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1 福島市基幹 GIS 構築及び保守運用業務仕様書 1 業務の概要 GIS を活用した市民サービスの向上と、庁内各課で保有する GIS データの共有及び共用 の推進による業務の高度化及び事務改善を図るため、庁内でのデータ共有を行う GIS (以下 「庁内用 GIS」という。)と市民公開機能とを持つ GIS (以下「公開型 GIS」という。)を構 築し、国内データセンターを利用したサービス及び保守メンテナンスを行う。 2 成果品 本業務における成果品は以下のとおりとする。 (1)データ関連 ①システム搭載用 GIS データ(システムに格納) ②住宅地図ライセンス(5 年利用・同時接続 10 ライセンス) (2)システム関連 ①庁内用 GIS ソフトウェア ②操作マニュアル ③研修用マニュアル (3)報告書等 ①業務報告書 ②その他必要な資料等 3 履行期間 以下を基本とするが、具体的には契約の際の協議により決定する。 (1)構築業務の履行期間は、契約日の翌日から令和元年 9 30 日までとする。 (2)構築したシステムの稼動開始は令和元年 10 1 日とし、保守運用を行う。 なお、稼働開始後 5 年間、予算の範囲内で保守運用を行う予定である。 4 構築業務要件 (1)基本要件 基本的にカスタマイズを要しないパッケージシステムとし、運用期間中に公開される OS やブラウザの最新バージョンに追加費用なしで速やかに対応できること。また、職 員が公開データ管理用 GIS (以下、「庁内用 GIS」という。)で作成・編集したデータを、 簡易な操作で速やかに公開型 GIS に公開できること。 (2)公開型 GIS のシステム要件 インターネットを通じて市民へ情報配信するための公開型 GIS のシステム要件は以下 の表のとおりとする。

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福島市基幹 GIS 構築及び保守運用業務仕様書

1 業務の概要

GIS を活用した市民サービスの向上と、庁内各課で保有する GIS データの共有及び共用

の推進による業務の高度化及び事務改善を図るため、庁内でのデータ共有を行う GIS(以下

「庁内用 GIS」という。)と市民公開機能とを持つ GIS(以下「公開型 GIS」という。)を構

築し、国内データセンターを利用したサービス及び保守メンテナンスを行う。

2 成果品

本業務における成果品は以下のとおりとする。

(1)データ関連

①システム搭載用 GIS データ(システムに格納)

②住宅地図ライセンス(5 年利用・同時接続 10 ライセンス)

(2)システム関連

①庁内用 GIS ソフトウェア

②操作マニュアル

③研修用マニュアル

(3)報告書等

①業務報告書

②その他必要な資料等

3 履行期間

以下を基本とするが、具体的には契約の際の協議により決定する。

(1)構築業務の履行期間は、契約日の翌日から令和元年 9 月 30 日までとする。

(2)構築したシステムの稼動開始は令和元年 10 月 1 日とし、保守運用を行う。

なお、稼働開始後 5 年間、予算の範囲内で保守運用を行う予定である。

4 構築業務要件

(1)基本要件

基本的にカスタマイズを要しないパッケージシステムとし、運用期間中に公開される

各 OS やブラウザの最新バージョンに追加費用なしで速やかに対応できること。また、職

員が公開データ管理用 GIS(以下、「庁内用 GIS」という。)で作成・編集したデータを、

簡易な操作で速やかに公開型 GIS に公開できること。

(2)公開型 GIS のシステム要件

インターネットを通じて市民へ情報配信するための公開型 GIS のシステム要件は以下

の表のとおりとする。

2

項目 内容

配信方式 ・インターネット ASP方式

ライセンス数 ・利用するクライアント数に制限がないこと(フリーライセンス)

システム機能 ・別紙 1記載の機能を有すること

動作環境 ・一般的なパソコン等が有する基本的な機能のみで動作が可能であること。

・パソコンの OSは、Windows10 に対応し、主要なウェブブラウザで利用が可能である

こと。

・スマートフォン等のモバイル端末では、過去 3年以内に発売された主要な機種に対

応し、また、運用期間中に公開される主要な機種において、追加費用なしで利用可能

となるよう速やかに対応すること。

システム稼働 ・システムの稼働率は 99%以上であること。ただし、メンテナンス等については、故

障時間に含めない。

・24 時間 365 日運用可能であること。ただし、必要と認められる計画停止について

は、本市と事前協議を行なうことで可とする。

・24時間毎にデータをバックアップすること。

セキュリティ ・ファイアウォールによる防御措置など、不正アクセスを防御する仕組みがあるこ

と。

その他 ・本市で整備した背景地図のほかに、市民の利用に考慮し、以下の民間地図が背景図

として利用できること。

Google地図、Google航空写真

・市内及び市外の住所、施設名称(民間施設)等をキーワード入力により検索が可能

なこと。

(3)庁内用 GIS のシステム要件

庁内用 GIS のシステム要件は以下のとおりとする。

項目 内容

配信方式 ・LGWAN-ASP方式

ライセンス数 ・同時接続 10ライセンス

システム機能 ・別紙 2記載の機能を有すること

動作環境 ・クライアントパソコンが利用する LGWAN接続系のネットワークの回線速度は以下の

とおり。

庁内 :1Gbps

本庁-出先間 :100Mbps

・発注者の庁内ネットワークと接続する回線の回線速度は次のとおり。

LGWANの接続回線速度 :100Mbps

3

・一般的なパソコン等が有する基本的な機能のみで動作が可能であるものとし、利用

に際し、端末機にプログラムのインストールが必要な場合は、必要な作業を本業務に

おいて受注者が行うものとする。

・本市で保有する端末は以下のとおり。

CPU :Intel(R)Core(TM)i5-5300U (2.30GHz)

メモリ :4GB

HDD :100GB

OS :Windows 8.1 Pro 台数:約 1,500台

システム稼働 ・システムの稼働率は 99%以上であること。ただし、事前に本市が許可したメンテナ

ンス等については、故障時間に含めない。

・24 時間 365 日運用可能であること。ただし、必要と認められる計画停止について

は、本市と事前協議を行なうことで可とする。

・24時間毎にデータをバックアップすること。

・受注者の過失による障害や運用ミス等によりデータを消失した場合、直近のバック

アップデータでリストアが可能であること。

・リストア作業は、本市が指示してから 24時間以内に完了すること。

・アクセスログ等の各種ログを 90日以上保管すること。

セキュリティ ・データの正当性を担保するため ID とパスワードによるユーザ認証とユーザの操作

権限設定の仕組みを有すること

・公開前の情報など、ログインユーザにより、データの閲覧に制限ができること。同

一レイヤの複数や、属性の 2 重持ちはせずとも、属性情報の 1 項目単位で設定可能

であること。

・ファイアウォールによる防御措置など、不正アクセスを防御するシステムが設置さ

れていること。

・ログ等からシステムにアクセスした職員を特定できること。

・不正アクセスの監視がされていること。

その他 ・庁内用 GISにログイン中の端末において、一定時間システムの操作がない場合、自

動ログオフを設定可能なこと。

・優先ログインできるユーザを設定し、必要なライセンスをユーザに固定(確保)す

る機能を有していること。

・搭載する地図のライセンス制限(ユーザ数又は同時接続数)に応じて、対象の地図

の選択・表示を制限できること。

5 構築業務打合わせ等

(1) 計画準備・打合せ

①計画準備

4

・業務の実施に先立ち、業務計画書を作成すること。

②打合せ協議

・3 回程度(初回、中間、成果品納入時等)を想定している。

(2)システム調整

①システム環境構築

・公開型 GIS を運用するために必要なアプリケーションを調達すること。

②システム設定

システム運用に必要となる各種設定を行う。

・公開型 GIS については、インターネットで利用する際の、ウェブ上の画面デザイ

ンを設定する。また、利用上の注意及び利用条件等の表示設定を行う。

・庁内用 GIS については、システムへのアクセス時に認証するためのユーザ ID と

パスワードを決定し、ユーザ設定をし、当該ユーザ設定に基づく権限設定を行う。

また、データベース設定(検索テーブル・印刷レイアウト等)を行う。

③システム連携調整

・構築した公開型 GIS と庁内用 GIS とのデータ連携のための設定を行うとともに、

運用前の非公開テストサイトによる本市の検証を受けることとする。

(3)データ整備調整

①初期搭載データの調整

・公開型 GIS 用データの初期設定を行う。搭載するデータは別紙 3 を基本とする。

・公開型 GIS 及び庁内用 GIS にて利用可能とするデータ搭載を実施する。

・搭載するデータに対し、レイヤ設定を行う。

・公開型 GIS 及び庁内用 GIS で利用可能な背景図は下表を基本とする。

項目 利用するシステム

備考 公開型 GIS 庁内用 GIS

Google 地図 ○ ― 背景図として利用可能なよう設定

Google 航空地図 ○ ― 背景図として利用可能なよう設定

Google 地形 ○ ― 背景図として利用可能なよう設定

地形図(都市計画基本図) ○ ○ 本市よりデータを提供

航空写真 ○ ○ 本市よりデータを提供

住宅地図 ― ○ 同時接続 10 ライセンスを受注者が調達

②住宅地図データの要件は以下のとおりとする。

・表札名、街区・住居表示番号、住居表示地区外においては地番が整備されているも

のとし、ライセンスの取得も行う。

・本稼働後の 5 年間利用可能なライセンスで調達すること。住宅地図の更新があっ

5

た場合は、追加費用なしで更新版データを受け取れること。

(4)運用支援

①マニュアル調整

・市民向け、一般職員向け、管理者向けそれぞれのマニュアルを作成すること。

②操作研修

・一般職員向けに 2 回、管理者向けに 1 回程度の研修を行うこと。

③報告書作成

・本業務で検討した結果を整理し、報告書としてまとめること。

6 保守運用要件

保守運用要件は以下に記載の内容を標準とする。

サービスレベル設定項目 内容 設定値

可用性 稼動時間 利用者向けサービスの提供時間。但し、メンテ

ナンス時間※除く

24時間 365日

稼動率 サービスの利用が可能な時間のうち、実際に利

用可能な時間の割合

99.5%以上

停止事前通知 メンテナンス等の一時的サービス停止時の事

前通知

原則 2週間前に通知

信頼性 死活監視・障害監

ハードウェアの死活監視・障害監視の間隔 5分

H/W障害通知 障害検知時から発生を通知するまでの時間 2時間以内

(平日:8:30~18:00)

記録(ログ等) 利用状況、例外処理及びセキュリティ事象のロ

グ保存期間

5年

セキュリティパッ

チ管理

パッチの更新間隔(ベンダーリリースからパッ

チ更新開始までの時間)

原則 1 回/月(緊急時

は、協議)

バックアップ バックアップ頻度と世代管理 1日 1回(7世代)

バックアップデー

タの保存期間

バックアップデータの保存期間 12 ヶ月(毎月 1 日・12

ヶ月分保持)

データリカバリ 障害時におけるデータ復旧までの時間と復旧

時点(障害発生から遡り、復旧するデータの時

点)

1営業日以内

前日バックアップデー

タまで復旧

サ ー ビ

サービス窓口 電話受付時間(電話による問合せ受付・回答) 平日:8:30~18:00(土・

日・祝日及び 12/29~

1/3を除く)

1 営業日以内に一次回

メール受付時間(メールによる問合せ受付・回

答)

24時間 365日

1 営業日以内に一次回

ウイルスパターン

ファイルの更新

パターンファイル更新間隔 120分

運 用 支

データ更新 本市より提供する地番図更新データの搭載、住

宅地図の更新

各1回/年

業 務 報

業務報告 稼動経過を報告書にまとめて提出(ログ(アク

セス数等)、サポートセンターへの問い合わせ

1回/年

6

サービスレベル設定項目 内容 設定値

履歴 等)

7 その他

住宅地図複製として、A3 版 500 枚/年を見込む。

7

別紙1:公開型GIS基本機能

分類 機能 内容

トップペ

ージ

テーマ一覧表示 公開テーマの一覧を表示する。

同意画面・お知ら

必要に応じて、地図の表示前に同意画面を表示する。

管理者からのお知らせメッセージを表示する。

地図操作

地図サイズ ブラウザのサイズに合わせて地図サイズを自動的に調整する。

案内図 メイン地図と連動する広域図を表示できる。

案内図上で表示位置の変更も可能とする。

地図操作

操作パネル テーマ、検索等のメニュー群をまとめてパネルに表示する。

移動 8方向移動ボタンにより地図をスクロールする。

拡大・縮小

スライダーバーと+-ボタンにより、地図の拡大・縮小表示する。

また、マウスホイールでの拡大縮小にも対応する。

Google Maps同様の簡便な操作性とする。

スケールバー ものさしの表示をする。

表示縮尺に応じてメモリや長さを自動的に変更する。

2画面連動 地図の並列表示お

よび操作連動

案内地図と航空写真などを並べて比較(2画面)表示する。

両方の地図は連動して、スクロールや拡大・縮小表示する。

地図表示

地図テーマ

複数レイヤを、テーマとして設定し、地図の表示を切替える。

テーマごとに背景地図を自動的に変更することができ、拡大可能

なスケールについても設定可能とする。

凡例表示 地図テーマごとに凡例を表示する。

ラスタ地図透過表

示 ラスタ地図については、透過表示を可能とする。

Google 地図表示 案内地図、航空写真として、Google Mapsの背景表示も可能とす

る。

地名表示 地図上の任意の地点について、住所を表示する。

座標表示 地図上の任意の地点について、座標を表示する。

属性表示

地点検索(串刺し

検索)

クリック位置の地物を検索し、吹き出し形式で地物属性を表示す

複数地物の串刺し検索に対応する。

関連画像表示

属性表示画面にて、地物に紐づく画像ファイルのサムネイルを表

示する

サムネイルをクリックすることで、オリジナルサイズの画像を別

ウィンドウに表示する。

URLリンク 属性内のURLをリンクとして表示し、リンクをクリックすること

で、リンク先のページを別ウィンドウに表示可能とする。

地図検索

検索 地図ページ/トップページの両方で検索を可能とする。

フリーワード検索

市内及び市外の住所、施設名称(民間施設)等をキーワード入力

により検索する。

住所の場合は「一丁目2番地3号」「1-2-3」のような表記のゆれを

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分類 機能 内容

吸収して検索する。

位置検索 ドロップダウンにより、住所や目標物を階層的に絞込み検索す

る。

印刷

印刷 地図画像を「印刷用ページ」としてレイアウトし、ブラウザから

直接印刷する。

アイコン・主題レ

イヤ制御 アイコンや主題レイヤを地図に重ね合せて印刷する。

地物情報印刷 選択した地物の属性情報を適切にレイアウトして地図とともに

印刷する。

印刷レイヤ制限 特定のレイヤを表示している場合は印刷できないように設定可

能とする。

凡例印刷 地図ページで使用している凡例画像を印刷ページにも適切にレ

イアウトして印刷する。

印刷テンプレート 都市計画図や洪水ハザードマップなど、独自の印刷書式を地図テ

ーマごとに定義する。

地図コピ

画像コピー ブラウザの機能でコピーできるようにアイコンや主題レイヤを1

枚の地図画像に加工する。

コピーレイヤ制限 特定のレイヤを表示している場合はコピー操作を禁止する。

メモ作図

文字登録

(複数行対応)

改行を含むテキストを複数行にレイアウトして登録する。

登録した文字は、表示・印刷・コピーできる。

図形登録 地図上にアイコンシンボル、ライン、ポリゴンを記入する。

シンボル種類や色/線幅の選択を可能とする。

図形削除 作図した図形を削除する。

図形編集 位置の移動、テキストやスタイル、関連ファイルを登録後に変更

する。

計測 延長計測 マウスで作図した経路の延長計算を行い表示する。

面積計測 マウスで作図したエリアの面積計算を行い表示する。

ファイル

入出力

データアップロー

ド KMLファイルをメモ図形としてデータインポートする。

データダウンロー

ド メモ図形や計測結果をKMLファイルとして保存する。

GPS情報つき画像

の登録

GPS情報つき画像をアップロードすることで、メモ図形の位置を

自動的に設定する。

URL 地図URL表示 パソコン、携帯電話で共通の地図URLを表示する。また、携帯電話

用のURLを、2次元バーコード(QRコード)で表示する。

メール メール送信 地図URL付メールを送信する。ユーザ環境に応じたメーラーを立

ち上げ、タイトル、本文のテンプレートを自動入力する。

地図画像

組込み

地図画像表示 一般のページの一部に地図画像を組み込む。

基本操作 埋めこみ地図でもズーム、移動、アイコン表示、属性ポップアッ

プ表示を可能とする。

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分類 機能 内容

ルート検

索 ルート検索 Google Maps API を使用した最短経路を検索する。

スマート

フォン・タ

ブレット

端末・携帯

電話機能

地図表示 地図を表示する。

位置検索 位置を検索する。

属性表示 地点検索による地物の詳細な属性を表示する。

地図操作(携帯電

話)

携帯電話では、*、 # キーにより、予め設定した縮尺の中で拡

大・縮小する。1~9の数字キーにより、8方向にスクロールする。

地図操作(スマー

トフォン・タブレ

ット端末)

スマートフォン・タブレット端末では、ピンチ操作により、拡大・

縮小表示し、スワイプ操作により地図をスクロールする。

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別紙2:庁内用GIS基本機能

分類 詳細 内容

システム管理 ユーザ認証 ID・パスワードによりログインユーザを認証し、システム利用者を

識別する。

既存のユーザ管理システムとの連携によりシングルログインする。

アクセス制限 ログインユーザにより、利用可能な機能を制限する。

アクセス制限 ログインユーザにより、利用可能なデータを制限する。

ログ管理 ログイン~ログアウトまでの操作履歴をログとしてサーバに記録

する。

利用履歴(アクセスログ)を一定期間保存し、管理者が閲覧する。

セッション管

システムの同時利用者を管理し、最大利用者数を制限する。

優先ログイン 優先ログインできるユーザを設定し、必要なライセンスをユーザに

固定(確保)する。

タイムアウト タイムアウト時間をユーザ単位で設定する。

地図表示 ズーム 表示地図の縮尺を一定割合で拡大・縮小する。

表示地図領域内で矩形領域を指定し拡大する。

指定の縮尺で地図を画面表示する。

システムの地図全域を画面表示する。

移動 任意の箇所1点を指定し画面中心として表示する。

マウス操作により、地図をつかんだようにして移動する。

表示地図を任意の方向に一定割合で移動する。

指定の座標を中心に地図を画面表示する。

レイヤ管理 レイヤ表示 任意のデータ(レイヤ)を、操作パネルから個々選択し、表示/非

表示を切り替える。

レイヤごとに、線種、線色、塗りつぶし色等を任意に設定する。

複数のレイヤについて同時に表示ON/OFFさせるための定義(レイヤ

セット)を設定し、名前付けて保存する。

事前に登録されているレイヤセットを呼び出す事で、瞬時に多数の

レイヤのON/OFFを切り替える。

複数画面表示 メイン地図が全域のどの領域を表示しているのかを表示する。ま

た、索引図上をクリックすると、メイン地図がその地点に瞬時に切

り替わる。

索引図のレイヤON/OFFを制御する。

メイン地図の動きと同期して案内図の表示も拡大・縮小・移動する。

複数画面を選択することで、メイン地図画面と連動するサブ地図画

面を表示する。双方の表示画面ともレイヤは自由に設定可能とす

る。

情報表示 属性表示 マウス操作により地物をクリックし、対象地物の詳細属性情報を表

示する。選択された地物が複数の場合は、全ての情報を表示する(串

刺し検索)。

リンク 属性情報に画像等のファイルを関連付ける。

属性内のURLよりURL先にジャンプする

検索 住所検索 町丁目や住居表示番号を選択・入力し、対象住所の位置を地図表示

する。

目標物検索 目標物名を選択または入力して、対象目標物の位置を地図表示す

る。

キーワード検

住所や目標物のキーワードを入力して対象の住所や目標物の位置

を地図表示する。

計測 距離計測 地図上でマウスクリックにより指定した多点間の距離を計算する。

面積計測 地図上でマウスクリックにより指定した多点間の距離を計算する。

座標計測 地図上でマウスクリックにより指定した地点の座標を計測する。

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分類 詳細 内容

情報登録・編

図形登録 地図上に図形を登録する。

地図上にテキストを追加する。

地図上にアイコン、シンボルを追加する。

図形編集 作図済みの図形を編集する。

属性登録 作図した図形に対して関連する属性を入力し、付与する。

属性編集 指定した図形に関連付く任意の属性値を編集する。

情報登録・編

ファイル登録・

削除

図形情報と画像ファイル(JPEG、TIFF等)や文書ファイル(Word、

Excel等)を関連付けて管理する。

主題図 個別値色分け 操作パネルの主題図タブで設定を行い、地物(属性を持つ図形)の

属性情報を使って、色塗り主題図を作成する。

ランク値色分

地物が保有する属性値に対して、ランクを与えてランク毎に色塗り

をする。

ラベル表示 地物が保有する属性値を地図上に文字列として表示する。

グラフ表示 地物が保有する属性値に対して、グラフ表示する。

出力 印刷 印刷プレビュー画面から、出力先のプリンタの指定や印刷用紙の大

きさ、向き等を設定できる。

印刷状態をあらかじめ画面上で確認する。

事前に作成した印刷書式を呼び出し、印刷書式として利用する。

設定ダイアログから、出力時の縮尺や枠線の種類、表示するタイト

ル、スケールバー、方位シンボル等の種類やレイアウトを設定する。

画像ファイル

出力

メイン地図画面上に表示されている地図をBMP(ビットマップ)、

EWF(拡張メタファイル)、を選択してファイルに出力する。

空間データ出

地図画面に表示した空間データをGIS(Shape、KML等)、CAD(DXF、

SXF等)のデータとして出力する。

入力 GISデータ Shape形式のGISデータをインポートする。

KML形式のGISデータをインポートする。

GML形式のGISデータをインポートする。

CADデータ DXF形式のデータをインポートする。

SXF形式のデータをインポートする。

アドレスマッ

チング

住所含む属性情報が入力されているCSVまたはテキスト形式のファ

イルをインポートし、地図上に展開する。

EXIFインポー

座標付き写真画像をインポート、地図上に展開する。

システム管理 ユーザ管理 ユーザ情報、グループ情報を追加・編集・削除する。

レイヤ管理 レイヤの利用権限、属性権限、情報公開レベル等を設定する。

ログ集計・解析 システムへのログインユーザの状況の確認及び、システム操作を記

録(クライアントIPアドレス、PC名、操作内容とその日時等)する。

公開処理 管理権限 ユーザ認証により、公開型GISへの公開処理が可能なユーザを制限

する機能

公開設定 公開型GISの地図テーマ(地図レイヤの組合せ)ごとの公開/非公開

を設定する機能

地図テーマ定

義出力

作成・編集したレイヤは、地図データの変換等を行うことなく、そ

のまま公開レイヤとして公開型GISに反映する機能

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別紙3:初期搭載レイヤ一覧

新規公開型データ

項目 システム搭載方法 原典データ

公共施設 新規データ整備・搭載 市保有リスト

都市計画用途 データ変換・搭載 市保有GISデータ

ハザードマップ

浸水想定区域 データ変換・搭載 市保有GISデータ

土砂災害警戒区域 データ変換・搭載 市保有GISデータ

避難所 データ変換・搭載 市保有GISデータ

地番図 データ変換・搭載 市保有GISデータ

都市計画基本図 データ変換・搭載 市保有GISデータ

航空写真 データ変換・搭載 市保有GISデータ

住宅地図 データ変換・搭載 受託者にて調達

その他データ

項目 システム搭載方法 原典データ

各施設情

保育所 新規データ整備・搭載 市保有リスト(csv 住所緯度経度有り)

認定こども園 新規データ整備・搭載 市保有リスト(csv 住所緯度経度有り)

地域型保育所・地域保育

新規データ整備・搭載 市保有リスト(csv 住所緯度経度有り)

幼稚園 新規データ整備・搭載 市保有リスト(csv 住所緯度経度有り)

市立小・中学校 新規データ整備・搭載 市保有リスト(csv 住所緯度経度有り)

市立養護学校 新規データ整備・搭載 市保有リスト(csv 住所緯度経度有り)

スポーツ施設 新規データ整備・搭載 市保有リスト(csv 住所緯度経度有り)

主要な公園と遊び場 新規データ整備・搭載 市保有リスト(csv 住所緯度経度有り)

公園 新規データ整備・搭載 市保有リスト(csv 住所緯度経度有り)

指定緊急避難場所・指定避難所 新規データ整備・搭載 市保有リスト(csv 住所緯度経度有り)

拠点的な福祉避難所 新規データ整備・搭載 市保有リスト(csv 住所緯度経度有り)

社会福祉施設等による福祉避難所 新規データ整備・搭載 市保有リスト(csv 住所緯度経度有り)

オストメイト対応トイレ設置施設 新規データ整備・搭載 市保有リスト(csv 住所緯度経度有り)

AED設置施設 新規データ整備・搭載 市保有リスト(csv 住所緯度経度有り)