参画ニュース

通信Gender Equality Office vol.2018.5 0808新潟大学 男女共同参画推進室 ニューズレター

男女共同参画推進室は、2016年度より年4回のニューズレターを発行し、本学における男女共同参画やダイバーシティに関する情報及び活動報告、その他トピックなどをお知らせしています。

 平成27年度から、本学が代表機関として取り組んでいる文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ」の中間評価結果が公開され、総合評価として「A」評価をいただきました。  この事業は、女性研究者がその能力を最大限発揮できるよう、研究とライフイベント(出産・子育て・介護等)との両立や女性研究者の研究力の向上を一体的に推進するなど、研究環境のダイバーシティ実現に関する目標・計画を掲げ、優れた取組を体系的・組織的に実施する大学・独立行政法人等を選定し重点的に支援するものです。本学は、共同実施期機関である株式会社タケショー及び県内8協力機関の参画を得て「連携型」に取り組んでいます。 本学代表の取組に対する評価コメントには ・実行性の高い取組を地域に普及させるための先導的な役割を果たす優れた連携体制 ・優れた女性研究者の上位職登用による連携協力機関の女性上位職比率の向上 ・男性研究者も支援対象とした様々なきめ細かな取組による意識改革 ・ポイント制による人事管理方式での女性研究者の採用・登用へのポイント配分とインセン

ティブ付与による新たな展開への期待などの点が評価できるものとして記され、さらに、本学に対する課題として、  ・他機関への転出の原因分析と定着へ向けた環境整備 ・業績に見合った昇任等の対応策の立案が指摘されました。 平成32年の事業終了まで、特に自然科学系の女性研究者の増加に向けて、より一層の取組を進めて参ります。

GEO

○ 上位職シャドウイング研修派遣制度の面接を兼ねた 「グループ研修」を開催します日時:平成 30 年6月22日(金) 10:45 ~ 11:45会場:旭町キャンパス 医学部保健学科大会議室

平成30年度上位職シャドウイング研修派遣制度の申請者によるプレゼン、昨年度研修者による報告、研修計画へのアドバイス等を行います。次年度の申請を検討したい方の参加も歓迎します。

○ 男性の子育て茶話会「おやじの会」を開催します父親だからこそわかる育児の悩みやコツなどを共有しませんか。7月開催予定。ホームページやメールでご案内します。

○ 平成30年度男女共同参画推進トップ懇談会を開催します第1回:牛木 辰男 理事(6月4日)  第2回:川端 和重 理事(7月30日)第3回:大浦 容子 理事(9月20日)

○ 本学は男性職員の育児休業の取得を推進しています男性職員の育児休業の取得者には「ナイス・ファーザー賞」を、当該職員の所属部署には「ナイス・サポート賞」を授与します。

今後のイベント情報・募集予告など

ご意見・お問合せ

男女共同参画推進室〒950-2181 新潟市西区五十嵐2の町8050TEL:025-262-7570 FAX:025-262-7572

五十嵐キャンパス

男女共同参画推進室HP: http://www.niigata-u.ac.jp/geo/ ダイバーシティ事業HP: http://www.niigata-diversity.net/ 編集・発行:新潟大学 経営戦略本部 男女共同参画推進室発 行 日:平成30年5月31日☆今号より、GEO通信はWeb掲載のみでの発行となりました。

ダイバーシティ事業中間評価において「A」評価をいただきました

●飯野 由香利 教授(人文社会・教育科学系) 平成30年度科学技術分野文部科学省大臣表彰「科学技術賞(理解増進部門)」 2017年度日本建築学会 教育賞(教育貢献)●青柳 かおる 准教授(人文社会・教育科学系) 平成29年度日本学術振興会科学研究費補助金審査委員表彰 ●興治 文子 准教授(人文社会・教育科学系) 2017PCカンファレンス 最優秀論文賞●岩瀬 陽子 助教(医歯学系) 平成29年度小児歯科学会 「町田賞・研究奨励賞」●森口 紗千子 特任助教(自然科学系) 農林水産大臣感謝状

平成29年度以降に受賞した女性研究者をご紹介します

 内閣府男女共同参画推進本部は、毎年6月23日から29日までの1週間を「男女共同参画週間」として、男女共同参画社会基本法の目的や基本理念について理解を深めることを目指しています。 (内閣府男女共同参画局ホームページより: http://www.gender.go.jp/public/week/index.html)

● 毎年6月23日~29日までの1週間は「男女共同参画週間」です

 この法律は、衆参両院や地方議会の選挙で、男女の候補者数をできる限り均等にするよう、政党へ目標設定などの努力を促すものです。国際的にみてもとても低い日本の女性議員比率※の改善へ向けた一歩となりそうです。(※2017年3月現在、193カ国中164位)

● 「政治分野における男女共同参画推進法(男女候補者均等法)」 が成立しました!

無断転載禁止 <飯野由香利 教授>※それぞれの所属は受賞当時のものです。

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Page 2: GEO 08 新潟大学 男女共同参画推進室 ニューズレター Gender … · 平成30年度男女共同参画推進トップ懇談会を開催します 第1回:牛木 辰男

Gender Equality Office

女性リーダー養成研修各部局が平成29年度に実施した男女共同参画推進に関する取組事例を紹介します。

「ハッピーキャリアのススメ」と題した講演と座談会を、2月2日、五十嵐キャンパスにて開催し、学内外から23名の参加がありました。講演では、講師の船越伴子氏から、女性活躍推進がなぜ必要かの説

明があり、関西学院大学で開発された「ハッピーキャリアプログラム」の事例が紹介されました。続く座談会では、参加者がグループに分かれて、女性リーダーを目指す、あるいは、組織として輩出していくためには何が必要かを話し合いました。参加者アンケートには、「普段周囲に相談できることがなかったので自分の考えを確認するチャンスになった」(女性)、「職場では聞けない、女性の考え方が聞けた」「次回機会があれば若手女性も参加させたい」(以上、男性管理職)などの声が寄せられました。

新潟大学男女共同参画推進計画 ~平成29年度における各部局の取組~活動報告

旭町キャンパスロールモデル交流会「子育てと臨床・研究との両立」をテーマとしたセミナーと交流会を、2月16日、旭町キャンパスにて開催しました。ロールモデル講師の入月浩美医員(医学部小児科学教室)に、ご経験をお話しいただいた後、医歯学系の教職員、医員、学生の他、新潟県福祉保健部の職員の方も含めた23名の参加者と意見交換を行いました。参加者の内8名は男性で、子育てと臨床・研究の両立に取り組んでい

る立場の女性、あるいは、女性医師や女性の学生をサポートする立場の方々でした。時間いっぱいまで熱心な話し合いが続く中、大学院生への育児支援制度の必要性など、現場のニーズが表出され、男女共同参画推進室としても、今後の取組に向けて、重要な課題把握の機会となりました。

学振申請勉強会恒例の日本学術振興会特別研究員への申請のための勉強会を、昨年

度は3月9日と15日に両キャンパスで開催しました。特別研究員および海外特別研究員制度について、制度の概要説明の

後、審査員経験のある教員、採用者から実体験に基づいたアドバイスをいただきました。書類選考で通過した方、面接審査に挑んで採用された方、2回目のPRDに採用された方など、DC1からRPDまで、様々な採用での経験をお聞きすることができました。終了後のアンケートからは、「欲しかった情報が得られた」、「まだ学部生だが、早い段階で知

れて良かった」など、今後の申請を考える学生のニーズに即した勉強会であったことが窺えました。

・学生支援センターの准教授を講師としてハラスメントに関するFDを実施した。(経済学部)・必修科目のグループ学修において、男女のバランスを配慮したグループ編成を行うなど、多様な考え方に触れる機会を設けた。(創生学部)・学生向け説明会では、女性を含む先輩医師に自身の体験を話してもらった。(医学部医学科)・専門知識を有する事務職員から行動計画実施に対するアドバイス得られるよう、事務体制を整えた。(脳研究所)

男女共同参画の視点に立った教育・研究環境の整備の取組

・介護を抱える教員の授業時間を曜日内で集約し、介護を行いやすい状況を創出した。(法学部)・新たに女性教職員用の休憩室を設けた。(人社系)・男女共同参画推進室の平成29年度支援制度について周知を行った。(工学部)・育児休業、育児短時間勤務取得予定者数等を見込んで採用人数を決定し、採用した。(医歯学総合病院)・既存の委員会をWLB等に関する議題を検討するための組織として位置付けた。(脳研究所)

男女共同参画の視点に立った就業環境の整備の取組

・テニュアトラック教員の公募に際し、ライフイベント期への配慮を明文化した。(人社系)・平成30年3月までに学系全体として合計5件の女性教員配置計画を決定し、人事手続きを進めている。その他に、農学分野において女性限定テニュアトラック教員採用人事を行い、若手女性助教が超域学術院に着任した。 (自然科学系)・女性教員限定の公募を行い、平成30年4月に助教1名を採用した。(脳研究所)

積極的な女性登用などのポジティブ・アクションの取組

・大学学習法の一コマで、男女共同参画の重要性についての講義を実施した。(理学部)・女子学生確保のためのパンフレット(リアル工学女子)を編集し作成した。(工学部)・若手研究者や学生の国際学会参加等に係る各種経費を支援した。(医歯学総合研究科)・看護部にて「子供たちの職場参観」を実施し、子ども17人が参加した。(医歯学総合病院)・所内で運用する「中田瑞穂若手研究奨励賞」に女性研究者枠を設置する検討を開始した。(脳研究所)

次世代育成のための取組

・育児休暇を取得した教員に対し、授業科目を休暇明けに設定した。(法学部)・学部長・事務室長が率先して休暇をとった。(農学部)・教授会等の開始時間を原則15時とし17時までに終了するように配慮した。(歯学部)・ライフイベントを抱える教員への休日業務での職務割り当てについて配慮した。(保健学科・保健学研究科)・ワーク・ライフ・バランスを図るため、職員に対してゆう活を推奨した。(医歯学総合病院)

仕事と家庭生活の調和を図るための取組

平成30年4月1日現在の女性研究者比率

●人文社会・教育科学系 17.8% ●脳研究所 16.7%

●自然科学系 6.0% ●本部・機構等 27.3%

●医歯学系 21.7% ●医歯学総合病院 14.7%

※助教以上で特任教員は含めずカウントした場合。

★ 大学全体では 16.0%です。

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貸出DVDあります

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Gender Equality Office

女性リーダー養成研修各部局が平成29年度に実施した男女共同参画推進に関する取組事例を紹介します。

「ハッピーキャリアのススメ」と題した講演と座談会を、2月2日、五十嵐キャンパスにて開催し、学内外から23名の参加がありました。講演では、講師の船越伴子氏から、女性活躍推進がなぜ必要かの説明があり、関西学院大学で開発された「ハッピーキャリアプログラム」の事例が紹介されました。続く座談会では、参加者がグループに分かれて、女性リーダーを目指す、あるいは、組織として輩出していくためには何が必要かを話し合いました。参加者アンケートには、「普段周囲に相談できることがなかったので自分の考えを確認するチャンスになった」(女性)、「職場では聞けない、女性の考え方が聞けた」「次回機会があれば若手女性も参加させたい」(以上、男性管理職)などの声が寄せられました。

新潟大学男女共同参画推進計画 ~平成29年度における各部局の取組~活動報告

旭町キャンパスロールモデル交流会「子育てと臨床・研究との両立」をテーマとしたセミナーと交流会を、2月16日、旭町キャンパスにて開催しました。ロールモデル講師の入月浩美医員(医学部小児科学教室)に、ご経験をお話しいただいた後、医歯学系の教職員、医員、学生の他、新潟県福祉保健部の職員の方も含めた23名の参加者と意見交換を行いました。参加者の内8名は男性で、子育てと臨床・研究の両立に取り組んでいる立場の女性、あるいは、女性医師や女性の学生をサポートする立場の方々でした。時間いっぱいまで熱心な話し合いが続く中、大学院生への育児支援制度の必要性など、現場のニーズが表出され、男女共同参画推進室としても、今後の取組に向けて、重要な課題把握の機会となりました。

学振申請勉強会恒例の日本学術振興会特別研究員への申請のための勉強会を、昨年度は3月9日と15日に両キャンパスで開催しました。特別研究員および海外特別研究員制度について、制度の概要説明の後、審査員経験のある教員、採用者から実体験に基づいたアドバイスをいただきました。書類選考で通過した方、面接審査に挑んで採用された方、2回目のPRDに採用された方など、DC1からRPDまで、様々な採用での経験をお聞きすることができました。終了後のアンケートからは、「欲しかった情報が得られた」、「まだ学部生だが、早い段階で知れて良かった」など、今後の申請を考える学生のニーズに即した勉強会であったことが窺えました。

・学生支援センターの准教授を講師としてハラスメントに関するFDを実施した。(経済学部)・必修科目のグループ学修において、男女のバランスを配慮したグループ編成を行うなど、多様な考え方に触れる機会を設けた。(創生学部)

・学生向け説明会では、女性を含む先輩医師に自身の体験を話してもらった。(医学部医学科)・専門知識を有する事務職員から行動計画実施に対するアドバイス得られるよう、事務体制を整えた。(脳研究所)

男女共同参画の視点に立った教育・研究環境の整備の取組

・介護を抱える教員の授業時間を曜日内で集約し、介護を行いやすい状況を創出した。(法学部)・新たに女性教職員用の休憩室を設けた。(人社系)・男女共同参画推進室の平成29年度支援制度について周知を行った。(工学部)・育児休業、育児短時間勤務取得予定者数等を見込んで採用人数を決定し、採用した。(医歯学総合病院)・既存の委員会をWLB等に関する議題を検討するための組織として位置付けた。(脳研究所)

男女共同参画の視点に立った就業環境の整備の取組

・テニュアトラック教員の公募に際し、ライフイベント期への配慮を明文化した。(人社系)・平成30年3月までに学系全体として合計5件の女性教員配置計画を決定し、人事手続きを進めている。その他に、農学分野において女性限定テニュアトラック教員採用人事を行い、若手女性助教が超域学術院に着任した。 (自然科学系)・女性教員限定の公募を行い、平成30年4月に助教1名を採用した。(脳研究所)

積極的な女性登用などのポジティブ・アクションの取組

・大学学習法の一コマで、男女共同参画の重要性についての講義を実施した。(理学部)・女子学生確保のためのパンフレット(リアル工学女子)を編集し作成した。(工学部)・若手研究者や学生の国際学会参加等に係る各種経費を支援した。(医歯学総合研究科)・看護部にて「子供たちの職場参観」を実施し、子ども17人が参加した。(医歯学総合病院)・所内で運用する「中田瑞穂若手研究奨励賞」に女性研究者枠を設置する検討を開始した。(脳研究所)

次世代育成のための取組

・育児休暇を取得した教員に対し、授業科目を休暇明けに設定した。(法学部)・学部長・事務室長が率先して休暇をとった。(農学部)・教授会等の開始時間を原則15時とし17時までに終了するように配慮した。(歯学部)・ライフイベントを抱える教員への休日業務での職務割り当てについて配慮した。(保健学科・保健学研究科)・ワーク・ライフ・バランスを図るため、職員に対してゆう活を推奨した。(医歯学総合病院)

仕事と家庭生活の調和を図るための取組

平成30年4月1日現在の女性研究者比率

●人文社会・教育科学系 17.8% ●脳研究所 16.7%

●自然科学系 6.0% ●本部・機構等 27.3%

●医歯学系 21.7% ●医歯学総合病院 14.7%

※助教以上で特任教員は含めずカウントした場合。

★ 大学全体では 16.0%です。

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男女共同参画ニュース

通信Gender Equality Office vol.2018.5 0808新潟大学 男女共同参画推進室 ニューズレター

男女共同参画推進室は、2016年度より年4回のニューズレターを発行し、本学における男女共同参画やダイバーシティに関する情報及び活動報告、その他トピックなどをお知らせしています。

 平成27年度から、本学が代表機関として取り組んでいる文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ」の中間評価結果が公開され、総合評価として「A」評価をいただきました。  この事業は、女性研究者がその能力を最大限発揮できるよう、研究とライフイベント(出産・子育て・介護等)との両立や女性研究者の研究力の向上を一体的に推進するなど、研究環境のダイバーシティ実現に関する目標・計画を掲げ、優れた取組を体系的・組織的に実施する大学・独立行政法人等を選定し重点的に支援するものです。本学は、共同実施期機関である株式会社タケショー及び県内8協力機関の参画を得て「連携型」に取り組んでいます。 本学代表の取組に対する評価コメントには ・実行性の高い取組を地域に普及させるための先導的な役割を果たす優れた連携体制 ・優れた女性研究者の上位職登用による連携協力機関の女性上位職比率の向上 ・男性研究者も支援対象とした様々なきめ細かな取組による意識改革 ・ポイント制による人事管理方式での女性研究者の採用・登用へのポイント配分とインセン

ティブ付与による新たな展開への期待などの点が評価できるものとして記され、さらに、本学に対する課題として、  ・他機関への転出の原因分析と定着へ向けた環境整備 ・業績に見合った昇任等の対応策の立案が指摘されました。 平成32年の事業終了まで、特に自然科学系の女性研究者の増加に向けて、より一層の取組を進めて参ります。

GEO

○ 上位職シャドウイング研修派遣制度の面接を兼ねた 「グループ研修」を開催します日時:平成 30 年6月22日(金) 10:45 ~ 11:45会場:旭町キャンパス 医学部保健学科大会議室

平成30年度上位職シャドウイング研修派遣制度の申請者によるプレゼン、昨年度研修者による報告、研修計画へのアドバイス等を行います。次年度の申請を検討したい方の参加も歓迎します。

○ 男性の子育て茶話会「おやじの会」を開催します父親だからこそわかる育児の悩みやコツなどを共有しませんか。7月開催予定。ホームページやメールでご案内します。

○ 平成30年度男女共同参画推進トップ懇談会を開催します第1回:牛木 辰男 理事(6月4日)  第2回:川端 和重 理事(7月30日)第3回:大浦 容子 理事(9月20日)

○ 本学は男性職員の育児休業の取得を推進しています男性職員の育児休業の取得者には「ナイス・ファーザー賞」を、当該職員の所属部署には「ナイス・サポート賞」を授与します。

今後のイベント情報・募集予告など

ご意見・お問合せ

男女共同参画推進室〒950-2181 新潟市西区五十嵐2の町8050TEL:025-262-7570 FAX:025-262-7572

五十嵐キャンパス

男女共同参画推進室HP: http://www.niigata-u.ac.jp/geo/ ダイバーシティ事業HP: http://www.niigata-diversity.net/ 編集・発行:新潟大学 経営戦略本部 男女共同参画推進室発 行 日:平成30年5月31日☆今号より、GEO通信はWeb掲載のみでの発行となりました。

ダイバーシティ事業中間評価において「A」評価をいただきました

●飯野 由香利 教授(人文社会・教育科学系) 平成30年度科学技術分野文部科学省大臣表彰「科学技術賞(理解増進部門)」 2017年度日本建築学会 教育賞(教育貢献)●青柳 かおる 准教授(人文社会・教育科学系) 平成29年度日本学術振興会科学研究費補助金審査委員表彰 ●興治 文子 准教授(人文社会・教育科学系) 2017PCカンファレンス 最優秀論文賞●岩瀬 陽子 助教(医歯学系) 平成29年度小児歯科学会 「町田賞・研究奨励賞」●森口 紗千子 特任助教(自然科学系) 農林水産大臣感謝状

平成29年度以降に受賞した女性研究者をご紹介します

 内閣府男女共同参画推進本部は、毎年6月23日から29日までの1週間を「男女共同参画週間」として、男女共同参画社会基本法の目的や基本理念について理解を深めることを目指しています。 (内閣府男女共同参画局ホームページより: http://www.gender.go.jp/public/week/index.html)

● 毎年6月23日~29日までの1週間は「男女共同参画週間」です

 この法律は、衆参両院や地方議会の選挙で、男女の候補者数をできる限り均等にするよう、政党へ目標設定などの努力を促すものです。国際的にみてもとても低い日本の女性議員比率※の改善へ向けた一歩となりそうです。(※2017年3月現在、193カ国中164位)

● 「政治分野における男女共同参画推進法(男女候補者均等法)」 が成立しました!

無断転載禁止 <飯野由香利 教授>※それぞれの所属は受賞当時のものです。

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